JPH03104572A - マスタスレーブマニピユレータの制御方法及び装置 - Google Patents

マスタスレーブマニピユレータの制御方法及び装置

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JPH03104572A
JPH03104572A JP23725089A JP23725089A JPH03104572A JP H03104572 A JPH03104572 A JP H03104572A JP 23725089 A JP23725089 A JP 23725089A JP 23725089 A JP23725089 A JP 23725089A JP H03104572 A JPH03104572 A JP H03104572A
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manipulator
slave
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JP23725089A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Sawa
敏之 澤
Yoshiaki Ichikawa
芳明 市川
Masanori Suzuki
正憲 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,マスタスレーブマニビュレー夕の制御方法及
び装置に関するものである。
〔従来の技術〕
マスタスレーブマニピュレータは、オペレータがマスタ
マニピュレータを操作すると、スレーブマニピュレータ
がそれに追随して動き、その動きによって物体の移動や
加工などを行うもので、原子力プラントなどの危険な場
所での作業に適した装置である. 従来のマスタスレーブマニピュレータには、スレーブマ
ニピュレータが単純にマスタマニピュレータに追随する
だけのものの他に、操作支援機構または装置を設け、マ
スタマニピュレータの動きと合わせてその動きとは無関
係な特定の動きをも行えるようにしたものがある.例え
ば特開昭58−132471号に示されたものでは、ス
レーブマニピュレータの先端をマスタマニピュレータの
移動速度や方向に追随させずに、所定の速度及び方向に
駆動してグラインダ作業を行わせる.このように特定の
動作を別の機構で行えば、例えば直線に沿っての研磨、
溶接等の作業を正確に行え,操作性、作業性の向上がは
かれる. 〔発明が解決しようとするR題〕 マスタスレーブマニピュレータの操作を行うときには、
スレーブマニピュレータがその周囲にある物体に衝突や
接触等の干渉を起こさないようにする必要がある.しか
し,スレーブマニピュレータの手首(先端部に近い部分
)については、マスタマニピュレータの同部分と同様に
その動きを容易に判断できるが,先端から離れたアーム
部の動きを知るのは困難である.従来の操作支援機構は
このような干渉を回避する機能を持っていないので,障
害物がスレーブマニピュレータの周辺に存在する場合に
は操作性が良くないという問題があった。
本発明の目的は、スレーブマニピュレータと障害物が干
渉するのを効率よく回避できるようにするための、マス
タスレーブマニピュレータの制御方法及び装置を提供す
るにある. 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的は、障害物が存在するときにその位置を検出
する機能を持った操作支援装置を設け、マスタマニピュ
レータの動きに応じたスレーブマニヒュレータの動作時
に,スレーブマニピュレータの手首の動きについてはオ
ペレータが目視により障害物回避を行うようにマスタマ
ニピュレータを操作してこれにスレーブマニピュレータ
の手首を追随させ、スレーブマニピュレータのアーム部
の動きについては、マスタマニピュレータの動きあるい
は操作支援装置により求めた動きをしたときの障害物と
の干渉の有無を操作支援装置により判定し、もし干渉す
ると判定したときには,操作支援装置によって上記マス
タマニピュレータの動きあるいは操作支援装置により求
めた動きを修正した動きをするように上記アーム部を制
御することにより達威される。
〔作用〕
オペレータが干渉の予測とその回避動作が困難なアーム
部は,操作支援装置により干渉回避の制御が行われるか
ら,オペレータの操作の負担が大幅に減り,操作性が向
