JPH03106472A - 平滑性に優れた塗装鋼板の製造方法 - Google Patents

平滑性に優れた塗装鋼板の製造方法

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JPH03106472A
JPH03106472A JP24162989A JP24162989A JPH03106472A JP H03106472 A JPH03106472 A JP H03106472A JP 24162989 A JP24162989 A JP 24162989A JP 24162989 A JP24162989 A JP 24162989A JP H03106472 A JPH03106472 A JP H03106472A
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JP
Japan
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steel plate
curtain
coating
coated
paint
Prior art date
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Pending
Application number
JP24162989A
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English (en)
Inventor
Kenji Ikishima
健司 壱岐島
Akihiro Yanai
昭博 八内
Yasushi Hosoda
細田 靖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、平滑性に優れた塗装鋼板の製造方法、特に膜
厚を任意に制御できる平滑性に優れた塗装鋼板の製造方
法に閲する. (従来の技#I) 通常、鋼板(熱延鋼板、冷延鋼板、電気メッキ鋼板、溶
融メッキ鋼板等)は、防食性、意匠性、機能性等を付与
するために塗装鋼板として使用される場合が多い.塗装
鋼板には一般的に加工成形性、耐傷付性、耐食性、塗膜
密着性等が従来から要求されているが、近年になって、
これらの諸性能に加えて、塗面に対する審美性いわゆる
鮮映性に対する要求が増大し注目されている.鮮映性の
向上を要求される製品の中にあっても、とりわけ家電製
品用としてまたは建築材料用として用いられる鋼板に対
しては非常に強い要求がなされる.そこでこのような要
求に答えるための提案がこれまでも種々なされてきた. (発明が解決しようとする課Iff) ところで、従来にあって鋼板の塗装、つまりコイルコー
ティング等においては多品種生産に対応可能という観点
から塗膜装置としてロールコート法が一般に採用されて
いる. ロールコート法において、ラインスピードを増速したり
、より高い鮮映性塗装鋼板を製造するにはロール操作条
件や塗料物性の最適化を図ることが行われてきた. しかしながらロールコート法による塗装においては用い
るロールの個数およびその配置、回転方向、回転速度な
どの適正化を図ることにより塗装仕上がりおよび外観が
微妙に異なるものは得られるがいずれにしてもロール目
を完全に消失させ高い鮮映性を得ることはきわめて困難
である.一方、平滑性の高い塗装面を実現できる塗装法
としてカーテンフロー塗装法が知られている.このカー
テンフロー塗装においてはカーテンノズルエッヂ精度を
適正化することによりロールコート以上に美麗な塗装面
が得られるものの、安定なカーテンを形威する上で乾燥
後塗膜厚を30μ一以下にすることは困難である.反対
に、膜厚が大きい場合、溶剤の蒸発によりいわゆるワキ
が発生し、塗面が荒れるばかりでなく他の塗膜物性も低
下するし、そもそも必要以上の塗膜厚はコスト増につな
がる.これらの方法では塗装鋼板の鮮映性を確実に所望
の値にすることはできない. 従来のカーテンフロー塗装法の概略を第1図に示すが、
カーテンフローコータヘッド10から塗料が落下して形
成される塗料カーテン12は、両端をガイドバーl4に
よって拘束されながら、下方を通遇する鋼仮l6の表面
に塗膜を形成してゆく.このときの乾燥塗膜厚hは次式
で表される.V 一      ρ ただし、 h:乾燥塗膜厚(μ一).Q二カーテン流量(g/S)
賀:塗装鋼板幅(ce+),   V: ラインスピー
ド(cm/S)α:加熱残分(χ〉.   ρ:塗膜密
度(g/cm’)上記式(1)からも明らかなように、
塗膜厚を変えるにはラインスピードを変えるか、あるい
はラインスピードおよび鋼板幅一定の条件下ではカーテ
