JPH0311496Y2 - - Google Patents

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JPH0311496Y2
JPH0311496Y2 JP1985017621U JP1762185U JPH0311496Y2 JP H0311496 Y2 JPH0311496 Y2 JP H0311496Y2 JP 1985017621 U JP1985017621 U JP 1985017621U JP 1762185 U JP1762185 U JP 1762185U JP H0311496 Y2 JPH0311496 Y2 JP H0311496Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、配管を、壁面などの固定部に断熱支
持させる配管用断熱支持具の改良に関する。
従来の技術 配管用断熱支持具として、従来、第5図及び第
6図を伴なつて次に述べる構成を有するものが提
案されている。
すなわち、合体されることによつて、鎖線図示
の配管1の外径とほぼ等しい内径を有する円筒体
2を形成する。例えば発泡合成樹脂などの断熱材
で作られた一対の半円筒体3A及び3Bを有す
る。
また、一対の半円筒体3A及び3Bを、円筒体
2が形成されるように合体させた状態に保持す
る、外部取付手段5を設けている配管支持具本体
4を有する。
この場合、配管支持具本体4は、一対の半円筒
体3A及び3Bが合体されることによつて形成さ
れる円筒体2の外径よりも僅かに短い内周長を有
し且つ円筒体2の軸方向の長さよりも狭い幅を有
しているとともに、円筒体2の外径とほぼ等しい
かそれよりも僅かに大なる内径を有する開円環部
6と、その開円環部6の両端からそれらと一体に
互に同じ方向に外方にそれぞれ開円環部6と同じ
幅で折曲つて延長し、且つ互に対応している位置
に一対のボルト挿通孔8A及び8Bを設けてい
る、外部取付手段5としての一対の折曲延長部7
A及び7Bとを有していて、例えば軟鋼材で作ら
れている。
以上が、従来提案されている配管用断熱支持具
の構成である。
このような構成と有する従来の配管用断熱支持
具によれば、配管支持具本体4の開円環部6内
に、一対の半円筒体3A及び3Bを、それらによ
つて円筒体2がほぼ形成されている状態に、配置
させることができる。
また、一対の半円筒体3A及び3Bを、このよ
うに開円環部6内に配置させた状態から、折曲延
長部7A及び7B間に、ボルト挿通孔9を有す
る、固定部に取付けれるまたは固定部に取付けら
れている取付片10を配し、そして折曲延長部7
A及び7Bのボルト挿通孔8A及び8B、及び取
付片10のボルト挿通孔9に、ボルト11を挿通
し、そのボルト11にナツト12を螺着し、それ
らボルト11及びナツト12を用いて、折曲延長
部7A及び7Bによつて取付片10を締付けれ
ば、開円環部6によつて、半円筒体3A及び3B
が、円筒体2を形成して締付けられている状態に
なるとともに、配管支持具本体4が、取付片10
に取付けらている状態になる。
このため、上述したボルト11及びナツト12
を用いた締付けを行う前に、予め、配管支持具本
体4を用いて、半円筒体3A及び3Bが、それら
によつてほぼ円筒体2を形成しているように、配
管1上に配されていれば、上述したボルト11及
びナツト12による締付けを行うことによつて、
配管1を固定部に、断熱支持させることができ
る。
また、従来、第7図及び第8図を伴なつて次に
述べる構成を有する配管用断熱支持具も提案され
ている。
すなわち、第5図及び第6図で上述した従来の
配管用断熱支持具の場合と同様の、合体されるこ
とによつて、配管1の外径とほぼ等しい円径を有
する円筒体2を形成する一対の半円筒体3A及び
3Bを有する。
また、一対の半円筒体3A及び3Bを、円筒体
2が形成されるように合体させた状態に保持し、
また、一対の半円筒体3A及び3Bを、円筒体2
が形成されるように合体させた状態から、合体さ
