JPH03102749A - 荷電粒子加速装置 - Google Patents
荷電粒子加速装置Info
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- JPH03102749A JPH03102749A JP24023389A JP24023389A JPH03102749A JP H03102749 A JPH03102749 A JP H03102749A JP 24023389 A JP24023389 A JP 24023389A JP 24023389 A JP24023389 A JP 24023389A JP H03102749 A JPH03102749 A JP H03102749A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分デP]
本発明は被加工物に荷電粒子を照射して被加工物面を加
工する加速装置に係り,特に放熱による周辺部材の熱損
傷を防止するに好適な荷電粒子加速装置に関する. (2)前記導線が,前記フィラメントリード線と共に前
記電気絶縁管内を通過して配設されると共に,該電気絶
縁管の端面から前記フィラメントコイル側に向かって適
宜長さだけ突出して配設されるものである請求項1に記
載の荷電粒子加速装置.[従来の技術] 第6図に従来一般に使用されている電子ビーム加速装置
の加熱部分の概要構造を表示する.フィラメントコイル
3aはフィラメント固定ベース5bの先端部にフィラメ
ント固定具21を介しフィラメント固定ねじ22により
固定される.フィラメント固定ベース5bはその中間部
をアルミナ絶縁環4bに支持されると共にその後端側に
はフィラメントリード線2aに連結する.なお、フィラ
メントリード線2aは図略のフィラメント電源に連結さ
れる。
工する加速装置に係り,特に放熱による周辺部材の熱損
傷を防止するに好適な荷電粒子加速装置に関する. (2)前記導線が,前記フィラメントリード線と共に前
記電気絶縁管内を通過して配設されると共に,該電気絶
縁管の端面から前記フィラメントコイル側に向かって適
宜長さだけ突出して配設されるものである請求項1に記
載の荷電粒子加速装置.[従来の技術] 第6図に従来一般に使用されている電子ビーム加速装置
の加熱部分の概要構造を表示する.フィラメントコイル
3aはフィラメント固定ベース5bの先端部にフィラメ
ント固定具21を介しフィラメント固定ねじ22により
固定される.フィラメント固定ベース5bはその中間部
をアルミナ絶縁環4bに支持されると共にその後端側に
はフィラメントリード線2aに連結する.なお、フィラ
メントリード線2aは図略のフィラメント電源に連結さ
れる。
このようなフィラメントコイル3aは極めて高温になり
、これに伴ってフィラメント固定ベース5b,アルミナ
絶縁環4b等も高温になるため、放熱手段を設けて周辺
部の温度を低下させる必要が有る.すなわち,フィラメ
ントコイル3aからアルミナ絶縁環4b側に向かって適
当な温度勾配をもたすようにそのnllに放熱手段を設
ける必要があった.従来技術ではその放熱手段としてフ
ィラメントコイル3aの近傍に適宜大きさのフィラメン
ト固定ベース5bとフィラメント固定ねじ22を設け,
それ等でフィラメントコイル3aを固定すると共に、放
熱部として機能せしめ,それ等を通してフィラメントリ
ードの反手方向側に主に熱を逃すようにしていた. [本発明の目的:解決すべき問題点] しかしながら,フィラメント固定ベース5bとフィラメ
ント固定ねじ22を使用した放熱方法では、フィラメン
ト固定ベース5bとフィラメント固定ねじ22をよほど
大型のものにしないと十分な放熱効果が得られず,また
小型の普通の材質のものでは放熱が不十分のためこれ等
が溶けてしまうという問題点が生ずる.そのためタング
ステンや,モリブデン等の高融点材料で大きなフィラメ
ント固定ねじ22やフィラメント固定ベース5bおよび
フィラメント固定具21等を作らねばならず,コスト高
で、かつ大型となる問題点が生じる.本発明は以上の問
題点を解決し、前記の要請に答えるものであり、タング
ステンやモリブデン等の如き高価な材料を用いることな
く、極めて簡便な小型の手段で十分な放熱が行われ、周
辺の各部品の熱損傷もなく、有用な荷電粒子の放出,加
速ができることにより耐用期間が長くなる荷電粒子加速
装置を提供することを目的とする.[本発明の構戊:問
題点解決の手段] 本発明は以上の目的を達成するために、アルミナ材料な
どからなる電気絶縁管に支持され,フィラメント電源に
連結すると井に,熱電子を放出すべく先端側に形或され
るフィラメントコイルに連結するフィラメントリード線
に,該リード線よりも大径の腺径の導線を前記電気絶縁
管内にて添わせてなる荷電粒子加連装置を構成するもの
