JPH03111566A - 堆積膜形成法 - Google Patents

堆積膜形成法

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JPH03111566A
JPH03111566A JP1250011A JP25001189A JPH03111566A JP H03111566 A JPH03111566 A JP H03111566A JP 1250011 A JP1250011 A JP 1250011A JP 25001189 A JP25001189 A JP 25001189A JP H03111566 A JPH03111566 A JP H03111566A
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近江 和明
Shigeyuki Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、堆積膜形成法に関し、特に半導体集積回路装
置等の配線に好ましく適用できる八j2−Tiあるいは
An−5i−Ti堆積膜の形成法に関するものである。
[従来の技術] 従来、半導体を用いた電子デバイスや集積回路において
、電極や配線には主にアルミニウム(Al2)もしくは
^j2−5i等が用いられてきた。ここで、へ1等は庶
価で電気伝導度が高く、また表面に緻密な酸化膜が形成
されるので、内部が化学的に保護されて安定化すること
や、Siとの密着性が良好であることなど、多くの利点
を有している。ところが、Al2はいわゆるエレクトロ
マイグレーションに起因する断線の問題があり、これを
解決するために従来より Au−Tiが検討されてきた
上記へj2もしくはAIl、−Tiの電極や配線の^I
t−Ti膜の形成方法としては、従来マグネトロンスパ
ッタなどのスパッタ法が用いられてきた。
しかしスパッタ法はターゲットからスパッタされた粒子
の真空中での飛来を基礎とする物理的堆積法であるので
、段差部や絶縁膜側壁での膜厚が極端に薄くなり、甚だ
しい場合には断線も生じる。そして、膜厚の不均一や断
線はLSIの信頼性を著しく低下させることになる。
上記のような問題点を解決するためのAl1膜の成膜法
としては様々なタイプのCVD (chemicalV
apor Deposition)法が提案されている
。これらの方法では成膜過程で何らかの形で原料ガスの
化学反応を利用する。プラズマCVDや光CvDでは原
料ガスの分解が気相中で起き、そこでできた活性種が基
板上でさらに反応し7て膜形成が起きる。これらのCV
D法では気相中の反応があるので、基板表面の凹凸に対
する表面被覆性がよい。しかし、原料ガス分子中に含ま
れる炭素原子が膜中に取り込まれる。また特にプラズマ
CvDではスパッタ法の場合のように荷電粒子による損
傷(いわゆるプラズマダメージ)があるなどの問題点が
あった。
熱CVD法は主に基体表面での表面反応により膜が成長
するために表面の段差部などの凹凸に対する表面被覆性
が良い。このため、段差部での断線などを避けることが
できる。また、プラズマCvDやスパッタ法のような荷
電粒子損傷もない。この種の方法の一例としては、Jo
urnal ofε1ectr。
cheo+1cal 5ociety第131巻第21
75頁(1984年)に記載されているものがある。こ
の方法では、有機アルミニウムガスとしてトリイソブチ
ルアルミニウム(TIBA) ((1−C4Ho) 3
八℃)を用い、成膜温度260℃2反応管内圧力0.5
TorrでAn膜を成膜した後、基板温度を約450℃
に保ち、5it(、を導入してStを八で膜中に拡散さ
せてAl1−5t膜を得ている。
TIBAを用いる場合は、成膜前にTiCl24を流し
、基板表面を活性化し、核を形成するなどの前処理を施
さないと連続な膜が得られない。この場合Tiは膜中に
取込まれるのではなく、あくまで桟付は材料として用い
られる。また、TiCl1.を用いた場合も含め、一般
にTIBAを用いた場合には表面平坦性が劣るという問
題点がある。
また、他の方法としてはJapanese Journ
al ofApplied Physics第27巻第
11号 L2134ページ(1988)に記載されてい
る方法がある。この方法ではTIBAと5t2)1.と
をArガスに分散して供給し、TIBAが基板に達する
前にガスを加熱する。この方法により5i(loo) 
 ウェハ上に低抵抗のAl2−5t膜をエピタキシャル
成長させることができる。この方法では得られる膜はか
なり良質であるが、ガスを加熱する必要があるため制御
が難しく、また装置が複雑になるなどの問題がある。
特開昭63−33569号公報にはTiCJZ 、を用
いず、その代りに有機アルミニウムを基体近傍において
加熱することにより膜形成する方法が記載されている。
この方法では表面の自然酸化膜を除去した金属または半
導体表面上にのみ選択的にAl2を堆積することができ
る。
この場合にはTIBAの導入前に基板表面の自然酸化膜
を除去する工程が必要であると明記されている。また、
TIBAは単独で使用することが可能なのでTIBA以
外のキャリアガスを使う必要はないがA「ガスをキャリ
アガスとして用いてもよいと記載されている。しかしT
IBAと他のガス(例えばH2)  との反応は全く想
定しておらず、■2をキャリアガスとして使うという記
載はない。またTIBA以外にトリメチルアルミニウム
(TMA)  とトリエチルアルミニウム(TEA)を
