JPH03113460A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH03113460A
JPH03113460A JP25051289A JP25051289A JPH03113460A JP H03113460 A JPH03113460 A JP H03113460A JP 25051289 A JP25051289 A JP 25051289A JP 25051289 A JP25051289 A JP 25051289A JP H03113460 A JPH03113460 A JP H03113460A
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JP
Japan
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group
photoreceptor
betaine
cyanine compound
charge
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JP25051289A
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English (en)
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Tatsuro Kawahara
達郎 河原
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真用感光体に関し、更に詳しくは、ベ
タインシアニン化合物を含有する感光層を有する電子写
真用感光体に関するものである。
〔従来の技術〕
光導電性物質と静電現象を結び付けて画像記録を行なう
、いわゆる電子写真法は、カールソンが米国特許第22
1776号に於いて明らかにした[エレクトロン フォ
トグラフィ」に端を発している。
電子写真法では、光の照射量に応じてその電気抵抗が変
化する光導電物質を、絶縁性のバインダー樹脂に分散し
、これを支持体上に塗布した光導電性材料が感光体とし
て用いられる。この光導電材料は、暗所でコロナ帯電に
より一様な表面電荷を与えられたのち、画像露光の明る
さの値に応じた表面電荷を失い静電潜像が形成される。
この様な静電潜像は、次にその表面が適当な検電表示物
質、すなわちトナーで処理されて可視像となる。トナー
は乾燥担体と共に、或いは有機溶剤中にコロイド状に懸
濁して用いられ、静電潜像の電荷に応じてクーロン力に
よって付着させることができる。
付着した表示物質は、熱、圧力などにより定着させるこ
とができる。
また、静電潜像は第2の支持体(例えば、紙、フィルム
等)に転写し、現像、定着させることもできる。
この様な電子写真法に於いて、電子写真用感光体に要求
される基本的な特性としては、(1)暗所で適当な電位
に帯電できること、(2)暗所における電荷の保持能力
が大きいこと、(3)光照射によって速やかに電荷を散
逸できること、などが挙げられる。
また、実用面からは、(4)適当な面積を持つ感光体が
容易に造れること、(5)繰り返し安定性が良いこと、
(6)耐久性があること、(7)安価なこと、などが要
求されている。
従来、電子写真用感光体の光導電性材料としては、セレ
ン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などが広く用いられてき
た。しかしながら、これらの無機化合物は、多くの長所
を持つ反面、様々な欠点を有していることも事実である
。例えば、セレンは製造する条件が難しく、製造コスト
が高い、温度、湿度、指紋などにより容易に結晶化が進
み、感光体としての特性が劣化してしまう為に取り扱い
に注意を要するなどの欠点を持っていた。また、硫化カ
ドミウムは、特に耐湿性が悪く、感光体の吸湿を防止す
る為にヒーターを設置するなどの補助手段が必要であっ
た。また、酸化亜鉛は、硬度、耐摩耗性など機械的な強
度に問題がある他、ローズベンガルに代表される染料で
増感しているため、コロナ帯電による染料の光退色が感
光体の寿命を縮めていた。これらの無機化合物は、重金
属を含有し、取扱いを誤まると公害問題に発展する危険
性もあった。
