JPH03110553A - アミドフェノール類の製造方法 - Google Patents

アミドフェノール類の製造方法

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JPH03110553A
JPH03110553A JP24879289A JP24879289A JPH03110553A JP H03110553 A JPH03110553 A JP H03110553A JP 24879289 A JP24879289 A JP 24879289A JP 24879289 A JP24879289 A JP 24879289A JP H03110553 A JPH03110553 A JP H03110553A
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JP
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amidophenols
amide
phenols
nhcor
amino
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JP24879289A
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Ryosuke Ishida
良介 石田
Tatsuya Yamamoto
達哉 山本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真用薬品に供されるアミドフェノール化合物
の製造方法に関し、さらに詳しくは簡便かつ高収率で高
純度の目的物を得ることができるアミドフェノール化合
物の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般にカラー写真用薬品として用いられるフェノールア
ミド化合物を製造する場合は、アミノ化合物と酸クロリ
ドとの反応を利用するのが一般的である。例えば特開昭
60−24547号公報には5−アミノ−2−アミドフ
ェノールと酸クロリドとの反応例が記載されているが、
5−アミノ−2−アミドフェノールをアセトニトリルと
酢酸エチルに懸濁させ、酸クロリドを1時間で滴下した
後、4時間加熱還流し、次いで冷却して結晶を濾取後、
酢酸エチル/n−へキサンで再結晶して目的とするアミ
ドフェノール化合物を得ている。また特開昭61−69
065号公報では5−アミノ−2−アミドフェノールを
ジメチルアセトアミドに溶解し、カルボン酸クロリドを
滴下して反応させ、その反応生成物を室温で攪拌後、水
及び酢酸エチルを添加し、目的とするアミド化合物を酢
酸エチルにより抽出し、この酢酸エチル層を水で洗浄後
濃縮し、更にこの濃縮物をメタノールに加熱溶解後、晶
析させることにより目的とするアミドフェノール化合物
を得ている。
しかし特開昭60−24547号公報に記載された製造
法は、反応時間が長くかつ高温反応であるため不純物が
副生じ、目的物の含量が低下するため再結晶が必要であ
ること、また反応で副生ずるHC/ガスの中和・除去が
行われていないため、晶析・濾過・乾燥などの後処理工
程で設備の腐食が問題となるし、目的物の収率も60%
程度と低い。
また特開昭6I−69065号公報に記載された製造法
は、反応生成物を水と酢酸エチルで抽出水洗して、まず
良溶媒のジメチルアセトアミドと酸分を除去し、次いで
酢酸エチル層を濃縮後貧溶媒のメタノールで置換晶析し
、目的とするアミド化合物を得ているが、この製造法で
は抽出時に中和を行っていないため酸分が残存し、後処
理工程で設備の腐食が生じること、さらに#酸エチル層
の濃縮、貧溶媒への置換が必要なことから作業面で煩雑
である。また晶析濾液へのロスが大きく、収率も84%
と低い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、アミノフェノール類とカルボン酸クロリドと
の反応により生成するアミドフェノール類を高純度かつ
高収率で得ることにあり、しかも反応時間が短(、かつ
