JPH03114822A - 絞り加工もしくは絞り―アイアニング加工用のストリップ又はストリッブ部分及びその使用 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は深絞り及びアイアニング加工用のアルミニウム
をベースとする多層ストリップに係わり、並びに、こう
したストリップから得られる絞り加工製品及び容器に係
わる。

英国特許第２００３４１５号は、プラスチックフィルム
でその罐の外側が被覆された飲物用の罐又は貯蔵食品用
の罐を生産するための、少なくとも一方の表面がプラス
チックフィルムで被覆され及び他方の表面がプラスチッ
クフィルムで被覆されるか又は部分的にプラスチック材
料層されたアルミニウムのストリップを絞り加工及びア
イアニング加工する方法を記載している。その結果得ら
れる容器は、例えば約２の高さ：直径比を有する。

本出願人は、エアゾール罐を製造するために、その高さ
がより大きいアルミニウム合金の中空の絞り加工された
本体又は絞り−アイアニング加工された本体を得ること
に努めてきた。３〜４のＨ：Ｄ（高さ：直径）比を有す
ることが可能なそうした罐の製造は、典型的には、アル
ミニウム合金小塊の衝撃押出しと、それに続く様々な表
面処理と、被覆及び焼成処理と、その後の装飾と、円錐
形の形削りと、並びに、エアゾールバルブの取付けのた
めの縁部の丸め作業とから成る。本出願人は前記罐の成
形の後に続く作業又は処理の単純化を行なうことに努め
てきた。

本発明の第１の目的は、プラスチック材料層で一方の表
面が被覆され及びワニス層で他方の表面が被覆された金
属層からなる、絞り加工（ｄ＋ｘｖｉＢ）もしくは絞り
−アイアニング加工（ｄｒｓｖｉｎｇ−ｉｔｏｎｍｎｇ
）用のストリップ又はストリップ部分であって、 暑）前記金属層が、その各々の表面上に厚さ２０〜８０
ｎｍの陽極酸化物又は化学変換酸化物の被覆を有するア
ルミニウム合金の層であり、及び、ｂ）前記プラスチッ
ク材料層が、そのワニスより硬質であり及び成形機械よ
りは軟質の粒子の形状の固体潤滑剤から成ることを特徴
とするストリップ又はストリップ部分を提供することで
ある。

本発明のストリップ又はストリップ部分は、まず第１に
、絞り加工及びその後のアイアニング加工の間における
ワニス塗布表面の性質の点で驚（べきものである。即ち
、深絞り製品の外側表面上に位置するワニス内に存在す
る固体粒子の作用によって、及び、更に明確には、これ
らの粒子の幾つかが前記表面上に現れることによって、
連続的な製造の場合にその加工表面が好ましくは水で湿
らされる時には、その外側表面はある程度まで「自己潤
滑化され」、及び、通常使用されるような粘性潤滑剤を
不要にすることが可能である。その場合には、水は三重
の目的を有し、即ち、機械（ｔｏｏｌ）を冷却すること
と、加工の間に表面から引き剥された固体粒子を取り除
くことと、及び、加工部分と機械との間の滑りを改善す
ることとを目的とする。−船釣に、従来的な潤滑剤を不
要とすることは、潤滑剤とその再処理とを不要にするこ
とと、並びに、脱脂と及びそのために必要とされる熱処
理作業とを不要にすることとによって、エアゾールタイ
プの罐のような中空本体の製造の経済性に対して極めて
大きな好結果をもたらす。

深絞り加工製品の内部に関しては、プラスチック材料の
表面層は、プラスチック材料層と同様に、アルミニウム
合金コアの表面上に存在する陽極酸化物又は化学変換酸
化物の層のお陰で、前記コアに容易に接着可能である。

前記表面層は変形の間も密封シールを形成し続け、及び
、内側の内容物又は腐食性の薬剤に対して障壁として働
き、従って、内部仕上げ作業が省略可能である。スタン
ピング機械又は深絞り加工機械に関しては、このプラス
チック被覆は金属と金属との焼き付きを防止し、及び、
連続的な成形作業の過程において前記固体粒子が「犠牲
的な」潤滑剤の役割まで果たすということが指摘された
（実施例４）外側ワニスに関しては、このワニスは、ス
タンピング−絞り加工又は絞り−アイアニング加工の間
に、特に大きい「高さ：直径」比（Ｈ：　Ｄ比）を実現
することを可能にする。

以下の説明の中では、用語「Ｍストリップ」は、本発明
に従って表面処理されたアルミニウムもしくはアルミニ
ウム合金のストリップ又はストリップ部分を表すために
使用され、同様に、「多層ストリップ」は、本発明に従
って、ワニスと、包装容器の外側に相当する一方の表面
の上の固体潤滑剤と、及び、包装容器の内側に相当する
他方の表面の上のプラスチック材料層とで被覆されたＭ
ストリップを表す。

本発明に適したアルミニウム合金は、罐、エアゾール罐
、農業−食料品産業用の罐、及び、栓キャップのような
、包装用途の中空体製品の分野において慣用的に使用さ
れているアルミニウム合金である。３０００シリーズの
アルミニウム合金（例えば３００４）及び５０００シリ
ーズの合金（例えば５０５２）が適している。これらの
アルミニウム合金の呼称は＾Ｉａｍｉｎｍａａ＋　Ａ■
ｏｃｉｚｊｉｏｎ　５ｆｔｎｄｘｔｄｔに対応している
。絞り加工及びアイアニング加工用の本発明の多層スト
リップの最適性は、絞り加工の間に生じる表面欠損（ｇ
ａｔ［ａｃｅ　ｄｅｆｅｃｔ）の問題がその外側層の潤
滑剤粒子によって解決されるが故に、この点に関して性
能の劣るＭ合金のストリップを使用することを可能にす
る。

例えば陽極酸化（ｓｎｏｄｉｓｓ目ｏｎ）及び化学変換
を含むアルミニウムの表面処理が、ポリマー、接着剤及
び塗料のＭストリップへの接着性を改善する方法として
知られている。

本出願人は、可能な非常に多くの表面処理の中でも幾つ
かの特別な条件が、即ち、リン酸が存在する中でＭスト
リップの２つの表面を陽極酸化し、それによって厚さ３
Ｇ〜８０ｎｍの、好ましくは厚さ４０〜８ｈｍの陽極酸
化物被覆を生成させることが、本発明を実施するための
前記接着性を改善することを可能にするということを発
見している。厚さ２０〜６０ｎａ＋の被覆を生成するホ
スホクロム化学変換処理を行うことも可能である。陽極
酸化処理が好ましいが、本出願人は、上記で規定された
ような被覆厚さ及び処理を用いて最適な接着性を得るこ
とが可能であることを発見している。

本発明に従って、深絞り加工作業の外側に相当するＭス
トリッツ表面が、微小化された粒子から成る固体潤滑剤
を含むワニスで被覆される。

本出願人は、エポキシフェノール、エポキシ尿素、ビニ
ルオルガノゾル、ポリエステル、アクリル塗料のような
、包装用の中空容器の製造に通常使用されるワニスを、
Ｍストリップ上の乾燥塗料厚さ　１〜ｇ、ｃｍ、好まし
くは前記厚さ　２〜５ｐで使用することが可能であるこ
とを発見している。本発明によるこれらのワニスは、平
均直径１〜３０μｍの、好ましくは平均直径２〜２０１
１１１の、更に好ましくは１０〜２０ｍの微小化粒子か
ら成る固体潤滑剤の中にその乾燥塗料の重量において０
．１〜１０重量％含まれる。前記平均直径は、必ずしも
球形ではない前記粒子の最大寸法の平均に相当する。前
記ワニスは０．５〜５重量％の固体潤滑剤を含むことが
好ましい。

