JPH03102880A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH03102880A JPH03102880A JP24002689A JP24002689A JPH03102880A JP H03102880 A JPH03102880 A JP H03102880A JP 24002689 A JP24002689 A JP 24002689A JP 24002689 A JP24002689 A JP 24002689A JP H03102880 A JPH03102880 A JP H03102880A
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- ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N Boron Chemical compound [B] ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 14
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- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特にツ
ェナー電圧を低く抑えた定電圧ダイオードに適用して有
効な技術に関する。
ェナー電圧を低く抑えた定電圧ダイオードに適用して有
効な技術に関する。
[従来の技術]
一般に用いられている電圧安定化用の定電圧ダイオード
(ツェナーダイオード)の逆方向電圧の定格は3〜50
V程度であり、l〜2v程度の低い定格にするのは困難
である。これはツェナーダイオードの定格をl〜2v程
度にするには半導体本体の一生面に形成される半導体本
体とは逆の導電型のウェル領域の深さを浅< (0.3
〜0.5μm)してダイオードを形成する必要があるか
らである. 今仮にN型半導体基板上のエビタキシャル層にP型ウェ
ル領域を形成したツェナーダイオードの場合を考える.
通常の定格(3〜50v)のツェナーダイオードのP型
ウェル領域は高温雰囲気(約1000℃)中でBNソー
スよりボロン(B)を規則正しく飛びださせて半導体基
板内に注入する所謂BNデポ方式にて形成される。斯る
手法によれば高温雰囲気を若干低め(約900℃)にす
ることによりP型ウェル領域の深さを約0.3〜0.5
μm程度まで浅くすることが可能であり、これによって
ツェナーダイオードの定格を2.0V程度まで下げるこ
とができる. [発明が解決しようとする課題] しかしながら、BNデポ方式で0.3〜0.5μmの厚
さのP型ウェル領域を形成するには上述のように比較的
低い温度(850℃〜900℃)雰囲気でボロンのデポ
拡散処理をする必要があるため、BNソースからのボロ
ン(B)の飛出し方が不規則となって第5図に示すツェ
ナーダイオード30の如く半導体基板1上のエビタキシ
ャル層31表面に形成されるP型ウェル領域301の深
さが一定とならずpn接合面Zの深さが不均一となって
しまう。
(ツェナーダイオード)の逆方向電圧の定格は3〜50
V程度であり、l〜2v程度の低い定格にするのは困難
である。これはツェナーダイオードの定格をl〜2v程
度にするには半導体本体の一生面に形成される半導体本
体とは逆の導電型のウェル領域の深さを浅< (0.3
〜0.5μm)してダイオードを形成する必要があるか
らである. 今仮にN型半導体基板上のエビタキシャル層にP型ウェ
ル領域を形成したツェナーダイオードの場合を考える.
通常の定格(3〜50v)のツェナーダイオードのP型
ウェル領域は高温雰囲気(約1000℃)中でBNソー
スよりボロン(B)を規則正しく飛びださせて半導体基
板内に注入する所謂BNデポ方式にて形成される。斯る
手法によれば高温雰囲気を若干低め(約900℃)にす
ることによりP型ウェル領域の深さを約0.3〜0.5
μm程度まで浅くすることが可能であり、これによって
ツェナーダイオードの定格を2.0V程度まで下げるこ
とができる. [発明が解決しようとする課題] しかしながら、BNデポ方式で0.3〜0.5μmの厚
さのP型ウェル領域を形成するには上述のように比較的
低い温度(850℃〜900℃)雰囲気でボロンのデポ
拡散処理をする必要があるため、BNソースからのボロ
ン(B)の飛出し方が不規則となって第5図に示すツェ
ナーダイオード30の如く半導体基板1上のエビタキシ
ャル層31表面に形成されるP型ウェル領域301の深
さが一定とならずpn接合面Zの深さが不均一となって
しまう。
このように形成された定格2vのツェナーダイオードは
P型ウェル領域301が浅く、しかも深さが一定でない
が故に、パルスサージ、コンデンササージ等に弱く、又
当該ツェナーダイオードの特性、即ちツェナー電圧の定
格にバラツキが生じる(1.9V〜2.2vの範囲でダ
イオードの定格が変動する)等製品の信頼性が乏しくな
る。
P型ウェル領域301が浅く、しかも深さが一定でない
が故に、パルスサージ、コンデンササージ等に弱く、又
当該ツェナーダイオードの特性、即ちツェナー電圧の定
格にバラツキが生じる(1.9V〜2.2vの範囲でダ
イオードの定格が変動する)等製品の信頼性が乏しくな
る。
このため上述のBNデポ方式に代えて、均一性に優れた
ボロンのイオン打込み方式によりP型ウェル領域を0.