簡便な操作と特別な反応容器を使用せずにアミドフェノ
ール類を得る、−船釣で大量生産に適した製造法の提供
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のアミドフェノール類の製造方法は、2−アミノ
フェノール類または5−アミノ−2−アミドフェアノー
ル類とカルボン酸ハライドとヲ極性ン容媒の存在丁で実
質的に等モル反応させてアミドフェノール類を生成させ
た後、アルカリ水溶?flと酢酸エステルの混合物を添
加してアミドフェノール類を含む反応混合物を中和抽串
し、分離した有+19 ?8媒層に含水アルコール類を
加えてアミドフェノール類を沈澱させることを特徴とす
る特以下、本発明の詳細な説明する。
2−アミノフェノール類又は5−アミノ−2−アミドフ
ェノール類は下記式(1)で示される。
(式中Rは、−NHx(・M)、l又は−N HCOR
zWは、水素原子、 Xは、水素又はカップリング離脱基、 Yは、上記Rが−NH!  (M) n基の時には、水
素、低級アルキル基又は −NHCOR3、 上記Rが−N HCORを基の時には ’−N HK (・M)7、 Zは、水素又はハロゲン原子、 Rz 、R:lは、同一でも異なっていてもよく、それ
ぞれアルキル基、アリール基 又はヘテロ環、 Mは、アミノ基と塩を作り得る酸、 nは、0又は1を示す。) 上記アミノフェノール類は、1つの水酸基と1つの遊離
アミン基を有し、他に通常ベンゼン核に置換しろる一O
H,−NH!以外の任意の置換基を有していてもよい。
アミノ基はまた塩の形でもよく、Mは鉱酸又は有機酸で
ある。
カルボン酸ハライドとしては下記式(n)で示され。
RI  COX            ・・・(II
)(式中R+ は、アルキル基、Xはハロゲン原子を示
す。) カルボン酸ハライドに含まれる炭素数は1〜30であり
、好ましくは式(II)で示され、ハライドを構成する
ハロゲン原子としては塩素が好ましい。
R5のアルキル基は、炭素数が1〜30であり、置換基
を有していてもよい。置換基は、カルボン酸クロリドと
は反応しにくい置換基であることが好ましい、これらの
好ましい置換基の例は、アリールオキシ基、アリール基
、了り−ルチオ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基である
生成するフェノールアミド化合物は、下記式%式% (式中R゛は、−NHCOR,又は−NHCORlYo
は、上記R°が〜NHCOR,の時には−NHCORj
又は低級アルキル基、 上記R°が−NHCOR1の時には −NHCOR,。
他は式(I)、式(■)と同じものを示す、)弐N)〜
(I[l)について、さらに詳しく説明する。これらの
式中Rz、Rs又はR1のアルキル基は、直鎖、分枝鎖
、環状いずれでもよく、また置換アルキル基をも包含す
る。ここで置換基としてはハロゲン原子(例えば塩素原
子、フッ素原子)、アルコキシ基(例えばメトキシ、プ
ロポキシ、アミルオキシメトキシ、オクトキシ、ドデシ
ルオキシ、シアミルシクロへキシルオキシ、オクタデシ
ルオキシ)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ、ブチ
ルチオ、オクチルチオ、ドデシルチオ、オクタデシルチ
オ)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ、アミルフ
ェノキシ、シアミルフェノキシ、ペンタデシルフェノキ
シ、ドデシルオキシフェノキシ、クロロテトラデシルフ
ェノキシ、オクタデカンアミドフェノキシ、N−メチル
−N−オクタデシルスルファモイルフェノキシ、ジ(メ
トキシカルボニル)フェノキシ、ドデシルサクシンイミ
ドフェノキシ)、カルボンアミド基(例えばN−ブチル
デカンアミド、シアミルフェノキシ−アセトアミド、オ
クタデシルオキシベンズアミド1、ペンタデシルフェノ
キシブタンアミド)、カルバモイル基(例えばN、N−
ジエチルカルバモイル、N−ヘキサデシルカルバモイル
、N−テトラデシルオキンフェニル力ルバモイル、N−
