JPH0310625Y2 - - Google Patents

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JPH0310625Y2
JPH0310625Y2 JP1986043044U JP4304486U JPH0310625Y2 JP H0310625 Y2 JPH0310625 Y2 JP H0310625Y2 JP 1986043044 U JP1986043044 U JP 1986043044U JP 4304486 U JP4304486 U JP 4304486U JP H0310625 Y2 JPH0310625 Y2 JP H0310625Y2
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connector
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (考案の利用分野) 本考案は両面に接続回路パターンをもつ印刷配
線板と外部回路の接続に好適する多層接触子によ
る電気コネクタに関するものである。
(従来技術とその問題点) 近時における部品の小型化の進展に伴い、印刷
配線板における部品の搭載数が多くなり、また必
然的に外部回路との接続回路数も多くなる。この
ため印刷配線板の接続回路パターンをコネクタに
よつて外部回路と接続する場合、印刷配線板の一
面に接続回路パターンを集中させると、コネクタ
への接続極のピツチやパターン幅が著しく狭くな
りコネクタの取付けが困難になる。そこで従来は
例えば第1図に示すように、印刷配線板1の表裏
両面に分散して接続パターン2,4を設けると同
時に、表面接続パターン3への接続用接触子3と
裏面接続パターン4への接続用接触子5を備えた
コネクタ6を作り、これをその表裏接続用接触子
3,5により印刷配線板1を挟みこむように装着
して半田付したのち、外部回路を接続したプラグ
コネクタ7を巻込むことにより接続することが行
われている。しかしこの形式のコネクタは上記の
ように印刷配線板を接触子により挟みこまなけれ
ば取付けられないため、その固定位置は印刷配線
板1の四周辺部に限定されるので、印刷配線板の
中央部にコネクタを固定して外部回路との接続を
行わんとする屡々ある要求に応えることができに
くい。勿論表面接続パターンと裏面接続パターン
にそれぞれ専用のコネクタを使用することによつ
て上記の要求に応えることができるが、これでは
配線が複雑になる。
また一般に印刷配線板では部品の搭載数を大に
することが要求されるが、このめには回路構成部
品の小型化と同時に印刷配線板面に接続されるコ
ネクタ部の小型化も要求される。しかし従来のよ
うに一本一本独立の接触子によつて多極コネクタ
を構成する方法では小型化に難があり、しかも高
価になり易い。またこれに加えてパターンとコネ
クタの接続に当つて従来からとられている半田付
接続方法は面倒であり、特にパターンの外部回路
との接続部の間隔が小さい場合には、他回路との
間に短絡を生じないように慎重な考慮を払う必要
があるため更に面倒になる。
本考案は印刷配線板の中央部はもとより四周辺
部においても、印刷配線板の接続パターンを外部
回路に半田付することなく接続できる、配線板用
特に印刷配線板用電気コネクタの提供を目的とし
てなされたもので、次に図面を用いてその詳細を
説明する。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 接触子として第2図に示す多層材8、例えば絶
縁板材9の一面に接触部となる導電性金属層10
を例えば接着メツキにより設け、他面にばね圧を
得るためのばね性金属層11を例えば接着やメツ
キにより設けた多層材によるものが提されてい
る。この接触子によれば導電性金属層とばね性金
属層の材質を任意に選びうることから、従来の燐
青銅などの合金製接触子に比べて導電性がばね性
金属材の性質に影響されることがなく、またばね
圧が導電性金属の性質によつて影響されることが
ない。従つて接触子として要求される高い導電性
を得ながら必要とするばね圧を得ることができる
ばかりか、合金接触子に比べて価額が低廉である
利点がある。
