JPH0310268A - 電子写真方法 - Google Patents

電子写真方法

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JPH0310268A
JPH0310268A JP14644889A JP14644889A JPH0310268A JP H0310268 A JPH0310268 A JP H0310268A JP 14644889 A JP14644889 A JP 14644889A JP 14644889 A JP14644889 A JP 14644889A JP H0310268 A JPH0310268 A JP H0310268A
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JP
Japan
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laser
layer
electrophotographic
laser beam
tangent
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JP14644889A
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Hisami Tanaka
久巳 田中
Junichi Kishi
淳一 岸
Masami Okunuki
奥貫 正美
Noriko Hirayama
典子 平山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真方法に関し、詳しくはレーザー光を
像露光光源として用いるプリンターや複写機に適用でき
る電子写真方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、レーザーを光源とする電子写真方式プリンタの感
光体としては、セレン、セレン系合金。
硫化カドミニウム樹脂分散系、ポリビニルカルバゾール
とトリニトロンフルオレノンとの電荷移動錯体などが用
いられてきた。またレーザーとしてはへリウムーカドミ
、アルゴン、ヘリウム−ネオンなどのガスレーザーが用
いられてきたが、最近小型、低コストで直接変調が可能
な半導体レーザーが用いられるようになった。しかし半
導体レーザーは発光波長が750nm以上のものが多く
、以上のような感光体は、その波長領域で光感度が低(
、使用が困難であった。そのため感光波長領域を比較的
自由に選べる電荷発生層と電荷輸送層との積層型感光体
が、半導体レーザープリンタ用感光体として注目されて
きている。
積層型電子写真感光体の電荷発生層は、光を吸収して自
由電荷を発生させる役割をもち、その厚さは発生したホ
ト・キャリアの飛程を短がくするために0.1〜5μm
と薄いのが通例である。このことは、入射光量の大部分
が電荷発生層で吸収されて多くのホト・キャリアを生成
すること、さらには発生したホト・キャリアを再結合や
捕獲により失活することなく電荷輸送層に注入する必要
があることに帰因している。電荷輸送層は、静電荷の受
容と自由電荷の輸送の役割をもち、像形成光をほとんど
吸収しないものを用い、その厚さは通例5〜30μmで
ある。このような積層型感光体を用い、レーザープリン
タでレーザー光をライン走査して画像を出してみると、
文字などのライン画像では問題にならないが、ベタ画像
の場合、干渉縞状の濃度ムラが現われた。この原因は、
電荷発生層が前述の如く薄層で形成されているために、
この層で吸収される光量が制限され、羊のために電荷発
生層を通過した光が基板表面で反射し、この反射光と光
導電層表面での反射光との干渉を生じたものによると考
えられる。積層型電子写真感光体は、第2図のように金
属の導電性支持体1の上に電荷発生層2と電荷輸送層3
とが積層された構成になっている。この積層型感光体に
レーザー光4(発振波長は半導体レーザーで約780 
n m 、ヘリウムネオンレーザ−で約630nm)が
入射した場合、電荷輸送層3に侵入した侵入光5と、こ
の侵入光5が金属の導電性支持体1の表面で反射され電
荷輸送層3の表面から出てくる反射光6との干渉が生ず
る。
電荷発生層の膜厚は薄く、バインダーとして用いる有機
樹脂の屈折率は電荷輸送層とほぼ近い値を示すので、電
荷発生層によるレーザー光の屈折の割合はほとんど無視
てきる。そこで感光層の膜厚のほとんどを占める表面層
(電荷輸送層)の屈折率をn、厚さをd、レーザー光の
波長をλとすると、ndがλ/2の整数倍のときは、反
射光の強度が極大、すなわち電荷輸送層の内部へ入って
いく光の強度が極小(エネルギー保存則による)ndが
λ/4の奇数倍のときは反射光が極小、すなわち内部へ
入っていく光が極大となる。ところてdには製造上0.