近年、これらの無機化合物の光導電性材料の欠点を克服
する為に、種々の有機光導電性化合物を用いた導電写真
用感光体の研究開発が盛んに行なわれている。例えば、
ポリ−N−ビニルカルバゾールと2.4.7− トリニ
トロフルオレノンとからなる電子写真用感光体(米国特
許箱3.484,237号)、ポリ−N−ビニルカルバ
ゾールをビリリウム塩基色素で増感したもの(特公昭4
8−25658号)、染料と樹脂とからなる共晶体を光
導電性材料とするもの(特開昭47−10785号)な
どがある。この様な有機化合物系電子写真用感光体は、
無機化合物系電子写真感光体に比べて、成膜が容易であ
り、極めて生産性が高く、安価な感光体を提供できると
言う利点を持っている。しかしながら、例えば、ポリ−
N−ビニルカルバゾールの様な光導電性ポリマーに関し
ては、ポリマー単独では被膜性、可撓性、接着性などが
不良であり、これらの欠点を改良する為に可塑材、バイ
ンダーなどが添加されるが、この為に感度の低下や、残
留電位の上昇を招くなどの問題点があった。
また、有機化合物系の低分子光導電性化合物は、バイン
ダーの選択範囲も広く、適当なポリマーを選択すれば、
被膜性、接着性など機械的特性の優れたものを造ること
ができるが、反面、光感度、繰り返し特性など電子写真
用感光体としての要求を十分に満たすものではなかった
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明が解決しようとする課題は、従来の無機化合物系
電子写真用感光体の欠点を克服し、且つこれまで提案さ
れてきた有機化合物系電子写真用感光体の欠点を改良し
、十分に実用に供しうる程度の高感度、高耐久性を有す
る電子写真用感光体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するために、感光層中に一般式
(1) (式中、 R1及びR2は各々独立的に電子吸引性基又は非電子吸
引性基を表わすが、R1及びR2のうち、少なくとも一
方は電子吸引性基を表わすか、或い炭化水素環基又は複
素環基を形成して成る電子吸引性基を表わす。R3は置
換基を有しても良い芳香族炭化水素基又は置換基を有し
ても良い芳香族複素環基を表わし、nは1〜3の整数を
表わす。)で表わされるベクインシアニン化合物を含有
することを特徴とする電子写真用感光体を提供する。
一般式(1)で表わされる化合物において、電子吸引性
基としては、例えば、シアノ基;ニトロ基;メトキシカ
ルボニル基、エトキシカルボニル基の如きアルコキシカ
ルボニル基;アセチル基、シクロへキシルカルボニル基
、ベンゾイル基、ベンジルカルボニル基、ナフチルカル
ボニル基の如き置換カルボニル基;4−ニトロフェニル
基、4シアノフエニル基、3,5−ジニトロフェニル基
の如き上記電子吸引性基で置換されたフェニル基等が挙
げられる。更に、これらの有機基は、シアノ基、ニトロ
基、アルキル基、ハロゲン原子等の置換されていても良
い。
一般式(1)で表わされる化合物において、非電子吸引
性基としては、例えば、フェニル基;トリル基、4−ブ
ロモフェニルの如きアルキル基又はハロゲン原子で置換
されたフェニル基等が挙げられる。
一般式(I)で表わされる化合物において、置換基を有
していても良い炭化水素環基又は複素環基を形成して成
る電子吸引性基を、後述の一般式(I)で表わされる化
合物の製造方法で使用する例えば、ジメドン、メルドラ
ム酸、バルビッール酸、1,3−ジメチルバルビッール
酸、1.3−インダンジオン、ローダニン、N−メチル
ベンゾオキサゾール、N−メチルベンゾチアゾール、3
−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロン等が挙げられ
る。
更に、これらの有機基は、シアノ基、ニトロ基、アルキ
ル基、ハロゲン原子等で置換されていても良い。
R3としては、例えば、フェニル基、ナフチル基の如き
芳香族炭化水素基;ピリジル基、カルバゾリル基、ベン
ゾトリアゾリル基の如き芳香族複素環基が挙げられる。
これらの有機基は、アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、ヒドロキシル基、置換ヒドロキシル基、
チオール基、置換チオール基、アミノ基、置換アミノ基
