JPH0311460A - 変換ウィンドウをテキストカーソルに見たてたかな漢字変換入力方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマルチウィンドウシステムに関し、特に変換ウ
ィンドウをテキストカーソルに見たてたかな漢字変換入
力方式に関する。

〔従来の技術〕

周知のように、文字の入出力を行う画面においては、次
の文字が入力されるであろう位置あるいは次の文字が出
力されるであろう位置、すなわちテキストカーソルポジ
ションという概念があり、従来は、テキストカーソルポ
ジションを画面上にテキストカーソルと呼ばれる矩形を
描画することによって示していた。

ところで、従来のかな漢字変換部を備えるマルチウィン
ドウシステムでは、入力されたかな文字列、かな漢字変
換された候補漢字等を表示する変換ウィンドウを画面上
の一定の固定領域（例えば、画面の最下部）に表示する
ようになっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のかな漢字変換部を備えるマルチウィンド
ウシステムでは、入力されたかな文字列かな漢字変換さ
れた候補漢字等を表示する変換ウィンドウを画面上の一
定の固定領域に表示するようになっていたので、漢字を
含む文字列の入力時に行うかな漢字変換操作において入
力されたかな文字列（読み）、かな漢字変換された漢字
候補等の表示がテキストカーソルポジションとは遠く隔
った場所で行われてしまう可能性が多々あり、その場合
にはテキストカーソルポジションから変換ウィンドウへ
、変換ウィンドウからテキストカーソルポジションへと
何度も視点の移動が発生してしまうという欠点がある。

本発明の目的は、上述の点に鑑み、変換ウィンドウを常
時テキストカーソルポジションに表示させることによっ
て、漢字を含む文字列の入力時の視点の移動を最小とす
るようにした変換ウィンドウをテキストカーソルに見た
てたかな漢字変換入力方式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の変換ウィンドウをテキストカーソルに見たてた
かな漢字変換方式は、マルチウィンドウシステムにおい
て、入力されたかな文字列を指示に基づいて選択的にか
な漢字変換するとともに入力されたかな文字列、かな漢
字変換された候補漢字等を変換ウィンドウに表示するか
な漢字変換部と、このかな漢字変換部から漢字を含む文
字列を入力して画面に表示するとともに前記変換ウィン
ドウを常時テキストカーソルポジションに表示させる日
本語入力プログラムとを有する。

〔作用〕

本発明の変換ウィンドウをテキストカーソルに見たてた
かな漢字変換入力方式では、かな漢字変換部が入力され
たかな文字列を指示に基づいて選択的にかな漢字変換す
るとともに入力されたかな文字列、かな漢字変換された
候補漢字等を変換ウィンドウに表示し、日本語入力プロ
グラムがかな漢字変換部から漢字を含む文字列を入力し
て画面に表示するとともに変換ウィンドウを常時テキス
トカーソルポジションに表示させる。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係る変換ウィンドウをテ
キストカーソルに見たてたかな漢字変換入力方式の構成
を示すブロック図である。本実施例の変換ウィンドウを
テキストカーソルに見たてたかな漢字変換入力方式は、
エディタ、メール処理プログラム、文書作成プログラム
等の漢字を含む文字列の入力を行う日本語入力プログラ
ムｌと、かな漢字変換を行うかな漢字変換部２と、マル
チウィンドランステム全体を管理して入力装置４との入
力インタフェースおよび表示装置５との出力インタフェ
ースを提供するウィンドウシステム管理部３と、入力装
置４と、表示装置５とから、その主要部が構成されてい
る。

第２図は、本実施例の変換ウィンドウをテキストカーソ
ルに見たてたかな漢字変換入力方式による画面表示の概
要を例示する図である。表示装置５の画面内に複数のテ
キスト入力ウィンドウ６が表示されており、テキストカ
ーソルポジションには変換ウィンドウ７が表示されてい
る。

第３図を参照すると、日本語入力プログラム１における
処理は、主処理ルーチン１１と、変換ウィンドウ移動ス
テップ１２とからなる。

第４図を参照すると、かな漢字変換部２における処理は
、入力ステップ２１と、かな漢字変換ステップ２２と、
変換ウィンドウの大きさ制御ステップ２３と、変換ウィ
ンドウへの文字描画ステップ２４と、日本語入力プログ
ラムへの入力伝達ステップ２５とからなる。

第５図（ａ）〜（ｍ）は、本実施例の変換ウィンドウを
テキストカーソルに見たてたかな漢字変換入力方式によ
るテキスト入力の様子を例示する図である。

次に、このように構成された本実施例の変換ウィンドウ
をテキストカーソルに見たてたかな漢字変換入力方式の
動作について説明する。

入力装置４からかな文字列または英文字列が入力される
と、かな漢字変換部２は、入力装置４から入力された文
字列をウィンドウシステム管理部３の入力インタフェー
スを介して得て（ステップ２１）、指示に応じてかな漢
字変換したり（ステップ２２）、しなかったりすること
により所望の漢字を含む文字列を生成する。なお、この
とき、ローマ字かな変換モードの場合には、かな漢字変
換部２は、かな漢字変換の前段としてローマ字かな変換
を行ってかな文字列を得るようになっている。次に、か
な漢字変換部２は、変換ウィンドウ７内にかな文字列（
読み）、かな漢字変換された候補漢字等を表示させるた
めに表示に先立って変換ウィンドウ７を適切な大きさに
変更する（ステップ２３）。続いて、かな漢字変換部２
は、ウィンドウシステム制御部３の出力インタフェース
を介して変換ウィンドウ７への文字の描画を行い（ステ
ップ２４）、かな漢字変換が確定されると、漢字を含む
文字列を日本語入力プログラムｌに伝達する（ステップ
２５）。