3〜0.5μm程度に薄く形成する手法が考えられるが
、一般に使用されているボロン・イオン打込み装i1
( 2 0 K e V 〜3 5 K sV)はイオ
ン打ち込み時の出力が高いため当該装置を用いたボロン
の打込み深度には限界があり、最小の深度にしても1〜
2■程度のツエナーダイオードを形成するほどpn接合
面を浅く形成することはできなかった。
ボロンのイオン打込み方式によりP型ウェル領域を0.
3〜0.5μm程度に薄く形成する手法が考えられるが
、一般に使用されているボロン・イオン打込み装i1
( 2 0 K e V 〜3 5 K sV)はイオ
ン打ち込み時の出力が高いため当該装置を用いたボロン
の打込み深度には限界があり、最小の深度にしても1〜
2■程度のツエナーダイオードを形成するほどpn接合
面を浅く形成することはできなかった。
更にイオン打込み量(ドーズ量)を調節する手法を併用
してツエナー電圧を低くすることも試みられたがドーズ
量をIXIO”程度にしてツエナーダイオードの定格を
2.9〜3.OVに下げるのが限界であった(第6図)
。
してツエナー電圧を低くすることも試みられたがドーズ
量をIXIO”程度にしてツエナーダイオードの定格を
2.9〜3.OVに下げるのが限界であった(第6図)
。
因に、ボロンのイオン打込み法によって定格1〜2v程
度のツェナーダイオードを製造するには、5〜10Ke
Vの低いエネルギーで安定したイオン打込みをすれば良
いと考えられる。しかしながら、斯る出力のイオン打込
み装置は未だ市販されておらず、斯る手法による低定圧
ツエナーダイオードの製造は現時点においては実現でき
ない。
度のツェナーダイオードを製造するには、5〜10Ke
Vの低いエネルギーで安定したイオン打込みをすれば良
いと考えられる。しかしながら、斯る出力のイオン打込
み装置は未だ市販されておらず、斯る手法による低定圧
ツエナーダイオードの製造は現時点においては実現でき
ない。
また、仮に出力が5〜10KeVのイオン打込み装置に
依り深度が一定で且つ浅いP型ウエル領域が形成できた
としても、ウェル領域が浅いが故に,末だツェナー降伏
が発生する時点でのリーク電流の増大やサージ耐圧を改
善する必要があり製品化するには至らない。
依り深度が一定で且つ浅いP型ウエル領域が形成できた
としても、ウェル領域が浅いが故に,末だツェナー降伏
が発生する時点でのリーク電流の増大やサージ耐圧を改
善する必要があり製品化するには至らない。
本発明は斯る事情に鑑みてなされたもので、サージ耐圧
が高く、しかもツェナー電圧が1〜2■程度となる低電
圧ツェナーダイオードを従前のダイオード製造装置をそ
のまま用いることにより形成することを可能とした半導
体装置を提供すること、更には,その製造方法を提供す
ることをその主たる目的とする. この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴に
ついては、本明細書の記述および添附図面から明らかに
なるであろう。
が高く、しかもツェナー電圧が1〜2■程度となる低電
圧ツェナーダイオードを従前のダイオード製造装置をそ
のまま用いることにより形成することを可能とした半導
体装置を提供すること、更には,その製造方法を提供す
ることをその主たる目的とする. この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴に
ついては、本明細書の記述および添附図面から明らかに
なるであろう。
[課題を解決するための手段コ
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、下記のとおりである。
を説明すれば、下記のとおりである。
本発明に斯る半導体装置は、半導体本体表面にこれと逆
導電型で且つこれとアクティブなpn接合面をつくる第
1M域が上記半導体本体表面より均一の深度にて形成さ
れる半導体装置において,上記pn接合面の半導体本体
側に該半導体本体と同導電型で且つ高濃度の不純物が導
入された第2領域が形成され,上記第1領域と上記第2
