JPH0311344A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH0311344A
JPH0311344A JP14708089A JP14708089A JPH0311344A JP H0311344 A JPH0311344 A JP H0311344A JP 14708089 A JP14708089 A JP 14708089A JP 14708089 A JP14708089 A JP 14708089A JP H0311344 A JPH0311344 A JP H0311344A
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JP
Japan
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replenisher
tank
silver
processing
fixing
Prior art date
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JP14708089A
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English (en)
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Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に現像、定着等の処
理を施す感光材料処理装置に関する。
〈従来の技術〉 ハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材料)は、露光
後、現像、脱銀、洗浄、安定化等の工程により処理され
る。 現像には、黒白現像液、カラー現像液、脱銀処理
には漂白液、漂白定着液、定着液、洗浄には水道水また
はイオン交換水、安定化処理には安定液がそれぞれ使用
される。 各処理液は通常30〜40”Cに温度調節さ
れ、感光材料はこれらの処理液中に浸漬され処理される
このような処理は、通常、自動現像機(以下、自現機)
等により、上記の処理液を収納した処理槽間を順次搬送
させることによって行われる。
このような場合には、処理槽内の処理液の活性度を一定
に保つために各処理液の補充液を補充する方式が採られ
ている。
具体的には、補充用タンクから、少量の補充液を適時処
理槽内に供給しつつ処理作業を行うようにしている。
この場合、補充用タンクに貯溜される補充液自身は別の
場所で作製され、必要に応じて補充用タンク内に補充さ
れるのが普通であるが、その作製に当っては、従来から
次のような手作業的な方法が採られている。
すなわち、各処理液に応じて、補充液用のパーツ剤が市
販されており、通常、所定量の各パーツ剤と希釈水とを
混合撹拌して各補充液を調製し、その都度、自現機に設
置されたそれぞれの補充用タンクに手作業的に補給して
いるのが現状である。
このような状況のなかで、近年、ミニラボ等の台頭によ
り、装置の小型化や省スペース化等が望まれてきており
、このようなことから処理液の使用量や補充量を低減す
ることが要望されている。
また、このことは、近年、環境保全、資源節減が望まれ
てきていることからも、要望されることである。
ところで、定着機能を有する処理液には、処理中にて銀
錯塩、臭化物イオンやヨウ化物イオン等のハロゲン化物
イオンが蓄積し、定着機能を阻害することが知られてい
る。
このようなことから、例えば、定着液、漂白定着液等、
定着機能を有する処理液にては、そのオーバーフローか
ら銀を回収し、同時に再生することが試られている。
このような銀回収法としては、 1) 銀よりもイオン化傾向の大きい金属と液とを接触
させる方法(金属置換法) 2) 不活性銀塩を形成する試薬を添加する方法(沈澱
法)や還元沈澱法、 3) イオン交換樹脂を用いる方法(イオン交換法) 4) 銀を電解機の陰極上に析出させる方法(電解法) などが挙げられる。 これらの方法についての詳細はM
、 L、 5cherlbo著rPresent 5t
atusof 5iver Recovery in 
Motion−PictureLaboratorie
sl、  J、SMPTE、、74,504−514頁
、1965年)に記載されている。
上記の方法のなかで、銀よりもイオン化傾向の大きい金
属と液とを接触させる方法としては、例えばスチールウ
ールやアルミウールを用いて、鉄やアルミニウムを置換
する方法が知られている(コダック出版物J −9A 
  5iverRecovery  ; J −105
iver Recovery”)。
そして、このような方法によって銀を除去した後の液は
、キレート剤等の再生剤を添加するなどして、補充液に
用いられている。
一方、ハロゲン化物イオンに対しては、まだ、十分に対
処されているとはいえず、このようなことから、本出願
人は、先に、特願昭63−329613号として 「支持体上に、少なくとも一層の沃臭化銀乳剤層を有し
たハロゲン化銀写真感光材料を定着能を有する処理液で
処理するハロゲン化銀写真感光材料の処理方法において
、該定着能を有する処理液(定着処理液)をアニオン交
換樹脂に接触させながら処理を行ない、かつ該アニオン
交換樹脂II2当りに該定着能を有する処理液の使用量
を2O4以上2000ρまでとすることを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料の処理方法。」 を提案している。
このものは、沃化銀を含有する写真感光材料を処理する
ことによって疲労した定着能を有する処理液(定着処理
液)においては、大量の銀イオンとわずかな沃化物イオ
ンとが含有されているという知見に基づき、銀イオンが
残存している状態でヨウ化物イオンを除去するものであ
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 前述のように、補充作業は、補充液調製作業も含めて、
その全てが手作業であり、しかも作業自体も煩雑である
。 このため、例えば作業者が未熟練者である場合や補
充する回数の多い場合等には、補充液の作製に時間がか
かり、また、各パーツ剤の配合比を間違えたり、ある種
のパーツ剤を混合し忘れたりして、補充液の組成が不適
正なものとなることがある。 さらには、作業中にパー
ツ剤が飛散して、人体(特に手)や衣服または周辺機器
に付着し、汚染、あるいは病気の原因となるという問題
もある。
また、各パーツ剤の一回当りの消費量に差があるため、
容量の等しい薬剤容器(ボトル)を用いた場合には、薬
剤容器の交換サイクルに差が生じ、管理が煩雑となる。
しかも、これらの問題を回避しようとして予め大量の補
充液を作製して予備タンク等の容器に貯溜し、必要に応
じてこれを補充用タンクに補給するという方法も考えら
れるが、この方法では、貯溜されている間に補充液の蒸
発や変質、劣化(酸化等)が生じ、感光材料の写真性の
低下を招くという問題が生じ好ましくない。
また、補充量の低減化が望まれていることから、少量の
補充液を精度よく供給することが要望されるが、前述の
ような作業ではこの目的を達成することはできない。
さらには、処理作業の面積が大きく、装置のコンパクト
化に対処するものではない。
また、前述の定着機能を有する処理液の再生方法では、
いずれにおいても処理液の使用量や補充量の低減化とい
う点で十分ではなく、また装置のコンパクト化に十分対
応するものではない。
例えば、前記したスチールウール等と液とを接触させる
という方法は、具体的には、スチールウール等を入れた
容器内に一定量のオーバーフロー液を貯溜して接触させ
、その上澄み液を必要に応じてキレート削等を添加して
補充液として用いるものであり、処理装置の設置スペー
スや作業スペース等が大きくなるという欠点がある。
また、この場合上記容器中でオーバーフローは空気と接
触しており、このような状態でスチールウール等と接触
するため、銀析出以外の反応が進行し、スチールウール
等の余分な酸化が発生し、液が汚染するという問題があ
る。
本発明は、所望の配合比に基(各パーツ剤の必要量の設
定作業や、希釈液の液量設定作業を含む各種補充液の作
製作業に費やす労力および時間を軽減することができ、
かつ定着機能を有する処理液の使用量や補充量を低減す
ることができ、かつこの低減した量の補充液を精度よく
補充することができ、しかも装置のコンパクト化をはか
ることができる感光材料処理装置を提供することを目的
とする。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本発明は下記(1)の構成
を有する。
(1)露光後のハロゲン化銀写真感光材料を現像し、少
な(とも定着機能を有する処理液で処理する感光材料処
理装置であって、 前記処理液を収納した処理槽を具え、少な(ともこの処
理槽には、複数のパーツ剤を混合して前記処理液の補充
液を作製する補充液作製部とこの処理槽内から前記処理
液を取り出して戻す循環部とが設置されており、 前記補充液作製部は、前記各パーツ剤をそれぞれ収納し
、その内容積が前記各パーツ剤の混合比率に対応してお
り、かつその内容積が変化可能な補充用単位容器を複数
有し、 前記循環部は、その流路に、前記処理液中の銀元素を除
去する銀除去手段と前記処理液中のハロゲン元素を除去
するハロゲン除去手段とを有することを特徴とする感光
材料処理装置。
臭性が向上する。
く作用〉 本発明によれば、定着機能を宵する処理液の補充量を、
その処理槽の循環部に銀除去手段およびハロゲン元素除
去手段を設置することによって前記処理液中から銀およ
びハロゲン元素を除去して低減している。
そして、この低減した補充量の補充液は、パーツ剤が収
納された各単位容器の内容積を減少させることにより、
各単位容器よりパーツ剤の混合比率に応じた量のパーツ
剤を押出し、この押出されたパーツ剤を所定の濃度に希
釈することにより精度よ(調製できかつ供給することが
できる。
この場合、各単位容器の内容積は、パーツ剤の混合比率
に応じたものとなっているため、各単位容器内のパーツ
剤は、同時に空になる。 従って補充用容器の交換サイ
クルが一致し、ムダなくかつ容易に交換することができ
作〈実施例〉 実施例について図面を参照して説明する。
第1図には、本発明の感光材料処理装置の一構成例が示
されている。
本発明の感光材料処理装置(以下、装置)は、露光後の
ハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材料)に、発色
現像、漂白、定着、洗浄、安定、乾燥の各処理を施すも
のである。
この処理工程に従って、図示の装置には、現像液N1、
漂白液N2.定着液Ns、洗浄液N、および安定液N4
をそれぞれ収納した現像槽201、漂白槽202、定着
槽203、洗浄槽204、安定槽205および乾燥部(
図示せず)を有する処理部1が設けられている。
また、装置には、補充液作製部2が設けられている。 
この補充液作製部2は、上記5つの処理槽に、それぞれ
対応して、現像液N、の補充液作製用タンク16、漂白
液N2の補充液作製用タンク26、定着液N、の補充液
作製用タンク36、洗浄液N、の補充液作製用タンク4
6および安定液N4の補充液作製用タンク56がそれぞ