せていない状態にさせる。外部取付手段5を設け
ている配管支持具本体4とを有する。
この場合、配管支持具本体4は、一対の配管支
持用半体20A及び20Bとからなり、その一方
の配管支持用半体20Aは、半円筒体3Aの外周
長よりも僅かに短い内周長を有し且つ半円筒体3
Aの長さよりも狭い幅を有するとともに、半円筒
体3Aの外周面とほぼ等しい曲率を以つて弯曲し
ている半円環部22Aと、その一端からそれと一
体にその幅と同じ幅で外方に折曲つて延長し、且
つボルト挿通孔24Aを設けている外部取付手段
5の一部としての折曲延長部23Aと、半円環部
22Aの他端両側部からそれと一体に外方に半円
環部22Aよりも狭い幅で円環状に折返し延長し
ている一対の円環部25A及び25A′とを有し、
例えば軟鋼で作られている。また、他方の配管支
持用半体20Bは、半円筒体3Bの外周長よりも
僅かに短い内周長を有し且つ配管支持具半体20
Aの半円環部22Aと同じ幅を有するとともに、
半円筒体3Aとほぼ等しい曲率を以つて弯曲して
いる半円環部22Bと、その一端からそれと一体
にその幅と同じ幅で外方に折曲つて延長し、且つ
ボルト挿通孔24Bを配管支持具半体20Aのボ
ルト挿通孔24Aと対応した位置に設けているる
外部取付手段5の他部としての折曲延長部23B
と、半円環部22Bの他端両側部からそれと一体
に外方に半円環部22Bよりも狭い幅で円環状に
折返し延長している円環部25Bとを有し、配管
支持具半体20Aと同じ材料で作られている。
しかして、配管支持具半体20Aの円環部25
A及び25A′、配管支持具半体20Bの円環部
25B内に軸26が挿通され、そして、その軸2
6が例えば円環部25A及び25A′固着され、
よつて配管支持具半体20A及び20Bが、配管
支持具半体20Aの折曲延長部23A及び配管支
持具半体20Bの折曲延長部23Bが近接対向し
た状態をとり、またこの状態から第7図で鎖線図
示しているように離間している状態をとるよう
に、相対的に、軸26のまわりに回動自在に連結
させている。
また、半円筒体3A及び3Bの外周面が、配管
支持具半体20Aの半円環部22A及び配管支持
具半体20Bの半円環部22Bの内面に、配管支
持具半体20A及び20Bを、配管支持具半体2
0Aの折曲延長部23Aと配管支持具半体20B
の折曲延長部23Bとが近接対向するように回動
させたときに、半円筒体3A及び3Bが合体して
円筒体2が形成されるように、それぞれ接着剤2
7A及び27Bを用いて接着されている。
以上が、従来提案されている配管用断熱支持具
の他の構成である。
このような構成を有する従来の配管用断熱支持
具によれば、配管支持具本体4の配管支持具半体
20A及び20Bを回動させることによつて、半
円筒体3A及び3Bをほぼ合体させ、円筒体2を
形成させている状態にさせることができるととも
に、配管支持具半体20Aの折曲延長部23Aと
配管支持具半体20Bの折曲延長部23Bとを、
それら間に第5図及び第6図で上述したと同様に
取付片10を配した状態で、近接対向させた状態
にさせることができる。
また、その状態で、折曲延長部23Aのボルト
挿通孔24Aと折曲延長部23Bのボルト挿通孔
24Bとに、ボルト11を挿通させることができ
る。従つてこのような状態から、ボルト11にナ
ツト12を螺着し、そして、それらボルト11及
びナツト12を用いて折曲延長部23A及び23
Bによつて取付片10を締付ければ、半円筒体3
A及び3Bが、円筒体2を形成して締付けられて
いる状態になるとともに、配管支持具本体4が、
取付片10に取付けられている状態になる。
このため、上述したボルト11及びナツト12
を用いた締付けを行う前に、予め、配管支持具本
体4が、半円筒体3A及び3Bを介して、配管1
上に配されていれば、上述したボルト11及びナ
ツト12による締付けを行うことによつて、配管
1を、固定部に、断熱支持させることができる。
考案が解決しようとする問題点 第5図及び第6図で上述した従来の配管用断熱
支持具の場合、一対の半円筒体3A及び3Bを保
