JPH03114961A - ワイパーブレードのための背骨構造体及びそのような背骨構造体を組入れたワイパーブレード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｌ１上立且貝玉上 本発明は、自動車のフロントガラスのワイパーブレード
（単に「ワイパーブレード」と称する）のブレードラバ
ー（ゴム製のブレード部材）のための背骨構造体、及び
そのような背骨構造体を組入れたワイパーブレードに関
する。

１１五且ｌ ワイパーブレードは１通常、主ヨークと、主ヨークから
垂下した２つの副ヨークとから成るブレードハーネスを
備えている。ここで、「プレードハーネス」　（以下、
単に「ハーネス」とも称する）とは、ワイパーブレード
のブレードラバーを取付けるための、ヨークなどから成
る取付は具のことをいう、副ヨークの端部にはラバーブ
レードを所定位置に保持するための鈎爪が設けられてい
る。ラバーブレードをを含むワイパーブレードがそれが
当接するフロントガラスの曲面に追従して撓むことがで
きるようにするために、すべての鈎爪又は１つの鈎爪を
除く他のすべての鈎爪は、ブレードラバーを長手方向に
相対的に移動するのを許すようになされている。

ブレードラバーのラバーは、天然ゴム又は合成ゴムで形
成されており、ゴムという材質の特性の故に、適正な払
拭機能を維持するのに十分な横断方向の剛性を有してい
ない、従って、ブレードラバーには、その全長に亙って
延在する背骨構造体によって剛性を付与するようになさ
れている。

従来知られている背骨構造体の１つは、「ダブルレール
」と称される背骨構造体である。この背骨構造体は、１
対のレール状の扁平な金属製又はその他のストリップ（
帯片）から成り、をれらのストリップは、ブレードラバ
ーに形成された長手方向の溝内に装着される。ここで、
問題になるのは、いかにして背骨構造体をブレードラバ
ー為ン保持し、かつ、ブレードラバーがプレードハーネ
スから滑り出るのを防止するかということである。従来
は、ゴムを金型成形することによってブレードラバーな
形成しており、背骨構造体を捕捉するための手段として
ブレードラバーに長手方向のスロットを成形し、背骨構
造体が長手方向に滑り出るのを防止するためにスロット
の両端を閉鎖していた。そして、このブレードラバーと
背骨構造体の組立体は、ブレードラバーに形成したボケ
ットにプレードハーネスの鈎爪の１つをこのポケットに
突き通すことによってハーネスに保持するようになされ
ていた。

この構成は実用上満足なものであったが、製造コストを
低減する技術の開発に伴って、現在では比較的高価な金
型成形によるブレードラバーから比較的安価な押出し成
形によるブレードラバーへ移行する傾向がある。しかし
、押出し成形による場合は、上記スロットの両端を閉鎖
した形にブレードラバーな成形することは不可能である
から、ブレードラバーに背骨構造体を固定するための別
の手段を設ける必要がある。この目的のために今までに
いろいろな提案がなされている８例えば、ブレードラバ
ーの一端又は両端に端部クリップを装着し、この端部ク
リップにハーネスの鈎爪を掛止することによってブレー
ドラバー及び背骨構造体を保持することが提案されてい
る。しかしながら、この解決法は、１つ又は２つの追加
の部品を必要とするので、ブレードラバーな押出し成形
によって製造することのコスト削減という初期の目的が
失われてしまうことになる。

が　　しよ　と　る 本発明は、上記の問題を解決することを企図したもので
あり、その目的は、上述した従来技術の欠点の全部又は
一部を解消した、ブレードラバーのための背骨構造体、
及びそのような背骨構造体を組入れたワイパーブレード
を提供することである。

