JPH03112901A - 水溶性農薬 - Google Patents

水溶性農薬

Info

Publication number
JPH03112901A
JPH03112901A JP25309589A JP25309589A JPH03112901A JP H03112901 A JPH03112901 A JP H03112901A JP 25309589 A JP25309589 A JP 25309589A JP 25309589 A JP25309589 A JP 25309589A JP H03112901 A JPH03112901 A JP H03112901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
agricultural chemical
soluble
fluidity
active ingredient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25309589A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyasu Minagawa
文康 皆川
Kazuyuki Maeda
一行 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuko Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Yuko Chemical Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuko Chemical Industries Co Ltd filed Critical Yuko Chemical Industries Co Ltd
Priority to JP25309589A priority Critical patent/JPH03112901A/ja
Publication of JPH03112901A publication Critical patent/JPH03112901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は水溶性農薬に関する。
〔従来の技術〕
農薬は、たとえば、施用の便利さ、省力化の程度、薬剤
自身の性質、農作物の種類、農作物の生育程度、対象と
する病害虫または雑草の種類、最大効果発現のための条
件など各種の関連事項を充分勘案した上で使用形態(剤
型、製剤の形)が定められ、剤型は有効成分、希釈剤(
担体、基材)、補助剤に大別される成分によって構成さ
れる。そして、希釈剤は有効成分を適当な濃度に薄めて
製剤化を容易にするため、不可欠のものであり、粉剤、
粒剤、粉粒剤、水和剤などに用いられる固体希釈剤(を
旦体)と乳剤、油剤、噴霧剤などに用いられる有機溶剤
、フロアブル剤、水溶液などに用いられる水などを例と
して挙げることができる。
また、補助剤としては有効成分および前記希釈剤の分散
性、展着性、可溶性、乳化性などを向上させるための界
面活性剤または水溶性高分子のほか安定剤、燻煙剤、燻
蒸剤などにおける発熱剤、噴霧の圧力を与える噴射剤、
その他有効成分の効力増加のための共力剤(強化剤)な
どを例示することができる。
従来の固体希釈剤(担体)の具体例として珪藻土、タル
ク、粘土、酸性白土、ベントナイト、カオリン、珪石粉
などの不燃、不溶の鉱物質粉末、粕粉、木粉、タブ粉な
どの可燃性有機粉末、水溶性無機塩さらに水溶性有機物
などを挙げることができる。これらのうち、水溶性無機
塩または尿素、糖類などの水溶性有機物などに代表され
る水溶性担体は潮解性に豊むため流動性が悪化しやすく
、また、そのために自動計量包装する際も包装室内を特
別に除湿する必要があるなどの問題がある。
そこで、潮解性の少ない塩類として、無水塩のみからな
る担体を用いると、自動計量包装時の流動は良好である
が、使用時に水で希釈溶解するとき、凝集物を生じ、均
一な溶液を調製するために必要以上の時間を要し、また
噴霧器等の目づまりの原因にもなりやすい、さらに、た
とえば特開昭51−54931号公報に開示されている
ように、水溶性農薬有効成分の水溶液と水溶性担体とか
らなる水溶性農薬の場合は、農薬有効成分の水に対する
最大溶解限度量以下でしか適用できない。また担体が尿
素および糖類など潮解性物質の場合には、流動性の関係
から農薬有効成分の含有濃度はIO重量%程度が限度で
あり、濃度を高めることは困難である。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べたように、従来の技術においては、昆虫成長阻
害剤または微生物殺虫剤等の農薬有効成分を高濃度で含
有させ、流動性のよい水溶性農薬は未だ得られていない
という問題があり、これを解決することが課題であった