あげているが、それ以外の有機金属の具体的記載はない
。これは一般に有機金属の化学的性質は金属元素に付い
ている有機置換基が少し変化すると大きく変るので、ど
のような有機金属を使用すべきかは個々に検討する必要
があるからである。この方法では自然酸化膜を除去しな
ければならないという不都合があるだけでなく、表面平
滑性が得られないという欠点がある。またガスの加熱の
必要があること、しかも加熱を基板近傍で行わなければ
ならないという制約があり、しかもどの位基板に近い所
で加熱しなければならないかも実験的に決めて行かざる
を得ず、ヒータを置く場所を自由に選べる訳ではないな
どの問題点もある。
Electrochemical 5ociety日本
支部第2回シンポジウム(1989年7月7日)予稿集
第75ページにはダブルウオールCVD法による^1の
成膜に関する記載がある。この方法ではTIBAを使用
しガス温度を基板温度よりも高くなるように装置を設計
する。この方法は上記特開昭63−33569号の変形
ともみなせる。この方法ではガス温度と基板表面温度と
の差を制御するのが困難であるだけでなく、ボンベと配
管を加熱しなければならないという欠点がある。しかも
この方法では膜をある程度厚くしないと均一な連続膜に
ならない、膜の平坦性が悪いなどの問題点がある。しか
も上記2つの例では^1成膜の例はあるがAl1−Tt
を成膜した例はない。
このように、従来の方法では平坦で低抵抗の良質な八x
−Ti@を得る上で問題があったり、装置上または成膜
上の問題点がある。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように、近年より高集積化が望まれている半導体
の技術分野において、高集積化され、かつ高性能化され
た半導体装置を廉価に提供するためには、改善すべき余
地が多く存在していた。
本発明は、上述した技術的課題に鑑みてなされたもので
あり、導電体として良質なAJl−TiもしくはA℃−
5t−Ti@を制御性良く所望の位置に形成し得る堆積
膜形成法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために本発明堆積膜形成方法は、 (a)電子供与性の表面を備えた基体を堆積膜形成用の
空間に配する工程、 (b) アルキルアルミニウムハイドライドのガスとチ
タン原子を含むガスと水素ガスとを前記堆積膜形成用の
空間に導入する工程、および (c)  アルキルアルミニウムハイドライドおよびチ
タン原子を含むガスの分解温度以上でかつ450℃以下
の範囲内に前記電子供与性の表面の温度を維持し、該電
子供与性の表面にチタンを含むアルミニウム膜を形成す
る工程を有することを特徴とする。
また、本発明堆積膜形成方法は、 (a)電子供与性の表面を備えた基体を堆積膜形成用の
空間に配する工程、 (b) アルキルアルミニウムハイドライドのガスとシ
リコン原子を含むガスとチタン原子を含むガスと水素ガ
スとを前記堆積膜形成用の空間に導入する工程、および (c) アルキルアルミニウムハイドライド、前記シリ
コン原子を含むガスおよび前記チタン原子を含むガスの
分解温度以上でかつ450℃以下の範囲内に前記電子供
与性の表面の温度を維持し、該電子供与性の表面にシリ
コンおよびチタンを含むアルミニウム膜を形成する工程
を有することを特徴とする。
[作 用〕 まず、有機金属を用いた堆積膜形成方法について概説す
る。
有機金属の分解反応、ひいては薄膜堆積反応は、金属原
子の種類、金属原子に結合しているアルキルの種類9分
解反応を生ぜしめる手段、雰囲気ガス等の条件により大
きく変化する。
例えば、M−Rs (M:IIf族金属、R:アルキル
基)の場合において、トリメチルガリウム は、熱分解ではGa−CH3結合の切断されるラジカル
解裂であるが、トリエチルガリウム は、 熱分解ではβ離脱により とC2)14とに分解する。また、 同じエチル基のつい たトリエチルアルミニウム は、熱分解ではAJ2− CxHs結合の切断されるラ
ジカル分解である。しかし1c4H9の結合したイソト
リブチルアルミニウム はβ離脱する。
CH3基と^℃とからなるトリメチルアルミニウム(T
MA)は、室温で二量体構造 を有しており、熱分解はAfl−CHs基の切断される
ラジカル分解であり、 150℃以下の低温では雰囲気
H7と反応してCしを生じ、最終的にAJZを生成する
。しかし略々 300℃以上の高温では、雰囲気に)1
2が存在してもCH3基がTMA分子からHを引抜き、
最終的にへu−C化合物が生ずる。
また、TMAの場合、光もしくはH2雰囲気高周波(略
々13.56M)lz)プラズマにおいて電力のある制
限された領域においては、2つの11間の橋掛CHIの
カップリングによりC2Haが生ずる。
要は、最も単純なアルキル基であるCH3基。
CJs基またはic、H,基とA1またはGaから成る
有機金属ですら、反応形態はアルキル基の種類や金属原
子の種類、励起分解手段により異なるので、有機金属か
ら金属原子を所望の基体上に堆積させるためには、分解
反応を非常に厳密に制御しなければならない。例えば、
トリイソブチルアルミニウム からAnを堆積させる場合、従来の熱反応を主とする減
圧CVD法では、表面にμmオーダの凹凸が生じ、表面
モルフォロジが劣っている。また、熱処理によるヒロッ
ク発生、八1とStとの界面でのSi拡散によるSi表
面荒れが生じ、かつマイグレーション耐性も劣っており
、超LSIプロセスに用いることが難しい。