等で置換されていても良い。
R3が置換フェニル基である場合の具体例としては、ト
リル基、エチルフェニル基の如きアルキルフェニル基;
クロロフェニル基、ブロモフェニル基の如きハロゲン置
換フェニル基;ニトロフェニル基;シアノフェニル基;
ヒドロキシフェニル基;メトキシフェニル基、エトキシ
フェニル基の如き置換ヒドロキシフェニル基;チオヒド
ロキシフェニル基;メチルチオフェニル基、エチルチオ
フェニル基の如き置換チオフェニル基;アミノフェニル
基;メチルアミノフェニル基、ジメチルアミノフェニル
基、フェニルアミノフェニル基、シフェニルアミノフヱ
ニル基の如き置換アミノフェニル基等が挙げられる。
R3が置換ナフチル基である場合の具体例としては、メ
チルナフチル基、エチルナフチル基の如きアルキルナフ
チル基;クロロナフチル基、ブロモナフチル基の如きハ
ロゲン置換ナフチル基;ヒドロキシナフチル基;メトキ
シナフチル基、エトキシナフチル基の如き置換ヒドロキ
シナフチル基;チオヒドロキシナフチル基;チオヒドロ
キシナフチル基;メチルチオナフチル基、エチルチオナ
フチル基の如き置換チオナフチル基;アミノナフチル基
;メチルアミノナフチル基、ジメチルアミノナフチル基
、フェニルアミノナフチル基ジフェニルアミノナフチル
基の如き置換アミノナフチル基等が挙げられる。
R3が置換芳香族複素環基、特に置換ベンゾチアゾリル
基である場合の具体例としては、メチルベンゾチアゾリ
ル基、エチルベンゾチアゾリル基の如きアルキルベンゾ
チアゾリル基;クロロベンゾチアゾリル基、ブロモベン
ゾチアゾリル基の如きハロゲン置換ペンゾチアヅリル基
;ニトロヘンゾチアヅリル基;シアノヘンジチアゾリル
基;ヒドロキシベンゾチアゾリル基;メトキシベンゾチ
アゾリル基、エトキシベンゾチアゾリル基の如き置換ヒ
ドロキシベンゾチアゾリル基:チオヒドロキシベンゾチ
アゾリル基;メチルチオベンゾチアゾリル基、エチルチ
オベンゾチアゾリル基の如き置換チオベンゾチアゾリル
基;アミノベンゾチアゾリル基;メチルアミノベンゾチ
アゾリル基、ジメチルアミノベンゾチアゾリル基、フェ
ニルアミノベンゾチアゾリル基、ジフェニルアミノヘン
ジチアゾリル基の如き置換アミノベンゾチアゾリル基等
が挙げられる。
本発明に係わる一般式(1)で表わされるベタインシア
ニン化合物は、従来公知の方法で製造することができる
。例えば、「リービッヒス アナーレン デア ヘミ−
」第730巻、第158頁(1969年)に記載の如(
、次のような経路で合成することができる。
3 (1) 本発明で使用される前記一般式(1)のベタインシアニ
ン化合物の具体例を第1表〜第3表に構造式で示した。
第 表(その1) 第 1 表(その1)続き 第 表(その2) 第 表(その2)続き 第 表(その1) 第 2 表(その1)続き 第 表(その2) 第 表(その2)続き 第 表(そのl) 第 3 表(その1)続き 第 表(その2) 第 表(その2)続き 本発明の電子写真用感光体は種々の構造をとることがで
きる。その例を第1〜4図に示した。第1図の感光体は
、導電性支持体1の上にベタインシアニン化合物3をバ
インダー4中に分散させてなる感光層2aを設けたもの
である。第2図の感光体は、導電性支持体上にベタイン
シアニン化合物3を電荷輸送物質5及びバインダーから
成る電荷輸送媒体に分散させて成る感光層2bを設けた
ものである。第3図及び第4図の感光体はベタインシア
ニン化合物3を主体とする電荷担体発生層6と、電荷輸
送物質とバインダーから成る電荷輸送層7とから成る感
光層2c又は2dをそれぞれ設けたものである。第1図
の場合には、ベタインシアニン化合物3は、光減衰に必
要な電荷担体の発生及び電荷輸送の両作用を行なってい
る。第2図の感光体の場合には、電荷輸送物質はバイン
ダーと共に電荷輸送媒体5を形成し、一方ベタインシア
ニン化合物3は電荷担体発生物質として作用する。この
電荷輸送媒体5はベタインシアニン化合物3の如き電荷
担体の生成能力は持たないが、ベタインシアニン化合物
から発生した電荷担体を受は入れ、これを輸送する能力
を持っている。即ち、第2図の感光体では光減衰に必要
な電荷担体の生成はベタインシアニン化合物3によって
行なわれ、一方、電荷担体の輸送は主として電荷輸送媒