れの処理槽の側部に設けられている。 現像槽201の
一側面209には感光材料搬入口210および安定槽2
05の一側面には感光材料を乾燥部へと導(感光材料搬
出口(図示せず)が設けられている。
また、定着槽203には、定着液N、を槽内から取り出
して戻す流路中に定着液N、中の銀元素およびハロゲン
元素を除去する各手段を有する循環部100が設置され
ている。
従って、上記構成において、現像槽201の一側面20
9に形成された感光材料搬入口210から先ず現像槽2
01内に搬入される。
そして、搬入された感光材料は、各処理槽201〜20
5内および各処理槽間に設置された搬送ローラおよびガ
イド等で構成される搬送手段(図示せず)により、順次
に後段工程の処理槽内に搬送され、それぞれの処理槽2
01〜205内で所定時間処理液に浸漬され、さらに乾
燥部へ送られ処理が完了する。
この処理中にて、各処理槽には、適宜、補充液作製部2
で作製された各処理液の補充液が各補充液作製用タンク
を介して供給される。
また、定着槽203に設置された循環部]、 OOにて
は、定着液N3中の銀元素およびハロゲン元素が除去さ
れる。
これらについては以下に詳述する。
まず、補充液作製部2について説明する。
第2図には、補充液作製部2にて現像補充液NlR1漂
白補充液N0、定着補充液N3.l、洗浄補充液Ns1
.l、安定補充液N48を同時または順次に作製する場
合におけるシステムの構成を示すもので、その作製系統
は、処理液毎に5系統に分れて構成されている。
現像補充液N 、Hの作製系統10であるが、この系統
10には、薬剤押出装置14、スタティックミキサー1
5、補充液作製用タンク16およびバイブ17a、17
b、17cが設けられている。
本発明において補充用容器(多連容器)11は薬剤押出
装置14に装填されている。 この補充用容器11の構
成は、3個の単位容器11a、llbおよびllcが連
結された構成である。
3個の単位容器には、3種類のパーツ剤がそれぞれ収納
されており、各単位容器の内容積を減少させることによ
り各パーツ剤を所定量づつ押出するように構成されてい
る。
漂白補充液NORの作製系統20は、基本的には、上記
作製系統10と同様の構成であり、この系統20にも、
前記現像液作製系統10と同様の薬剤押出装置24が設
けられている。
この薬剤押出装置24には、漂白補充液N2Rの構成成
分である例えば2種類のパーツ剤がそれぞれ収納された
2個の単位容器21aおよび21bによりなる補充用容
器21が装填され、各単位容器の内容積を減少させるこ
とにより2種のパーツ剤を所定量づつ押出す構成となっ
ている。
さらに、この作製系統20には、1個のスタティックミ
キサー25、補充液作製用タンク26およびバイブ27
a、27bが設けられている。
定着補充液N。の作製系統3oは、基本的には、上記作
製系統10.2oと同様の構成であり、この系統30に
も、前記現像液作製系統10.20と同様の薬剤押出装
置34が設けられている。
この薬剤押出装置34には、定着補充液N3Rの構成成
分である例えば2種類のパーツ剤がそれぞれ収納された
2個の単位容器31aおよび31bによりなる補充用容
器31が装填され、各単位容器の内容積を減少させるこ
とにより2種のパーツ剤を所定量づつ押出す構成となっ
ている。
さらに、この作製系統30には、1個のスタティックミ
キサー35、補充液作製用タンク36およびバイブ37
a、37bが設けられている。
洗浄艙充液N s*の作製系統40には、後述のように
して作製した水を洗浄補充液N、、lとしているため、
1個のスタティックミキサー45および補充液作製用タ
ンク46が設けられている。
次に、安定補充液N47の作製系統50であるが、この
系統50にも、他の作製系統10.20.30と同様の
薬剤押出装置54が設けられている。
この薬剤押出装置54には、補充用容器51が装填され
るが、安定補充液N411への添加成分であるパーツ剤
は1種類であり補充用容器51は1個の単位容器51a
から構成されたものとなる。
さらに、この作製系統50には、1個のスタティックミ
キサー55、作製用タンク56およびバイブ57が設け
られている。
次に、薬剤押出装置に装填された補充容器等について、
定着補充液作製系統3oにおけるものを代表的に挙げて
詳述する。
補充用容器31は、第3a図に示すように、2個の単位
容器31aおよび31bが連結片33によって連結され
た構成である。
これらの単位容器31a、31bの先端部には、それぞ
れパーツ剤の流出口32a、32bが形成されている。
単位容器31a、31bは、いずれも可撓性または塑性
変形可能な耐薬品材料から成るチューブ状の容器であり
、各単位容器31a、31bの内部には、定着補充液N
3Nの構成成分である2種類のパーツ剤がそれぞれ収納
されている。 これらのパーツ剤は、例えば水溶性のペ
ースト状薬剤または濃縮液薬剤として形成されている。
 なお、本発明では同一種のパーツ剤を2以上の単位容
器に収納したものを含んでいてもよい。
各単位容器31a、31bの内容積は、その単位容器に
収納されるパーツ剤の混合比率(配合比)に対応したも
のとなっている。 例えば、パーツ剤を2:Iの割合で
配合する場合には、単位容器31a、31bの長さを等
しくし、その横断面積を2:1の比率に設定しておく。
ここで、本発明は、1つ単位容器内に定着補充液N1.
lまたはその濃縮液を収納したものとは区別される。
単位容器内に定着補充液N3.lを収納する場合には、
ある程度の補充の継続性を確保するために、容器が大型
化するという欠点がある。 逆に、この容器の小型化を
優先すれば、内容積が小さくなるため、容器の交換頻度
が大となり。
結局、本発明の目的に反することとなる。
さらに、定着補充液Ns*の状態では保存性が劣り、例
久ば半年程度の保存でも劣化が生じ使用不能となる場合
がある。
また、これを解決するために、単位容器内に定着補充液
Napの濃縮液を収納することも可能であるが、保存中
の温度が低下(例えば、10℃以下)した場合、析出物
が発生し、使用時に濃縮液を希釈する際にこの析出物の
溶解性が悪いことから、写真性を損なうことがある。
従って、本発明では、各単位容器内に収納される薬剤は
、それ自体で保存性に優れ、かつ析出物の生じ難い単位
のパーツ剤とされる。
連結片33は、図示の例では板状のものとなっているが
、単位容器を連結しつるものであればいかなる構成のも
のでもよい。 そして連結片33は、各単位容器31a
、31bと一体的に形成されたものでも別部材を装着し
たものでもよい。
また、図示の例では、連結片33にて各単位容器31a
、31bのほぼ中央部分を連結しているが、連結箇所に
ついてもこれに限定されず、各単位容器の先端部、後端
部またはこれらのうちの2ケ所以上で各単位容器を連結
してもよい。
単位容器31a、31bの構成材料としては、例久ばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ボッメチルペンテン、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、アクリ
ル樹脂、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー樹脂、スチ
レン系樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール、ポリアミド
、ポリカーボネイト、ポリフェニレンオキサイド、ボリ
アリレート、ポリサルフォン、ポリフェニレンサルファ
イド、酢酸セルロース、シリコーン、ポリウレタン、フ
ェノール樹脂、アミノ樹脂、ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂等の樹脂、または鉛、アルミニウム等の比較的軟
質な金属、あるいはこれらのうちの任意を積層したもの
等が挙げられる。 また、連結片33を単位容器と一体
成形により形成する場合には、その構成材料も上記と同
様のものとなる。
なお、補充用容器31の単位容器は、例えば定着補充液
を完成するのに必要な種類の全部を用意するのが好まし
いが、一部でもよい。
このような補充用容器31は、内容積変更機構を有する
薬剤押出装置34により、各単位容器31a、31bの
内容積を好ましくは同時に減少させ、容器内のパーツ剤
を押出せるように構成されている。
第3b図に示すように、薬剤押出装置34は、底Fj、
340.2枚の側板341および前板342で構成され
る装置本体と、押出用ローラ34aと、このローラを移
動するための駆動系343を有する。
両側板341の一端部にはモータ344が固設され、こ
のモータ344の回転軸には側板341にこれと平行に
支承されたスクリュー状のねじ付軸345が減速歯車列
(図示せず)を介して連結されている。
ねじ骨細345上には、このねじ付軸345と噛合する
スライダ346が設置され、一方押出用ローラの回転軸
の両端部は、側板341にその長手方向に沿って形成さ
れた長孔347を貫通し、スライダ346に軸支されて
いる。
装置本体の底板340上には補充用容器31が載置され
、その各単位容器31a、31bの先端部は前板342
に係合し、この先端部に形成された流出口31a、32
bは前板342に形成された開口348より突出してい
る。
補充用容器31を薬剤押出装置34にセ・ソトした状態
で、モータ344を所定方向に回転させると、ねじ骨細
345の回転に伴ってスライダ346が前方(第3b図
中矢印で示す)へ移動し、押出用ローラ34aが回転し
ながら各単位容器31a、31bを押しつぶしてゆく。
そして、押出用ローラ34aが前方へ所定量移動する度
毎に、−回の定着補充液作製に必要な量の各パーツ剤が
、それぞれの単位容器の押出口32a、32bから押出
される。
各単位容器31a、31bの容積は、それに収納される
パーツ剤の混合比率に対応したものどなっているため、
補充用容器31を薬剤押出装置34にセットしてから、
各単位容器31a、31bの内容積が減少し、各単位容
器の内容物が空になるまでが、各単位容器で同時に進行
する。 換言すれば、各単位容器31a、31bの内容
積の減少が同時に開始し、薬剤押出部材である押出用ロ
ーラ34aが所定距離移動すると各単位容器31a、3
1bからパーツ剤の混合比率に応じた量のパーツ剤が押
出され、この押出用ローラ34aの移動を1回または複
数回行い、各単位容器の内容積の減少が同時に停止、即
ち、各単位容器内のパーツ剤が同時に空になる。
これにより、補充用容器31の交換のサイクルが一致し
、交換の手間が容易となるとともにパーツ剤のムダがな
くなる。
一方の側板341の例えば3個所には、補充用容器31
とローラ34aとの相対的な位置を検出するための位置
検出用センサー18a〜18cが設置されている。
これらのセンサー18a〜18cは、好ましくはローラ
34aが初期位置、警告位置および移動完了位置にある
ことを検出するものとして用いられ、センサーからの信
号は、後述する自動制御部90に伝達される。
この場合、初期位置は各単位容器31a、31bの残量
の測定開始を定める位置であり、警告位置は、ローラ3
4aがこの位置を過ぎると、補充用容器31の交換を準
備するように警告する位置であり、また、移動完了位置
は各単位容器31a、31bの内容物の残量が実質的に