また例えば第3図aのように絶縁板材9の一面
に金属層を接着してエツチングにより中心部に絶
縁間隔をおいて所要数の短冊状導電性金属層10
を設け、他面の全面または導電性金属層10に対
応して接着によりばね性金属層11を設けたもの
を、第3図bのように導電性金属層10側に接触
突起10aを作るように折曲げて、第3図cのよ
うに保持絶縁物12に保持させることにより、
a,b接触子を対とする小型多極プラグコネクタ
を構成できる。
また例えば第4図aのように絶縁板材9の両面
の導電性金属層10とばね性金属層11とを設け
た2枚の接触子c,dを、第4図bのように接触
突起10aを作るように折り曲げたのち、第4図
cのように導電性金属層10が対向するように保
持絶縁物12に保持さけることにより、c,d接
触子を対とする多極コネクタを構成でき、上記プ
ラグコネクタと同様に小型に構成できる。
本考案は上記の如く充分なばね性が得られるば
かりでなく、小型な多極コネクタを構成できるす
ぐれた利点をもつ多層接触子を利用してなされた
もので、本考案の特徴とするところは次の点にあ
る。
その第1はコネクタを例えば第5図a,bに示
す第1コネクタ部と第2のコネクタ部とから
構成した点にある。即ち前記第3図に示す要領で
作られた接触子c,dを第5図aのように対向し
て保持絶縁物12により保持し、かつ接触子の中
心と一致する下部位置の保持絶縁物12に位置決
め貫通穴13を設けた第1コネクタ部と、第5
図bに示す第2コネクタ部、即ち上記位置決め
用貫通穴13内に〔がた〕なく入る位置決め柱1
4を備えた保持絶縁物12により、前記第3図に
示す要領により作られた接触子a,bを備えた接
触子を、上記位置決め柱14の中心に保持した第
2コネクタ部の2部分から構成する。そして第
1コネクタ部の接触子c,dの間隔を選定し
て、第5図cのように印刷配線板1に設けた差込
み貫通穴15に位置決め柱14を通して第2コネ
クタ部Bを第1コネクタA内に差込んだとき、第
2コネクタ部の接触部a,bが第5図dに示す
プラグコネクタの接触子e,fの接触間隔をお
いて、第1コネクタ部の接触子c,dとそれぞ
れ対向して接触子c,a,b,dを備えたレセプ
タクルコネクタが構成されるようにしたことを特
徴とするものである。
また第2には第5図aのように第1コネクタ部
の接触子c,dのテール部の印刷配線板1の表
面接続パターン2との当接位置に、接触子の導電
性金属層が第5図cの表面接続パターン2側に位
置するように折返してばね性接続部である接続突
部c',d'を作り、また第2コネクタ部において
も接触子a,bのテール部を、接触子a,bの導
電性金属層が印刷配線板1の裏面接続パターン4
側に位置するようにしながら折返してばね性接続
部である接続突部a',b'を作る。そして前記第5
図dのように印刷配線板1を挟んで第1,第2コ
ネクタ部AとBが組合わされ、かつそれぞれの接
続突部a',b',c',d'が表裏接続パターン2,4
にばね性を利用して圧接された状態において、例
えば保持絶縁物12の固定穴16とボルトナツト
17により印刷配線板1を介して、第1,第2コ
ネクタ部A,B相互を結合することを特徴とする
ものである。
(効果) 以上のように本考案では要するにコネクタをそ
れぞれ印刷配線板の表裏接続パターン数の接触子
を備えた2部分から構成され、しかもこれらを印
刷配線板を介して差込み結合したとき、接触子が
表裏接続パターンと接続されると同時に、接触子
が印刷配線板の一面に集められるようにしてい
る。従つて印刷配線板の一面のみからコネクタを
用いて外部回路と接続できるので外部回路の配線
が簡単になる。また接触子と接続パターンはばね
圧により接続されるようにしているので、面倒な
半田付作業を必要とすることなく確実な接続を行
うことができる。また差込み貫通穴の位置を変え
ることにより印刷配線板の任意に位置にコネクタ
を接続固定でき、従来のように接続固定位置が印
刷配線板の四周辺部に限定されることがない。
(変形例) 以上では第1,第2コネクタ部A,Bにそれぞ
れ表裏接続パターン接続用の接触子を持たせ、第
1,第2コネクタ,が結合されたとき、外部
回路と表裏接続パターンに接続するための接触子
