JPH031049Y2 - - Google Patents

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JPH031049Y2
JPH031049Y2 JP1985139643U JP13964385U JPH031049Y2 JP H031049 Y2 JPH031049 Y2 JP H031049Y2 JP 1985139643 U JP1985139643 U JP 1985139643U JP 13964385 U JP13964385 U JP 13964385U JP H031049 Y2 JPH031049 Y2 JP H031049Y2
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casing
filter element
filter
resin
sealed
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JP1985139643U
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフイルターエレメントとケーシングが
一体になつた使い捨て型フイルター装置に関す
る。特に、フイルターエレメントが樹脂製でケー
シングが金属製のガス用密封型フイルター装置に
関する。
従来技術 ガス用フイルター装置の場合、一般にケーシン
グは耐圧強度が必要なため金属製がほとんどで、
このケーシングは内部のフイルターエレメントを
取換え可能なタイプとフイルターエレメントをケ
ーシング内に密封したいわゆる使い捨てタイプが
ある。従来は経済性の面から交換タイプが殆んど
であつたが、最近では、有毒ガスや危険性ガスに
対して密封タイプが多用されるようになつた。
交換型のフイルター装置の場合は、フイルター
エレメントとケーシングとのシールはフイルター
エレメントの交換を可能にするため、通常Oリン
グが用いられている。また、密封型においてもO
リングやガスケツトが用いられるのが、これまで
の通例であつた。しかしながら、Oリング等の使
用は装着不良によるリークの発生、耐圧性や長期
間の使用中にOリングの疲労や劣化によるリーク
発生の危険性がある等の問題がある。さらに、最
近多用されているフツ素樹脂製Oリングは非常に
高価である。
考案が解決しようとする問題点 本考案はリークのない使い捨て金属ケーシング
フイルター装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は第1図から第3図に示すごとく、一端
が封止され他端が開放された樹脂製多孔性支持体
1の外表面にフイルター膜5を有するフイルター
エレメントを金属製ケーシング2内に密封装着し
たフイルター装置3において、該金属ケーシング
がその一端に、ケーシング内孔部6を有し、かつ
ケーシング内部に突出した嵌合部7を備え、該嵌
合部の外側に樹脂製多孔性支持体1の開放部を嵌
合し、これを嵌合部7に液密に加熱融着させてな
る使捨て型フイルター装置に関する。
本考案において用いられる樹脂製フイルターエ
レメントとしては、熱可塑性樹脂および熱硬化性
樹脂が使用できる。熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂
でも用いるケーシングの材質と融着困難な樹脂の
場合は、両者と融着可能な熱可塑性樹脂や熱硬化
性樹脂プレポリマーの融着テープをケーシングと
フイルターエレメントの間にはさんで融着しても
よい。
熱可塑性樹脂としては、フツ素樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリ塩化
ビニル、ポリカーボネート、ポリアミド等が例示
される。フツ素樹脂、ポリプロピレン、ポリスル
ホンは、化学薬品に対する耐触性、耐熱性に優れ
ているため、半導体分野等において特に有用であ
るが、フツ素樹脂のうち、特に耐薬品性、耐熱性
に優れた四フツ化エチレン樹脂(PTFE)、四フ
ツ化エチレン−六フツ化プロピレン樹脂
(FEP)、四フツ化エチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル樹脂(PFA)、四フツ化エチ
レン.六フツ化プロピレン−パーフルオロアルキ
ルビニルエーテル樹脂(EPE)等は接着剤によ
る金属との接着性に問題があり、加えて、フツ素
樹脂に匹敵する耐薬品性、耐熱性の接着剤がな
く、接着剤を使用することが汚染または熱破損の
因子となる。従つて、本考案はフツ素樹脂製フイ
ルターエレメントのハウジングに特に有用であ
る。
しかしながら、金属との熱融着困難な樹脂、例
えばPTFEの場合は、これと金属との融着に優れ
た同系の熱融着可能な樹脂、例えば、PFA、
FEP、EPE等を金属とフイルターエレメントの
間にはさんで融着すればよい。
融着方法はケーシングを加熱してフイルターエ
