JPH03101957A - インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えたインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えたインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH03101957A
JPH03101957A JP24104789A JP24104789A JPH03101957A JP H03101957 A JPH03101957 A JP H03101957A JP 24104789 A JP24104789 A JP 24104789A JP 24104789 A JP24104789 A JP 24104789A JP H03101957 A JPH03101957 A JP H03101957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
substrate
cartridge
inkjet
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24104789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2692983B2 (ja
Inventor
Takashi Oba
大庭 孝
Akio Saito
斎藤 昭男
Kunihiko Maeoka
前岡 邦彦
Jun Kawai
潤 河合
Tsutomu Abe
力 阿部
Hiroshi Nakagome
中込 寛
Teruo Arashima
輝雄 荒島
Hiroshi Sugitani
博志 杉谷
Yoshifumi Hattori
服部 能史
Masami Ikeda
雅実 池田
Asao Saito
斉藤 朝雄
Kazuaki Masuda
益田 和明
Takeshi Origasa
折笠 剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP24104789A priority Critical patent/JP2692983B2/ja
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to DE69025958T priority patent/DE69025958T2/de
Priority to EP90310146A priority patent/EP0419180B1/en
Priority to ES93202382T priority patent/ES2084441T3/es
Priority to DE69011259T priority patent/DE69011259T2/de
Priority to AT90310146T priority patent/ATE109403T1/de
Priority to CA002025536A priority patent/CA2025536C/en
Priority to AU62573/90A priority patent/AU627931B2/en
Priority to AT93202382T priority patent/ATE135301T1/de
Priority to EP93202382A priority patent/EP0578329B1/en
Publication of JPH03101957A publication Critical patent/JPH03101957A/ja
Priority to US08/344,626 priority patent/US5436649A/en
Priority to US08/434,843 priority patent/US5485184A/en
Priority to US08/888,604 priority patent/US6135589A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2692983B2 publication Critical patent/JP2692983B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明はインクジェットヘッドに関し、詳しくは吐出口
から吐出させた液滴により、記録がなされる液体噴射記
