JPH0310835Y2 - - Google Patents

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JPH0310835Y2
JPH0310835Y2 JP11164485U JP11164485U JPH0310835Y2 JP H0310835 Y2 JPH0310835 Y2 JP H0310835Y2 JP 11164485 U JP11164485 U JP 11164485U JP 11164485 U JP11164485 U JP 11164485U JP H0310835 Y2 JPH0310835 Y2 JP H0310835Y2
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cap
sealing material
water
core material
gap
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属製芯材を合成樹脂よりなる被覆
層で被覆した支柱本体の端部にキヤツプが装着さ
れてなる農・園芸用等の支柱に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記種類の支柱には、支柱本体の端部に
キヤツプを内嵌合したものと外嵌合したものとが
あり、いずれのものにおいても、支柱本体とキヤ
ツプとは接着剤を介して接着され、或いは熱融着
されている。これは、支柱本体とキヤツプとの隙
間を通つて雨水等が浸入することを防止し、もつ
て金属製芯材の発錆や腐食を未然に防止するため
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、キヤツプを支柱本体に接着或いは熱融
着した従来の支柱には次の問題点があつた。
接着或いは熱融着が不十分な場合があり、そ
の場合には支柱本体とキヤツプとの隙間に毛細
管現象によつて水が浸入し、金属製の芯材が発
錆したり、腐食したりする。
接着或いは熱融着が完全になされていても、
屋外での使用中に外気温の変動を繰り返し受け
ることによつて接着部が熱融着部の水密性が損
なわれ、その部分から水が浸入して芯材の発錆
や腐食を生じるおそれがある。
キヤツプが支柱本体に外嵌合されているもの
では、土に対する当該支柱の抜き差しを繰り返
すと、接着部や熱融着部に緩みが生じる、等に
よつてキヤツプと支柱本体との間に隙間が生
じ、その隙間からの水の浸入によつて芯材の発
錆や腐食を生じるおそれがある。
このように、従来の支柱では、キヤツプと支柱
本体とが接着或いは熱融着されているとしても、
それらが不十分な場合や種々の外部要因で両者間
の水密性が損なわれおそれが多分にあり、長期に
亘つて確実な水密性を維持することには困難があ
つた。
本考案は、このような問題点を解決するもの
で、キヤツプと支柱本体との接着部或いは熱融着
部の水密性が不十分であつても、或いは何等かの
原因でその水密性が損なわれることがあつてもそ
の隙間を通つて水が浸入しないようにし、もつて
芯材の発錆や腐食を未然に防止できる農・園芸用
支柱を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本考案の農・園芸
用支柱は、従来の支柱が具備する基本構成に加
え、吸水により膨脹すると共に吸水した水が通過
しないようにその水を保持する機能を備えたシー
ル材を上記芯材の端部とキヤツプとに亘つて配設
し、このシール材が膨脹したときに上記芯材の端
部とキヤツプとの相互の〓間がこのシール材によ
つて塞がれるように構成した点を要旨としてい
る。
〔作用〕
上記手段によると、キヤツプと支柱本体との接
着部或いは熱融着部の水密性が損なわれ、両者の
隙間から水が浸入した場合には、その水をシール
材が吸水して膨脹することによりそのシール材が
芯材とキヤツプとに強く密着し、それら相互の隙
間を塞ぐ。そして、シール材に吸水された水はシ
ール材を通過せずにそのままシール材に保持され
るため、シール材による吸水が飽和した後は上記
隙間からの水の浸入がシール材によつて阻止され
ると同時に、シール材に吸水されている水が芯材
の内部に達することも防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図において、1は支柱本体で、金属管より
なる芯材2がポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂よ
りなる被覆層3で被覆されてなる。4は円錐形の
キヤツプであり、その筒部41は支柱本体1に外
嵌合されている。そして、キヤツプ4の筒部41
と支柱本体1の被覆層3とは接着剤を介して接着
されている。従つて、この状態において、支柱本
体1と筒部41との間に隙間が無く、水密状態と
なつている。また、5はシール材である。このシ
ール材5は、吸水により膨脹すると共に吸水した
水が通過しないようにその水を保持する機能を備
えているもので、このようなシール材5自体は公
知で、一旦吸収した水は加圧しても容易に離脱し
ないものである。このシール材5は、(たとえば
MBR、SBR、BR、EPDM等のゴムに吸水性樹
脂と加硫剤とを所要量たとえばゴム100部に対し
吸水性樹脂を5〜50部、加硫剤を5部)加えて練