空(残量が0)であることを定める位置である。
また、センサーの設置目的は、上記に限られず、例えば
センサー18a〜18cと同様のセンサーをローラ34
aの移動方向にほぼ等間隔で設置し、これらを薬剤押出
量の規制用センサーとして用いることもできる。
なお、本発明では、上述した薬剤押出装置34等に代り
、各単位容器31a、31bから各パーツ剤をポンプで
吸引して取り出すような薬剤吸引装置を用いることは好
ましくない。 その理由は、次の通りである。
まず第1に、ポンプによる吸引では、パーツ剤の粘性が
高い場合、ポンプに多大な負荷がかかるため、設計上の
制約を受は易(、しかも、脈動や、作製時期の前後での
バラツキが生じ。
定量性が確保できない。
第2に、ポンプでの誤差が累積されることにより薬剤の
流出量に誤差が生じ、補充液の濃度や補充量の精度が低
下する。
第3に、単位容器内のパーツ剤の減少量の確認や装置が
適正に作動しているか否かのチエツクがし難い。
これに対し、薬剤押出装置では、薬剤の粘性にかかわら
ず一定量づつの押出しが可能であるため、押出量の精度
が高く、また、外部からの観察で、押出装置の機構、作
動、容器の変形状態等を容易に認識することができるの
で、単位容器内のパーツ剤の減少量の確認や、適正作動
のチエツクを比較的容易に行うことができ、よって、上
記ポンプ吸引による欠点は解消される。
また、混合撹拌手段の一構成例であるスタティックミキ
サー35は、第4図および第5図にその詳細を示すよう
に、下端部に縮径した吐出口351が形成された細長い
円筒状の外周壁352を有し、その内部には、それぞれ
90度に捻られた複数個の捻り撹拌板353が、互いに
その端面が直交するような状態で多段配置された構造と
なっている。
この場合における捻り攪拌板353の形状、大きさおよ
び設置数は、各パーツ剤に対する混合撹拌性能を考慮し
て適宜決定される。
外周壁352には、外周壁の長手方向に所定の配置で薬
剤注入口355.356.357が形成されており、こ
れらの各薬剤注入口はバイブ37a、37bにより各単
位容器31a、31bの流出口32a、32bと連結さ
れている。
なお、スタティックミキサー35に対する各流出口32
a、32bの連結位置は、例えば各単位容器31a、3
1bから押出されるパーツ剤の種類、流出量の大小、ま
たは、各パーツ剤の性質等に基いて好適な位置に設定す
ることができる。
また、スタティックミキサー35の上端開口部354に
は、後述の水注入用のバイブ49cが連結されている。
このように、スタティックミキサー35は、その内部流
路の長平方向に沿った所定の位置から所定のパーツ剤お
よび希釈用の水を投入することができる。 これにより
、各パーツ剤および希釈用の水を最適な混合順序で混合
することができる。
バイブ37a、37b、49cは、例えば塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ボッアミドのような可
撓性耐薬品材料により作られているのが好ましい。
なお、混合撹拌手段は、スタティックミキサーに限らず
、撹拌羽根や振動子等(好ましくは、前記スタティック
ミキサーと同様の長尺流路内に設置されたもの)を有す
る可動式のものでもよい。 また、特に補充液作製用タ
ンク16.26.36.46.56にポンプ循環混合装
置(図示せず)が設置されている場合には、これらのタ
ンクに直接薬剤および希釈用の水液を注入してもよい。
本発明において、このようなスタティックミキサーに代
表される混合撹拌手段を設ける理由は、各単位容器から
押出される薬剤がパーツ剤であるため、均一な組成(濃
度)の補充液を得るためには、各パーツ剤および希釈用
の水を十分に混合、攪拌する必要があるからである。
なお、図示例では、補充用容器は、パーツ剤が複数ある
場合各単位容器を連結した多連容器の構成となっている
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、連結しな
い構成であってもよい。
ただ、処理作業の簡易化、効率化等からは多連容器とす
ることが好ましい。
現像補充液作製系統10、漂白補充液作製系統20、安
定補充液作製系統50にても、補充用容器等の構成は、
上記の定着補充液作製系統30に右けるものと基本的に
は同じである。
補充用・容器を構成する単位容器の数は、パーツ剤の種
類や数に応じて、また単位容器の横断面積、長さ等は、
各パーツ剤の消費量に応じて決定すればよい。
さらに、薬剤押出装置についても、押出用ローラの径、
長さ、移動量を各パーツ剤の消費量に応じて決定すれば
よい。
また、スタティックミキサーについては、パーツ剤の種
類や数に応じて、径、長さ、捻り撹拌板の設置数、薬剤
注入口の設置数や設置位置等を決定すればよい。
第2図に示すように、各々の処理液作製系統10.20
.30.50は共通の水供給装置80と組み合わされ、
各作製系統10.20.30.50から送り出された所
定量の各パーツ剤は、この水供給装置80から供給され
る水Wによって所定の濃度に希釈される。
また、処理液作製系統40では、水供給装置80から供
給される水Wがそのまま用いられることとなる。
この水供給装置80は、水貯溜タンク41を主要部とし
た装置として構成されている。 この水貯溜タンク41
は、内部の上方空間にイオン交換フィルター42が取付
けられ、例えば電磁弁のようなバルブ手段43を介して
連接された外部の水道水供給設備(図示せず)等から供
給される水道水をフィルター42の通過により純水に変
え、このタンク41内に貯溜し得るように構成されてい
る。
また、タンク内部の2個所にはタンク内の液量を検出す
るためのセンサー44aおよび44bが設置されており
、このセンサーからの信号に基づくバルブ手段43の開
閉制御により、貯溜タンク41内に貯溜される純水Wの
液量を、所定の液量範囲内に保ち得るように構成されて
いる。
タンク4工の下部には、タンク内と連通ずる送水用のバ
イブ49a、49b、49c、49d、49eが連結さ
れ、各バイブ49a、49b、49c、49d、49e
の他端は、それぞれスタティックミキサー15.25.
35.45.55の上端開口部に接続されている。
このバイブ49a〜49eの途中には、各系統10.2
0.30.40.5o毎に独立する5個の送水ポンプ4
6.47.48.91.92が設置されている。
この送液ポンプ46.47.48.91.92ば、各々
独立して運転し得る駆動モータ46a、47a、48a
、49d、49eによって作動されるように構成されて
おり、各送水ポンプ46.47.48.91.92がら
吐出される水Wは、バイブ49a〜49eを介して、各
作製系統l0120.30.40.50のスタティック
ミキサー15.25.35.45.55にそれぞれ所望
の流量で供給されるようになっている。
なお、送水ポンプ46.47.48.91.92に代り
、1つのローラポンプ(図示せず)により水Wを各スタ
ティックミキサー15.25.35.45.55に送水
することもできる。 この場合、バイブ49a、49b
、49c、49d、49eには、それぞれ水Wの供給量
に対応した内径を有するポンプチューブを接続し、各ポ
ンプチューブをローラポンプのローラにて同時にしごく
ことにより、各スタテックミキサー15.25.35.
45.55に、所望流量の水が供給される。
5つの作製系統10.2o、3o、4o、50と水供給
装置80とは、自動制御部9oにより次のように制御さ
れるが、その制御方法を定着補充液N、1.lを例にし
て説明する。
この自動制御部90は、適宜の演算機能、記憶機能、警
報機能等を有する。
記憶機能には、 ■目的とする定着補充液N。を作製するときの各パーツ
剤の混合比率と希釈後の濃度 ■−回の定着補充液N、、lを作製する際に要する各パ
ーツ剤の必要量と希釈用の水Wの必要量 ◎各単位容器31a、31bの仕様(容量、横断面積等
) ■各薬剤供給容器31a、31bから必要量のパーツ剤
を流出するのに要する押出用ローラ34の移動量 ■必要量の希釈用の水Wをスタティックミキサー35に
供給するのに必要な送水ポンプ48の運転タイミング [F]希釈液貯溜タンク41内の希釈用の水Wを常用液
量に保つのに必要なバルブ手段43の開閉 ■定着補充液N 3Rの作製シーケンス等の基礎データ
が記憶されている。
定着補充液N 3Rの作製に際し、自動制(押部90を
作動させると、作製シーケンスが進行を開始して、先ず
、液量検出センサー44a、44bをチエツクし、水貯
溜タンク41内の水Wが所定液量範囲内にあるか否かの
判別を行う。
このとき、水Wが不足していると判別された場合には、
自動制御部90からバルブ手段43へ命令信号が出力さ
れてバルブ手段43が開状態となり、水道水を流入させ
ると共にイオン交換フィルター42により純水化して不
足分を補充する。
次に、位置検出センサー18a〜18cをチエツクして
、押出用ローラ34aの位置を判別する。 すなわち、
ローラ34aが、各単位容器31a、31bから各パー
ツ剤を流出し得る状態にあるか否かをチエツクする。
このとき、ローラ34aが警告位置を過ぎていた場合に
は、自動制御部90の警報機能が働いて補充用容器31
の状態をチエツクすることを警告し、ローラ34が移動
完了位置にある場合には、補充用容器31を新たな容器
に交換する必要がある。
このようにして、ローラ34aの位置が正常な位置にあ
ることを確認した後、単位容器からのパーツ剤の押出し
を開始する。 すなわち、自動制御部90より薬剤押出
装置34のモータ344を作動する命令信号が出力され
、ローラ34aが所定距離移動し、各単位容器31a、
31bからそれぞれのパーツ剤が押出される。 押出さ
れたパーツ剤は、バイブ37a〜37eを介してスタテ
ィックミキサー35内に圧送される。
なお、ローラ34aの移動量は、自動制御部90に予め
または随時の設定により記憶されている一回の定着補充
液N、Rの作製に必要な各薬剤の量に応じて決定され、
その制御は、例えば内蔵するタイマーによりモータ34
4の作動時間をコントロールする等の方法により行われ
る。
また、各パーツ剤の押出しとほぼ同時期に、水Wの供給
を開始する。 すなわち、自動制御部90より送水ポン
プ46を作動する命令信号が出力され、送水ポンプ46
を作動し、バイブ49cを介して必要量の水Wをスタテ
ィックミキサー35内に流入させる。
従って、押出された各パーツ剤と希釈用の水Wとは、ス
タティックミキサー35内で良好に混合、攪拌されて、
スタティックミキサー35の吐出口351から吐出し、
補充液作製用タンク36内に落下して、目的量の定着補
充液N 3Rが作製される。
なお、希釈用の水Wの供給量は、自動制御部90に予め
または随時の設定により記憶されている一回の定着補充
液NIFIの作製に必要な希釈用の水Wの量に応じて決
定され、その制御は、例λば内蔵するタイマーにより送
水ポンプ46の作動時間をコントロールする等の方法に
より行われる。
このような定着補充液N3F+の作製に関する制御は、
現像補充液N IR1漂白補充液R2R1If1:浄補
充??I N s R5および安定補充液N、Rについ
ても同様に行われる。 即ち、自動制御部90には、現
像補充液N+*、漂白補充液R2,l、洗浄補充液N 
iRlおよび安定補充液N 4Rに関する前記と同様の
基礎データが記憶されており、これらに基づいて制御す