本発明では、前記固体潤滑剤は、６０℃を越える軟化点
を持つ、塗料内で非溶解性の又は容易には溶解しない物
質であって、及び、前記ワニスよりは硬質であるが成形
機械よりは軟質である微小化された物質である。これら
の個々の粒子は、耐摩擦作用を果たすように、外側の機
械との接触点を与える。

従って、ＰＥ５ＰＰ、　ＰＴＦＥ、及び脂肪酸アミドの
ような非重合有機物質のようなプラスチック材料の微小
化粒子を固体潤滑剤として使用することが可能であり、
並びに、その粒径及び／又は化学的性質が異なった粒子
の混合物を使用することが可能である。ＰＥ及びＰＰの
粒子は、成形作業の間に延伸することはなく、及び、典
型的にはＰＥ粒子は１００、０００を越える分子量を有
する。

これらの固体粒子の平均直径は、乾燥ワニスの被覆の厚
さに応じて選択されることが好ましい。

この平均直径は、乾燥ワニスの被覆の厚さより大きくな
ければならず、好ましくは前記厚さの１〜１０倍の大き
さであり、更に好ましくは前記厚さの４〜ｌ（１倍の大
きさである。従って、非常驚くべきことに、平均直径１
０〜２０ｍの固体潤滑剤粒子は、乾燥状態において２ｕ
ｌａの厚さの塗料被覆の中で優れた結果をもたらし、こ
の場合には深絞り及びアイアニング加工の応力が大きく
減少される。固体潤滑剤に加えて、前記ワニスは、例え
ば１〜５％の酸化チタン基剤白色色素といった着色剤の
ような他の充填剤を含んでもよい。この５％未満という
制限は、その色素が加えられる塗料の延性を低下させな
いために課せられるものである。その表面区域が装飾さ
れなければならないディストリビュータの場合には、深
絞り−アイアニング加工された罐又は容器の表面上にこ
の色素を用いて得られる均一な淡色によって、より低い
温度での熱処理又はより短時間の処理だけしか必要とし
ない濃度のより低い被覆が、下塗りとして使用されるこ
とが可能になるだろう。例えば白色の下塗りが行われる
ディストリビュータの場合には、このことによって、加
工装置及び生産が単純化される。

完全な焼成と及び最大の接着性とを実現するためには、
固体潤滑剤を充填したプラスチック材料層の焼成は、一
般的に１２０〜２５０℃の温度において且つ１５秒〜１
５分の範囲の時間内で行われる。

本発明の多層ストリップでは、深絞り製品の内側に相応
する表面を覆うプラスチック材料の表面被覆は、１５〜
１００　ｍの厚さを、好ましくは３０〜６０μｍの厚さ
を有し、前記ストリップに接着し、及び、場合によって
は腐食性であり得る中空本体内容物とアルミニウムとの
間の不活性障壁を形成する。

このプラスチックフィルムは全ての方向（縦方向通 及び横方向）に２００％を越える４伸率を持つことが好
ましい。

本発明の第１の実施態様では、前述のプラスチック材料
表面被覆をＭストリップに接着させるために接着剤が使
用される。この接着剤は、厚さ０．５〜１０μｍの、好
ましくは厚さ　２〜４ＪＩＲの層に塗布され、及び、プ
ラスチック材料フィルムの表面被覆は、ポリエチレン（
ＰＥ）のようなポリオレフィン、特にＨＤ−ＰＥ　、ポ
リプロピレン（ＰＰ）、ＰＥとＰＰとのコポリマー、又
は、ＰＥもしくはＰＰと別のオレフィンとのコポリマー
から成る。このフィルムは、２０〜８０ｍの厚さを、好
ましくは３０〜６０１ｍの厚さを有し、及び、縦方向及
び横方向の両方に２００％を広 越える〆伸率を持つ。ポリウレンタ接着剤が好適である
。

前記接着剤は、約５０℃以上に予熱されたＭストリップ
に塗布することによって付着させられる。

前記接着剤が溶剤を含む場合には、例えば炉を通過させ
るといった何らかの公知の手段によって、被覆の後で、
及び、プラスチックフィルムの付着の前に、これらの溶
剤が取り除かれる。前記接着剤が溶剤を全く含まない場
合には、塗布可能な流動性をその接着剤が持つように、
その接着剤が予備加熱される。接着剤の厚さは、その接
着剤が付着されないＭストリップ部分が皆無であるよう
に選択される。実際には、長尺のストリップの使用は、
平面性の欠如又はストリップの寸法上の狂いが生じる危
険性を増大させ、特に横方向の厚さに関する狂いが生じ
る危険性を増大させる。従って、接着剤の厚さは、Ｍス
トリップの寸法上の均整と及び平面性に応じても選択さ
れる。

ポリオレフィンフィルムが、接着剤で被覆され及び５０
℃を越える温度に予備加熱されたＭストリップに付着さ
せられる。前記温度は前記フィルムの融解温度と同じ温
度であってもよい。それ自体は公知の仕方で、即ち、そ
の一方のローラが加熱されでもよく及びその他方のロー
ラがＰ丁Ｆｇで被覆されてもよい２つの圧力ローラの間
を、接着剤及びポリオレフィンフィルムで被覆されたＭ
ストリップを通過させることによって、前記付着が行わ
れる。

「ＡＩストリップ」という表現は、一般的にコイルの形
の連続ストリップか又はストリップ部分もしくは判型ス
トリップ部分を示す。

ポリオレフィンのフィルムは、特定の外観を付与するた
めの手段として一般的に選択される溶解性の染料もしく
は色素のような鉱物もしくは有機物の添加剤又は充填剤
、あるいは、摩擦学的特性ムは、接着剤とフィルムとの
間の境界面における接着性を強化するコロナ処理のよう
な表面処理を受けることも可能であり、又は、多層スト
リップを奥行きのある中空本体に成形することを容易に
し及び包装容器内側とその内容物との間に起こり得る相
互作用を制限する表面疎水性及び表面親水性を前記フィ
ルムの外側表面に対して与える、表面フツ素化処理のよ
うな表面処理を受けることも可能である。

本発明の第２の実施態様では、前記接着剤は、厚さ　２
〜ｌｏｊｍの、好ましくは厚さ　４〜８Ｉｍの、少なく
とも５０重量％の酸コポリマーと多くとも５０重量％の
ポリオレフィンとの一般的に押出し可能な混合物である
。この接着剤層によってＭストリップに接着されるプラ
スチック材料の形態は、厚さ２０〜８０７Ｊの、好まし
くは厚さ３０〜６Ｇμｍの、少なくとも５０重量％のポ
リオレフィンと多くとも５０重量％の酸コポリマーとの
混合物である。

用語「酸コポリマー」は、ボリオレ、フィンフィルムと
Ｍストリップとの間に接着性を生じさせる、押出し加工
が可能な接着剤として使用され、こうした接着剤は一般
的に有機無水物の、オレフィンの又は酸の又は場合によ
っては不飽和エステルの共重合によって得られる。この
酸コポリマーの例としては、ＰＲＩＭＡＣＯＲ，）ＩＥ
ＲＣＯＰＲＩＭＥ、　ＬＯＴＡＤＨ。