録装置に用いられるインクジェットヘッドに関する。 また本発明は、インクジェットヘッドに対してインクを
供給する為のインクタンクを一体的に備えたインクジェ
ットカートリッジに関する。 更本発明は、インクジェットヘッドとインクタンクと一
体的に備えたインクジェットカートリッジを用いて所望
の記録を達成するインクジェット記録装置に関する。 〔従来の技術〕 従来、この種の液体噴射記録装置としては、圧電素子の
変形により液流路内に圧力変化を発生させて微小液滴を
吐出させるもの、あるいはインク路内に発熱素子を配し
これを発熱させ、その発熱によるエネルギーを利用して
気泡を生ぜしぬ、これによって吐出口から液滴を吐出さ
せるちの等が種々提案されてきた。 これらの中でも、熱エネルギを利用して記録液(インク
)を吐出する方式に係る記録ヘッドは、■記録用の液滴
を吐出して飛翔用液滴を形成するためのインク吐出口を
高密度に配列することができるために高解像力の記録を
することが可能であること、 ■記録ヘッドとして全体的なコンパクト化も容易である
こと、 ■最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上
が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に
活用でき、長尺化および面状化(2次元化)が容易であ
ること、 等により、マルチノズル化および高密度実装化が容易で
しかも大量生産時の生産性が良く製造費用も廉価にでき
るものとして特に注目されている。 第8図(A),(B),(C)は、従来のインクジェッ
トヘッドの一例を概略的に示すものである。 これらの図において、1はSi等からなる第1基板であ
り、その上面には不図示の吐出エネルギ発生素子として
の電気熱変換体やその配綿部の群が設けられている。2
はガラスや金属あるいは樹脂等により構成される第2基
板である。第2基板2には、切削やエッチング等により
インク導入口2a.第1基板と接合されることでインク
路4を形成するための溝4b、インク路壁4a.および
インク路4に連通した共通インク室5が形成されている
。 そして、同図(A)に示すように、第1および第2基板
が接着剤10により互いに接着固定され、同図(B)に
示すようにインクジェットヘッドが組立てられる。 〔発明が解決しようとしている課題〕 ところで、このように接着剤10により第1基板1と第
2基板2とを接合する場合には、第8図(C)に示すよ
うに前記第1基板1と第2基板2とは互いに傾きやズレ
のない高精度の成形が要求される。 しかし、第2基板2に形成されたインク路壁4aの配列
方向の傾きと共通インク室5後端の壁部5aの傾きとが
異なる場合、第1基板との接合面のつり合いがとれなく
なってしまう。この場合第1基板と第2基板とはガタツ
キを生じ不均衡な状態となり、インク路壁4aに第1基
板1との接合面から浮き上がった隙間領域が形成されて
しまう。この場合、前記隙間にインクが回り込んだり、
インク吐出時に発生する気泡の圧力が前記隙間から逃げ
出してしまいインク滴の吐出エネルギーを損なうことに
なり、印字品位の低下を招くことになる。 一方、第1基板と第2基板との隙間に封入された接着剤
10の厚みが不均一となる場合があり、記録ヘッドの一
部からインクがもれ、機器内部の電気回路を汚損し、電
気回路の動作不良やそれによる印字品位の低下などの問
題を生じることにもなる。 本発明は、以上のような課題を解決して、印字品位に優
れ、信頼性の高い廉価なインクジェットヘッドを提供す
ることを目的とする。 また本発明は、前述の優れた特性を備えたヘッドとイン
クタンクとを一体的に備えたインクジェットカートリッ
ジを提供することを目的とする.更本発明は、前述の優
れた特性を備えたヘッドとインクタンクとを一体的に備
えたインクジェットカートリッジを搭載したインクジェ
ット記録装置を提供することを目的とする。 [課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、提案されたものであって
、インク吐出口からインクを吐出する為に利用される吐
出エネルギー発生素子を備えた第1基板と、該基板と接
合することにより前記吐出エネルギー発生素子の各々に
対応したインク路と該インク路に連通した共通インク室
とを形成する為の壁部とを有する第2基板と、を備えた
インクジェットヘッドにおいて、前記第2基板の共通イ
ンク室を形成する為の壁部の前記第1基板との接合面の
一部に突状部材が設けられていることを特徴とする。 [作用] 本発明によれば、記録ヘッドの組立工程において、溝付