が表面接続パターン側に一列に揃うようにした。
しかし第6図のように表裏接続パターン数の接触
子a,b,c,dをもつ第1コネクタ部と、裏
接続パターン数の接触子g,hをもつ第2コネク
タ部とを形成し、第1コンタクト部に第2コ
ンタクト部を印刷線板1を介して差込み結合し
たとき、第6図の点線によつて図示するように第
2コネクタ部の接触子g,hが第1コネクタ部
の接触子b,cの下部に接触するようにして、
裏接続パターンを実質的に印刷配線板1の表面側
に移して外部回路と接続するようにできる。
また以上では第5図で前記したように第1,第
2コネクタ部,をボルトナツトにより結合固
定するように構成したが、例えば第7図に示すよ
うに第2コネクタ部Bの位置決め柱14の周面に
ロツク片14aを設け、第1コネクタ部の位置
決め穴13の周面には第1,第2コネクタ部,
が結合されたときロツク片14aが落ちこむ凹
部13aを設けて結合を固定するようにするなど
の公知のロツク方法を用いることができる。
また以上では第5図、第6図のように表裏接続
パターン4箇であるので、コネクタを4箇の接触
子を持つものとしたが、接続パターン数によつて
コネクタの接触子数を変えうることは云うまでも
ない。
また以上では導電性金属層とばね性金属層と、
この間に設けた絶縁層とよりなる3層構造の多層
材を用いて接触子を構成した例をとつて説明した
が、導電性金属層と絶縁材層からなり、絶縁層を
ばね材として使用する2層構造の接触子によつて
も構成できることは云うまでもない。
また更に以上説明した実施例では第5図のよう
にテール部折曲げて半円状の接続突部を作つて接
続パターンとの接続を図るようにしたが、例えば
第8図aのようにテール部に点接触突部a'を作つ
て接続するようにしてもよく、折曲げただけでも
よい。また例えば第8図bのようにテール部をル
ープ状に折曲げて接続部a'を作り、これを印刷配
線板1の接続パターン4に接続された周面に導電
性部をもつた接続穴4a内に差込んで接続を図つ
てもよい。
【実用新案登録請求の範囲】 配線板の表面接続パターンとテール部に設けた
ばね性接続部が圧着されて接続される多層接触子
を備えたコネクタ部と、配線板の裏面接続パター
ンとテール部に設けたばね性接続部が圧着されて
接続される多層接触子を備えたコネクタ部とから
コネクタが形成されると共に、その一方のコネク
タ部に設けた位置決め貫通穴内に他方のコネクタ
部に設けた位置決め柱を配線板に設けた差込み貫
通穴を介して差込み、両コネクタ部を配線板を挟
みこんで固定することにより、配線板の一方の面
側に表裏面接続パターン接続用の多層接触子が位
置するコネクタが形成されるようにしたことを特
徴とする多層接触子による配線板用電気コネク
タ。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来コネクタの説明図、第2図,第3
図,第4図は本考案コネクタに用いられる多層接
続子の説明図、第5図は本考案の一実施例を示す
側断面図、第6図,第7図および第8図は本考案
の変形例を示す側断面図である。 1……印刷配線板、2……表面接続パターン、
3……接触子、4……裏面接続パターン、5……
接触子、6……レセプタクルコネクタ、7…プラ
グコネクタ、8……多層材、9……絶縁板材、1
0……導電性金属層、10a……接触突起、11
……ばね性金属層、12……保持絶縁物、13…
…位置決め貫通穴、13a……ロツク凹部、14
……位置決め柱、14a……ロツク片、15……
差込み貫通穴、……第1コネクタ部、……第
2コネクタ部、……プラグコネクタ、a,b,
c,d,e,f,g,h……接触子、a',b',c',
d'……接続部、16……固定穴、17……ボルト
ナツト、C……プラグコネクタ。
JP1986043044U 1986-03-26 1986-03-26 Expired JPH0310625Y2 (ja)

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JPS62157082U JPS62157082U (ja) 1987-10-06
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