領域の両方を囲繞するように少なくとも第1領域の深度
と第2領域の深度の和より大なる深度のガードリングが
形成したものである6 [作用] pn接合面の半導体本体側に当該半導体本体と同導電型
で且つ不純物濃度の高い層が形成されるのでpn接合面
が超階段接合となり、従ってpn接合面が半導体本体の
表面より深いところに形成された状態で降伏電圧(ツェ
ナー電圧)を低く抑えることができる.しかも.pn接
合面をガードリングで囲繞しているので、降伏発生時の
電圧値に対応するリーク電流を低く抑えることもできる
.[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する.第1図
は本発明の第1実施例である定電圧ツェナーダイオード
10の断面図である。本発明はツェナーダイオードのp
n接合面Xのエビタキシャル層2側(第1@中下側)に
、当該エビタキシャル層2と同導電型の高濃度不純物が
導入された領域(第2領域)3a′を形成したもの、換
言すれば所謂超階段接合を形成したものであり、これに
より、pn接合を深くしたままツェナー電圧の低下(低
電圧化)を図ったものである. ところで第1実施例は、上記高濃度不純物を導入した第
2領域3a’ を形成するにあたり、予めエビタキシャ
ル層2全面に当該エビタキシャル層2と同導電型の不純
物が高濃度に導入された第1の層3を堆積し、その後イ
オン打込みにより当該第1の層3と逆導電型のガードリ
ング5、該ガードリング5と同導電型の第1領域6を順
次形成したものである. 以下、該第1実施例に斯る半導体装置の構或並びにその
製造方法について説明する. 第1図中符号1はN型半導体基板、2はN型エピタキシ
ャル層を示す.エビタキシャル層2の全面には当該エビ
タキシャル層2より不純物濃度(砒素(As)濃度)の
高いN+型拡散層(第1の層)3が例えば熱拡散やイオ
ン・インプラテーション技術により均一の深度(第1の
深度)kにて形成されている.その上には保護膜として
の酸化膜4が被着されており,該酸化膜4の形成は例え
ばCVD法により行なわれている.酸化膜4はフォトリ
ソグラフを用いて選択的エッチングされ、これによりツ
ェナーダイオードのコンタクトホール7aが形成される
.そして、マスクを用いたイオン打込みによりボロン(
P型不純物)が少なくとも拡散層3の深度aより深い所
望の深度(第2の深度)aで環状に注入されガードリン
グ5が形成される.次いで他のマスクを用いたイオン打
込みにより、拡散層3のうち上記ガードリング5によっ
て囲繞された部分3aに、当該拡散層3aの深度kより
浅い一定の深度(第3の深度)mで且つ一定濃度でボロ
ン(B)を注入してガードリング5と同導電型であるP
+型拡敢層(第1領域)6を形成する.上記ガードリン
グ5と拡散層6の?或は市販のイオン打ち込み装置の出
力で十分実行可能であり、新たな低出力のイオン打ち込
み装置を必要としない. その後、斯く構成されたツエナーダイオード10のツェ
ナー電圧Vzが所望の低い値となるようにアニール(追
加拡散)を施し、次いで電極7をコンタクトホール7a
に充填し且つ拡散N6とコンタクトするように形成して
定電圧ツェナーダイオード10を得る(第1図). ここで,拡散層3a内でボロン(B)を到達させない範
囲3a’ がN型エピタキシャル層2より不純物濃度の
高い第2領域となり、これによって超段階接合が形成さ
れる。
導電型で且つこれとアクティブなpn接合面をつくる第
1M域が上記半導体本体表面より均一の深度にて形成さ
れる半導体装置において,上記pn接合面の半導体本体
側に該半導体本体と同導電型で且つ高濃度の不純物が導
入された第2領域が形成され,上記第1領域と上記第2
領域の両方を囲繞するように少なくとも第1領域の深度
と第2領域の深度の和より大なる深度のガードリングが
形成したものである6 [作用] pn接合面の半導体本体側に当該半導体本体と同導電型
で且つ不純物濃度の高い層が形成されるのでpn接合面
が超階段接合となり、従ってpn接合面が半導体本体の