2μm以上の厚みムラは避けられない。
方、レーザー光は単色性がよく、コヒーレントなため、
dの厚みムラに対応して前記の干渉条件が変化し、電荷
発生層でのレーザー光の吸収量の場所ムラが生じ、それ
がベタ画像の濃度の干渉縞状のムラとなって現われると
考えられる。
〔発明が解決しようとしている問題点〕本発明の目的は
、前述の従来技術の欠点を解消した電子写真方法を提供
することにある。
本発明の別の目的は、干渉縞状の濃度ムラの発生を防止
したレーザー光源電子写真装置に用いられる電子写真方
法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、電子写真感光体に対してレーザー
光を照射して像露光を行う電子写真方法において、十点
平均表面粗さ0.3μm以下の導電性支持体上に感光層
を有する電子写真感光体におけるレーザー露光−表面電
位曲線の傾きが、最大傾斜の接線と最小傾斜の接線との
交点における光量の1.5倍以上のレーザー露光量を用
い、且つ電子写真感光体に対するレーザー光の入射角i
と電子写真感光体表面層の屈折率nが γ=sini/n で表わされた時、γが0.05以上0,5以下であるこ
とを特徴とする電子写真方法である。
本発明では、電子写真感光体において導電性支持体の十
点平均表面粗さを0.3μm以下に抑えることにより、
画像欠陥(白ポチ、黒ポチ)の発生を防止することがで
きる。レーザー光による干渉縞を防止するため導電性支
持体の表面に凹凸を設ける方法が知られているが(特開
昭60−186850号公報、特開昭60−25235
9号公報、特開昭60=256153号公報)、導電性
支持体の十点表面粗さを0.3μmより太き(する場合
、感光体の局部的な電荷注入が発生しやすくなり、画像
欠陥として白ポチ、黒ポチが生ずる場合がある。
この画像欠陥をなくすため、従来は導電性支持体と感光
層の間にバリヤ層を設けることが必要となり、結局感光
体の抵抗が高くなり、電子写真感度の低下を招いていた
本発明では、導電性支持体の十点表面粗さを0.3μm
以下の状態で干渉縞の発生を防止することを可能として
いるため、バリヤ層を設けずとも、局部的な電荷注入が
妨げられ、白ポチや黒ポチなどの画像欠陥を発生しない
電子写真感光体は一般に第1図のようなレーザー露光−
表面電位曲線を描く。
干渉縞は前述のように感光層内での反射光による光量ム
ラによって電位変動を生じるために、画像上濃度差とし
て現われる。
本発明では電子写真感光体のレーザー露光曲線の傾きが
露光量を上げると小さくなる領域を見い出し、この領域
では画像上干渉縞が発生しに(くなることを鋭意検討の
上で確認した。
この領域とは、電子写真感光体のレーザー露光表面電位
曲線の傾きが、最大傾斜の接線と光量をさらに上げた時
の最小傾斜の接線との交点における光量の1.5倍以上
のレーザー露光量を用いた。
ここで、電子写真感光体のレーザー露光−表面電位曲線
とは片対数グラフにて片対数軸にレーザー露光量をプロ
ットし常数軸に表面電位をプロットしたものを示す。通
常、高電位から低電位へ最大傾斜を描き、電位が低下し
、低電位側で電位変動が小さくなり、最小傾斜を描く。
この最大傾斜の接線と最小傾斜の接線の交点のレーザー
露光量を求め、交点露光量の1.5倍以上のレーザー露
光■を照射すれば、干渉縞が発生しない。
また、通常の導電性支持体は製造加工」二第2図のよう
ななめらかな表面形状を示すため、レーザー光の入射角
が鉛直方向であると導電性支持体からの反射角が垂直方
向に向かい、レーザー光による干渉縞が発生しやすい。
レーザー光の入射角が斜め方向から入ると導電性支持体
の表面形状のうねりにより第3図のようにレーザー光が
散乱されるため干渉縞が発生しにくい状態となる。
電荷輸送層と電荷発生層は共に有機樹脂が主で屈折率は
ほぼ近似であるためレーザー光の入射角は感光体の表面
層(電荷輸送層)の屈折率nで屈折して導電性支持体面
に届く。このレーザー光が導電性支持体に当る角度の正
弦値γが0.05以上0.5以下であるとレーザー光が
効率的に感光体に当り、しかも干渉縞が発生しないこと
が本発明で見出された。
このγの値はレーザーの入射角と電子写真感光体の表面
層の屈折率から次式で示される。
γ=sinj/n さらに、γの値が0.5より大きくなるとレーザー光は
感光体表面で第4図のように反射を起し感光体に吸収さ
れる光量が減少して見かけ上値光体感度が悪くなる。