天板後端に配された凸部により、インク路の水平度を保
持するため、インク路壁表面と第1基板との密着性が増
し、インク滴の吐出性能が向上する。 また、第l基板と第2基板との接合に際して接着剤を使
用しなくてもよくなるため、接着剤のはみ出しによるイ
ンク路の目詰り等の不都合を解消できる。
【実施例】
第2図乃至第6図は、本発明が実施もしくは適用される
好適なインクジェットユニットIJtJ,インクジェッ
トヘッドIJH,インクタンクIT,インクジェットカ
ートリッジIJC,インクジェット記録装置本体IJR
A,キャリツジHCの夫々及び夫々の関係を説明するた
めの説明図である。以下これらの図面を用いて各部構成
の説明を行う。 本例でのインクジェットカートリッジIJCは、第3図
の斜視図でわかるように、インクの収納割合が大きくな
っているもので、インクタンクITの前方面よりもわず
かにインクジェットユニットIJUの先端部が突出した
形状である。このインクジェットカートリッジIJCは
、インクジェット記録装置本体IJRAに載置されてい
るキャリツジHC(第5図)の後述する位置決め手段及
び電気的接点とによって固定支持されると共に、該キャ
リツジHCに対して着脱可能なデイスポーザブルタイブ
である。本例第2図乃至第6図には、本発明の成立段階
において成された数々の新規な技術が適用された構成と
なっているので、これらの構成を簡単に説明しながら、
全体を説明することにする。 (i)インクジェットユニットIJU構成説明インクジ
ェットユニットIJUは、電気信号に応じて膜沸騰をイ
ンクに対して生じせしめるための熱エネルギーを生成す
る電気熱変換体を用いて記録を行うバブルジェット方式
のユニットである。 第2図において、100はSi基板上に複数の列状に配
された電気熱変換体(吐出ヒータ)と、これに電力を供
給するA42等の電気配線とが或膜技術により形成され
て成るヒータボードである。 200はヒータボード100に対する配線基板であり、
ヒータボード100の配線に対応する配線(例えばワイ
ヤボンデイングにより接続される)と、この配線の端部
に位置し本体装置からの電気信号を受けるパッド201
とを有している。 1 300は複数のインク流路を夫々区分するための隔
壁や各インク流路へインクを与えるためにインクを収納
するための共通液室等を設けた溝付天板で、インクタン
クITから供給されるインクを受けて上述の共通液室へ
導入するインク受け口1500と、各インク流路に対応
した吐出口を複数有するオリフイスプレート400を一
体或型したものである。これらの一体成型材料としては
ポリサルフオンが好ましいが、他の成型用樹脂材料でも
良い。 300は配線基板200の裏面を平面で支持する例えば
金属製の支持体で、インクジェットユニットの底板とな
る。500は押えばねであり、M字形状でそのM字の中
央で共通液室を軽圧で押圧すると共に前だれ部501で
液路の一部、好ましくは吐出口近傍の領域な線圧で集中
押圧する。 ヒータボード100および天板1300を押えばねの足
部が支持体300の穴3121を通って支持体300の
裏面側に係合することでこれらを挾み込んだ状態で両者
を係合させることにより、押えばね500とその前だれ
部501の集中付勢力によってヒータボード100と天
板1300とを圧着固定する。又支持体300は,イン
クタンクITの2つの位置決め凸起1012及び位置決
め且つ熱融着保持用凸起1800.1801に係合する
位置決め用穴312,1900.2000を有する他、
装置本体IJRAのキャリツジHCに対する位置決め用
の突起2500.2600を裏面側に有している。加え
て支持体300はインクタンクからのインク供給を可能
とするインク供給管2200 (後述)を貫通可能にす
る穴320をも有している。支持体300に対する配線
基板200の取付は、接着剤等で貼着して行われる。 尚、支持体300の凹部2400,2400は、それぞ
れ位置決め用突起2500.2600の近傍に設けられ
ており、組立てられたインクジェットカートリッジIJ
C(第3図)において、その周囲の3辺を平行溝300
0.3001の複数で形成されたヘッド先端域の延長点
にあって、ゴミやインク等の不要物が突起2500.2
600に至ることがないように位置している。この平行
溝3000が形成されている。蓋部材800は、第5図
でわかるように、インクジェットカートリッジIJCの
外壁を形成すると共に、インクタンクとでインクジェッ
トユニットIJUを収納する空間部を形成している。又
