JPH03101963A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH03101963A
JPH03101963A JP24107689A JP24107689A JPH03101963A JP H03101963 A JPH03101963 A JP H03101963A JP 24107689 A JP24107689 A JP 24107689A JP 24107689 A JP24107689 A JP 24107689A JP H03101963 A JPH03101963 A JP H03101963A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクジェット記録装置に関する。
[従来の技術] この種の装置は、直接記録に係る構成以外にインクを吐
出して記録を行う方式に固有の構成を具える. すなわち、記録データに応じて、ある吐出口で長時間吐
出が行われない場合や、装置自体が長期間使用されない
場合には吐出口や吐出口C連通するインク液室内のイン
クが水分蒸発によって増粘し不吐出を起こすことがあり
、また、吐出口が配設された吐出口面にインク液滴.水
滴あるいは塵埃等が付着し、これら付着物によって吐出
されるインク液滴が引っ張られ、その吐出方向が偏向す
ることもある。このため、インクジェット記録装置は、
不吐出や吐出方向の偏向を未然に防止するため、いわゆ
る吐出回復系としての種々の構成を具える。
これら吐出回復系としては、不吐出を防止する構成とし
て、所定のインク受容媒体にインクを吐出して増粘イン
ク等を排除するための予備吐出,吐出口やインク液室か
らインクを吸引して上記排除を行うためのインク吸引,
さらには吐出口面を密閉して吐出口からのインク水分蒸
発を防ぐためのキャッピングのそれぞれ構成がある。
さらに、吐出方向の偏向を防止する構成として、吐出口
面をワイピングし、吐出口近傍に付着した塵埃,インク
液滴等を取除く構成がある。
また、近年のインクジェット記録装置では、普通紙、封
筒など種々の被記録媒体に記録できることが一般的にな
りつつあり、これら被記録媒体の特に厚み(対応した構
成がとられている。
すなわち、用いられる被記録媒体に応じて、記録の際に
記録ヘッドと被記録媒体とが適切な間隔を有するようそ
の間隔を調節する機構が設けられている. 一方、近年のインクジェット記録装置、とりわけ記録ヘ
ッドにあっては、その製造が半導体の成膜工程やマイク
ロ加工技術によって行われるようになり、より小型でか
つ廉価な記録ヘッドが実現されつつある。これにより、
例えばインクタンクを一休とした使い捨てタイプの記録
ヘッドも提案されている。
これに伴ない、装置自体も小型かつ廉価なものとし、ユ
ーザーにとってより手軽に用いることのできるインクジ
ェット記録装置が望まれている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような装置の小型化は、装置を構成
する部材の配設ないしは動作のためのスペースを限定し
たり、部材そのものの小型化を要請する.この結果、上
述の各構成はもちろんのこと装置の他の構成、およびこ
れら構成間の関連する機構は、比較的大型な装置とは異
なったものとする必要がある. かかる構成の中でも、記録ヘッドの移動を行なうヘッド
ffi勤機構に関する構成は比較的大きなスベースを占
有する。この観点から、記録ヘッド移動のガイド軸を兼
ねたリードスクリューを用い、このリードスクリューを
所定のキャリアモータにより回転させることによって記
録ヘッドの移動を行なう機構が提案されている。
一方、上記インク吸引等のためのキャツピング機構と上
記ワイビング機構とを、これら機構が重畳する位置に配
設してスペースを節約し、必要に応じて移動することに
よりキャツビングないしはワイピングを行なう構成も提
案されている.このキャッピングおよびワイビングのた
めの移動の駆動力としては、リードスクリューの回転力
が用いられ、また、この駆動力伝達の切換えを行うため
にリードスクリューに関する回転方向および軸方向の動
きを利用したクラッチ機構が用いられる。このクラッチ
機構の動作は、キャツビングないしはワイピングを行な
う上で極めて正確に行なわれる必要がある。
本発明は、かかる観点に基づいてなされたものであり、
その目的とするところは、クラッチ機構を構成するクイ
ラッチギアと伝達ギアとの噛合が、常に所定の歯から開
始されると共に、噛合前には伝達ギアの不用意な回転を
阻止するような構成とすることにより伝達ギアを介して
駆動される例えば上記キャッピングやワイビングの動作
が正確なインクジェット記録装置を提供することにある
[課題を解決するための手段] そのために本発明では、回転駆動される軸と、該軸に取
付けられ、該軸の回転に応じて回転し、かつ該軸の軸方
向に移動可能なクラッチギアと、該クラッチギアの移動
および回転によって該クラッチギアと噛合する伝達ギア
と、を具え、前記クラッチギアとの噛合による前記伝達
ギアの回転によって装置における所定の機構を動作させ
るインクジェット記録装置において、前記クラッチギア
は、前記伝達ギアと噛合するための前記移動前において
前記伝達ギアの所定部位と当接可能な位置にあって、当
該当接により前記伝達ギアの回転を阻止するためのつば
部と、前記移動および前記回転によって、前記伝達ギア
の所定の歯と噛合するためのスタート歯と、当該噛合に
先立ち、前記伝達ギアに当面する非噛合部とを有するこ
とを特徴とする。
[作 用] 以上の構成によれば、タラヅチギアと伝達ギアとの噛合
前にはっぱ部の存在によって伝達ギアの回転が阻止され
、この伝達ギアを介して駆動される、例えば回復系機構
と伝達ギアとの駆動位相が変化することを防止できる。
また、予め非噛合部が伝達ギアと当面した後はじめてス
タート歯によって噛合が開始されることにより、噛合を
開始する回転位相が常に同じであると共に、非噛合部の
存在によって例えば歯の相対位置等、ギア部品寸法等の
ばらつきを吸収することができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例に関するインクジェット記録
装置の外観斜視図、第2図は、第1図に示した装置のケ
ース等を除いた装置主要部の斜視図、第3図(八)およ
び(B)は同様に第1図に示した装置の主に排紙系を示
す図である。
第1図において、100はインクジェット記録装置を示
し、この装置l00は、同図に示すように載置されて使
用される場合と、後述されるように垂直に載置されて、
使用される場合等があり、比較的小型tlものである。
101は装置ケース、102は外蓋、103は内蓋であ
り、非使用時等には内,iii 103の上に外蓋10
2が重畳されて装置lOOはコンパクトなものとなる。
・これにより、例えば記録装置を専用の収納バックに入
れ、ユーザーが持ち運びすることもできる。
また、外i102は、同図に示すように記録紙40の給
紙ガイドとして兼用することができ、この場合、図中l
06が給紙口となる。さらに、外i102は、後述され
るように排紙トレイとしても兼用することもできる。
上記いずれの場合にも、図中107が排紙口となる。
105は上M102の位置固定フック、また、104は
操作キー,表示部等である。
次に、第2図を参照して装置要部の構成を説明する。
図において、1はシャーシであり、紙等の記録媒体のガ
イドを兼ねた左側板1a,右側板1bが奥側に立設され
ている。また、シャーシ1には後述するキャリアモータ
を回動可能に支持するためのそ一夕取付穴が設けられて
いるが、図示は省略する。
lhは後述するリードスクリューを、軸方向および径方
向で支持するリードアームであり、軸受部(図示省略)
に軸支されている。
2はリードスクリューであり、リード溝28が記録範囲