表面より深いところに形成された状態で降伏電圧(ツェ
ナー電圧)を低く抑えることができる.しかも.pn接
合面をガードリングで囲繞しているので、降伏発生時の
電圧値に対応するリーク電流を低く抑えることもできる
.[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する.第1図
は本発明の第1実施例である定電圧ツェナーダイオード
10の断面図である。本発明はツェナーダイオードのp
n接合面Xのエビタキシャル層2側(第1@中下側)に
、当該エビタキシャル層2と同導電型の高濃度不純物が
導入された領域(第2領域)3a′を形成したもの、換
言すれば所謂超階段接合を形成したものであり、これに
より、pn接合を深くしたままツェナー電圧の低下(低
電圧化)を図ったものである. ところで第1実施例は、上記高濃度不純物を導入した第
2領域3a’ を形成するにあたり、予めエビタキシャ
ル層2全面に当該エビタキシャル層2と同導電型の不純
物が高濃度に導入された第1の層3を堆積し、その後イ
オン打込みにより当該第1の層3と逆導電型のガードリ
ング5、該ガードリング5と同導電型の第1領域6を順
次形成したものである. 以下、該第1実施例に斯る半導体装置の構或並びにその
製造方法について説明する. 第1図中符号1はN型半導体基板、2はN型エピタキシ
ャル層を示す.エビタキシャル層2の全面には当該エビ
タキシャル層2より不純物濃度(砒素(As)濃度)の
高いN+型拡散層(第1の層)3が例えば熱拡散やイオ
ン・インプラテーション技術により均一の深度(第1の
深度)kにて形成されている.その上には保護膜として
の酸化膜4が被着されており,該酸化膜4の形成は例え
ばCVD法により行なわれている.酸化膜4はフォトリ
ソグラフを用いて選択的エッチングされ、これによりツ
ェナーダイオードのコンタクトホール7aが形成される
.そして、マスクを用いたイオン打込みによりボロン(
P型不純物)が少なくとも拡散層3の深度aより深い所
望の深度(第2の深度)aで環状に注入されガードリン
グ5が形成される.次いで他のマスクを用いたイオン打
込みにより、拡散層3のうち上記ガードリング5によっ
て囲繞された部分3aに、当該拡散層3aの深度kより
浅い一定の深度(第3の深度)mで且つ一定濃度でボロ
ン(B)を注入してガードリング5と同導電型であるP
+型拡敢層(第1領域)6を形成する.上記ガードリン
グ5と拡散層6の?或は市販のイオン打ち込み装置の出
力で十分実行可能であり、新たな低出力のイオン打ち込
み装置を必要としない. その後、斯く構成されたツエナーダイオード10のツェ
ナー電圧Vzが所望の低い値となるようにアニール(追
加拡散)を施し、次いで電極7をコンタクトホール7a
に充填し且つ拡散N6とコンタクトするように形成して
定電圧ツェナーダイオード10を得る(第1図). ここで,拡散層3a内でボロン(B)を到達させない範
囲3a’ がN型エピタキシャル層2より不純物濃度の
高い第2領域となり、これによって超段階接合が形成さ
れる。
ところで,この第1実施例に於いては上記拡散層3a’
と上記P+型拡散層6をガードリング5にて囲繞する
ようになっているが、これはツエナーダイオード10の
リーク電流Isを低く抑えるためである.即ち、ガード
リング5のない場合、ツェナー電圧を小さ( (Vz■
:1〜2V)設定すること自体は可能であるが、このと
き半導体表?で降伏(表面降伏)が生じ易く第2図曲M
Lエで示すようにツェナー電圧波形の傾きが全体的に急
となってリーク電流Isの値が所望の値(Is■:3〜
5mA)より1桁程大きくなってしまうことが確認され
た(I82)a上記ガードリング5は上述の半導体表面
での降伏を阻止するもの、即ち基板内(バルク)で降伏
を生じさせるためのものであり、このリング5の働きに
より第2図曲線L2に示すようにツェナー電圧波形がツ
ェナー電圧Vz■近傍で急峻となり、従ってツェナー電
圧Vz■に対応するリーク電流Isの値を第2図曲線L
,で示す従来の定格Vz,のダイオードのリーク電流の
