JPH03109469A - 水性エマルジョン塗料用無機充填剤 - Google Patents

水性エマルジョン塗料用無機充填剤

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JPH03109469A
JPH03109469A JP1247719A JP24771989A JPH03109469A JP H03109469 A JPH03109469 A JP H03109469A JP 1247719 A JP1247719 A JP 1247719A JP 24771989 A JP24771989 A JP 24771989A JP H03109469 A JPH03109469 A JP H03109469A
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calcium carbonate
water
pressure
heavy calcium
drying
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JP1247719A
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Hitoshi Kato
加藤 齊
Shigehiko Matsubara
松原 從彦
Tadakatsu Kaneko
金子 忠且
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BIHOKU FUNKA KOGYO KK
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BIHOKU FUNKA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は水を媒体として摩砕又は粉砕した(以下湿式粉
砕と称す)重質炭酸カルシウムの微粒子を含む高濃度水
性分散物(ケーキ状、ペースト状を含め以下スラリーと
称す)を微細な気泡の存在下に乾燥した高光沢の水性エ
マルジョン塗料用無機充填剤に関するものである。
【従来の技術】
水性エマルジョン塗料塗膜の表面光沢を改良する目的に
おいて、填料の一つである炭酸カルシウムの役割は非常
に大きいと考えられる。 合成法により製造された沈降性炭酸カルシウム。 又は石灰石を機械粉砕した重質炭酸カルシウムに限らず
、これまでに塗膜の光沢を改良するための処理方法が種
々検討されている。 例えば特開昭58−204061号、特公昭63−60
074号等の報告では、限定された粒度範囲の重質炭酸
カルシウムに光沢の改良効果があるとし、また特開昭6
1−23658号の報告においては1重質炭酸カルシウ
ムの湿式粉砕スラリーを水性エマルジョン塗料に使用し
た場合の光沢改良効果を述べている。 更に、特開昭61−60767号、特開昭61−115
971号、特開昭62−212479号、特開昭62−
212480号等の報告は、微粒子からなる重質炭酸カ
ルシウム又は沈降性炭酸カルシウムの膠質品に各種の表
面処理剤を処理することによって、水性エマルジョン塗
料塗膜の表面光沢を改良できるとしている。
【発明が解決しようとする課題1 これら水性エマルジョン塗料塗膜の表面光沢を改良すべ
く、炭酸カルシウム填料に対し種々の検討がなされてい
るが、基本となるところは塗膜の光沢を左右する原因の
一つが、填料である炭酸カルシウム粒子の水性塗料系内
における粒度分布にあるという点である。従来の炭酸カ
ルシウムにおける種々の改良検討は、結局、塗料系内で
炭酸カルシウム粒子を最適な粒度分布に分散させるため
の填料側の手段であったといえる。 填料に要求される条件が、水性エマルジョン塗料塗膜の
表面光沢を維持でき、かつ易分散性のいわゆる分散コス
1−の低減を図れるものとされる実情において、前記の
ように炭酸カルシウムの填料としての改良検討が行なわ
れてきた訳であるが。 これらの方法は全て填料への相当なコストアップを伴う
ものである。 確かに分散性の点からみれば、最適粒度分布を持つ重質
炭酸カルシウムの湿式粉砕スラリーを、そのまま使用す
るというのは理想的ではある。しかし、スラリー濃度は
80重量%が限度であるという実情から当然運賃コスト
の上昇を伴い、また防腐剤等の添加も必要であり、更に
は付帯設備の設置も余儀なくされ、使用が限定される。 したがって、上記入ラリ−の問題点の解決には、この湿
式粉砕による重質炭酸カルシウムの乾燥粉末化が必要と
なる。しかし、水性エマルジョン塗料塗膜の表面光沢を
改良すべく、塗料系内において重質炭酸カルシウム粒子
の最適粒度分布を再現するためには、乾燥凝集を防止す
ることが最大の課題となる。この乾燥凝集を防止する目
的で各種の表面処理剤が検討されているが、湿式粉砕に
よる重質炭酸カルシウムスラリーの場合、その乾燥物の
粒度がBET比表面積で5 ffl/g以上、特に10