持する配管支持具本体4が開円環部6を有する構
成と有し、そして、その開円環部6が字句通り開
円環状であるので、配管1の周りに、半円筒体3
A及び3Bを、それらによつて円筒体2が形成さ
れるよに仮止めして配し、次に、配管支持具本体
4を、配管1の遊端側から、開円環部6内に配管
1を挿通させた状態にして、配管1上に仮止めさ
れた半円筒体3A及び3Bの周りに配し、そし
て、上述したボルト11及びナツト12を用いた
締付けする、という作業を行なわない限り、配管
1を、固定部に、断熱支持させることができな
い。このため、配管1が長い場合、その配管を断
熱支持させるのに困難を伴う、という欠点を有し
ていた。
また、配管1上に、それを断熱支持しようとす
る所定の位置以外の位置において、障害物などが
ある場合は、配管1を、断熱支持しようとする所
定の位置で、断熱支持させることができない、な
どの欠点を有していた。
また、第7図及び第8図で上述した従来の配管
用断熱支持具の場合、配管支持具本体4が回動自
在に連結された配管支持具半体20A及び20B
からなり、そして、それら配管支持具半体20A
及び20Bにそれぞれ半円筒体3A及び3Bが取
付けられている構成を有するので、配管支持具本
体4を、配管1の周りに、半円筒体3A及び3B
を介して配した状態にすることが、第5図及び第
6図の場合に比し容易である。
従つて、配管1を、固定部に、第5図及び第6
図の場合に比し容易に、断熱支持させることがで
きる。
しかしながら、配管支持具半体20A及び20
Bが円環部25A,25A′及び25B及び軸2
6からるなる連結部によつて、相対的に回動自在
に連結され、そして、この連結部が外方に突出し
ているので、その連結部が、配管1を支持すると
きに邪魔になり、配管1を断熱支持する位置が制
限される、という欠点を有していた。
また、配管支持具半体20A及び20Bが相対
的に自由に回動するので、それら配管支持具半体
20A及び20Bの折曲延長部23A及び23B
を対向させて、それらのボルト挿通孔24A及び
24B内にボルト11を挿通させ、そして、その
ボルト11にナツト12を螺着させるのに熟練を
要する、という欠点を有していた。
さらに、配管支持具本体4が回動自在に連結さ
れた配管支持具半体20A及び20Bからなる構
成と有するので、それら配管支持具半体20A及
び20Bの連結部のために、配管1を支持する力
に限度がある、という欠点を有していた。
本考案の目的 よつて、本考案は、上述した欠点のない新規な
配管用断熱支持具を提案せんとするるものであ
る。
課題を解決するための手段 本考案による配管用断熱支持具は、第5図及び
第6図、及び第7図及び第8図で上述したと同様
に、(イ)合体されることによつて配管1の外径と
ほぼ等しい内径を有する円筒体2を形成する、
断熱材で作られた一対の半円筒体3A,3Bと、
(ロ)上記一対の半円筒体3A,3Bを、上記円筒体
2が形成するように合体させた状態に保持し、
また、上記一対の半円筒体3A,3Bを、上記円
筒体2が形成されるように合体させた状態から合
体させてない状態にさせる、外部取付手段5を
設けている配管支持具本体4とを有する。
しかしながら、本考案による配管用断熱支持具
は、このような構成を有する配管用断熱支持具に
おいて、(ハ)上記配管支持具本体4が、上記円筒
体2の外径とほぼ等しいかそれよりも僅かに短い
長さを有する帯部31と、その両端からそれら
と一体に互に同じ方向にそれぞれ折曲つて延長し
且つ上記一対の半円筒体3A,3Bが上記円筒体
を形成するように合体されている状態で互に対向
している一対のボルト挿通孔33A,33Bをそ
れぞれ設けている、上記外部取付手段5としての
一対の折曲延長部32A,32Bとを有してい
て、ばね性板材から作られている。
また、(ニ)上記一対の半円筒体3A,3Bは、
それらの外周面が、上記配管支持具本体4の帯
部31の上記一対の折曲延長部32A,32Bを
延長させている側とは反対側の面上に、上記帯
部31を上記一対の折曲延長部32A,32Bが