範囲Is1と同程度とすることができ、製品価値のある
低電圧ツェナーダイオードを達成することが可能となる
。また、当該ガードリング5はサージ耐圧をより一層向
上させる機能を併せ持つ。
と上記P+型拡散層6をガードリング5にて囲繞する
ようになっているが、これはツエナーダイオード10の
リーク電流Isを低く抑えるためである.即ち、ガード
リング5のない場合、ツェナー電圧を小さ( (Vz■
:1〜2V)設定すること自体は可能であるが、このと
き半導体表?で降伏(表面降伏)が生じ易く第2図曲M
Lエで示すようにツェナー電圧波形の傾きが全体的に急
となってリーク電流Isの値が所望の値(Is■:3〜
5mA)より1桁程大きくなってしまうことが確認され
た(I82)a上記ガードリング5は上述の半導体表面
での降伏を阻止するもの、即ち基板内(バルク)で降伏
を生じさせるためのものであり、このリング5の働きに
より第2図曲線L2に示すようにツェナー電圧波形がツ
ェナー電圧Vz■近傍で急峻となり、従ってツェナー電
圧Vz■に対応するリーク電流Isの値を第2図曲線L
,で示す従来の定格Vz,のダイオードのリーク電流の
範囲Is1と同程度とすることができ、製品価値のある
低電圧ツェナーダイオードを達成することが可能となる
。また、当該ガードリング5はサージ耐圧をより一層向
上させる機能を併せ持つ。
上記構或のツェナーダイオードは、そのツェナー電圧を
1.0〜2.0V程度とし、且つリーク電流を3〜5m
A程度とすることができる.第3図は第1のM3に導入
される砒素(As)のドーズ量と、その結果得られる定
電圧ツエナーダイオードのツエナー電圧Vzとの関係を
表わすグラフである.このグラフからも分かるように、
砒素(As)のドーズ量を調節することにより1〜4V
までの定格の低電圧ツエナーダイオードを適宜得ること
ができるようになる. 次に第4図を参照して本発明の第2実施例について説明
する。第2実施例のツエナーダイオード20は拡散層3
の形成方法が第1実施例と異なるのみであり、従って、
同一の部材には同一の符号を付してその説明は省略する
. 先ず、N型エピタキシャル層2の全面に酸化膜4を被着
する.その後ガードリング5を形成すべく酸化膜4をフ
オトリソグラフにより選択エッチングし、更にマスクを
用いたイオン打込みにより第2の深度悲のガードリング
5を形成する。その後更に他のマスクを用いて,N型エ
ピタキシャノレ層2より不純物濃度の高いN+型拡散層
3bを砒素(As)のイオン打込みによって、深さ一定
(第1深度k)で且つ一定濃度となるように形成する.
その後当該N+型拡散層3bと略同じ表面積に、該拡散
層3bより浅い一定深度(第3の深度)mで且つ一定濃
度となるようにボロン(B)の打込みを行なってP型拡
散層(第1領域)6を形成する。その後ツェナー電圧が
所望の値となるようにアニールを施し、電極7を形成し
て定電圧ツェナーダイオード20を得る。
1.0〜2.0V程度とし、且つリーク電流を3〜5m
A程度とすることができる.第3図は第1のM3に導入
される砒素(As)のドーズ量と、その結果得られる定
電圧ツエナーダイオードのツエナー電圧Vzとの関係を
表わすグラフである.このグラフからも分かるように、
砒素(As)のドーズ量を調節することにより1〜4V
までの定格の低電圧ツエナーダイオードを適宜得ること
ができるようになる. 次に第4図を参照して本発明の第2実施例について説明
する。第2実施例のツエナーダイオード20は拡散層3
の形成方法が第1実施例と異なるのみであり、従って、
同一の部材には同一の符号を付してその説明は省略する
. 先ず、N型エピタキシャル層2の全面に酸化膜4を被着
する.その後ガードリング5を形成すべく酸化膜4をフ
オトリソグラフにより選択エッチングし、更にマスクを
用いたイオン打込みにより第2の深度悲のガードリング
5を形成する。その後更に他のマスクを用いて,N型エ
ピタキシャノレ層2より不純物濃度の高いN+型拡散層
3bを砒素(As)のイオン打込みによって、深さ一定
(第1深度k)で且つ一定濃度となるように形成する.