に相対して所定のピッチで形成されている。まk1 リ
ードスクリュー2のキャリアホームポジション側には、
キャップおよび吐出回復を行う位置を設定するためのポ
ジション溝3bがスクリュー軸に垂直な断面の周りに沿
って形成されている。さらに、リード溝28とポジショ
ン溝3bとは導入溝3cにより滑らかに連続している。
リードスクリュー2の右端には軸2gが設けられるとと
もに左端側にも軸が設けられ、それぞれ、前側板1cお
よびリードアームlbに設けられた軸受部に嵌人され、
それらに対して回転自在に支持される。3は上記溝3b
, 3cを含み、リードスクリュー2の軸に設けられた
りードプーリであり、その端部にブーリ3aが設けられ
ている。そして、そのブーり3aにモータl1よりタイ
ミングベルト13を介して駆動力が伝達される。
また、リードスクリュー2の右端側の@2gは、シャー
シ右側板1bとシャーシ1とに接続するガイド板1cの
構溝と摺動可能に係合し、板ばねlOの押え部10aに
よりスラスト方向に押圧されると共に、さらに@2gは
ガイド板1cに設けられた軸に回勤自在に軸支されたカ
ム溝板50aのカム溝と係合している。カム溝板50a
の周囲には、かみ合い歯が形成され、これと板ばねlO
のラチェット部10cとがかみ合うことによりカム溝板
50aを所望の回転位置で掛止することができる。この
結果、カム溝に係合する軸2gは、ガイド板1cの構溝
における位置が定められ、従って、リードスクリュー2
の装置右端での位置が定められる。この構或は、後述の
記録ヘッドとプラテンとのギャップ調整に用いられる。
4はクラッチギャであり、リードブーり3に対して軸方
向に摺勤自在に支持され、回転方向じは第11図にて後
述されるリードブーり3に設けられたキ一部によって係
合しリードスクリュー20回動力が伝達されるようにな
っている。5はクラッチばねであり、クラッチギャ4を
リード溝方向に付勢する圧縮スプリングとしている。な
お、クラッチギャ4が軸方向に所定の範囲内しか移動し
ないようにする規制部材がクラッチギャ4とり一ドブー
り3との間に形成されている。
6はキャリアであり、リードスクリュー2に摺動自在に
取り付けられる。6aはクラッチギャ4の端面を押圧す
るための押圧部であり、キャリアの左側に一体に形成さ
れている。7はリードビンであり、リードスクリュー2
のリード溝2aに係合しており、キャリア6のガイド穴
(図示せず)にてその押圧方向が案内されている。8は
リードピンばねであり、キャリア6にその一端が取り付
けられており、他端でリードピン7を押圧している。
9はキャリア6に搭載される記録ヘッドであり、木例で
はインク吐出を行うためのヘッドエレメント9aとイン
ク供給源をなすインクタンク9bとを一体化してキャリ
ア6に着脱可能としたカートリッジの形態を有し、イン
クが消費されたとき等に交換可能な使い捨て型のものと
してある。なお、ヘッドエレメント9aに配設されてイ
ンクに吐出エネルギを作用させる吐出エネルギ発生素子
としては、電気熱変換素子や電気機械変換素子が用いら
れるが、インク吐出口等の高密度実装化が可能であるこ
と.製造工程が簡略であること等の理由により、前者が
好ましく用いられる。
6Cはフックであり、キャリア6の一部に固定され、後
述されるようにキャリア6の移動において記録ヘッド9
のキャップ位置等で安定して停止するため用いられる機
構である。
5lはキャリアガイド軸であり、キャリア6の後端部に
設けられたガイドビン6bと摺動可能に係合ずる。ガイ
ド軸5lは、第4図にて後述されるように偏心した軸5
1aを有し、これら軸51aはシャーシ1の端部に設け
られる側板5lb,51cによって回勤自在に軸支され
る。さらに、側板51cによって軸支される軸51aの
端部は、位置決めノブ51dに固定され、ノプ51(l
に設けられた突起と側板51cに設けられた穴51eと
が係合することにより軸5lの回転位置が定められる。
第4図(^)および(B) に示すように、上述した構
成は、記録紙40の種類に応じて、記録紙40の記録面
とヘッドエレメント9aの吐出口との間隔を適切なもの
とするためのものである。すなわち、ノブSldを手動
で回転させることにより、軸5lを第4図(A)に示す
ように軸51aとビン6bとの距離が最小の位置、また
、第4図(B)に示すように同距離が最大の位置に固定
することができる。これに応して、記録ヘッド9は、リ
ードスクリュー2を回動軸として回動し、記録紙4oが
比較的薄い普通紙に対応した位置(第4図(八))、ま
たは、封筒等の比較的厚い記録紙に対応した、間隔を犬
き〈とった位置(第4図(B))に固定される。
しかしながら、上述した構成は記録時の記録紙に対応し
た構成である。すなわち、吐出回復処理時には第2図の
左端に示される回復処理系の位置まで記録ヘッド9を移
動させる。このとき、記録ヘッド9と回復系とは常に所
定の位置関係になければならない。従がって第4図(A
) または(B) に示した位置にかかわらず、吐出回
復処理時には、記録ヘッド9は一定の位置をとる必要が
ある。そのための構成を第5図(^)および(B)に示
す。
第5図(A)および(B)は、それぞれ第4図(八)お
よび(B) に対応した図を示している。
第5図(A)の場合、軸5工とビン6bとの係合位置の
高さを変化させずに@51aとピン6bとが係合可能と
なる。このとき、その係合位置の高さを維持するために
、台形カム51gの平行面もピン6bに係合させるよう
にする。
第5図(8)の場合、記録ヘッド9が移動してピン6b
が軸51aに係合しようとするとき、ビン6bの保合位
置の高さは変化する。このため軸5lにはテーバ部51
fが設けられており、これに応じて台形カム51gには
テーバ面が設けられている。これにより、ピン6bの軸
51(テーパ部51f,軸51a )との係合位置の高
さが変化するのに伴なって、その高さが維持される。
以上の構成により、記録ヘッド9が吐出回復系の位置に
至ったとき、常に所定の高さ、従って、回復系との所定
の位置関係を保つことができる。
なお、記録ヘッド9の回動固定位置は、上述のように2
つに限られるものでなく、その中間位置で固定し様々な
厚さの記録紙に対応させるようにすることもできる。こ
の場合には、ノブ51dの突起と側板51cの穴51e
の係合位置を増せばよい。
また、ノブ51dの回転は手動に限定されず、例えば用
いる記録紙に対応したキー人力に応して紙送りモータ等
の駆動力を用いノプ51dを回転させることもできる。
再び、第2図を参照すると、1lは、例えば、バルスモ
ータよりなるキャリアモータであり、この前面および後
面の下部に回動ビンllaがアライメントをとった状態
で設けられており、それら回動ビンlla(後面側のも
のは図示せず)がシャーシ1上を移動可能な回復系ベー
ス50に設けたモータ取付穴に回動自在に取り付けられ
ている。もちろん、回動ビンが回復系ベース50に設け
られ取付け穴がモータ側に取り付けられていてもよい。
そして、キャリアモータ11は、回動ビンllaを中心
にして回動可能に取り付けられている。Ilbはばね受
けであり、キャリアモータ11に一体に形成され、後述
するモータばね14を受けるべくモータ軸と平行に立設
されている。そしてそのばね受け部には円柱状の突起が
形成され、コイル状のモータばね14の端部が固定され
ている。
l2はモータプーりであり、キャリアモータ11のモー
タ軸に固着している。l3はタイミングベルトであり、
モータブーリl2とリードスクリュー2の軸に設けたブ
ーり3aとの間に張架されている。
モータばねl4は、本例の構成において圧縮ばねであり
、リードアームlhの一端と、キャリアモータ11のば
ね受けllbとの間に取り付けられており、これによっ
てキャリアモータl1を図中八方向に付勢し、タイミン