体5により行なわれる。第3図及び第4図の感光体の場
合には、電荷担体発生層6に含まれるベタインシアニン
化合物3は電荷担体を発生し、方、電荷輸送層7は電荷
担体の注入を受けその輸送を行なう。即ち、光減衰に必
要な電荷担体の生成がベタインシアニン化合物で行なわ
れ、又、電荷担体の輸送が電荷輸送媒体で行なわれると
言う作用機構は第2図の感光体の場合と同様である。
第1図の感光体はベタインシアニン化合物をバインダー
溶液中に分散させ、この分散液を導電性支持体上に塗布
、乾燥することによって製造することができる。第2図
の感光体はベタインシアニン化合物を電荷輸送物質及び
バインダーを溶解した溶液中に分散せしめ、この分散液
を導電性支持体上に塗布、乾燥することによって製造す
ることができる。また、第3図の感光体は、導電性支持
体上にベタインシアニン化合物を真空蒸着するか、或い
は、ベタインシアニン化合物の微粒子を溶剤又はバイン
ダー溶液中に分散して得た分散液を塗布、乾燥し、その
上に電荷輸送物質及びバインダーを溶解した溶液を塗布
、乾燥することにより製造することができる。第4図の
感光体は電荷輸送物質及びバインダーを溶解した溶液を
導電性支持体上に塗布、乾燥し、その上にベタインシア
ニン化合物を真空蒸着するか、或いはベタインシアニン
化合物の微粒子を溶剤又はバインダー溶液中に分散して
得た分散液を塗布、乾燥することにより製造することが
できる。
これらの感光体の感光層の厚さは、第1図及び第2図の
感光体の場合、3〜50μm、好ましくは5〜20am
である。又第3図及び第4図の感光体の場合には、電荷
担体発生層の厚さは5μm以下、好ましくは0.01〜
2μmであり、電荷輸送層の厚さは3〜50μm、好ま
しくは5〜20μmである。又、第1図の感光体に於い
て、感光層中のベタインシアニン化合物の割合は、感光
層に対して10〜70重量%、好ましくは30〜50重
量%である。第2図の感光体に於いては、感光層中のベ
タインシアニン化合物の割合は1〜50重量%、好まし
くは3〜30重量%であり、又、電荷輸送物質の割合は
10〜90重量%、好ましくは10〜60重量%である
。第3図及び第4図の感光体における電荷輸送媒体中の
電荷輸送物質の割合は10〜95重量%、好ましくは1
0〜60重量%である。
本発明の感光体に用いられる導電性支持体としては、例
えば、アルミニウム、銅、亜鉛、ステンレス、クロム、
チタン、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウ
ム、金、白金等の金属または合金を用いた金属板、金属
ドラム、或いは、導電性ポリマー、酸化インジウム等の
導電性化合物やアルミニウム、パラジウム、金等の金属
又は合金を塗布、蒸着、或いはラミネートした紙、プラ
スチックフィルム等が挙げられる。
バインダーとしては、疎水性で、電気絶縁性のフィルム
形成可能な高分子重合体を用いるのが好ましい。この様
な高分子重合体としては、例えば、ポリカーボネート、
ポリエステル、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリビ
ニルアセテート、スチレン−ブタジェン共重合体、塩化
ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ヒニルー無水マ
レイン酸共重合体、シリコン樹脂、シリコンアルキッド
樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−
アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルフォルマール、ポリスル
ホン等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
これらの結着材は、単独で、或いは2種類以上の混合物
として用いることもできる。
又、これらのバインダーと共に、可塑剤、増感剤、表面
改質剤等の添加剤を使用することもできる。
可塑剤としては、例えば、ビフェニル、塩化ビフェニル
、〇−ターフエル、p−ターフェニル、ジブチルフタレ
ート、ジエチレングリコールフタレート、ジオクチルフ
タレート、トリフェニル燐酸、メチルナフタレン、ベン