ン流量を増減することでV!膜厚を調整する外はない. ここで、カーテンフローコータで形成しうる最小塗腔厚
についてもう少し詳述すると、まず、安定したきれいな
カーテンを形成するためには塗料流量を限度以下に絞る
ことはできない.限度以下では、塗料はその表面張力に
よってガイドバーより離脱、あるいは中央部より別れた
形状を示しやがてカーテン切れを生ずることとなるから
である.また、カーテンの下を通過させる鋼板スピード
、つまりラインスピードにも上限が存在する.すなわち
、同じカーテン塊量であってもラインスピードが大きい
時には当然塗膜厚を低下せしめることができるわけであ
るが、ラインスピード過大では、空気の巻き込み等の問
題によりなめらかな鋼板上への塗料付着が困難となって
しまい良好な均一塗面を得ることができない. このようなカーテン流量およびラインスピードの制限に
よって、カーテンフローコータの最低塗膜厚が決定され
るのであるが、安定カーテンの形戒という観点より、塗
料物性(見掛け粘度ηa、表面張力σ〉とノズルヘッド
のギャップの関数として最低安定カーテン流量Qmin
が決定され、また空気同伴の生じない最高ラインスピー
ドVaaxは塗料物性Qminの関連によって決められ
る.そして、このQmin (!: Vsaxによって
h.t.(最低塗膜厚〉が決まる. そこで、種々の操作条件、塗料物性においてカーテンフ
ローコータの実験を行った結果、最低塗膜厚はおよそ3
0〜35μm(ウェット膜厚で60pm前後)であり、
それ以下の塗膜厚を得ることはできないことが判明した
. また、安定カーテンが形成されている限りにおいて、塗
料の流れは鉛直方向のみであってノズルヘッドからの塗
料落下距離を変えることによって!1!膜厚は変化しな
い. しかしながら、今日では上述のような最低塗膜厚よりも
薄い塗膜の形威が求められており、またラインスピード
および塗料流れを変えずに所定の生産性を確保しながら
塗膜厚さを適宜調節する必要があるなど、新たな要求が
見られるようになってきた. したがって、本発明の第一の目的は、カーテンフローコ
ータによる平滑性に優れた塗装鋼板の製造方法を提供す
ることである. 本発明の第二の目的は、カーテンフローコータによる塗
膜の美麗な外観を維持しつつ、例えばカーテン流量およ
びラインスピードを一定に維持しつつも塗膜厚を任意に
制御できる平滑性に優れた塗装鋼板の製造方法を提供す
ることである.(課題を解決するための手段〉 本発明者らは、かかる目的を達成すべく種々検討を重ね
たところ、カーテンフローコータによる塗装に際して塗
膜厚をg1御するには、鋼板と塗料カーテンのなす角度
を変えることで有効なカーテン幅を変化させ、これによ
って塗膜厚制御が効果的に行えることを知り、本発明を
完威した.ここに、本発明は、カーテンフローコータに
よって鋼板上に塗料を塗布する際に、水平に置かれたカ
ーテンノズルヘッドの幅方向に、塗装すべき鋼板を傾斜
させることを特徴とする平滑性に優れた塗装鋼板の製造
方法である. また、別の面からは、本発明は、カーテンフローコータ
によって鋼板上に塗料を塗布する際に、水平に置かれた
カーテンノズルヘッドを塗装すべき鋼板の作る平面と平
行を保ちながら、鋼板通過方向に対しノズルヘッドを傾
斜させることを特徴とする平滑性に優れた塗装鋼板の製
造方法である.(作用) 次に、本発明の作用を従来の方法に対比させて詳述する
. 第2図(a)、中)、(c)は、本発明にかかる方法に
おいて塗rPJ.厚さを減少させる場合に使用する塗装
法の概要を示す図面であり、第2図(a)に斜視図で示
すように水平に置かれたカーテンノズルヘッド20の幅
方向に、塗装すべき鋼板22を傾斜させながら図中白抜
き矢印で示すように通板させると、第2図(b)に示す
ようにその傾斜角度をαとすると、鋼板22の板輻一は
見掛け上coaαとなり、これは実際の鋼板幅一より小
さい.塗料カーテンの流量を一定とすると、第2図(c
)に平面図で示すように、鋼板22の見掛けの幅は減少
し、したがって鋼板22を水平に置いたときと比較して
、有効カーテン幅はcosαとなり、そのときの塗料の
量で幅Wの鋼板を塗装することになるから、塗膜厚さは
減少するのである. 一方、本発明による塗装鋼板の製造方法にあっては、膜
厚を増加させたいときは、第3図(a)、(b)、(c
)に示すように、今度はカーテンノズルヘッド20それ
自体を鋼板22の作る水平面内で綱板22の図中白抜き
矢印で示す進行方向に対して角度βだけヘッドを傾斜さ
せるのである.第3図(c)の平面図参照.この場合に
は、鋼板の仮幅一は変わらないが、有効カーテン幅は一
からH/cosβへと増加するのである.この場合には