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために1.この発明は農薬有効成
分である昆虫成長阻害剤または微生物殺虫剤と界面活性
剤と、さらに、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムまた
は炭酸ナトリウムから選ばれ、これら化合物が元来保有
し得る最多の結晶水の5〜95%に相当する水分に調整
された水溶性無機塩とによって構成された水溶性農薬と
する手段を採用したものであり、以下その詳細を述べる
まず、この発明における農薬有効成分は昆虫成長阻害剤
または微生物殺虫剤の1種もしくは2種以上を混合して
使用され、特に限定するものではないが、以下の化合物
を例示することができる。
すなわち、昆虫成長阻害剤のうち、昆虫幼若ホルモン様
化合物としては第1表で示されるようなドデカジェノエ
ート系化合物、オキシムエーテル系化合物、ピリジルエ
ーテル化合物、カーバメート第 表 系化合物などが、 また昆虫キチン形成阻害化合物 としては第2表で示されるようなペンゾイルフエ第 表 ニルウレア系化合物などが挙げられる。なお、これらの
化合物の幾何異性体および光学異性体もこの発明に含ま
れる。
さらに、この発明の微生物殺虫剤のうち、ウィルス殺虫
剤として使用される病原ウィルスはたとえば第3表に、
細菌殺虫剤として使用される細菌はたとえば第4表に、
また糸状菌殺虫剤として使用される糸状菌は第5表にそ
れぞれ例示されるものなどがある。
つぎにこの発明において使用する界面活性剤を例示すれ
ばつぎのとおりである。すなわち、ラウリル酸アルコー
ル硫酸エステル、アルキル(C6〜16)ベンゼンスル
ホン酸塩(Na、 K% ca、、 MgzZn、8a
等)、ポリオキシアルキレン(C2〜4.8)モノアル
キル(またはアルケニル)(01〜24)エーテル(n
=1〜150)、ポリオキシアルキレンモノ (または
ビス、トリス、テトラキス、ペンタキス)ペンジルフヱ
ニルエーテル(n=1〜200)、ポリオキシアルキレ
ン(モノ−ペンタ)スチリルフェニルエーテル(n−1
〜200) 、ポリオキシアルキレン(C2〜4.8)
モノ(アルキル(またはアルケニル)(01〜18)フ
ェニル)エーテル(n=1〜150)、ポリ(1〜20
0)オキシアルキレン〔モノ、ジ、トリアリール(ベン
ジル、α−メチルベンジル、クミル、フェニル)フェニ
ル〕エーテル・ホルムアルデヒド重縮合物、ポリ(1〜
100)オキシアルキレン(C2〜4)モノ〔(または
ジ)アルキル(またはアルケニル)(01〜24)フェ
ニル]エーテル・ホルムアルデヒド重縮合物、ヒマシ油
脂肪酸(Na、 KSLi、、Ca等)塩、トール油カ
リウム塩、硫酸化動植物油脂等である。
また、この発明における硫酸ナトリウム、硫酸マグネシ
ウムまたは炭酸ナトリウムから選ばれ、これら化合物が
元来保有し得る最多の結晶水とは、それぞれ、 NazSOs  ・ 10  HtO MgSOa   ・ 7H2O NazCO:+  ’  10 HzOで示される含有
水分に相当するものであり、結晶水含有量に対して、5
〜95%になるように調整する具体的方法は、加熱等の
熱処理を行なうか、または冬場の無水物を適量混合して
、均質化すればよい。
以上述べたように、この発明の水溶性農薬は、農薬有効
成分、界面活性剤および元来保有し得る最多の結晶水の
5〜95%に調整された特定の水溶性無機塩(担体)を
必須の構成成分とするものであるから、11!薬有効成
分は水に溶、不溶に関係なく、界面活性剤の存在のもと
に、希釈水中で安定なエマルシヨンの状態が形成される
ことになる。
したがって、これらの三つの必須の構成成分を配合する
際の農薬有効成分の配合限界量は、その製剤の流動性に
深い関連があるが、水不溶性の農薬有効成分を用いる場
合でも従来のものに比べて増量することが可能となる。
ここで、構成成分の具体的な配合方法は、特に限定する
ものではなく混合順序等にこだわることなく均質に混合
し粉剤とすればよい。
〔作用〕
この発明の水溶性農薬は、結晶水の保有量を5〜95%
に調整した水溶性無機塩を担体とし、かつ農薬有効成分
に界面活性剤を共存させているため、農薬有効成分を水
に可溶性、不溶性に拘らず増量して添加することが可能
であり、しかも担体が潮解して製剤の流動性に悪影響を
及ぼすことがなくなる。
〔実施例] 実施例1〜7: 担体に硫酸マグネシウムの7水塩を乾燥させて結晶水の
残留率を95%、43%、14%、5%としたもの、お
よび、7水化物に無水硫酸マグネシウムを添加混合して
結晶水の残留率を43%、14%、5%としたものを用
いて、第6表に示す配合割合(重量%〕で水溶性農薬を
調製した。得られた各製剤について溶解性および計量包
装時の流動性を評価し、その結果を第6表に併記した。
なお、各評価の方法はつぎのとおりである。
■ 溶解性評価方法: 試料5gを200m1の共栓メスシリンダーに入れ、2