０ＲＥＶＡＣといった商標で市販されていするものが挙
げられるだろう。

本出願人は、この第２の方法によって得られる多層スト
リップが、混合されていない酸コポリマー層と押し出さ
れたポリオレフィン層とから成る多層ストリップが使用
される場合に、過酷なスタンピングと絞り加工とアイア
ニング加工との下で一層良好な特性を呈するということ
を発見している。本発明の別の実施態様では、２つの被
覆層（接着剤被覆十表面被覆）から成る被覆から、接着
性が改善された３つ以上の被覆層から成る被覆へと変更
することが有利である可能性があり、これらの３つの層
とは、５０％を越える酸コポリマーを含むＭストリップ
側の接着層と、４５〜５５％の酸コポリマー及び追加の
ポリオレフィンを含む中間層と、並びに、ポリオレフィ
ンをベースとする外側被覆とである。別の実施態様では
、その障壁作用を改善するために、例えば、接着剤被覆
によってＭストリップと外側のポリオレフィン層とに接
着された厚さ　３〜ｔＯｐａノＦＶＤＣ又ハＥＶＯＮ＋
７）中間被覆のような、３つ以上の被覆層との同時押出
しを用いることも可能である。

本発明の第２の方法の使用は、１つの被覆を別々に押出
しすることによってよりも、全ての被覆及び層を同時に
押出しすることによって行われることが好ましい。この
被覆の同時押出しは、この同時押出しの前に予備加熱さ
れたロール状Ｍストリップ上において直接的に行われて
もよい。第１段階では、多層フィルムを得るために、及
び第２段階では、本発明の第１の実施態様のように場合
に応じて加熱され及び被覆される２つの圧力シリンダー
の間を、予備加熱されたＭストリップと前記多層フィル
ムとを通過させることによって、前記多層フィルムが、
前記フィルムの接着面がＭストリップに面した側に来る
ように、Ｍストリップに接着するのを引き起こすために
、前記層又は被覆を同時押出しすることが同様に可能で
ある。この同時押出しは、３つの層の同時押出しの場合
には、染料及び滑り促進剤のような添加剤又は充填剤を
中間層の中に及び透明な表面層の中に取り込むことを可
能にする。

本発明の第３の方法では、少なくともそのＭストリップ
に接触しているポリオレフィンフィルム部分において、
そのフィルムを融解させる温度に予備加熱されたＭスト
リップに対し、圧力を加えながらポリオレフィンフィル
ムを付着させることが可能であり、更に、このＭストリ
ップは、カレンダー加工によって及び場合によっては更
にこの被覆されたＭストリップを急速に冷却することに
よって作り出される。ポリオレフィンフィルムは前記付
着の前にコロナ処理を受けることが有利である。低密度
線状ＰＥがこの方法に適している。

本発明の第２の目的は、本発明によって得られた多層ス
トリップ又は多層ストリップ部分を単にスタンピングす
ることによって又は典型的には絞り−アイアニング加工
することによって、固体潤滑剤粒子を含む外側塗料層が
容器の外側に配置されるような容器を作り出すために、
前記ストリップ又はストリップ部分を使用することであ
る。従って、上記において定義されたそのＨＡＤ比が典
型的には２．５より大きく、更に典型的には３〜５の間
にある、奥行きの深い容器を得ることが可能である。そ
うしたＨＡＤ比は、−船釣に２未満である貯蔵食品用罐
及び市販の飲物用罐のＨＡＤ比を上回っている。こうし
て得られた容器は装飾されることが普通である。

この使用は典型的には多層ストリップの絞り−アイアニ
ング加工から成る第１の段階を含み、この第１の段階は
慣用の工業用装置を使用するが外部の潤滑剤は必要とし
ない。特に引抜ダイスのような工具を冷却することが必
要であろうが、本発明では、この冷却は、成形の何れの
段階においても前記工具と及び多層ストリップとを湿潤
にすることを促進するために少量の界面活性剤が加えら
れた水を、前記工具に噴霧することによって行われる。

界面活性剤は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤又はエチレンオキシドをベースとする中性界面活性剤
であってよく、並びに、冷却水の表面張力を３０．１Ｏ
−３Ｎ、ａ−’より小さいものとするために、水に対し
て０．０１〜３重量％の及び好ましくは０．０５〜０．
５重量％の比率で使用される。ＡＴＯＣＨＥＭ社より商
標ｒＦＯＲＡＦＡｃ　Ｊとして市販される界面活性剤の
ようなフッ素化された基又は鎖を含む界面活性剤が、特
に効果的である。

絞り−アイアニング加工の後に続いて、印刷による装飾
を含む段階が行われることが有利であり、この装飾は絞
り−アイアニング加工工程の後に得られる外側ワニス上
に直接行うことが可能である。

そのワニスは、引抜ダイスによる高い機械的応力を直接
的に受けるにも拘らず、極めて良好に金属に接着し続け
、従って、そのワニスは、白色被覆物、インキ、又は上
塗り用塗料の何れであろうと、印刷又は塗装によって、
及び、それに続く、熱処理又は場合によっては照射（紫
外線もしくは電子ビーム）により行われる焼成によって
様々な装飾的要素を適用するための品質の良い裏材を構
成する。印刷物の焼成のために行われることの多い熱処
理を考慮し、及びアルミニウム層の露出による金属外観
を持つ部分を含むことがある装飾の繊細さも考慮すると
、完全に焼成されるワニスに比べてプラスチックフィル
ムは熱に対する安定性が劣るが故に、プラスチックフィ
ルムよりもむしろ非常に薄いプラスチック材料層でその
外側が覆われている容器を得ることが好ましい。

本出願人によって行われた試験は、その外側がプラスチ
ック材料層され及び絞り−アイアニング加工工程で作ら
れた、高いＨＡＤ比を持つ容器の製造における、固体潤
滑剤の重要な役割を実証している。

本発明のストリップ又はストリップ部分は、貯蔵食品用
罐又は「飲物罐」とも呼ばれる飲物用の貯蔵罐を製造す
るために使用されることが有利である。これは、例えば
栓キャップ（ｃｌｏｓｕｒｅ　Ｃ！＋１）又は上部密封
キャップのような、絞り−アイアニング加工による他の
包装要素を製造するために使用されることも可能である
。

本発明のストリップ又はストリップ部分の特に重要な用
途の１つは、ＨＡＤ比が２．５以上であることが多く及
び典型的には３〜５の範囲であるエアゾールタイプの罐
の製造である。そうした罐からエアゾール式ディストリ
ビュータ又はポンプ式ディストリビュータを得るために
は、前記罐は、その罐の側壁の頂端部上に密封される形
で固定される環状ドームと組み合わされることが好まし
い。

このドームはプラスチック材料で作られ、並びに、その
最小厚さが１．２〜４ｒｘｒｍの間である１つの環状シ
ェルと、並びに、前記ドームを前記側壁と分配手段との
各々に取り付けることを可能にする２つの環状部分（上
部及び下部）とから成り、更に、前記固定部分が前記環
状シェルを延長し及び取り囲む。このプラスチックドー
ムは硬いものであり、取扱上の衝撃に耐えるように、及
び、その本体がエアゾール式ディストリビュータとして
使用されるよう意図される時にはその内圧に耐えるよう
に、そのドームの厚さが選択される。そのドーム自体は
、製造が簡単で及び軽量の成形物であり、ドーム形状は
その基部と適合し及び、−船釣には真っ直ぐな環状部分
内において又はロールエツジを持つ部分内において、そ
の罐の頂端部が僅かに直径を縮められた罐を、即ち、軸
方向の母線を持つ罐を、使用することを可能にする。