、この平行溝3001が形成されているインク供給部材
600は、前述したインク供給管2200に連続するイ
ンク導管1 600を供給管2200側が固定の片持ち
ばっとして形成し、インク導管の固定側とインク供給管
2200との毛管現象を確保するための封止ピン602
が挿入されている。尚、601はインクタンクITと供
給管2200との結合シールを行うパッキン、700は
供給管のタンク側端部に設けられたフィルターである。 このインク供給部材600は、モールド成型されている
ので、安価で位置精度が高く形成製造上の精度低下を無
くしているだけでなく、片持ちばりの導管1600によ
って大量生産時においても導管1 600の上述インク
受け口1 500に対する圧接状態が安定化できる。本
例では、この圧接状態下で封止用接着剤をインク供給部
材側から流し込むだけで、より完全な連通状態を確実に
得ることができている。尚、インク供給部材600の支
持体300に対する固定は、支持休300の穴1901
.1902に対するインク供給部材600の裏面側ビン
(不図示)を支持体300の穴1901.1902を介
して貫通突出せしめ、支持体300の裏面側に突出した
部分を熱融着することで簡単に行われる。尚、この熱融
着された裏面部のわずかな突出領域は、インクタンクI
TのインクジェットユニットIJU取付面側壁面のくぼ
み(不図示)内に収められるのでユニットIJUの位置
決め面は正確に得られる。 (ii)インクタンクIT構成説明 インクタンクは、カートリッジ本体1000と、インク
吸収体900とインク吸収体900をカートリッジ本体
ioooの上記ユニットIJU取付面とは反対側の側面
から挿入した後、これを封止する蓋部材1100とで構
成されている。 900はインクを含浸させるための吸収体であり、カー
トリッジ本体i ooo内に配置される。 1 200は上記各部100〜600からなるユニット
IJUに対してインクを供給するための供給口であると
共に、当該ユニットをカートリッジ本体1000の部分
1010に配置する前の工程で供給口1200よりイン
クを注入することにより吸収体900のインク含浸を行
うための注入口でもある。 この本例では、インクを供給可能な部分は、大気運通口
とこの供給口とになるが、インク吸収体からのインク供
給性を良好に行うための本体1 000内リブ2300
と蓋部材1100(7)部分リブ2500,2400と
によって形成されたタンク内空気存在領域を、大気違通
口1401側がら連続させてインク供給口1 200か
ら最も遠い角部域にわたって形成している構成をとって
いるので,相対的に良好かつ均一な吸収体へのインク供
給は、この供給口1 200側から行われることが重要
である。この方法は実用上極めて有効である。このリブ
1000は、インクタンクの本体1000の後方面にお
いて、キャリツジ移動方向に平行なリブを4本有し、吸
収体が後方面に密着することを防止している。又、部分
リブ2400,2500は、同様にリブtoooに対し
て対応する延長上にある蓋部材1100の内面に設けら
れているが、リブ1 000とは異なり分割された状態
となっていて空気の存在空間を前者より増加させている
。尚、部分リブ2500.2400は蓋部材1000の
全面積の半分以下の面に分散された形となっている。こ
れらのリブによってインク吸収体のタンク供給口120
0から最も遠い角部の領域のインクをより安定させつつ
も確実に供給口1 200側へ毛管力で導びくことがで
きた。1401はカートリッジ内部を大気に連通ずるた
めに蓋部材に設けた大気運通口である。1400は大気
運通口1401の内方に配置される撥液材であり、これ
により大気運通口1400からのインクa洩が防止され
る。 前述したインクタンクITのインク収容空間は長方体形
状であり、その長辺を側面にもつ場合であるので上述し
たリブの配置構成は特に有効であるが、キャリッジの移
動方向に長辺を持つ場合又は立方体の場合は、蓋部材1
100の全体にリブを設けるようにすることでインク吸
収体900からのインク供給を安定化できる。限られた
空間内にインクを出来るだけ収納するためには直方体形
状が適しているが、この収納されたインクを無駄なく記
録に使用するためには、上述したように、角部の領域に
対して近接する2面領域に上記作用を行えるリブを設け
ることが重要である。更に本実施例におけるインクタン
クITの内面リブは、直方体形状のインク吸収体の厚み
方向に対してほぼ均一な分布で配置されている。この構
成は、吸収体全体のインク消費に対して、大気圧分布を