グベルトl3に張力が与えられる。
l5はセット軸であり、ベース50に固定される不図示
の側板に立設されて吐出口形成面を良好にするための手
段や、キャップおよび吐出回復に係るいわゆる回復系機
構が取り付けられる。
ところで、前述したように、この回復系機構と記録ヘッ
ド9との位置関係は重要である。例えば、記録ヘッド9
の吐出口面を拭うブレードの機能を良好に発揮する上で
吐出口面との位置関係は重要なものであり、また、吐出
口面のキャッピング機能を良好にする上でキャップと吐
出口面との間隔は重要である。従って、これら回復系機
構と記録ヘッド9との位置関係は常に一定に保たれるこ
とが望ましい。
一方、記録ヘッド9は、リードスクリュー2を介してそ
の駆動力が伝達されることにより、リードスクリュー2
に沿って移動しながら記録を行う。このとき、記録紙4
0と記録ヘッド9の吐出口との距離は、移動のどの位置
においても等しいことが望ましいことは明らかである。
従って記録ヘッド9の記録紙に対する距離を調整して、
記録ヘッドが記録紙に対して平行に移動できるような調
整機構を設けることができるが、この調整は上記回復系
との一定の位置関係を損なうこともあり得る。
そこで、本実施例では、キャリアモータ1lおよび後に
詳述される回復系機構が設けられた回復系ベース50を
シャーシ1に対して移動可能とする。
このベース50の移動と、前述したカム溝板50aによ
る調節によって、リードスクリュー2の位置をその両端
において調整し、記録ヘッド9が記録紙40に対して平
行に移動するようにする。そのためのベース5(1おけ
る機構の詳細を第6図に示す。
第6図は回復系ベース50の第2図とは反対の方向から
の斜視図であり、一部破断図で示す。
図において、50eはベース50の裏面側に設けた溝の
側面に固定されたガイド溝部材であり、この部材50e
の溝と、シャーシ1に固定したカギ型のガイド部材1k
のガイド部とが係合することにより、ベース50の移動
方向が規制され、またベース50のシャーシ1からの浮
上りを防止することができる。
上記機構において、第2図にその詳細が示されるように
、カム板50bをベース50に取付けた軸50dの廻り
に回動させることにより、そのカム面をシャーシ1のカ
ムlIJ2のいずれか一方の面に当接させながら当該面
を押圧する。このとき、ベース50は、押圧力の反力に
よって、部材50eと部材1kとによって案内される方
向に移動する。
なお、上記カムの構成は、カム板に形成された所定のカ
ム溝と係合する軸を動作させることによりカム板を所定
軸廻りに回動させるようにしてもよい。
この移動に伴なって、ベース5oに取付けられたキャリ
アモータ11とモータ11の駆動にかかる駆動系、すな
わちタイミングベルト13,ブーり3,12,  リー
ドフクリュー2等、および同様にベース50に取付けら
れた回復系機構が共に移動しながらリードスクリュー2
の一端の位置が調整される。
一方、リードスクリュー2の他端の位置調整は、カム溝
板50aを回動させることによって行う。
以上の調整によってリードスクリュー2を記録紙と平行
にすることができ、従って記録ヘッドが記録紙に対して
平行に移動できるようになる。
なお、この調整は、記録装置の製造過程において組立ロ
ボットにより行われるものであるが、ユーザーサイドに
おいても、例えば長期間、装置を使用した後等の修理等
でこの調整を行ってもよい。
次に、第2図および第7図(A)〜(C)を参照して回
復系機構の1つである吐出口形成面を良好にするための
手段を説明する。
16はブレードレバーであり(第7図(A)参照)、ボ
ス部16aがセット軸15に回動自在に取り付けられる
。16bはアーム部、16cはフック部である。17は
吐出口形成面をぬぐうためのブレードであり、シリコン
ゴムやクロロブレン(CR)ゴム等の騨性部材で形成す
ることができる。18はブレード軸であり、ブレード1
7を回転軸と平行に中心部でクランブしており、ブレー
ドレバー16に回動自在に取り付けられている。また、
18aは回動片であり、ブレード軸18と一体に形威さ
れている。l9はインクキャリアであり、親水性の多孔
質材料(プラスチック焼結体,ウレタンフォーム等)で
形成されており、ブレードレバー16に固定されている
。なお、ブレードl7およびインクキャリア19は、後
述するキャップと重畳する位置に配置されている。
20はセットレバーであり、セット軸15に回勤自在に
取り付けられる。20a,20bはセットレバー20に
設けられた停止歯,20cは同じくスタート歯,2nd
は同じく回動歯であり、スタートi20cの歯厚は他の
約半分としてある。20eはアーム部であり、その一部
を板厚方向に切欠くことにより、セット面20fおよび
リセット面20gが形成されており、ブレードレバー1
6に取り付けられたブレード軸l8の回動片18aが嵌
合されてこれを駆動するように組合わされる。
21はタイミングギャであり、不図示の支持部材によっ
てベース50に回動自在に取り付けられている。
タイミングギャ2lは、第7図(B)に示すように外周
の一部に上述したセットレバー20の停止歯20a,2
0bと係合するための停止カム21aが形成されている
。また、一部を欠歯にした3種類の駆動@2lb+, 
2lb2. 21b3が形成され、さらに後述するキャ
ップレバーを揺動させるためのキャップカム21cが所
定の位置に形成されている。加えて、後述するボンブの
ピストンを押圧するためのピストンセットカム21fが
フェースカムとして形成され、またピストンセットカム
21fに対応し所定の間隔をおいてピストンリセットカ
ム21gが一体に形成されている。
22はインク吸収体ばねであり、ベース50の所定の位
置に固定され、第7図(C)に示すように、吸収体保持
部22aと、後述するポンプを回動するためのばね部2
2bとを有している。23はインク吸収体であり、前述
したインクキャリア19と同様に親水性の多孔買材料で
形成されている。このインク吸収体23には前述したブ
レードl7が当接する清拭部23aが形成されており、
さらに下部には前述したインクキャリアl9が当接して
インクの受け渡しを行う吸収面23bが形成されている
。なお、インク吸収体ばね22の吸収体保持部は上方に
若干の弾性力をもって付勢されており、図示しないスト
ツパにより所定の位置に係止されている。そのため、前
述したインクキャリアl9が当接したときには、インク
吸収体23はインク吸収体ばね22をたわませて下方に
変位し、当接状態が確保されるようになっている。
次に、主として第8図および第9図を参照して回復系機
構の1つである回復系ユニットについて述べる。
第8図および第9図において、24はシリンダであり、
円筒状のシリンダ部24aと、後述するピストン軸をガ
イドするガイド部24b とを有しており、ガイド部2
4bには軸方向に一部を切欠くことによりインク流路2
4cを形成してある。24dはキャップレバー受けであ
り、後述するレバーシールが嵌人されるように形成され
ている。また、24eはインク流路であり、シリンダ部
24a内の所定の位置に開口している。24fは回動レ
バーであり、シリンダ24に一体に形威され、前述した
インク吸収体ばね22のばね部22bにより回動力が与
えられる。24gは廃インク管であり、シリンダ24に
一体に形成されるとともに、その先端部を鋭角状にカッ
トすることにより後述する廃インク吸収体に挿入し易く
してある。24bは廃インク管24g内に形成されたイ
ンク疏路である。
25はシリンダキャップであり、シリンダ24の端部に
圧人される, 25aはレバーガイドであり、前述した
シリンダ24のキャップレバー受け24dと対向した位
置に配置される。
26はシリンダ24に嵌人されるピストンシールであり
、その内径を若干小として後述するピストン軸と所定の
圧接力が得られるようにする。また、表面に潤滑塗装を
