JPH03110355A - 空気浄化式電気温風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は送風部の吸気側に除塵フィルター、吐出側に発
熱体を備えだ空気浄化式電気温風機に関する。

従来の技術 近年、煙草の副流煙、花粉症、子供のアトピ体質など健
康にまつわる室内空気の清浄化に対する要求が高まシ、
特に室内を閉め切る冬期暖房時には、ハウスダスト、煙
草の煙などが室内空気を汚染するため、このような汚染
物質を除去することに一層の関心が払われるようになっ
てきた。こうした状況を背景に、室内空気を汚さない電
気暖房機に、積極的に室内空気を浄化する機能に附加し
た空気浄化式温風機が利用されるようになってきた。

この種の空気浄化式電気温風機は、第３図、第４図に示
すように本体ケース１０１の前面に格子状の吸気口１０
２を設け、その直後に除塵用フィルタ１０３を取９付け
、その後方に送風部１０４を備えている。送風部１０４
は、モータ１ｏ５゜ファン１０６．渦巻きケーシング１
０７より成立っている。送風部１０４の吐出側には、発
熱体１０８が設けられ、ここで清浄空気は加熱され、温
風として室内に吐出される。さらに、本体ケース１０１
には、鋼管などに絶縁体を巻きつけ、その上にヒータ線
を巻回したことよりなるスチーム発生装置１０９が備え
られ、本体ケース１０１の天面附近に設けたスチーム出
口１１０から蒸気を吐出している。これらを運転操作す
るスイッチやタイマーなどの操作スイッチ類１１１は、
使い勝手の面から本体ケース１０１の天面附近に配置さ
れている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の構成では、空気の流れは吸気
口１０２から除塵用フィルタ１０３を通過し、渦巻きケ
ーシング１０７をへて室内へ吐出されるため、本体ケー
ス１０１内の渦巻きケーシング１０７の外側には空気流
れはなく、発熱体１０８や、スチーム発生装置１０９か
らの放熱や弾伝達によシ本体ケース１０１内の上部空間
１０１Ａの雰囲気温度を上昇させ、スイッチ類１１１は
、室温よシ温度が上昇した雰囲気にさらされ、接点部の
発熱による寿命低下の恐れがあるという課題を有してい
た。さらに室温調節用サーモスタット１１１Ｃは、上部
空間１０１Ａの雰囲気温度の影響を受け、室温と異なっ
た温度を検知し誤動作が生じるという課題を有していた
。

本発明は上記従来の課題を解決するもので、操作スイッ
チ類の雰囲気温度をさげ、接点部の温度上昇てよる寿命
低下をさけ、さらに室温用サーモスタットの動作を室温
の変化に対し正確に感知することができる空気浄化式電
気温風機を提供することを目的とするものである。

課題を解決するだめの手段 この目的を達成するために、本発明の空気浄化式電気温
風機は、箱形状の本体ケースと、この本体ケースの前面
に設けた吸気口と、この吸気口の直後に設置された除塵
用フィルタと、この除塵用フィルタを吸込側に配置した
渦巻きケーシングおよび遠心ファンと、前記渦巻きケー
シングの吐出口に設けた発熱体と、前記渦巻きケーシン
グの外周面に開口する吐出開口部と、前記本体ケースの
天面附近に取り付けられるスイッチ類とを有し、前記吐
出開口部からの気流は、前記スイッチ類に吹き付けられ
る構成を有している。

作　　用 この構成により、渦巻きケーシングに設けられた吐出開
口部からスイッチ類に直接、室温空気を吹き付けるので
、発熱体や、スチーム発生装置からの放散熱の影響が取
り除かれることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例について、第１図、第２図を参照
しながら説明する。

図示のように、箱型の本体ケース１は、遠心７７ン４と
渦巻きケーシング６よりなる送風部を内蔵し、また本体
ケース１の前面に格子状の吸気口２を設け、その直後に
除塵用フィルタ３がセットされている。渦巻きケーシン
グ６の吸込側と前記除塵フィルタ３の間には吸引ダクト
５が気密を保つように設置され、渦巻きケーシング６の
吐出側は、発熱体７を囲うヒータダクト８に連接され、
ヒータダクト８は、本体ケース１の前面下方の吹出口９
に接続されている。また、本体ケース１内で渦巻きケー
シング６の外側に鋼管１０ａに絶縁体１０ｂを巻きつけ
、その上からヒータ線１０ｃを巻回したことよシなるス
チーム発生装置１０が設けられ、本体ケース１の天面に
開口したスチーム出口１１から蒸気を吐出する。