本発明における電子写真感光体の導電性支持体の十点表
面粗さはJIS規格の規格番号J I S −B −0
601に基づき、小板研究所の万能表面形状測定機5E
−3Cで行なった。
レーザー露光−表面電位曲線は、目的とする電子写真装
置を用い、電子写真感光体に対してレーザー露光し、そ
の時の表面電位を測定し、レーザー露光量の対数値と表
面電位をプロットして示す。
このレーザー露光−表面電位曲線の最大傾斜の接線と最
小傾斜の接線の交点のレーザー露光量を求める。
電子写真感光体表面層の屈折率は、表面層のみを波長7
90nmのレーザー光で屈折率を測定した。
レーザー光の入射角は電子写真感光体上の入射光位置の
鉛直方向と入射光の最小角度を示し、レーザー光が走査
されている感光体上の画像領域ではいずれの位置でも本
発明の条件を満たすことが必要である。
本発明に用いられる電子写真感光体における導電性支持
体としては、金属、導電物質分散プラスチック、導電物
質表面コート素材等が用いられる。
具体的には、例えば、アルミニウム、ステンレス。
銅等の金属、カーボン、酸化インジウム、酸化スズ、酸
化チタン等の導電性物質を樹脂中に分散した被膜を設け
たプラスチックや金属、アルミニウム、酸化インジウム
等の導電性物質を蒸着等の表面コートしたプラスチック
などがある。
本発明における感光層のうち電荷発生層2はスーダンレ
ッド、グイアンプル−ジエナスグリーンBなどのアゾ顔
料、アルゴールイエロー、ピレンキノン、インダンスレ
ンブリリアントバイオレットRRPなどのキノン顔料、
キノシアニン顔料、ペリレン顔料、インジゴ、チオイン
ジゴ等のインンゴ顔料、インドファーストオレンジトナ
ーなどのヒスベンゾイミダゾール顔料、銅フタロシアニ
ン、アルミクロル−フタロシアニンなどのフタロシアニ
ン顔料、キナクドリン顔料等の電荷発生性物質をポリエ
ステル、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、ポリビ
ニルピロリドン、メチルセルロース、ポリアクリル酸エ
ステル類、セルロースエステルなどの結着剤樹脂に分散
して形成される。その厚さは0.01〜1μm1好まし
くは0.05〜0.51t、 m程度である。
また、電荷輸送層3はヒドラゾン化合物、スチルベン化
合物、カルバゾール化合物、オキサゾール化合物、トリ
アリールアミン化合物などの有機光導電体を成膜性のあ
る樹脂に溶解させて形成される。これは電荷輸送物質が
一般的に低分子量で、それ自身では成膜性に乏しいため
である。そのような樹脂としては、ポリカーボネート、
ポリメタクリル酸エステル類、ボリアリレート、ポリス
チレン、ポリエステル、ポリサルホン、スチレン−アク
リロニトリルコポリマー、スチレン−メタクリル酸メチ
ルコポリマー等が挙げられる。電荷輸送層3の厚さは1
0〜30μmの範囲が好ましい。
導電性支持体と感光層の中間に、バリヤー機能と接着機
能をもつ下引層を設ける。下引層は、カゼイン、ポリビ
ニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アクリ
ル酸コポリマー、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン6
.6、ナイロン6、 10゜共重合ナイロン、アルコキ
シメチル化ナイロンなど)、ポリウレタン、ゼラチン、
アルミニウムなどによって形成できる。
下引層の膜厚は0.1〜2μm1好ましくは0.5〜1
μmが適当である。
また、感光層の」二には必要に応じて保護層を設けても
よい。
本発明の電子写真方法を適用することができる電子写真
装置の具体例を第8図に示す。
この装置は、電子写真感光体8の周面上に1次帯電器9
.レーザー光による像露光手段10.現像器11、給紙
ローラーと給紙ガイド12.転写帯電器13クリーナー
エ4が配置されている。画像形成の方法は、まず、電子
写真感光体8上に1次帯電器9より帯電し、像露光手段
10によって原稿に対応した画像を感光体8に像露光し
、静電潜像を形成する。次に、現像器11中のトナーを
感光体8に付着させることにより感光体8上の静電潜像
を現像(可視像化)する。さらに、感光体8上に形成さ
れたトナー像を給紙ローラーと給紙カイト12を通して
供給された紙などの転写材上に転写帯電器13によって
転写する。また、転写材上に転写されずに感光体8上に
残った残トナーはクリーナー14によって回収される。