ることにより、目的量の各補充処理液が作製される。
この場合、5種類の補充処理液の作製順序については、
それぞれの処理液に係る作製系統10.20.30.4
0.50の作動順序を定める作製シーケンスの作製順位
設定により、同時作製または任意の順序での作製のいず
れをも選択することが可能である。
このように、各処理液の作製系統10.20.30.4
0.50に対し、共通の希釈液供給装置80を有してい
ることから、次のような利点がある。
1)水供給装置、特に水貯溜タンク41の共有により、
装置の小型化が図れる。
2)水Wの供給に必要な制御(例えば、水貯溜タンク4
1内の液量保持)が容易となる。 特に、前述のローラ
ポンプを用いた場合には、送水手段の簡素化とともに、
供゛装置の設定を含む送水に伴う制御が容易とな! る− 3)例えば、イオン交換フィルター42の交換等のメイ
ンテナンスが統一的に行われ、作業労力の軽減となる。
第6図に示すものは、本発明における補充用容器の他の
構成例である。
同図に示す補充用容器60は、例えば2個の単位容器6
0a、60bをほぼ平行に並べて連結したものである。
 単位容器60aは、先端側端部が閉塞端部62、後端
側端部が開放端部63として形成された例えば円筒状の
シリンダ(剛体)61から成り、その閉塞端部62の中
央部分に、小径の流出口64が突出的に形成されている
そして、シリンダ61内には、開放端部63の外方から
ピストン(ガスケット)65が摺動可能に挿入され、そ
のピストンロッド66の基端側は、自動制御部90で制
(卸される適宜の往復直線駆動手段(図示せず)に連結
している。
なお、ピストン65の外周には例久ば耐薬品性の合成ゴ
ム材から成る液密用の適宜のOリング67が嵌着されて
いる。
このような構成は、他の単位容器60bについても同様
である。
なお、前記と同様、各単位容器60a、60bの内部の
横断面積も、その単位容器に充填される薬剤の混合比率
に対応した;、ものとなっている。
このような単位容器60a、60bは、それらのシリン
ダ61の円筒部にて例えば接着剤にて接着または融着さ
れることにより連結されている。
また、各単位容器60a、60bに対応するピストンロ
ッド66の基端側も連結部材68により連結され、各ピ
ストン65が同時に往復動するようになっている。
従って、各ピストン65が図中矢印方向に所定量移動す
ると、その度毎に、各単位容器60a、60bの流出口
64から一回の定着補充液作製に必要な量の各パーツ剤
が押出される。
第7図に示すものは、本発明における補充用容器のさら
に他の構成例である。
同図に示す補充用容器70は、例えば2個の単位容器7
0a、70bをほぼ平行に並べて連結したものである。
 単位容器70a、70bは、それぞれ伸縮自在な蛇腹
体71から成り、先端側の端部72の中央部分に、小径
の流出ロア4が突出的に形成されている。
なお、前記と同様、各単位容器70a、70bの内部の
横断面積も、その単位容器に収納される薬剤の混合比率
に対応したものとなっている。
各単位容器70a、70bにおける蛇腹体71の後端側
端部は、例えば接着剤により押圧板73に接着され、こ
れにより各単位容器70a、70bが連結されている。
 また、押圧板73には、ロッド75の先端が固着され
、ロッド75の基端側は、自動制御部90で制(卸され
る適宜の往復直線駆動手段(図示せず)に連結している
従って、ロッド75の移動に伴って押圧板73が図中矢
印方向に所定量移動すると、その度毎に、各単位容器7
0a、70bの流出ロア4から一回の定着補充液作製に
必要な量の各パーツ剤が押出される。
第8A図〜第8C図は、単位容器の流出口付近の構造を
示す断面側面図である。 これらの図に示す単位容器の
流出口64には、流出口64の封止手段およびバイブ3
7a、37bによる封止解除手段(以下、封止、開封手
段という)が設けられている。 なお、これらの手段は
、前述したチューブ状、シリンダおよびピストン、蛇腹
体の全ての容器に適用できるので、定着補充液のパーツ
剤が充填されたシリンダおよびピストンよりなる単位容
器を例として説明する。
第8A図に示す封止、開封手段81は、各単位容器60
a、60bの流出口64の内奥部に回動可能に支持され
た円形弁体81aを設け、この弁体81aを図中実線で
示す位置にすることにより流出口64を封止し得るよう
に構成され、一方バイブ37a、37bの取付は端部(
図中右端)に、弁体81aの端部を押圧し得る構造の突
部81bが形成されている。 またバイブ37a、37
bの所定位置には、該バイブの流出口64への挿入深さ
を規制する鍔状の係止部81cが形成されている。
この構成例では、弁体81aを図中実線位置として流出
口64を封止した後、例えば各単位容器60a、60b
の後端部(開放端部63)よりシリンダ61内に各パー
ツ剤を収納し、補充用容器60を交換する際には、例え
ばバイブ37a、37bを固定した状態で、新たな補充
用容器60の各単位容器60a、60bを押圧し、それ
らの流出口64にバイブ37a、37bの取付は端部を
挿入する。 このとき。
バイブ37a、37bの突部81bが流出口64内の弁
体81aの端部を押すことにより、弁体81aが図中点
線位置となるように回動し流出口64の封止が解除され
る。 なお、バイブ37a、37bの流出口64への挿
入に際し、係止部81cが流出口64の端面に当接し、
その挿入深さが規制される。
第8B図に示す封止、開封手段82は、各単位容器60
a、60bの流出口64の内奥部に凹部82aを形成し
、この凹部に封止用のボール82bを嵌入することによ
り流出口64を封止し得るように構成されている。
バイブ37a、37bの取付は端部の長さは、流出口6
4への挿入時に、バイブ37a、37bの取付は端部が
ボール82bを押圧して凹部82aより離脱しつるよう
な長さに設定され、このようなバイブの挿入深さは、前
記と同様の係止部82cの設置位置により決定される。
この構成例では、ボール82bを凹部82aに嵌入する
(図中実線位置)ことによって流出口64を封止した後
、例えば各単位容器60a、60bの後端部よりシリン
ダ61内に各パーツ剤を収納し、補充用容器60を交換
する際には、例えばバイブ37a、37bを固定した状
態で、新たな補充用容器60の各単位容器60a、60
bを押圧し、それらの流出口64にバイブ37a、37
bの取付は端部な挿入する。 このとき、バイブ37a
、37bの取付は端部先端がボール82bを押圧し、ボ
ール82bを凹部82aから脱落させる(図中点線位置
)ことにより流出口64の封止を解除する。
第8C図に示す封止、開封手段83は、各単位容器60
a、60bの流出口64の内奥部に薄膜状の封止膜83
aを形成して流出口64を封止し、一方、バイブ37a
、37bの取付は端部先端にこの封止膜83aを突き破
り得る突刃部83bを形成した構成となっている。 ま
たバイブ37a、37bの所定位置には、前記と同様の
係止部83cが形成されている。
この構成例では、封止膜g3aで流出口64が封止され
た状態の単位容器60a、60bに、例えばその後端部
よりシリンダ61内に各パーツ剤を収納し、補充用容器
60を交換する際には、例えばバイブ37a、37bを
固定した状態で、新たな補充用容器60の各単位60a
、60bを押圧し、流出口64にバイブ37a、37b
の取付は端部な挿入する。 このとき、バイブ37a、
37bの突刃部83bが封止膜83aを突き破ることに
より流出口64の封止を解除する。
第9図は、単位容器の流出口付近の他の構造を示す断面
側面図である。
以下、第8C図に示す封止膜付の構成例をチューブ状の
単位容器31a、31bに適用した例について代表的に
説明する。
第9図に示す単位容器31a、31bには、前記と同様
の封止膜83aが形成され、一方、バイブ37a、37
bには、前記と同様の突刃部83bが形成されている。
また、バイブ37a、37bの所定位置には、バイブの
長手方向に沿って延在する直線状のガイド片84が形成
され、一方、流出口32a、32bの封止膜83aより
も開口に近い箇所に、ガイド片84と嵌合し得る形状の
案内溝85が形成されている。
ガイド片84および案内溝85は、各単位容器31a、
31b毎に異なる形状のものとするか、あるいは、異な
る位置に形成される。 これにより単位容器31a、3
1bは、これと対応する(適正な)バイブ37a、37
bとのみ連結可能となり、他のバイブ(例えば単位容器
31aとバイブ37b)とは形状等の不一致により連結
し得ない。 従って、単位容器31a、31bを誤って
不適性なバイブと連結することが防止される。
なお、このようなガイド片84および案内溝85と同様
の機能を果たすものとして、例久ば流出口32a、32
bおよびバイブ37a、37bの横断面形状を、単位容
器31a、31b毎に例えば円形、四角形、三角形とす
るといった方法も可能である。
本発明における装置の各処理槽および補充液作製部2の
各補充液作製用タンクの内部構造について説明する。
なお、各処理槽におけるこの部分の構造は、はぼ同様で
あるため、定着槽(以下、メインタンクともいう)20
3と定着補充液の補充液作製用タンク(以下、サブタン
クという)36とを代表例として第10図および第11
図を用いて説明する。
メインタンク203とサブタンク36とは、第10図に
示すように、液流通を可能とする連通窓261が形成さ
れた仕切り壁262を共有するような状態で結合されて
いる。
そして、前述と同様の定着補充液用NIのスタティック
ミキサー35の吐出口は、サブタンク36の上方壁を貫
通してサブタンク36内に突出するように設置され、同
様に、棒状のヒーター263が、サブタンク36の上方
壁を貫通してサブタンク36の液中に浸漬された状態で
設置されている。
このヒーター263は、サブタンク36内の定着補充液
N3.lを加温するためのもので、好ましくは定着補充
液N211を定着処理に適した温度範囲(例えば30〜
50℃)に保持する温度制御機能をも備えている。
また、サブタンク36内の下方位置には筒状のフィルタ
ー264が取付けられ、このフィルター264の内部は
、サブタンク36の下方壁を貫通して設けられた適宜の
循環バイブ265を介して循環ポンプ266の吸引側に
連通している。 また、循環ポンプ266の吐出側は、
メインタンク203の下方壁を貫通する同様の循環バイ
ブ267を介してメインタンク203内の底部領域に連
通している。 そして、循環ポンプ266を作動すると
、フィルター264を通過したサブタンク36内の定着
補充液N3Rは、循環バイブ265および267を介し
て、強制的にメインタンク203内に流入されるように
なっている。
また、これに伴って、メインタンク203内の定着液N
3は、仕切り壁262に形成された連通窓261を通っ
てサブタンク36内へ移動する。 これにより、両タン
ク36.203内の定着液N、ないし定着補充液N。は
循環バイブ265.267を介して循環することになる
また、メインタンク203には、定着液N3をオーバー
フローにより排液する排液管269が設けられ、これに
より槽内の液面レベルを一定に保ち得るようになってい
る。
図示例にては、感光材料Sとしてカラーネガフィルムを
適用した処理を挙げており、この場合の各処理補充液の
作製に用いたパーツ剤等について以下に具体例を示す。
