JPH03102711A - 絶縁電線 - Google Patents

絶縁電線

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JPH03102711A
JPH03102711A JP23920989A JP23920989A JPH03102711A JP H03102711 A JPH03102711 A JP H03102711A JP 23920989 A JP23920989 A JP 23920989A JP 23920989 A JP23920989 A JP 23920989A JP H03102711 A JPH03102711 A JP H03102711A
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JP
Japan
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resin
weight
insulated wire
film
parts
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Pending
Application number
JP23920989A
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English (en)
Inventor
Masakazu Mesaki
目崎 正和
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は絶縁電線の表面の潤滑性を向上せしめた耐加工
性に優れた絶縁電線を堤供せんとするものである。
(従来の技術) 近年電機機器の製造においては、省力化、合理化が盛ん
に行われており、これらに使用されるエナメル線に代表
される絶縁電線はその加工工程によって大きなダメージ
を受けているものである。
これらのダメージの例としては、例えばコイル加工工程
における合理化、或は高速自動巻線磯の導入による自動
化及び高速化に伴う工程等であり、また機器自体の小型
化性能化による占積率向上である。このような高速化や
占積率の向上化は使用するエナメル線に対して極めて苛
酷な条件となる。
即ち高速化に伴ってプーリーやガイドとの摩擦や摩耗が
増大し、それによって絶縁皮膜層を損傷せしめ、その結
果エナメル線の電気的性能を低下せしめるなどの、弊害
を生ぜしめているものである。
このことから絶縁電線の耐加工性は現在エナメル線にお
いて重要な特性の一つとして注目されており耐加工性を
向上せしめるために電線皮膜の潤滑性を向上させ絶縁電
線の静摩擦係数を低下させることが重要な課題となって
いる。
而して従来絶縁電線表面の潤滑性を向上せしめる方法と
しては絶縁電線の表面に潤滑油やパラフィンワックスを
塗布するとか或は潤滑性を有する物質例えばボリアミド
樹脂などを塗布する方法又は被覆せんとする絶縁樹脂組
戊物中に潤滑性成分を混和せしめることにより絶縁皮膜
層自体に潤滑性を附与せしめる方法等が行われてい・る
黙しながらこれらの方法による潤滑性は一過性のもので
あり、一度加工を加えた電線においては上記の如く塗布
したワックス等が容易に剥離しその後の工程において十
分な潤滑性を附与することが出来ないものであった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はかかる懸垂事項を解決すべく鋭意研究を行った
結果、絶縁電線の潤滑性を向上せしめると共にその潤滑
性が電線の加工工程おいても低下することなく長期間優
れた潤滑性を保持しうる絶縁電線を開発したものである
(課題を解決するための手段) 本発明は導体上に他の絶縁膜を介して、エチレンーアク
リル共重合樹脂、ポリアクリル酸系樹脂、又はその共重
合樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂又はその共重合
樹脂の群より選ばれた1理或ト は2種以上の樹脂100重量部に対しl〇一以ムの粒径
を有するアルミニウム、マグネシウム、カルシウム、亜
鉛の群より選ばれた金属を塩基とする金属石鹸の1種又
は2種以上を固形分で5〜50ffi量部含有せしめた
水溶液を塗布、焼付けした塗膜層を設けたことを特徴と
するもので一般絶縁電線より潤滑性をもつ薄膜を設ける
ことにより絶縁電線に損傷を及ぼすことを防止したもの
である。
本発明において用いるエマルジョンの樹脂成分としてエ
チレンーアクリル共重合樹脂、ポリアクリル系樹脂又は
その共重合樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂又はそ
の共重合樹脂を選定した理Cよ 由は、これらの樹脂による塗膜受優れた潤滑性を有する
塗膜層をうることか出来るためである。更にこれらの樹
脂は他の成分とする金属石鹸の微粒子を塗膜の表面上に
