JPH031076Y2 - - Google Patents

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JPH031076Y2
JPH031076Y2 JP8688385U JP8688385U JPH031076Y2 JP H031076 Y2 JPH031076 Y2 JP H031076Y2 JP 8688385 U JP8688385 U JP 8688385U JP 8688385 U JP8688385 U JP 8688385U JP H031076 Y2 JPH031076 Y2 JP H031076Y2
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JP
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cake
dehydrated
discharge port
outer shell
screw blade
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JP8688385U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスクリユーデカンタ型遠心分離機に係
り、特に廃水処理用あるいはプロセス用の被脱水
処理物を外胴内で液体とケーキとに分離し、外胴
内に堆積されたケーキを脱水させてケーキ吐出口
に移送するに際し、ケーキの比較的含水率の高い
表層部のみを掻き取つてケーキ吐出口と反対側に
移送させることを可能にし、比較的低含水率の脱
水ケーキのみをケーキ吐出口から排出させること
のできるスクリユーデカンタ型遠心分離機に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、スクリユーデカンタ型遠心分離機は第
3図に示すごとき構成が採用されている。
図示すように、回転する外胴1が設けられ、こ
の外胴内にはその同芯上に回転する内胴2が設け
られている。この内胴2にはこれに被脱水処理物
Aたる原液を導入するためのフイードパイプ3が
軸方向に沿つて挿入されている。
このフイードパイプ3を通して導入された被脱
水処理物Aは遠心力により外胴1の内壁で分離液
BとケーキCとに遠心分離されるようになつてい
る。
また、内胴2の外周部には遠心分離されて堆積
されるケーキCを外胴1の内壁に沿つて移送させ
るための内胴スクリユー羽根4が設けられてい
る。
この内胴スクリユー羽根4に掻き取られながら
移送されるケーキCは外胴1の一方側に形成され
たケーキ吐出口1aより脱水ケーキとして排出さ
れるようになつている。また、分離液Bは液体排
出口1bより排水される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、外胴1内に沿つて掻き出される被脱
水処理物Aが汚泥等の比較的圧密脱水性の処理物
である場合にはケーキC中の水分が、ケーキCの
表層部Dに滲出して脱水される。
具体的には堆積されたケーキCの表層部Dはそ
の外周側Eに比べ2〜8%の高い含水率を有す
る。
したがつて、従来の遠心分離機にあつては外胴
1内に堆積されたケーキCの全てが掻き出されて
含水率の平均化した脱水ケーキが排出され、低含
水率の脱水ケーキを得ることができない問題があ
つた。
〔考案の目的〕
本考案は従来のスクリユーデカンタ型遠心分離
機における問題点を有効に解決すべく創案された
ものである。
本考案の目的は外胴内に堆積されたケーキのう
ち、比較的含水率の高い表層部を掻き取つて再脱
水処理することを可能にし、含水率の低い脱水ケ
ーキのみを得ることができるスクリユーデカンタ
型遠心分離機を提供することにある。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するために、本考案は外胴に設
けられているケーキ吐出口へ脱水ケーキを移送さ
せる内胴に、上記ケーキ吐出口と反対側に上記脱
水ケーキの表層部を掻き取つて逆移送させて再脱
水処理するための補助スクリユー羽根を設けて構
成し、外胴内壁に堆積するケーキの比較的含水率
の高い表層部を上記補助スクリユー羽根で掻き取
つてケーキ吐出口と反対方向に移送させることに
より、含水率の低いケーキのみを、脱水ケーキと
して上記ケーキ吐出口より排出するものである。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を添付図面に従つて詳述
する。
第1図に示すように、所定の回転速度で回転す
る外胴1が設けられ、この外胴1内にはその同芯
上で回転する内胴2が設けられる。
これら外胴1および内胴2は異なる回転速度で
同方向に回転するようになつている。たとえば外
胴1が毎分3,000回転するのに対し、内胴2は
10回転程度遅く回転するようになつている。
内胴2にはその軸方向に沿つて被脱水処理物A
を供給するためのフイードパイプ3が設けられて
いる。このフイードパイプ3は脱水処理物Aを内
胴2に供給する通路を形成し、その挿入先端部が
内胴2に形成されたチヤンバ2aに臨んで挿入さ
れている。チヤンバ2aを有する内胴2にはこれ
より被脱水処理物Aを導出させるための供給口2
bが径方向に形成されている。
また、外胴1にはその内壁に堆積されるケーキ
Cを脱水ケーキとして外部に排出するためのケー
キ吐出口1aが形成されている。
このケーキCを上記ケーキ吐出口1aから外部
に排出するために、内胴2の外周部には内胴スク
リユー羽根4が設けられる。この内胴スクリユー
羽根4はケーキCを掻き取つて外胴1のテーパー
部に沿つて移送するようになつている。
とくに、本考案にあつてはケーキ吐出口1aと
反対側方向に、外胴1の内壁に堆積するケーキC
の表層部Dのみを掻き取つて逆移送させて再脱水
処理するための補助スクリユー羽根5が設けられ
る。
この補助スクリユー羽根5は内胴スクリユー羽
根4内に形成されている。すなわち、第2図に示
すように、上記内胴スクリユー羽根4の径方向内
方側には内胴2の外側部に沿つて切欠穴4aが形
成されており、この切欠穴4aに、補助スクリユ
ー羽根5が設けられている。
