JPH03114460A - 医療用三次元定位装置 - Google Patents

医療用三次元定位装置

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JPH03114460A
JPH03114460A JP1252258A JP25225889A JPH03114460A JP H03114460 A JPH03114460 A JP H03114460A JP 1252258 A JP1252258 A JP 1252258A JP 25225889 A JP25225889 A JP 25225889A JP H03114460 A JPH03114460 A JP H03114460A
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JP
Japan
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lesion
parallel link
dimensional
reference point
mri
Prior art date
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Pending
Application number
JP1252258A
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English (en)
Inventor
Katsushige Nakamura
勝重 中村
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Mitaka Kohki Co Ltd
Original Assignee
Mitaka Kohki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は医療用三次元定位装置、特に脳外科手術等に
好適な医療用三次元定位装置に関する。
〈従来の技術〉 CTスキャンやMRIスキャン等の装置(以下、単にC
TXMRIと称す)の普及を契機として脳神経外科は大
きな転機を迎えた。すなわち、これまでの頭蓋単純撮影
や脳血管撮影などの画像診断法に代わって、現在ではコ
ンピュータによる解析を経た三次元的な画像診断法が脳
外科手術の主体になった。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このようなCTやMRIを利用した画像
診断法にあっては、ターゲットである病巣の位置を三次
元的に得られるだけであり、その得られた位置情報を実
際に手術する患者の頭部に再現することは難しかった。
すなわち、CT等の画像上で指定された任意の位置を再
現するために、各種CT誘導型定位脳手術装置等も現在
開発されつつあるが、再現の正確性の面で必ずしも満足
のいくものでなかった。
また、現在開発されつつあるこのような各種CT誘導型
定位脳手術装置の再現性が仮に正確であったとしても、
開頭を伴う脳外科手術独自の別の問題が残ることとなる
。すなわち、開頭手術を行う場合、仮にターゲットであ
る病巣の位置を患者の頭部表面において正確に特定でき
たとしても、すぐにその特定位置を開頭する訳にはいか
ない事情がある。つまり、開頭しようとする頭蓋骨と病
巣との間に触れてはいけない特別大事な神経組織等が存
在しているような場合は、たとえその間頭位置が病巣に
対する最短位置であったとしてもその位置を開頭するこ
とはできず、病巣からの距離がたとえ遠くなるにしても
前記神経組織と干渉しない別の位置を開頭し、そこから
病巣ヘアプローチしなければならなかった。ところが、
従来のCT誘導型定位脳手術装置等の場合は、前記の如
きアプローチ方向の変更に伴う操作性が大変悪く、最適
な開頭位置を探すための操作が大変面倒であった。
ところで、発明者は先に脳外科手術等に好適な医療用光
学機器のスタンド装置に関する提案を行っている(特開
昭64−56409号公報参照)。
このスタンド装置は、光学機器にて覗き込む角度をどの
ように変化させても、常に一点を捉え続けることができ
るというものである。
この発明はこのような先の提案を利用しつつ、前記CT
やMRIにより三次元的に捉えた病巣の位置情報を実際
の手術に正確に再現でき最適な開頭位置を探す際の操作
が簡単な医療用三次元定位装置を提供せんとするもので
ある。
く課題を解決するための手段〉 この発明に係る医療用三次元定位装置は、上記の目的を
達成するために、先端部に一定方向を指向する位置決め
器具が取付けられ且つ回動軸中心に回動自在とされた平