ドームの形に狭窄された頂部を持つ一体的な部品として
製造される従来の金属罐の場合と比較すると、本発明に
よる多層罐の側壁の厚さは、所与の圧力に耐えるために
は、直径が縮められたモノブロックドーム（ｍｏｎｏｂ
ｌｏｃｋ　ｄｏｍｅ）という従来技術の場合において必
要とされる側壁の厚さの０．５〜０．６５倍であればよ
く、このことは驚くべき結果であり、及び、大きな経済
的有利性をもたらす。ドームの形に狭窄された頂部を持
つ従来技術による金属罐の場合には、前記壁の厚さ又は
少なくともその頂部部分の厚さは、その狭窄による変形
によって決まり、従って、典型的には、この厚さは圧力
自体に耐えるために必要な厚さの１．５〜１．８倍にな
る。本発明の場合における罐の端部の僅かな狭窄は、著
しい狭窄による前記変形に基づく付加的厚さを避けるこ
とを可能にし、従って、材料の驚くべき節約を可能にす
る。前記罐の頂端部のこうした狭窄は、典型的には、罐
本体の全体的直径とその狭められた頂部開口の内径との
間の差に相応し、この差は４〜１２ａ＋ｓの間であり、
及び、その９０％以上がＭ又はＭ合金である側壁の厚さ
は、次に示されるように前記壁の外径に対応する。尚、
括弧内に示される厚さは従来技術の絞り加工された管本
体に関する値である。

・φ３３■以上、４７＋ｍ未満：厚さ０．１５〜０．２
０閣、（０，３０〜Ｇ、３５ｍｍｍ） ・φ４１ｍ以上、５５閣未満：厚さ０．２０〜０．２５
ｍｍ　。

（０，３５〜０．４ｍ＋１） ・φ５５＋ｍ以上、８０閣以下：厚さ０．２５〜０．３
５皿、（０，４〜Ｇ、６　　ｏｎ） 前述の僅かな狭窄及びそれに関連する金属の著しい節約
は、本発明によって得られるディストリビュータ本体及
びディストリビュータの新しい構造の大きな利点である
。更に、実施例４で明らかにされるように、前記罐の外
側のプラスチック材料層表面上に、及び、従って、前記
罐の顆状部部分の密封アセンブリの高さにおいて、前記
真っ直ぐな部分内及び前記ドーム上に、プラスチックと
金属との局所的接触又は近接をもたらす小さな金属露出
区域が備えられることが可能であり、このプラスチック
と金属との局所的接触又は接近は、例えばエアゾールバ
ルブの固定用キャップをブリキ罐の上に嵌め込む従来技
術の罐の場合に生じるような金属／金属接触の場合より
も遥かに腐食を受は難い。

前記プラスチックドームは、連続的な製造に非常に適合
した方法を使用して、前記罐の頂端部上に密封される形
で取り付けられ、前記方法は、結合部材の接着及び溶接
と、管状部材頂部の周囲のロールエツジ（ｒｏｌｌｅｄ
　ｅｄｇｅ）の内側にプラスチック材料を注入すること
によってか又は前記ロールエツジによって閉じ込められ
た合成プラスチック部材の回転溶接（即ち、摩擦溶接）
することによって合成プラスチック材料の留め具を作る
ことと、並びに、前記管の頂端部上に摩擦溶接すること
とから成る。

これらの様々な方法と及びそうした方法から結果的に生
じる配置とが、以下の実施例によって説明されるだろう
。例えば、１つの方法では、典型的には、前記環状ドー
ムの外側に突出した頂端部上に嵌め込むことによって、
その頂端部がエアゾールバルブの又はディストリビュー
タポンプの固定用ドームに密封される形で固定されるデ
ィストリビュータ本体が得られる。−船釣には、前記環
状ドームは、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエス
テル、ポリアセタール、ポリプロピレン。

及びポリエチレンから成るグループの中の１つの材料で
ある。

エアゾール容器の場合には、例えば１．２ＭＰｇの内圧
といったその内圧に対する耐久性を求める要求を満たす
ために、又は、空気戻りｈｉｔ　ｒｅｊｏｒ＋）のため
の設備を持たないことが好ましいポンプが取り付けられ
るディストリビュータの場合には、真空に対する耐久性
を求める要求を満たすために、前記環状ドームの環状シ
ェルは、１．５〜３ｍｍの最小厚さを有することが好ま
しい。空気戻りのための設備を持たないポンプが取り付
けられたディストリビュータの場合には、吸込みオリフ
ィス又はポンプノズルに、その罐の底部にまで浸された
管が備えられなければならず、及び、前記端内への液体
又はクリームの最初の充填は、支障のない分配を実現す
るためには、その罐の内部空間の７５％を越えるもので
あってはならない。

本発明の効果 本発明は従来技術に比較して数多くの技術的及び経済的
な利点を与える。従来的には、エアゾール罐のような３
を越えるＨＡＤ比を持つ奥行きの深い容器は、典型的に
次のような５つの段階から成る製造を必要とし、この諸
段階は、 １）金属小塊（ｚｌｏＨ）の押出しによる成形、又は、
被覆なしのＭストリップの絞り−アイアニング加工と、 １１１　ｍ滑剤の除去のための脱脂及び／もしくは熱処
理と、並びに／又は、その内側表面上にワニスを塗布し
及びその外側表面上に印刷装飾の様々な被覆を付着させ
ることを確実に行うのに適した外側／内側表面を得るた
めの表面処理と、Ｃ）前記ワニスの焼成による内側プラ
スチック材料層と、ｄ）白色被覆物と、インキと、及び
上塗りワニスとを焼成処理と共に適用することによる装
飾と、並びに、 ｅ）縁部の円錐形の形削り（ｃｏｎｍｃｘｌ　ｓｈｘｐ
ｉｎｇ）及び意図された密封方法に従った成形とから成
る。

３を越えるＨＡＤ比を持つ奥行きの深い容器を得るため
のこの公知の方法に比較して、本発明による方法は次の
ような利点を与える。

絞り−アイアニング加工段階に外部の潤滑剤が全く不要
であること。このことは経済的利点をもたらすと共に、
衛生と安全と廃液処理とに関して利点をもたらす。尚、
こうした外部の潤滑剤は一般的に有機的性質を持ち、取
扱いが面倒である。

２）　脱脂及び／もしくは熱処理段階又は表面処理段階
が不要であること。

３）　本発明によって得られる容器が追加的な保護被覆
をまったく必要とせずに内容物を包装することを可能に
するが故に、内側プラスチック材料層と及びそれに組み
合わされた焼成段階とが不要であること。

４）「かじりきず」の問題によって、即ち、引抜ダイメ
による金属の引裂の問題によって制約を受けることなし
に、包装に適したどのアルミニウム合金も選択が可能で
あること。その結果として得られる装置の経済性が、生
産上の経済性に加算される。

５）　本発明によるプするための手段に組み合わされる
本発明による多層罐の頂端部の狭窄又はくびれは、小さ
いものであり、及び、 前記ドームは、その罐の外径とエアゾールバルブ又はデ
ィストリビュータポンプを固定する直径との間の減少の
本質的部分を達成させる。この場合の主要な利点は、 前記罐の仕上げがより容易であることと、典型的には相
対的に３５〜５０％の、前記罐の側壁厚さの大幅な減少
が可能である゛ことと、前記ドームと前記罐との間の密
封取付は箇所における腐食の危険性が著しく減少される
ことと、並びに、 ディストリビュータを組み立てる方法が単純であり及び
信頼性が高いこととである。