ゾフェノン塩素化パラフィン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、各種フルオロ炭化水素等が挙げられる。
増感剤としては、例えばクロラニル、テトラシアノエチ
レン、メチルバイオレット、ローダミンB、シアニン染
料、メロシアニン染料、ビリリウム染料、チアピリリウ
ム染料等が挙げられる。
表面改質剤としては、例えばシリコンオイル、フッソ樹
脂等が挙げられる。
更に本発明に於いては、導電性支持体と感光層との接着
性を向上させたり、導電性支持体から感光層への自由電
荷の注入を阻止する為、導電性支持体と感光層の間に、
必要に応じて接着層或いはバリヤー層を設けることもで
きる。これらの層に用いられる材料としては、前記バイ
ンダーに用いられる高分子化合物のほか、カゼイン、ゼ
ラチン、ポリビニルアルコール、エチルセルロース、ニ
トロセルロース、ポリビニルブチラール、フェノール樹
脂、ポリアミド、カルボキシ−メチルセルロース塩化ビ
ニリデン系ポリマーラテックス、スチレン−ブタジェン
系ポリマーラテックス、ポリウレタン、ゼラチン、酸化
アルミニウム、酸化スズ、酸化チタン等が挙げられる。
又、電荷輸送物質としては、一般に電子を輸送する化合
物と正孔を輸送する化合物との二種類に分類されるが、
本発明の電子写真用感光体には両者とも使用することが
できる。
電子輸送物質としては、例えば、クロラニル、ブロモア
ニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタ
ン、2.4.7− )ジニトロ−9−フルオレノン、2
.4.5.7−テトラニトロ−9−フルオレノン、9−
ジシアノメチレン−2,4,7−)リニトロフルオレノ
ン、9−ジシアノメチレン−2,4,5,7−テトラニ
トロフルオレノン、2,4.5.7−テトラニトロキサ
ントン、2.4.8−トリニドロチオキサントン、テト
ラニトロカルバゾールクロラニル、2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノベンゾキノン、2.4.7− )ジニ
トロ−9,10−フエナントレンキノン、テトラクロロ
無水フタール酸等を挙げることができる。
正孔輸送物質としては、低分子化合物では、例えばピレ
ン、N−エチルカルバゾール、N−イソプロピルカルバ
ゾール、N−フェニルカルバゾール、或いは、N−メチ
ル−2−フェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エ
チルカルバゾール、N、N−ジフェニルヒドラジノ−3
−メチリデン−9−エチルカルバゾール、p−N、N−
ジメチルアミノベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン
、p−N、N−ジエチルアミノベンズアルデヒドジフェ
ニルヒドラゾン、p−N、N−ジフェニルアミノベンズ
アルデヒドジフェニルヒドラゾン等のヒドラゾン類、2
.5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル) −1,3
,4−オキサジアゾール、1−フェニル−3−(p −
ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン等のピラゾリン類、トリフェニル
アミン、N、N、N ’ 、 N ’ −テトラフェニ
ル−1,1’ −ビフェニル−4,4−’ −ジアミン
、N、N ’−ジフェニルーN、N ’−ビス(3−メ
チルフェニル) −1,1’−ビフェニルー4.4′−
ジアミン等が挙げられる。又、高分子化合物としては、
例えばポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポリ
−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビ
ニルアンスラセン、ポリビニルアクリジン、ピレン−ホ
ルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムアル
デヒド樹脂、トリフェニルメタンポリマー等が挙げられ
る。
電荷輸送物質は、ここに記載したものに限定されるもの
ではなく、その使用に際しては単独、或いは2種類以上
混合して用いることができる。
積層型感光体を塗工によって形成する場合、バインダー