口木語入カプログラｌ、１は、かな漢字変換部２から漢
字を含む文字列を得て、この漢字を含む文字列や日本語
入力プログラム１からのメツセージをウィンドウシステ
ム制御部３の出力インタフェースを介してテキスト入力
ウィンドウ６に表示する（ルーチン１１）。なお、漢字
を含む文字列のテキ、スト入力ウィンドウ６への表示は
、変換ウィンドウ７で示されるテキストカーソルポジシ
ョンに対して行われる。また、日本語入力プログラムｌ
は、テキスト入力ウィンドウ６での漢字を含む文字列の
入力に従ってテキストカーソルポジションが変わったと
きには、変換ウィンドウ７をテキストカーソルとして兼
用させるために変わったテキストカーソルポジションに
変換ウィンドウ７を移動させる（ステップ１２）。

次に、本実施例の変換ウィンドウをテキストカーソルに
見たてたかな漢字変換入力方式の動作について、第５図
（ａ）〜（ｍ）を参照しながらより具体的に説明する。

第５図（ａ）〜（Ｃ）は、ローマ字入力モードで英文字
を順次入力していく様子を示す図である。

テキストカーソルポジションの移動に従って、日本語入
力プログラム１によりテキストカーソルを兼用する変換
ウィンドウ７がテキストカーソルポジションに順次移動
される。

第５図（ｄ）〜（Ｎは、ローマ字かな変換モードに切り
換えた後に“　ｔｏ”と入力した様子を示す図である。

これらの図からもわかるように、ローマ字かな変換もか
な漢字変換部２により変換ウィンドウ７内で行われる。

ローマ字入力およびローマ字かな変換が行われ、さらに
かな漢字変換が「と」と確定されると、かな漢字変換部
２から文字列「と」が日本語入力プログラムｌに渡され
る。文字列「と」が渡されると、日本語入力プログラム
１により文字列「と」の表示および変換ウィンドウ７の
移動が行われ、またかな漢字変換部２により変換ウィン
ドウ７の内容が消去される。

第５図（ｇ）〜（ｍ）は、かな漢字変換入力を含む入力
の様子を示す図である。変換ウィンドウ７は、かな漢字
変換部２によりかな漢字変換中の文字列を表示しきれる
ように変（＾ウィンドウ７の制御に従って大きさを変更
される。

かな漢字変換時には、２つ以上の漢字候補を表示する場
合もあるが、その場合も第５図（ｆｆ）の例で示される
ように、変換ウィンドウ７の大きさを拡大して変換ウィ
ンドウ７内に２つ以上の漢字候補を表示する。かな漢字
変換が確定されたときには、かな漢字変換部２から日本
語入力プログラム１へと６′任定された文字列「日本語
」が渡され、変換ウィンドウ７は小さな空の矩形に戻る
。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、変換ウィンドウをテキス
トカーソルポジションに表示してテキストカーソルとし
て兼用することにより、従来変換ウィンドウを用いてか
な漢字変換入力を行った場合に頻繁に生じていた視点の
移動を変換ウィンドウ内でかな漢字変換を行うという手
法を保ったままで解消することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る変換ウィンドウをテキ
ストカーソルに見たてたかな漢字変換入力方式の構成を
示すブロック図、 第２図は本実施例の変換ウィンドウをテキストカーソル
に見たてたかな漢字変換入力方式における画面表示の概
要を例示する図、 第３図は第１図中の日本語入力プログラムにおける変換
ウィンドウに関連する部分の処理を示す流れ図、 第４図は第１図中のかな漢字変換部における変換ウィン
ドウに関連する部分の処理を示す流れ図、第５図（ａ）
〜（ｍ）は本実施例の変換ウィンドウをテキストカーソ
ルに見たてたかな漢字変換入力方式によるテキスト入力
の一例を示す図である。 図において、 １・・・日本語入力プログラム、 ２・・・かな漢字変換部、 ３・・・ウィンドウシステム管理部、 ４・・・入力装置、 ５・・・表示装置、 ６・・・テキスト入力ウィンドウ、 ７・・・変換ウィンドウである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 マルチウィンドウシステムにおいて、 入力されたかな文字列を指示に基づいて選択的にかな漢
   字変換するとともに入力されたかな文字列、かな漢字変
   換された候補漢字等を変換ウィンドウに表示するかな漢
   字変換部と、 このかな漢字変換部から漢字を含む文字列を入力して画
   面に表示するとともに前記変換ウィンドウを常時テキス
   トカーソルポジションに表示させる日本語入力プログラ
   ムと を有することを特徴とする変換ウィンドウをテキストカ
   ーソルに見たてたかな漢字変換入力方式。