試験及び実施例 実施例１ １）　Ａｌストリップの製造 状態Ｈ１９のアルミニウム合金３００４の厚さ　５００
声のストリップが、リン酸が存在する中でその２つの表
面を脱脂され、その後、陽極リン酸酸化処理によって厚
さ６０１１ｆｆｌの酸化物被覆が作られた。

ｂ）多層ストリップの製造 １、第１段階では、容器の外側表面となるよう意図され
たＭストリップ（第２図に５で示される）表面のプラス
チック材料層が行われ、アクリルタイプのワニス（１（
ＯＬＤＥＮによって生産されるワニスＮα３２６４１２
）と、平均粒径又は直径２．５虜及び最大粒径９即のＰ
Ｅ／ＰＴＦＥ粒子混合物から成る　１．５重量％の固体
潤滑剤（’ＬＡＮＧＥＲ＆　Ｃｏの照会番号ＴＦ　１７
７ｇ）との混合物が、１８０℃における１２分間の前記
ワニスの完全焼成の後に厚さ　２Ｊｎのワニスの乾燥被
覆６　（第２図）を形成するために、Ｍストリップ５の
２つの表面の一方に塗布された。

典型的には、前記焼成は！６０〜２５（１℃の間で１５
秒間〜１５分間に亘って行われた。短時間且つ高温度の
焼成は、ベルト型炉内でのＭストリップの連続処理を必
要とし、一方、より長時間の且つより低温度の焼成は、
−船釣に、判型（＋ｏｔｍｉｊｓ）と称されるストリッ
プ部分へと前記ストリップが前もって切断されることを
前提とした。

こうして得られたプラスチック材料層表面の走査型電子
顕微鏡による検査（第１図及び第１ｂ図）は、前記ワニ
スの表面上に僅かな起伏を形成し及び第２図に概略的に
示される固体潤滑剤粒子＋００の存在に相応する、例え
ば各々に直径１６．１０及び６ＩＪＭの隆起１，２及び
３のような非常に多くの一般的に円形の隆起又は突起を
示している。

２、第２段階では、既にワニス６で被覆されたＭストリ
ップ５の他方の表面４が、ＰＰ（ポリプロピレン）フィ
ルム７で被覆され、こうして本発明による多層ストリッ
プ８が得られる（第２図）。このために、厚さ　３μｍ
のポリウレタン接着剤（）ＩＥＮＫＥＬによって生産さ
れる照会番号Ｎα３６４Ｇ）が、約６０℃に予備加熱さ
れたＭストリップの他方の表面４のうえに塗布によって
被覆させられた。

辻 溶剤の蒸発の後で、厚さ５０ｔｍ及び全方向のぽ伸率４
００〜６００％の「キャスト（ｃｓｓｌ）Ｊ品質のＰＰ
フィルムが、カレンダー加工によって付着させられ、更
に、このようにして被覆されたＭストリップと及び前記
ＰＰフィルムが、前記ＰＰフィルムが前記接着剤層に圧
力によって接着されるような仕方で、２つのローラの間
を循環させられた。前記２つのローラの一方は加熱され
、及び、ＰＰフィルムに接触する他方のローラは、その
ＰＰにも又は溶融ＰＥにさえも接着しないＰＴＦＥによ
って被覆される。このようにして、成形されるよう意図
される多層ストリップが得られる。

実施例２ 平型ダイスを用いて、他方の表面がプラスチック材料層
され及び１６０℃に予備加熱されたＭストリップ上にお
いて、２層の複合体ｔｏ＋ｔｔが同時押出しされ、前記
複合体が、 アルミニウム合金の陽極層と第２層１１との間の結合を
確実なものにするよう意図された、ＥＡＡ（エチレン−
アクリル酸）をベースとする酸コポリマー８５重量％と
）ＩＤ［’Ｅ　（高密度ポリエチレン）１５重量％との
混合物から成る、厚さ８ｐの第１眉１０（金属側）と、
及び から成る、厚さ４０ｔｘａ及び全方向の濾伸率４００〜
６００％の外側の第２の外側層１１とから成り、従って
、塗料被覆層６と、アルミニウム層５と、結合層１０と
、及び延性のあるプラスチック材料の表面層１１とから
成る連続層を持つ、本発明の多層ストリップ１２　（第
３図）が作られた。

実施例３ 多層複合体をＭストリップ上に押出しする代わりに、実
施例２で説明されたものと同一の組成及び厚さを持つ多
層複合体フィルムが環状押出しによって別々に製造され
たという点で、この実施例３は実施例２とは異なってい
る。その後、実施例１で説明された仕方と同様の仕方で
、このフィルムが、予備加熱が完了したプラスチック材
料層Ｍストリップの上にカレンダー加工によって付着さ
せられた。

実施例４ この実施例は、直径（Ｄ）　４７ｍｍ及び高さ（Ｈ）１
６０ｍｍの、即ち、ＨＡＤ比が３．４である中空本体が
得られる、実施例１の多層ストリップの成形を説明する
。

この多層ストリップの成形は、次のように、第１のスタ
ンピング−絞り加工の段階と、それに続く第２の絞り−
アイアニング加工の段階とから成った。

一円形ブランクの切断　１２７ＩＩＩ１１−第１回通過
　　　　６５　閤　　　４５圓　　ｏ、５５順　　０．
７−第２回通過　　　　４７．６ｅｎｘ　　　　７７ｗ
　　　０．５５圓ｍ　　　１．６絞り加工 −第１ダイ２　　　　４７．４ｍ＋＊　　　　ｌｏｏｍ
ｓ　　　０．４Ｏｎ＋ｍ　　　２．１〜第２ダイス　　
　　４７．３ｎ＋＋ｓ　　　　１１５ｍｍ　　　０．３
５ｍ　　　２．４−第３ダイス　　　　４７．０ｒｔｍ
ｌｆｉｏｍｍ　　　０．２５ｍｍ　　　３．４−均等な
長さへの切断 この成形は、前記多層ストリップ自体から連続的に行わ
れることも、又は、前記ストリップがストリップ部分又
は判型へと切断された後で行われることも可能だった。

界面活性剤ＦＯＲＡＦＡＣ（商標）０．１重量％が加え
えられた水の噴霧の下で絞り加工が行われ、この水は、
深絞りの後に得られるキャップの外側表面を特に湿潤さ
せた。この水には３重の目的があり、即ち、引抜ダイス
を冷・却することと、前記中空本体の内側表面及び外側
表面に対する損傷の危険性を低減させることと、並びに
、絞り加工の間に弓きちぎられたかもしれない固体潤滑
剤粒子のような何れかの汚れ又は残余物を取り除（こと
とが、その目的である。第１図に示されるような５００
倍に拡大する走査型電子顕微鏡による、未だ絞り加工の
行われていない深絞り部分の外側表面の検査は、１３．
１４．１５及び１Ｇのような隆起（第４図及び第４ｂｒ
ＩＩＪは隆起又は起伏の輪郭を示している）から、固体
潤滑剤の粒子がなお存在していることを示し、並びに、
それらの粒子が深絞り工程によってはあまり大きく変形
されてはいないことを示した。しかし、例えば起伏１３
．１４及び１５に相応する幾つかの粒子の前部及び／又
は後部において、即ち、−船釣に最大の粒径である粒子
の前部及び／又は後部において、ワニスと粒子との間に
分離を認めることができる。これらのＶ字形の分離は深
絞り工程の軸方向に配向されている。

