JPH03115126A - タングステン化合物およびその製造方法 - Google Patents

タングステン化合物およびその製造方法

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JPH03115126A
JPH03115126A JP1255583A JP25558389A JPH03115126A JP H03115126 A JPH03115126 A JP H03115126A JP 1255583 A JP1255583 A JP 1255583A JP 25558389 A JP25558389 A JP 25558389A JP H03115126 A JPH03115126 A JP H03115126A
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JP
Japan
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tungsten
compd
anderson
tungsten compound
europium
Prior art date
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Pending
Application number
JP1255583A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Yamase
利博 山瀬
Makoto Kikukawa
菊川 真
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規な構造をもつタングステン化合物および
その製造方法に関する物である。詳しく述べると、アン
ダーソン型の化学構造をもつ新規なタングステン化合物
およびその製造方法に関するものである。
(従来の技術および発明が解決すべき課題)従来、タン
グステン化合物は数多く知られているが(特開昭62−
230.619号および特開昭62−230.620号
)、アンダーソン型の化学構造を有するタングステン化
合物およびその製造方法は知られていない。
したがって、本発明の目的はアンダーソン型の化学構造
をもつ新規なタングステン化合物およびその製造方法を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 」1記目的は、弐に6  [W7024] ・8H20
で表わされるアンダーソン型の構造をもつタングステン
化合物により達成される。
上記目的は、酸化タングステンと水酸化カリウムとを酸
化アンチモンおよびユーロピウムの鉱酸塩の存在下に反
応させることを特徴とするに6[W70□4] ・8H
20で表われるアンダーソン型の構造をもつタングステ
ン化合物の製造方法によっても達成される。
(作用) 本発明による新規なタングステン化合物は、弐に6 [
R7024コ ・8H20で表わされる。
また、該タングステン化合物は、酸化タングステンと水
酸化カリウムとを酸化アンチモンおよびユーロピウムの
鉱酸塩の存在下に反応させることにより得られる。
酸化タングステンとしては通常三酸化タングステンWO
3が用いられ、また酸化アンチモンとしては、三酸化ア
ンチモン5b2o3が使用されるユーロピウムの鉱酸塩
としては例えば、硝酸ユーロピウムEu (NO3)3
  ・6H20が用いられる、これらの反応は、水溶液
中で行なわれ、また、酸化ア′ンチモンおよびユーロピ
ウムの鉱酸塩は、鉱酸、例えば濃塩酸に溶解した状態で
使用される。
反応は通常加温下、例えば40〜100℃、好ましくは
60〜70℃に加温して行なわれる。反応後冷却するこ
とによりu約物以外の結晶を析出させたのち濾別して分
離し、さらに冷却下に保持することにより目的物が六角
形の結晶として得られる。得られるに6[R70□4コ
 ・8H20はアンダーソン構造を有する化合物であり
、抗腫瘍剤ならびに抗ウィルス剤としてh゛用である。
(実施例) つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する
実施例 酸化タングステンWO34gを、2.5gの水酸化カリ
ウムを含有する30m1の水溶液中に入れ、撹拌しなか
ら  ℃に加熱して溶解させた。つぎに、三酸化アンチ
モン5b203 0.8gおよび硝酸ユーロピウムEu
 (No:3 ) 3  ・6H200,3gを3ml
の濃塩酸に溶解させたものを前記加熱溶液中に徐々に加
え、炭酸水素カリウムKHCO3を用いてpH7,4に
調整した。これを約2時間室温にまで冷却し、沈澱物を
濾過して除去し、濾液を室温に放置した。30後に六角
形をした結晶が他の結晶(K15 [R3Eu35bW
2aOs7(R20):] ]  ・25.5H20)
とともに得られた。ここで析出する結晶は、目的の結晶
とEuおよびsbを念む結晶との混合物であった。
得られた結晶混合物より六角形をピンセットで一つ一つ
選別して採集した結果、0.2gのに6[R7024]
 ・8H20を得た。 結晶の強度データは、AFC−
54軸自動回折装置(理学電気株式会社製)を用いて測
定された。X線源には、モリブデンのにα線をグラファ
イトで単色化したものを用い、その波長は0.7106
9Aであった。構造解析に用いた主なプログラムMUL
TAN78、HBLS、5HELEX  76等であり
、M−660にシステムを用いてコンピューター解析を
行なった。構造解析に用いられた結晶の大きさは、0.
25XO,25XO,2mn+”で、計算に使用した反
射回数は6.587個、R値は0゜109であった。