d1g以上で、更に固形分濃度が30重重量以上、特に
60重量%以上になると、通常スラリー粘度を低下させ
るためにポリアクリル酸ソーダ等の分散剤を使用するこ
とも原因して、表面処理剤による乾燥凝集の防止は甚だ
困難となり、乾燥工程の後に微粉砕、精密分級といった
工程を必要とし、製造コストを著しく上昇させることに
なる。また、水性塗料系内において重質炭酸カルシウム
粒子の分散性及びヌレの向上を目的とした表面処理剤も
検討されているが、非常に高価なものである。 このように、水性エマルジョン塗料塗膜の表面光沢を改
良するための、炭酸カルシウム填料の改質には大幅なコ
ストアップを伴うというのが実情であり、解決すべき課
題となっていた。 【課題を解決するための手段】 本発明者等はかかる実情に鑑み、湿式粉砕による微粒子
重質炭酸カルシウムの高濃度スラリーを乾燥する際に、
気泡を介在させて乾燥すれば、いかなる乾燥方式の乾燥
装置で乾燥しても懸濁粒子間の乾燥凝集力は低減し、後
の粉砕工程では比較的低エネルギーの解砕機で解砕する
だけで、水性エマルジョン塗料塗膜の表面光沢が改良で
きる。 つまり、塗料系内において元のスラリー中の一次粒子に
よる粒度分布に、速やかに分散できる重質炭酸カルシウ
ム粉末からなる無機充填剤が得られることを見出した(
特願平1−IF11594号)6すなわち、微粒子重質
炭酸カルシウムの高濃度スラリーに過酸化物、炭酸塩、
無機酸又は有機酸、各種気体のそれぞれにおいて、常温
・常圧下水溶性でかつ100℃以下で分解又は反応によ
り気体を発生させ得る物質の一種類又は二種類以上を合
計して懸濁粒子1mofi当り0.0001〜0.1s
onを任意の温度で常圧又は加圧下において溶解させ、
加熱又は減圧或いはその両者により系内に微細な気泡を
発生させながら、水分を蒸発させ乾燥させる。または、
上記スラリー内に泡発生ノズル等により、任意の温度で
常圧又は加圧下において、空気泡を常温常圧換算でlO
〜70容量%混在させ、加熱または減圧あるいはその両
者により水分を蒸発させ乾燥させることによって、高光
沢水性エマルジョン用重質炭酸カルシウム充填剤を得る
ことができた。 ここで微粒子重質炭酸カルシウムの高濃度スラリーとは
、水を媒体として摩砕又は粉砕した重質炭酸カルシウム
粒子で、この粒子を母体として有機又は無機物の表面処
理剤で処理されたものも含め、その乾燥物の粒度がB 
E T比表面積で5+n/g以上の粒子と水からなり、
その固形分濃度が30重量%以上のものである。 本発明はこの重質炭酸カルシウム高濃度スラリーに、粘
度の低下を目的として通常使用さhるポリアクリル酸ソ
ーダ、ポリリン酸ソーダまたは、ポリオレフィンのマレ
イン酸共重合物等の分散剤を使用することを妨げない。 また、本発明においてBET比表面積とは、窒素吸着法
を利用した容量法、重祉法、流動法等の吸着測定装置に
より一点又は多点法で測定されたものとする。更に粒度
をBET比表面積で示した理由は、謂定値が乾燥方法及
び粉砕方法に殆ど左右されないことによる。 以上の手段を更に詳述すると、次のようになる。 上記微粒子重質炭酸カルシウムの高濃度スラリーに気泡
を混在させる方法として、スラリーの濃度、粘度、乾燥
方法のそれぞれの条件及び種類に応じて、気泡の発生を
考慮する必要はあるものの、過酸化物、炭酸塩、無機酸
又は有機酸、各種気体のそれぞれにおいて、常温・常圧
下水溶性で。 かつ100℃以下で分解又は反応により気体を発生させ
得る物質の一種類又は二種類以上を合計して懸濁粒子]
、moJ!当り0.0001〜0.1mon、  好ま
しくはo、oot〜0.05moIlを任意の温度で常
圧又は加圧下において溶解させ、加熱又は減圧或いはそ
の両者により発生させた気泡、或いは系内に泡発生ノズ
ル等により、任意の温度で常圧又は加圧下において常温
常圧換算で10〜70容量%、好ましくは30〜50容
量%混在させた空気泡等、これらの気泡が乾燥時におけ
る懸濁粒子の乾燥凝集を低減させることを見出した。 上記スラリー中の気泡割合の範囲を下回る気泡量では、
個々の懸濁粒子間に一様に気泡が介在せず、乾燥凝集を
低減させるまでに至らない。また気泡量が上記範囲を越
える場合も、気泡同志の衝突合併により懸濁粒子の大き
さを大きく上回る大気泡となり、個々の粒子間に介在で
きなくなるために乾燥凝集の低減効果は減退する。 ここで使用される水溶性の過酸化物としては、過酸化水
素、過酸化ナトリウム、過マンガン酸カリウム、過マン
ガン酸カルシウム、過マンガン酸ナトリウム等が挙げら
れる。これらのなかでも過酸化水素が好ましい。また水
溶性の炭酸塩としては、炭酸アンモニウム、炭酸カルバ
ミン酸水素アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等が好
適である。 次に水溶性の無機酸又は有機酸については、塩酸、硫酸
、硝酸、燐酸又は蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、マ
レイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クエン酸等が挙
げられる。更に水溶性の気体としては二酸化炭素、二酸
化硫黄、塩素等が挙げられるが、これらのなかでは二酸
化炭素が最適である。 空気泡を混在させる場合はエアレーション法によるが、
加圧下において多孔質板又は微分散ノズル等を通して空
気を送り込む方法により微細な空気泡をスラリー中に混
在させることができ、WI4s粒子の乾燥凝集を低減さ
せる目的には効果的である。 以上の気泡を混在させた重質炭酸カルシウムスラリーの
乾燥装置としては、@燥方法として気流乾燥法、流動層
乾燥法、通気乾燥法、噴霧乾燥法、真空乾燥法、伝動熱
乾燥法、輻射熱乾燥法等を利用し、固体、液体、気体燃
料又は電気加熱、抵抗加熱、誘導加熱、電界加熱、高周
波加熱、遠赤外線加熱等を熱源とする乾燥袋Uが使用で
きる。
【作用及び効果】
湿式粉砕による微粒子重質炭酸カルシウム(乾燥物の粒
度がBET比表面積で5 rrr/g以上)の高濃度ス
ラリーに対して、上記の各種物質を特定の範囲内で添加
処理することにより、スラリー中に微細な気泡が均一に
内在され、乾燥時に懸濁重質炭酸カルシウム粒子間の乾
燥凝集力を低減させることができる。その結果乾燥凝集
二次粒子の極めて少ない重質炭酸カルシウムの微粉末を
、比較的低エネルギーの解砕によるだけで得ることが可
能となった。 一方、上記の乾燥方法を用いずにこのスラリーを乾燥し
た場合1強固な乾燥凝集二次粒子の発生を伴うため、−
次粒子化に際しては高エネルギーの微粉砕及び精密分級
を必要とする。しかしながら、コストの点から高エネル
ギーの負荷には限度があり、したがって、湿式粉砕した
ものの乾燥品の場合、凝集二次粒子を多量に含む重質炭
酸カルシウム充填剤となるのが一般的である。この凝集
二次粒子は水性エマルジョン塗料系内で一次粒子までの
分散を著しく妨げるため、サンドミル或いはボールミル
等の湿式粉砕を伴う分散機での分散を必要とする、その
結果、コストの上昇を招くことになるが、それに見合う
塗膜の表面光沢改良効果も期待できない。 これに対し、本発明の乾燥方法によるBET比表面積5
 d1g以上、好ましくはlOm/g以上の殆ど一次粒
子からなる重質炭酸カルシウム充填剤は、水性エマルジ
ョン塗料系内での分散性が良好で、短時間のデイスパー
撹拌だけで一次粒子まで容易に分散できるため、塗膜の
表面光沢の改良に対しても極めて有効な結果を示す、つ
まり、この重質炭酸カルシウム無機充填剤を分散させた
水性エマルジョン塗料の塗膜は、湿式粉砕による重質炭
酸カルシウムスラリーをスラリーの状態で水性エマルジ
ョン塗料系に分散させた場合の塗膜と全く同等の表面光
沢値を呈することが明らかとなった。 従来、高光沢水性エマルジョン塗料用無機充填剤を炭酸
カルシウムに求めた場合のコスト的な問題として、まず
、スラリーについては、運賃コスト、防腐剤等の添加、
付帯設備等がある。次に。 乾燥品の場合は、特殊表面処理剤、微粉砕・精密分級装
置の導入、水性エマルジョン塗料系での高エネルギー分
肢等にコストがかかる。本発明の重質炭酸カルシウム無
機充填剤を使用すれば、粉体であるから、スラリーの問
題はなくなり、かつ従来の粉体としての問題点を大幅に
改善できるのである。
【実施例】
以下実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらによって何ら限定されるものではない。 実施例1 重質炭酸カルシウム100部に対してポリアクリル酸ソ
ーダ0.7部を添加して、固形分濃度が75重量%にな
るようデイスパーで水に懸濁させ、このスラリーをパー
ルミルPM25TEX−H型(アシザワ)により乾燥物
のBET比表面積(micromerities Fl
。 w 5orblI 2300) S =12.5rtf
/gで、かつセディグラフ(micromeritic
s 5000ET)による平均粒子径D7=0.9pと
なるように湿式摩砕を行なった。 このスラリーの粒度
分布を第1図に示す。 粒度分布測定は、X線透過方式のセディグラフ(+ic
romeriticg 5000ET)を用いて、ヘキ
サメタリン酸ナトリウムの0.2重量%水溶液を溶媒と
し。 試料を3〜7重量%加えた懸濁液をマグネチックスター
ラーで3分間撹拌後、超音波分散を5分間行なったもの
について測定した。 このようにして得たスラリーに、常温常圧下で懸濁重質
炭酸カル2巾41 0、O15monを添加しデイスパー撹拌の後、箱型通
気乾燥機を用いて130℃で乾燥を行ない、 この乾燥
物を分級機を使用しないでミクロンミル(24B川ミク
ロン)のみで1パスの粉砕を行なった。 得られた重質炭虐カルシウム粉末の粒度分布を、セディ
グラフにより測定した結果を第2図中の実線に示す。 比較例1 上記実施例1の中で過酸化水素を使用しないで乾燥し.