おいて固定することができ、これによって潤滑性を向上
せしめるものである。
又これらの樹脂の水中への分散は通常行われている方法
によるものであり、例えば七ノマーの乳化重合によって
えられるボリマーのエマルジョンをそのまま使用しても
よく、又得られた樹脂を加熱することにより溶融せしめ
、高温高圧下において界面活性剤と共存させ分散せしめ
る方法等何れの方法でもよいが、前者の乳化重合一物を
利用する方法が好ましい。
又本発明におて混和水溶液を形成せしめるための金属石
鹸を、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛
の群から選ばれた金属を塩基とする粒径を10一以下に
限定したものであり、その理由はlO−を超えた場合に
は得られた塗膜層の表面がその粒子によってやすり目状
の外観を呈すると共に該塗膜層が白濁し絶縁電線の外観
を著しく阻害するためである。なお上記の金属石鹸をう
るための塩基としてアルミニウム、マグネシウム、カル
シウム、亜鉛の夫々li独或は任意に2種以上組合せて
もよく、その組合せの如何によって塗膜層の潤滑性に変
化を生ずるものである。
又本発明は金属石鹸の添加量を固形分で樹脂成分100
重量部に対して5〜50重量部に限定したが、その理由
はその添加量が5種重量部未満の場合には得られる塗膜
の潤滑性を向上せしめることが出来難いためであり、特
に絶縁電線の静摩擦係数の測定においてその静摩擦係の
数値の低下が見られないものであり、又50重量部を超
えた場合には粒径の丈夫なものを添加した場合と同様に
えられた塗膜の表面がその粒子によってやすり目状を呈
するためである。好適な金属石鹸の市販品としては日本
精蝋製の酸化ワックス塩、ヘンケル白水沖製Stab1
oI Znl500, Stabiol Cal362
,  日本油脂■製のアルミニュームステアレート寥6
00, カルシュームステアレート、ジンクステアレー
ト,マグネシュームステアレート等が挙げられる。
又本発明において金属石鹸の微粒子を樹脂混合物の水分
散戚中に添加する場合、単純に添加したのでは、該微拉
子が十分に分散せずダマを生じ、後工程である電線表面
への塗布焼付の段階で均一な塗膜層をうろことが出来な
いそのため上記の分O 散に際しては界面活性剤を併用しホモミキサー等の高速
剪断攪拌器を用いて十分に攪拌・し金属石鹸の微粒子を
分散することが必要である。この界面活性剤としてはノ
ニオン系のものがよく、その使用量は水溶性塗料に対し
て約0.5〜5.0重量%でよい。
又本発明において導体上に形成する絶縁物層としては、
絶縁層を形成する電気絶縁性樹脂であれば何れでもよく
、例えばポリエステル、ポリイミド、ポリエステルイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、ポリエステルア
ミドイミド、ポリビニールホルマール、エボキン、ポリ
フェニルスルホン等やそれらの組合せによる樹脂が使用
できる。
(実施例) (アクリル酸系モノマーの重合1) アクリル酸エチルモノマーをポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステルを分散用の界面活性剤として、また
過酸化水素を触媒としてエマルジョン重合(乳化重合)
シ、エマルジョンの粒子の大きさが1〜5μ(透過弐粒
度計にalll定)で固形分10重量%のポリアクリル
酸エチルのエマルジョンをえた。
(アクリル酸系モノマーの重合2) メタクリル酸メチルモノマーとアクリル酸エチルモノマ
ーとを等モルづつ用い、分散用の界面活性剤としてポリ
オキシエチレンアルキルエーテルした系でエマルジョン
重合を行い、エマルジョンの粒径が0.5〜8.Ott
mで固形分15重量%のメタアクリル酸メチルーアクリ
ル酸エチル共重合体のエマルジョンをえた。
実施例(1) 径1.0mmの銅線上に市販のポリアミドイミド樹脂ワ
ニス(Hl−・406−30 :日立化成■製商品名)
を炉内温度400℃にて6回繰返し塗布、焼付けを行っ
て皮膜厚さが38−の絶縁T&線をえた。
この絶縁電線の上層に前記アクリル酸モノマーの重合(
1)にてえた固形分10重量%のポリアクリル酸エチル
のエマルジョン100重量部一(固形分)テアレート1
1600 (日本油脂■製商品名)縛重量部を混合した
水溶性塗料を1回塗布、焼付けを行なって皮膜厚1nの
塗膜層を形成して本発明絶縁電線をえた。
実施例(2)〜(3) 実施例(1)と同様にしてえた絶縁電線の上層にポリア
クリル酸エチルのエマルジョンとアルミニウムステアレ
ート■00をポリアクリル酸エチルのエマルジョンとS
in2とが固形分比で100重量部=15重量部(実施
例(2))及び100重量部:45重量部(実施例(3
))としたものを使用した以外はすべて実施例(1)と
同様にして本発明絶縁電線をえた。
比較例(1) 径1.0mmの銅線上に市販のポリアミドイミド樹脂ワ