近接対向する方向に弯曲させている状態で、接
着剤34A,34Bを用いて、上記一対の半円筒
体3A,3Bが上記円筒体2を形成しているとき
の上記円筒体2の外周面に臨んでいる上記半円筒
体3A,3Bの一方の連接線36側の一部を除い
た範囲に亘つて接着されていることによつて、
上記配管支持具本体4に取付けられている。
さらに、(ホ)上記一対の半円筒体3A,3Bは、
上記配管支持具本体4に取付けられている状態に
おいて、それらの軸35A,35Bが上記帯部
31の幅方向に延長しており、且つ(i)合体され
て上記円筒体2を形成しているときの上記円筒体
2の外周面上またはその外側近傍に、(ii)上記連接
線36に沿つて、(iii)上記円筒体2の軸と平行に延
長している軸線38のまわりに、上記円筒体を形
成するように合体されている状態から合体されて
いない状態に回動している状態を保ち、その状
態で、上記一対の半円筒体3A,3Bの軸35
A,35Bに沿つてそれぞれ延長している一対の
端面39A,39Bにそれぞれ沿つた一対の平面
40A,40Bが、上記軸線38からみて、上記
一対の半円筒体3A,3B間に上記配管1を落ち
込ませるのに十分な開度を保つている。
作 用 本考案による配管用断熱支持具によれば、配管
支持具本体が、合体されることによつて円筒体を
形成する、断熱材で作られた一対の半円筒体を取
付けており、そして、それら一対の半円筒体が配
管支持具本体に取付けられている状態で、それら
一対の半円筒体がそれら間に配管を落ち込ませる
ことができるのに十分な開度を以つて離間してい
るので、配管支持具本体を、一対の半円筒体間に
配管が落ち込んでいる状態になるように、配管の
まわりに配し、そして、配管支持具本体の帯部
を、その弾力に抗して、一対の半円筒体が合体さ
れて上記円筒体が形成される方向に弯曲させるこ
とによつて、一対の折曲延長部を、それら間にボ
ルト挿通孔を有する、固定部に取付けられるまた
は固定部に取付けられている取付片を配した状態
で、近接対向させ、次で、一対の折曲延長部のボ
ルト挿通孔及び取付片のボルト挿通孔内にボルト
を挿通し、そのボルトにナツトを螺着して、一対
の折曲延長部による取付片の締付けを行なえば、
配管を、配管支持具本体によつて一対の半円筒体
を介して把持した状態で、固定部に支持させるこ
とができ、従つて、配管を、固定部に、断熱支持
させることができる。
本考案の効果 本考案による配管用断熱支持具によれば、上述
したように、配管支持具本体が、一対の半円筒体
を取付けており、そして、常時は、それら一対の
半円筒体がそれら間に配管を落ち込ませることが
できるのに十分な開度を以つて離間しているいう
構成を有するので、配管支持具本体を、一対の半
円筒体間に配管が落ち込んでいる状態になるよう
に、配管のまわりに配し、そして、配管支持具本
体の帯部をその弾力に抗して弯曲させて、一対の
折曲延長部をそれら間に取付片を配した状態で近
接対向させ、次で、ボルト及びナツトを用いて一
対の折曲延長部によつて取付片を締付ける、とい
う第5図及び第6図、及び第7図及び第8図で上
述した従来の配管用断熱支持具を用いる場合に比
し簡単な、熟練を要しない作業で、配管を、それ
が長くても、また配管上に、それを断熱支持しよ
うとする所定の位置以外の位置において、障害物
などがあつても、固定部に、容易に、断熱支持さ
せることができる。
また、本考案による配管用断熱支持具によれ
ば、配管支持具本体が、帯部と、その両端からそ
れらと一体に折曲つて延長している外部取付手段
としての一対の折曲延長部とを有していて、一枚
のばね性板材で作れている、という連結部を有し
ていない構成を有するので、第7図及び第8図で
上述した従来の配管用断熱支持具の場合のよう
に、連結部のために、配管を支持する力に限度が
あるともに、配管を支持する位置に制限がある、
ということがない特徴を有する。
実施例 次に、第1図〜第4図を伴なつて、本考案によ
る配管用断熱支持具の実施例を述べよう。
第1図〜第4図において、第5図〜第8図との