0℃で標準5℃硬水を加えて100m1 とし、2秒間
に1回の割合でメスシリンダーを30@倒立するとき試
料が完全に乳化するものをO印、完全に乳化しないもの
を×印とする。
■ 流動性評価方法: 自動包装機(三元機械社製:ハイ・バッカーSAM−P
IOI−B型)で容13g、5g、Logおよび20g
の自動バック包装を実施し、 いずれも容易に包 装ができるものをO印、不可能なものをX印とする。
実施例8〜13: 担体に硫酸マグネシウムの10水塩を乾燥させて結晶水
の残留率を90%としたもの、および、炭酸ナトリウム
の10水塩に無水炭酸ナトリウムを添加混合して結晶水
の残留率を83%としたものを用いて、第7表に示す配
合割合41%)で水溶性農薬を調製した。得られた各製
剤について溶解性および計量包装時の流動性を実施例1
〜7の場合と同様評価し、その結果を第7表に併記した
比較例1〜6: 担体に硫酸マグネシウムの7水塩そのまま、または無水
物を用いたこと 以外は第8表に示すように実施例1〜
6とそれぞれ同じ配合割合の水溶液農薬を調製し、かつ
、溶解性および流動性について評価した。得られた結果
を第8表に併記した。
第6.7および8表から明らかなように、実施例1〜1
3は溶解性および流動性のいずれにおいても良好な結果
を示しているが、比較例1〜6においては両性質を共に
満足するものは得られなかった。したがって、担体であ
る硫酸マグネシウムの7水塩の結晶水を適宜除去する効
果は顕著であるといえる。
実施例14および15ならびに比較例7:第9表に示す
配合割合(重量%)の水溶性農業を調製し、実施例1〜
13と同様に熔解性および流動性を評価するとともに農
薬有効成分の経時安定性を調べた。なお、農薬有効成分
の経時安定性は50°Cの恒温槽にIO日間保存した後
の有効成分残存率が80%以上のもの(+十印)、70
%以上80%未満のもの(十印)、70%未満のもの(
−印)の3段階評価によった。得られた結果を第9表に
併記したが、実施例14および15はいずれも良好な性
質を示したが、7水塩そのままを担体とした比較例7は
、流動性も経時安定性も思わしくなかった。
実施例16: 実施例15で得たこの発明に基づく水溶性農薬の薬効を
調べた。対照品として下記組成の乳剤型農薬を用いた。
記 農薬有効成分 メトプレン   1.0fiii%、界
面活性剤 ポリオキシフルキレン(02〜4、n=5〜10)フル
キル(CI2〜15)エーテル0.7重量%、 イリオキシIチレン(n−5〜10)オクチルフェニル
ニーチル0.3重量%、 アルキルベンゼンスルネン酸カルシウム1.0重量%、 溶剤 キシレン          5.0重量%、1号灯油
          92.0重量%、ここで、薬効試
験方法はつぎのとおりである。
すなわち、直径10cm、深さ8.5cmのポリ塩化ビ
ニル製の蓋付き容器に蒸留水225 mlを入れ、この
中に各試料を有効成分濃度が0.005ppmになるよ
うに加えた。これを25℃の暗室中に保存し、保存直後
、3日後および5日後に、アカイエカ熟成幼虫20匹を
浸漬した後取り出し、すべてが羽化を完了するまで継続
して飼育し、完全に羽化した個体、羽化の際に蛸殻から
の脱出に失敗した個体または蛸もしくは幼虫のまま死亡
した個体に3区分して記録し、第2および第3の区分に
属する個体を羽化阻止個体とみなし、羽化阻止率を求め
た。羽化阻止率90%以上を++十印、70%以上90
%未満を+十印、50%以上70%未満を士印、50%
未満を印で示し、4段階に評価した。得られた結果を第
10表にまとめた。
第10表 〔効果〕 以上述べたように、この発明による水溶性農薬は、農薬
有効成分および界面活性剤の性質または添加量等に応じ
て担体中の結晶水の残留率を5〜95%の範囲に適宜調
整したことによって、溶解性および流動性の優れたもの
である。そして、この発明の農薬有効成分は界面活性剤
が共存するため、水に不溶性、可溶性に関係なく使用す
ることができ、含有量も従来以上に増加することもでき
る。
また、流動性に優れているのでこの発明の製品はたとえ
ば3〜20gの少量のパック詰めのものから、たとえば
20〜25kgの多量の袋詰めのものに至る自動包装も
勿論可能であって、従来の特に液剤に対するたとえば罐
、瓶等の容器に比べて、包装に要するコストは低くなる
。さらに、微生物殺虫剤を用いる場合のこの発明品の経
時安定性も、また水による希釈後の有効成分の効果およ
び残効性も優れ、多量の有機溶剤を使用しないので環境
を汚染することなく、安全性にも優れるので、省資源的
にも好ましく、かつ、石油事情に左右されることも少な
いなど数多くの利点がある。一方、従来の水和剤と比較
しても粉立ちがなく、この発明品の作業性はきわめて良
好である。
この発明の水溶性農薬を実施するに当っては薬事法また
は薬事法に基づいて厚生大臣より医薬品または医薬部外
品としての使用を認められた農薬有効成分を使用した場