同様の粉砕を行なって得た重質炭酸カルシウム粉末の粒
度分布測定結果を、同じく第2図中に点線で示す。 実施例2 実施例1において使用した重質炭酸カルシラ11スラリ
ーに,常温下ゲージ圧力4kfK/ajで二酸化炭素(
純度99%)を、吹き込みにより常温室圧下気体換算で
35容量%溶解させ、このスラリーをスプレィドライヤ
ーMS−10型(三菱化工機)を使用して、圧力−30
0mmH,Oで300℃の熱風中にスプレィノズルより
一気に噴霧させて乾燥を行なった。 このようにして得た重質炭酸カルシウム粉末の粒度分布
をセディグラフにより測定した結果を第3図に示す。 比較例2 上記実施例2の中で二酸化炭素を使用しないで乾燥して
得た重質炭酸カルシウム粉末の粒度分布測定結果を同じ
く第3図に点線で示す。 実施例3 実施例1において使用した重質炭酸カルシウムスラリー
に、常温常圧下で懸濁重質炭酸カルシウム1mol当た
り炭酸水素アンモニウム0.0015molを添加し、
デイスパー撹拌の後、真空乾燥機を用いて80℃で乾燥
を行ない、この乾燥物を分級機を使用しないでミクロン
ミル(細川ミクロン)のみで1パスの粉砕を行なった。 得られた重質炭酸カルシウム粉末の粒度分布をセディグ
ラフにより測定した結果を第4図に示す。 比較例3 上記実施例3の中で炭酸水素アンモニウムを使用しない
で乾燥し、同様の粉砕を行なって得た重質炭酸カルシウ
ム粉末の粒度分布測定結果を同じく第4図に点線で示す
。 実施例4 実施例1において使用した重質炭酸カルシウムスラリー
に、常温常圧下で懸濁重質炭酸カルシウム1mo1当た
り アクリル酸モノマー0.003molを添加し、ニ
ーダ−撹拌後ミクロンドライヤーMDV−1型(細川ミ
クロン)を用いて300℃で乾燥を行なった。 このようにして得た重質炭酸カルシウム粉末の粒度分布
をセディグラフにより測定した結果を第5、図に示す。 比較例4 上記実施例4の中でアクリル酸モノマーを使用しないで
乾燥して得た重質炭酸カルシウム粉末の粒度分布測定結
果を同じく第5図に点線で示す。 実施例5 実施例1において重質炭酸カルシウムスラリーに、常温
下ゲージ圧力4kg/aJで空気を多孔質板を通して常
温室圧下気体換算で35容量%吹き込み。 このスラリーを スプレィドライヤーMS−10型(三
菱化工機)を使用して、圧力−300■H30で300
℃の熱風中にスプレィノズルより一気に噴霧させて乾燥
を行なった。 このようにして得た重質炭酸カルシウム粉末の粒度分布
をセデイグラフにより測定した結果を第6図に示す。 比較例5 上記実施例5の中で空気を使用しないで乾燥して得た重
質炭酸カルシウム粉末の粒度分布測定結果を同じく第6
図に点線で示す。 応用例1〜5 実施例1〜5において得られた重質炭酸カルシウム粉末
を用いて、第1表■の配合により水性塗料を作成し、ミ
ルベースでの分散性、塗膜の表面光沢及び塗料粘度を測
定した。 その結果を第2表に示す。 応用比較例1〜5 比較例1〜5で得た重質炭酸カルシウム粉末を用いて、
第1表■の配合により水性塗料を作成し、ミルベースで
の分散性、塗膜の表面光沢及び塗料粘度を測定した。 その結果を同じく第2表に示す。 応用比較例6 実施例1において使用した重質炭酸カルシウムスラリー
を用いて、第1表■の配合により水性塗料を作成し、ミ
ルベースでの分散性、塗膜の表面光沢及び塗料粘度を測
定した。 その結果を同じく第2表に示す。 応用比較例7 第1表■の配合により水性塗料を作成し、ミルベースで
の分散性、塗膜の表面光沢及び塗料粘度を測定した。 その結果を同じく第2表に示す。 第1表 固形分濃度(NV) 55% 第 表 塗料の作成方法は次に示すとおりである。応用例1〜5
及び応用比較例6.7については、2Qの容器に第1表
