JPH0310838Y2 - - Google Patents

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JPH0310838Y2
JPH0310838Y2 JP3651884U JP3651884U JPH0310838Y2 JP H0310838 Y2 JPH0310838 Y2 JP H0310838Y2 JP 3651884 U JP3651884 U JP 3651884U JP 3651884 U JP3651884 U JP 3651884U JP H0310838 Y2 JPH0310838 Y2 JP H0310838Y2
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case
blade
oscillator
digging
excavation
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、振動しながら掘り取り回動する掘取
ブレードの作動で苗木等の立木根部を根鉢付に掘
り上げる掘取機に係り、ことに、前記の掘取ブレ
ードを作動するための駆動装置構造に関してい
る。
(従来技術) 苗木等の立木を根鉢付に掘り上げる掘取機は、
車体から延設される昇降フレームに設置の駆動装
置へ掘取ブレードを枢支連動連結して装設し、該
掘取ブレードを前記駆動装置における起振部の作
動で振動させながら昇降フレームの下降動によつ
て土中に切込ませると共に駆動装置の作動で土中
を掬い取り状に回動させることによつて立木根部
を掘り取るようにして構成されるのであるが、従
来掘取機の駆動装置における起振部は、前記掘取
ブレード軸の回動に伴つて同軸の軸心周りに回動
する収容ケース内の掘取ブレード軸から一側に偏
寄する位置に単一の回転偏心子を設置し、この回
動偏心子の強制回転により振動を発生させて掘取
ブレード軸に振動を付与するようにして構成され
ている。
したがつて、従来起振部の回転偏心子は、収容
ケース内の偏心位置で自転しながら収容ケースの
回転で掘取ブレード軸中心に公転する作動をなす
ことになるので、収容ケースの回転位置によつて
は潤滑油に浸つたり浸らなかつたりする状態変化
が生じ、その抵抗変化によつて発振が不安定にな
つてしまい掘取ブレードに対して安定した振動を
付与できない難点があり、更には、収容ケース内
の全ての軸受部分にまんべんなく潤滑油を行きわ
たらせることもできないので装置の耐久面にも問
題が生ずるという難点もある。
(考案の目的) 本考案は、収容ケースがどのような回転位置に
なろうとも常に安定した振動を発生することがで
き、収容ケース内の軸受部分の潤滑も良好に行え
るようにした掘取ブレード駆動装置の提供を目的
とする。
(考案の構成) 本考案は、掘取ブレード駆動部における起振部
の回転する収容ケース室内に、掘取ブレードの軸
中心で振分け状に位置して夫々に独立隔絶された
2個の発振子収容室を設け、それぞれの収容室内
に偏心回転子を収容軸支し、各回転子が収容室内
の潤滑油で個々に潤滑されながら作動するように
構成したことを特徴とする。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は車体の一部を切欠した掘取機の側面
図、第2図は同掘取機の平面図である。
掘取機の車体cは一部の図示を省略している
が、シヤーシ1の下部にクローラ走行部2を装設
し、そのクローラ走行部をシヤーシ上に搭載のエ
ンジン3で駆動する自走形にして、シヤーシ後部
の操縦部(図にあらわれていない)で運転操作す
るようにして構成されており、車体の前部には作
業取付部4,4ならびに作業機えの伝動機構5が
配設され、さらに車体の一部には、作業機昇降用
と回転用の油圧機構(図示省略)が設置されてい
る。
作業機取付部4,4には、掘取作業機の昇降フ
レームDが取付けられるが、該昇降フレームD
は、後方基部を水平横軸で上下方向揺動自在に取
付部4,4へ装す基枠6と、基枠の前端から延出
されるブレード先端保持腕7とから形成されてい
て、前記油圧機構のうちの油圧シリンダの作動で
昇降調節できるように構成される。
昇降フレームDの基枠6部分には、掘取ブレー
ドを作動するための駆動部が設置されるが、この
駆動部は、後部から前部に順に配設される受動増
速ケースEと、起振ケース部Bと、伝動ケース部
Aとから構成され、受動増速ケースEと伝動ケー
ス部Aとは基枠6に固着されるが、起振ケース部
Bのみは基枠6に固定されない状態で設置され
る。
基枠6の前部に位置する伝動ケース部Aは、そ
の内部構造の図示を省略しているけれども、ケー
ス体12内部に前後方向むき軸心Pの掘取ブレー
ド軸8を支架し、該軸8を回動させたり停止させ