そして渦巻きケーシング６の外周面には、吐出開口部１
２を設け、本体ケース１の天面に取付けられたスイッチ
類１４に近接した位置に開口している。吐出開口部１２
の下流側端部には突片１３が立設し、吐出開口部１２か
ら送風量の一部をスイッチ類１４に吹き出す形状として
いる。

以上のように構成された本実施例の空気浄化式電気温風
機について以下その動作を説明する。

まず、運転を開始すると遠心ファン４が回転し、吸気口
２．除塵フィルタ３．吸引ダクト６を通って渦巻きケー
シング６の吸込側に清浄化された空気が取シ込まれる。

遠心ファン４によって吸引された空気は、渦巻きケーシ
ング６に沿って旋回し、その吐出側からヒータダクト８
へと導かれ、発熱体７にて加熱され、温風となって吹出
口９から室内へ吐出される。このとき発熱体７の熱は、
大半は吹出口９から温風となって放出されるが、ヒータ
ダクト８も同時に加熱されるため、このヒータダクト８
の壁面をとおして、その一部の熱は、本体ケース１内に
放出される。さらにスチーム発生装置１０に通電する場
合は、ヒータ線１０Ｃが発熱し、このときさらに本体ケ
ース１内の温度は上昇する。このヒータダクト８をとお
して放出される熱、およびスチーム発生装置１０から放
出される熱は、本体ケース１内を上昇するが、前記渦巻
きケーシング６の吐出開口部１２の内側に突設した突片
１３にそって流出した空気流れが、前記スイッチ類１４
に直接あたることにより、スイッチ類１４を冷却すると
ともに、上昇気流と混合して雰囲気温度の上昇を防ぐこ
とができる。さらにこのスイッチ類１４のひとつである
室温調節用サーモスタット１４ａにこの室温の気流をあ
てることにより、ヒータダクト８あるいはスチーム発生
装置１０からの放散熱の影響をおさえ、室温の変化に対
して正確に応答させることができる。

以上のように本実施例によれば、渦巻きケーシングの外
周面に吐出開口部を設け、スイッチ類に室温の気流を吹
き付けることによシ、本体ケーヌ内の上方にたまる熱気
の影響を軽度にとどめ、さらに吐出開口部からの冷却風
を直接、室温調節用サーモスタットの感温部へ当てるこ
とにより、その感度全良好にすることができる。

またスイッチ類に吹き付ける気流は、除塵用フィルタを
通過した清浄空気であシ、スイッチ類の接点を常時清浄
化することになり、電気接点の劣化の進行が抑制され、
スイッチ類の長寿命化を図ることができる。

発明の効果 本発明は、渦巻きケーシングの外周面に吐出開口部と吸
引開口部を設けて、スイッチ類に室温の気流を吹きつけ
ることにより、発熱部分からの熱気の影響を最小限にと
どめることができ、スイッチ類の温度上昇による接点の
寿命低下などの恐れを解消し、また、室温用サーモスタ
ツトの感温部に、この気流を送ることにより、室温の変
化に追従して正確に運転制御できるという効果の得られ
る優れた電気温風機を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における空気浄化式電気温風
機の縦断面図、第２図は横断面図、第３図は従来の空気
浄化式電気温風機の縦断面図、第４図は同横断面図であ
る。 １・・・・・・本体ケース、２・・・・・・吸気口、３
・・・・・・除塵用フィルタ、４・・・・・・遠心ファ
ン、６・・・・・・渦巻きケーシング、７・・・・・・
発熱体、１ｏ・旧・・スチーム発生装置、１２・・・・
・・吐出開口部、１４・・・・・・スイッチ類。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 箱形状の本体ケースと、この本体ケースの前面に設けた
   吸気口と、この吸気口の直後に設置された除塵用フィル
   タと、この除塵用フィルタを吸込側に配置した渦巻きケ
   ーシングおよび遠心ファンと、前記渦巻きケーシングの
   吐出口に設けた発熱体と、前記渦巻きケーシングの外周
   面に開口する吐出開口部と、前記本体ケースの天面附近
   に取り付けられるスイッチ類とを有し、前記吐出開口部
   からの気流は、前記スイッチ類に吹き付けられる空気浄
   化式電気温風機。