施して、ピストン軸の摺動力を低減するようにしてもよ
い。
27はピストン軸であり、動作@27a,ピストン押え
27b.ピストン受け27C,連結軸27d,およびガ
イド軸27eが形成されており、さらにインク流路とな
る溝27fが連結@27dおよびガイド@27eに沿っ
て形成されている。27gは回り止めであり、動作軸2
7aに溝として形成される。また、動作軸27aの端面
には、軸受部27hが設けられている。
28はピストンであり、シリンダ摺動部側からみた内層
をなす本体は弾性多孔質体で形成する。これには、単泡
気孔を有する発泡体(スポンジなど)と連続微細多孔質
体など連続気孔を有する多孔質体とがあるが、好適には
連続微細多孔質体、例えば連通発泡したウレタンフォー
ムで形成できる。また、複数本の連続気孔が弾性変形の
方向とは交差する方向に存在するものであってもよい。
そして、その外径はシリンダ24の内径より所定量大き
く形成されて、シリンダ24に挿入されたときは適度に
圧縮された状態となる。また、外周面28aおよびピス
トン軸27のピストン押え27bに当接する端面28b
はピストンの発泡成形時のソリッド層(スキン膜)を位
置させるようにしてある。
ここに、ピストン本体をなす部材が連通発泡しているも
のでも、スキン膜は液体連通しないものであって気密性
が保たれるので、ピストン28がその機能を果すことに
なる。なお、スキン膜をイ〒しないものであれば、気密
性を保つための被膜を別途設けてもよい。
42はボンブ室である。29はピストン押圧ローラであ
り、ピストン軸27の端部に回動自在に取り付けられる
。30はピストン復帰ローラであり、同様にピストン軸
27の端部に回動自在に取り付けられる。3lはそれら
ローラの軸である。
32はキャップレバーであり、回転軸32a,インクガ
イド32bおよびレバーガイド32cが形成されている
。また、先端部には凸形の球面状をしたシール面32d
が形成されている。また、後述するキャップホルダの爪
が係合するための係合部32eが上下一対の部材として
設けられている。さらに、インク流路32fが、シール
面32dよりレバー内部を通り、途中で直角に曲ってイ
ンクガイド32bの中心を通り、その端面に開口してい
る。なお、インクガイド32bの下側には切欠32gが
設けてある。
33はレバーシールであり、インクガイド32bが嵌人
されるとともに、キャップレバー受け2nd内に圧入さ
れる。33aは連通穴であり、インクガイド32bの切
欠32gとインク流路24e とを連通ずる。
34はキャップホルダであり、キャップレバー32の係
合部32eと係合するフツク34aが対向した位置に設
けられる。34bは後述するキャップ取付用の開口部で
ある。
35はキャップであり、通常のインクの乾燥を防ぐた゜
めの密閉キャップおよびインク吸引用の吸引キャップの
両方を兼ねたキャップ部35aが形成されている。キャ
ップ35aには吸引口35bが形成され、キャップ35
の中心部を介してキャップホルダ34方向に開口してい
る。
35cはフランジ部であり、キャップホルダ34に取り
付けた時の外れ止めになる。また、フランジ部35cに
はキャップレバー32のシール面32dと同し曲率を有
した凹形の球面状をしたキャップシール部35dが形成
され、キャップレバー32に押圧した場合に中央の開口
部のみ゛が連通して他はシールされるようになっている
。そして、シール部(32d,35d)は球面状である
のでキャップ部材のエコライズ機能は優れたものであり
、吐出口形成面に段差がある場合でもその段差を即座に
吸収して安定した密閉状態を保つことができる。
さて、再び第2図を参照するに、36は紙等の記録媒体
を搬送するための紙送りローラであり、例えばアルミニ
ウムの引抜き管に表面に弾性塗料〈ウレタン樹脂.アク
リル樹脂等)を塗布して形成することができる。また、
このローラ36はその外表面において記録媒体の被記録
面を規制するプラテンとして機能するとともに、その内
部を廃インクの貯留部としている。37はローラ36の
内部に設番ラた廃インク吸収部であり、塩化ビニル等の
プラスチックで薄く形成した管にポリエステル綿等の吸
収材料を充填し、軸方向にインクの吸収が良い構成とし
てある。なお、廃インク吸収部37内にはシリンダ24
の廃インク管24gが挿入されるが、へ−ス50の動き
に伴なって回復系{幾構が動いても、その動きを妨げな
い程度に吸収部37内で支持される。また、吸収材料の
繊維自体は樹脂や金属等の非吸液材料であることが好ま
しいが、わずかに吸液性でもよい。
38はフッソ樹脂.カーボンlm維混入材等よりなる紙
押え板であり、第3図にて詳述されるように4つの部分
に分けられて、シャーシlに取り付けられる。また、紙
押え板38の押圧力を解除するための@38八の一端に
はギア38Bが固定され、他端は軸38Aを軸支する軸
受け38Cと係合する。軸受38cはシャーシ1に固定
される。なお、ギア38Bにはリリースレバーのギア部
が噛合しているがここでは図示されない。39は紙送り
モータであり、紙送りローラ36と所定比の減速機構を
介して連結している。
40は紙.フィルム等の記録紙である。
次に、以上の構成についてその動作を説明する。
まず、通常の記録動作時には、キャリアモータ11の軸
の回転によりタイミングベルトl3を介してリードスク
リュー2が回転するので、リード溝2aに係合したリー
ドビン7によりキャリア6が印字桁方向に記録紙4oに
沿って走査される。ここで、キャリアモータl1はモー
タばね14により付勢されてレ)るので、タイミングベ
ノレト13は常に弓長られており、良好な伝動がなされ
る。
キャリア6の移動の際、起動時および停止時に慣性力が
働くが、キャリアモータ1lの重さがこの慣性力を吸収
するのでモータばねl4にかかる荷重は少なくてすみ、
モータの回転にかかる負荷も少なくてすむ。また、この
ばねに関連してエアダンバあるいは油圧ダンバ等を設け
れば、キャリア6の起動・停止時にモータ1lのロータ
の振動による騒音が低減できる。このモータの重量.キ
ャリア部分の重量およびモータばねダンパの係数を適切
に選定すればロータのオーバーシュートを少なくするこ
とができ、低騒音化が可能となる。
次に、第10図〜第1δ図を参照して本実施例の非記録
時における動作を説明する。
第10図は各部の動作タイミングを示すタイくングチャ
ートであり、モータ11に与えるパルス数によって図示
のような各部の動作タイミングを定めることができる。
第11図は、上述したツタラッチギア4とタイミングギ
ア2lの詳細な構成を示す斜視図であり、クラッチギア
4は、そのキー溝4dがリードスクリュー2のキ一部2
hと係合することにより、リードスクリュー2上を摺動
し、かつ共に回転する。
また、クラッチギア4は、ばね5によってキャリア6方
向に付勢されており、通常、記録時にはリードスクリュ
ー2の溝21によって所定位置にあってリードスクリュ
ー2と共に回転する。記録ヘッド9がホームポジション
に移動するときには、これに伴なってクラッチギア4は
キャリア6に押されてタイミングギア21と係合し始め
る。
クラッチギア4は、スタート@4 c l と通常の駆
動@4c2を有し、スタート歯4c,と駆動歯4c2と
はクラッチギアの幅方向に異なる位置に形成される。ま
た、駆動i4c,はギアの全周にわたって同様に形成さ
れるものではなく、その一部に曲面部4bを有する部分
がある。さらに、クラッチギア4の端部Cは全周にわた
って、っぱ4aが形成されている。
タイミングギア21は、第7図(B)に示したように、
スタートi2lb+,および位置の異なる2種類の駆動
歯2lb,. 21b3を有し、これらi2lb,,2
lb2. 2lb3は、ギア2lの幅方向に異なった位
置に形成される。
第12図(A)〜(C),および第13図(A) . 
