JPH03113712A - ヘツド位置検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばハードディスクを記録及び／又は再生
するハードディスク装置に適用するのに最適なヘッド位
置検出装置に関するものである。

〔発明の概要コ 本発明は、磁性体からなる記録トラックと、非磁性体か
らなるガートバンドとがデータ面に形成されたディスク
状記録媒体を用い、上記記録トラックを磁気ヘッドの位
置検出情報として直接光学的に検出できるように構成す
ることにより、サーマルオフトラックが全く発生せず、
高精度なヘッド位置検出を行えるようにしたものである
。

〔従来の技術〕

従来から、ハードディスクを記録及び／又は再生するハ
ードディスク装置のヘッド位置検出装置には、例えば本
発明の出罪人の先願例である実願昭６２−５５５３３号
に見られるような光学式エンコーダが使用されている。

この光学式エンコーダは、磁気ヘッドであるスライダー
付ヘッドが先端に取付けられたヘッドアームの一部にウ
ィングを介してガラススケールを取付け、ヘッドアーム
によってスライダー付ヘッドをハードデイヌクの中径方
向に走査させて記録及び／ヌは再生する際に、ヘッドア
ームによってガラススケールをレティクルに対して揺動
させ、これらガラススケール及びレティクルを透過して
受光部で受光される三角波をヘッド位置検出信号として
使用して、スライダー付ヘッドのシークやトラッキング
を行うようにしたものである。

［発明が解決しようとする課題〕 しかし、この種光学式エンコーダは、ヘッドアームにウ
ィングを介して取付けられたガラススケールが、スライ
ダー付ヘッドから離れた位置に設置され、材質も異なる
ために、サーマルオフトランクが発生し易い。また、ス
ライダー付ヘッドの位置検出情報の品位が、ガラススケ
ールのピンチ精度や取付精度に依存するため、ｌ）−ド
ディスクの高密度記録には限度があると言う問題点がち
つた。

本発明は、ディスク状記録媒体の記録トランクを磁気ヘ
ッドの位置検出情報として直接光学的に検出できるよ５
にしたヘッド位置検出装置を提供することを目的として
いる。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のヘッド位置検出装
置は、磁性体からなる記録トランクと、非磁性体からな
るガートバンドとがデータ面に形成されたディスク状記
録媒体と、上記ディスク状記録媒体の上記記録トランク
に信号を記録及び／又は再生する磁気ヘッドと、上記デ
ィスク状記録媒体のデータ面に直線偏光させた光を照射
する手段と、上記データ面で反射した光を上記磁気ヘッ
ドの支持部に設けられた光学系で受けて、よ記照射光と
同じ偏光角を有する偏光子を通して検出する手段とを具
備させたものである。

［作　用〕 上記のように構成されたヘッド位置検出装置は、直線偏
光された光をディスク状記録媒体のデータ面に照射する
と、非磁性体からなるガートバンドで反射した光は偏光
角が全く変化されないのに対して、磁性体からなる記録
トラックで反射した光は、カー効果によって偏光角が変
化する。従って、データ面で反射した光を磁気ヘッドの
支持部に設けられた光学系で受けて、照射光と同じ偏光
角を有する偏光子を通して検出すると、ガートバンドと
記録トランクとを光の明暗で検出することができるので
、記録トラックを磁気ヘッドの位置検出情報として直接
光学的に検出することができる。

〔実施例〕

以下、本発明をハードディスク装置のヘッド位置検出装
置に適用した一実施例を図面を参照して説明する。

まず、第４図によって、ハードディスク装置１を説明す
る。

ディスク記録再生装置の一例であるハードディスク装置
１は、密閉ケーク２内にお（・てディスク状記録媒体の
一例であるハードディスク６を磁気ヘッドの一例である
スライダー付ヘッド４によって記録及び／又は再生する
ものである。

この際、ハードディスク３をスピンドルモータ５のスピ
ンドル６によって例えば矢印ａ方向に高速で回転駆動し
、スライダー付ヘッド４がヘッド支持部材７を介して先
端に取付けられたヘッドアーム８をボイスコイルモータ
９によってアーム軸１０を中心に矢ｆｌｌＯｂ方向に揺
動駆動することにより、スライダー付ヘッド４をハード
ディスク３のデータ面１１上でミクロンオーダで浮止さ
せた状態で、ハードディスク６０牛径方向である矢印す
方向に走査させて、データ面１１上の後述する多数の記
録トランク２５の記録及び／又は再生を行５ものである
。