を溶解する溶剤は、バインダーの種類によって異なるが
、下層を溶解しないものの中から選択することが好まし
い。具体的な有機溶剤の例としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、n−プロパツール等のアルコール頻;
アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等の
ケトン11;N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−
ジメチルアセトアミドなどのアミド類;テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、メチルセロソルブ等のエーテル類:
酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;ジメチルスル
ホキシド、スルホラン等のスルホキシド及びスルホン類
;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロ
ロエタン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素;ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、モノクロルベンゼン、ジクロルベン
ゼン等の芳香族類などが挙げられる。
塗工法としては、例えば浸漬コーティング法、スプレー
コーティング法、スピナーコーティング法、ビードコー
ティング法、ワイヤーバーコーティング法、ブレードコ
ーティング法、ローラーコーティング法、カーテンコー
ティング法等のコーティング法を用いることができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これ
により本発明が実施例に限定されるものではない。尚、
実施例中「部jとあるのは「重量部」を示す。又、ベタ
インシアニン化合物のNαは第1表〜第4表中のNαを
意味する。
実施例1 ポリエステル樹脂(商品名「バイロン200」東洋紡社
製)10部、Nα1のベタインシアニン化合物10部及
びテトラヒドロフラン80部を振動ミル中で粉砕混合し
、得られた分散液をアルミニウム蒸着したポリエステル
フィルム上にワイヤーバーで塗布、乾燥し厚さ約10μ
の感光層を持った第1図の構造の感光体を得た。次にこ
の感光体の感光層面に静電複写紙試験装置Model 
5P−428(川口電機製作所社製)を用いて、まず感
光体を暗所で印加電圧−6kVのコロナ放電により帯電
させ、10秒間暗所に放置し、ついでタングステンラン
プから、その表面が照度5ルツクスになるように感光層
に光照射を行ない、その表面電位が暗所に10秒間放置
後の表面電位の172に減少する迄の時間を測定し、感
光度El/2  (ルックス・秒)を求めたところ、E
l/□= 10.5ルツクス・秒であった。
実施例2 ポリエステル樹脂(実施例1と同製品)3部、2.4.
7− )ジニトロ−9−フルオ12フ3部、t1α1の
ベタインシアニン化合物0゜6部及びテトラヒドロフラ
ン30部をボールミル中で粉砕混合し、得られた分散液
をアルミニウムを蒸着したポリエステルフィルム上にワ
イヤーバーを用いて塗布乾燥し厚さ約9μの感光層をも
った第2図の構造の感光体を作製した。次にこの感光体
の感度を実施例工に準じて測定したところE +/l 
= 3.0ルツクス・秒であった。
実施例3 Nα1のベタインシアニン化合物3部をフェノキシ樹脂
(商品名r PKHHJユニオンカーバイド社製)1部
をジオキサン75部に溶解させた液中で振動ミルを用い
て粉砕混合し、得られた分散液をアルミニウム蒸着ポリ
エステルフィルム上にワイヤーバーを用いて塗布乾燥し
、厚さ1μの電荷発生層を形成させた。この電荷発生層
の上にp−ジエチルアミノベンズアルデヒド−ジフェニ
ルヒドラゾン5部、ポリカーボネート樹脂(商品名「パ
ンライ) L −1250W J奇人化成社製)5部を
塩化メチレン65部に溶かした溶液をワイヤーバーを用
いて塗布乾燥し厚さ10μの電荷輸送層を形成せしめ第
3図の構造の感光体を得た。こうして作製した感光体の
感度を実施例1に準じて測定したところE+yt=2.