′　る−めの 本発明は、上記目的を達成するために、ワイパーブレー
ドのための背骨構造体であって、該ワイパーブレードの
ブレードラバーの長手側縁に形成された長手方向の溝内
に挿入するための１対の扁平なストリップから成り、各
ストリップは、それがブレードラバーの前記溝内に挿入
されたときプレードハーネスの鈎爪を捕捉する位置に該
ストリップのラインの外側に設けられた外向きスロット
を有し、少なくとも１つのストリップの一端は、使用に
当ってブレードラバーに突き通すことができるように対
応する前記スロットから離れる方向に側方へ屈曲されて
いることを特徴とする背骨構造体を提供する。

本発明は、又、主ヨークと、該主ヨークをワイパーアー
ムに枢動自在に取付けるための枢着手段と、自由端に鈎
爪を備えており、主ヨークの中央部分に枢動自在に取付
けられた少なくとも１つの副ヨークと、該副ヨークの鈎
爪によって担持されたブレードラバーと、該ブレードラ
バーに形成された長手方向の溝内に挿入された１対の扁
平なストリップの形の背骨構造体とから成るワイパーブ
レードであって、前記各ストリップは、前記副ヨークの
鈎爪を捕捉する位置に該ストリップのラインの外側に設
けられた外向きスロットを有し、少なくとも１つのスト
リップの一端は、ブレードラバーに突き通すことができ
るように対応する前記スロットから離れる方向に側方へ
屈曲されていることを特徴とすることを特徴とするワイ
パーブレードを提供する。

前記ストリップのうちの一方のストリップの一端を屈曲
し、その屈曲した一端を有するストリップを他方のスト
リップより長（することが好ましい。

ストリップの屈曲した一端は、ブレードラバーに突き通
すのを容易にするために幅狭にすることができ、ブレー
ドラバーには、ストリップの屈曲した一端を受容する孔
を予め形成しておくことができる。あるいは、ストリッ
プの屈曲した一端は、ブレードラバーに突き通すのを容
易にするために尖った形にすることができ、その場合は
、必ずしもブレードラバーにストリップの屈曲した一端
を受容する孔を予め形成してお（必要はない。

鈎爪を捕捉するための前記スロットをストリップの一端
の近くに形成する場合は、ストリップの屈曲された一端
は、該スロットに近接した端部又は反対側の端部のどち
らであってもよい。

両方のストリップの一端を屈曲させる場合は。

そのような屈曲端は、両方のストリップの互いに反対側
の端部とする。

１施１ 第１図を参照すると、扁平ワイヤから製造された１対の
扁平ストリップ１，３から成る。ワイパーブレードのブ
レードラバー（ゴム製ブレード部材）２７のための背骨
構造体が示される。「背骨構造体」とは、ブレードラバ
ーを支持するための背骨状の構造体のことをいう、各ス
トリップ１．３の主要部は同じであり、いずれも、符号
５で示されるように一端近くにおいて弓状に湾曲されて
おり、第２．３図を参照して後に説明するようにブレー
ドハーネスの鈎爪２５を捕捉又は掛止するための外向き
スロット７を有している０通常、ハーネスは、主ヨーク
（図示せず）と、主ヨークから垂下した２つの副ヨーク
又はレバー２１　（第２．３図に１つだけが示されてい
る）とから成る。ストリップｌは、ストリップ３より長
く、その外端９は、符号１１で示されるように屈曲又は
湾曲されてストリップ１の残りの部分に対してほぼ直角
をなす部分１５を構成する。この部分１５は、ストリッ
プｌの残りの部分の幅の半分しかなく、ストリップ１の
残りの部分の内側縁（第１図でみて左側縁）から延長し
ている。

第２．３図は、使用中の背骨構造体を示す、これらの図
では、副ヨーク又はレバー２１を含むプレードハーネス
の一部分だけが示されている。副ヨーク２１の自由ｊｉ
Ｊｉ２３には鈎爪２５掛は正されている。ブレードラバ
ー２７は、このプレードハーネスによって担持される０
図から分るように。