行リンクユニットを、支持ユニットにより前後・左右・
上下の任意位置へ移動・位置決め自在に支持すると共に
、前記位置決め器具が指向する基準点を前記回動軸上に
合致させ且つ該基準点の位置を位置検出手段により検出
自在としたものである。
〈作 用〉 平行リンクユニットをどのように移動(変形)或いは回
動させたとしても、位置決め器具の指向する基準点は常
に回動軸上にあるため不動である。
従って、平行リンクユニット全体を支持ユニットにより
移動し、前記基準点を患者頭部の病巣位置に位置決めさ
せれば、基準点は常にその病巣を指向する。すなわち、
位置決め器具をどのような角度にしたとしても、その位
置決め器具の指向方向には必ず病巣が存在していること
となるので、CTやMRIで得られた画像写真を参照し
つつ、病巣への最適なアプローチ角(開頭位置)を選ぶ
のに好適である。
また、位置決め器具の基準点を位置検手段にて検出して
いるので、この位置検手段から得られた情報と、CTや
MRIにより得られた病巣の位置情報を、それぞれコン
ピュータ画面等でモニターしながら合致させれば、CT
やMRIにより得られた三次元的位置情報をそのまま実
際の手術における患者の頭部等へ正確に再現することが
できる。
すなわち、例えば位置決め器具として手術用顕微鏡を採
用したような場合、平行リンクユニットを支持ユニット
により前後・左右・上下の任意位置に移動させながら、
CT等から得られた位置情報と手術用顕微鏡の基準点(
焦点)の現在の位置情報とがコンピュータ画面上で合致
する位置を探し、合致した時点で支持ユニットをロック
して手術用顕微鏡を覗けば、その顕微鏡から覗いた方向
に病巣があることになる。従って、そのまま視野部分を
開頭しても良いし、平行リンクユニットを変形成いは回
動させることで顕微鏡にて覗く角度を変更してから開頭
してもよい。顕微鏡から覗いた方向に病巣があることに
変わりはない。
〈実 施 例〉 以下この発明の好適な一実施例を第1図〜第5図に基づ
いて説明する。
まず最初に第1図及び第2図を用いて構造を説明する。
この実施例に係る医療用三次元定位装置は、平行リンク
ユニット4と、これを支持する支持ユニット9とに大別
できる。1はセンタシャフトで、支持ユニット9を構成
する一部分である。
このセンタシャフト1は回動軸P4を中心に回動自在で
あると共に、軸P3を中心にその傾きを変化できるよう
にもなっており、その前方側には2つの平行リンク2.
3からなる平行リンクユニット4が取付けである。この
2つの平行リンク2.3のうち、平行リンク2が「位置
決め器具」としての手術用顕微鏡5を支持するためのも
のであり、平行リンク3はその平行リンク2を支えるた
めのものである。そして、平行リンク2.3とも、2本
のリンクパー2a、2b及び3a、3bにて形成されて
いる。そして、特に平行リンク2の上下リンクパー2a
、2bのうち、下側のリンクパー2bは先端部6側が上
方へ曲折形成され、上側のリンクパー2aと略水平状態
になっている。従って、この平行リンク2の先端部6側
には、その分だけ干渉回避部7としての空間が形成され
たこととなる。
そして、この平行リンク2の先端部6に支持されている
のが手術用顕微鏡5であり、この手術用顕微鏡5は軸P
、を中心に回動自在とされている。
この手術用顕微鏡5の焦点fは、センタシャフト1の回
動軸P、上に位置決め設置されており、平行リンクユニ
ット4をA−B方向(第2図参照)へ変形しても、或い
はC−D方向(第1図参照)に回動させても焦点fの位
置は全く変わらないようになっている(第4図参照)。
また、8は操作ハンドルで、手術用顕微鏡5を移動操作
(スウィング)させる際に使用するものである。
更に、センタシャフトlの後方側には、複数枚の錘板を
重ねたカウンタウェイトWが配されている。このカウン
タウェイトWは前記平行リンクユニット4と連動して動
くようになっており、前記平行リンクユニット4のB方
向へかかる倒れ込み重量と、センタシャフト1(回動軸
P4)を中心とした平行リンクユニット4のC−D方向
への回転モーメントとを各々相殺し、ウェイトバランス
を図るようになっている。
そして、支持ユニット9は、前記センタシャフトlの他
、2つの水平回動アーム1O111と計器部12を備え
た胴部13と、この胴部13が平面視で斜め交差方向に
取付けられているベース部14等により構成され、平行
リンクユニット4を前後・左右・上下の任意位置に移動
できるようになっている。前記水平回動アーム10、■
1は各々軸P、及びP2にて回動自在に支持しており、
小さい方の水平回動アーム11の方で前記センタシャフ