ニス(H I−406−30 :日立化成■製商品名)
を炉内温度400℃にて6回繰返し塗布、焼付けを行っ
て皮膜の厚さが38−の比較例絶縁電線をえた。
比較例(2)〜(3) 比較例(1)と同様にして得た絶縁電線の上層にポリア
クリル酸エチルのエマルジョンとアルミニウムステアレ
ート婁600の比率を固形分比で100重量部:2ff
l量部(比較例(1))及び100重量部:65重量部
(比較例(2))とした以外はすべて実施例(1)と同
様にして比較例絶縁電線をえた.。
実施例(4) 径1.0+uの銅線上に市販のポリエステル樹脂ワニス
(L−3340:東特塗料■製商品名)を炉内温度40
0℃にて6回繰返し塗布、焼付けを行って皮膜の厚さが
30−の絶縁電線をえた。
この絶縁電線の上層に前記アクリル酸系モノマー重合(
2)においてえた固形分15重量%のメタクリル酸メチ
ルーアクリル酸エチル共重合体のエマルジョンの固形分
100重ユ部に対してStabiolZnl500 (
ヘンケル白水■製商品名)30重量部を混合した水溶性
塗料を1回塗布、焼付けを行って皮膜厚1μの塗膜層を
形成して本発明絶縁電線をえた。
実施例(5) 径1.0+++mの銅線上に市販のポリエステル樹脂ワ
ニス(DE−260:日東電工■製商品名)を炉内温度
400℃にて6回繰返し塗布、焼付けを行って皮膜の厚
さが35μの絶縁電線をえた。
この絶縁電線の上層に前記アクリル酸モノマーの重合(
2)においてえた固形分15重量%のメタクリル酸メチ
ルーアクリル酸エチル共重合体のエマルジョンの固形分
100重量部に対してマグネシウムステアレート(日本
油脂■製)15重量部を混合した水溶性塗料を1回塗布
、焼付けを行って皮膜厚1−の塗膜層を形成して本発明
絶縁電線をえた。
実施例(6) 径1.0mmの銅線上に市販のポリエステルイミド樹脂
ワニス(アイソミッド40ST:日触スケネクダデー抑
製商品名)を炉内温度500℃にて6回塗布、焼付けを
行って皮膜厚さが40μ傷の絶総電線をえた。
この絶縁電線の上層に前記アクリル酸系モノマ−の重合
(2)においてえた固形分15重量%のメタクリル酸メ
チルーアクリル酸エチル共重合体のエマルジョンの固形
分100重量部に対してStab1oI Cal362
 (ヘンケル白水沖製商品名)30重量部を混合した水
溶性塗料を1回塗布、焼付けを行って皮膜厚1nの塗膜
層を形成して本発明絶縁電線をえた。
斯くしてえた本発明絶縁電線及び比較例絶縁電線につい
て静摩擦係数を評価した結果は第1表に示す通りである
なお静摩擦係数は第1図及び第2図に示す装置により行
ったものであり、その数値は次式により算出したもので
ある。
又、図中において(1)は絶縁電線、(2)はスライダ
ー、(3)は荷重である。
第1表
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明絶縁電線の静摩擦係数を測定
するための装置を示すためであり第1図は平面図、第2
図は側面図である。 1・・・絶縁電線、2・・・スライダー 3・・・荷重
。 (発明の効果) 以上詳述した如く本発明絶縁電線によれば表面皮膜層が
潤滑性並に強度に優れているため苛酷な加工工程を行う
も該皮膜に損傷を及ほすことなく絶縁電線としてその目
的を達成しうる等工業上極めて有用なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 導体上の他の絶縁物を介して、エチエレン−アクリル共
    重合樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂又はその共重
    合樹脂、ポリアクリル酸系樹脂又はその共重合樹脂の群
    より選ばれた1種或は2種以上の樹脂100重量部に対
    し、10μm以下の粒径を有するアルミニウム、マグネ
    シウム、カルシウム、亜鉛の群から選ばれた金属を塩基
    とする金属石鹸の1種又は2種以上の固形分で5〜50
    重量部含有せしめた水溶液を塗布、焼付けた塗膜層を設
    けたことを特徴とする絶縁電線。
JP23920989A 1989-09-14 1989-09-14 絶縁電線 Pending JPH03102711A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004061870A1 (ja) * 2002-12-27 2004-07-22 Yazaki Corporation 電線のコーティング装置及び電線
WO2004061871A1 (ja) * 2002-12-27 2004-07-22 Yazaki Corporation 電線のコーティング方法
WO2021006193A1 (ja) * 2019-07-10 2021-01-14 三菱電機株式会社 熱可塑性樹脂組成物、成形品および製品

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