のミルベース配合にしたがって各々の添加物を配合し1
羽根径50閣のデイスパーにより3,000r、p、m
で5分間の分散を行なった。続いてレットダウンの配合
により、同じく羽根径50m++のデイスパーにより3
.00Or、p、11+で5分間の撹拌を行ない塗料と
した。 また、応用比較例1〜5については、ミルベースの分散
時間をグラインドゲージによるツブ度が20−になるま
での時間とした以外は、上記と同様の方法で塗料を作成
した。 分散性の測定方法において、応用例1〜5及び応用比較
例6,7では、 JISに−5400に準拠して5分間
分散させたミルベースの粒度をグラインドゲージにより
測定した。また、応用比較例1〜5はグラインドゲージ
により測定したミルベースのツブ度が2011J11以
下となるまでの撹拌時間を測定した。 塗料粘度の測定方法については、塗料作成後20℃で2
4時間放置した後スト−マー式粘度計によるKU値を測
定した。 塗膜の表面光沢の測定方法としては、JIS K−54
00に準拠し、作成直後の塗料を4m1lsのアプリケ
ーターで磨きガラス板に塗布した後、20℃で24時間
乾燥したものを試験片として、60°−60°の鏡面光
沢度を測定した。 以上、第1図〜第6図のグラフの対比で明らかなように
、本発明による乾燥方法により乾燥した重質炭酸カルシ
ウム粉末の粒度は、乾燥方式の種類を問わずスラリー中
に懸濁していた時の粒子の粒度分布と殆ど同じ分布を示
す、このように水系内に一次粒子まで速やかに分散でき
ることが、第2表に示す通り水性エマルジョン塗料塗膜
の表面光沢を改良する目的の場合、効果的であることが
わかる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はX線透過方式のセディグラフによって
得られた粒度分布のグラフであり、第1図は乾燥前重質
炭酸カルシウムスラリーの粒度分布を示し、第2〜6図
はスラリーの乾燥粉末の粒度分布を示す1図中、実線は
本発明のもの、点線は従来のものである。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重質炭酸カルシウムの高濃度水性分散物系に過酸化
    物、炭酸塩、無機酸又は有機酸、各種気体のそれぞれに
    おいて、常温・常圧下水溶性で、かつ100℃以下で分
    解又は反応により気体を発生させ得る物質の一種類又は
    二種類以上を合計して懸濁粒子1mol当り0.000
    1〜0.1molを任意の温度で常圧又は加圧下におい
    て溶解させるか、あるいは泡発生ノズル等により任意の
    温度で常圧又は加圧下において空気泡を常温常圧換算で
    10〜70容量%混在させ、加熱又は減圧あるいはその
    両者により系内に微細な気泡を発生させながら水分を蒸
    発乾燥してなる水性エマルジョン塗料用無機充填剤。 2 請求項1記載の重質炭酸カルシウムは水を媒体とし
    て摩砕又は粉砕したものを母体とする粒子であり、その
    乾燥物の粒度がBET比表面積で5m^2/g以上の粒
    子からなる水性エマルジョン塗料用無機充填剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013518161A (ja) * 2010-01-26 2013-05-20 オムヤ・デイベロツプメント・アー・ゲー サブミクロン炭酸カルシウムを含むコーティング組成物
CN105969155A (zh) * 2016-05-13 2016-09-28 江苏建中能源科技有限公司 一种聚氨酯涂料的配方及其制备方法

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