絞り加工によって作られたスカートの同じ外側表面の顕
微鏡による検査（第５図）は、固体潤滑剤粒子が、その
全てではないとしてもその大部分において、絞り−アイ
アニング加工段階に掛けられたスカートの外側表面から
消滅してしまったことを示す。ワニス内に残された窪み
の中に、ワニスよりも硬質な粒子による、様々な大きさ
の非常に細長い楕円形の形の痕跡だけが認められる（痕
跡１６及び１７が識別し易いようにマーキングされてい
る第５図を参照のこと）。ワニスの最終的な厚さが非常
に小さいにも拘わらず、そのワニスが金属に接着したま
ま残っていることが観察できるだろう。しかし、１６の
ような前記楕円形痕跡の中央に、小さく露出された金属
区域１Ｂがある（このように露出された表面は３％未満
と推定される）ことが観察されることがある。こうした
露出区域は、最大の粒子が前記金属と接していた区域か
又は殆ど接していた区域に一致し、即ち、そうした粒子
の剥離によって露出された区域に一致するようである。

このように、固体潤滑剤粒子は「犠牲的な」潤滑剤粒子
として働き、これらの粒子は、最大のものが絞り加工段
階の最初に及び最小のものがその最後に除去される形で
、絞り加工の間に徐々に取り除かれる。

視覚的な検査では、その内側表面は均一な外観を示す。

金属中空本体と、塩を含む溶液を主成分とするモの内容
物と、及び中心電極との間を通る電流の強さを定電圧に
おいて測定することによって、内側被覆に対する損傷の
度合いを測定することを可能にする、ｒＷＡｃｏ試験」
と呼ばれる電気伝導率の試験が、 深絞り段階の終了時と及び各々の た （第１表） 第１表 ＤＸＨ（２０％Ｎ５（Ｊ溶液としテ）　　ｆ６．３Ｖ＋
：おイテ）４７．６Ｘ　　７７　　　　　　　　５０ｎ
ｍ　　　　　　　　　Ｏｍ＾４７．４Ｘ　１Ｇ０　　　
　　　　　８０ｗ　　　　　　　　　Ｏｆｌｌ＾４７、
３ｘ　ｉｏｏ　　　　　　　　　８０ｆｆＩＩＯ，５ｍ
＾４７　　Ｘ　１６０　　　　　　　　１２０ｎｎ　　
　　　　　　　１　　ｍ＾試験された表面に関しては、
５ｍＡを下回る電流の強さの値は容認可能であると見な
される。得られた強さの値は、成形の後に得られた多孔
性の低さを明らかに示し、従って、何であろうと、場合
によっては腐食性でさえある内容物の包装に対しても、
何ら追加的な処理を必要とせずに、前記内側表面が適合
することを示している。

実施例５ 第６図の物品（ドーム十ケーシング）１９又はディスト
リビュータ本体１９は、高密度ポリエチレン（ＩＩＤＰ
Ｅ）から成るドーム２０と、並びに、実施例４による絞
り−アイアニング加工の手順とそれに続くそのケーシン
グ頂端部の形成とによって得られる多層罐又はケーシン
グ２１とから成る。前記ドーム２０の頂端部は、その上
に分配手段が嵌め込まれることが可能な環を成す外径２
０ｍｍの外側張り出しくｅｘｊｅｔ＋＋ｔｌ　ｂｕｌｇ
ｅ）２２から成る。前記ドームは、この環２２の下部に
おいては、実質的に一定の厚さ２．３ｍのシェル２３と
、及び、外径４５ｇ及び内径３９閣の幅広い円形の下部
部分２４とから成り、さらに、この円形の下部部分２４
の端部は、断面が半径１．５１の半円形の輪郭を持ち及
び平均直径が４２ｆｆｉ１１である開いた円形溝から成
る。前記ドーム２０の全体の高さはｆｉｌｍである。

ケーシング２１は、厚さ０．２５μｍの円筒形本体２６
と、外側半径１．３＋ｍの外側エツジ２８が約１５０°
の方向でその上に載った、直径３６．５ｍの狭められた
開口２７とから成る。前記ロールエツジ２８上への前記
ドーム２０の取付けは、前記ドーム２０内の円形溝２５
の表面酸化処理（コロナ処理）によって、及び、前記溝
２５の表面上にシアノアクリレート接着剤を使用する接
着によって行われた。前記溝２５は前記ロールエツジ２
８の上に固定され、接着剤が乾燥するまで、１５秒間、
前記エツジと接触した状態に維持された。使用される接
着技術は、試験の結果として得られた。工業的応用の場
合、シアノアクリレート接着剤はシリコーン接着剤に比
べて遥かに好ましいものであることが発見されており、
その圧迫時間及び特に乾燥時間は、シリコーン接着剤を
凌いでいる。ポリウレタン接着剤が同様に満足すべきも
のであることが発見されている。例えば火炎処理又は成
形電極を使用する処理（コロナ作用）のような他の公知
の表面処理方法が、プラスチック材料の溝２５の表面処
理のために使用されてよい。

この場合に、ケーシング２１はエアゾール罐のために使
用されるよう意図され、そのモノブロック形の底部２９
は、加圧された推進剤気体の注入のためのオリフィスと
、及び、このオリフィスの密封栓ストッパ３θとから成
る。

実施例６ ケーシング２１の底部２ｇが密封されていることを除い
て、第６図のディストリビュータ本体１９と同一のデイ
ストリピータ本体１９が、ポンプ式ディストリビュータ
３１を作るために使用された（第７図）。このように、
分配器３５がその上に載ったポンプ３４の固定用金属ド
ーム３３が、密封継手３２を使用し、ドーム２０の頂部
張り出し端部２２の上に嵌め込まれた。このポンプ３４
は、特許文献ＥＰ−Ａ−０１４３１８３及びＥＰ−Ａ−
６０２５１８６３から公知であるような空気戻り用の設
備を持たないポンプであって、即ち、その容器の内側と
外側との間が連絡されていないポンプであり、その中に
含まれる内容物を良好に保存することを可能にする。前
記ディストリビュータ内に含まれる液体又はクリームの
良好な分配を得るために、ポンプ３４の入口ノズルに、
ケーシング２１の底部２ｇにまで達するプランジャー管
３６が備えられ、更に、その容器に含まれる内容物の初
期充填は、容器の内部容積の７０％に制限される。

実際に、試験結果は、８０％以上の充填の場合には、こ
こで使用されるような空気戻りのないポンプは十分には
働かないということと、及び、７Ｇ９６の充填では、ポ
ンプの作動が常に充分なものであることとを示した。こ
れらの試験は、支障のない分配を得るためには、（典型
的にはその容積が１リットル未満である）本発明の応用
物の範囲内では、最大で７５％の充填が尊重されるべき
であり、及び、このましい充填レベルが６０〜７５％の
範囲内であると結論付けることを可能にする。

実施例６ｂ 実施例２のディストリビュータ本体１９と同一の別のデ
ィストリビュータ本体が、次のような部分的変更による
エアゾール製品ディストリビュータを得るために使用さ
れる。ポンプ３４が、そのポンプのドーム３３と類似の
固定用ドームを嵌め込み固定することによってドーム２
０の突出部２２の上に取付けられたエアゾールバルブと
置き換えられる。

従って、ディストリビュータ本体１９は、そのままで、
２つのタイプの用途を有する。

実施例７〜９ ２０のようなプラスチックドームを多層ケーシング上に
密封する形で固定するための様々な方法が、連続的な製
造において使用可能である。これらの方法は第８図〜第
１０図に関連して説明される。