そのため、ガス温度と基板温度とを精密に制御する方法
が試みられている。しかし装置が複雑であり、1回の堆
積プロセスで1枚のウェハにしか堆積を行うことのでき
ない枚葉処理型である。しかも堆積速度が高々 500
人/分であるので、量産化に必要なスルーブツトを実現
することができない。
同様にTMAを用いた場合は、プラズマや光を用いるこ
とによるAu堆積が試みられているが、やはりプラズマ
や光を用いるため装置が複雑となり、かつ枚葉型装置で
あるため、スルーブツトを十分向上させるにはまだ改善
すべき余地かある。
本発明におけるジメチルアルミニウムハイドライドDM
AIIは、アルキル金属として公知の物質であるが、ど
のような反応形態によりどのようなAJZ薄膜が堆積す
るかは、あらゆる条件下で堆積膜を形成してみなくては
予想だにできないものであった。例えばDMAIを光C
VIIにより 3℃を堆積させる例では、表面モルフォ
ロジに劣り、抵抗値も数μΩ〜lOμΩ・cmとバルク
値(2,7μΩ・cm)より大きく、膜厚に劣るもので
あった。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施態様につ
いて説明する。
本発明においては、導電性堆積膜として耐エレクトロマ
イグレーション性のある良質のAl1−Tjもしくは1
−5i−Ti膜を基体上に選択的に堆積させるためにC
VD法を用いるものである。
すなわち、堆積膜の構成要素となる原子を少なくとも1
つ含む原料ガスとして有機金属であるジメチルアルミニ
ウムハイドライド(DMA!+)またはモノメチルアル
ミニウムハイドライド(MM八へ12) と、原料ガスとしてのTi原子を含むガスとを使用し、
かつ反応ガスとしてH2を使用し、これらの混合ガスに
よる気相成長により基体上にAfl−Ti膜を形成する
。あるいは、原料ガスとしてさらにSi原子を含むガス
を付加し、 Al1−5t−Ti膜を形成する。
本発明の適用可能な基体は、Al2−Tiの堆積する表
面を形成するための基体表面材料を有するものである。
そして、その基体表面材料としては、電子供与性を有す
る材料を用いる。
この電子供与性について以下詳細に説明する。
電子供与性材料とは、基体中に自由電子が存在している
か、もしくは自由電子を意図的に生成せしめたかしたも
ので、例えば基体表面上に付着した原料ガス分子との電
子授受により化学反応が促進される表面を有する材料を
いう。例えば、一般に金属や半導体がこれに相当する。
金属もしくは半導体表面に薄い酸化膜が存在しているも
のも含まれる。それは基体と付着原料分子間で電子授受
により化学反応が生ずるからである。
具体的には、単結晶シリコン、多結晶シリコン、非晶質
シリコン等の半導体、III族元素としてのGa、In
、 AILとV族元素としてのP、As、Nとを組合せ
て成る二元系もしくは三元系もしくは四元系III −
V族化合物半導体、タングステン、モリブデン、タンタ
ル、タングステンシリサイド、チタンシリサイド、アル
ミニウム、アルミニウムシリコン、チタンアルミニウム
、チタンナイトライド。
銅、アルミニウムシリコン銅、アルミニウムパラジウム
、チタン、モリブデンシリサイド、タンタルシリサイド
等の金属1合金およびそれらのシリサイド等を含む。
このような構成の基体に対して、 Al1−Tiは原料
ガスとH2との反応系において単純な熱反応のみで堆積
する。例えばDMAHとH2との反応系における熱反応
は基本的に と考えられる。DMAHは室温で二量体構造をとってい
る。また、TiC424(もしくはさらに5i2Ha)
等の添加によりAfl−Ti (もしくはAl1−5i
−Ti)が形成されるのは基体表面に到達したTiCJ
24(もしくはさらに5i2Ha)が表面化学反応によ
り分解し、Ti(もしくはさらにSi)が膜中に取り込
まれることによる。MMAthによっても下記実施例に
示すように、熱反応により高品質1l−Ti(もしくは
八1−5t−Ti)が堆積可能であった。
MMAH2は蒸気圧が室温で0.01〜0.ITorr
と低いために多量の原料輸送が難しく、堆積速度は数百
入/分が本発明における上限値であり、好ましくは室温
で蒸気圧がITorrであるDMAI1を使用すること
が最も望ましい。
第1図は本発明を適用可能な堆積膜形成装置を示す模式
図である。
ここで、1は^fl−Ti(もしくはA、IZ−5i−
Ti)膜を形成するための基体である。基体1は、同図
に対して実質的に閉じられた堆積膜形成用の空間を形成
するための反応管2の内部に設けられた基体ホルダ3上
に載置される。反応管2を構成する材料としては石英が
好ましいが、金属製であってもよい。この場合には反応
管を冷却することが望ましい。また、基体ホルダ3は金
属製であり、載置される基体を加熱できるようにヒータ
4が設けられている。そしてヒータ4の発熱温度を制御
して基体温度を制御することができるよう構成されてい
る。
ガスの供給系は以下のように構成されている。
5はガスの混合器であり、第1の原料ガスと第2の原料
ガスと反応ガスとを混合させて反応管2内に供給する。
6は第1の原料ガスとして有機金属を気化させるために
設けられた原料ガス気化器である。
本発明において用いる有機金属は室温で液体状であるの
で、気化器6内でキャリアガスを有機金属の液体中を通
して飽和蒸気となし、混合器5へ導入する。
排気系は以下のように構成される。
7はゲートバルブであり、堆積膜形成前に反応管2内部
を排気する時など大容量の排気を行う際に開かれる。8