上する.操作支援装置による障害物の検出は,マニピュ
レータの作業環境を予め記憶しておく方法、作業場に設
けたカメラやアーム部に設けた近接センサ出力を処理し
て判断する等の種々の方法で可能である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。第1図は本発明
の第一の実施例を示すもので,マスタマニピュレータ(
以下単にマスクと呼ぶ)及びスレーブマニピュレータ(
以下単にスレーブと呼ぶ)はともに8自由度を持ち、ま
た操作支援装置は予め作成された作業環境の三次元情報
によってスレーブのアーム部衝突回避制御を行う例であ
る.第1図において、マスタ1は手首11mの3自由度
とエンドエフェクタ10m(対象物の移動、加工,ボル
ト取付等の作業を施す部分)の工自由度及びアーム部1
2mの4自由度を有し、架台2oより伸びている.マス
タ1の架台20の根元側より順に関節をJml〜Jm4
(アーム部) 、Jm5〜Jm7(手首〉とし,その関
節角をそれぞれθm1〜θm7とする。各関節Jmi 
 (i=1〜7)とエンドエフェクタ10mは関節を回
転させるモータ及び回転角を検出するエンコーダから成
る。関節間はリンクで連結されている。オペレータ3は
マスタ1のエンドエフェクタ10mを把持して、マスタ
1を操作する。
スレープ2は手首IIsの3自由度とエンドエフェクタ
LOsのl自由度及びアーム部12sの4自由度を有し
,架台21より伸びている。スレーブ2の架台2lの根
元側より順に関節をJsl”Js7とし、その関節角を
θsl〜θS7とする。各関節Jsi(i=1〜7)と
エンドエフエクタ10gは関節を回転させるモータ及び
回転角を検出するエンコーダから成る.関節間はリンク
で連結されている。一般にスレーブ2のアーム部12s
と手首11sの自由度の和が6あれば、スレーブ2のエ
ンドエフェクタ10gの位置及び姿勢を任意に選択でき
るが,ここでは,スレーブ2が7自由度(エンドエフェ
クタ10sの自由度を除く)あり,冗長自由度を有する
構造となっている。エンドエフエクタ10sは,ボルト
の締緩作業を行うインパクトレンチ形,平行グリッパ形
、多指ハンド形等のエンドエフエクタであり、目的に応
じて手首11sに取付けられて作業対象物6に対する作
業を行う。障害物7は作業環境に存在する配管等であり
,スレーブ2の動作範囲,姿勢を制限するものである。
マスタスレーブ制御装置4はマスタ信号8によりマスタ
1と、スレーブ信号9によりスレーブ2と接続されてい
る。
第2図はマスタスレーブ制御装置4の入出力信号の説明
図で、マスタ1の各関節の回転角θmi(i=1〜8.
ここでi=8はエンドエフエクタ10sの回転角を意味
するとする。また以下ではこの(i=1〜7),(i=
1〜8)等の記述を、特に指定しなくても意味が明確な
ときは省略する)を信号8として入力し、各関節へのモ
ータ電流■miを出力する。またスレーブ2の各関節の
回転角θsiを信号9として入力し、各関節へのモータ
電流Isiを出力する。また、操作支援装置から出力さ
れるマスク目標関節角θriをi..Bする。
第3図は操作支援装置5の構或を示すもので、環境形威
装置13,干渉判定装置14及び座標変換装置15より
或る。環境形或装置l3はCADデータから作成された
作業環境の三次元情報P、例えば障害物7の三次元情報
が蓄えられている.干渉判定装置14は、上記の三次元
情報Pと座標変換装置l5からの目標関節角θciとか
ら干渉の有無を調べ、その結果を判定信号Aとして出力
する.座標変換装置15は,マスタl及びスレーブ2の
関節角θmi及びθsiを入力し、スレーブ目標関節角
θriを出力する. 次に本実施例の動作を説明する。オペレータ3はマスタ
1のエンドエフェクタ10mを操作し,スレーブ2を動
かして目的の作業を行うが,この作業は通常スレーブ2
の手先部を観察しながらマスタ1を操作する。このため
スレーブ2の手先部の障害部7への衝突回避はオペレー
タ操作で容易に行える。そこでこの手先部としてのスレ
ーブ2の手首11sとエンドエフェクタ10sをマスタ
スレーブ方式テ制御し、オペレータによる衝突回避動作
の難しいアーム部12sを操作支援装置5を用いて制御
するものとする。
マスタスレーブ制御装置4による上記手先部の制御は、
手首11mの関節角θm5〜θm7と手首IIsの関節
角θS5〜θS7とを入力して,その差に比例した電流