ト1を支持している。また、この医療用三次元定位装置
は、この支持ユニット9と平行リンクユニット4とが分
割・組立て自在とされており、搬送・搬入時などの便宜
が図られている。更に、15はハンドル部で、支持ユニ
ット9全体を移動させる際に持つところである。
次いで、以上説明した支持ユニット9及び平行リンクユ
ニット4の関節相当部分には、それぞれ電磁クラッチ0
1〜C5と「位置決め手段」としてのロータリエンコー
ダH1〜H6とか、それぞれ一対組付けられている。具
体的には、前記軸Pに電磁クラッチCIとロータリエン
コーダHが、軸P2に電磁クラッチC2とロータリエン
コーダH2が、軸P3には電磁クラッチC3とロークリ
エンコーダH3が、平行リンクユニット4のA−B方向
への回動(変形)をロックすると共に該回動(変形)量
を検出するために平行リンクユニット4と連動するカウ
ンタウェイトWの前側部分に電磁クラッチC1とロータ
リエンコーダH4が、手術用顕微鏡5を支持する先端部
6の軸P5に電磁クラッチC5とロークリエンコーダH
5とが、それぞれ設けられている。また、計器部I2に
はコンピュータMCが接続してあり、各ロークリエンコ
ーダH1〜H5からの情報を解析して数値化し、モニタ
ー画面にデイスプレィできるようになっている。また、
前記説明した各ロークリエンコーダH1〜H5は、各々
各部品の回動軸に直結しであるので誤差が少なく、正確
な検出を行なえるものである。
次に、この医療用三次元定位装置の使用方法を説明する
。まず、患者I6の頭部Kを図示せぬ固定治具により手
術台17に固定し、頭部にの表面の任意位置に3ケ所の
マークM+ 、M2 、M3を設定する。そして、頭部
Kに設定したこれらマークM、 、M2、M3の位置に
それぞれ、CT又はMRIにて描出され得る材質製(例
えば金属製)の小球(図示せず)を1個づつテープにて
予め付けておく。そして、患者16の頭部Kを既知のC
T又はMRIにセットし、頭部にのスライス画像写真を
予め撮っておく。このスライス画像写真を撮った時点で
、各マークM1、M2、M3の位置から頭部にの原点G
の位置が決定され、同時にこの原点Gに対する病巣Tの
三次元的位置情報も計算により求められる。すなわち、
原点Gに対する病巣Tの三次元的座標位置(x、  y
、  z)等を知ることができる。原点Gは、第3図の
如く、マークM1とマークM3とを結ぶ線と、残りのマ
ークM2を含む前記線の直交線との交点である。
このようにして、CT又はMRIにより画像写真を撮ら
れ、そして、原点Gが決定された後に、患者16の頭部
Kからは3点のマークMIXM2、M3の金属小球を外
し、患者16は固定治具により頭部Kを固定されたまま
手術室へ運ばれる。
固定治具により頭部Kが固定されていることから、水平
(フロア)に対する頭部にの傾き状態は、前記CT又は
MRIにより画像写真を撮った状態と同じ状態が再現さ
れている。
そして、今度は患者16の頭部Kを医療用三次元定位装
置の手術用顕微鏡5の下方位置にセットする。次いで、
前記マークM1、M2、M3を基準として手術用顕微鏡
5の焦点fを前記頭部にの原点Gに合致させる。すなわ
ち、電磁クラッチC〜C3をフリーにすることにより、
平行リンクユニット4を前後・左右・上下に移動させ、
焦点fを原点Gに合致させる。そして、この原点Gの位
置をコンピュータMCに覚え込ませる。尚、平行リンク
ユニット4の上下移動は、センタシャフトlを軸P3中
心に傾けることにより行われる。
そして、次に病巣Tの探し方を説明する。まず、手術用
顕微鏡5の焦点fを、原点G位置から頭部に内の病巣T
へ移動させるべく、CT又はMRIから得られた病巣T
の三次元座標(x、  y、  z)に基づいて、平行
リンクユニット4全体を再度支持ユニット9により移動
させる。すなわち、先と同様に電磁クラッチ01〜C3
をフリーにして、コンピュータMCのモニター画面上に
表示されている焦点fの現在位置を表す三次元座標数値
の全てが、CT又はMRIから得られた病巣Tの位置を
表す先の座標位置(x、y、z)と合致するまで、支持
ユニット9により平行リンクユニット4全体を移動させ
る。
このようにして焦点fを病巣Tにいったん合致させてし
まえば、手術用顕微鏡5がどのようなアプローチ角をと
ろうとも、常に病巣T(焦点f)を指向するので、手術
用顕微鏡5の視野部分を開頭すれば必ず病巣Tに到達す
る。このような機能を備えていることにより、病巣Tに
対する手術のアプローチ角を任意に且つ容易に選定する
ことができる。例えば、第5図に示されている如く、符
号A1で示したアプローチ角でもって開頭すれば、病巣
Tを最短距離で捉えることができるが、その場合の開頭