はスローリークバルブであり、堆積膜形成時の反応管2
内部の圧力を調整する時など小容量の排気を行う際に用
いられる。9は排気ユニットであり、ターボ分子ポンプ
等の排気用のポンプ等で構成される。
基体1の搬送系は以下のように構成される。
10は堆積膜形成前および堆積膜形成後の基体を収容可
能な基体搬送室であり、バルブ11を開いて排気される
。12は搬送室を排気する排気ユニットであり、ターボ
分子ポンプ等の排気用ポンプで構成される。
バルブ13は基体1を反応室と搬送空間で移送する時の
み開かれる。
第1図に示すように、第1の原料ガスを生成するための
ガス生成室6においては、室温に保持されている液体状
のDMAJ2Hに対しキャリアガスとしてのH2もしく
はAr(もしくは他の不活性ガス)でバブリングを行い
、気体状DMAHを生成し、これを混合器5に輸送する
。Tiを含むガス(もしくはさらにSiを含むガス)お
よび反応ガスとしてのH2は別々に、または予め混合し
て他の経路から混合器5に輸送される。ガスはそれぞれ
その分圧が所望の値となるように流量が調整されている
第1の原料ガスとしては、MMAH2でもよいが、蒸気
圧が室温でITorrとなるのに十分なりMA++が最
も好ましい。また、DMAI(とMMAI+2を混合さ
せて用いてもよい。
また、第2の原料ガスとしてのTiを含むガスとしては
、 TiCJ:La 、 T1Cf14 、TiBr4
.Ti (cHs) a等を用いることができる。とり
わけ、200〜300℃の低温で分解し易いT1Cu 
4.Ti(cHi)4が最も望ましい。さらに、Stを
含むガスとしては、Si、H,。
SiH4,5i3H6,5i((:1h)4. SiC
,Q4.5iH2CJ2z、 5iHa(:互を用いる
ことができる。とりわけ、 200〜300℃の低温で
分解し易い5i2H,が最も望ましい。11□またはA
rで希釈されたTiCJ24(もしくはさらに5iJe
)等のガスは、DMA)Iと別系統から混合器5に輸送
され、反応管2に供給される。
このような原料ガスおよび反応ガスを用い、基体温度1
60℃〜450℃で形成された堆積膜の抵抗率は、膜厚
400人では室温で3.0〜6.OuΩ・cmとAf!
、バルクの抵抗率とほぼ等しく、連続かつ平坦な膜とな
る。このとき、成膜時圧力は1O−3Torr〜760
Torrの範囲で選ぶことができる。また、膜厚1μm
であっても、その抵抗率はやはり室温で略々3.0〜8
.0μΩ・cmとなり、厚膜でも十分に緻密な膜が形成
される。可視光波長領域における反射率も略々80%で
あり、表面平坦性にすぐれた薄膜を堆積させることがで
きる。
基体温度としては、Au2を含む原料ガスおよびTiを
含む原料ガス(もしくはさらにSiを含む原料ガス)の
分解温度以上、かつ450℃以下が望ましいことは前述
した通りであるが、具体的には基体温度220〜450
℃が望ましく、この条件で堆積を行った場合、DMA8
分圧が10−4〜10−’Torrのとき堆積速度は1
00人/分〜700人/分と非常に大きく、超LSI用
Afl−Ti(もしくはAu−5t−Ti)堆積技術と
して十分′大きい堆積速度が得られる。
さらに好ましくは基体温度250℃〜350℃であり、
この条件で堆積した八j2−Ti膜等は配向性も強く、
かつ450℃、 1hourの熱処理を行ってもTf単
結晶もしくはSi多結晶基体上の八u −Ti膜等には
ヒロック、スパイクの発生もない良質のAu−5i膜と
なる。また、このようなAjl −Ti膜等はへ1膜よ
りもエレクトロマイグレーション耐性に優れている。
第1図示の装置では、1回の堆積において1枚の基体に
しか^IL−Ti等を堆積することができない。略々7
00人/分の堆積速度は得られるが、多数枚の堆積を短
時間で行うためには不十分である。
この点を改善する堆積膜形成装置としては、多数枚のウ
ェハを同時に装填してAn −Tiを堆積することので
きる減圧CvD装置がある。本発明によるAl2−5i
堆積は加熱された電子供与性基体表面での表面反応を用
いているため、基体のみが加熱されるホットウォール型
減圧CVD法であれば、例えばDMAIIとH2および
TiCJl!4等のTi原料ガスとを添加することによ
り、Tiを0.5〜2.0零を含むAIL−Tilli
を堆積させることができる。
反応管圧力は0.05〜760Torr、望ましくはO
0l〜0.8Torr 、基体温度は160℃〜450
℃、望ましくは220℃〜400℃、DMA8分圧は反
応管内圧力の1x 10−’倍〜1.3 XIO’″3
倍であり、TiCl2 a分圧は反応管内圧力のtxi
o−’倍〜lXl0−’倍の範囲であり、八ft −T
iが電子供与性基体に堆積する。
第3図はかかる本発明を適用可能な堆積膜形成装置を示
す模式図である。
57はAfL−Ti(もしくはA℃−5i−Ti)膜を
形成するための基体である。50は周囲に対して実質的
に閉じられた堆積膜形成用の空間を形成する石英製の外
側反応管、51は外側反応管50内のガスの流れを分離
するために設置される石英製の内側反応管、54は外側
反応管50の開口部を開閉するための金属製のフランジ
であり、基体57は内側反応管51内部に設けられた基
体保持具56内に設置される。
なお、基体保持具56は石英製とするのが望ましい。
また、本装置はヒータ部59により基体温度を制御する
ことができる。反応管50内部の圧力は、ガス排気口5
3を介して結合された排気系によって制御できるように
構成されている。