[現像補充液作製用パーツ剤] A剤:亜硫酸ナトリウム 臭化カリウム 重炭酸ナトリウム 炭酸カリウム    の混合物 B剤:水酸化カリウム 硫酸ヒドロキシルアミン ジエチレントリアミン五酢酸 ■−ヒドロキシエチリデンー1.■− ジホスホン酸   の混合物 C剤:4−[N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル
)アミノ]−2−メチル アニリン E漂白補充液作製用パーツ剤] A剤:硝酸アンモニウム アンモニア水    の混合物 B剤:エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウムニ水
塩 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 臭化アンモニウム  の混合物 [定着補充液作製用パーツ剤1 A剤:エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム重亜硫酸ナ
トリウム アンモニア水    の混合物 B剤:チオ硫酸アンモニウム [洗浄補充液作製用] イオン交換水 [安定補充液作製用パーツ剤] A剤:ホルマリン モノエチレングリコール ポリエチレンオキサイド の混合物 なお、各処理母液を作製するには、前記補充液と同組成
のパーツ剤を混合するのがよく、希釈水は、洗浄液と同
じものを用いるのが好ましい。
例えば、水道配管から直接のまたは一旦所定のタンクに
貯留された水道水、このような水道水をイオン交換フィ
ルター(FRSS)等に通過させたもの、あるいは装置
の内部または外部に設置された所定のタンク(タンク毎
交換可能)に貯留された水道水、蒸留水、イオン交換水
として供給することができる。
このような構成ゆえに、図示の補充液作製装置lでは、
各処理補充液N I R−N 4 RおよびN!Rの作
製作業と各処理槽201〜205への補給作業とが、い
ずれも自動制御部9oの制御の下で自動的に行われるこ
とになる。
なお、上記パーツ剤は一例であって、これらに限定され
るものではない。
以上説明した通り、本発明における補充用容器を用いた
補充液の作製方法では、パーツ剤が収納された各単位容
器の内容積を減少させることにより、パーツ剤の混合比
に応じた量のパーツ剤を押出すと共に、これらのパーツ
剤を所定の濃度に希釈する希釈水を供給し、各単位容器
より流出したパーツ剤と希釈水とを作製すべき処理液毎
に設けた混合、撹拌手段において混合、攪拌することに
より、所定の濃度に希釈された処理用補充液を作製する
ことができ1.しかもこれらを自動制御の下で行うこと
ができる。
従って、未熟練者であっても、簡単な操作で正確な各種
処理用補充液の作製作業を行うことができる。
しかも、補充液の作製作業は自動的に行われ、手作業の
依存度が少ないため、パーツ剤が手、衣服または周辺機
器に付着して汚れるといったことがなく、衛生上、環境
上好ましい。
また、定着槽(メインタンク)203には、図示のよう
に、上記の循環系の他に、定着液N、を槽内から取り出
して戻す循環部100が設置されている。
循環部100には、定着液N、を上記のように循環させ
る循環ポンプ102および循環バイブ103が設置され
ており、循環パイプ103内にて定着液N、の流路10
31が形成される。
流路1031には、循環中の定着液N、をI遇して液中
の浮遊物等を除去する循環フィルター104が設置され
ている。
この循環フィルター104のフィルター材料は、発泡ポ
リエチレン、不織布等の多孔質材料とする。 また糸巻
式のものであってもよい。
循環フィルター104の上流の流路1031には、バイ
パス105が設けられており、バイパス105内にて形
成される流路1051には、流入した定着液N、から銀
イオンを除去する銀除去手段106が配設されている。
銀除去手段は、第12図に示すように、銀よりイオン化
傾向の大きい金属材料から構成される金属部材161と
、この金属部材161を挾持し、かつフィルター材料か
ら構成されるフィルタ一部材162.163とを、容器
164中に収納して構成される。 この際、容器164
内を通過する定着液N、は、フィルタ一部材162.1
63と金属部材161と必ず接触して通過するように構
成される。 そして、この定着液N、は、空気と遮断さ
れた状態で銀除去手段106を通過するものである。
上記のように、金属部材161をフィルター部材162
.163によって挟持することによって、スチールウー
ル等の金属部材161の流出を防止することができる。
 また、析出させた銀の流出を防止することができる。
すなわち、フィルタ一部材163は、定着液N3の流れ
の方向に、スチールウール等の金属部材161および銀
が流出するのを防止するものである。 一方、フィルタ
一部材162は、必要に応じて定着液N、がバイパス1
05中に流れるのを止める場合もあるが、そのときのス
チールウール等の金属部材161および銀の逆流を防止
するものである。
なお、第12図に示す銀除去手段106では、上記フィ
ルタ一部材162.163を、液流路を塞ぐように容器
164中の所定の位置に固定するフィルター止め165
が設置されている。
上記の銀よりもイオン化傾向の大きい金属としては、鉄
、アルミニウム等が挙げられ、具体的にはスチールウー
ル、アルミウール等の形で用いることが好ましく、特に
スチールウールであることが好ましい。
このようにスチールウールの形で用いることによって、
圧力損失等の点で有利となる。
このスチールウールは、市販品を用いればよく、例えば
商品名サンライスグレードNo、1[日本スチールウー
ル(株)製]等が挙げられる。
また、スチールウール1g当たりの定着液N3の処理量
は、50〜500mff1、好ましくは200〜100
0Il+jとすればよい。
通常は、第12図に示すように、所定量(約l kg程
度)のスチールウールを容器164内に入れて配設し、
定着液N、の累積処理量が所定量に達したときに、容器
164毎全部、あるいはスチールウールのみを交換する
ような構成とすればよい。
一方、スチールウール等の金属部材161を挟持するフ
ィルタ一部材162.163のフィルター材料としては
、前記した循環フィルター104のフィルター材料と同
様のものが挙げられる。
特に、発泡ポリエチレン(孔径5〜50μ)であること
が好ましい。
このフィルタ一部材162,163は、それぞれ、径1
0cm程度、厚さ8mm程度の大きさとすればよい。
第1O図に示すように、バイパス105への定着液N、
の流入口付近にて、定着液N、を必要に応じて流路10
51内に流入する流路切換手段107と、銀イオンを除
去した後の定着液N3をバイパス105から流路103
1へ流出する流路切換手段108とが設置されている。
これらの流路切換手段107は、三方弁等とすればよく
、必要なときに、定着液N3がバイパス105に流入さ
せることができるような構成とされる。
なお、流路切換手段108も、通常、三方弁等とすれば
よい。
定着液N3が、循環中にて常時、銀除去手段106を通
過するようにする必要はないため、流路切換手段107
の設置することによって、金属部材161の使用期間が
長(なる。
この流路切換手段107による切換条件は、予め、実験
により、銀除去等について調べておき、それに基いて設
定すればよく、切換は手動、自動のいずれによってもよ
い。
流路切換手段107の上流の流路1031には、循環中
の定着液N、からハロゲンイオンを除去するハロゲン除
去手段109が設置されている。
このハロゲン除去手段109は、所定のカラム中にアニ
オン交換樹脂を充填するなどした公知のものとすればよ
く、通常1.2β程度のカラムに800g程度のアニオ
ン交換樹脂が充填された構成とされる。
この場合のアニオン交換樹脂としては、特願昭63−3
29613号等に記載のものが挙げられる。
具体的には、市販の多くの塩基性アニオン交換樹脂を用
いることができる。
このような塩基性アニオン交換樹脂としては、アンバー
ライトI RA−410、同IRA−411、同I R
A−910、同IRA−400、同IRA−401.同
IRA−402、同IRA−430、同I RA−45
8、同IRA−900、同IRA−904、同rRA−
938(以上ロームアンドハース社製)、DIAION
SAIOA、同5A12A、同5A2OA、同5A21
A、同PA306、同PA316、同PA318、同P
A406、同PA412、同PA418(以上三菱化成
社製) エボラスに−70(ミヨシ油脂社製)などを挙
げることができる。
アニオン交換樹脂800gに接触させる処理液の液量は
0.1〜100ρ、好ましくは1〜20で程度とすれば
よい。
そして、通常は、定・着液N、の累積処理量が所定量に
達したときに、カラム毎に交換する構成とし、アニオン
交換樹脂を所定の方法により再生して使用するようにす
ればよい。
従って、上記構成の循環部100において、感光材料S
の定着処理中にて、定着液N、は循環される。
この場合、循環される定着液N、は、通常、流路103
1内にて、図示矢印a方向に流れ、ハロゲン除去手段1
09によってハロゲンが除去された後、循環フィルター
104によってf遇されて、定着液N、中の浮遊物等が
除去されて、その後槽内に戻される。
また、定着液N3は、ハロゲン除去手段109を通過後
、必要に応じて、流路切換手段107によってバイパス
105の流路1051に図示矢印す方向に流入される。
この流入された定着液N3は、銀除去手段106によっ
て、液中の銀イオンが銀に還元されて除去されることに
なる。
銀が除去された後の定着液N、は、流路切換手段108
によって流路131内に戻される。
流路1031に流入した定着液N、は、循環フィルター
104を通過して、これによってf過された後、槽内に
戻される。
このように、定着液N8は、定期的に切換えられて、バ
イパス105の流路1051に流入されるが、その割合
は、循環時間のo、oi〜30%、好ましくは0.3〜
3%程度とすればよい。
換言すれば、定着液N、の総循環量の 0.01〜30%程度をバイパス105に流入させるよ
うにすればよい。
このバイパス105への流入量は感光材料の処理量が多
いときは多くし、少ない時は少な(するようにすればよ
い。
本発明において、上記のように、ハロゲン除去手段10
9内で定着液N3とアニオン交換樹脂とが接触すること
によって定着液N、中のハロゲンイオンが除去される。
具体的には、定着液中におけるハロゲン化物イオンの4
0〜80%程度が除去されることとなる。
除去されるハロゲン化物イオンは、ヨウ化物イオン、臭
化物イオン、塩化物イオン等であり、感光材料の乳剤層
のハロゲン化銀の構成による。
また、アニオン交換樹脂に吸着されやすいハロゲン化物
イオンと定着を阻害しやすいハロゲン化物イオンとの順
序は、ともに、I−>Br−>Cβ−であり、このよう
なことからハロゲン化銀の構成と除去されるハロゲン化
物イオンとの関係は以下のようになる。
a) ヨウ化銀が含有されるとき ・・・ヨウ化物イオン b) ヨウ化銀が含有されず、臭化銀が含有されるとき
     ・・・臭化物イオンC) ヨウ化銀および臭
化銀が含有されず塩化銀が含有されるとき ・・・塩化
物イオンこのような意味において、ハロゲン化物イオン
の定着液中における濃度は、ヨウ化物イオンの場合0.