その後当該N+型拡散層3bと略同じ表面積に、該拡散
層3bより浅い一定深度(第3の深度)mで且つ一定濃
度となるようにボロン(B)の打込みを行なってP型拡
散層(第1領域)6を形成する。その後ツェナー電圧が
所望の値となるようにアニールを施し、電極7を形成し
て定電圧ツェナーダイオード20を得る。
このような方法により形成される第2実施例の半導体装
置も第1実施例の半導体装置と同様に低電圧で且つリー
ク電流の低いツェナーダイオードを達成することはいう
までもない。
置も第1実施例の半導体装置と同様に低電圧で且つリー
ク電流の低いツェナーダイオードを達成することはいう
までもない。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが,本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない. 尚、上記第1及び第2実施例では拡散層3a,3bti
−N型エピタキシャル層2上に形成するようにしたが、
例えばエビタキシャル層を形成しない半導体基板上に直
接的に形成するようにしてもよい. また、上記第1及び第2実施例では半導体基板1をN型
としているが,P型とした場合にも本発明は同様に適用
可能であり、その場合には各拡散層を上記実施例の導電
型の逆導電型にすればよい.[発明の効果] 本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである
. 即ち、本発明は、半導体本体表面にこれと逆導電型で且
つこれとアクティブなpn接合面をつくる第1領域が上
記半導体本体表面より均一の深度にて形成される半導体
装置において、上記pn接合面の半導体本体側に該半導
体本体と同導電型で且つ高濃度の不純物が導入された第
2領域が形成され、上記第1領域と上記第2領域の両方
を囲繞するように少なくとも第1領域の深度と第2領域
の深度の和より大なる深度のガードリングが形成するよ
うにしたので、pn接合面を半導体本体の表面より比較
的深い深度にて形成したまま当該半導体の降伏電圧(ツ
ェナー電圧)を下げることができ、従ってサージ耐圧の
高い低電圧ツェナーダイオードが得られる。このとき上
記ガードリングの働きによりサージ耐圧は従前のものよ
り一層向上することとなり、更に、降伏電圧に対応する
リーク電流値も下がり性能の良い低電圧ツェナーダイオ
ードとして機能する。
体的に説明したが,本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない. 尚、上記第1及び第2実施例では拡散層3a,3bti
−N型エピタキシャル層2上に形成するようにしたが、
例えばエビタキシャル層を形成しない半導体基板上に直
接的に形成するようにしてもよい. また、上記第1及び第2実施例では半導体基板1をN型
としているが,P型とした場合にも本発明は同様に適用
可能であり、その場合には各拡散層を上記実施例の導電
型の逆導電型にすればよい.[発明の効果] 本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである
. 即ち、本発明は、半導体本体表面にこれと逆導電型で且
つこれとアクティブなpn接合面をつくる第1領域が上
記半導体本体表面より均一の深度にて形成される半導体
装置において、上記pn接合面の半導体本体側に該半導
体本体と同導電型で且つ高濃度の不純物が導入された第
2領域が形成され、上記第1領域と上記第2領域の両方
を囲繞するように少なくとも第1領域の深度と第2領域
の深度の和より大なる深度のガードリングが形成するよ
うにしたので、pn接合面を半導体本体の表面より比較
的深い深度にて形成したまま当該半導体の降伏電圧(ツ
ェナー電圧)を下げることができ、従ってサージ耐圧の
高い低電圧ツェナーダイオードが得られる。このとき上
記ガードリングの働きによりサージ耐圧は従前のものよ
り一層向上することとなり、更に、降伏電圧に対応する
リーク電流値も下がり性能の良い低電圧ツェナーダイオ
ードとして機能する。
また、上記構成の半導体装置は、従前用いられている半
導体製造装置にて充分製造可能なため原価低減に大きく
貢献できる。
導体製造装置にて充分製造可能なため原価低減に大きく
貢献できる。
第1図は本発明に係る半導体装置の第1実施例を示す縦
断面図、 第2図はツェナーダイオードのツエナー電圧とリーク電
流との関係を表わすグラフ、 第3図は第1実施例の第1のH3に導入されるる砒素(
As)のドーズ量とツェナー電圧との関係を表わすグラ
フ、 第4図は本発明に係る半導体装置の第2実施例を示す縦
断面図、 第5図は従来用いられているBNデポ方式により形成さ