また、原料ガスは第1図に示す装置と同様に、第1のガ
ス系、第2のガス系、第3のガス系および混合器(St
原子を含むガスを導入する場合にはさらに第4のガス系
)を有しくいずれも図示せず)、原料ガスは原料ガス導
入ライン52より反応管50内部に導入される。原料ガ
スは、第3図中矢印58で示すように、内側反応管51
内部を通過する際、基体57の表面において反応し、A
n −Tiを基体表面に堆積する。反応後のガスは、内
側反応管51と外側反応管50とによって形成される間
隙部を通り、ガス排気口53から排気される。
基体の出し入れに際しては、金属製フランジ54をエレ
ベータ(図示せず)により基体保持具56゜基体57と
ともに降下させ、所定の位置へ移動させて基体の着脱を
行う。
かかる装置を用い、前述した条件で堆積膜を形成するこ
とにより、装置内の総てのウェハにおいて良質なAl1
−Ti(もしくは八1l−5i−Ti)膜を同時に形成
することができる。
上述したように本発明にもとづ<  Af!、−Ti成
膜方法によって得られた膜は緻密であり炭素等の不純物
含有量がきわめて少なく抵抗率もAfiバルク値に近く
且つ表面平滑度の高い特性を有するため以下に述べる顕
著な効果が得られる。
■ヒロックの減少 ヒロックは成膜時の内部応力が熱処理工程で解放される
際に+lが部分的なマイグレーションをおこし、1表面
に凸部を生じるものである。また通電による極部的なマ
イグレーションによっても同様の現象が生ずる。木発明
によって形成されたへρ−Ti膜は内部応力がほとんど
なく且つ単結晶に近い状態である。そのため450℃I
Hrの熱処理で従来のAI膜において104〜10’個
/cm2のヒロックが生ずるのに対して本発明によると
ヒロック数はO〜10個/cm”と大幅に達成できた。
このようにAfL−Ti表面凸部がほとんどないためレ
ジスト膜厚および層間絶縁膜を薄膜化することができ微
細化、平坦化に有利である。
■耐エレクトロマイグレーション性の向上エレクトロマ
イグレーションは高密度の電流が流れることにより配線
原子が移動する現象である。この現象により粒界に沿っ
てボイドが発生・成長しそのための断面積減少に伴ない
配線が発熱・断線してしまう。従来のスパッタ法におい
てもAIにCu、Ti等を加え合金化することにより耐
マイグレーション性を向上させてぎた。しかしながら合
金化によりエツチング工程の複雑化および微細化の困難
さの問題が生じている。また、凹凸に対する表面被覆性
が悪かった。
耐マイグレーション性は平均配線寿命で評価することが
一般的である。
上記従来法による配線は250℃、 I XIO’ A
/cm2の通電試験条件下で、(配線断面積1μm2の
場合)IXIO2〜io3時間の平均配線寿命が得られ
ている。これに対して本発明に基づ<  八JZ −T
i成膜法により得られたAjZ−Ti膜は、上記試験に
より、断面積1μm2の配線で103〜5 X 10’
時間の平均配線寿命が得られた。
よって木発明によるとたとえば配線幅0.8μmのとき
0.3μmの配線層厚さで充分実用に耐え得る。つまり
配線層厚さを薄くすることができるので配線を設置した
後の半導体表面の凹凸を最小域に抑えることができ、且
つ通常の電流を流す上で高信頼性が得られた。また、非
常に単純なプロセスで可能である。
■コンタクト部のアロイ・ビットの減少配線工程中の熱
処理により、配線材中のlと基体のStが、共晶反応し
、アロイ・ピットと呼ばれるAl1とStの共晶がスパ
イク状に基体中に浸入し、その結果浅い接合が破壊され
ることかある。
その対策として接合深さが0.3μm以上の場合はAl
1−5t系の合金を用い、接合深さが0.2μm以下の
場合はTi、W、Mo系のバリアメタル技術を用いるこ
とが一般的である。
しかしエツチングの複雑さおよびコンタクト抵抗の上昇
等改善すべき点は存在している。本発明によって形成し
たAl1−Tiは、配線工程時の熱処理によっても基体
結晶とのコンタクト部におけるアロイビットの発生が抑
えられ、且つコンタクト性の良好な配線を得ることがで
きる。つまり接合を0.1μm程度に浅くした場合もA
l1−Ti材料のみで接合を破壊することなく配線でき
る。
■表面平滑性の向上(配線のパターニング性向上) 従来、金属薄膜の表面の粗さは配線のパターニング工程
においてマスクと基体用のアライメント工程およびエツ
チング工程において不都合を及ぼしていた。
つまり従来のAj2CVD膜の表面には数μmに及ぶ凹
凸があり表面モルフオロジーが悪く、そのため l)アライメント信号が表面で乱反射を生じ、そのため
雑音レベルが高くなり本来のアライメント信号を識別で
きない。
2)大きな表面凹凸をカバーするため、レジスト膜厚を
大きくとらねばならず微細化に反する。
3)表面モルフオロジーが悪いとレジスト内部反射によ
るハレーションが極部的に生じ、レジスl〜残りが生ず
る。
4)表面モルフィロジーが悪いとその凹凸に準じて配線
エツチング工程で側壁がギザギザになってしまう等の欠
点をもっていた。
本発明によると形成されたAfL−Ti膜の表面モルフ
ォロジーが画期的に改善され、上述の欠点は全て改善さ
れる。
■コンタクトホール、スルーホール内の抵抗コンタクト
ホールの大きさが1μmX1μm以下と微細になると、
配線工程の熱処理中に配線中のSiがコンタクトホール
の基体上に析出してこれを覆い、配線と素子との間の抵
抗が著しく大きくなる。
本発明によると表面反応によって緻密な膜が形成される
のでAfl、−Tiは3.0〜fi、o μΩcmの抵