ブチル−N−ドデシルカルバモイル、N−シアミルフェ
ノキシフェニルカルバモイル)、アルコキシカルボニル
基(例えばエトキシカルボニル、ドデシルオキシカルボ
ニル、エトキシカルボニルペンタデシルオキシカルボニ
ル)、アリール基(例えばフェニル、トリデシルカルボ
ニルフェニル、Nテトラデシルスルフォニルフェニル、
シアミルフェノキシアセトアミドフェニル、ヘキサデシ
ルオキシフェニル、エトキシカルボニルドデシルオキシ
フェニル、メトキシカルボニルヘネイコサンアミドフェ
ニル、オクタデシルサクシンイミドフェニル)、複素環
基(例えばN−ドデシルフェニルサクシンイミド、ドデ
シルサクシンイミド、オクタデシルカルバモイルフタリ
ミド)等が挙げられる。
前記−綴代(1)もしくは(III)において、R2又
はR8で示されるアリール基は、置換アリール基をも包
含する。ここで置換基としてはアルキル基(例えばアミ
ル、オクタデシル)、了り−ル基(例えばフェニル、ト
リル)、アルコキシ基(例えばアミルオキシ)、アリー
ルオキシ基(例えばフェノキシ、アミルフェノキシ、ジ
アミルフヱノキシ)、カルボンアミド基(例えばアミル
フェノキシブタンアミド、アミルフェノキシベンズアミ
ド、ジ(メトキシカルボニル)フェニルカルバモイルペ
ンタンアミド、ジ(メトキシカルボニルメトキシ)ベン
ズアミド)、スルファモイル基(例えばジ(メトキシカ
ルボニル)フェニルスルファモイル、オクタデシルスル
ファモイル)等が挙げられる。
前記−綴代(1)もしくは(III)において、W。
Y及びZは同一でも異なってもよく、各々、水素原子、
ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子)、アルキル
基(例えばメチル、オクチル、ペンタデシル)、アリー
ル基(例えばフェニル、アミルフェニル)、アルコキシ
基(例えばメトキシ、ドデシルオキシ)、カルボンアミ
ド基(例えばアセトアミド、ベンズアミド、ドデカンア
ミド、シアミルフェノキシアセトアミド、クロロスルホ
ニルベンズアミド、アミルベンズアミド、フリルアミド
、ジ(メトキシカルボニル)フェニルカルバモイルペン
タンアミド、ペンタデシルフェノキシブタンアミド、テ
トラフルオロプロパンアミド、パーフルオロオクタンア
ミド、ブチルヒドロキンフェノキシテトラデカンアミド
、ドデシルオキシフェノキンアセトアミド、ドデカフル
オロへブタンアミドベンズアミド)、スルホンアミド基
(例えばメチルスルホンアミド、ドデシルスルホンアミ
ド、フェニルスルホンアミド、N−ドデカンアミドフェ
ニルスルホンアミド)、カルバモイル基(例えばN、N
−ジエチルカルバモイル基、Nブチル−N−ドデシルカ
ルバモイル、フェニルカルバモイル)、またはスルファ
モイル基(メチルスルファモイル、オクチルスルファモ
イル、N。
N−ジエチルスルファモイル、フェニルスルファモイル
)を表す。
また前記−綴代(1)もしくは(I[[)において、X
は水素原子またはカップリング離脱基を表す。
ここでカンプリング離脱基なる語は、写真用色形成カプ
ラーの分野において通常よく用いられる用語であって、
写真用色形成カプラーがカラー現像主薬(例えば芳香族
−級アミン現像主薬)の酸化生成物とカップリングする
際、離脱し得る原子または基を包含する。カップリング
離脱基の例としては、ハロゲン原子(例えば塩素原子、
フン素原子、ヨウ素原子)、アルコキシ基(例えばメト
キシ、プロポキシ、メトキシエトキシ、メチルスルファ
モイルエトキシ、N−プロピルアミノプロポキシ)、了
り−ルオキシ基(例えばフェノキシ、エチルフェノキシ
、クロロフェノキシ、ニトロフェノキシ、アミノフェノ
キシ、ブチルカルバモイルフェノキシ、エチルスルファ
モイルフェノキシ、フェニルスルホニルフェノキシ、ナ
フチルオキシ)、カルボニルオキシ基(例えばアセチル
オキシ、ブチロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、アミル
ベンゾイルオキシ、ステアロイルオキシ、エトキシカル
ボニルオキシ、フェノキシカルボニルオキシ、々ルバモ