Isiを出力する; Isi=Ki (θmi一θSi)・・・(l〉(i=
5.6.7) Ki:比例定数 またエンドエフエクタ10sがハインパクトレンチ形の
ときはエンドエフエクタ10mの操作によってオンまた
はオフし、エンドエフエクタ10sが平行形グリッパの
場合は式(1)に従ってマスタスレーブ制御する. 一方、アーム部12sは次のように制御される。
座標変換装置l5はスレーブ2の関節角Osiとマスタ
{の関節角θmiとが入力されると、まず最初に干渉判
定装[14にマスクの関節角Qmiを目標関節角Oci
として出力する。干渉判定装[114は,環境形或装置
l3から障害物7の位置等の作業環境の三次元情報を取
り込み,これと座標変換劉置15からの目標関節角θc
iの値から,スレーブ2のアーム部12sが障害物7に
衝突するかどうかを判定し、その結果を座標変換装置1
5に判定信号Aとして出力する.座標変換装置15は,
判定信号Aからアーム部12gと作業環境が干渉しない
ことが分かると、干渉判定装置l4に出力した目標関節
角Ociをスレーブ目標関節角θriとしてマろタスレ
ーブ制御装t!4に出力する.また、座標変換装置15
は,判定信号Aから干渉することが分かると、目標関節
角θciを次のように変更する。
即ちアーム部12m及びアーム部12sの自由度はとも
に4なので、マスタ{のアーム部12mの先端に相当す
る位置(姿勢は含まず)にスレーブ2のアーム部12s
の先端を移動させる目標関節角θciは一意には決まら
ない。このため例えばスレーブ2の関節角θsiとの差
の二乗和; S=Σ(θci−θSi)2・・・(2)が最小となる
ように目標関節角θciを定める.こうして定めた値θ
ciを再び干渉判定装置l4に送って干渉の有無を調べ
、干渉するならば、そのときの目標関節角θciを、障
害物7に衝突しない方向に少しづつ変更して干渉の有無
を調べるという動作を繰り返す。こうして干渉のないこ
とが確認されたときの値θciが目標関節角θriとし
てマスタスレーブ制御装置4へ出力される。マスタスレ
ーブ制御装置4は次式に従ってスレーブ2に電流Isi
を出力し,関節Jsiを制御する;Isi=Ki(θr
i−θSi)・・・(3)(i−1〜4) Ki:比例定数 以上の動作においては,マスタスレーブ制御装置4から
マスタ1へ出力される電流Imiは全てOであるが、マ
スタlの自由度が6の場合にはマスタ1のアーム部12
mの1つの関節をある一定の関節角に保持するために,
その関節Jmjのみに電流I m jを流す(jは1つ
の固定値).第1の実施例においては、オペレータ3は
手先の作業だけ意識してマスタ1を操作すれば、スレー
ブ2のアーム部12sが障害物7に衝突することなく作
業が行える。
第4図は本発明の第2の実施例を示すもので、第1図の
場合と異なるのは,マスタ1が手首11mの3自由度と
エンドエフェクタ10mの1自由度の4自由度しか持た
ず、アーム部かない点と,アクセル16が設けられてい
る点である。このマスタ1の関節を根元側よりJ m 
1 = J m 3、その関節角をθm{〜θm3とす
る。オペレータ3はマスタ1のエンドエフェクタlom
を把持して,マスタ1を操作する。一方、スレーブ2は
第1図と同じ8自由度のもので、エンドエフエクタ10
sには物体を把持できる平行グリッパ形が装着されてい
る。
アクセルl6は、ペダルとその回転角を検出するための
エンコーダとから或り,その検出信号であるアクセル信
号17はマスタスレーブ制御装置4へ入力される。他の
部分は第工図と同じ構或であるが、マスタスレーブ制御
装置4及び操作支援装置5の動作は,後述するように第
1図の場合と同一ではない。
次に動作を説明する.マスタ1の手首11mの動作に応
じて,マスタスレーブ制御装W4がスレーブ2の手首I
Isをマスタスレーブ制御する。この制御は、第1図の
場合と同様に、マスク↓の手首11mの関節角をθml
〜θm3とスレーブ手首IIsの関節角θs5〜θs7
との各々の差に比例した電流で関節Jml〜Jm3を駆
動する。エンドエフェクタ10sの制御も同様である. スレーブ2のアーム部12sの制御は以下の通りである
.本実施例では、マスタ1にアーム部がないから,スレ
ーブ2のアーム部の最初の目標関節角θs1〜θs4を
マスタlのアーム部から得ることはできない.そこで操
作支援装置5は、スレーブ2の関節角θsiを入力して
、まずスレーブ2の手首11sの方向ベクトルeを次式