次に、第１図〜第３図によって、ヘッド位置検出装置２
１を説明する〇 まず、ハードディスク６は、ディスクリートトランクメ
ディアで構成されていて、アルミニウム等で構成された
ディスク基板２２に磁性体からなる記録トラック２３と
非磁性体からなるガートバンド２４とを交互に同心円状
に形成して、データ面１１を構成して（・る。このディ
スクリートトラックメディアは、例えばディスク基板２
２に塗布した磁性層に、記録トラック２３部分を残して
、ガートバンド２４部分をエツチング加工等する方法や
ディスク基板２２にエツチング加工等にて形成した溝内
に磁性体を埋設する方法等によって製作することができ
る。従って、ガートバンド２４部分は図に示されるよう
に溝状に開放されたものであっても良く、或いはガート
バンド２４部分が非磁性体によって記録トランク２３と
ほぼ面一状に閉塞されたものであっても良い。なお、記
録トランク２３の厚さＴｆｉ通常０．１μｍ以下となる
。

また、記録トランク２３及びガイドバンド２４をスパイ
ラル状に形成することも可能である。

次ニ、ヘッドアーム８の先端にスライダー付ヘッド４を
支持しているヘッド支持部材７は板ばねにて構成され、
かつ、スライダー付ヘッド４はヘッド支持部材７にジン
バルプレート２５によって吊持され、ジンバルグレート
２５にはピボット２６が設けられている。そして、スラ
イダー付ヘッド４は、例えば一対の浮上用胴部２７．２
８を有する双胴形のスライダー２９で支持部を構成し、
そのスライダー２９の一方の胴部２７に磁気ヘッドチッ
プ３０が取付けられている。

次に、ヘッドアーム８には発光ダイオード等の発光素子
３１、ハーフミラ−６２、偏光子３３及び光ファイバー
６４が水平に対向され、かつフォトトランジスタ等の受
光素子６５がハーフミラ−３２に垂直に対向されて取付
げられている。筐た、スライダー付ヘッド４にはハード
ディスク乙の半径方向に８ける磁気ヘッドチップ６０と
同一位相でかつ近傍位置に光学系であり上記光ファイバ
ー６４に水平に対向されたミラー３６及びそのミラー６
６の下部に垂直に対向された光ファイバー３７が取付け
られて〜・る。

このヘッド位置検出装置２１によれば、第４図で説明し
たように、ヘッドアーム８によってスライダー付ヘッド
４をハードディスク６の＃５径方向である矢印す方向に
走査して、ハードディスク６のデータ面１１上の記録ト
ラック２３に信号を磁気的に記録及び／ヌは再生する際
に、スライダー付ヘッド４の位置を次のようにして検出
する。

即ち、第１図及び第２図に示すように、発光素子３１で
発光した光を、ハーフミラ−３２、偏光子６３、光ファ
イバー３４、ミラー６６、光ファイバー３７によって構
成された光路に沿って矢印Ｃ方向に移送して、ハードデ
ィスク３のデータ面１１上に矢印Ｃ方向から照射する。

そして、上記データ面１１上で矢印ｄ方向に反射した光
を、上記光路に沿って矢ＥｉＪｄ方向に逆送し、ハーフ
ミラ−６２で矢印ｄ方向に反射して受光素子３５で受光
する。

この際、第３図に示すように、データ面１１上に矢印Ｃ
方向から照射される照射光ｆ、は、偏光子３３を第１図
で矢印Ｃ方向に透過する際に直線偏光されて偏光角が一
定状に揃えられている。

そして、その直線偏光された照射光ｆ、が上記データ面
１１上で矢印ｄ方向に反射される際、非磁性体からなる
ガートバンド２４で反射した光ｆ２は偏光角が全く変化
しないのに対して、磁性体からなる記録トラック２３で
反射した光ｆ３１”ｊ、カー効果によって偏光角が所定
の角度だけ変化する。

そして、この反射光ｆ２．ｆ３　は、第１図に示すよ５
に照射光と同じ偏光子６６を透過して受光素子３５で受
光されるため、ガートバンド２４で反射されて受光素子
６５で受光される光ｆ２は強く（明るいこと〕、記録ト
ラック２３で反射されて受光素子３５で受光される光ｆ
３は弱く（暗いこと）なり、受光素子３５はガートバン
ド２４と記録トラック２３とを偏光角の変化による光の
明暗によって検出することができる。