たりする駆動機構をケース内に収容して構成され
ており、前記掘取ブレード軸8の前方突出端には
掘取ブレード9を後端を固定して連動連結するよ
うになされる。
なお、掘取ブレード9は、第2図にみられるよ
うに平面視では略半円弧状を呈し、側面視(第1
図参照)では適宜の幅をもち、その幅方向前縁に
刃部10を有する形状に形成され、前記掘取ブレ
ード軸8の軸心Pを前方に延長する線上に回動中
心が位置する先端ボス部をブレード先端保持腕7
の支持部11に回動自在に枢支して設けられるの
である。
掘取ブレード軸8の後方部は、伝動ケース部A
から長く後方に突出させられ、その後方突出部8
aは、起振ケース部Bにおける収容ケース体13
の中心軸支部14に貫通されて、同ケース体13
を掘取ブレード軸8の回転に伴つて回転すべく支
持するように成される。
ケース体13の室内には、前記中心軸支部14
をはさんで180度異なる位置に配設されて、夫々
に独立隔絶できる発振子収容室15,15が形成
され、それぞれの収容室内には、駆動軸16,1
6で支持される偏心回転の発振子17,17が設
置される。
各発振子の駆動軸16,16一端部は、ケース
体13後部に蓋体18を取付けることによつて形
成される副室19内にそれぞれ突出され、その突
出部には受動ギヤ20,20が嵌着される。
各受動ギヤ20,20は、枢軸21,21で副
室19内に支承されたカウンターギヤ22,22
に噛み合され、それぞれのカウンターギヤ22,
22は、タイミングギヤ23と駆動ギヤ24に噛
み合わされる。
タイミングギヤ23は、薄幅に形成されて、副
室19内に突出する掘取ブレード軸8に嵌着取付
けされ、また、駆動ギヤ24は、受動増速ケース
E側から前記掘取ブレード軸8と同心で副室19
内に突出する出力軸25の端部に一体に設けられ
て、前記タイミングギヤ23の側部に並列位置し
てカウンターギヤ22,22に噛み合わされる。
出力軸25の端部は、掘取ブレード軸8の外端
部に軸受26を介して重合嵌装され、外周部は別
の軸受27で軸支筒28の内径部に支持されるの
であり、さらに、軸支筒28の外径部は、起振ケ
ース部Bのケース体13一端部を回動自由に支承
するよう構成される。
出力軸25の受動増速ケース内側の端部には受
動ギヤ29が嵌着され、その受動ギヤ29には、
受動増速ケース内に収容構成される増速伝動機構
で伝動できるようになされ、増速伝動機構には伝
動機構5で入力できるように構成されるのであ
る。
なお、30は発振子収容室の組込口に取付ける
閉塞蓋である。また、2個の発振子17,17は
第4図にみられるように回転方向に180度位相が
ずれて回転するように設けられるものである。
しかして、上記のように構成する装置では、ケ
ース体13の組込み口から各収容室15,15内
に発振子17,17を組込み軸支して、各収容室
内には潤滑油を封入し閉塞蓋30,30で閉塞
し、駆動軸16,16の端部をそれぞれ副室19
側に突出させる。
そして、夫々の突出部には受動ギヤ20,20
を嵌着し、各受動ギヤ20,20に噛み合うカウ
ンターギヤ22,22を枢支軸21,21でケー
ス体13に組付けながら蓋体18を組付け、副室
19内にも潤滑油を入れ得る状態にすれば起振ケ
ース部Bの組立が終る。
上記のように組立てた起振ケース部Bは、ケー
ス体13の中心軸支部14を、伝動ケース部Aか
ら後方向きに突出する掘取ブレード軸8に嵌装し
て取付けて、掘取ブレード軸8とともに回転する
ように装置する。
そして、掘取ブレード軸8の副室19内突出部
分には、軸端から嵌装してタイミングギヤ23を
取付け、前述発振子17,17が180度位相のず
れた位置に位置設定されるよう調整しながらカウ
ンターギヤ22,22に噛合させる。
更に、上記のようにして置いて、受動増速ケー
スE側の出力軸25を掘取ブレード軸8の端部か
ら外嵌させ挿し込めば、出力軸25端部の駆動ギ
ヤ24は、上記のごとくにタイミングギヤで位置
設定されたカウンターギヤ22,22に噛み合う
こととなり、軸支筒28の外径部は収容ケース体
13の一側部を回動自在に支承することとなるの
で、その後、受動増速ケースEを基枠6に組付固
定すれば駆動部全体の組付けができるのである。
掘取作業を行う場合は、昇降フレームDが上昇
状態にある車体cを適宜走行させて掘取ブレード
9が第2図の状態で、かつ、第1図の実線状態と
なりながら、掘り取らんとする苗木等の根部付近
に適正に位置するように成す、そして、駆動部に
伝動して作動開始すれば、その駆動部における起
振ケース部Bの各発振子17,17は、出力軸2
5の動力により駆動ギヤ24、カウンターギヤ2
2,22、受動ギヤ20,20を介して駆動軸1
6,16中心に高速回転し起振作用を行つて、掘
取ブレード軸8および掘取ブレード9に対し振動