で求める.8=C,C,C,C4C,C.Cle7・−
 − (4)C,;スレーブ2のi番目の関節の4×4
の座標変換マトリクスの中の始めの3×3マトリクス e7;第7関節の基準姿勢での関節中心軸のべクトル=
 (0,0.1) ただし基準姿勢というのは、第5図に示したように、ス
レーブ2がまっすぐ直立した姿勢である。
ここで,第6図に示すX軸,y軸,Z軸回りの,関節の
3X37トリクスをcx(θ),cY(θ),CZ(θ
)とすると であり、これらから式(4)は次となる;c,=c2(
θs1)+ Ct=Cy (θs2),C.=cY(θ
s 3 ) + CI = Cy (θs4),cs”
cx(θs 5) , C.=Cy (θs6),C7
=02(θs7), 座標変換装置15は、目標関節角θriを計算するため
に以下の動作をする.スレーブ2の目標速度Vをアクセ
ル信号17の値Kvを用いてv=KV 0 e    
      0 I −(8)により求める。KvがO
のときスレーブ2は手首IIsだけ動き、アーム部12
sは動かない。この速度でスレーブ2の手先を動かすた
めに、スレーブ2の関節Jsl〜Js4の関節角速度θ
si(i=1〜4)の一般解を次式で求める; 7 s = J+・マ+(I−J”J)言・・・(9)
ただし J:ヤコビ行列(v=J・θsi) J”; Jの疑似逆行列 I;単位行列 U;任意ベクトル 1s=(θsl,θs2,θs3,θs4)7sは一意
には決まらないのでu7sn  (7sのユークリッド
ノルム)を最小にする解を10=(θol,  ・・・
θo4)とし,目標関節角θCを次式で計算する; 1c=(θcl,θc2,θc3,θc4)=’7s+
t ”7o     6 6 −(to)ただしては操
作支援装置5のサンプリング時間である, 第1の実施例においては、マスタlのアーム部より入力
される関節角θm1〜θm4が最初の目標関節角1cと
して干渉判定装置へ入カされたが、本実施例では、式(
io)の70がこれに相当する値である。干渉判定装置
l4は座標変換装置15で計算された目標関節角θci
と環境形成装置13がらの環境データPより干渉の有無
の判定を行う.ここで干渉がない場合は干渉判定装置l
4は判定信号Aとして干渉がないことを送り、座標変換
装[15はマスタスレーブ制御装置4にスレーブ目標関
節角Orj=θciを出カする。干渉がある場合には、
干渉判定装置14は座標変換装置l5に判定信号Aとし
て干渉していることを送る。このとき干渉判定装置l4
は次の手順で10を変更する。スレーブ2の根元側の関
節Jslより手先側の関jlJs4へ向かって干渉の有
無を判定し、最初に干渉した関節をJsjとする.この
関節Jsjの関節角θsjをこの値に最も近い値で干渉
しない関節角θsjに変更する.以上の処理を関節Js
jが干渉しなくなるまで順に行い、干渉がなくなると、
座標変換装[15から関節角θsjを目標関節角θCj
としてマスタスレーブ制御装置4へ出力する。
マスタスレーブ制御装置4は、スレーブ2のアーム部1
2sの関節角θsl〜θs4とスレーブ目標関節角or
1〜θr4を入力して、その差に比例した電流を出力し
、関節Jsiを制御する.第2の実施例によれば、マス
タ1を手首の3自由度とエンドエフェクタのみの簡単な
構造にしても,オペレータ3はスレーブ2の手先の環境
だけを意識してマスタlを操作すれば,スレーブ2のア
ーム部12sが障害物に衝突することなく作業を行える
. 第7図は本発明の第3の実施例を示すもので、第4図に
示した第2の実施例に、スレーブ2の手首1.1sをI
iI!察できる画像入力装置l7と、その画像を表示す
る画像表示装置l8と、これらを接続する画像信号19
が付加されたものである。
本実施例において、オペレータ3がマスタ1を操作する
方法及びスレーブ2の動作は第2の実施例と同じである
が、画像入力装置17はスレーブ2の手首IIg、エン
ドエフェクタ10s及び作業対象物6の画像を取り込み
、画像信号l9を通して画像表示装置18に送信し、画
像表示装置18はこの送信された画像を表示する。従っ
てオペレータ3はこの画像を観察しながらマスタlを操
作することができるので、オペレータ3の視覚範囲に障
害物7が入り,スレーブ2の手先が直接観察できない場
合でも、画像入力装置17をこの手先が観察可能な位置
に設けておけば、その画像を画像表示装置18でw4察
できるので,スレーブ2を障害物7に衝突させることな
くマスタ1を操作することができる。
