JPH03108459A - 無洗米加工方法 - Google Patents

無洗米加工方法

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Publication number
JPH03108459A
JPH03108459A JP1247036A JP24703689A JPH03108459A JP H03108459 A JPH03108459 A JP H03108459A JP 1247036 A JP1247036 A JP 1247036A JP 24703689 A JP24703689 A JP 24703689A JP H03108459 A JPH03108459 A JP H03108459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
washing
water
steam
polished
Prior art date
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Pending
Application number
JP1247036A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Satoru Satake
佐竹 覚
Shigeharu Kanemoto
繁晴 金本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炊飯に先立つ洗米及び浸漬を必要としない、
いわゆる無洗米を製造するための無洗米加工方法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の技術として、精白米の表面を高温の蒸気で糊化す
るだけの無洗米の加工方法があるが、実用上無洗米加工
は、米粒(精白米)を水中で撹拌して米粒面に残留する
糊粉層(糠)を十分除去しなければ、糠臭は完全に除去
できないものであった(特公平1−16134等参照)
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、水分含有率が約15%を下回る精白米を水中
に浸漬すると亀裂(胴割れ)を生じることが知られてお
り、米粒表層部に残留する糊粉層を洗米によって除去す
る間に胴割粒が増加するという問題がある。
更に上記問題点に対し米粒表面をα化する手段がとられ
るが、α化の際の手段に水分を多用すると上記同様の問
題がしばしば発生する。また装置も多種必要となる。
本発明はこの点にかんがみ、洗米時に水中で亀裂を生じ
ることがない無洗米加工方法を提供することを技術的課
題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明の無洗米加工方法は、9
3%以下に搗精した精白米を70℃以上の熱風又は蒸気
で表層部をα化した後、50℃以下の冷水で洗浄して、
水切、乾燥するものである。
〔作用及び効果〕
米粒がα化する温度は68℃といわれており、そこで、
70℃以上の熱風又は蒸気を使って精白米の表層部のみ
をα化する。これにより、洗米時に水分が精白米の内部
まで急速に浸透することがなく、胴割粒の発生を抑制し
、かつ、精白米の含有率力月6%を超えるような高水分
状態とすることがない。α化時間は熱風又は蒸気の温度
によって異なり、高温であるほど短時間でよい。
また、α化後に50℃以下の冷水による洗浄を施すこと
により、α化で生じた精白米の表面のぬめりを取り去る
とともに表面を硬化させ、更に表層面に残留する糊粉層
を完全に除去し滑らかな表層面とする。
冷水洗浄した精白米は直ちに水切りし、表面に付着する
水滴を除去し、水分の浸透を防止する。そして、水切り
した精白米は、できるだけ短時間内に急速乾燥を行い、
精白米の最適水分である15〜16%の水分含有率とす
る。
〔発明の実施例〕
次に、本発明の無洗米加工方法を実施するための好適な
一実施例を説明する。
本発明の無洗米加工方法は一般的に次のような手段を用
いる。それは玄米を93%以下に搗精する精米手段と、
次に熱風又は蒸気によるα化手段と、熱風又は蒸気によ
るα化手段に連設して冷水洗浄手段及び水切・乾燥手段
である。最後に製品化の手段として計量・袋詰手段を設
ける。
以下、具体的に説明する。精米機に投入された米粒(玄
米)は、米粒表面の糠層が削り取られ歩留り90.5〜
93%に搗精する。この時、精米装置は研削式又は摩擦
式等の組み合わせ又は単独で構成される。
この様にして精米された米粒(精白米)は原料(玄米)
時に比べてかなり高温となり、そのため、水分含有率も
低下するが、米粒内の水分は外部に向けて発散状態にあ
る。この状態の米粒を、可及的速やかに、例えば30分
以内に熱風又は蒸気によるα化手段に投入する。
すなわち、米粒は熱風又は蒸気によりα化され、発散状
態の水分又は含水骨等で表面がα化される。α化の装置
は回転式、コンベア式のもので、バッチ式又は連続的に
実施される。
米粒がα化される時間は、精白米の表面の薄層のみがα
化するとともに、米粒内層部が変化しない短時間が望ま
しく、例えば熱風又は蒸気が80℃の場合は2分、10
0℃の場合は15秒以内とする。この程度の時間内であ
ると、米粒内の水分がまだ発散状態にあり、表層部のみ
にα化層が生成され、洗米時に吸水速度が遅くなり、い
わゆる水中亀裂が生じない。なお、α化が深層部まで進
行すると炊飯時にパサつき、食味がよくない。
熱風又は蒸気によるα化洗浄を終えた精白米は、ややべ
とついた状態であるが、次に、50℃以下の常温水若し
くは常温水よりも冷たい洗浄水の満ちた冷水洗浄手段に
よってその表層面を洗浄硬化させ、糊粉層とぬめりを除
去して滑面状態とする。この洗浄手段後に撹拌作用を与
えると効果的である。
こうして、冷水による洗浄を終えた米粒は、直ちに水切
り・乾燥手段に搬送され、送風機等による高圧風を浴び
ながら、表面に付着する水分を除去する。そして米粒は
15〜16%の含水率に仕上げられる。この水切り・乾
燥手段においては、米粒表層がα化されているのでラフ
な乾燥を行っても胴割れの心配がない。
このように、製品として適当な含水率となった米粒は、
計量・袋詰め手段に順次供給され、ガス遮断性を有する
フィルムによって形成された袋内に計量・充填される。
なお、該袋内の酸素をガス吸引管によって抜き去るとと
もに、不活性ガス注入管によって窒素ガス等を注入して
密閉包装すると効果的である。
こうして、パッケージされた精白米は、炊飯時に水と共
に炊飯釜に投入するだけで、洗米及び浸漬することなく
直ちに炊飯することができる。
以上のように、精白米の表層をα化する手段に水分を多
用しないことと、α化後に冷水洗浄するため浸漬による
亀裂はなく、また確実に糊粉層を取り除くことができる
このため、無洗米として製品化しても品質の劣化はなく
、更に、α化を熱風又は蒸気で行うため水分を多用する
ものに比較して装置は小型化が図れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  歩留り93%以下に搗精した精白米を70℃以上の熱
    風又は蒸気で表層部をα化した後、50℃以下の冷水で
    洗浄して、水切、乾燥することを特徴とする無洗米加工
    方法。
JP1247036A 1989-09-22 1989-09-22 無洗米加工方法 Pending JPH03108459A (ja)

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JP1247036A JPH03108459A (ja) 1989-09-22 1989-09-22 無洗米加工方法

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