位置と病巣Tとの間に大事な神経組織Eなどが存在して
いるようなときはその神経組織を傷つけてしまうおそれ
があるので、たとえ最短距離であってもそこを開頭する
訳にはいかない。
従って、このアプローチ角A1以外の、例えばアプロー
チ角A2等から開頭を行う必要がある。尚、このように
して最適アプローチ角を探す場合、先にCT又はMRI
で撮っておいた頭部の画像写真を参照しつつ行えば大変
便利である。更に、平行リンクユニット4をA−B方向
へ変形させたり、或いは回動軸P4を中心にしてC−D
方向に倒したりする場合も、カウンタウェイトWにより
平行リンクユニット4全体のウェイトバランスが保たれ
ているために、操作に大きな力を要しない。すなわち、
手術用顕微鏡5が恰も無重力空間に浮いている如き状態
となっており、手術用顕微鏡5の向きや位置を軽い力で
自由に変更することができる。そして、電磁クラッチC
1及びC5により、変更後における手術用顕微鏡5の向
きや位置をそのままロックすることができる。尚、電磁
クラッチ01〜C5の0N−OFFは操作ハンドル8に
設けられている手元スイッチボタン8aを押すことによ
り行うことができるので大変便利である。
尚、以上の説明において、焦点fをいったん頭部にの原
点Gに合わせ、それから病巣Tに合わせる例を示したが
、コンピュータMCの解析により、最初の焦点fと病巣
Tとの位置関係が認識できれば、焦点fをダイレクトに
病巣Tへ合致させるようにしても良い。
また、「位置検出手段Jとして、エンコーダH〜H5を
例にしたが、ポテンショメータその他であっても良い。
また、「位置決め器具Jは手術用顕微鏡に限定されず、
一定の方向を指向し且つ基準点を有するものであれば単
なる細棒状の方針でも、細い光ビームを照射する光ビー
ム照射部でもなんでも良い。
〈発明の効果〉 この発明に係る医療用三次元定位装置は、以上説明して
きた如き内容のものであって、位置決め器具における基
準点が不動なので、この位置決め器具はこの基準点を必
ず指向する。従って、平行リンクユニット全体を支持ユ
ニットにより移動し、前記位置決め器具の基準点を患者
頭部等の病巣位置に合致させれば、その位置決め器具が
常にその病巣を指向することとなるので、この病巣への
最適アプローチ角(開頭位置)を選ぶ際の操作が大変容
易である。
また、位置決め器具の基準点の位置を位置検出手段にて
検出しているので、この位置検出手段による情報を数値
化してコンピュータ画面にてモニターし、CTやMRI
により三次元的に捉えたターゲット(病巣)の位置情報
と合致させることにより、それらCTやMRIにより得
られた三次元的位置情報を実際の手術における患者の頭
部へ正確に再現することができる。
また、この発明の実施例の如(、平行リンクユニットと
釣り合うカウンタウェイトを設ければ、平行リンクユニ
ットを操作するの′に大きな力を要せず、敏速で且つ確
実な操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る医療用三次元定位装
置を示す全体斜視図、 第2図は第1図で示した医療用三次元定位装置の使用状
態を示す側面図、 第3図は原点及び病巣の位置を表す患者頭部の分解斜視
図、 第4図は平行リンクユニットを変形動作を示す概略説明
図、そして 第5図は患者頭部の断面図である。 4 °・パ 平行リンクユニット 5 ′°・ 手術用顕微鏡(位置決め器具)9− 支持
ユニット f ・−゛ 焦点(基準点) H1〜H5−ロークリエンコーダ (位置検出手段) 第 4 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)先端部に一定方向を指向する位置決め器具が取付
    けられ且つ回動軸中心に回動自在とされた平行リンクユ
    ニットを、支持ユニットにより前後・左右・上下の任意
    位置へ移動・位置決め自在に支持すると共に、 前記位置決め器具が指向する基準点を前記回動軸上に合
    致させ且つ該基準点の位置を位置検出手段により検出自
    在としたことを特徴とする医療用三次元定位装置。
  2. (2)位置決め器具が手術用顕微鏡であり、その基準点
    が焦点である請求項(1)記載の医療用三次元定位装置
  3. (3)位置検出手段がエンコーダである請求項(1)又
    は(2)記載の医療用三次元定位装置。
JP1252258A 1989-09-29 1989-09-29 医療用三次元定位装置 Pending JPH03114460A (ja)

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