抗率を有することが確認された。また、コンタクト抵抗
は0.61im xO,6μmの面積においてSi部が
102102O’の不純物を有する場合I X 10−
6Ω・CI2程度が達成できる。
つまり本発明によると基体と良好なコンタクトが得られ
る。
つまり、バターニング工程において露光機の解像性能限
界の線l]においてアライメント精度3゜= 0.15
μmが達成できハレーションを起こさず、なめらかな側
面を有する配線が可能となる。
■配線工程中の熱処理の低温化あるいは廃止が可能であ
る。
以上詳細に説明したように本発明を半導体集積回路の配
線形成方法に適用することにより、従来のAfl−Ti
配線に比べて格段に、歩止まりを向上させ、低コスト化
を促進することが可能となる。
(実施例1) まず八、+2−Ti成膜の手順は次の通りである。第1
図に示した装置を用い、排気設備9により、反応管2内
を略々1 x 10−’Torrに排気する。ただし反
応管2内の真空度は1 x 10−’Torrより悪く
てもΔIt −Ti は成I摸する。
Siウェハを洗浄後、搬送室1oを大気圧に解放しSi
ウェハを搬送室に装填する。搬送室を略々1×10−’
Torrに排気し、その後ゲートバルブ13を開はウェ
ハをウェハホルダ3に装着する。
ウェハをウェハホルダ3に装着した後、ゲートバルブ1
3を閉じ、反応室2の真空度が略々lX1O−8Tor
rになるまで排気する。
本実施例では第1のガスラインからDMAHを供給する
。DMAHラインのキャリアガスはI2を用いた。
第2のガスラインはI2用、第3のガスラインはTiC
,ff4用とする。キャリアガスはやはりI2である。
第2ガスラインからlhを流し、スローリークバルブ8
の開度を調整して反応管2内の圧力を所定の値にする。
本実施例における典型的圧力は略々1.5Torr ど
する。その後ヒータ4に通電しウェハを加熱する。ウェ
ハ温度が所定の温度に到達した後、D M A Hライ
ン、TiCl2 、+ラインよりそれぞれDMAH,T
icρ4を反応管内へ導入する。全圧は略々1.5 T
orrであり、DMA8分圧を略々L、S x 10−
’Torrとする。T1Cu 4分圧は1.5 x 1
.0−’Torrとする−  TiC0,A)−IIM
AI+を&広笠2「道フ、オ乙)・八JZ−Tiが堆積
する。所定の堆積時間が経過した後、DMAHおよびT
iC,、e4の供給を停止する。次にヒータ4の加熱を
停止し、ウェハを冷却する。!(2ガスの供給を止め反
応管内を排気した後、ウェハを搬送室に移送し、搬送室
のみを大気圧にした後ウェハを取り出す。以上がAl1
−Ti成膜手順の概略である。
各基板温度でそねぞれ10枚の試料に対して前述した手
順に従って 全圧     1.5 Torr DMA11分圧   1.5 X 10−’TorrT
i(44分圧 1.5 x 1O−8Torrなる条件
でAl1−Ti膜を堆積した。
基板温度を13水準に変化して堆積したAfl −Ti
膜を各種の評価方法を用いて評価した。その結果を表1
に示す。
つまり 200℃〜400℃の温度範囲においてきわめ
て良質な膜が得られた。
(実施例2) Ni&イIJ111.1−n才ff1fl禾1fll’
i−7’全圧       1.5 Torr DM八H分圧 へ    5 x 10−’Torr基
板温度(Tsub)   300℃ と設定し、 TiC,ff、分圧を1.5 X 10−
’Torrから1x 10−’Torrまで変化させて
堆積を行った。形成されたl!−Ti膜中のTi含有量
(wt%)は0.001%から4.2%まで13644
分圧にだいたい比例して変化した。抵抗率、炭素含有、
平均配線寿命、堆積速度、ヒロック密度、スパイクの発
生に関しては実施例1と同様の結果が得られた。しかし
3.5%以上のTi含有量を有する試料は表面モルフオ
ロジーが悪化し、反射率が65%以下となった。Ti含
有量3%未満の試料の反射率は80〜90%であり、実
施例1と同様であった。
(実施例3) まずAl1−Ti成膜の手順は次の通りである。排気設
備9により、反応管2内を略々I X 10””Tor
rに排気する。反応管2内の真空度がi x 10−’
Torrより悪くても Al2−Tiは成膜する。
Ci^−11−r++a→ご71づj−+ll!!二W
宏+nf、−−4−’Mrl:+、−aj2L&1てS
tウェハを搬送室に装填する。搬送室を略々1 x 1
0””Torrに排気してその後ゲートバルブ13を開
はウェハをウェハホルダ3に装着する。
ウェハをウェハホルダ3に装着した後、ゲートバルブ1
3を閉じ反応室2の真空度が略々I X 10−’To
rrになるまで排気する。
本実施例では第1のガスラインをDMAH用とする。D
MAHラインのキャリアガスはA「を用いた。第2ガス
ラインはH2用である。第3のガスラインはTiCl2
用とする。
第2ガスラインから(12を流し、スローリークバルブ
8の開度を調整して反応管2内の圧力を所望の値にする
6本実施例における典型的圧力は略々1.5Torrと
する。その後ヒータ4に通電しウェハを加熱する。ウェ
ハ温度が所望の温度に到達した後、DMAHライン、 
 TicIL4ラインよりそれぞれDMAH,T1Cu
 4を反応管内へ導入する。全圧は略々1.5Torr
であり、DMA!(分圧を略々1.5 xlo−’To
rrとする。 TiCn、分圧は1.5 X 10−’
Torrおオフ、 −Tit’: 0. 、 )−r1
MAI+f7万広簀2に心太オろとAfl−Tiが堆積