２つのストリップ１．３は、ブレードラバー２３の両側
縁に形成された長手方向の溝２９．２９内に挿入される
。ストリップｌ、３は、副ヨーク２１をストリップｌ、
３のスロット７内に捕捉させることによってハーネス内
に保持される。又、ストリップ１は、その部分１５をブ
レードラバー２７の孔３１に挿通することによってラバ
ー２７内に保持される。孔３１は、予め形成しておいて
もよ（、あるいは単に部分１５をラバー２７に突き通す
ことによって形成してもよい。

詳述すれば、ストリップｌは、ストリップ１の部分１５
をブレードラバー２７に突き通し又は差込み、かつ、プ
レードハーネスの鈎爪２５をストリップｌのスロット７
に掛止させることによってブレードラバー２７の満２９
内に固定され、長手方向に移動しないように保持される
。鈎爪２５がロット２７に掛止されるので、ストリップ
１は。

ハーネスに対して長手方向に移動しないように固定され
る。ハーネスの他の鈎爪（図示せず）は、掛止されず、
従って、ブレードラバー２７の残りの部分は、自動車の
フロントガラスの曲面に追従して湾曲するのに十分な遊
びを与えられる。他方のストリップ３は、部分１５によ
ってラバー２７に確実に固定されたストリップ１に係合
された鈎爪２５をストリップ３のスロット７に掛止させ
ることによってラバー２７に固定される。

第４図は、第１図に示された背骨構造体の変型実施例を
示す、この実施例では、ストリップｌの部分１５の先端
３３を尖らせたという点で第１図の背骨構造体と異なる
。このような尖った先端３３は、特に孔３１が予め形成
されていない場合にブレードラバー２７に部分１５を突
き通すのを容易にする。

第５図は、本発明の背骨構造体の更に別の変型実施例を
示す、この実施例では、ストリップｌの部分１５のが、
スロット７のある側と同じ端部に設けられておらず、ス
トリップの反対側の端部に設けられる０部分１５の役割
は同じであるが、この構成は、ストリップ１のより正確
な製造を容易にするという利点がある。

第６図は、第１図に示された背骨構造体の更に別の変型
実施例を示す、この実施例は１部分１５をストリップ１
の内側縁ではなく外側縁（第６図でみて右側縁）から延
長させたという点で第１図のものと異なる。この構成は
、部分１５を屈曲させる際に部分１５とストリップ１の
残りの部分との間に亀裂を生じさせる危険性を少なくす
るという利点を有する。

第７図は、ストリップ１の部分１５の、ブレードラバー
２７の長手方向でみた面積を大きくするために部分１５
に屈曲と共に捩りを付与することができることを示す０
部分１５の面積を最大限にするために１部分１５は、そ
の屈曲部１１を除いて幅が縮小されていない。

以上１本発明を実施例に関連して説明したが、本発明は
、ここに例示した実施例の構造及び形態に限定されるも
のではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することな
く、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更
及び改変を加えることができることを理解されたい０例
えば１部分１５を両方のストリップ１．３に互いに反対
の端部に設けることができる。この場合、所望ならば、
部分１５に近接したところで各ストリップにスロット７
を形成することができる。その場合は、各ストリップが
それぞれ異なる鈎爪を捕捉し、両ストリップの間には直
接連結手段が存在しない。

又、２つのストリップは全く同じ形とすることができる
ので、２つの異なるストリップを製造する必要がない、
更に、この構成では、各ストリップの部分１５をブレー
ドラバーに突き通すのではなく単にブレードラバーの末
端を取巻くように延長させることができるので、ブレー
ドラバーに孔３１を形成する必要がない。