り込んだものを所定形状に熱プレスしたりインジ
エクシヨン成形したりすることによつて得られ、
各成分の配合量や成分の種類を変更すること等に
よつて吸水時の体積膨脹率も200,300,……1000
%等に自由に調節することが可能である。上述の
吸水性樹脂としてはポリビニルアルコール架橋重
合体やアクリル酢酸ビニルケン化物等のポリビニ
ルアルコール系のもの、ポリアクリル酸塩架橋体
やポリアクリロニトリル系重合体ケン化物等のア
クリル系のもの、などが知られており、市販され
ている吸水性樹脂には住友化学工業社製、商品名
「スミカゲル」や日本触媒化学社製、商品名「ア
クアリツクCAW」など、多数あり、これらは紙
オムツといつた衛生用吸水材等にも用いられてい
るものである。図示例のシール材5は筒状の支持
部51と傘形の環状突出部52とを一体に有し、
環状突出部52が芯材2の端部に内嵌合され、支
持部51にキヤツプ4が外嵌合されている。ま
た、キヤツプ4に形成されている環状突片42が
シール材5の支持部51と環状突出部52との間
に差し込まれている。
上記のように芯材2の端部とキヤツプ4とに亘
つてシール材5を介在させておくと、支柱本体1
とキヤツプ4との接着部イの水密性が損なわれて
その部分に隙間が生じても、その隙間を通して浸
入した水がシール材5に吸収される。そして、シ
ール材5が膨脹して芯材2の端部内面とキヤツプ
4の突片42の内外両面に強く密着し、それら相
互の隙間を塞ぐ。そして、シール材5に吸水され
た水はシール材5を通過せずにそのままシール材
5に保持されるため、シール材5による吸水が飽
和した後は上記隙間からの水の浸入がシール材5
によつて阻止されると同時に、シール材5に吸水
されている水が芯材2の内部に達することも防止
される。
シール材5の形状は第1図のものに限らない。
例えば、第2図のように芯材2の端部に内嵌合さ
れる大径部53とキヤツプ4が外嵌合される小径
部54とを一体に有する段付円柱状のものであつ
てもよい。
第1図及び第2図はキヤツプ4が支柱本体1に
外嵌合された形式の支柱を示しているが、第3図
のようにキヤツプ4が支柱本体1に内嵌合された
形式の支柱にも本考案を適用することが可能であ
る。この場合は、例えば図示のようにキヤツプ4
の筒部43に凹所44を形成し、この凹所44に
Oリング状のシール材5を嵌め込んで該シール材
5を芯材2の端部内周面に接触させておく。
以上説明した実施例においては、キヤツプ4が
支柱本体1に接着剤を介して接着されているもの
を説明したが、この点は熱融着によるものであつ
てもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように実施できるから、支柱本
体とキヤツプとの間の接着或いは熱融着による水
密性が不十分な場合や種々の外部要因によつて損
なわれた場合であつても、両者の間に生じた隙間
から毛細管現象により浸入した水をシール材が吸
収して膨脹し、しかも吸水されたた水はシール材
を通過せずにシール材に保持されると同時に、吸
水した水でシール材が飽和した後はそれ以上の水
がシール材に吸水されなくなり、もつて二次的に
水密性を確保する。そのため、従来の支柱に比
べ、長期に亘つて確実な水密性が維持され、芯材
の発錆や腐食が未然に防止される。
また、本考案は、従来の支柱の基本構成に加
え、支柱本体とキヤツプとに亘つてシール材を介
在するだけの簡単な構成であるから、支柱の製造
設備等は従来のものをそのまま使用できる利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による支柱の断面図、第
2図は他の実施例による支柱の断面図、第3図は
さらに他の実施例による支柱の断面図である。 1……支柱本体、2……芯材、3……被覆層、
4……キヤツプ、5……シール材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属製芯材を合成樹脂よりなる被覆層で被覆し
    た支柱本体の端部にキヤツプが装着され、このキ
    ヤツプが支柱本体の端部に接着または熱融着され
    てなる農・園芸用等の支柱において、 吸水により膨脹すると共に吸水した水が通過し
    ないようにその水を保持する機能を備えたシール
    材を上記芯材の端部とキヤツプとに亘つて配設
    し、このシール材が膨脹したときに上記芯材の端
    部とキヤツプとの相互の〓間がこのシール材によ
    つて塞がれるように構成したことを特徴とする
    農・園芸用等の支柱。
JP11164485U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH0310835Y2 (ja)

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JP11164485U JPH0310835Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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JPS6217852U JPS6217852U (ja) 1987-02-03
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