する。所望の堆積時間が経過した後DMAHおよび7i
Cj2 aの供給を停止する。次にヒータ4の加熱を停
止し、ウェハを冷却する。H2ガスの供給を止め反応管
内を排気した後ウェハを搬送室に移送し搬送室のみを大
気圧にした後クエへを取り出す。以上がAj!−Ti成
膜の概略である。
このようにして形成された堆積膜は抵抗率、炭素含有率
、平均配線寿命、堆積速度、ヒロック密度、スパイクの
発生および反射率に関しては実施例1と同様の結果を得
た。
(実施例4) 実施例3と同様の手順で 全圧       1.5 Torr DMAH分圧      5 X 10””Torr基
板温度(Tsub)   300℃ と設定し、 TiCl24分圧を1.5 X 10−’
TorrからIX 10−’Torrまで変化させて堆
積を行った。形成されたAl1−Ti膜中のTi含有量
(wt%)は0.001%から4.2%まで7iCj2
4分圧にだいたい比例して変化した。抵抗率、炭素含有
、平均配線寿命、堆積速度、ヒロック密度、スパイクの
発生に関しては実施例1と同様の結果が得られた。しか
し3.5%以上のTi含有量を有する試料は表面モルフ
ォロジーが悪化することで、反射率が65%以下となっ
た。Ti含有量3%未満の試料の反射率は80〜90%
であり実施例1と同様であった。
(実施例5) St基板を第2図に示した減圧CVD装置に入れ、同一
バッヂ内で^It−Ti膜を成膜した。成膜条件は反応
管圧力0.3Torr、DM^11分圧3.OX 10
−’Torr。
T1Cf14分圧0.7 x 10−’Torr、基体
温度300℃。
成膜時間10分である。
このような条件で成膜した結果、7000人のAl1−
Ti膜が堆積した。、Al1−Ti膜の膜質は実施例1
で示した基体温度300℃のものと同一の性質を示し非
常に良好であった。
(実施例6) 原料ガスにMMAH2を用いて、 全圧力     1.5 Torr MMAH2分圧   5 X 10−’TorrTiC
u、分圧  0.7 X 1O−5Torrと設定し、
実施例1と同様の手順で堆積を行なったところ、基体温
度160℃から400℃の温度範囲において、実施例1
と同様に炭素不純物を含まない平坦性、緻密性に優れた
Aj!−Ti薄膜が堆積した。
(実施例7) Siを含む原料としてTi(:j! 4 に替えてTi
(c)h)4を用いて実施例1と同様に手順で 全圧力    1.5 Torr DMA)1分圧   5 x 10−’TorrTi 
(cH3) 4   1.5 x 1O−5Torrと
設定し、堆積を行ったところ、基体温度160℃から4
00℃の温度範囲において、実施例1と同様に炭素不純
物を含まない平坦性、緻密性に優れたAl1−Ti薄膜
が堆積した。
(実施例8) まずΔKL−5i−Ti成膜の手順は次の通りである。
第1図に示した装置を用い、排気設備9により、反応管
2内を略々I X 10””Torrに排気する。
ただし反応管2内の真空度はI X 10−’Torr
より悪くても^1l−3t−Tiは成膜する。
Siウェハを洗浄後、搬送室10を大気圧に解放しSi
ウェハを搬送室に装填する。搬送室を略々1×to−’
Torrに排気し、その後ゲートバルブ13を開はウェ
ハをウェハホルダ3に装着する。
ウェハをウェハホルダ3に装着した後、ゲートバルブ1
3を閉じ、反応室2の真空度が略々1×10−’Tor
rになるまで排気する。
本実施例では第1のガスラインからDMAHを供給する
。DMA■ラインのキャリアガスはH2を用いた。
第2のガスラインはH2用、第3のガスラインは1(2
希釈したTiCn 4用、第4のガスラインは5i2H
,用とする。また、第3のガスライン、混合器および反
応管を予備加熱して 180℃±10℃に設定しておく
第2ガスラインからH2を流し、スローリークバルブ8
の開度を調整して反応管2内の圧力を所定の僅にする。
本実施例における典型的圧力は略々1.5Torrとす
る。その後ヒータ4に通電しウェハを加熱する。ウェハ
温度が所定の温度に到達した後、D)IIAHライン、
TiCA 4ライン、 S i 21−16ラインより
それぞれDMAH,TiCl1a 、Si2H6を反応
管内へ導入する。全圧は略々1.5 Torrであり、
DMA11分圧を略々1.5 X 10−’Torrと
する。  TiCJ24分圧は1×10−’Torr、
 5i2)Is分圧は1 x 10−’Torrとする
5i2H,とDMAHを反応管2に導入するとAn −
5i−Tiが堆積する。所定の堆積時間が経過した後、
DMAH,Ti(:14および5i2H,の供給を停止
する。次にヒータ4の加熱を停止し、ウェハを冷却する
11゜ガスの供給を止め反応管内を排気した後、ウェハ
を搬送室に移送し、搬送室のみを大気圧にした後ウェハ
を取り出す。以上がAfl−5i−Ti成膜手順の概略
である。
(以下余白) ウェハを用意し、前述した手順に従って全圧     
  1.5Torr DMA)1分圧     1.5 X 10−’Tor
rTiCIla分圧   I X 1O−6TorrS
 i 2O6分圧    1 x 10−’Torrな
る条件でAn−5i−Ti膜を5000人堆積し、通常
のフォトリソグラフィ技術を用いて、試験用にAfl−
5i−Tiを2.4.6μmの幅に残すように、バター
ニングを行なった。
堆積基板温度(Ts)を変化させて堆積した膜の評価を
行った結果、はぼ表1に相当するような好ましい結果が
得られた。