なお、本実施例の付加部分、即ち画像入力装置及び画像
表示装置を第1図に示した第1の実施例に付加しても、
同じ効果を得ることができる.第8図は本発明の第4の
実施例を示すもので、第4図に示した第2の実施例にお
いて、スレーブ2のアーム部12sの各リンクに近接セ
ンサ22を付加し、さらに操作支援装置5(第3図)の
環境形成装置13に代わって第9図のようにセンサ検出
装置24を設けたものである.近接センサ22は各リン
クの前面に取り付けることが望ましいが、本実施例では
リンク代表点としてリンクの中間点に設けた。近接セン
サ22には光,超音波、電磁波を用いたものがあるが,
ここでは光を用いた例について説明する。第10図はリ
ンクに近接センサを取り付けたときの断面図で、図の斜
線部(センサ先端から距離1の点を通る円内の一部)に
物体が接近したときセンサ信号23を出力し,これはセ
ンサ検出装置24に取り込まれる6センサ検出装置24
は干渉判定装1i114に信号Qを出力する。
次に動作について説明する。第2の実施例と異なるのは
、スレーブ2のアーム部12sの障害物回避の方法であ
り、他は同じである。センサ検出装w24は,センサ信
号23より干渉しているリンクを検出し、干渉判定装置
l4に信号Qでその結果を知らせる。干渉していない場
合は,式(4)〜(1o)で述べた方法により関節Js
l〜Js4を動かす。
センサ検出装置24でアーム部12sと障害物7が干渉
していることが検出されたときは、干渉判定装fil4
に干渉しているリンクLsjと干渉している方向Wが信
号Qで送信される.干渉判定装置14は、リンクLsj
から根元の関節までの関節中心ベクトルu jと送られ
たベクトルWとが垂直,即ちcos y=u,)−w/
 (luJI awl)がOとなる関節角θsjを求め
る.ここで例えばベクトルu4は次式となる; u 4 = C,CGCsC4 e 4そして関節Js
jの目標関節角θcjのみを上に求めた関節角θsjに
変更し、他はそのままにして座標変換装置15に出力す
る。これにより障害物7にリンクLsjが近づくことな
く、現在位置を保持する。干渉しているリンクより根元
側の関節が動いて、近接センサ22の出カがら干渉して
ぃないことがわかるが、式(10)で新たに計算した目
標関節角θciで干渉の原因となった関節角の目標値が
干渉直前と反対になったときは、干渉判定装置l4は干
渉がないと判断して、判定信号Aを出力する。
第4の実施例によれば、スレーブ2のアーム部12sと
障害物7との接近を近接センサ22で検出しているため
、安価な装置で障害物回避ができる。
同様に第lの実施例においても、第4の実施例で付加し
た部分を加えることにより同じ効果を得ることができる
。また干渉検出は,近接センサによるとしたが、これは
接触センサに替えることもできる。
第11図は本発明の第5の実施例を示すもので、第4図
に示した第2の実施例において、マスタ1の操作領域に
警告装置25を付加し、操作支援装置5の干渉判定装置
14は,第12図のように警告装置25へ警告信号26
を出力するようにしたものである。
この構或では、干渉判定装置14が、第2の実施例と同
様の計算によりスレーブ2のアーム部12sが障害物7
と干渉していることを検出すると、警告信号26を通し
て警告装置25に干渉した関節またはリンクを知らせる
.警告装置25は音または表示によりオペレータ3に干
渉している関節またはリンクを知らせる。
第5の実施例によれば、オペレータ3は干渉している関
節、リンクがわかるので、その情報を考慮してマスタ1
を操作でき,操作性を一層向上することができる。同様
に第lの実施例においても、第5の実施例で付加した部
分を加えることにより同じ効果を得ることができる。
第13図は本発明の第6の実施例を示すもので,第4図
に示した第2の実施例において,スレーブ2の作業環境
に三次元画像入力装置27を付加し、第14図に示すよ
うに操作支援装置5を三次元環境認識装置28,環境形
或装置13、干渉判定装置14及び座標変換装wl5で
構成したものである。三次元画像入力装置27は三次元
画像信号29を三次元環境認識装置28に出力し、三次
元環境認識装置28は環境形成装[13に環境信号Dを
送信する.次に動作について説明する。三次元画像入力
装置27はスレーブ2の作業環境の画像を三次元画像信
号29として出力し,これを用いて三次元環境認識装置
28は作業環境の三次元情報を得る.この情報は環境形