この補助スクリユー羽根5は上記内胴スクリユ
ー羽根4と逆方向にケーキCの表層部Dを移送さ
せるべく内胴スクリユー羽根4と交叉するように
逆方向に螺施状に形成されて取り付けられてい
る。
図示例にあつては被脱水処理物Aの供給口2b
からケーキ吐出口1aに亙る脱水ゾーンに補助ス
クリユー羽根5が形成されている。
このように形成された補助スクリユー羽根5は
ケーキCからその表層部Dのみを掻き取つて、こ
れを切欠穴4aを通して脱水させつつ逆移送する
ように構成されている。
なお、外胴1の他方側には側板1cが形成さ
れ、この側板1cには液体排出口1bが形成され
ている。この液体排出口1bからこれにより外部
に外胴1内に滞留する分離液Bが排出されるよう
になつている。
次に以上の構成からなる本考案の作用について
述べる。
第1図に示すように、フイードパイプ3を介し
て内胴2内に供給された被脱水処理物Aたる原液
は遠心力により外胴1内壁で分離液BとケーキC
とに遠心分離される。遠心分離されたケーキCは
外胴1の内壁にこれに沿つて堆積し、固形物層を
形成する。
このケーキCに内胴スクリユー羽根4によつて
掻き取られつつ圧密脱水されることになるが、圧
密脱水される際にケーキCの水分は比重の重いケ
ーキCが固形物層の外周側Eに沈降して堆積する
ため固形物層の内側を形成する表層部Dに滲出す
る。したがつて、固形物層の含水率はその表層部
Dほど高くなる。
この含水率の高い表層部Dは補助スクリユー羽
根5によつて掻き取られてケーキ吐出口1aと反
対方向に移送され、また外周側Eは内胴スクリユ
ー羽根4によつてケーキ吐出口1aに移送される
ことになる。
したがつて、ケーキ吐出口1aからは内胴スク
リユー羽根4によつて掻き取られた外周側Eのみ
が低含水率の脱水ケーキとして排出することがで
きる。
一方、表層部Dは補助スクリユー5によつて連
続的に掻き取られて、ケーキ吐出口1aと逆方向
に移送され、外胴1内を滞留する間に脱水される
ことになる。すなわち、再脱水されることにな
る。
再脱水され表層部Dは最終的に充分脱水された
状態で内胴スクリユー羽根4によつて掻き取られ
て低含水率脱水ケーキとしてケーキ吐出口1aよ
り排出されることになる。
このように本考案は外胴1の内壁に堆積するケ
ーキCのうちの含水率の高い表層部Dのみを逆移
送させて、含水率の低い外周側Eのみを選択的に
排出することでケーキ吐出口1aから常に含水率
の低い脱水ケーキのみを排出することができる。
本考案に係る遠心分離機によれば処理物によつて
異なるが、従来に比べて2〜8%の低含水率の脱
水ケーキを得ることが可能である。
尚、上記実施例では補助スクリユー羽根5を、
内胴2の供給口2b付近からケーキ吐出口1aに
亙る脱水ゾーンに形成したが、これに限るもので
なく、脱水ゾーンの一部でもよい。たとえば、ケ
ーキ吐出口1aの直前に設けるようにしてもよ
い。また内胴スクリユー羽根4と補助スクリユー
羽根5とを同ピツチに設定してもよく処理物等に
よつてこれらピツチが異なるように構成してもよ
い。
〔考案の効果〕
以上要するに本考案によれば外胴の内壁に堆積
するケーキの表層部をケーキ吐出口と反対側に逆
移送させて再脱水処理するたの補助スクリユー羽
根を設けたので、含水率の低い脱水ケーキが選択
的に排出され、低含水率の脱水ケーキのみを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す断面
図、第2図は第1図の内胴スクリユー羽根を示す
側面図、第3図は従来例を示す断面図である。 図中、1は外胴、2は内胴、1aはケーキ吐出
口、4は内胴スクリユー羽根、5は補助スクリユ
ー羽根、Cはケーキ、Dは表層部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外胴に設けられているケーキ吐出口へ脱水ケー
    キを移送させる内胴に、上記ケーキ吐出口と反対
    側に上記脱水ケーキの表層部を掻き取つて逆移送
    させて再脱水処理するための補助スクリユー羽根
    を設けたことを特徴とするスクリユーデカンタ型
    遠心分離機。
JP8688385U 1985-06-11 1985-06-11 Expired JPH031076Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8688385U JPH031076Y2 (ja) 1985-06-11 1985-06-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8688385U JPH031076Y2 (ja) 1985-06-11 1985-06-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61204657U JPS61204657U (ja) 1986-12-23
JPH031076Y2 true JPH031076Y2 (ja) 1991-01-14

Family

ID=30638590

Family Applications (1)

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JP8688385U Expired JPH031076Y2 (ja) 1985-06-11 1985-06-11

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JP3402418B2 (ja) * 1995-08-21 2003-05-06 月島機械株式会社 遠心濃縮機
JP4518531B2 (ja) * 2001-09-27 2010-08-04 孝治 大塚 リンスデカンタ
JP2013154327A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Ihi Corp 遠心脱水機

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JPS61204657U (ja) 1986-12-23

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