である.[作用] フィラメントリード線よりも大径の線径を有する導線を
該フィラメントリード線に接触させて添わせた状態で電
気絶縁管を通して配線する.そのようにすることにより
、フィラメントリード線があたかも太線になったと同様
な効果が生じ,その電流密度が減少し,熱伝達も行うの
でフイラメン1、コイルの温度上昇がおさえられる.前
記導線の材質は銅など一般用材料で良く、太いから.f
fi気抵抗が小さいので発熱は小であり、また,放熱は
前記導線を介してゆるやかに行われれば足りる.結果と
してフィラメントリード線はフィラメントコイル側から
その支持部にかけて適当な温度勾配をもった適温な状態
に保持される.そのため周辺部材の熱損傷が防止される
. [実施例1] 本実施例1は電子ビーム加速装置におけるターゲットプ
レートの試料を加熱する加熱手段に適用した場合を示す
. 第1図に示すように,装置の中央部には細長円筒状のセ
ラミック.好ましくはアルミナ材料からなる電気絶林管
4(以下,アルミナ絶縁管4という)が配設され、アル
ミナ絶縁管4はアルミナ絶縁管固定ベース5により保持
される.また、ステンレスペース6はアルミナ絶縁管固
定ベース5を支持する. 第2図および第3図にも示す如く、アルミナ絶縁管4内
には2つの貢通孔7,7が設けられる.7イラメントリ
ード線2はアルミナ絶縁管4の貫通孔7を通り抜け、先
端に形成されるフィラメントコイル3に連結すると共に
電流端子8に連結する. 導線1は同じく貢通孔7を通過して配設され,その基端
側は電流端子8に連結すると共に,先端側はアルミナ絶
縁管4の前端面4a(第2図)から突出し、フィラメン
トコイル3の近傍まで伸延して配設される.導線1の線
径はフィラメントリード線2の線径よりも大径のものか
らなり、例えば2乃至5倍程度のものから形成される.
その材質は特に限定しない.また,第3図によく示すよ
うに、導線{はフィラメントリード線2と接触し,貫通
孔7内に好ましくは密着した状態で介設される.また導
線1を管状とし内部にフィラメントリード線を密接して
添わせてもよい. 第1図には他にフィラメントコイル3の周辺にこれを囲
んでグリッド9および絶縁バイプ10が配設され、フィ
ラメントコイル3の前面側にはターゲットプレート11
が配設されている.電流の供給によりフィラメントリー
ド線2は加熱されるが、その長手方向に沿って電気抵抗
小な?導線1が密接して配設されているため、フィラメ
ントリード線2の発熱は小となる.すなわち、フィラメ
ントリード線2はあたかもその断面積が拡大したような
作用を受け,電流密度も減少しフィラメントリード線2
自体の温度上昇も低下する.一方,導,isiに伝わっ
た熱は導線1の周縁から放熱する.導線1は前述のよう
にフィラメントリード線2に添われた状態で長手方向に
配線されているため,放熱はフィラメントリード線2を
通して行われると井■食1方向に沿って万遍となく行わ
れ、局部的な高温部を発生させない.その結果としてフ
ィラメントリード線2は適当な温度勾配をもつことにな
る.勿論フィラメントリード線2の温度上昇がおさえら
れるがフィラメントコイル3は十分に高温に加熱される
. 第1図および第2図に示すように、導線1の先端部はア
ルミナ絶縁管4の前端面4aから突出し,フィラメント
コイル3の近傍まで伸延しているため、フィラメントコ
イル3の近傍より低発熱の状態となりその上にその部分
の放熱も十分に行われることになる. 導線1は径が太ければよいので材質は前記したように特
に限定するものでないが,例えば銅,タングステン,モ
リブデン等が採用されてもよい.[実施例2] 実施例2はイオンビーム加速装置に本実施例を適用した
場合を示す. 装置の中央部には円筒状のアルミナ絶縁管4aが支持管
13を介しアルミナ絶縁管固定ベース5a内に支持され
る.アルミナ絶縁管固定ベース5a内の室14内にガス
管15からの水素ガス又はアルゴン等のガス体が但給さ
れる. フィラメントリード線2は前記実施例1と同様にフィラ
メントコイル3と電流端子8a側と連結して配設される
. 導線1も第5図に示すようにフィラメントリード線2と
接触し,これに添わされた状態で配設され、アルミナ絶
縁管4の2個の貢通孔7a,7a内に収納される.第4
図に示すように導線1の先端側は実施例1と同じくアル
ミナ絶縁管4の前端面から突出し,フィラメントコイル
3の近傍まで伸延している. アルミナ絶縁管固定ベース5aの周縁にはこれをB!l
てマグネットコイル16が配設され,フィラメントコイ
ル3の前面側にはそこから放出されたイオンビームを絞
り込むと共に拡散を防止して集束させるウェネルトン1
7,アバーチャ18,プラズマカップ19等が配設され
る.また、イオンビームは引き出し電極20を介し被加
工物12a上に照射される. 以上の構造によりフィラメントコイル3で励起され,ウ