対応部分には同一符号を付して示す。
第1図〜第4図に示す本考案による配管用断熱
支持具は、前述した従来の配管用断熱支持具の場
合と同様の、合体されることによつて配管1の外
径とほぼ等しい内径を有する円筒体2を形成す
る、断熱材で作られた一対の半円筒体3A及び3
Bを有する。
また、一対の半円筒体3A及び3Bを、円筒体
2が形成されるように合体させた状態に保持し、
また、一対の半円筒体3A及び3Bを、円筒体2
が形成されるように合体させている状態から合体
させていない状態にさせる、外部取付手段5を設
けている配管支持具本体4を有する。
この場合、配管支持具本体4が、円筒体2の外
径とほぼ等しいかそれよりも僅かに短い長さを有
する帯部31と、その両端からそれらと一体に互
に同じ方向に外方にされぞれ折曲つて延長し、且
つ一対のボルト挿通孔33A及び33Bをそれぞ
れ設けている外部取付手段5としての一対の折曲
延長部32A及び32Bとを有していて、例えば
鋼板でなる一枚のばね性板材から作られている。
また、配管支持具本体4は、その帯部31の両
端部の外面上にそれぞれ取付けられている一対の
L字状の補強片41A及び41Bを設けている。
それら補強片41A及び41Bは、その垂直片部
に、折曲延長部32A及び32Bのボルト挿通孔
33A及び33Bに対応している位置において、
ボルト挿通孔42A及び42Bを有し、そして、
垂直片部の外面を折曲延長部32A及び32Bの
外面にそれぞれ沿わせ、且つボルト挿通孔42A
及び42Bを折曲延長部32A及び32Bのボル
ト挿通孔33A及び33Bにそれぞれ合わせた状
態で、水平片部を帯部31の両端部にそれぞれ熔
着し、且つ垂直片部を折曲延長部32A及び32
Bにそれぞれ熔着している。
さらに、一対の半円筒体3A及び3Bは、そ
れらの外周面が、配管支持具本体4の帯部31
の折曲延長部32A及び32Bを延長させている
側とは反対側の面上に、帯部31を折曲延長部
32A及び32Bが近接対向する方向に弯曲させ
ている状態で、接着剤34A及び34Bを用い
て、一対の半円筒体3A及び3Bが円筒体2を形
成しているときの円筒体2の外周面に臨んでいる
半円筒体3A及び3Bの一方の連接線36側の一
部を除いた範囲に亘つて接着されていることによ
つて、配管支持具本体4に取付けられている。
なおさらに、一対の半円筒体3A及び3Bは、
配管支持具本体4に上述したように取付けられて
いる状態で、それらの軸35A及び35Bが、帯
部31の幅方向に延長している。
また、一対の半円筒体3A及び3Bは、帯部3
1を折曲延長部32A及び32Bがが近接対向す
るように弯曲させたとき、合体して円筒体2を形
成するが、常時は、(i)円筒体2を形成していると
きの円筒体2の外周面上またはその外側近傍に、
(ii)上述した連接線36に沿つて、(iii)円筒体2の軸
37と平行に延長している軸線38(図において
は円筒体2を形成しているときの円筒体2の外周
面上に延長し、従つて、連接線36と一致してい
る場合が示されている。)のまわりに、円筒体2
を形成するように合体されている状態から合体し
ていない状態に回動している第1図に示す状態を
保つている。
そして、半円筒体3A及び3Bがこのような状
態を保つている状態において、一対の半円筒体3
Aの軸35A及び半円筒体3Bの軸35Bに沿つ
てそれぞれ延長している一対の端面39A及び3
9Bにそれぞれ沿つた一対の平面40A及び40
Bが、上述した軸線38からみて、一対の半円筒
体3A及び3B間に、配管1を落ち込ませるのに
十分な開度θを保つている。
なお、この開度θは、一対の半円筒体3A及び
3Bの外周面が帯部31の面上に接着剤34A及
び34Bを用いて接着されていない連接線36側
の一部の範囲の長さに応じた値をとるものであ
る。
以上が、、本考案による配管用断熱支持具の実
施例の構成である。
このような構成を有する本考案による配管用断
熱支持具によれば、常時は、一対の半円筒体3A
及び3Bがそれら間に配管1を落ち込ませること