第８図は、ドーム２のプラスチック材料（この場合には
ＨＤＰＥ）とケーシング２１のプラスチック材料との両
方に適合可能であると共に、ケーシングのロールエツジ
２８上に局所的に露出される可能性のあるＭに適合可能
である環状結合部材３７を使用する、最初の３つの実施
例の場合と同一の幾何学的形状を持つドーム２０の、第
６図のケーシングと同一のケーシング２１の上への固定
を示す。０．２閣の厚さを持つ前記部材３７は、ドーム
２０のポリオレフィンと同一のポリオレフィンを含む、
即ち、ＰＥ及びＥＡＡを含む複合体である。その外側エ
ツジは前記ロールエツジ２８の端部上に噛み合わされ、
及び、ドーム２０の位置決めの後でその円形溝２５が前
記結合部材３７の上に取付は可能であり、更に、溶接が
、次の方法の中の１つによって、即ち、高周波誘導溶接
によって、回転溶接によって、又は、前記ドームが超音
波変換器を支持することが可能なように前記ドームを変
形することを伴う超音波溶接によって行われる。

第９図では、ケーシング２１のロールエツジ２８の上に
配置された円形溝２５を持つドーム２０が、前記ロール
エツジ２８の内部を塞ぐことなしに前記ロールエツジ２
８の端部を越えて約１ｍ延びる円形溝２５の一方の端部
を有することが示される。前記ドームのプラスチック材
料と同一のタイプのプラスチック材料（この場合にはＰ
Ｅ）の環状注入によって、円形溝２５の端部を縁取るド
ーム２０の外側スカート３８を部分的に融解させながら
、ロールエツジ２８の内部空洞が少なくとも部分的に充
填される。前記スカート３８は前記位置において　１Ｉ
ＩＩ１１の厚さを持つ。

スカート３８を延長するための良好な品質の密封溶接継
手が得られる。こうして成形によって堅固にされたドー
ム２０の端部３８は、前記ロールエツジの端部に近接し
なければならず、即ち、前記ロールエツジの端部に前方
に０．５１１Ｉｆｆ１未満又はそれより僅かに離れて位
置し、及び、前記ロールエツジ２８の内側に向かって少
なくとも　１ｍの隙間通路を残さなければならない。

第１０図による固定方法は、その頂部が図示されていな
いドーム２０のプラスチック材料と同一のタイプのプラ
スチック材料の環状成形部材３９を使用し、この部材３
９は、ケーシング端部エツジを丸める前に、ケーシング
の狭窄された肩または狭窄部分４０の上に置かれる。こ
の場合には、ドーム２０と同様にＰＥである前記部材３
９は、ケーシング２１の肩４０上に載る基部４１と、ケ
ーシング２１の頂端部エツジのロール２８によって表さ
れるように嵌め込まれる上部部分と、並びに、ドーム２
０の外側スカート４５と接触状態になる１つ以上の表面
（この場合には鉛直表面４３及び水平表面４４としての
２つの表面）とから成る。前記成形部材３９と、ロール
エツジ２８と及びドーム２０が所定の位置に設置され終
ると、ドーム２０の環状部分４５に対して環状表面４３
及び４４を回転溶接することによって、密封固定が行わ
れる。この固定はＩＩＦＨＦ誘導溶接超音波溶接によっ
て行われてもよい。

実施例１Ｇ　　（第１１図） この実施例では、多層ストリップを用いて並びに実施例
４による絞り−アイアニング加工手順を用いて、ケーシ
ング２【の場合と同じ方法でケーシング２１Ｇが得られ
ているが、この場合には、ケーシング２１０の頂端部４
Ｇは外径４０ｍの円筒形に狭窄される。

プラスチック材料のドーム１２０は、その底端部に、ケ
ーシング頂端部４６上の外側直径に０．２ｏｍの隙間を
置いてその内側表面が取付けられる真っ直ぐなスカート
１２１を有する。この密封固定は接着によって行われる
。

前記スカート１２１と狭窄端部４５との間に、実施例７
の結合環３７と同一のタイプの結合環１３７を使用する
ことも可能であり（第８図）、この結合環は、スカート
１２１がドーム１２０上に固定される前に、端部１３７
の周囲に配置される。その後、ＨＦ誘導溶接又は回転溶
接によって溶接が行われる。ドーム１２０のスカート１
２１の内径と及び前記環１３７の厚さは、溶接の前に僅
かな締め付は作用が得られるように選択される。

応　　用 本発明による多層ストリップと、並びに前記ストリップ
を使用する様々な中空本体、容器、又はディストリビュ
ータとは、その包装対象の製品の大半が前記°ストリッ
プのプラスチック材料内側被覆に対して不活性である、
洗浄用製品分野、衛生用品分野、食品分野、化粧品分野
、及び医薬品分野のような様々な産業分野で使用される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従ってプラスチック材料層されたＭス
トリップのプラスチック材料層側を示す５００倍の拡大
写真、第１ｂ図は第１図の重要な要素を示す概略図、第
２図は前記プラスチック材料層Ｍストリップから成る多
層ストリップの断面図、 第３図は前記プラスチック材料層Ｍストリップ部分から
成る第２多層ストリップの断面図、第４図及び第４ｂ図
はスタンピング又は絞り加工後の第２図の多層ストリッ
プの外側表面を第１図及び第１ｂ図と同様の仕方で示す
図、第５図及び第５ｂ図は絞り−アイアニング加工σ後
の第２図の多層ストリップの外側表面を第１図及び第１
ｂ図と同様の仕方で示す図、策６図は本発明によるディ
ストリビュータ本体の断面図、 第７図は同一のタイプのディストリビュータ本体から作
られる、ポンプ付きのディストリビュータの断面図、並
びに、 第８図〜第１１図は前記ディストリビュータ本体の罐及
びドームの様々な密封アセンブリ方法を示す部分断面図
である。 ４・・・・・・プラスチック材料層表面、　　５・・・
・・・金属層、？、１１・・・・・・プラスチック材料
表面被覆、８．１２・・・・・・ストリップ、　１０・
・・・・・接着剤層、１９・・・・・・ディストリビュ
ータ本体、２０、１２０・・・・・・ドーム、Ｈ，２１
０・・・・・・中空本体ケーシング、２２・・・・・・
外側張り出し、２３・・・・・・環状シェル、２５・・
・・・・円形溝、２８・・・・・・ロールエツジ、３３
・・・・・・固定用金属ドーム、３４・・・・・・ポン
プ、３７・・・・・・環状結合部材、３８，４５，１２
１・・・・・・スカート、ｌＯＯ・・・・・・固体潤滑
剤。 １ノ ＦＩＧ、２ ＩＧＪ ＦＩＧ、４ ＦＩＧ、４ｂ ＦＩＧ、５ ＦＩＧ、５ｂ ＦＩＧ、［１ ＦＩＧ、７ ＦＩＧ、８ ＦＩＧ、１０ ＦＩＧ、９ ＦＩＧ、１１ 手続補正書 （方式） 事件の表示 平成２年特許願第１７９３９２号 ２゜ 発明の名称 絞り加工もしくは絞り−アイアニング加工用のストリッ
プ又はストリップ部分及びその使用３゜ 補正をする者 事件との関係