第1表にに6  [R7024]  ・8H20の結晶
学的データを示す。
第1表 空間群      R3m1 a/八       13.630(2)c / A 
        12.885(1)v 7 A   
      2073(7)2 u  (Mo Ka)7cm−’    L93.16
第1表から明らかなように、空間群P3mlとして解い
た結果、a=13.630 (2)A、c=12.88
5 (1)A、Z=2となり、単位格子当り構造ヒ、若
干具なる2種類の[R7024]6−が存在することが
判明した。これらの原子の位置および温度因子のパラメ
ーターを第2表に示す。
また、第1図(A)および(B)に、アニオンの丹格構
造を、また第2図に、この結晶のC軸方向からの結品描
造投影図を示す。
これらの結果から明らかなように、1分子当りKおよび
結晶水の数は、それぞれ7および8であった。W原子そ
れぞれは、6個のO原子と結晶してwoa 8面体を形
成しており、そのWOa8面体が7個エツジを共有して
アニオン1分子を形成している。独立な2個の[W70
24] 6−を、それぞれA分子および8分子とする。
A原子は原点を中心として存在しており、8分子は(1
/3.2/3.0.5450)を中心として存在してい
る。
これららのアニオンは、近似的に[IMO6024]5
−1[C0M06024] 9−および[CrMo60
24]9−と同様に平面構造をしている。
アニオンの中心に位置するW原子をO原子との結合距離
は、3個ずつ2種類に分けることができ、へ分子では1
.945 (3)八と2.216 (5)人、8分子で
は1.997 (2)Aと2. 027(5)Aとなっ
ている。その他のW原子とO原子との結合距離は、ター
ミナル、ブリッジ、3配位のO原子との各々2個ずつ3
種類に分けることができる。それぞの平均距離は、A分
子で1.746A(ターミナル) 、1.949A (
ブリッジ)、2.230人(3配位)、8分子では1.
 732人(ターミナル)、1.966人(ブリッジ)
、2.268A (3配位)となっている。いずれのW
O68面体も歪んだ構造をしており、A分子および8分
子は骨格の若干光なる独立な分子であることがわかる。
結晶中に[W7024] 6−1分子当り7個のに゛と
8個の結晶水が見出された。ポリアニオン[W7024
]6−を補償するカチオンについて構造解析の一ヒから
は、1分子当り7個のに+が見いだされたが、これは+
1の電荷、すなわちに+が一部デイスオーダーとなって
いることによるものと思われる。
結晶水は、[W7W24]6−1分子当り8個、単位格
子中に16個見出された。
第3図、K6  [W7024] φ8H20のIRス
ペクトルを示す。IRスペクトルは・(JASCOIR
A−2)は、KB4法により測定された。
第3図から明らかなように、650〜700cm’と9
00〜940cm’付近に、金属−酸素原子の伸縮振動
によると思われる特徴のあるIR吸収が得られた。
第4図に、Ks  [W7024] 争8H20のラマ
ンスペクトルの結果を示す。ラマンスペクトルは、アン
ボンイオンレーザ−(発振波長5145A)を使用して
測定された。第4図から明らかなように、900〜95
0cm−1付近に特徴のある吸収がみられた。これはリ
ントクイスト(Lindqulcst)構造をもつ(C
5HIONH2)  [W7024]のスペクトルと異
なっていることから、Ka  [W7024]−8H2
0がリントクイスト構造とは異なったアンダーソン(A
ndcrson)Jm造を有する分子であることが判明
した。
(発明の効果) 本発明による新規なタングステン化合物は、式に6  
[W70□4コ ・8H20で表わされ、かつ抗腫瘍剤
ならびに抗ウィルス剤として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)は本発明によるタングステン
化合物のアニオンの骨格構造図、第2図は結晶のC軸方
向からの結晶構造投影図、第3図はIRスペクトル図で
あり、また第4図はラマンスペクトル図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 K_6[W_7O_2_4]・8H_2O で表わされるアンダーソン型の構造をもつタングステン
    化合物。
  2. (2)酸化タングステンと水酸化カリウムとを酸化アン
    モニウムおよびユーロピウムの鉱酸塩の存在下に反応さ
    せることを特徴とする式K_6[W_7O_2_4]・
    8H_2Oで表わされるタングステン化合物の製造方法
JP1255583A 1989-09-29 1989-09-29 タングステン化合物およびその製造方法 Pending JPH03115126A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994012192A1 (en) * 1992-12-01 1994-06-09 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Antiviral agents

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994012192A1 (en) * 1992-12-01 1994-06-09 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Antiviral agents

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