JPH03111422A - ポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステルの製造方法

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JPH03111422A
JPH03111422A JP25022089A JP25022089A JPH03111422A JP H03111422 A JPH03111422 A JP H03111422A JP 25022089 A JP25022089 A JP 25022089A JP 25022089 A JP25022089 A JP 25022089A JP H03111422 A JPH03111422 A JP H03111422A
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JP
Japan
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polyester
phenol
formaldehyde
acid chloride
soln
Prior art date
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Pending
Application number
JP25022089A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Ohashi
大橋 昌康
Tadanori Fukuda
福田 忠則
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリエステルの製造方法・に関する。
[従来の技術] 下記一般式(n)で示されるユニット (式中、Rは、ハロゲン、炭化水素基およびアルコキシ
基よりなる群から選ばれる置換基を示す。)を有するポ
リエステルは、特開昭57−73021号公報などにお
いて開示されている。特開昭57−73021号公報に
おいては、一般式(n)で示されるユニットを有するポ
リエステルは、下記一般式(m)で示されるビスフェノ
ール誘導体を原料にして製造される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、一般式(III)で示されるビスフェノ
ール誘導体は現時点では工業的に大量にかっ安価に入手
できるモノマではないため、一般式(n)で示されるユ
ニットを有するポリエステルを実用的なコストで工業的
に製造することは事実上不可能であった。
本発明は、かかる従来技術の欠点を解決しようとするも
のであり、一般式(I)で示されるユニットを有するポ
リエステルを、工業的に安く入手できる原料を用いて製
造することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために下記の構成を有す
る。
「下記一般式(I)で示される2、6置換フェノールと
ホルムアルデヒドとを、該フェノールに対して少なくと
も等g当量のアルカリ性物質を含む水溶液中で縮合し、
次いで、水とは相溶せずかつ生成されるべきポリエステ
ルの良溶剤である有機溶剤に溶解したジカルボン酸クロ
ライドを加えて、界面重合することを特徴とするポリエ
ステルの製(式中、R1、R2は、ハロゲン、炭素数1
〜4の炭化水素基および炭素数1〜4のアルコキシ基よ
りなる群から選ばれる置換基を示す。)」すなわち、本
発明においては、まず第1段階の反応で2,6置換フェ
ノールとホルムアルデヒドとをアルカリ性物質を含む水
溶液中で縮合せしめることにより、ビスフェノール誘導
体のアルカリ塩水溶液を得、続いて該ビスフェノール誘
導体のアルカリ塩と、ジカルボン酸クロライドとの界面
重合を行って、 で示されるユニットを有するポリエステルを実用的なコ
ストで製造する。前記第1段階の縮合反応とそれに続く
界面重合は、別の反応槽で行っても、同一の反応槽で行
ってもよいが、経済的メリットの上から同一反応槽で行
うのが好ましい。
一般式(I)において、Rl 、R2はハロゲンおよび
炭素数1〜4の炭化水素基、アルコキシ基よりなる群か
ら選ばれる置換基を示し、一般式(I)で示される2、
6置換フェノールの具体例としては、2.6−シメチル
フェノール、2.6−ジクロルフェノール、2.6−シ
メトキシフェノール、2.6−ジクロルフェノール、2
.6−ジブロモフェノールなどが挙げられる。中でも、
最も一般的に製造され、代表的なものとしては2.6−
シメチルフェノールが挙げられる。これらの2.6置換
フェノール類は2種以上の混合物として用いてもよい。
本発明で使用するホルムアルデヒドとしては、ホルムア
ルデヒドはもちろん、その前駆体であるパラホルムアル
デヒド、トリオキサン、テトラオキサン等の形で用いて
もよい。その使用形態としては、加熱することによって
気体としたり、または固体、水溶液などとして使用する
ことができるが、好ましくは5〜50重量%、より好ま
しくは10〜40重量%水溶液として使用される。これ
らホルムアルデヒドおよびその前駆体は、2.6置換フ
工ノール1モルに対し、少なくとも50モル以上の割合
で使用されるが、100モルを越えると実用的でなく、
50〜100モル、さらには50〜60モルの範囲で使
用することが好ましい。
2.6置換フェノールとホルムアルデヒドとは、アルカ
リ性物質を含む水溶液中で縮合させる。ここでアルカリ
性物質としては、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水
酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩等が挙げられ、具体的には
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が好適に用いられ
る。これらアルカリ性物質は2,6置換フ工ノール1モ
ルに対し、少なくとも等g当量の割合で使用し、好まし
くは、100〜200モル%の範囲で用いられる。この
際、最終的に得られるポリエステルの色調劣化を防止す
るため、ハイドロサルファイド等の還元剤を併用するこ
とも好ましい。
縮合反応の温度は、高くとも85℃で十分であり、通常
20〜80℃程度で反応させることが好ましく、特に6
0〜70℃が好ましい。反応時間は、反応温度に応じて
