JPH03115082A - エレベータ安全装置接点の点検装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、エレベータの扉の開閉状態を検知する安全
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第８図に従来例を示す。図において、（１）は各階の罪
対応に設けられて、その罪が閉じている時に人となるス
イッチ群（１ａ）〜（１ｎ）を直列に接続したＡＮＤ回
路構成の安全回路である。（２）は安全回路（１）が導
通状態にある時すなわちスイッチ群（１ａ）〜（１ｎ）
が閉じている時にのみエレベータの駆動条件を演算処理
してエレベータ駆動回路（図示せず）に駆動信号を送信
するモニター回路である。

次に動作の説明を行う。

いま乗客の乗降が終シ罪が閉じると、その罪対応のスイ
ッチ群（１ａ）〜（１ｎ）のスイッチが閉じて安全回路
（１）が導通状態となシ、これを見張っていたモニター
回路（２）は上か下かの行き先や、何階に止まるのか、
何階で呼ばれているのか等の情報を整理しその整理した
情報をエレベータ駆動回路（図示せず）へその駆動信号
として送信する。結果。

エレベータは所定の動作に入る。もし運転中に安全回路
（１）のスイッチのどれか１つでも接点圧不足や異物か
み或いは、経年変化による接点の接触不良などによシ導
通不具合が生じると、モニター回路（２）はこれを感知
し停止信号を送信しエレベータはただちに停止する。も
ちろん、この時の停止位置が扉開可能位置でない場合に
は１乗客はエレベータかどの中に缶詰状態となってしま
う。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上の如〈従来のエレベータの安全装置はできているの
で、その不具合を未然に防止するために各階にあるスイ
ッチの点検を定期的に実施すると共に成る頻度で不具合
でないものも含めたスイッチの全数交換を実施していた
。しかし、これでは充分な安全を確保することができず
、交換の頻度と点検の頻度とを増すことＫよシあたかも
信頼性を向上させたかのような対策を取っていた。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、安全回路の絶縁劣化を定量的に測定すると共
にどのスイッチの機能劣化によるものかを検出できるよ
うＫした装置を提供することを目的としたものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るエレベータの安全装置接点の点検装置は
、運転モード切換スイッチが通常運転モードになってい
る時には、安全回路にモニター回路が連結される。点検
運転モードに切換スイッチを切換えた時には、安全回路
に、この安全回路の電流を減少させる抵抗回路とこの一
部抵抗の電圧を測定する電圧測定回路とからなる点検回
路と。

モニター回路とが接続されるものである。

〔作用〕

この発明においては１点検運転モード時における安全回
路の電流を通常運転時のそれよシ小さな電流として供給
しスイッチ接点の機能劣化に起因する安全回路の抵抗値
変化にもとづく電圧の変化を検出する。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図において、（１）と（２）は従来例と同じであシ
。

（１）は安全回路、　　（１ａ）〜（１ｎ）は安全回路
（１）の構成部品であシ互いにシリーズに接続されたス
イッチ群。

（２）はモニター回路であシ、安全回路（１）が導通状
態の時にエレベータ駆動回路（図示せず）Ｋその駆動信
号を送信する。（３）は安全回路（１１に可動接点が接
続された切換スイッチで１通常運転モード接点（ｂ）と
点検運転モード接点（ａ）とを有する。（４）は点検回
路で、直列に継いだ抵抗［５）　、　＋６）と抵抗（６
）の電圧を測定する電圧計（７）とからできている。（
８）はモニター回路（２）が正常に動作するまで減小し
た電流を増幅する電流増幅器、（９）は切換スイッチ（
３）と連動すると共に電流増幅器（３）に結ばれた１つ
の可動接点とａ、ｂなる固定接点とを有した第２の切換
スイッチである。この固定接点（９−ａ）はモニター回
路（２）に継がれ、また（９−１））はここで行き止ま
シの接点である。

点検運転モード時には、エレベータ駆動回路を作動させ
るモニター回路（２）の流れは、　＋１１−　（３−ａ
）−ｆ８）　−（９−ａ）　−（２）となシ通常運転モ
ード時と同じ働きでエレベータの運転を可能にしている
。

切換スイッチ（３）　、　（９１のそれぞれ（ａ）接点
側は点検運転モード時の接点であシ、接点（ｂ）側は通
常運転モード時の接点である。また更に、切換スイッチ
（３）の（ａ）接点は９点検回路（４）の抵抗（５）　
、　＋６１の中間点＠）に結線されている。また、（ｂ
）接点はモニター回路（２）に接続されている。そして
、安全回路（１）の切換スイッチ（３）と反対側端と点
検回路（４）の抵抗（５）側の一端とは電源の（＋）側
に、さらに、モニター回路（２）の切換スイッチ（３）
と反対側端と点検回路（４）の抵抗（６）側一端とは電
源回路の（→側にそれぞれ接続されている。なお、第１
図は点検モード時の回路図を示している。