を付与する。
したがつて、この状態で昇降フレームDを第1
図仮想線のように下降させて行くと、掘取ブレー
ド9は掘進方向前後に振動しながら苗木根部付近
の土中に切込んで行くのであり、この掘進のとき
駆動部における伝動ケース部Aを適宜回動させれ
ば、掘取ブレード9は掘取ブレード軸8中心で回
動し、根部付近の土中を掬い取り状に掘り進ん
で、苗木根部を略半球状の根鉢付に植立場所から
切離すこととなる。
根部の切離しが終われば、伝動ケース部Aの作
動で掘取ブレードを回動させ、根鉢部の底部にあ
てがうようにして、昇降フレームDを上昇動させ
れば、掘取られた根鉢付の苗木は植立場所から持
ち上げられて掘取作業が終るのである。
なお、掘取ブレード9が土中を掘進するとき掘
進方向が変つても常に適正な方向の振動が掘取ブ
レードに対して付与されるよう起振ケース部Aの
位置が追動変化するようにして構成されるが、発
振子17,17はそれぞれケース体13内で独立
隔絶状に設けられる収容室15,15に収容設置
して、それぞれの室内の潤滑油で潤滑されるの
で、ケース体13がどのような回転位置になつて
も、潤滑油に浸るむらが起きず安定した状態で起
振できるのである。
(考案の効果) 本考案は以上に説明してきたように、起振ケー
ス部Bの収容ケース室内に、掘取ブレード軸中心
で振分け状に位置して夫々に独立隔絶される発振
子収容室15,15を設け、それぞれの収容室1
5,15内に偏心回転の発振子17,17を軸支
収容して、各発振子が個々の収容室内に封入され
る潤滑油で潤滑されるようにしているので、起振
ケース部Bがどのような回転位置になつてもケー
ス体13内で大幅に潤滑油が移動するようなこと
はなくなり、各発振子17,17は常時潤滑油に
ひたる状態で作動し抵抗変化を受けず安定した起
振を行つて掘取ブレードの作動を有利にできる。
さらに、潤滑油は各収容室15,15ならびに
幅室19内のそれぞれに封入して供給できるの
で、収容ケース体13内の各高速軸受部をむらな
く安定した状態にして潤滑できて耐久性を向上で
きる。等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は車体の一部を切欠した掘取機の側面図、第2図
は同掘取機の平面図、第3図は要部拡大一部断面
図、第4図は第3図のイ−イ断面図である。 A…伝動ケース部、B…起振ケース部、c…車
体、D…昇降フレーム、8…掘取ブレード軸、9
…掘取ブレード、12…伝動ケース部の収容ケー
ス体、13…起振ケース部のケース体、15…発
振子収容室、17…発振子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 掘取ブレード軸8に回転伝動する伝動ケース部
    Aと、前記掘取ブレード軸に振動を付与する起振
    ケース部Bとから成る駆動部を、車体Cから延設
    の昇降フレームDに配設して、その駆動部の作動
    により掘取ブレード9を振動しつつ回動させて苗
    木等の根部を鉢付状に掘取る掘取機において、前
    記駆動部の伝動ケース部Aはその収容ケース体1
    2を昇降フレームに固着して設けると共に、起振
    ケース部Bのケース体13は前記掘取ブレード軸
    を中心にして回転可能ならしめ内部には夫々隔絶
    独立して潤滑油を封入する2個の発振子収容室1
    5,15を設けて形成し、それぞれの収容室1
    5,15内に偏心回転の発振子17,17を軸支
    収容して構成したことを特徴とする掘取ブレード
    駆動装置。
JP3651884U 1984-03-13 1984-03-13 掘取機における掘取ブレ−ド駆動装置 Granted JPS60147261U (ja)

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JP3651884U JPS60147261U (ja) 1984-03-13 1984-03-13 掘取機における掘取ブレ−ド駆動装置

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JP3651884U JPS60147261U (ja) 1984-03-13 1984-03-13 掘取機における掘取ブレ−ド駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS60147261U JPS60147261U (ja) 1985-09-30
JPH0310838Y2 true JPH0310838Y2 (ja) 1991-03-18

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