 (B)は、それぞれツクラッチギア4とタイミングギ
ア2lとの係合状態を示す図である。
通常の記録時には、第12図(A)および第13図(A
)  に示すような係台状態にある。但し、このとき、
第13図(A)において、リードビン7はこの位置にな
く、また、インク吸収体23の上部に図示はされないが
ブレード17およびインクキャリアl9が位置している
このとき、クラッチギア4はリードスクリュー2の回動
に件なって回勅するが、スタート歯4c.とスタート歯
2lb+が係合する位置関係にはない(第13図(Al
参照)。このため、タイミングギア21は回転せず、し
かもタイミングギア2lの左端部の駆動歯21b2およ
びつば21hがクラッチギア4のつば4aとわずかな隙
間を隔てて当接可能な位置関係にあるため、タインミン
グギア21はどちら方向にも回転することができない。
これにより、タイミングギア2lに何らかの回動力が作
用したり、あるいは人為的な力が作用しても不用意には
回転せず、回復系機構の動作位置の誤差が生じることな
どを防止することができる。
記録ヘッド9がホームポジション方向へ移動し、キャリ
ア6がクラッチギア4を押すと、クラッチギア4とタイ
ミングギア21との位置関係は最終的に第13図(B)
 に示すようになる。この過程で、スタート歯4c,と
21b,とは係合可能な位置関係となる(但し、このと
きリードビン7は未だこの位置にない)。
次に、リードピン7が構30から溝3bへ移動するのに
伴なって、クラッチギア4は第12図中右廻りに回転し
、その位置関係は、第l2図(八)から同図(C)  
に示す状態へと順次変化する。このとき、スター+−@
4c+ と211+1とが係合するまでは、第11図に
示した非歯合部としての曲面部4bがタイミングギア2
lに最も近接して当面するような位置にあるため、不用
意にタイミングギアが動いて他の駆動歯どうしが最初に
係合することはない。
これにより、クラッチギア4とタイミングギア2lとの
ギアのかみ合いは、常にスタート歯どうしで始まり、従
って、タイミングギア21の回転が常に正しい位置から
開始される。
この結果、タイミングギア2lを介して駆動される回復
系機構の動作が正確になる。
また、クラッチギア4およびタイ主ングギア21の取付
精度をそれ程高くする必要がない等の利点が得られる。
なお、第7図(B)に示したようにタイミングギア2l
の駆動歯のうちその位置を異ならせる駆動歯2lb,は
、上記曲面部4bが再びタイくングギア2lに当面する
際に係合する駆動歯である。すなわち、通常の駆動歯2
1b2と同じ位置にこれら駆!!Jf+があると、曲面
部4bと当接してしまうため、その位置をずらして駆動
歯どうしを係合させる。
また、駆動歯どうしが係合して、タイミングギア2lか
回転している間は、キャリア6に取付けられたフック6
Cがタイミングギア2Iの側面を摺動する。
これにより、例えば所定の歯どうしが噛合する前にリー
ドビン7が溝3bを離れることによって記録ヘット9が
ホームポジションから離れるのを防止することができる
。これは、記録ヘット9がホームポジションにあって一
連の回復処理を行う際にリードスクリューは2回転する
ため、リードビン7が溝3Cへ移動する場合があるから
である。
なお、上例では一連の回復処理をリードスクリューの2
回転で行うようにしたが、これに限定されるものではな
く、任意の回転を設定することができ、これによりクラ
ッチ機構等の設計上の自由度を増すことができる。
第14図(八)〜(D)はブレード17等に係る機構の
順次の動作状態を示す説明図、第15図(八)〜(C)
はキャップ35に係る機構の順次の動作状態を示す説明
図、第16図(八)および(B)は廃インクをローラ3
6内の廃インク収容部37に導入するための機構の動作
を説明するための説明図であり、これら図と上述した第
12図および第13図を参照して動作を説明する。
まず、キャリア6がホームポジション方向(矢印B方向
)に移動する。このとき、第13図(A) に示すよう
に、リードピン7はリード12aに係合しており、ヘッ
ドエレメント9aの吐出口9cはインクキャリア19(
第14図(A)参照)と対向した位置にある。ここで、
この位置でヘッドエレメント9aの吐出エネルギ発生素
子のすべてを駆動して吐出動作(以下予備吐出という)
を行い、若干増粘したインク等がその吐出力で吐出され
、この予備吐出による回復動作を終了できる。また、通
常記録の途中で未使用の吐出口のインクが増粘するのを
防ぐために定期的に行う予備吐出もこの位置で行う。な
お、第14図(A)は同位置の周辺の側面図である。
さらに、第l3図(B)  に示すように、リードスク
リュー2を回転してキャリア6をB方向に移動すると、
押圧部6aによりクラッチギャ4が押圧され、同じくB
方向に移動してそのスタート歯4c,がタイミングギャ
2lのスタート@2lb1と係合可能な位置となる。そ
の後、クラッチギャ4はリードスクリュー2と同期して
回転し、スタート歯どうしが係合してタイミングギャ2
1は第14図CB)  に示すようにD方向に回転する
。一方、リートピン7は導入溝3cからポジション溝3
bに入り込んでいるので、リー:Zスクリュー2が回転
してもキャリア6は移動しない。
タイミングギャ21がD方向に回転すると、そのギヤ部
とセットレバー20のギヤ部とが噛合しているので、セ
ットレバー20はE方向に回動し始める。このときまで
、ブレードレバー16はフック部18cがシャーシの爪
部に係合しているためセットレバー20のみが回転し、
ブレードレバーl6は停止しているが、やがて、セット
レバー20のセット面2Ofはブレード軸18の回動片
+8aを押し下げつつF方向に回動するので、ブレード
17はG方向に回転して吐出口面と係合可能な状態にセ
ットされる。
さらにタイミングギャ21D方向に回転すると、プレー
トレバー16のフック部l6がシャーシのつめ部からは
ずれセットレバー2oとブレードレバー16もさらに回
転し、第14図(C)に示すようにプレーF:17によ
ってヘッド9の吐出口面を清拭する。このとき、プレー
ト17の清拭によって除去されるインク液等は、一方向
のみ、すなわちこの場合下方のみに排除され、この排除
されたインク液等はインクキャリア19の上部において
吸収または保持される。また、このときインクキャリア
l9はインク吸収体23と接触し始める。さらにセット
レバー20が回転すると第14図(D) に示すように
、インクキャリアl9およびブレードl7はインク吸収
体23の清拭部23aの面と摺動するため予備吐出時に
インクキャリア19に受容されたインクや、吐出口形成
面からプレートl7にぬぐわれた塵埃等が清拭部23a
によって受けられるとともに、吐出口面に付着していた
インク滴も吸収される。これにより、インクキャリアl
9のインク吸収能力は長期間その能力を保持することが
できる。
さらにタイミングギャ2lはD方向に回動ずるが、セッ
トレバー20の停止@20a,20bと、タイ稟ングギ
ャ21の停止カム21a とが対向して接するので、セ
ットレバー20の回動が規制されるのと同時に、タイく
ングギャ21の駆動歯が欠歯部分になるので、回勧させ
る力も働かない。
上述したように、ブレードおよびブレードによって除去
されるインク液等を保持する吸収体を、予備吐出時のイ
ンク受けと同一のものとしたので装置を小型化し、これ
ら回復動作の時間を短縮することができる。
タイミングギャ2lがさらに回動すると、当初はタイミ
ングギア21のキャップカム21cが第8図に示したキ
ャップレバー32cの回転軸32aを規制しているので