イルオキシ、メチルカルバモイルオキシ、フェニルカル
バモイルオキシ)、スルホニルオキシ基(例えばメチル
スルホニルオキシ、エトキシエチルスルホニルオキシ、
N−メチルアミノエチルスルホニルオキシ、メチルスル
ホニルプロピルスルホニルオキシ)、スルホンアミド基
(例えばエチルスルホンアミド、ブチルスルホンアミド
、ノニルスルホンアミド、フェニルスルホンアミド、ナ
フチルスルホンアミド)、了り−ルアゾ基(例えばフェ
ニルアゾ、ナフチルアゾ)、アルキルチオ基(例えばメ
チルチオ、オクチルチオ)、了り−ルチオ基(例えばフ
ェニルチオ、ニトロフェニルチオ)、ヘテロ環チオ基(
例えばテトラゾリルチオ、ベンツチアゾリルチオ、ベン
ツオキサゾリルチオ)、ヘテロ環基(例えばトリアゾリ
ル、ベンツトリアゾリル)、環状イミド基(例えばサク
シンイミド、フタルイミド)等が挙げられる。
弐(1)の中で、好ましい組み合わせは、R=NH2(
−M) n W−1( χ=C1又は0もしくはNで離脱する離脱基Y−メチル
基又はエチル基 z=x=cz 又は R=−NHCORz WゴH X=01又は0もしくはNで離脱する離脱基Y =N 
Hz  (−M)  R Z=H ある。
前記−綴代において、Rr、Rtが無置換のアルキル基
、フッ素原子により部分的にもしくは完全に置換された
アルキル基、または次の一般式(■)または(V)で示
される基である化合物は特に存用である。
(式中、Aはアルキル基、R,は水素原子またはアルキ
ル基を、R7及びR5は、同一でも異なってもよく、各
々、水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を、nは
Oまたは1を表す、)(V) (式中、R4及びR2は、同一でも異なってもよく、各
々アルキル基を表す、) 本発明において使用される極性溶媒とは、分子内部に固
定的に電子双極子をもつ液体であって、かなり大きな誘
電率をもつものをいい、−綴代(1)で示される化合物
を溶解するものが望ましい。好ましくは25℃において
、比誘電率εが10〜200の液体である。これらの液
体は、例えば化学便覧(改定3版、基礎1ll−502
ページ)J、A、Riddickli’Organjc
Solvents   (John  V/1lay&
  5ons、1.986)により容易に特定できる。
より好ましいεは30〜40であり、ジメチルホルムア
ミド(No、442)DMF  ε−36,71、及び
ジメチルアセトアミド(No、445)DMACε=3
7.78が最も好ましい。
また、極性溶媒は1種以上を混合して使用でき、この場
合には混合物のtが規定の範囲にあればよい。極性溶媒
は少なくとも10容量%、好ましくは+5−100容■
%使用する(内%)。
使用する盪は一般式(r)の化合物のO,1〜100重
量部であり、好ま[7くは0.1〜10重足部であり、
特に好ましくは0.5〜2重量部である。
添加する有機溶媒としては、目的化合物であるアミドフ
ェノールを抽出する機能を有し、水と混和しない溶媒で
あり、例えば酢酸エステル類を使用するとよく、炭素数
が2〜5のものであり、特に酢酸エチルが好ましい。使
用する量は一般式(1)で示される化合物に対して1〜
30重量部、反応液に添加される。
アルカリ水溶液は副生酸を中和する機能を有し、炭酸水
素ナトリウム、又は炭酸水素カリウム水溶液が好ましく
、使用量は一般式(r)で示される化合物に対して1〜
30重量部、反応液に添加するとよい。好ましくは1〜
5重景部であり、更に好ましくは2〜3重量部である。
貧溶媒とは、目的物たるアミドフェノール類を溶解しな
いか、又はほとんど熔解しないン容媒であり、例えば低
級アルコール類、n−へキサ7等(7)石油系溶媒、ア
セトニトリル、水等がある。低級アルコール類は、炭素
数1=I Oまでのものであリ、好ましくはメタノール
、エタノール、イソプロパツールであり、特に好ましく
はメタノールである。また、好ましくは含水アルコール
又は含水アセトニトリルを使用するとよく、添加するメ
タノール及び水の量は、酢酸エステル類に対して0゜1
〜10重量部であり、好ましくは0.3〜4重量部であ