或装置l3へ環境情報Dとして送られ、同装置13にお
いてCADデータから作成された作業環境の三次元情報
の変更に用いられる。この変更した三次元情報は干渉判
定装置14へ送られ、以下第2の実施例と同様な処理が
行われる。
第6の実施例によれば、スレーブ2の作業環境がスレー
ブ2の作業結果等により変化したときでも,その変化に
応じて変更された三次元情報をもとに干渉判定装置l4
で干渉の有無の判定を行っているので,干渉の有無の判
定の信頼性が向上する。
同様に第工の実施例においても,第6図の実施例で付加
した部分を加えることにより同じ効果を得ることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、スレープマニビュレータのアーム部の
障害物回避が操作支援装置により実施され、スレーブマ
ニピュレータの手首及びエンドエフェクタの動きはマス
タマニピュレータのうごきに追随するので,マスタスレ
ーブマニピュレータの操作性を良好にすることができる
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図及び第3図は本発明の第1の実施例の全
体システム図、マスタスレーブ制御装置のブロック図及
び操作支援装置のブロック図、第4図、第5図及び第6
図は本発明の第2の実施例の全体システム図、スレーブ
マニピュレータの基準姿勢を示す図及び関節の回転軸を
示す図、第7図は本発明の第3の実施例の全体システム
図、第8図,第9図及び第10図は本発明の第4の実施
例の全体システム図,操作支援装置のブロック図及び近
接センサの配置図,第11図及び第12図は本発明の第
5の実施例の全体システム図及び操作支援装置のブロッ
ク図、第l3図及び第14図は本発明の第6の実施例の
全体システム図及び操作支援装置のブロック図である。 1・・・マスタマニピュレータ,2・・・スレーブマニ
ピュレータ、3・・・オペレータ、4・・・マスタスレ
ーブ制御装置、5・・・操作支・援装置、6・・・作業
対象物,7・・・障害物、lOm ,10 s・・・エ
ンドエフェクタ、llm,11g・・・手首.12m,
12g・・・アーム部、19・・・アクセル,17・・
・画像入力装置、l8・・・画像表示装置,22・・・
近接センサ、25・・・警告装置,27・・・三次元画
像入力装置.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スレーブマニピュレータの先端部と該先端部を除い
    たアーム部のそれぞれに対応する先端部及びアーム部を
    有したマスタマニピュレータと、与えられた目標関節角
    となるように上記スレーブマニピュレータのアーム部各
    関節を動かしたときに該アーム部が障害物と干渉するか
    否かを検出する検出機能と該機能により上記干渉が検出
    されたときは該干渉を回避するように上記目標関節角を
    修正し上記干渉がなければ与えられた目標関節角をその
    まま出力する修正機能とを有した操作支援装置とを設け
    るとともに、上記スレーブマニピュレータの先端部の各
    関節角は上記マスタマニピュレータの先端部の対応する
    関節角に追随するように制御し、上記スレーブマニピュ
    レータのアーム部の各関節角は上記マスタマニピュレー
    タの対応する関節角を目標関節角としたときの上記操作
    支援装置から出力される目標関節角となるように制御す
    ることを特徴とするマスタスレーブマニピュレータの制
    御方法。 2、スレーブマニピュレータの先端部に対応した先端部
    を有したマスタマニピュレータと、アクセルと、スレー
    ブマニピュレータの各関節角と上記アクセルからの信号
    に応じてスレーブマニピュレータの上記先端部を除いた
    アーム部の各関節角の目標関節角を算出し、該目標関節
    角となるように上記スレーブマニピュレータのアーム部
    各関節を動かしたときに該アーム部が障害物と干渉する
    か否かを検出する検出機能と該機能により上記干渉が検
    出されたときは該干渉を回避するように上記目標関節角
    を修正し上記干渉がなければ与えられた目標関節角をそ
    のまま出力する修正機能とを有した操作支援装置とを設
    けるとともに、上記スレーブマニピュレータの先端部の
    各関節角は上記マスタマニピュレータの先端部の対応す