■１目と１里 以上の説明から分るように１本発明は、追加の部品を使
用する必要なしに、又、組立て後ブレードラバーな鈎爪
に食込ませて掛止させる必要なしに、押出し成形したブ
レードラバーをブレードハーネスに固定することを可能
にする新規な背骨構造体を提供する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例による背骨構造体を構成
する１対のストリップの平面図である。 第２図は、第１図の背骨構造体を組入れたワイパーブレ
ードの部分透視図である。 第３図は、第２図に示されたワイパーブレードの一部の
透視図であるが１反対側からみた部分透視図である。 第４．５及び６図は、それぞれ異なる実施例の背骨構造
体を示す平面図である。 第７図は、ストリップの一端の拡大図であり。 その端部形態の変型例を示す。 図中、ｌ、３はストリップ、７はスロット、１１は屈曲
部、１５は屈曲された部分、２１は副ヨーク又はレバー
　２５は鈎爪、２７はブレードラバー　２９は長手方向
の溝、３１は孔、３３は尖った先端。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ワイパーブレードのための背骨構造体であって、該
   ワイパーブレードのブレードラバーの長手側縁に形成さ
   れた長手方向の溝内に挿入するための１対の扁平なスト
   リップから成り、各ストリップは、それがブレードラバ
   ーの前記溝内に挿入されたときブレードハーネスの鈎爪
   を捕捉する位置に該ストリップのラインの外側に設けら
   れた外向きスロットを有し、少なくとも１つのストリッ
   プの一端は、使用に当ってブレードラバーに突き通すこ
   とができるように対応する前記スロットから離れる方向
   に側方へ屈曲されていることを特徴とする背骨構造体。 ２、主ヨークと、該主ヨークをワイパーアームに枢動自
   在に取付けるための枢着手段と、自由端に鈎爪を備えて
   おり、主ヨークの中央部分に枢動自在に取付けられた少
   なくとも１つの副ヨークと、該副ヨークの鈎爪によって
   担持されたブレードラバーと、該ブレードラバーに形成
   された長手方向の溝内に挿入された１対の扁平なストリ
   ップの形の背骨構造体とから成るワイパーブレードであ
   って、 前記各ストリップは、前記副ヨークの鈎爪を捕捉する位
   置に該ストリップのラインの外側に設けられた外向きス
   ロットを有し、少なくとも１つのストリップの一端は、
   ブレードラバーに突き通すことができるように対応する
   前記スロットから離れる方向に側方へ屈曲されているこ
   とを特徴とすることを特徴とするワイパーブレード。 ３、前記ストリップの１つだけが、屈曲された一端を備
   えていることを特徴とする特許請求の範囲第１項又は２
   項に記載の背骨構造体又はワイパーブレード。 ４、屈曲された一端を有する前記ストリップは、他方の
   ストリップより長いことを特徴とする特許請求の範囲第
   ３項に記載の背骨構造体又はワイパーブレード。 ５、前記ブレードラバーには、前記ストリップの屈曲し
   た一端を受容する孔が予め形成されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１〜４項のいずれかに記載の背骨
   構造体又はワイパーブレード。 ６、前記ストリップの屈曲した一端は、前記ブレードラ
   バーに突き通すのを容易にするために尖った形にされて
   いる特許請求の範囲第１〜５項のいずれかに記載の背骨
   構造体又はワイパーブレード。 ７、前記スロットは、前記ストリップの一端近くに形成
   されていることを特徴とする特許請求の範囲第１〜６項
   のいずれかに記載の背骨構造体又はワイパーブレード。 ８、前記ストリップの屈曲された一端は、前記スロット
   に近接した端部であることを特徴とする特許請求の範囲
   第７項に記載の背骨構造体又はワイパーブレード。 ９、前記ストリップの屈曲された一端は、前記スロット
   に近接した端部とは反対側の端部であることを特徴とす
   る特許請求の範囲第７項に記載の背骨構造体又はワイパ
   ーブレード。 １０、前記両方のストリップの一端がブレードラバーに
   突き通すことができるように対応する前記スロットから
   離れる方向に側方へ屈曲されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１〜９項のいずれかに記載の背骨構造体
   又はワイパーブレード。 １１、前記両方のストリップの両端が屈曲されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１０項に記載の背骨構
   造体又はワイパーブレード。