ェネルトン17とアパーチャ18間のアーク放電により
イオン化されたイオンビームは加速されて被加工物12
a側に送られるが,前記実施例1と同様にフィラメント
リード線2は導線1の存在により,温度上昇が制限され
ると井に、導IjIlからの放熱により適宜の温度勾配
の状態に保持される.従って、その周辺の各部品に悪影
響を与えない. 本発明は以上の説明によっても明らかなようにフィラメ
ントリード線に径大なる導線を電気絶縁管内にて一緒に
添わせ,これを電気絶縁管を通して通過させ,フィラメ
ントコイルの近傍まで導線を伸延させる点に発明のポイ
ントがあるもので、荷電粒子加速装置の細部構造に関し
ては図示のものに限定されないことは勿論である.また
フィラメントリード線と導線を支持する電気絶縁管の形
状も図示のもに限定されるものでない.2)導線の存在
によりフィラメントリード線は適当な温度勾配をもった
状態に保持され、周辺の部品に熱損傷を与えない. 3)フィラメントリード線は導線の存在により電流密度
が減少し、フィラメントコイルの周辺部分の温度は低下
するが,フィラメントコイル自体は十分に加熱され、荷
電粒子の発生,放出,加速に影響を与えない. [本発明の効果] 本発明によれば次のような顕著な効果を奏する.l)フ
ィラメントリード線にこれよりも大きい線径を有する導
線を密接させ、適宜の長さの範囲で添わせて配設するこ
とにより,フィラメントリード線の熱が導線側に伝えら
れ,ここから積極的に放熱される.また導線からの放熱
はその長手方向に沿って行われるため局部的に高温にな
る部分は生じない. 4)導線をフィラメントリード線に添わせて配設するこ
とは極めて簡単に行われ,既設装置にも適用可能である
. 5)導線は特に高価の材料を使用する必要がなく,安価
に実施することが出来る.
、これに伴ってフィラメント固定ベース5b,アルミナ
絶縁環4b等も高温になるため、放熱手段を設けて周辺
部の温度を低下させる必要が有る.すなわち,フィラメ
ントコイル3aからアルミナ絶縁環4b側に向かって適
当な温度勾配をもたすようにそのnllに放熱手段を設
ける必要があった.従来技術ではその放熱手段としてフ
ィラメントコイル3aの近傍に適宜大きさのフィラメン
ト固定ベース5bとフィラメント固定ねじ22を設け,
それ等でフィラメントコイル3aを固定すると共に、放
熱部として機能せしめ,それ等を通してフィラメントリ
ードの反手方向側に主に熱を逃すようにしていた. [本発明の目的:解決すべき問題点] しかしながら,フィラメント固定ベース5bとフィラメ
ント固定ねじ22を使用した放熱方法では、フィラメン
ト固定ベース5bとフィラメント固定ねじ22をよほど
大型のものにしないと十分な放熱効果が得られず,また
小型の普通の材質のものでは放熱が不十分のためこれ等
が溶けてしまうという問題点が生ずる.そのためタング
ステンや,モリブデン等の高融点材料で大きなフィラメ
ント固定ねじ22やフィラメント固定ベース5bおよび
フィラメント固定具21等を作らねばならず,コスト高
で、かつ大型となる問題点が生じる.本発明は以上の問
題点を解決し、前記の要請に答えるものであり、タング
ステンやモリブデン等の如き高価な材料を用いることな
く、極めて簡便な小型の手段で十分な放熱が行われ、周
辺の各部品の熱損傷もなく、有用な荷電粒子の放出,加
速ができることにより耐用期間が長くなる荷電粒子加速
装置を提供することを目的とする.[本発明の構戊:問
題点解決の手段] 本発明は以上の目的を達成するために、アルミナ材料な
どからなる電気絶縁管に支持され,フィラメント電源に
連結すると井に,熱電子を放出すべく先端側に形或され
るフィラメントコイルに連結するフィラメントリード線
に,該リード線よりも大径の腺径の導線を前記電気絶縁
管内にて添わせてなる荷電粒子加連装置を構成するもの
である.[作用] フィラメントリード線よりも大径の線径を有する導線を
該フィラメントリード線に接触させて添わせた状態で電
気絶縁管を通して配線する.そのようにすることにより
、フィラメントリード線があたかも太線になったと同様
な効果が生じ,その電流密度が減少し,熱伝達も行うの
でフイラメン1、コイルの温度上昇がおさえられる.前
記導線の材質は銅など一般用材料で良く、太いから.f
fi気抵抗が小さいので発熱は小であり、また,放熱は
前記導線を介してゆるやかに行われれば足りる.結果と
してフィラメントリード線はフィラメントコイル側から
その支持部にかけて適当な温度勾配をもった適温な状態
に保持される.そのため周辺部材の熱損傷が防止される
. [実施例1] 本実施例1は電子ビーム加速装置におけるターゲットプ
レートの試料を加熱する加熱手段に適用した場合を示す
. 第1図に示すように,装置の中央部には細長円筒状のセ
ラミック.好ましくはアルミナ材料からなる電気絶林管