一方、トナー像が形成された転写材は定着器(不図示)
に送られてトナー像が定着される。なお、感光体内部に
残留電荷が残るような場合には、前露光手段15によっ
て感光体8に光を当て除電したほうがよい。
像露光光源であるレーザー光としては、半導体レーザー
 ガスレーザー、固体レーザーなどが挙げられる。
実施例1 十点平均表面粗さが0.2μmである60φX260m
mのアルミニウムシリンダーを用意した。
次にε型銅フタロシアニン(東洋インキ製)100重量
部(以下、部と称す)、ポリエステル樹脂(東洋紡製バ
イロン−200) 50部およびシクロヘキサン135
0部を1φガラスピーズを用いたサンドミル装置で20
時間分散した。この分散液にメチルエチルケトン270
0部を加え、上記シリンダー上に浸漬塗布し50°Cで
10分加熱乾燥して、0.15μm厚の電荷発生層を設
けた。
次いで、下記構造式のヒドラゾン化合物を10部および
スチレン−メタクリル酸メチル共重合樹脂(商品名:M
S200・製鉄化学(株))15部をトルエン80部に
溶解した。この液を上記電荷発生層上に塗布して100
℃で1時間の熱風乾燥をして、16μm厚の電荷輸送層
を形成した。
この電荷輸送層の屈折率を測定したところ、nl、48
であった。
この積層型電子写真感光体をガリウムーアルミニウムー
ヒ素半導体レーザー(発光波長790nm出力5 m 
W )を像露光光源として用いる第8図と同様の構成の
電子写真式レーザープリンターにとりつけて電位測定及
び反転現像方式にてベタ画像の画像出しを行なった。な
お、レーザー光の電子写真感光体表面層への入射角は電
子写真感光体ドラム長さ方向(回転軸方向)に対して7
°で入射し、レーザー光量はレーザー光量−表面電位曲
線(第5図)の最大傾斜の接線と最小傾斜の接線の交点
の光量1.6倍の光量で画像出しを行なった。結果を表
1におよび表2に示した。
比較例−1 十点表面粗さが0.5μmである60φX 260 m
 mのアルミニウムシリンダーを用意した。
次に、このシリンダー上に実施例1と同様に電荷発生層
と電荷輸送層を設は電子写真感光体を製造し、電子写真
式レーザープリンターで電位測定及びベタ画像の画像出
しを行なった。結果を表1および表2に示した。
実施例−2 十点平均表面粗さが0.3μmである60φX 260
mmのアルミニウムシリンダーを用意した。
次に、このシリンダー上に実施例1と同様に電荷発生層
と電荷輸送層を設は電子写真感光体を製造し、電子写真
式レーザープリンターで電位測定及びベタ画像の画像出
しを行なった。
レーザー光の入射角は10’ とし、レーザー光量表面
電位曲線(第5図)の最大傾斜の接線と最小傾斜の接線
との交点における光量の1.5倍のレーザー光量で画像
出しを行なった。結果を表1および表2に示した。
比較例2 十点平均表面粗さが0.3μmである60φX 260
 m mのアルミニウムシリンダーを用意した。
次に、実施例1と同様に電荷発生層と電荷輸送層を設は
電子写真感光体を製造し、電子写真式レーザープリンタ
ーで電位測定及びベタ画像の画像出しを行なった。
レーザー光の入射角は10° とし、レーザー光量表面
電位曲線(第5図)の最大傾斜の接線と最小傾斜の接線
との交点における光量の1.0倍のレーザー光量で画像
出しを行なった。結果を表1および表2に示した。
実施例3 十点平均表面粗さが0.3μmである60φX 260
 m mのアルミニウムシリンダーを用意した。
次に、共重合ナイロン樹脂(商品名・アミランCM80
00、東し製)10部をメタノール60部、ブタノール
40部の混合液に溶解し、上記シリンダ上に浸漬塗布し
て、1μm厚の下引き層をもうけた。
次に、この下引き層上に実施例1と同様に電荷発生層お
よび電荷輸送層を設は電子写真感光体を製造し、電子写
真式レーザープリンターで電位測定及びベタ画像の画像
出しを行なった。
レーザー光の入射角は20° とし、レーザー光量表面
電位曲線(第6図)の最大傾斜の接線と最小傾斜の接線
との交点における光量の1.8倍のレーザー光量で画像
出しを行なった。結果を表1および表2に示した。
比較例3 十点平均表面粗さが0.3μmである60φX260m
mのアルミニウムシリンダーを用意した。
次に、このシリンダー上に実施例3と同様に下りき層、
電荷発生層および電荷輸送層を設は電子写真感光体を製
造し、電子写真式レーザープリンターで電位測定及びベ
タ画像の画像出しを行なった。