    る関節角に追随するように制御し、上記スレーブマニピ
    ュレータのアーム部の各関節角は上記操作支援装置から
    出力される目標関節角となるように制御することを特徴
    とするマスタスレーブマニピュレータの制御方法。 3、スレーブマニピュレータの先端部と該先端部を除い
    たアーム部のそれぞれに対応する先端部及びアーム部を
    有したマスタマニピュレータと、与えられた目標関節角
    となるように上記スレーブマニピュレータのアーム部各
    関節を動かしたときに該アーム部が障害物と干渉するか
    否かを検出する検出機能と該機能により上記干渉が検出
    されたときは該干渉を回避するように上記目標関節角を
    修正し上記干渉がなければ与えられた目標関節角をその
    まま出力する修正機能とを有した操作支援装置と、上記
    スレーブマニピュレータの先端部の各関節角を上記マス
    タマニピュレータの先端部の対応する関節角に追随する
    ように制御し、上記スレーブマニピュレータのアーム部
    の各関節角を上記マスタマニピュレータの対応する関節
    角を目標関節角としたときの上記操作支援装置から出力
    される目標関節角となるように制御するマスタスレーブ
    制御装置とを設けたことを特徴とするマスタスレーブマ
    ニピュレータの制御装置。 4、スレーブマニピュレータの先端部に対応した先端部
    を有したマスタマニピュレータと、アクセルと、スレー
    ブマニピュレータの各関節角と上記アクセルからの信号
    に応じてスレーブマニピュレータの上記先端部を除いた
    アーム部の各関節角の目標関節角を算出し、該目標関節
    角となるように上記スレーブマニピュレータのアーム部
    各関節を動かしたときに該アーム部が障害物と干渉する
    か否かを検出する検出機能と該機能により上記干渉が検
    出されたときは該干渉を回避するように上記目標関節角
    を修正し上記干渉がなければ与えられた目標関節角をそ
    のまま出力する修正機能とを有した操作支援装置と、上
    記スレーブマニピュレータの先端部の各関節角を上記マ
    スタマニピュレータの先端部の対応する関節角に追随す
    るように制御し、上記スレーブマニピュレータのアーム
    部の各関節角を上記操作支援装置から出力される目標関
    節角となるように制御するマスタスレーブ制御装置とを
    設けたことを特徴とするマスタスレーブマニピュレータ
    の制御装置。 5、前記操作支援装置は、予め設定されたスレーブマニ
    ピュレータの作業環境情報と前記目標関節角とから障害
    物との干渉の有無を検出することを特徴とする請求項3
    もしくは4記載のマスタスレーブマニピュレータの制御
    装置。 6、スレーブマニピュレータの作業環境を撮像する撮像
    手段を設けるとともに、該手段により撮像された画像情
    報により前記作業環境情報を修正する機能を前記操作支
    援装置に設けたことを特徴とする請求項3もしくは4記
    載のマスタスレーブマニピュレータの制御装置。 7、前記スレーブマニピュレータのアーム部の各関節角
    間を結合するリンクに物体が接近したことを検出する近
    接センサまたは物体と接触したことを検出する接触セン
    サを設け、上記近接センサまたは接触センサからの信号
    により前記操作支援装置は前記干渉の有無を検出するこ
    とを特徴とする請求項3もしくは4記載のマスタスレー
    ブマニピュレータの制御装置。 8、オペレータへの警告手段を設け、前記操作支援装置
    は、前記干渉が有ると判断したときには該干渉のあるこ
    と及びその干渉を生じる関節あるいはリンクを上記警告
    手段によりオペレータへ知らせることを特徴とする請求
    項3もしくは4記載のマスタスレーブマニピュレータの
    制御装置。 9、前記スレーブマニピュレータの先端部を撮像する三
    次元画像入力手段と、該手段により撮像された上記先端
    部の画像情報をオペレータに表示する表示手段とを設け
    たことを特徴とする請求項3もしくは4記載のマスタス
    レーブマニピュレータの制御装置。
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