2〜1.3g#(除去によって0. 1〜0.6g#)
臭化物イオンの場合0.3〜2.5g#(除去によって
0.1〜0.9g/j)、塩化物イオンの場合1〜20
g/l(除去によって0.5〜9g#)となる。
本発明において、前記のように、銀を除去することによ
って、定着液中に存在する銀イオンの濃度を除去前に比
べて1/2〜1/10程度に減少させることができる。
従って、定着液中における銀濃度は、処理される感光材
料等によって異なるが、銀換算で除去前に2〜18g/
jであるものを、除去後にて0.5〜5g/lとするこ
とができる。
定着液中の銀イオンおよびハロゲンイオンの濃度を減少
させることによって定着を阻害する物質が減少すること
になり、定着液の使用量、特に補充量を低減することが
できる。
そして、銀イオンおよびハロゲンイオンを除去する効率
は、上記のように、銀除去手段とハロゲン除去手段とを
循環部に設置することによって良好となる。
すなわち、銀除去手段にては、定着液を空気と遮断する
ことができるため、スチールウール等の余分な酸化が発
生しなくなり、銀が析出しやすい状態が得られる。
一方、ハロゲン除去手段にては、槽内にであるいは容器
内にオーバーフローを貯溜して、定着液とアニオン交換
樹脂とを接触させる場合に比べて、定着液とアニオン交
換樹脂との接触効率が良化し、■−等のハロゲン化物イ
オンの除去が効率的となる。
また、銀除去手段とハロゲン除去手段とを循環部に設置
することによフて、装置のコンパクト化を図ることがで
きる。
本発明における定着槽203は、第10図に示すような
ものに限定されるわけではなく、循環部に銀除去手段と
ハロゲン除去手段とを設置するような構成のものであれ
ば、特に制限はない。
例えば、銀除去手段は、第12図に示すものに限定され
るものではな(、第13a図および第13b図に示すよ
うな全体がほぼ円筒型のものであってもよい。
第13a図にては、第13b図における容器部分を省略
して示している。
第13a図に示すように、このものは銀よりもイオン化
傾向の大きい金属材料から構成される金属部材551を
両側から挟持するようにフィルタ一部材552.553
をそれぞれ配置した内部中空の筒状体554である。
そして、第3b図に示すように、筒状体554の一端に
封止板555を固定し、これを蓋部556と容器本体5
57とから構成される容器内に収納する。 これにより
、定着液N。
は筒状体554と封止板555で分断され、定着液は、
フィルタ一部材552,553と金属部材551とを通
過する。 このとき、定着液N、は空気と遮断された状
態にある。
この巻回体の大きさは、全体の径70〜200+nm、
中空部分の径15〜50IRm、高さ100〜300m
m程度とし、内側のフィルター部材252は厚さ5〜2
0 mm、好ましくはスチールウールから構成される金
属部材251は厚さ5〜30mm、外側のフィルタ一部
材253は厚さ5〜20mm程度とすればよい。
このような構成の銀除去手段にては、第13b図に示す
ように、図示矢印す方向から流入された定着液N、は、
筒状体554および封止板555によって分断され、筒
状体554を構成する外側のフィルタ一部材553、金
属部材551、内側のフィルタ一部材552を順に、図
示矢印e方向に通過して、金属部材551で銀が除去さ
れ、フィルタ一部材552を通過後、中空部に流入され
ることとなり、再び流路1051へ戻ることとなる。
さらに、銀除去手段は、銀よりもイオン化傾向の大きい
金属材料から構成される金属部材が収納されたものに限
定されるわけではな(、定着処理時の通電によるもので
あってもよい。
ただし、この場合は循環部に設置することが実際不可能
であるため、槽内の定着液に通電する構成とする。
具体的には、槽内に陰極と陽極とを設置すればよい。 
両極の設置位置には、特に制限はな(、両極の間隔につ
いては、2〜200mm程度とする。
ここで、陰極は長時間の使用に耐えつる電気伝導体また
は半導体であればいずれでもよいが、特にステンレスが
好ましい。 陽極は加久た電圧により溶融しない材質で
かつ電気伝導体であればよく、具体的には炭素(黒鉛)
、二酸化鉛、白金、金、チタン綱があげられ、場合によ
ってはステンレス綱を用いてもよい。
両極の形状は、定着槽に設置しやすい板状か網目入りの
板状または突起付の板状が好ましい。
この場合の通電は、0.5V以下、好ましくは0.3〜
0.05Vの電圧をかけ、電流密度が10μA〜1 m
A/cm”、好ましくは0.01濡^〜0 、 5 m
A/cm”となるように行えばよい。
本発明では、通電を行うにあたり、定着液を保持する定
着槽内に設けた陰極側にカチオン交換膜を設けるととも
に陽極とカチオン交換膜との間に感光材料を通過させて
もよく、通電中に陰極表面に銀が効率よ(析出し、定着
液の疲労度合が一層低下する。 この際、陰極とカチオ
ン交換膜との間隔は任意とすることができるが、0.1
〜50@m、好ましくは1〜20m1IIとするのがよ
い。
また、本発明においては、陽極の表面をカチオン透過膜
で被覆してもよい。
この場合のカチオン交換膜としては、王としてスルホン
基、カルボキシル基、ホスホン酸基などを有するものが
好ましい。 最もよく知られている強酸性カチオン交換
樹脂は、スルホン基(−3o、H)を交換基として持つ
もので、その骨組はスチレンとジビニルベンゼン(DV
B)の共重合体から構成されるものである。
このカチオン交換膜の合成法については、特願昭63−
25338号に記載されている。
また、銀除去手段として、カチオン交換樹脂に定着液を
接触させるような構成のものを用いてもよい。
具体的には、循環部に、カチオン交換樹脂を充填したカ
ラム等を設置するなどすればよい。
本発明においては、上記の3種の銀除去手段のなかでも
、スチールウール等の銀よりイオン化傾向の大きい金属
材料から構成される金属部材を循環部に設置したものが
最も好ましい。
銀の除去効率や装置のコンパクト化の点において有利と
なるためである。
上記においては、処理する感光材料をカラーネガフィル
ムとし、それに対して、 カラー現像−漂白一定着→洗浄−安定−乾燥処理を施す
装置について説明してきたが、このようなものに限定さ
れるわけではなく、本発明においては、感光材料の種類
等に応じて処理工程を設定することができ、それに応じ
た処理槽等の組合せを適用した種々の装置とすることが
できる。
処理工程としては、例えば、 黒白現像一定看一洗浄一乾燥 発色現像−漂白定着→洗浄−乾燥 発色現像−漂白→漂白定着−洗浄→乾燥黒白現像−洗浄
一反転処理(カブらせ露光またはカブらせ浴処理)−カ
ラー現像→漂白→定着→洗浄→乾燥 黒白現像−洗浄−カラー現像→漂白定着−洗浄−乾燥 等が挙げられる。
上記において、洗浄処理にかえ、安定化処理あるいは洗
浄および安定化処理としたものであってもよい。
その他、必要に応じて前硬膜浴、中和浴、画像安定浴等
の諸工程が組合わされろ。
また、本発明において、処理される感光材料の種類は特
に限定されず、例えば、上記のカラーネガフィルムの他
、カラー反転フィルム、カラー印画紙、カラーポジフィ
ルム、カラー反転印画紙、製版用写真感光材料、X線写
真感光材料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイクロ
用感光材料等、各種感光材料が挙げられる。
このような感光材料のなかで、例えば、カラー印画紙を
用いて、カラー現像→漂白定着→洗浄の処理工程を施す
場合の補充液作製用パーツ剤としては以下のものを例示
することができる。
[現像補充液作製用パーツ剤] へ削:炭酸カリウム 水酸化カリウム キレート剤     の混合物 B斉11  硫酸ヒドロキシルアミン溶液C斉り 4−
アミノ−N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミド
エチル) m−トルイジン硫酸塩 ベンジルアルコール ジエチレングリコール の混合物 [漂白・定着補充液作製用パーツ剤] A剤:チオ硫酸アンモニウム 重亜硫酸ナトリウム  の混合物 B ill  エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニ
ウム アンモニア水      の混合物 [洗浄補充液作製用パーツ剤] A剤:二塩化イソシアヌール酸 ナトリウム溶液 なお、本発明において、前述のように、各処理補充液は
パーツ剤から調製している。
環数のパーツ剤に分ける場合は次の点に考慮する必要が
ある。
(1)現像液 少なくとも■現像主薬、 ■アルカリ剤、 ■保恒剤 に分割することが好ましい。
(2)漂白液 少なくとも■漂白剤 ■pH調節剤 に分割することが好ましい。
(3)定着液 少なくとも ■定着剤、 ■pH調節剤 に分割することが好ましい。
(4)漂白定着液 少な(とも ■定着剤、 ■漂白剤 に分割することが好ましい。
また、本発明における補充液作製部および銀除去手段と
ハロゲン除去手段とを有する循環部を具えた処理槽は、
前記の定着槽に限らず、定着機能を有する処理槽に適用
することができる。
具体的には、漂白定着槽に適用することができる。
この場合、第10図に示す構成において、循環フィルタ
ー104の前方にEDTA・2Na溶液を添加する添加
口を設置してもよい。 このようにすることによって、
銀を除去したときに溶出するFe1を錯化することがで
きる。
また、循環フィルター104の後方の流路1031に、
空気導入手段を設置して、漂白定着液の漂白成分の漂白
作用を促進するような構成としてもよい。
このような構成は多量の感光材料を処理する場合に特に
有効である。
このような空気導入手段としては、特開昭63−251
747号公報に開示のセラミック材料等で構成した多孔
性円筒型バイブを適用したものや、その他各種多孔性プ
ラスチック材料等の酸素透過膜を使用することができる
本発明における定着機能を有する処理液としては、前記
のように、定着液、漂白定着液が挙げられる。
本発明における定着液または漂白定着液に使用される定
着剤は、公知の定着剤、すなわちチオ硫酸ナトリウム、
チオ硫酸アンモニウムなどのチオ硫酸塩;エチレンビス
チオグリコール酸、3,6−シチアー1.8−オクタン
ジオール等のチオエーテル化合物およびチオ尿素類など
の水溶性のハロゲン化銀溶解剤であり、これらを1種あ