、第15図(A) に示すようにキャップ35はヘッド
エレメント9aの吐出口面から離れた位置に停止してい
る。次に、タイミングギャ21がさらにD方向に回勅す
るとキャップカム21cから外れるため、規制状態が解
除されるので、第15図(B)に示すように、シリンダ
24の回勤レバー24fはインク吸収体ばね22のばね
部22bにより付勢されて、シリンダ24がF方向に回
動し、キャップ35のキャップ部35aが吐出口面に圧
接し、キャップ動作が終了する。なお、第13図(B)
はこのときの上面図を示すものである。そしてこの時、
キャップの押圧力によりシール面32dとキャップシー
ル郎35dも密着してシールされる。
さて、以上がノズル面の清拭とキャップ動作であり、通
常はここで停止して次の記録信号の人力に応じて以上の
動作を逆に行い、記録動作に入るわけである。
次に予備吐出によっても吐出状態が良好とならなかった
ような場合等に行われる吸引回復動作について述べる。
これを起動するときには、キャップ位置からさらにタイ
ミングギャ2lを回転させ、キャップヵム21f によ
りキャップレバー32を押圧して第15図(C)  に
示すようにキャップ35を吐出口形成面より若干に離隔
させる。
タイミングギャ2lがざらにD方向に回転すると、再び
キャップカム21fより外れるので、キャップ部35a
は吐出口面に圧接する。
さて、ボンブ勅作について述べるに、前述した密閉キャ
ップが終了した後に回復動作に入ると吸引動作に入るこ
とになる。
このとき、まず、タイミングギャ2lの回動によりピス
トンセットカム21gがピストン軸27に取り付けられ
たピストン押圧ローラ29を押すので、ピストン軸27
は第16図(A)に示すようにH方向に移動する。そし
てピストン28はピストン押え27bにより押圧されて
H方向に移動し、ボンブ室42は負圧状態となる。ピス
トン28の外周およびピストン押え27bとの接触面に
はスキン層があるので、発泡材の連通穴を通ってインク
が漏洩することはない。
また、シリンダ24のインク流路24eはピストン28
により閉塞されているので、ボンブ室42の負圧が高ま
るのみでピストン28は移動可能な状態てある。一方、
前述した再キャップの後に第16図(A)に示すように
、インク流路24eが開くので、キャップ35の吸引口
35bよりヘッド9のインクが吸引される。吸引された
インクはキャップレバー32の内部に形成されたインク
流路32fを通り、レバーシール33の連通穴を通り、
さらにシリンダ24のインク流路24eを通って、ポン
プ室42に流入する。
さらにタイミングギャ21が回動すると、再びキャップ
カム21hによりキャップ35が吐出口面より若干離れ
、ポンプ室の残存負圧により吐出口面.キャップ部35
a内のインクが吸引されてこれら部分のインクの残留を
なくす。
次に、タイミングギャ2lを逆方向(第14図(D)中
矢印■で示す方向〉に回動させると、ピストンリセット
カム21iがピストン復帰ローラ3oを引っ張り、第l
6図(B)に示すように矢印J方向にビスト軸27を移
動させる.。このとき、ピストン28はピストン軸27
のピストン受け27cが接してから移動するので、ピス
トン28の端面28b とピストン押え27bと間に間
隙Δ℃が生しる。
しかして、ピストン軸27およびピストン28の移動に
より、ビンブ室42内に吸引されている廃インクは、前
述した間隙Δ2を通り、ピストン軸の溝27fを通り、
シリンダ24のインク流路24cを通り、さらに廃イン
ク管24gを通って廃インク吸収体37の中央付近に排
出される。なお、このとき、ピストン28の動作初期に
シリンダ24のインク(荒路24eはピストン28によ
り閉塞されるので、キャップ方向に廃インクが逆流する
ことはない。
第17図は以上の予備吐出ないし吸引回復のシーケンス
をまとめて示すものである。たたし、図ではブレードl
7がワイビング可能な状態(セット状態。第l4図(B
)参照)で待機し、ワイビングの後にブレードl7が吸
収体23に対して傾く状態(リセット状態。第14図(
八)参照)となり、その後セットレバー20が元の位置
に復帰する直前にブレードl7がワイピング可能なセッ
ト状態とされるシーケンスについて示している。
次に、第3図(A)および(B)を参照して、木実施例
装置の記録から排紙に到る記録紙搬送機構について説明
する。
これら図において38は上述したようにフッソ樹脂,カ
ーボン繊維混入材等よりなる紙押え板であり、給紙され
る記録紙に押圧力を作用させることによって記録ヘッド
9の吐出口面と記録紙とが所定間隔を有すようにする。
この紙押え板38の押圧力は、ばね板380の弾性力に
よっている。この機構の詳細を第l8図(A)および(
B)に示す。
第18図(A)は、紙押え板38が紙送りローラに押圧
力を作用している状態の図である。この場合、円周の一
部を直線的に切欠いたD字形状を有し、紙押え板38と
回転方向に摺勅可能な軸38^の切欠き部がばね板38
Dの端部38Fと当面する位置にあり、このとき、紙押
え板の端部38Eは、ばね板38Dにより図中上方へ付
勢力を受ける。これにより、紙押え板38は軸38Aを
中心に時計方向へ回転しようとし紙送りローラ36へ押
圧力を作用させる。
一方、第18図(6)は、紙押λ板38による押圧力の
作用を解除した状態を示す。この場合、i38Aが回転
し、軸38^の円弧部が端部38Fを押圧する。このと
き、ばね板381)は全体的に図中下方へ押下げられて
いる。この結果、端部38Eはばね板38Dから付勢力
を受けない。
この付勢力が解除された状態では、軸38八と紙押え板
38とはある程度の摩擦カを有して係合しているため紙
押え板38が大きくその回転位置を変化させることはな
い。これにより、紙押え板38の押圧力を解除する必要
が生じたときにも、紙押え板ニヨって記録ヘッドの移動
等を妨げることがない また、上記した紙押え機構は、限られたスペースの中で
紙送りローラ36による記録紙の搬送を適切に行うのを
妨げない程度の押圧カを与えることが可能な機構である
すなわち、紙押え板そのものには弾性部材を用いずに、
押圧力は通常デッドスペースとなる装置底部シャーシ1
上に沿って配した板ばねによって発生させるため、板ば
ねの長さの調整による押圧力設定の自由度か増し、かつ
紙押え部材を小型なものとすることができる。
なお、板ばね380は不図示の固定部材によってシャー
シ1に取付けられている。
第3図(A)および(B)を再び参照すると、6oは記
録された記録紙を排紙するための排紙ローラ、61は{
jE紙ローラ60によって搬送される記録紙に押圧力を
与え記録紙の排紙方向を規制しかつ搬送カを生じさせる
ための拍車である。
62は、排紙ローラ50と紙送りローラ36との中間部
に配され、紙送りローラ3Bの回転を排紙ローラ50に
伝達するための伝達ローラである。これら回転の伝達は
、相互が当接することによる摩擦カによって行われる。
排紙ローラ6oは、その形状が両端部と中間部とでは半
径の異なる円筒形であり、伝達ローラ62は排紙ローラ
6oの径の小さな方の中間部と当接する。従って、記録
紙の搬送を行う径の大きな方の両端部は、紙送りローラ
3Gの周速よりやや大きな周速で回転する。この結果、
排紙の際には記録紙を引っ張りぎみに搬送することにな
り、記録面を良好に形成することができる。
なお、伝達ローラ62および拍車6lの回転軸には、そ
れぞれ適切な弾性係数を有するコイルばねを用いる。そ
の機構の詳細を拍車61の場合を例にとり第19図を参
照して説明する。
第19図において、61Aはコイルばねよりなり拍車6
1の中心を通ってその両側に延在する軸であり、拍車5