り、特に好ましくは0.3〜2重量部である。
反応方法としては、まず−綴代(1)に示すアミノフェ
ノール又はその鉱酸塩を、−綴代(■)で示す酸ハライ
ドとを極性溶媒中に添加し、撹拌反応する。この際、酸
ハライドはアミノフェノール類と同時添加しても、又は
滴下してもどちらでもよい。酸ハライドの量はアミノフ
ェノールに対し0.5〜2.0当量であるが、コストメ
リット、反応性を考慮すると、1.0〜1.2当量であ
り、特に好ましくは「実質的に当モル」である1、  
0〜1.02当量である。
また反応温度は一20℃〜80℃が良く、好ましくは一
20℃〜40℃であり、特に好ましくは0℃〜30℃で
ある。
反応時間は添加直後から100時間程まで問題ないが、
生産性を考慮に入れると短時間の方が好ましく、添加直
後から1時間程度が望ましい。
反応終了後、水と混和しないw機溶媒とアルカリ水溶液
との混合物により、副生酸の中和、目的化合物の容器溶
媒−・の抽出を行う。
中和抽出操作後、水層を分液して除去し、有機溶媒層に
貧溶媒であるアルコール類、水を添加し、目的とするア
ミドフェノール類を沈澱させる。
本発明の方法により製造されるアミドフェノール類の具
体的化合物例を以下に示すが、本発明はこれら化合物に
のみ限定されるものではない。
(以下余白) 但し、下表において (t)CsH++7 を示す。
() 内のnはアルキル基炭素数、 また (n。
2) における2は、 (n、 2) 基にお ける置換基2を表す。
〔発明の作用及び効果〕
−I’Gに、この種アミド化反応は短時間にほぼ定量的
に進行するが、本発明は2−アミノフェノール類または
5−アミノ−2−アミドフェノール類とカルボン酸ハラ
イドとの反応生成物に、水と混和しない有機溶媒とアル
カリ水溶液との混合物を添加することにより、水と混和
しない有機溶媒に目的とするアミドフェノール類を移す
と同時に副生成物である酸を中和し、更に有機溶媒層に
貧溶媒を添加することによってアミドフェノール類を単
離するものであり、再結晶による副反応生成物の除去を
不要とし、かつ単純な操作により高純度で収率良くアミ
ドフェノール類を得ることができるものであり、フェノ
ール系シアンカプラーを大量生産するのに適した製造法
となしうるちのである。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明の実施
の態様はこれにより限定されるものではない。
〔実施例1〕 5−メチル−4,6−ジクロロ−2−〔α−(2,4−
ジーtert−アミルフェノキシ)ブチルアミド〕フェ
ノール(化合物1)の合成。
5−メチル−4,6−ジクロロ−2−アミノフェノール
塩酸塩16.5gと、α−(2,4−ジtert−アミ
ルフェノキシ)ブタノイルクロリド24.4g (1,
00当量)とを、ジメチルアセトアミド50m7!中に
添加し、20〜30℃で30分攪拌を行った。反応終了
後、酢酸エチル60mj!と水95m[を加え更にNa
HCO,をpH6になるまで添加し水層を分液除去した
。この酢酸エチル層にメタノール120mj!を加え更
に水 60m1を35℃で加えた。このあと氷冷後濾別
し化合物lの白色結晶33.9g (y=95%)を得
た。
融点:149.5〜152℃ 元素分析値:実測値 H:   7.49%C:  6
5.70% N:   2.77% C1!:14.46% 計算値 H:   7.54% CF  65.58% N:   2.83% (1:14.34% 〔実施例2〕 5−メチル−4,6−ジクロロ−2−(r −(2,4
−ジーtert−アミルフェノキシ)ブヂルアミド〕フ
ェノール(化合?12)の合成5−メチル−4,6−ジ
クロロ−2−アミノフェノール塩酸塩16.5gと、γ
−(2,4−ジーtart−アミルフェノキシ)ブタノ
イルクロリド24.9g (1,02当量)とを、ジメ
チルアセトアミド50mj!中に添加し20〜30℃で
30分攪拌を行った。反応終了後、酢酸エチル6Qm/
と水 95mI!を加え、更にNaHCOxをp H6
になるまで添加し水層を分液除去した。
この酢酸エチル層にメタノール120m6を加え更に水