次に動作の説明をする。

い壇通常運転モードにすると、電源間に安全回路（１）
とモニター回路（２ンが切換スイッチ（３）の（切接点
を介して直列に接続された状態となシ１点検回路（４）
と電流増幅器（８）は切シ離されて、従来例と同一の回
路となシ、従来例に示した動作をする。次に点検運転モ
ードに切換えると、第１図のようにな力全部品が機能す
る。この時の動作を第２，３図を併用して説明する。第
３図は第１図を等価回路図として書き替えたものであシ
、第２図はこの時の安全回路（１）の抵抗変化によシ読
み値が変動する電圧計（７）の読み値をグラフにしたも
のである。また、電流増幅器（８）には抵抗（５）　、
　（６）に較べ非常に大きな内部抵抗をかませであるの
で、抵抗（６）と電流増幅器（８）とモニター回路（２
）の合成抵抗はほぼ抵抗（６）の値となシ、電圧計（７
）の読み値から見れば第３図は第４図のように書き換え
られる。ここで、抵抗（５１、＋６）の値は固定である
ので、安全回路＋１１の抵抗変化すなわちスイッチ群の
接点の抵抗変化が電圧計（７）の電圧変化として測定さ
れることになる。

すなわち、安全回路（１）が正常に動作しかつ機能劣化
がない時は、その抵抗は約０となシ、抵抗（５）との合
成抵抗も約０となシシ圧計（力の値はほぼ電源電圧に近
い値となシ、エレベータが正常運転する第２図（ロ）に
相当する。

安全回路（１）の抵抗が■になった場合、すなわち罪が
開りている時やスイッチ群（１ａ）〜（１ｎ）のどれか
がその接点間に絶縁物を噛んだシ、接点が摩滅して無く
なシ、その抵抗が閃に近い状態となった場合には、安全
回路（１）と抵抗（５）との合成抵抗はほぼ抵抗（５）
の値となシミ圧計（７）の読み値は、最小電圧値とな多
筒２図（イ）に相当するエレベータが動かない状態とな
る。統計的、経験的にスイッチ群（１ａ）〜（１ｎ）の
劣化度合の管理下限値の電圧換算値を示したものが第２
図の（Ｂ）ラインであシ９本発明のボイ／トとするとこ
ろである。またこの時には。

点検回路（４）の働きによ）通常運転時よシも小さな電
流が流れているので、スイッチ（１ａ）〜（１ｎ）の接
点の不安定さをよシ敏感に感知するよりに電圧計（７）
が作動するようになっている。すなわち、スイッチの保
守及び交換がなされるのがこの０→のゾーンであシ、劣
化が進んでいるスイッチを推定するためにエレベータを
動作させながらスイッチ群（１ａ）〜（１ｎ）を順次動
作させる。この操作によシ劣化の進んだスイッチを動作
させるとそのスイッチの接触抵抗はその動作を〈シかえ
ずたびに変動し安定しないのが通例であシ、第２図（ハ
）の斜線部分がその対応スイッチが動作した時の電圧計
（７）の変動であシ、このスイッチの劣化が進んでいる
ものと推定しこのスイッチを交換する。このようにして
９点検保守時に劣化の進んだスイッチを推定し。

重点的に管理することができる。

第５図は他の実施例であシ、電源に直列に継いだ安全回
路（１）とモニター回路（２）の中間点（Ｙ）と切換ス
イッチ（３）の可動接点とを結び９点検運転モード側で
ある接点（ａ）には電圧計１７）を、平常運転モード側
である接点（１））には抵抗α１を接続し、それぞれの
他端を電源と接続したものである。点検運転モード時に
安全回路＋１１に流れる電流を通常運転時のそれよシ減
少させるとともに両モード時にモニター回路（２）が安
定動作するようにモニター回路（２）に流れる電流が一
定になるように抵抗α〔を働かせたものであシ、第１図
実施例と同様の効果が得られる。

さらに他の実施例として、切換スイッチ（３）　（９１
がタイマーと連動するタイマー式になっていて所定の事
前入力によシ、エレベータが使用されない時間帯で自動
的に点検運転モードに切換わる方式を取シ入れることが
できる。

また、さらに他の実施例として、電圧計（７）に測定結
果を記憶しておく機能と、その記憶内容の問い合わせに
応答する機能を付加してもよい。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、スイッチの機能劣化を定
量的に測定することができるので、スイッチの点検整備
、交換などの管理基準精度をあげることができる。よっ
て従来のように、定期的に全数点検・全数交換などの必
要はなく、信頼性の向上のみならず作業員の省力と経費
の節約につながる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の回路図、第２図は実施例の電
圧計の出力図、第３図は第１図の等価回路図、第４図は
第３図の等価回路図、第５図は他の実施例の回路図、第
６図は従来例の回路図を示す。 図において、（１）は安全回路、（１ａ）〜（１ｎ）は
スイッチ群、（２）はモニター回路、　（３）　、　（
９）は切換スイッチ、（４）は点検回路、　（５）　、
　（ａ）　、　（ｔｌは抵抗、（７）は電圧計を示す。 なお。 図中。 同一符号は同−又は相当部分を示 す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 通常運転モードと点検運転モードとを切換える切換スイ
   ッチ、エレベータの各開閉扉に対応して設けられその扉
   の開閉と連動して切、入動作をする複数個のスイッチを
   直列に接続した安全回路、この安全回路が正常動作域に
   ある時にのみエレベータ駆動装置に駆動信号を送信する
   モニター回路。 上記安全回路に流れる電流を減少させる抵抗回路とこの
   抵抗回路の一部電圧を測定する電圧回路とからなる点検
   回路を備え、上記切換スイッチを通常運転モード側に切
   換えた時上記安全回路に上記モニター回路が接続され、
   上記切換スイッチを点検運転モード側に切換えた時、上
   記安全回路に上記点検回路と上記モニター回路とが接続
   されることを特徴としたエレベータ安全装置接点の点検
   装置。