るいは2種以上混合して使用することができる。 また
、特開昭51−155354号に記載された定着剤と多
量の沃化カリウムのようなハロゲン化物などの組合せか
らなる特殊な漂白定着液等も用いることができる。 本
発明においては、チオ硫酸塩、特にチオ硫酸アンモニウ
ム塩の使用が好ましい。  1ノットル当りの定着剤の
量は0.3〜2モルが好ましい。
本発明における定着液または漂白定着液のpH領域は、
3〜10が好ましく、さらには5〜9が特に好ましい。
漂白定着液である場合に含有される漂白剤としては、ポ
リカルボン酸の鉄塩、赤血塩、ブロメート化合物、コバ
ルトへキサミン等が挙げられる。 これらのうちフェリ
シアン化カリ、エチレンジアミン四酢酸鉄(III)ナ
トリウムおよびエチレンジアミン四酢酸鉄(III)ア
ンモニウムは特に有用である。
定着液または漂白定着液には、定着剤の他に、通常、亜
硫酸ナトリウム等の保恒剤、酸剤、緩衝剤、硬膜剤など
の定着助剤を含有させることができる。
また、漂白定着液には、米国特許筒3.042.520
号、同第3,241,966号、特公昭45−8506
号、特公昭45−8636号などに記載の漂白促進剤、
特開昭53−65732号に記載のチオール化合物の他
、種々の添加剤を加えることもできる。
本発明における漂白液としては、上記の漂白定着液にて
定着剤等を除いたものが挙げられる。
本発明において現像処理に用いる黒白現像液には、ジヒ
ドロキシベンゼン類(例えばハイドロキノン)、3−ピ
ラゾリドン類(例えば1−フェニル−3−ピラゾリドン
)、アミノフェノールw4(例えばN−メチル−p−ア
ミノフェノール)等の公知の現像主薬を単独あるいは組
合わせて用いることができる。
カラー現像液は、一般に、発色現像主薬を含むアルカリ
性水溶液から構成される。
発色現像主薬は公知の一級芳香族アミン現像剤、例えば
フェニレンジアミン類(例えば4−アミノ−N、N−ジ
エチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N、N−ジ
エチルアニリン、4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N
−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メ
チル−4−アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホ
ンアミドエチルアニリン、4−アミノ−3−メチル−N
−エチル−N−β−メトキシエチルアニリン等)を用い
ることができる。
発色現像液はそのほかpH緩衝剤、現像抑制剤ないしカ
ブリ防止剤等を含むことができる。
また必要に応じて、硬水軟化剤、保恒剤、有機溶剤、現
像促進剤、色素形成カプラー 競争カプラー かぶらせ
剤、補助現像薬、粘性付与剤、ポリカルボン酸系キレー
ト剤、酸化防止剤、アルカリ剤、溶解助剤、界面活性剤
、消泡剤等を含んでいてもよい。
本発明におけるカラー(発色)ないし黒白現像液の処理
温度は、30℃〜50℃が好ましく、さらに好ましくは
33℃〜42℃である。
洗浄工程に用いられる洗浄水には、必要に応じて公知の
添加剤を含有させることができる。
例えば、無機リン酸、アミノポリカルボン酸、有機リン
酸等のキレート剤、各種バクテリアや藻の増殖を防止す
る殺菌剤、防ばい剤、マグネシウム塩、アルミニウム塩
等の硬膜剤、乾燥負荷、ムラを防止するための界面活性
剤などを用いることができる。 または、L、E、We
st。
”Water Quality C:riteria”
Phot、Sci、and Eng。
vol、9 No、6 P344−359(1965)
等に記載の化合物を用いることもできる。
安定化工程に用いる安定液としては、色素画像を安定化
する処理液が用いられる。 例えば、pH3〜6の緩衝
能を有する液、アルデヒド(例えば、ホルマリン)を含
有した液などを用いることができる。 安定液には、必
要に応じて蛍光増白剤、キレート剤、殺菌剤、防ばい剤
、硬膜剤、界面活性剤等を用いることができる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、所望の配合比に応じた各パーツ剤の計
量およびその供給作業や、希釈液の液量設定作業を含む
各種補充液の作製作業に費やす労力および時間を軽減す
ることができるとともに、ムダなくかつ適正な補充液を
作製することができる。
このため、労力および時間の軽減、補充精度の向上、衛
生上、環境上の良化等の利益がもたらされる。
また、定着機能を存する処理液では、その使用量や補充
量を低減することができ、この低減した補充液を精度よ
(補充することができる。
さらには、装置のコンパクト化を図ることができる。
本発明者は、上記の効果を確認するため、種々の実験を
行ったが、以下にその一例を示す。
実験例1 下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム支持体上に、
下記組成の各層を重層塗布して、多層カラー感光材料を
作製した。
(感光層の組成) 塗布量はハロゲン化銀およびコロイド銀については銀の
g / m 2単位で表した量を、またカプラー、添加
剤およびゼラチンについてはg/l!12単位で表した
量を、また増感色素については同一層内のハロゲン化銀
1モルあたりのモル数で示した。
第111f(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀         0.2ゼラチン  
          1.3カプラーC−10,06 紫外線吸収剤LIV−10,1 紫外線吸収剤UV−20,2 分散オイル0il−10,01 同上  0il−20,01 第2層(中間層) 微粒子臭化銀(平均粒径0.07 ゼラチン カブラ−C−2 分散オイル0il−1 第3屡(第1赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀2モル%、 の比2.5、平均粒径0.3 Agl型)        銀 ゼラチン 増感色素■ 増感色素■ 増感色素m カプラーC−3 カプラーC−4 カプラーC−8 カプラーC−2 分散オイル0il−1 同上  0i1−3 直径/厚み μ、内部高 0.4 0.6 1、OX 10−’ 3、OX 10−’ IX 10−’ 0.06 0.06 0.04 0.03 0、03 0.012 μ) 0.15 1.0 0.02 0.1 第4層(第2赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀5モル%、直径/厚みの比4.0
、平均粒径0.7μ、内部高AgI 型)      
         銀  0.7増感色素I     
      lXl0−’増感色素LT       
    3XlO−’増感色素in         
  lXl0−’カプラーC−30,24 カプラーC−40,24 カプラーC−80,04 カプラーC−20,04 分散オイル0il−10,15 同上  0il−30,02 第5層(第3赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀ioモル%、直径/厚みの比1.
3、平均粒径0.8μ、内部高Agr 型)     
         銀  1.0ゼラチン      
       1.0増感色素I          
 lXl0−’増感色素H3X 10−’ 増感色素■ カプラーC−6 カブラ−C−7 分散オイル0il−1 同上  0i1−2 第6層(中間層) ゼラチン 化合物Cpd−A 分散オイル0il−1 第7層(第1緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀2モル%、直径/厚みの比2.5
、平均粒径0.3μ、内部高AgI 型)      
        銀  0.3増感色素IV     
      5XlO”’増感色素Ml       
  3.OX 10−’増感色素V         
 2X 10−’ゼラチン            1
.0カプラーC−90,2 カプラーC−50,03 カプラーC−10,03 0,03 ■、0 0.05 IXIO−’ 0.05 0.1 0.01 0、O5 化合物Cpd−CD、012 分散オイル0il−10,5 第8層(第2緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀4モル%、直径/厚みの比4.0
、平均粒径0.6μ、内部高AgI型)       
 銀 0.4増感色素EV          5X1
0−’増感色素V          2X1.0−’
増感色素VI         0.3X 10−’カ
プラーC−90,25 カプラーC−10,03 カプラーC−100,015 カプラーC−50,01 化合物Cpd −CO,012 分散オイル0il−10,2 第9層(第3緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀6モル%、直径/厚みの比1.2
、平均粒径1.0μ、内部高AgI 型)      
        銀  0.85ゼラチン      
      1.0増感色素■        3.5
X 10−’増感色素■         1.4X 
10−’カプラーC−130,01 カプラーC−120,03 カプラーC−90,20 カプラーC−10,02 カプラーC−150,02 分散オイル0il−10,20 同上  0il−20,05 第10層(イエローフィルター層) ゼラチン            1.2黄色コロイド
銀         0.08化合物Cpd−B   
      O,1分散オイルOi l −10,3 第11層(第1青感乳剤層) 単分散沃臭化銀乳剤(沃化銀4モル%、直径/厚みの比
1,5、平均粒径0.5μ、内部高AgI型)    
  銀 0.4ゼラチン            1.
0増感色素IX          2X 10−’カ
プラーC−140,9 カプラーC−50,07 分散オイル0il−10,2 第12層(第2青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀10モル%、直径/厚みの比4.