、第2図の場合と反対に、見掛け上有効カーテン幅が増
加したのであるから、それだけ余分の量の塗料が板幅−
の鋼板に塗布されることになり、結局塗膜厚の増加をも
たらすのである. 次に、実施例によって本発明の効果をさらに具体的に説
明する. 実施例 0.5 +*m厚の溶融亜鉛メッキS板に、リン酸亜鉛
処理および塗布型クロメート処理を施した後、専用のプ
ライマー塗料を乾燥膜厚5μ一(9g/ポ)となるよう
ロールコータにて塗装したものを供試鋼板として使用し
た(鋼板幅300mm) *このようにして用意された
供試鋼板に 市販塩ビオルガノゾル塗料(粘度430C
p、表面張力32dyn/(m ,塗膜密度1.38g
/cd、加熱残分48%)をカーテンフローコータによ
って塗布した. 焼付け乾燥は、遠赤外線オーブンを使用し、90秒で鋼
板最高到達温度230゜Cとなるようにして行った. ノズルスリットギャップは1.0 mm%ノズルヘッド
よりのカーテン流量は92 (g/s)とした.塗布後
、乾燥してから膜厚を測定し、塗膜平滑性について評価
した. カーテンフローコータ後の欣厚の測定に際してはリムー
バーによって塗膜を除去し、前後の重量変化より塗膜厚
さを求めた. カーテンフローコータのノズルヘッド幅は500−のも
のを使用し、カーテン状態および塗装外観は目視によっ
て判断した. 実験結果は、第1表にまとめて示す.表中、α、βは第
2図および第3図に例示したそれぞれ鋼板およびカーテ
ンノズルヘッドの傾斜角を表す.同表に示す結果から、
次のような点が確認された. すなわち、塗膜厚は、ほぼカーテン流量とラインスピー
ドから計算した値と一致した.ただし、塗膜厚が50μ
一以上では、塗膜のワキのため外観は不良であった(R
unk 1 )−また、ラインスピードを上げてゆくと
塗膜厚は減少するものの、塗膜に大きなウネリを生じ外
観は不良となった(Runt’h4〉.これは、空気の
巻き込み等によるカーテンの前後振動に起因すると考え
られ、単純にラインスピードを増加することで塗膜厚を
低下することはできないことがわかる. それに対してRunm5およびNn8は良好な外観を保
ちつつ、膜厚が低下できた. また、Run N[19 〜Mailのように良好な外
観を維持しつつ、膜厚の増加が可能であった.(発明の
効果) 本発明法は以上説明しように構威されることにより、カ
ーテンフローコータの特徴である良好な塗装外観を維持
しながら、容易な膜厚制御が可能となり、産業上きわめ
て有益である.
【図面の簡単な説明】 第1図は、塗膜厚と鋼板移動速度との関係を示す説明図
; 第2図(a)、(ロ)、(c)は、膜厚を減少する場合
のヘッドと鋼板相互の関係の説明図;および第3図は、
膜厚を増加する場合のヘッドヘッドと鋼板相互の関係を
示す説明図である.20: カーテンノズルヘッド、 22:鋼板 24:塗料カーテン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カーテンフローコータによって鋼板上に塗料を塗
    布する際に、水平に置かれたカーテンノズルヘッドの幅
    方向に、塗装すべき鋼板を傾斜させることを特徴とする
    平滑性に優れた塗装鋼板の製造方法。
  2. (2)カーテンフローコータによって鋼板上に塗料を塗
    布する際に、水平に置かれたカーテンノズルヘッドを塗
    装すべき鋼板の作る平面と平行を保ちながら、鋼板通過
    方向に対しノズルヘッドを傾斜させることを特徴とする
    平滑性に優れた塗装鋼板の製造方法。
JP24162989A 1989-09-18 1989-09-18 平滑性に優れた塗装鋼板の製造方法 Pending JPH03106472A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8015934B2 (en) 2008-02-21 2011-09-13 Juki Corporation Thread cutting device of sewing machine
US8020502B2 (en) 2007-04-13 2011-09-20 Juki Corporation Thread cutting device of sewing machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8020502B2 (en) 2007-04-13 2011-09-20 Juki Corporation Thread cutting device of sewing machine
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