レーザー光の入射角は3° とし、レーザー光量表面電
位曲線(第6図)の最大傾斜の接線と最小傾斜の接線と
の交点における光量の1.3倍のレーザー光量で画像出
しを行なった。結果を表1および表2に示した。
実施例4 十点平均表面粗さが0.1μmである6oφX260m
mの鏡面研摩アルミニウムシリンダーを用意した。
次に、共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM80
00..東し製)10部をメタ/−960部、フタノー
ル40部の混合液に溶解し、上記シリンダー上に浸漬塗
布して、1μm厚の下引き層を設けた。
次にアルミクロルフタロシアニン(東洋インキ製)10
0部、ブチラール樹脂(積木化学製)50部およびシク
ロヘキサン1350部を1φガラスピーズを用いたサン
ドミル装置で20時間分散した。この分散液にメチルエ
チルケトン2700部を加え、上記下引き層上に浸漬塗
布し500で10分加熱乾燥して、0.15μm厚の電
荷発生層を設けた。
次いで、下記構造式のヒドラゾン化合物を10部および
ポリカーボネートA(商品名・パンライトL−1250
:帝人(製))15部をジクロルメタン80部に溶解し
た。この液を上記電荷発生層上に塗布して100°Cで
1時間の熱風乾燥をして、16μm厚の電荷輸送層を形
成した。
この電荷輸送層の屈折率を測定したところ、nl、58
であった。
この積層型電子写真感光体をガリウムーアルミニウムー
ヒ素半導体レーザー(発光波長790nm出力5 m 
W )を有する電子写真式レーザープリンターにとりつ
けて電位測定及び反転現像方式にてベタ画像の画像出し
を行なった。
なお、レーザー光の感光層表面層への入射角は電子写真
感光体ドラム長さ方向(回転軸方向)に対して40°で
入射し、レーザー光量はレーザー光量−表面電位曲線(
第7図)の最大傾斜の接線と最小傾斜の接線と交点にお
ける光量の2.0倍の光量で画像出しを行なった。結果
を表1および表2に示した。
比較例4 十点平均表面粗さが0.1μmである60φX260m
mの鏡面研摩アルミニウムシリンダーを用意した。
次に、実施例3と同様に下引き層、電荷発生層および電
荷輸送層を設は電子写真感光体を製造し、電子写真式レ
ーザープリンターで電位測定及びベタ画像の画像出しを
行なった。
レーザー光の入射角は40° とし、レーザー光量−表
面電位曲線(第7図)の最大傾斜の接線と最小傾斜の接
線との交点における光量の2.0倍のレーザー光量で画
像出しを行なフた。結果を表1および表2に示した。
表 〔発明の効果〕 以上の結果から明らかなように本発明の電子写真方法に
よれば、干渉縞を防止して画像欠陥の発生を防ぎ、明部
電位が安定した正常な画像濃度が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はレーザー露光−表面電位曲線、第2図〜第4図
は電子写真感光体に対するレーザー光の入射状態を表わ
した模式図、第5図〜第7図はそれぞれ実施例1.3.
4におけるレーザー露光−表面電位曲線、第8図は電子
写真装置の模式的断面図を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子写真感光体に対してレーザー光を照射して像
    露光を行なう電子写真方法において、十点平均表面粗さ
    0.3μm以下の導電性支持体上に感光層を有する電子
    写真感光体におけるレーザー露光−表面電位曲線の傾き
    が、最大傾斜の接線と最小傾斜の接線との交点における
    光量の1.5倍以上のレーザー露光量を用い、且つ電子
    写真感光体に対するレーザー光の入射角iと電子写真感
    光体表面層の屈折率nが γ=sini/n で表わされた時、γが0.05以上0.5以下であるこ
    とを特徴とする電子写真方法。
JP14644889A 1989-06-07 1989-06-07 電子写真方法 Pending JPH0310268A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009230125A (ja) * 2008-02-26 2009-10-08 Konica Minolta Business Technologies Inc 有機感光体及び画像形成装置

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