1とは互いに回動自在に係合する。103Bは回転軸6
1Aの両端を軸支する軸支部材であり、第1図に示した
内蓋103の一部として形成される。軸支部材103B
は軸61八をその釉方向に摺動可能に軸支する。103
Gは拍車61の回転軸方向およびこれと垂直な方向への
動きを規制するための規制部材であり、拍車6lの両側
に設けられる。規制部材103Gも軸支部材103Bと
同様に内iii103の一部として形成される。
上記構成とすることにより、@61Aは拍車6lを軸支
すると共に、その曲げ弾性カにょって拍車6】の排紙ロ
ーラ60への押圧カを得る。
内i103は、第3図(A) に示すようにその後端部
にばね部材103Aを有し、ケース101との反作用に
よって排紙ローラ方向への押圧力を受ける。この押圧力
と回転軸61Aの弾性力との相互作用によって拍車6l
は適切な押圧力を排紙ローラ60に作用させる。
また、内N103が上記押圧力を受けることにより、第
3図(A)に示すように内ii103の固定部材103
Dと排紙ローラ60の回転軸60Cとの係合が確実にな
る。この結果、拍車6lと排紙ローラ60との位置関係
は常に一定に保たれる。もしくは、回転軸60Cを掛止
する部材などに突きあてて固定することにより内蓋の精
度にかかわらず精度のよい関係を保てる。
伝達ローラ62においても、コイルばねよりなる回転軸
62Aの機能は同様であり、軸62Aの弾性力によって
、紙送りローラ36および排紙ローラ60への当接力を
得ている。
排紙ローラ60は、前述したように、その中間部の径が
両端部より小さな形状である。この構成の詳細を第20
図に示す。
第20図Cおいて、6〇八は、ゴム材よりなるカバ一部
材であり、60Dは中間部を両端部より径を小とした円
筒形状の芯部材である。芯部材60Dに、パイプ形状の
カバ一部材60Aを被覆することによって、排紙ローラ
60を形成する。
この結果、このような形状をゴム部材等によって一体に
成形せずに済み、比較的容易かつ廉価に排紙ローラを得
ることができる。
なお、排紙ローラ60の一端に連続して設けられる溝部
60Bは、排紙ローラ60によって記録紙が排紙される
際C、その終端部を掛止することができ、記録紙の位置
がずれたときなど、その排紙を確実なものとすることが
できる。
なお、芯部材60Dの形状は上記に限られず、例えば溝
部BOBの形状をそのまま延長した形状で、中間部を小
さくしたものであってもゴム材の被覆によって円筒形状
を得ることもできる。
次に、本例インクジェット記録装置を立てて用いる場合
について第21図および第22図を参照して説明する。
装置を立てて用いる場合としては、これら図に示される
ようにオートフィーダ200と共に用いる場合や、封筒
等の厚紙を装置裏側の給紙口から給紙する場合がある。
オートフィーダを用いるような通常の記録紙の場合、上
M102を排紙された記録紙のスタッカとして用いるこ
とができる。この際、第1図に示したように上蓋102
を給紙の紙ガイドとして用いる場合とは異なる角度で固
定する。
上M102をスタッカとして用いる場合の条件は以下の
ようになる。
すなわち、排紙された記録紙が自身のこしの強さである
程度空中を搬送され最初に上蓋102ないしは既に積層
された記録紙に接する位置を上蓋102の上端部102
A近傍となるようにする。これにより、排紙される記録
紙が既に積層された記録紙等上を摺動するのが記録紙先
端部に限られ、摺勤を極力避けることができ、未定着イ
ンクによる記録紙の汚れを防止できる。
このための構成としては、排紙方向、すなわち本例の場
合、紙送りローラ36と4JF紙ローラ60の共通接線
の近傍に上端部102^が位置し、下端部102Bが下
がっていることが要件となる。
さらに、上端部102A上で停止した記録紙の後端が完
全に排紙されたとき、その位置で下降し摺動な〈積層さ
れるようにする。
このための構成としては、上,il02の排紙方向の長
さ(上端102Aから下端102Bまでの長さ)が要件
となり、通常よく用いられる記録紙を用い、木例のよう
にほぼ水平に排紙される場合、その長さは記録紙の長さ
の60%〜90%、より好ましくは70%〜80%とな
る。
なお、記録装置の構成、あるいは使用条件が異なり排紙
方向が上記と異なる場合には、上記第1の要件を考虜し
つつスタッカの長さを定めるようにすればよい。
また、第21図および第22図に示される108は、巻
込み防止片であり、積層される記録紙が給紙口106へ
入り込むのを防止できる。
(その他) なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも
バブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置において優
れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば記録の高密度化.高精細化が達或で
きるからであり、記録パターンによって一層定着の遅速
が生じることが予測される力)らである。
その代表的な構成や原理については、例えGet’、米
国特許第4723129号明細書,同第4740791
i号明細書に開示されている基本的な原理を用レ)て行
うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,コ
ンテイニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に
、オンデマンド型の場合に番よ、冫夜体(インク)が保
持されているシートや液路にヌ1応して配置されている
電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な塩度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて
、結果的にこの駆動信号に一対一対応した液体(インク
)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して渣体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの肩を形成する。この駆動信
号をノ<)レス形状とすると、即時適切に気泡の成長収
縮h<行われるので、特に応答性に優れた液体(インク
)の吐出力く達成でき、より好ましい。このノ\ルス形
状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明
細書,同第4345262号明細書に記載されてレ)る
ようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上
昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書
に言己載されている条件を採用すると、さらに優れた言
己録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口, ?r!i路,電気熱変jh体の
組合せ構成(直線状液流路また番よ直角(夜7疵路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書.米国特許第
4459600号明細書を用レ)た4簿成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成
を開示する特開昭59− 138461号公報に基いた
構成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記