1〜24時間の間で適宜調節すればよいが、例えば70
℃で反応させる場合、3時間程度で十分である。かくし
て一般式(IV)で示されるビスフェノール誘導体のア
ルカリ塩水溶液が得られる。
この後、水とは相溶せずかつ生成されるべきボリアリレ
ート樹脂の良溶剤となる有機溶剤に溶解したジカルボン
酸クロライドを加えて、界面重合を行うが、ここで例え
ば、ビスフェノールA等のビスフェノール誘導体のアル
カリ塩水溶液を追加して共重合させることも好ましい。
界面重合で用いるジカルボン酸クロライドとしては、特
に限定されることはなく、例えばテレフタル酸クロライ
ドやイソフタル酸クロライド、フタル酸クロライド等の
芳香族ジカルボン酸クロライド、アジピン酸クロライド
や、コハク酸クロライドなどの脂肪族ジカルボン酸クロ
ライドなどが挙げられ、これらは2種類以上の混合物と
して用いてもよい。中でも、高い耐熱性を得られるとい
う点では、芳香族ジカルボン酸が好ましく、全ジカルボ
ン酸クロライド中、50モル%以上の割合で、芳香族ジ
カルボン酸が含有されることが好ましい。
ジカルボン酸クロライドの使用量は、特に制限されるも
のではないが、最初に用いた2、6置換フ工ノール1モ
ルに対し、化学量論的等量で45〜55モル反応させる
ことが好ましい。
ジカルボン酸クロライドおよび生成されるべきポリエス
テルの溶剤としては、塩化メチレン、クロロホルム、l
、2−ジクロロエタン、1,1.2−トリクロロエタン
、テトラクロルエタン、メチルクロロホルム、ジクロロ
エチレン等のごとき塩素化脂肪族炭化水素や、ベンゼン
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素が挙げられる
が、特に塩化メチレン、クロロホルムを用いた場合、高
分子量のポリエステルが得られ好ましい。
本発明においては、界面重合触媒として、第4級アンモ
ニウム、ホスホニウムまたはアルソニウム化合物、ある
いは第3スルホニウム化合物のごときオニウム化合物な
どを使用することができる。
これらの触媒は重合反応中、または重合前に添加する。
その量は最初に用いた2、6置換フェノールの量に対し
て0.1〜5重量%とするのが好ましい。
界面重合は、従来公知の方法などを特に限定されること
なく用いることができ、例えば、特公昭40−1959
号公報に示された方法を用いることができる。すなわち
、10〜30°Cに保った前記ビスフェノール誘導体の
アルカリ塩水溶液に界面重合触媒を添加し、ジカルボン
酸クロライドの塩化メチレン溶液を激しく撹拌しながら
10分〜3時間混合すると、ポリエステルが塩化メチレ
ン溶液として得られる。このようにして製造されたポリ
エステルは公知の方法によって単離することができる。
例えば、水性層をデカンテーションして分離し、塩化メ
チレン層を水で繰り返し洗浄し、次いでこの塩化メチレ
ン層をメタノールなどのポリエステルに対する貧溶媒中
に注いで、ポリアリエステルを沈殿させるか、または溶
媒を蒸発除去することによって単離できる。
[実施例] 以下実施例をあげて本発明を説明する。
実施例中のガラス転移温度は、Duponl−990D
SCを用い、10°C/分の昇温速度で加熱することに
よって測定した値である。
実施例1 21の水に、244gの2.6−キシレノール、ホルム
アルデヒドの35%水溶液86g1水酸化ナトリウム9
6gを溶解し、窒素下70°Cで3時間加熱撹拌した。
この水溶液に21の冷水を加え、全体を10’Cに保っ
た。
一方、101.5g (0,5モル)ずつのテレフタル
酸クロライドとイソフタル酸クロライドを31の塩化メ
チレンに溶解し、これをホモミキサーで激しく撹拌しな
がら前記アルカリ水溶液中に滴下した。反応混合物をひ
きつづき10°Cに保って1時間撹拌したところポリマ
は粘稠物として析出した。上部水性層を除き、下部塩化
メチレン層を強く撹拌しなから101の水で5回洗浄し
、その後ポリマ溶液を塩化メチレン31で希釈し濾過し
た。
この溶液をメタノール中に注入してポリマを分離した。
得られたポリマはビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)メタン(以下テトラメチルビスフェノー
ルFという)ユニットとテレフタル酸、イソフタル酸ユ
ニットからなるボリアリレートであり、210℃のガラ
ス転移温度を示した。クロロホルム溶液中での固有粘度
は0.56 (25℃)であった。またクロロホルム溶
液よりキャストしたフィルムは透明で強靭であり、フィ
ルム強度は750 kg/crlであった。
実施例2 2/の水に122gの2.6−キシレノール、ホルムア
ルデヒドの35%水溶液43g1水酸化ナトリウム48
gを溶解し、窒素下70℃で3時間加熱撹拌した。この
水溶液に、114gのビスフェノールAと48gの水酸
化ナトリウムを溶解した水溶液21を加え、全体を10
℃に保った。
この後実施例1と全く同様に処理して、テトラメチルビ
スフェノールFとビスフェノールAが、ジオール成分と
して等モル量共重合されたポリマが得られた。ポリマの
ガラス転移温度は205℃であった。
[発明の効果] 本発明は、安価で入手できる2、6−置換フェノール、
ホルマリンなどを用いてビスフェノール誘導体を製造す
るため、ポリエステルを工業的に実用的な価格で製造す
ることができる。
また、ビスフェノール誘導体の合成と、ジカルボン酸と
の反応によるポリエステルの合成とを同一槽で反応させ
るため、反応工程も簡略である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で示される2,6置換フェノ
    ールとホルムアルデヒドとを、該フェノールに対して少
    なくとも等g当量のアルカリ性物質を含む水溶液中で縮
    合し、次いで、水とは相溶せずかつ生成されるべきポリ
    エステルの良溶剤である有機溶剤に溶解したジカルボン
    酸クロライドを加えて、界面重合することを特徴とする
    ポリエステルの製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2は、ハロゲン、炭素数1〜4の
    炭化水素基および炭素数1〜4のアルコキシ基よりなる
    群から選ばれる置換基を示す。)
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