5、平均粒径1.3μ、内部高Agl 型)     
         銀  0.4ゼラチン      
      0.6増感色素IX          
LX 10−’カプラーC−140,25 4敗オイルOi 1−1      0.07第13層
(第1保護層) ゼラチン            1.8紫外線吸収剤
UV−10,1 同上   UV−20,2 分散オイルOi l −10,01 分散オイル0il−20,01 第14層(第2保護層) 微粒子臭化銀(平均粒径0.07μ)0.5ゼラチン 
           0.45ポリメチルメタクリレ
一ト粒子 (直径1.5μ)0,2 硬膜剤H−10,4 p−ヒドロキシ安息香酸n−ブチル 0.012 ホルムアルデヒドスカベンジャー5−10.5 ホルムアルデヒドスカベンジャー5−20.5 各層には上記の成分の他に、界面活性剤を塗布助剤とし
て添加した。
次に本実施例に用いた化合物の化学構造式または化学名
を下に示した。
UV−1 UV−2 11−1 11−2 11−3 −1 い リン酸トリクレジル フタル酸ジブチル フタル酸ビス(2−エチルヘキシル) −2 C−3 −4 −9 −10 0 s’ =  25 鳳o1.wt。
約 20、000 −5 −6− 7 −ii −12 し2 O(。
C−13 C−14 増感色素■ 増感色素II 増感色素Ill 増感色素IV し2 −15 pd−A pd−B Cp d、 −C 増感色素■ 増感色素■ 増感色素■ CH。
0■ JH 01、I 開 (tJL、sH++ しυUl′I 増感色素■ S−2 C=11s 増感色素lX 1(−1 −1 西。
上記のカラー写真感光材料を露光したのち、第1図に示
す装置を下記の処理工程に合わせて改造し、その装置を
用いて下記の処理を施した。
工程 発色現像 漂  白 漂白定着 水洗(2) 安  定 乾  燥 処理時間 3分15秒 1分00秒 3分15秒 処理温度 38℃ 38℃ 38℃ 1分00秒   35℃ 40秒   38℃ 1分15秒   55℃ 補充量 5m1 1 0mj タンク容量 0j t 1 0m1 0mj なお、上記において用いた つに作製して用いた。
(1)1盈] 二二ュl A剤ニジエチレントリアミン五酢酸 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 亜硫酸ナトリウム 臭化カリウム 炭酸カリウム B剤:ヒドロキシルアミン硫酸塩 C剤:4−(N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル
)アミノコ−2−メチルアニ リン硫酸塩 亜硫酸ナトリウム D剤:臭化カリウム ヨウ化カリウム 処理液は以下のよ 1、 Ig/200m! 3、2g/2001 4、3g/200耐 0、7g/200m! 37、0g/200mj 2、l11g/100m! 5、5g/100mg o、 tg/1ocbt O,7g/100m1 1、5mg/loomj 補充量は35mm巾1m長さ当り。
次に処理液の組成を記す。
母液は、A剤、B剤、C剤、D剤、水を順に、2:l:
1:5の体積割合で混合して用いた。
補充用容器(ベアレックス5P−3、呉羽化学工業製 
ポリ塩化ビニル/ポリ塩 化ビニリデン/ポリオレフィン樹 脂製) 容器容量 A開用(20cm” x 50cm)B列用
(10cm” x 50cm) C列用(10cm” X 50cm) D列用(10cm2X50cm) 補充液は、A剤とB剤とC剤と水とを順に82 :41
 :41 :336の体積割合で混合したものを用いた
漂」L液 A剤:臭化アンモニウム 100g/30fW 硝酸アンモニウム 1.0g/300mj アンモニア水(27%)             1
5mj/300mjB剤:エチレンジアミン四酢酸第二
鉄アンモニウムニ水塩               
120g/300m!エチレンジアミン四酢酸ニナトリ
ウム   lOg/30口rne母液は、A剤、B剤、
水を、3:3:4の体積割合で混合して用いた。
補充用容器(ポリエチレン樹脂製) 容器容量 A開用(13cm” x 50cm)B列用
(13cm2x 50cm) 補充液は、A剤とB剤と水とを母液と同様の体積割合で
混合したものを用いた。
漂」L足」[液 二二二l(定着剤成分) A剤:チオ硫酸アンモニウム(70%)       
 400m!1500mjエチレンジアミン四酢酸二ナ
トリウム   Ig1500m!亜硫酸ナトリウム  
          20g1500mffi母液は、
上記漂白液のA剤およびB剤と定着剤成分のA剤と水と
を、6:6:15:23の体積割合で混合して用いた。
補充用容器(ポリエチレン樹脂製) 容器容量 へ剤用(50cm” x 50CDI)補充
液は、定着剤成分のへ剤と水とをl:lの体積割合で混
合したものを用いた。
え止](母液、補充液共通) イオン交換水 支]L腋 A剤:ホルマリン(37′%)           
   2+nj150mjポリオキシエチレン−p−モ
ノフェニルエーテル (平均重合度10)      
0.3g150mjエチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ム塩  0.051750mj補充用容器(ポリエチレ
ン樹脂製) 容器容量 A開用(5cm2x 50cm)母液、補充
液ともに、A剤と水とを1:19の体積割合で混合した
ものを用いた。
また、定着槽の循環部に設置した銀除去手段はスチール
ウール[サンライズグレードNo、  1 :日本スチ
ールウール(株)製]1kgをlOμの発泡ポリエチレ
ンフィルター(径10cm、厚さ8 mm)で上下に挟
持して空気に接触しないように容器に収納したものを用
いた。
また、循環部における定着液の循環量は10β/分とし
、感光材料(35+++m巾X1mの長さのもの)を1
00本処理した後、その50%がバイパスを通るように
して30分間処理し、その後この操作を繰り返した。
また、ハロゲン除去手段は、塩基性アニオン交換樹脂と
してロームアンドハース社製IRA−400800gを
1.2Qカラムに充填して用いた。
このようにして10ラウンド処理を行った。
これを処理Aとする。
また、処理Aにおいて、銀除去手段およびハロゲン除去
手段を設置しない定着槽を用いるほかは同様に処理を行
った。 これを処理Bとする。
また、処理Aにおいて、富士写真フィルム(株)製の自
現機FP350改造機を適用して同様に処理を行った。
 なお、タンク容量は処理Aと同じものに改造して用い
、定着槽は銀除去手段およびハロゲン除去手段を設置し
た構成とした。
これを処理Cとする。
これらの処理A、B、Cについて以下にまとめる。
処理Aにおいては、脱銀不良の発生等もな(、良好な写
真性が得られた。
処理Bにおいて、処理Aと同等の脱銀不良の発生がない
良好な写真性を得ようとすると、補充量を30m!/3
5mm巾1m長さとする必要があり、処理Aに比べて3
倍とする必要があることが判明した。
従って、処理Aにおいては処理Bに比べて補充量を低減
できるが、これにもかかわらず本発明における補充液の
作製方法を適用しているため、精度よく補充することが
できた。
このことは、処理量が極めて少ない閑散期と処理量が非
常に多い繁忙期とを極端にして3ケ月ランニングした場
合いずれの種類の感光材料にても全く定着不良が生じな
いということからも裏づけられる。 ところが、処理B
では特殊なカラーネガ感光材料で定着不良が発生した。
これに対して、処理Cでは、定着補充液の補充量は処理
Aとほぼ同量とすることができたが、従来の補充方式を
採用しているため、その調製作業、供給作業とも煩雑で
あり、精度は処理Aに比べて劣るものであった。 この
補充における精度の悪さは、処理A、Bに比べた場合、
他の処理補充液でも同じであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感光材料処理装置の全体構造を模式
的に示す斜視図である。 第2図は、本発明における補充液の作製方法を説明する
ためのシステム構成図である。 第3a図は、本発明の補充用容器の構成例を示す平面図
である。 第3b図は、補充容器を装填する薬剤押出装置の構成例
を示す斜視図である。 第4図および第5図は、それぞれ補充液の作製に用いる
混合攪拌手段の一構成例であるスタティックミキサーの
構造を示す概略縦断面図および拡大斜視図である。 第6図および第7図は、それぞれ本発明の補充用容器の
他の構成例を示す斜視図である。 第8A図〜第8C図は、補充用容器の流出口付近の構成
例を示す部分縦断面図である。 第9図は、補充用容器の流出口付近の他の構成例を示す
部分縦断面図である。 第10図は、第1図中のx−X線での概略断面図である
。 第11図は、第10図における℃視の概略部分構成図で
ある。 第12図は、第10図における銀除去手段を模式的に示
す一部破断断面図である。 第13a図および第13b図は、それぞれ第10図にお
ける銀除去手段の別の態様を模式的に説明するための斜
視図および断面図である。 符号の説明 1・・・処理部 2・・・補充液作製部 1O220,30, 11,21,31, 14,24,34, 15,25,35, 16、26、36, 40,50・・・作製系統 51・・・補充用容器 54・・・薬剤押出装置 45.55 ・・・スタティックミキサー 46.56 ・・・補充液作製用タンク 201・・・現像槽 202・・・漂白槽 203・・・定着槽 204・・・洗浄槽 205・・・安定槽 100・・・循環部 106・・・銀除去手段 109・・・ハロゲン除去手段 S・・・感光材料 N、・・・現像液 N2・・・定着液 N、・・・漂白液 N4・・・安定液 N、・・・洗浄液

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光後のハロゲン化銀写真感光材料を現像し、少
    なくとも定着機能を有する処理液で処理する感光材料処
    理装置であって、 前記処理液を収納した処理槽を具え、少なくともこの処
    理槽には、複数のパーツ剤を混合して前記処理液の補充
    液を作製する補充液作製部とこの処理槽内から前記処理
    液を取り出して戻す循環部とが設置されており、 前記補充液作製部は、前記各パーツ剤をそれぞれ収納し
    、その内容積が前記各パーツ剤の混合比率に対応してお
    り、かつその内容積が変化可能な補充用単位容器を複数
    有し、 前記循環部は、その流路に、前記処理液中の銀元素を除
    去する銀除去手段と前記処理液中のハロゲン元素を除去
    するハロゲン除去手段とを有することを特徴とする感光
    材料処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0699957A1 (en) 1994-08-31 1996-03-06 Konica Corporation Light-sensitive silver halide photographic material processing apparatus

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