8ルツクス・秒であった。
実施例4−2O Nα1のベタインシアニン化合物の代りに下記第4表の
ベタインシアニン化合物を夫々用いた以外は実施例3と
同じ方法で第3図の構造の感光体を作成し、実施例1に
準じて感度の測定を行ない同表に掲げる結果を得た。
第 4 表 実施例21 電荷輸送物質としてp−ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド−ジフェニルヒドラゾンの代りにN−エチルカルバゾ
ール−3−メチリデン−N−アミノインドリンを用いた
以外は実施例3と同じ方法で第3図の構造の感光体を作
成し、実施例1に準じてその感度を測定したところEl
/□=2.3ルツクス・秒であった。
実施例22〜4O Nα1のベタインシアニン化合物の代りに下記第5表の
ベタインシアニン化合物を夫々用い、且つ電荷輸送物質
としてP−ジエチルアミノベンズアルデヒド−ジフェニ
ルヒドラゾンの代りにN−エチルカルバゾール−3−メ
チリデン−N−アミノインドリンを用いた以外は実施例
3と同じ方法で第3図の構造の感光体を作成し、実施例
1に準じて感度の測定を行ない第5表に掲げる結果を得
た。
第 表 実施例41 電荷輸送物質としてp−ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド−ジフェニルヒドラゾンの代りにN−エチルカルバゾ
ール−3−メチリデン−N−アミノテトラヒドロキノリ
ンを用いた以外は実施例3と同じ方法で第3図の構造の
感光体を作成し、実施例1に準じてその感度を測定した
ところE、7゜=2.フルックス・秒であった。
実施例42〜6O NQ、1のベタインシアニン化合物の代りに下記第6表
のベタインシアニン化合物を夫々用い、且つ電荷輸送物
質としてp−ジエチルアミノベンズアルデヒド−ジフェ
ニルヒドラゾンの代りにN−エチルカルバゾール−3−
メチリデン−N−アミノテトラヒドロキノリンを用いた
以外は実施例3と同じ方法で第3図の構造の感光体を作
成し、実施例1に準じて感度の測定を行ない、同表に掲
げる結果を得た。
第 6 表 実施例61 ポリカーボネート樹脂(実施例3と同製品)3部、p−
ジエチルアミノベンズアルデヒド−ジフェニルヒドラゾ
ン3部をテトラヒドロフラン35部に溶かした溶液をア
ルミニウムを蒸着したポリエステルフィルム上にワイヤ
ーバーを用いて塗布乾燥し厚さ約10μの電荷輸送層を
形成せしめた。
次に実施例3において電荷発生層の形成に用いた塗料を
上記電荷輸送層の上にワイヤーバーを用いて塗布乾燥し
厚さ約0.8μの電荷発生層を形成せしめ第4図の構造
の感光体を得た。こうして作製した感光体の感度を印加
電圧+6kVのコロナ放電を行ない実施例1に準じて測
定したところEl/□は3.0ルツクス・秒であった。
〔発明の効果〕
本発明の電子写真用感光体は、耐久性に優れ、高感度で
あるので、PPC複写機等に広く利用することができる
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、本発明に係わる電子写真用感光体の拡大
部分断面図である。 ■・・・導電性支持体、2a、2b、2c、2d−・・
感光層、3・・・ベタインシアニン化合物、4・・・バ
インダー、5・・・電荷輸送物質、6・・・電荷担体発
生層、7・・・電荷輸送層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、感光層中に一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1及びR^2は各々独立的に電子吸引性基
    又は非電子吸引性基を表わすが、R^1及びR^2のう
    ち、少なくとも一方は電子吸引性基を表わすか、或いは
    、▲数式、化学式、表等があります▼として置換基を有
    していても良い炭化水素環基又は複素環基を形成して成
    る電子吸引性基を表わす。R^3は置換基を有しても良
    い芳香族炭化水素基又は置換基を有しても良い芳香族複
    素環基を表わし、nは1〜3の整数を表わす。)で表わ
    される化合物を含有することを特徴とする電子写真用感
    光体。
JP25051289A 1989-09-28 1989-09-28 電子写真用感光体 Pending JPH03113460A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9079008B2 (en) 2011-02-17 2015-07-14 Nipro Corporation Medical tube clamp

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