れた低電圧ダイオードを示す縦断面図.第6図は従来の
イオン打込み法により低電圧ダイオードを形成する際の
ボロン(B)のドーズ量とツェナー電圧との関係を表わ
すグラフである。 l・・・・半導体基板、2・・・・エビタキシャル層、
3′・・・・第2領域、5・・・・ガードリング層、6
・・・・第1領域、C・・・・第1領域の深度、X・・
・・pn接合面。 第 1 図 第6図 第 2 図 オ;ロン(8) ト”−ズ゛童一 ツェナー11チ(VZ 1 ぷ比棄(As)’s゛−ス゛1ヒ
断面図、 第2図はツェナーダイオードのツエナー電圧とリーク電
流との関係を表わすグラフ、 第3図は第1実施例の第1のH3に導入されるる砒素(
As)のドーズ量とツェナー電圧との関係を表わすグラ
フ、 第4図は本発明に係る半導体装置の第2実施例を示す縦
断面図、 第5図は従来用いられているBNデポ方式により形成さ
れた低電圧ダイオードを示す縦断面図.第6図は従来の
イオン打込み法により低電圧ダイオードを形成する際の
ボロン(B)のドーズ量とツェナー電圧との関係を表わ
すグラフである。 l・・・・半導体基板、2・・・・エビタキシャル層、
3′・・・・第2領域、5・・・・ガードリング層、6
・・・・第1領域、C・・・・第1領域の深度、X・・
・・pn接合面。 第 1 図 第6図 第 2 図 オ;ロン(8) ト”−ズ゛童一 ツェナー11チ(VZ 1 ぷ比棄(As)’s゛−ス゛1ヒ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、半導体本体表面にこれと逆導電型で且つこれとアク
ティブなpn接合面をつくる第1領域が上記半導体本体
表面より均一の深度にて形成される半導体装置において
、上記pn接合面の半導体本体側に該半導体本体と同導
電型で且つ高濃度の不純物が導入された第2領域が形成
され、上記第1領域と上記第2領域の両方を囲繞するよ
うに少なくとも第1領域の深度と第2領域の深度の和よ
り大なる深度のガードリングが形成されていることを特
徴とする半導体装置。 2、前記半導体本体表面に第1の深度にて当該半導体本
体と同導電型で且つ高濃度の不純物が導入された第1の
層を形成し、前記第1の深度より深い第2の深度にて前
記ガードリングを形成し、該ガードリングにより囲繞さ
れる第1の層にこれと逆導電型の不純物を前記第1の深
度より浅く打ち込むことによって、上記第1領域と上記
第2領域とを形成するようにしたことを特徴とする請求
項1記載の半導体装置の製造方法。 3、上記半導体本体表面に第2の深度にて前記ガードリ
ングを形成し、該ガードリングにて囲繞された領域に半
導体本体と同導電型の不純物を打込むことにより第2の
深度より浅い第1の深度にて第1の層を形成し、斯く形
成した第1の層にこれと逆導電型の不純物を打ち込むこ
とにより、上記第1領域と上記第2領域とを形成するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24002689A JPH03102880A (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24002689A JPH03102880A (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03102880A true JPH03102880A (ja) | 1991-04-30 |
Family
ID=17053364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24002689A Pending JPH03102880A (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03102880A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014112704A (ja) * | 2014-01-24 | 2014-06-19 | Panasonic Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP24002689A patent/JPH03102880A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014112704A (ja) * | 2014-01-24 | 2014-06-19 | Panasonic Corp | 半導体装置の製造方法 |
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