JPH031122Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH031122Y2 JPH031122Y2 JP1987048992U JP4899287U JPH031122Y2 JP H031122 Y2 JPH031122 Y2 JP H031122Y2 JP 1987048992 U JP1987048992 U JP 1987048992U JP 4899287 U JP4899287 U JP 4899287U JP H031122 Y2 JPH031122 Y2 JP H031122Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ram
- tailstock
- roller
- pressure bar
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 10
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Turning (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
＜産業上の利用分野＞
本考案は、工作機械の心押台に関するものであ
る。
る。
＜従来の技術＞
研削盤あるいは旋盤等には主軸台と対向して工
作物の一端をセンタ支持する心押台を備えてい
る。この心押台は周知のように、心押台本体にラ
ムが軸受を介して軸線方向に進退摺動可能に設け
られ、ラムの先端にセンタを嵌着する構造であ
る。
作物の一端をセンタ支持する心押台を備えてい
る。この心押台は周知のように、心押台本体にラ
ムが軸受を介して軸線方向に進退摺動可能に設け
られ、ラムの先端にセンタを嵌着する構造であ
る。
＜考案が解決しようとする問題点＞
上記従来の心押台では、主軸並びに心押台セン
タ間に支持された工作物を砥石又はバイトによつ
て加工するときに、砥石又はバイトの研削又は切
削切り込みによる押し付け荷重が工作物に加わ
り、これが心押台のラムに伝達される。この荷重
が小さい場合はラムの剛性が小さく、その後荷重
が大きくなるに従つて次第に剛性が増大する。よ
つて仕上げ研削又は仕上げ切削時の荷重が小さい
場合はラム剛性が小さいため、加工の際の押し付
け荷重によつてラムが変位し、その結果、加工精
度に悪影響を及ぼすことがある。
タ間に支持された工作物を砥石又はバイトによつ
て加工するときに、砥石又はバイトの研削又は切
削切り込みによる押し付け荷重が工作物に加わ
り、これが心押台のラムに伝達される。この荷重
が小さい場合はラムの剛性が小さく、その後荷重
が大きくなるに従つて次第に剛性が増大する。よ
つて仕上げ研削又は仕上げ切削時の荷重が小さい
場合はラム剛性が小さいため、加工の際の押し付
け荷重によつてラムが変位し、その結果、加工精
度に悪影響を及ぼすことがある。
＜問題点を解決するための手段＞
本考案は、上記従来の問題点を解決した心押台
を提供するものであり、その特徴とする構成は、
心押台本体にラムを軸線方向に進退摺動可能に嵌
合した心押台において、前記ラムに工作物の研削
又は切削押し付け荷重が付与される側の心押台本
体内に、加圧バーを前記ラムの軸線と直交する軸
線方向に設け、この加圧バーに前記ラムの外径面
に当接するローラを回転自在に軸承し、前記加圧
バーに前記ローラをラムの外径面方向に押圧する
加圧スプリングを備えたものである。
を提供するものであり、その特徴とする構成は、
心押台本体にラムを軸線方向に進退摺動可能に嵌
合した心押台において、前記ラムに工作物の研削
又は切削押し付け荷重が付与される側の心押台本
体内に、加圧バーを前記ラムの軸線と直交する軸
線方向に設け、この加圧バーに前記ラムの外径面
に当接するローラを回転自在に軸承し、前記加圧
バーに前記ローラをラムの外径面方向に押圧する
加圧スプリングを備えたものである。
＜作 用＞
上記の構成による本考案は、ローラによつてラ
ムに対し工作物の研削又は切削による押し付け荷
重の作用方向と同方向からプリロードを加え予め
ラム接触点を変位させ保持面積を増大させて剛性
を大きくするものである。
ムに対し工作物の研削又は切削による押し付け荷
重の作用方向と同方向からプリロードを加え予め
ラム接触点を変位させ保持面積を増大させて剛性
を大きくするものである。
＜実施例＞
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第１図において、１は心押台本体、２はラ
ム、３はセンタ、Ｗは工作物、Ｇは砥石を示す。
る。第１図において、１は心押台本体、２はラ
ム、３はセンタ、Ｗは工作物、Ｇは砥石を示す。
本考案は第２図乃至第４図で示すように、前記
ラム２に工作物Ｗの研削時に加えられる砥石Ｇの
押し付け荷重が付与される側の心押台本体１内
に、加圧バー４をラム２の軸線と直交する軸線方
向に設け、この加圧バー４に前記ラム２の外径面
に当接するローラ５をニードルローラ６を介して
回転自在に軸承し、前記加圧バー４に前記ローラ
５をラム２の外径面方向に押圧する加圧スプリン
グ９を備えたものである。
ラム２に工作物Ｗの研削時に加えられる砥石Ｇの
押し付け荷重が付与される側の心押台本体１内
に、加圧バー４をラム２の軸線と直交する軸線方
向に設け、この加圧バー４に前記ラム２の外径面
に当接するローラ５をニードルローラ６を介して
回転自在に軸承し、前記加圧バー４に前記ローラ
５をラム２の外径面方向に押圧する加圧スプリン
グ９を備えたものである。
このローラ５の押圧手段の具体的な実施例は、
加圧バー４の一端側を心押台本体１に定着した支
点ピン１１にて点接触させ、加圧バー４の他端部
には、リング７を備えたアイボルト８を加圧バー
４の軸線と直交する軸線方向に移動可能に設け、
このアイボルト８のリング７を加圧バー４の他端