65m1を35℃で加えた。このあと水冷後濾別し、化
合物2の白色結晶33.5g (y=94%)を得た。
融点:123〜125.5℃ 元素分析値:実測値 H:   7.58%C:  6
5.49% N:   2.81% C1:14.452% 計算値 H:   7.54% C:  65.58% N:   2.83% Cf:14.34% 〔実施例3〕 2−(4−シアノフェニル)ウレイド−5〔α−(2,
4−ジーtert−アミルフェノキシ)へキシルアミド
〕フェノール(化合物21)の合成。
2−(4−シアノフェニル)ウレイド−5−アミノフェ
ノール26.8gと、α−(2,4−ジtert−アミ
ルフェノキシ)ヘキサノイルクロリド37.4g (1
,02当f)とを、ジメチルアセトアミド60m7!に
添加し、20〜30℃で30分攪拌を行った。反応終了
後、酢酸エチル120m1と水190mj!を加え、更
にNaHCOlをpH6になるまで添加すると共に、水
層を分液除去した。この酢酸エチル層にメタノール26
0mlを加え、水155m1を35℃で滴下した。この
あと氷冷後濾別し、化合物21の白色結晶55.1g 
(y=92%)を得た。
融点=185〜189.5℃ 元素分析値:実測値 Hニア、90% Cニア1.94% N:9.81% 計算値 H:1.74% Cニア2.21% N:9.35%

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2−アミノフェノール類または5−アミノ−2−
    アミドフェノール類とカルボン酸ハライドとを極性溶媒
    の存在下で実質的に等モル反応させてアミドフェノール
    類を生成させた後、水と混和しない有機溶媒とアルカリ
    水溶液との混合物を添加してアミドフェノール類を含む
    反応混合物を該有機溶媒層に中和抽出し、該有機溶媒層
    に貧溶媒を加えてアミドフェノール類を沈澱させること
    を特徴とするアミドフェノール類の製造方法。
  2. (2)前記極性溶媒がジメチルアセトアミドまたはジメ
    チルフォルムアミド、有機溶媒が酢酸エチル、貧溶媒が
    含水メタノールである請求項1記載のアミドフェノール
    類の製造方法。
  3. (3)前記2−アミノフェノール類または5−アミノ−
    2−アミドフェノール類が、下記式( I )で示され、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (式中Rは、−NH_2(・M)_m又は−NHCOR
    _2Wは、水素原子、 Xは、水素又はカップリング離脱基、 Yは、上記Rが−NH_2(M)_m基の時には、水素
    、低級アルキル基又は −NHCOR_3、 上記Rが−NHCOR_2基の時には −NH_2(・M)_m、 Zは、水素又はハロゲン原子、 R_2、R_3は、同一でも異なっていてもよく、それ
    ぞれアルキル基、アリール基 又はヘテロ環、 Mは、アミノ基と塩を作り得る酸、 nは、0又は1 を示す。) 前記カルボン酸ハライドが、下記式(II)で示され、 R_1COX・・・(II) (式中R_1は、アルキル基、Xはハロゲン原子を示す
    。) 更に前記アミドフェノール類が、下記式(III)で示さ
    れる化合物であることを特徴とする請求項1、または2
    記載のアミドフェノール類の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(III) (式中R’は、−NHCOR_1又は−NHCOR_2
    Y’は、上記R’が−NHCOR_1の時には−NHC
    OR_3又は低級アルキル基、 上記R’が、−NHCOR_2の時には −NHCOR_1 他は式( I )、式(II)と同じ を示す。)
JP24879289A 1989-09-25 1989-09-25 アミドフェノール類の製造方法 Pending JPH03110553A (ja)

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