4(以下,アルミナ絶縁管4という)が配設され、アル
ミナ絶縁管4はアルミナ絶縁管固定ベース5により保持
される.また、ステンレスペース6はアルミナ絶縁管固
定ベース5を支持する. 第2図および第3図にも示す如く、アルミナ絶縁管4内
には2つの貢通孔7,7が設けられる.7イラメントリ
ード線2はアルミナ絶縁管4の貫通孔7を通り抜け、先
端に形成されるフィラメントコイル3に連結すると共に
電流端子8に連結する. 導線1は同じく貢通孔7を通過して配設され,その基端
側は電流端子8に連結すると共に,先端側はアルミナ絶
縁管4の前端面4a(第2図)から突出し、フィラメン
トコイル3の近傍まで伸延して配設される.導線1の線
径はフィラメントリード線2の線径よりも大径のものか
らなり、例えば2乃至5倍程度のものから形成される.
その材質は特に限定しない.また,第3図によく示すよ
うに、導線{はフィラメントリード線2と接触し,貫通
孔7内に好ましくは密着した状態で介設される.また導
線1を管状とし内部にフィラメントリード線を密接して
添わせてもよい. 第1図には他にフィラメントコイル3の周辺にこれを囲
んでグリッド9および絶縁バイプ10が配設され、フィ
ラメントコイル3の前面側にはターゲットプレート11
が配設されている.電流の供給によりフィラメントリー
ド線2は加熱されるが、その長手方向に沿って電気抵抗
小な?導線1が密接して配設されているため、フィラメ
ントリード線2の発熱は小となる.すなわち、フィラメ
ントリード線2はあたかもその断面積が拡大したような
作用を受け,電流密度も減少しフィラメントリード線2
自体の温度上昇も低下する.一方,導,isiに伝わっ
た熱は導線1の周縁から放熱する.導線1は前述のよう
にフィラメントリード線2に添われた状態で長手方向に
配線されているため,放熱はフィラメントリード線2を
通して行われると井■食1方向に沿って万遍となく行わ
れ、局部的な高温部を発生させない.その結果としてフ
ィラメントリード線2は適当な温度勾配をもつことにな
る.勿論フィラメントリード線2の温度上昇がおさえら
れるがフィラメントコイル3は十分に高温に加熱される
. 第1図および第2図に示すように、導線1の先端部はア
ルミナ絶縁管4の前端面4aから突出し,フィラメント
コイル3の近傍まで伸延しているため、フィラメントコ
イル3の近傍より低発熱の状態となりその上にその部分
の放熱も十分に行われることになる. 導線1は径が太ければよいので材質は前記したように特
に限定するものでないが,例えば銅,タングステン,モ
リブデン等が採用されてもよい.[実施例2] 実施例2はイオンビーム加速装置に本実施例を適用した
場合を示す. 装置の中央部には円筒状のアルミナ絶縁管4aが支持管
13を介しアルミナ絶縁管固定ベース5a内に支持され
る.アルミナ絶縁管固定ベース5a内の室14内にガス
管15からの水素ガス又はアルゴン等のガス体が但給さ
れる. フィラメントリード線2は前記実施例1と同様にフィラ
メントコイル3と電流端子8a側と連結して配設される
. 導線1も第5図に示すようにフィラメントリード線2と
接触し,これに添わされた状態で配設され、アルミナ絶
縁管4の2個の貢通孔7a,7a内に収納される.第4
図に示すように導線1の先端側は実施例1と同じくアル
ミナ絶縁管4の前端面から突出し,フィラメントコイル
3の近傍まで伸延している. アルミナ絶縁管固定ベース5aの周縁にはこれをB!l
てマグネットコイル16が配設され,フィラメントコイ
ル3の前面側にはそこから放出されたイオンビームを絞
り込むと共に拡散を防止して集束させるウェネルトン1
7,アバーチャ18,プラズマカップ19等が配設され
る.また、イオンビームは引き出し電極20を介し被加
工物12a上に照射される. 以上の構造によりフィラメントコイル3で励起され,ウ
ェネルトン17とアパーチャ18間のアーク放電により
イオン化されたイオンビームは加速されて被加工物12
a側に送られるが,前記実施例1と同様にフィラメント
リード線2は導線1の存在により,温度上昇が制限され
ると井に、導IjIlからの放熱により適宜の温度勾配
の状態に保持される.従って、その周辺の各部品に悪影
響を与えない. 本発明は以上の説明によっても明らかなようにフィラメ
ントリード線に径大なる導線を電気絶縁管内にて一緒に
添わせ,これを電気絶縁管を通して通過させ,フィラメ
ントコイルの近傍まで導線を伸延させる点に発明のポイ
ントがあるもので、荷電粒子加速装置の細部構造に関し
ては図示のものに限定されないことは勿論である.また
フィラメントリード線と導線を支持する電気絶縁管の形
状も図示のもに限定されるものでない.2)導線の存在
によりフィラメントリード線は適当な温度勾配をもった
状態に保持され、周辺の部品に熱損傷を与えない. 3)フィラメントリード線は導線の存在により電流密度