レメントの接触部を溶融させる方法が採られる。
加熱方法は特に限定されないが、ケーシングをヒ
ーターと接触させる方法が好適に用いられる。ま
た、内部加熱方式として誘導加熱を用いる方法も
好適である。
この融着の際には、加熱がフイルターエレメン
トの過部に変形、破損等の悪影響を与えないよ
うに配慮することが必要である。
フイルターエレメントとケーシングは接する全
面で融着する必要はなく、全周にわたつて融着部
が連続し、実質的に気密状態を保てればよい。
ケーシングとフイルターエレメントの嵌合は、
ケーシング内孔部に円筒状突出部を設け、その外
側にフイルターエレメント端部の内孔を差込むこ
とにより行なわれ、フイルターエレメント端部の
内孔面を融着させる。
樹脂の熱収縮率は金属の熱収縮率より大きく上
記のようにすることによつて内側の金属を外側の
樹脂で締付ける構造となり、樹脂と金属との融着
密着度が向上し、気密性は完全となる。ケーシン
グの材質は、金属であれば特に限定しない。腐食
性と経済性の点でステンレスが好ましい。また、
過材の材質は、繊維層材および樹脂製微多孔
膜であれば材質は、限定しない。フツ素樹脂フイ
ルターエレメントのときは、PTFE製フイルター
膜を単独にまたは適当な支持材、例えばPFA、
FEP、EPE製のネツトで保護したもの等でよい。
使用するフイルターエレメントは一端に流出側
の内孔を有するものであれば、どのような形状の
ものでもよい。例えば、チユーブラータイプ、デ
イスクタイプ、プリーツタイプ、アンブレラータ
イプ、スパイラルタイプ、繊維積層タイプ等があ
る。
実施例 1 第1図に示すごときPFA製円筒状多孔性支持
体1の過部に、住友電工(株)製PTFE膜5
(平均孔径0.2μ)を被覆し、両側縁部および両端
部を支持体と熱融着してチユーブ状フイルターエ
レメントを得た。こうして得たフイルターエレメ
ントを第2図に示すごときSUS316製ケーシング
2に装着し、ケーシングの内孔部6にカートリツ
ジ型ヒーターを挿入し、フイルターエレメントと
の嵌合部7を加熱した。320℃に昇温後10分間加
熱を続けた後、ヒーターを取出し冷却した。フイ
ルターエレメントの嵌合部はケーシングに完全に
融着していた。次に、このケーシングの開放端に
ケーシング先端部2’をはめ込み、隣接部を溶接
してフイルターエレメントを密封した。
得られたフイルター装置(第3図)は、耐圧強
度も充分で(15Kg/cm2以上)、膜の一次側から二
次側へのリークも全くなく、長期の使用にも耐え
るものであつた。
考案の効果 本考案過装置は、フイルターエレメントと金
属ケーシングとが気密に融着し、リークがない。
また、フツ素樹脂製フイルターエレメントを簡単
に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフイルターエレメントの模式的断面図、
第2図はケーシングの模式的断面図および第3図
は本考案フイルター装置を示す。 1……多孔性支持体、2……ケーシング、3…
…フイルター装置、4……融着部、5……フイル
ター膜、6……ケーシング内孔部、7……フイル
ターエレメントとの嵌合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が封止され他端が開放された樹脂製多孔性
    支持体1の外表面にフイルター膜5を有するフイ
    ルターエレメントを金属製ケーシング2内に密封
    装着したフイルター装置3において、該金属ケー
    シングがその一端に、ケーシング内孔部6を有
    し、かつケーシング内部に突出した嵌合部7を備
    え、該嵌合部の外側に樹脂製多孔性支持体1の開
    放部を嵌合し、これを嵌合部7に液密に加熱融着
    させてなる使捨て型フイルター装置。
JP1985139643U 1985-09-11 1985-09-11 Expired JPH031049Y2 (ja)

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JPS6248413U JPS6248413U (ja) 1987-03-25
JPH031049Y2 true JPH031049Y2 (ja) 1991-01-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5437735B2 (ja) * 2009-08-17 2014-03-12 Agcエンジニアリング株式会社 調湿モジュール、該調湿モジュールの製造方法及び該調湿モジュールの製造装置

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JPS553826A (en) * 1978-06-26 1980-01-11 Asahi Chem Ind Co Ltd Filter element
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