録ヘッドの形態がどのようなものであっても、記録を確
実に効率よく行いうるからである。
加えて、上例のようなシリアルタイプのものであって装
置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続
や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在の
チップタイプの記録ヘッド、あるいは上例のような記録
ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
また、梧載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るものであってもよい。
(以下余白) [発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によればクラッ
チギアと伝達ギアとの噛合前にはっぱ部の存在によって
伝達ギアの回転が阻止され、この伝達ギアを介して駆動
される、例えば回復系機構と伝達ギアとの駆動位相が変
化することを防止できる。
また、予め非噛合部が伝達ギアと当面した後はじめてス
タート歯によって噛合が開始されることにより、噛合を
開始する回転位相が常(同じであると共に、非噛合部の
存在によって例えば歯の相対位置等、ギア部品寸法等の
ばらつきを吸収することができる。
この結果、例えばキャッピングやワイビングによる効果
を常に一定して得ることができ、記録ヘッドによる記録
が安定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るインクジェット記録装置の一実
施例を示す外観斜視図、 第2図は、第1図に示した装置の主要部を示し、カバー
をはずした状態の斜視図、 第3図(^)は、第1図に示した装置の主に排紙系を示
す斜視図、 第3図(B)は、第3図(^)に示した図の側面図、 第4図(A)および(B)は、それぞれ記録紙に対応す
る記録ヘッドの一実施例を示す側面図、第5図(^)お
よび゜(B)は、それぞれ記録紙に対応したホームポジ
ションでの記録ヘッドの一実旅例を示す背面図、 第6図は、回復系機構を搭載したベースのシャーシに対
する係合状態の一実施例を示す一部破断斜視図、 第7図(A)〜(C)は記録ヘッドに対するブレードお
よびインクキャリア部の一実施例を示す部分斜視図、 第8図および第9図は、それぞれ記録ヘッドに対する吸
引回復系の一実施例を示す分解斜視図および断面図、 第lO図は実施例に係る各部の動作タイミングを示すタ
イミングチャート、 第11図は、回復系機構に駆動力を伝達するためのクラ
ッチ機構の一実施例を示す斜視図、第l2図(^)〜(
C)は、第11図に示したクラッチ機構におけるクラッ
チギアおよびフックとタイミングギアとの係合状態を示
す側面図、 第13図(A>および(B)は、第l2図と同様の正面
図、 第14図(A)〜(D)はブレードおよびインクキャリ
ア部の順次の動作を説明するための側面図、第15図(
A)〜(C)はキャップ部の順次の動作を説明するため
の側面図、 第16図(八)および(B)は吸引回復を行うためのボ
ンブ部の動作を説明するための側断面図、第17図は本
例(一部他の実施例)に係る予備吐出ないし吸引回復処
理時のシーケンスを説明するタイミングチャート、 第18図(八)および(B)は、紙押え板の押圧動作機
構の一実旅例を示す側面図、 第19図は、排紙系における拍車の支持状態の一実施例
を示す斜視図、 第20図は排紙ローラの一実施例を示す正面図、第21
図は、本例装置の使用状態の他の例を示す斜視図、 第22図は、第21図に示した状態の側断面図。 1・・・シャーシ、 2・・・リードスクリュー 2a・・・リード溝、 3a・・・リードプーリ、 3b・・・ポジション溝、 3c・・・導入溝、 4・・・クラッチギャ、 5・・・クラッチばね、 6・・・キャリア、 6c…フック〜 7・・・リードピン、 9・・・記録ヘッド、 9a・・・ヘッドチップ(吐出エレメント)、9b・・
・インクタンク部、 9c・・・吐出口、 9d・・・吐出口形成面、 11・・・キャリアモータ、 13・・・タイ主ングベルト、 l5・・・セット軸、 16・・・ブレードレバー l7・・・ブレード、 l9・・・インクキャリア・ 20・・・セットレバー 21・・・タイミングギャ、 22・・・インク吸収体ばね、 23・・・インク吸収体、 24・・・シリンダ、 27・・・ピストン軸、 28・・・ピストン、 29・・・ピストン押圧ローラ、 32・・・キャップレバー 34・・・キャップホルダ、 35・・・キャップ、 35a・・・キャップ部、 36・・・紙送りローラ、 37・・・廃インク吸収体部、 38・・・紙押え板、 40・・・記録紙、 50・・・ベース、 5l・・・ガイド軸、 60・・・排紙ローラ、 6l・・・拍車、 62・・・伝達ローラ、 100・・・インクジェット記録装置、102−・・上
蓋、 IQ3・・・内蓋。 第 3 図 (B) 第 5 図 第 4 図 第 6 図 −698一 2+o 第 13図 第15図 第 19図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)回転駆動される軸と、該軸に取付けられ、該軸の回
    転に応じて回転し、かつ該軸の軸方向に移動可能なクラ
    ッチギアと、該クラッチギアの移動および回転によって
    該クラッチギアと噛合する伝達ギアと、を具え、前記ク
    ラッチギアとの噛合による前記伝達ギアの回転によって
    装置における所定の機構を動作させるインクジェット記
    録装置において、 前記クラッチギアは、 前記伝達ギアと噛合するための前記移動前において前記
    伝達ギアの所定部位と当接可能な位置にあって、当該当
    接により前記伝達ギアの回転を阻止するためのつば部と
    、 前記移動および前記回転によって、前記伝達ギアの所定
    の歯と噛合するためのスタート歯と、該スタート歯の噛
    合に先立ち、前記伝達ギアに当面する非噛合部と、 を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 2)前記軸は、記録ヘッド移動のガイド軸をなしその回
    転によって該記録ヘッドを移動させるためのリードスク
    リューであり、前記クラッチギアは、前記記録ヘッドの
    移動に伴なって前記移動および回転を行いながら前記伝
    達ギアと噛合し、当該噛合による伝達ギアの回転によっ
    て、記録ヘッド吐出口面に対するキャッピング、ワイピ
    ングおよびインク吸引のためのポンピングを行うことを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 3)前記インクジェット記録装置の記録ヘッドは、電気
    熱変換素子が発生する熱を利用してインク液滴を吐出す
    ることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェ
    ット記録装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02167753A (ja) * 1988-12-21 1990-06-28 Canon Inc インクジェット記録装置
JPH02187359A (ja) * 1989-01-13 1990-07-23 Canon Inc インクジェット記録装置

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