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）プラスチック材料層で一方の表面が被覆され且つ
   ワニス層で他方の表面が被覆された金属層を含む、深絞
   り加工もしくは絞り−アイアニング加工するためのスト
   リップ又はストリップ部分であって、更に、 ａ）前記金属層がアルミニウム合金から成り、及び、そ
   の各々の表面上に厚さ２０〜８０ｎｍの陽極酸化物又は
   化学変換酸化物の被覆を有し、並びに、ｂ）前記ワニス
   被覆が、そのワニスより硬質であり且つ成形機械よりは
   軟質である粒子の形状の固体潤滑剤を含み、並びに、前
   記粒子の平均直径：焼成後の前記ワニスの厚さの比が１
   より大きいことを特徴とするストリップ又はストリップ
   部分。 （２）前記アルミニウム合金層がその各表面上に厚さ３
   ０〜８０ｎｍの陽極酸化物被覆を有する請求項１に記載
   のストリップ又はストップ部分。 （３）前記陽極酸化物被覆がリン酸陽極酸化によって得
   られる請求項２に記載のスリップ又はストリップ部分。 （４）前記アルミニウム合金層がその各表面上に厚さ２
   ０〜６０ｎｍの化学変換被覆を有する請求項１に記載の
   ストリップ又はストリップ部分。 （５）前記固体潤滑剤粒子の平均直径が１〜３０μｍで
   ある請求項１〜５の何れか一項に記載のストップ又はス
   トップ部分。 （６）焼成後の乾燥ワニス内の前記固体潤滑剤の含量が
   ０．１〜１０重量％であり、好ましくは０．５〜５重量
   ％である請求項６に記載のストリップ又はストリップ部
   分。 （７）前記固体潤滑剤が、１００，０００を越える分子
   量を持つＰＥ、ＰＰ、ＰＴＦＥ、もしくは有機アミドの
   粒子、又はこれらの粒子の混合物から成る請求項６に記
   載のストリップ又はストリップ部分。 （８）前記プラスチック材料被覆が１５〜１００μｍの
   厚さであり及び全方向に　２００％を越える延伸率を有
   する請求項１に記載のストリップ又はストリップ部分。 （９）前記プラスチック材料被覆が、５０重量％以上１
   ００重量％以下の、ＰＥ、ＰＰ、又はＰＥもしくはＰＰ
   と別のポリオレフィンとのコポリマーと、並びに、一方
   ではオレフィンから得られ及び他方では不飽和有機無水
   物もしくは不飽和有機酸から得られる多くとも５０重量
   ％の酸コポリマー、場合によっては不飽和エステルから
   得られる酸コポリマー、とを含む少なくとも１つの要素
   被覆から成る請求項８に記載のストリップ又はストリッ
   プ部分。 （１０）前記プラスチック材料被覆が、ＰＶＤＣ、ＥＶ
   ＯＨ又はポリアミドの障壁層と、それに続く接着剤層と
   、ポリオレフィンをベースとする層とから成る、異なっ
   た組成を持つ複数の要素被覆を含む請求項９に記載のス
   トリップ又はストリップ部分。 （１１）前記プラスチック材料層が低密度線状ポリエチ
   レンから成る請求項８に記載のストリップ又はストリッ
   プ部分。 （１２）前記金属層と前記プラスチック材料層との間に
   、ポリウレタンをベースとする厚さ０．５〜１０μｍの
   接着剤層を含む請求項８〜１０の何れか一項に記載のス
   トリップ又はストリップ部分。 （１３）前記金属層と前記プラスチック材料層との間に
   、５０重量％以上１００重量％以下の酸コポリマーと５
   ０重量％未満のポリオレフィンとから成る厚さ１〜２０
   μｍの接着剤層を含む請求項８〜１０の何れか一項に記
   載のストリップ又はストリップ部分。 （１４）前記プラスチック材料層が０．１〜０．５重量
   ％のエチレンビスステアロアミドを含有する請求項８に
   記載のストリップ又はストリップ部分。 （１５）前記ワニス被覆が１〜８μｍの、好ましくは２
   〜５μｍの厚さを持つ請求項１〜１４の何れか一項に記
   載のストリップ又はストリップ部分。 （１６）前記ワニスが、アクリル塗料、エポキシ尿素、
   ビニルオルガノゾル、エポキシフェノール、及びポリエ
   ステルから成るグループに属する組成のワニスである請
   求項１５に記載のストリップ又はストリップ部分。 （１７）請求項１〜１６の何れか一項に記載のストリッ
   プ又はストリップ部分の深絞り加工又は絞り−アイアニ
   ング加工によって中空本体又は容器を製造するための前
   記ストリップ又はストリップ部分の使用であって、前記
   固体潤滑剤を含有する前記ワニス被覆が前記中空本体又
   は容器の外表面上にあることを特徴とする使用。 （１８）前記深絞り加工及び／又は前記絞り−アイアニ
   ング加工が、外部から機械に潤滑剤を供給する必要なし
   に、及び、噴霧される水による機械の冷却を伴って行わ
   れる請求項１７に記載の使用。 （１９）得られた前記中空本体又は容器が、Ｈがその高
   さであり及びＤがその直径である時に、２．５以上の、
   典型的には３〜５の間のＨ：Ｄ比を持つ請求項１７又は
   １８に記載の使用。 （２０）貯蔵食品用の罐又は飲料用の罐の製造のための
   請求項１９に記載の使用。 （２１）栓キャップの製造のための請求項１９に記載の
   使用。 （２２）エアゾール噴霧器タイプのケーシングの製造の
   ための請求項１９に記載の使用。（２３）更に、ディス
   トリビュータ本体が、 ａ）得られた前記ケーシングの頂端部に、ロールエッジ
   又は真っ直ぐな狭窄環状部分から成る固定用部分が作ら
   れる段階と、 ｂ）外側に突出した上部環状端部と、前記上部端部より
   も幅が広く且つ前記ケーシングの前記固定用部分上に固
   定するための手段を含む下端部部分とによつて組み立て
   られる堅固な環状シェルから成るプラスチック材料の環
   状ドームを作る又は作ってしまう段階であって、前記ケ
   ーシングの前記固定用部分の上に固定するための手段が
   、前記ロールエッジの上にしっかりと固定される円形溝
   か又は前記真っ直ぐな狭窄環状部分の上にしっかりと固
   定される内側環状表面のいずれかから構成される段階と
   、並びに、 ｃ）前記環状ドームが、接着によって、溶接によって、
   又はプラスチック材料によるシーリングによって、前記
   固定手段を用いて前記ケーシングの頂端部上に固定され
   る段階とによって製造される請求項２２に記載の使用。 （２４）更に、エアゾール製品の分配のためのバルブ又
   は液体もしくはクリームの分配のためのポンプが、前記
   環状ドームの前記外側突出上端部上に取付けられるその
   固定用カラーもしくはドームによって密封される形で固
   定される請求項２３に記載の使用。 （２５）前記環状ドームの前記上部端部上に、空気戻り
   のための設備を持たないポンプが固定され、及び、前記
   ポンプの吸込みオリフィスにプランジャー管を備える請
   求項２４に記載の使用。 （２６）得られた前記深絞り加工容器又は絞り−アイア
   ニング加工容器が、 φ３３ｍｍ以上、４７ｍｍ未満：厚さ０．１５〜０．２
   ０ｍｍ、φ４７ｍｍ以上、５５ｍｍ未満：厚さ０．２０
   〜０．２５ｍｍ、φ５５ｍｍ以上、８０ｍｍ以下：厚さ
   ０．２５〜０．３５ｍｍ、の関係を満たす外径及び厚さ
   を有する請求項２２〜２５の何れか一項に記載の使用