(実施例9) 実施例8と同様の手順で 全圧       1.5 Torr DMAH分圧      5 x 10−’TorrS
i2)16分圧    I X 1O−5Torr基板
温度(Tsub)   300℃ と設定し、 T1Cf14分圧を5 x 10−’To
rrから1×10−’Torrの範囲で変化させて堆積
を行い、Ti含有量(wt%)は0.3%から4%まで
のAfl−5i−Ti膜を形成した。抵抗率、炭素含有
量、平均配線寿命、堆積速度、ヒロック密度に関しては
ほぼ実施例1と同様の結果が得られた。
(実施例10) 実施例8と同様の手順で 全圧       1.5 Torr DMA)1分圧      5 X 10−’Torr
TiCJ24分圧   1 x 1O−6Torr基板
温度(Tsub)   300℃ と設定し、5i211.分圧を1.5 X 10−’T
orrから1×10−’Torrまで変化させて堆積を
行った。形成されたAfl −5i−Ti膜中のSi含
有量(Wt、%)は0.005%から5%までSi、H
,分圧にほぼ比例して変化した。抵抗率、平均配線寿命
、堆積速度、ヒロック密度に関しては実施例8と同様の
結果が得らねた。しかし4%以−FのSi含有量を有す
る試料は膜中にSiと思われる析出物が生じ表面モルフ
オロジーが悪化し、反射率が60%以下となった。Si
含有量4%未満の試料の反射率は80〜95%であり、
実施例6と同様であった。
(実施例11) 実施例6と同様の手順で 全圧        1.5 TorrDMA)1分圧
       5 X 10−’TorrSf2t16
        1 X 10”5TorrTiCu、
分圧    1 x 10−’Torrと設定し八ρ−
5i −Tiの堆積を行なった。
基板温度160℃〜400℃の温度範囲において、実施
例6と同様に、耐マイグレーション性に優れた平坦、緻
密性に優れたAl2−5i−Ti膜が得られた。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、低抵抗、緻密、
かつ平坦なAl1−TiあるいはAfl−5iTi膜を
基体上に堆積させることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用可能な堆積膜形成装置の−例を示
す模式図、 第2図は本発明を適用可能な堆積膜形成装置の他の例を
示す模式図である。 1・・・基体、 2・・・反応管、 3・・・基体ホルダ、 4・・・ヒータ、 5・・・混合器、 6・・・気化器、 7・・・ゲートバルブ、 8・・・スローリークバルブ、 9・・・排気ユニット、 10・・・搬送室、 11・・・バルブ、 12・・・排気ユニット、 50・・・石英製外側反応管、 51・・・石英製内側反応管、 52・・・原料ガス導入ライン、 53・・・ガス排気口、 54・・・金属製フランジ、 56・・・基体保持具、 57・・・基体、 58・・・ガスの流れ、 59・・・ヒータ部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(a)電子供与性の表面を備えた基体を堆積膜形成
    用の空間に配する工程、 (b)アルキルアルミニウムハイドライドのガスとチタ
    ン原子を含むガスと水素ガスとを前記堆積膜形成用の空
    間に導入する工程、および (c)前記アルキルアルミニウムハイドライドおよび前
    記チタン原子を含むガスの分解温度以上でかつ450℃
    以下の範囲内に前記電子供与性の表面の温度を維持し、
    該電子供与性の表面にチタンを含むアルミニウム膜を形
    成する工程を有することを特徴とする堆積膜形成法。 2)前記アルキルアルミニウムハイドライドがジメチル
    アルミニウムハイドライドであることを特徴とする請求
    項1に記載の堆積膜形成法。 3)前記アルキルアルミニウムハイドライドがモノメチ
    ルアルミニウムハイドライドであることを特徴とする請
    求項1に記載の堆積膜形成法。 4)前記チタン原子を含むガスがTiCl_4であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の堆積膜形成法。 5)(a)電子供与性の表面を備えた基体を堆積膜形成
    用の空間に配する工程、 (b)アルキルアルミニウムハイドライドのガスとシリ
    コン原子を含むガスとチタン原子を含むガスと水素ガス
    とを前記堆積膜形成用の空間に導入する工程、および (c)前記アルキルアルミニウムハイドライド、前記シ
    リコン原子を含むガスおよび前記チタン原子を含むガス
    の分解温度以上でかつ450℃以下の範囲内に前記電子
    供与性の表面の温度を維持し、該電子供与性の表面にシ
    リコンおよびチタンを含むアルミニウム膜を形成する工
    程を有することを特徴とする堆積膜形成法。 6)前記アルキルアルミニウムハイドライドがジメチル
    アルミニウムハイドライドであることを特徴とする請求
    項5に記載の堆積膜形成法。 7)前記アルキルアルミニウムハイドライドがモノメチ
    ルアルミニウムハイドライドであることを特徴とする請
    求項5に記載の堆積膜形成法。 8)前記チタン原子を含むガスがTiCl_4であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の堆積膜形成法。
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