合は、医薬品または医薬部外品として使用し得るもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)農薬有効成分である昆虫成長阻害剤または微生物
    殺虫剤と界面活性剤と、さらに、硫酸ナトリウム、硫酸
    マグネシウムまたは炭酸ナトリウムから選ばれ、これら
    化合物が元来保有し得る最多の結晶水の5〜95%に相
    当する水分に調整された水溶性無機塩とからなる水溶性
    農薬。
JP25309589A 1989-09-27 1989-09-27 水溶性農薬 Pending JPH03112901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25309589A JPH03112901A (ja) 1989-09-27 1989-09-27 水溶性農薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25309589A JPH03112901A (ja) 1989-09-27 1989-09-27 水溶性農薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03112901A true JPH03112901A (ja) 1991-05-14

Family

ID=17246424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25309589A Pending JPH03112901A (ja) 1989-09-27 1989-09-27 水溶性農薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03112901A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013151539A (ja) * 2009-07-01 2013-08-08 Rohm & Haas Co 殺微生物組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013151539A (ja) * 2009-07-01 2013-08-08 Rohm & Haas Co 殺微生物組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100399901C (zh) 脂肪族醇乙氧基化物作为渗透剂的用途
CN1068171C (zh) 改进的农业用制剂
US3894149A (en) Pesticidal Concentrates
JP2001511801A (ja) 農薬界面活性組成物
US20060083764A1 (en) Aerosol-based insecticide compositions and methods of using the same
MX2013009264A (es) Formulacion estable.
KR20070063533A (ko) 붕소 함유 비료를 가진 유화성 과립 제제
BR102014004837A2 (pt) suspoemulsão aquosa que contém lambda-cialotrina e métodos para produzir e usar a mesma
KR100350922B1 (ko) 제초제조성물
KR100220267B1 (ko) 수전제초용 입제 조성물
JPS5822081B2 (ja) 催吐性組成物
US4760084A (en) Dry pesticidal compositions
JPH03112901A (ja) 水溶性農薬
JP2636880B2 (ja) 効力の増強された農業用殺虫殺ダニ剤
KR20040033049A (ko) 피레트로이드 살충제 또는 트리아졸 살균제의 수혼화성에멀션
JPH02240005A (ja) 高濃度除草製剤
JP4098452B2 (ja) 農薬粉剤およびその製造方法
US6103793A (en) Composition and process for retarding drift and promoting deposition in a spraying operation
WO2020049493A1 (en) Stable agrochemical composition
JP3509159B2 (ja) 農園芸用固型製剤
JP2002029902A (ja) 土壌燻蒸剤組成物
Knowles Preservation of agrochemicals
OA21213A (en) Stable herbicidal compositions.
JPH06157213A (ja) 水田用除草乳剤およびその散布方法
EP3970492A1 (en) Stable herbicidal compositions