以上の結果、このヘッド位置検出装＃２１によれば、ハ
ードディスク６の記録トラック２３をスライダー付ヘッ
ド４の位置検出情報として直接光学的に検出することが
できるので、従来のような光学式エンコーダが不要とな
り、サーマルオフトラックが全く発生せず、高精度なヘ
ッド位置検出を行える。そして、記録トラック２６をス
ライダー付ヘッド４の位置検出情報として直接光学的に
検出するので、ハードディスク３の温度変化による膨張
や収縮、或いはハードディスク３０回転軸の撮れ等によ
って悪影響を受けることが全くなく、スライダー付ヘッ
ド４のシークやトラッキングを高精度に行える。また、
記録トラック２３を光学的に検出するので、記録トラン
ク２３に磁気的に記録及び／又は再生するデータ信号に
悪影響を全く及ぼさない。

以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は上記実
施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づ
いて、各種の有効な変更が可能である。

例えば上記実施例では、矢印Ｃ方向の照射光と、矢印ｄ
方向の反射光とを同じ光路上で移送させるようにしたが
、例えばディスク状記録媒体の磁気ヘッドによる走査位
置を定位置に固定した照明手段で照明し、その反射光を
磁気ヘッドの支持部（例えばスライダー２９）の光学系
で受けるようにしても良い。

また本発明は、ハードディスク装置に限定されることな
く、各種のディスク状記録媒体を記録及び／又は再生す
る各種のディスク記録再生装置のヘッド位置検出装置に
適用可能である。

〔発明の効果〕

本発明は、士述のと−Ｊ６り構成されているので、次に
記載する効果を奏する。

ディスク状記録媒体の記録トラックを磁気ヘッドの位置
検出情報として直接光学的に検出できるようにしたので
、従来の光学式エンコーダのようなサーマルオフトラン
クが全く発生せず、高精度なヘッド位置検出を行えるの
で、ディスク状記録媒体の高密度記録の同士を計れる。

記録トラックを磁気ヘッドの位置検出情報として直接光
学的に検出できるので、ディスク状記録媒体の温度変化
による膨張や収縮、或いは回転軸の振れ等によって悪影
響を受けることなく、磁気ヘッドのシークやトラッキン
グを高精度に行える。

磁気ヘッドの位置検出情報として磁気信号を使用しない
ので、記録トランクＶｃａ気的に記録汲び／又は再生す
るデータ信号と干渉することがない。

従来のように、磁気ヘッドから離れた位置に光学式エン
コーダを取付けなくても済むので、スペースファクター
が向上する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したものであって、第１図
はヘッド位置検出装置を示す側面図、第２囮は第１因の
■−■矢視での断面図、第３図は光の偏光角の変化を展
開して示した概略図、第４図はハードディスク装置の一
部切欠き平面図である。 また、図面に用いられている符号において、３・・・・
・・・・・・ハードディスク（ディスク状記録媒体］ ４・・・・・・・・・・スライダー付ヘッド（磁気ヘッ
ド］ ２１・・・・・・・・ヘッド位置検出装置２３・・・・
・・・・記録トラック ２４・・・・・・・・ガートバンド ２９・・・・・・・・スライダー（支持部］３１・・・
・・・・・発光素子 ３３・・・・・・・・偏光子 ３４・・・・・・・・光ファイバー ３５・・・・・・・・受光素子 ６６・・・・・・・・　ミラー（光学系）３７・・・・
・・・・光ファイバー（光学系ｆ１・・・・・・・・照
射光 ｆ２＋ｆ３・・・・・・反射光 ） である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　磁性体からなる記録トラックと、非磁性体からなるガ
   ードバンドとがデータ面に形成されたディスク状記録媒
   体と、 上記ディスク状記録媒体の上記記録トラックに信号を記
   録及び／又は再生する磁気ヘッドと、上記ディスク状記
   録媒体のデータ面に直線偏光させた光を照射する手段と
   、 上記データ面で反射した光を上記磁気ヘッドの支持部に
   設けられた光学系で受けて、上記照射光と同じ偏光角を
   有する偏光子を通して検出する手段とを具備するヘッド
   位置検出装置。