ができるのに十分な開度θを保つて離間している
という構成を有するので、配管支持具本体4を、
それらに取付けられている一対の半円筒体3A及
び3B間に、配管1が落ち込んでいる状態になる
ように、配管1のまわりに持来することが容易に
できる。
また、このような状態から、帯部31を、その
弾力に抗して、折曲延長部32A及び32Bが近
接対向するように弯曲させるることによつて、折
曲延長部32A及び32Bのボルト挿通孔33A
及び33B、及び補強片41A及び41Bのボル
ト挿通孔42A及び42Bにボルト11を挿通し
得る状態にすることができる。
従つて、このとき、折曲延長部32A及び32
B間に、固定部に取付けられるまたは固定部に取
付けられている、ボルト挿通孔9を有する取付片
10を配した状態で、、折曲延長部32A及び3
2Bのボルト挿通孔33A及び33B、補強片4
1A及び41Bのボルト挿通孔42A及び42
B、及び取付片10のボルト挿通孔9に、ボルト
11を挿通し、そしてそのボルト11にナツト1
2を螺着して、一対の折曲延長部32A及び32
Bによつて、取付片10を締付ければ、第3図及
び第4図に示すように、配管支持具本体4の帯部
31によつて、一対の半円筒体3A及び3Bが、
合体されて円筒体2を形成している状態になり、
そして、配管1が、半円筒体3A及び3Bを介し
て、締付け把持された状態になるとともに、配管
支持具本体4が、取付片10に取付けられた状態
になる。
よつて、配管1を、固定部に、取付片10を介
して、断熱支持させることができるる。
このように、第1図〜第4図に示す本考案によ
る配管用断熱支持具によれば、配管支持具本体4
を、一対の半円筒体3A及び3B間に配管1が落
ち込んでいる状態になるように、配管1のまわり
に持来し、次いで、配管支持具本体4の帯部31
をその弾力に抗して弯曲させて一対の折曲延長部
32A及び32Bをそれらの間に取付片10を配
した状態で近接対向させ、そして、ボルト11及
びナツト12を用いて、折曲延長部33A及び3
2Bによつて取付片10を締付ける、という第5
図及び第6図、及び第7図及び第8図で上述した
従来の配管用断熱支持具を用いる場合に比し簡単
な、熟練を要しない作業で、配管1をそれが長く
ても、また、配管1上に、それを断熱支持しよう
とする所定の位置以外の位置において、障害物な
どがあつても、固定部に、取付片10を介して、
容易に、断熱支持させることができる。
また、第1図〜第4図に示す本考案による配管
用断熱支持具によれば、配管支持具本体4が帯部
31と、その両端からそれと一体に折曲つて延長
している外部取付手段5としての一対の折曲延長
部32A及び32Bとを有していて、一枚のばね
性板材で作られている、という連結部を有しない
構成を有しているので、第7図及び第8図で上述
した従来の配管用断熱支持具の場合のように、連
結部のために配管1を支持する力に限度があると
ともに、配管1を支持する位置に制限がある、と
いうことがない特徴を有する。
さらに、第1図〜第4図に示す本考案による配
管用断熱支持具によれば、配管支持具本体4が、
その帯部31の両端部上に取付けられている補強
片41A及び41Bを有し、そして、それら補強
片41A及び41Bが、外部取付手段5としての
折曲延長部32A及び32Bを補強しているの
で、配管1を、それが重くても、固定部に、強固
に、断熱支持させることができる。
なお、上述においては、配管支持具本体4が、
その帯部31の両端部上に取付けられている補強
片41A及び41Bを有している場合を述べた
が、ある場合は、それら補強片41A及び41B
を省略することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による配管用断熱支持具の一
例を示す、一部を断面にしている正面図である。
第2図は、第1図の左側面図である。第3図は、
第1図及び第2図に示す本考案による配管用断熱
支持具の使用状態を示す、一部を断面にしている
正面図である。第4図は、第3図の左側面図であ