に嵌挿し、アイボルト８のねじ部に螺合した加圧
力調整ナツト１０と心押台本体１との間に加圧ス
プリング９を介装して、この加圧スプリング８の
弾機力をアイボルト８、加圧バー４を介してロー
ラ５に付与する構造である。
加圧バー４の一端側を心押台本体１に定着した支
点ピン１１にて点接触させ、加圧バー４の他端部
には、リング７を備えたアイボルト８を加圧バー
４の軸線と直交する軸線方向に移動可能に設け、
このアイボルト８のリング７を加圧バー４の他端
に嵌挿し、アイボルト８のねじ部に螺合した加圧
力調整ナツト１０と心押台本体１との間に加圧ス
プリング９を介装して、この加圧スプリング８の
弾機力をアイボルト８、加圧バー４を介してロー
ラ５に付与する構造である。
本考案は上記の通りの構造であるから、加圧ス
プリング９の弾機力がアイボルト８により加圧バ
ー４の他端に伝えられる。これによつて加圧バー
４は、その一端の支点ピン１１によりテコの作用
を行い加圧スプリングの力を増幅し、ローラ５は
ラム２を押圧する。このローラ５がラム２を押圧
する方向は、砥石Ｇが工作物Ｗに接触して工作物
Ｗを押し付ける方向と同方向の負荷方向からであ
り、従つて、ラム２をローラ５による加圧で研削
の押し付け荷重を受けて変位する方向に予め変位
される。このラム２には第５図で示すように押し
付け荷重Ｐが所定の荷重Poまで増加した後は、
その変位が殆ど変化がなく、従つて、研削加工に
先だつてローラ５によつてプリロード荷重Poを
付与しておけば、その後の研削抵抗による荷重Ｐ
がさらに増加してもラム２は殆ど変位することが
ない。
プリング９の弾機力がアイボルト８により加圧バ
ー４の他端に伝えられる。これによつて加圧バー
４は、その一端の支点ピン１１によりテコの作用
を行い加圧スプリングの力を増幅し、ローラ５は
ラム２を押圧する。このローラ５がラム２を押圧
する方向は、砥石Ｇが工作物Ｗに接触して工作物
Ｗを押し付ける方向と同方向の負荷方向からであ
り、従つて、ラム２をローラ５による加圧で研削
の押し付け荷重を受けて変位する方向に予め変位
される。このラム２には第５図で示すように押し
付け荷重Ｐが所定の荷重Poまで増加した後は、
その変位が殆ど変化がなく、従つて、研削加工に
先だつてローラ５によつてプリロード荷重Poを
付与しておけば、その後の研削抵抗による荷重Ｐ
がさらに増加してもラム２は殆ど変位することが
ない。
上記の実施例では砥石による研削荷重に対処し
たものであるが、バイトによる切削荷重による場
合でも適用される。
たものであるが、バイトによる切削荷重による場
合でも適用される。
＜考案の効果＞
以上のように本考案によると、心押台のラムに
対し、ラムの軸線方向の進退移動を許容して当接
するローラにより、工作物の研削又は切削時の押
し付け荷重によるラムの負荷方向から加圧力を加
え、ラムを予め変位させる構成であるから、ラム
のラジアル剛性が大きくなり工作物の加工時のラ
ムの変位をなくし加工精度を向上する効果を有し
ている。
対し、ラムの軸線方向の進退移動を許容して当接
するローラにより、工作物の研削又は切削時の押
し付け荷重によるラムの負荷方向から加圧力を加
え、ラムを予め変位させる構成であるから、ラム
のラジアル剛性が大きくなり工作物の加工時のラ
ムの変位をなくし加工精度を向上する効果を有し
ている。
第１図は本考案による心押台の平面図、第２図
は第１図−線拡大断面図、第３図は第２図の
矢視図、第４図は第２図−線拡大断面図、
第５図は本考案によるラムの変位特性曲線図であ
る。 １……心押台本体、２……ラム、４……加圧バ
ー、５……ローラ、９……加圧スプリング。
は第１図−線拡大断面図、第３図は第２図の
矢視図、第４図は第２図−線拡大断面図、
第５図は本考案によるラムの変位特性曲線図であ
る。 １……心押台本体、２……ラム、４……加圧バ
ー、５……ローラ、９……加圧スプリング。
Claims (1)
- 心押台本体にラムを軸線方向に進退摺動可能に
嵌合した心押台において、前記ラムに工作物の研
削又は切削押し付け荷重が付与される側の心押台
本体内に、加圧バーを前記ラムの軸線と直交する
軸線方向に設け、この加圧バーに前記ラムの外径
面に当接するローラを回転自在に軸承し、前記加
圧バーに前記ローラをラムの外径面方向に押圧す
る加圧スプリングを備えたことを特徴とする心押
台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987048992U JPH031122Y2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987048992U JPH031122Y2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63158705U JPS63158705U (ja) | 1988-10-18 |
| JPH031122Y2 true JPH031122Y2 (ja) | 1991-01-16 |
Family
ID=30871037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987048992U Expired JPH031122Y2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH031122Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-02 JP JP1987048992U patent/JPH031122Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63158705U (ja) | 1988-10-18 |
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