が減少し、フィラメントコイルの周辺部分の温度は低下
するが,フィラメントコイル自体は十分に加熱され、荷
電粒子の発生,放出,加速に影響を与えない. [本発明の効果] 本発明によれば次のような顕著な効果を奏する.l)フ
ィラメントリード線にこれよりも大きい線径を有する導
線を密接させ、適宜の長さの範囲で添わせて配設するこ
とにより,フィラメントリード線の熱が導線側に伝えら
れ,ここから積極的に放熱される.また導線からの放熱
はその長手方向に沿って行われるため局部的に高温にな
る部分は生じない. 4)導線をフィラメントリード線に添わせて配設するこ
とは極めて簡単に行われ,既設装置にも適用可能である
. 5)導線は特に高価の材料を使用する必要がなく,安価
に実施することが出来る.
第1図は電子ビーム加速装置に本発明の一実施例を装着
した状態を示す軸断面図、第2図は実施例の主要部の斜
視図、第3図は第2図のm−m線拡大横断面図、第41
;Jはイオンビーム加速装置に本発明の実施例を装着し
た状態を示す軸断面図,第5図は第4図のV−V線拡大
横断面図,第6図は従来の萄電粒子加速装置の概略を説
明するための軸断面図である.
した状態を示す軸断面図、第2図は実施例の主要部の斜
視図、第3図は第2図のm−m線拡大横断面図、第41
;Jはイオンビーム加速装置に本発明の実施例を装着し
た状態を示す軸断面図,第5図は第4図のV−V線拡大
横断面図,第6図は従来の萄電粒子加速装置の概略を説
明するための軸断面図である.
Claims (4)
- (1)電気絶縁管内に支持され、荷電粒子を放出すべく
先端側に形成されるフィラメントコイルに連結するフィ
ラメントリード線に、該リード線よりも大径の線径の導
線を前記電気絶縁管内にて添わせることを特徴とする荷
電粒子加速装置。 - (2)前記導線が、前記フィラメントリード線と共に前
記電気絶縁管内を通過して配設されると共に、該電気絶
縁管の端面から前記フィラメントコイル側に向かって適
宜長さだけ突出して配設されるものである請求項1に記
載の荷電粒子加速装置。 - (3)前記荷電粒子が電子ビーム粒子である請求項1に
記載の荷電粒子加速装置。 - (4)前記荷電粒子がイオンビーム粒子である請求項1
に記載の荷電粒子加速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24023389A JPH03102749A (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 荷電粒子加速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24023389A JPH03102749A (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 荷電粒子加速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03102749A true JPH03102749A (ja) | 1991-04-30 |
Family
ID=17056433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24023389A Pending JPH03102749A (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 荷電粒子加速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03102749A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5580395A (en) * | 1994-07-19 | 1996-12-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Solar cell with integrated bypass function |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP24023389A patent/JPH03102749A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5580395A (en) * | 1994-07-19 | 1996-12-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Solar cell with integrated bypass function |
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