る。第5図は、従来の配管用断熱支持具の一例を
示す、一部を断面にしている正面図である。第6
図は、第5図の左側面図である。第7図は、従来
の配管用断熱支持具の一例を示す、一部を断面に
している正面図である。第8図は、第7図の左側
面図である。 1…配管、2…円筒体、3A,3B…半円筒
体、4…配管支持具本体、5…外部取付手段、9
…ボルト挿通孔、10…取付片、11…ボルト、
12…ナツト、31…帯部、32A,32B…折
曲延長部、33A,33B…ボルト挿通孔、34
A,34B…接着剤、35A,35B…半円筒体
3A,3Bの軸、36…半円筒体3A及び3Bの
一方の連接線、37…円筒体2の軸、38…軸
線、39A,39B…半円筒位3A,3Bの端
面、40A,40B…端面3A,3Bに沿つた平
面、41A,41B…補強片、42A,42B…
ボルト挿通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 合体されることによつて配管1の外径とほ
    ぼ等しい内径を有する円筒体2を形成する、
    断熱材で作られた一対の半円筒体3A,3B
    と、 (ロ) 上記一対の半円筒体3A,3Bを、上記円
    筒体2が形成されるように合体させた状態に保
    持し、また、上記一対の半円筒体3A,3B
    を、上記円筒体2が形成されるように合体させ
    ている状態から合体させていない状態にさせ
    る、外部取付手段5を設けている配管支持具
    本体4とを有する配管用断熱支持具において、 (ハ) 上記配管支持具本体4が、上記円筒体2の
    外径とほぼ等しいかそれよりも僅かに短い長さ
    を有する帯部31と、その両端からそれらと
    一体に互に同じ方向に外方にそれぞれ折曲つて
    延長し且つ上記一対の半円筒体3A,3Bが上
    記円筒体2を形成するように合体されている状
    態で互に対向している一対のボルト挿通孔33
    A,33Bをそれぞれ設けている、上記外部取
    付手段5としての一対の折曲延長部32A,3
    2Bとを有していて、一枚のばねバネ性板材
    から作られ、 (ニ) 上記一対の半円筒体3A,3Bは、それら
    の外周面が、上記配管支持具本体4の帯部3
    1の上記一対の折曲延長部32A,32Bを延
    長させている側とは反対側の面上に、上記帯
    部31を上記一対の折曲延長部32A,32B
    が近接対向する方向に弯曲させている状態で、
    接着剤34A,34Bを用いて、上記一対の
    半円筒体3A,3Bが上記円筒体2を形成して
    いるときの上記円筒体2の外周面に臨んでいる
    上記半円筒体3A,3Bの一方の連接線36側
    の一部を除いた範囲に亘つて接着されているこ
    とによつて、上記配管支持具本体4に取付け
    られ、 (ホ)上記一対の半円筒体3A,3Bは、上記配管支
    持具本体4に取付けられている状態において、
    それらの軸35A,35Bが上記帯部の幅方向に
    延長しており、且つ(i)合体されて上記円筒体を
    形成しているときの上記円筒体の外周面上または
    その外側近傍に、(ii)上記連接線36に沿つて、(iii)
    上記円筒体2の軸37と平行に延長している軸線
    38のまわりに、上記円筒体2を形成するように
    合体されている状態から合体されていない状態に
    回動している状態を保ち、その状態で、上記一
    対の半円筒体3A,3Bの軸35A,35Bに沿
    つてそれぞれ延長している一対の端面39A,3
    9Bにそれぞれ沿つた一対の平面40A,40B
    が、上記軸線38からみて、上記一対の半円筒体
    3A,3B間に上記配管1を落ち込ませるのに十
    分な開度を保つていることを特徴とする配管用断
    熱支持具。
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