均一化しつつインク残量をほとんど無ならしめることが
出来るため重要な構成である。更に、このリブの配置上
の技術思想を詳述すれば、直方体の4角形上面において
インクタンクのインク供給口1. 2 0 0を投影し
た位置を中心として、長辺を半径とする円弧を描いたと
きに、その円弧よりも外側に位置する吸収体に対して、
大気圧状態が早期に与えられるようにその円弧よりも外
側の面に上記リブを配設することが重要となる。この場
合、タンクの大気運通口は、このリブ配設領域に大気を
導入できる位置であれば、本例に限られることではない
。 加えて、本実施例では、インクジェットカートリッジI
JCのヘッドに対する後方面を平面化して、装置に組み
込まれたときの必要スペースを最小化ならしめるととも
に、インクの収容量を最大化している構成をとっている
ために、装置の小型化を達成できるだけではなく、カー
トリッジの交換頻度を減少できる優れた構成をとってい
る。そして、インクジェットユニットrJ(Jを一体化
するための空間の後方部を利用して、そこに、大気違通
口1401用の突出部分を形成し、この突出部分の内部
を空洞化して、ここに前述した吸収体900厚み全体に
対する大気圧供給空間1402を形成してある。このよ
うに構成することで、従来には見られない優れたカート
リッジを提供できた。尚、この大気圧供給空間1402
は、従来よりもはるかに大きい空間であり、上記大気運
通口1401が上方に位置しているので,何らかの異常
で、インクが吸収体から離脱しても、この大気圧供給空
間l402は、そのインクを一時的に保持でき、確実に
吸収体に回収せしめることができるので無駄のない優れ
たカートリッジを提供できる。 又、インクタンクITの上記ユニットIJUの取付面の
構成は第4図によって示されている。オリフイスプレー
ト400の突出口のほぼ中心を通って、タンクITの底
面もしくはキャリツジの表面の載置基準面に平行な直線
をL+ とすると、支持体300の穴312に係合する
2つの位置決め凸起1012はこの直線LI上にある。 この凸起1012の高さは支持体300の厚みよりわず
かに低く、支持体300の位置決めを行う。この図面上
で直線L1の延長上にはキャリツジの位置決め用フツク
4001の90゜角の係合面4002が係合する爪21
00が位置しており、キャリツジに対する位置決めの作
用力がこの直線L+を含む上記基準面に平行な面領域で
作用するように構成されている。第5図で後述するが、
これらの関係は、インクタンクのみの位置決めの精度が
ヘッドの吐出口の位置決め精度と同等となるので有効な
構成となる。 又、支持体300のインクタンク側面への固定用穴19
00.2000に夫々対応するインクタンクの突起15
00.1801は前述の凸起1012よりも長く、支持
体300を貫通して突出した部分を熱融着して支持体3
00をその側面に固定するためのものである。上述の線
L1に垂直でこの突起1800を通る直線をL3、突起
1801を通る直線をL2としたとき、直線L3上には
上記供給口1200のほぼ中心が位置するので、供給部
の口1 200と供給管2200との結合状態を安定化
する作用をし、落下や衝撃によってもこれらの結合状態
への負荷を軽減できるので好ましい構成である。又、直
!!La ,L,は一致していず、ヘッドIJHの吐出
口側の凸起1012周辺に突起1800.1801が存
在しているので、さらにヘッドIJHのタンクに対する
位置決めの補強効果を生んでいる。尚、L4で示される
曲線は、インク供給部材600の装着時の外壁位置であ
る。突起1800.1801はその曲線L4に沿ってい
るので、ヘッドIJHの先端測構成の重量に対しても充
分な強度と位置精度を与えている。尚、2700はイン
クタンクITの先端ツバで、キャリツジの前板4000
の穴に挿入されて、インクタンクの変位が極端に悪くな
るような異変時に対して設けられている。 2101は、キャリツジに対する抜け止めで、キャリツ
ジHCの不図示のバーに対して設けれ、カートリッジI
JCが後述のように旋回装着された位置でこのバーの下
方に侵入して、不要に位置決め位置から離脱させる上方
方向へ力が作用しても装着状態を維持するための保護用
部材である・インクタンクITは、ユニットrJUを装
着された後に蓋800で覆うことで、ユニットIJUを
下方開口を除いて包囲する形状となるが、インクジェッ
トカートリッジIJCとしては、キャリッジHCに載置
するための下方開口はキャリツジHCと近接するため、
実質的な4方包囲空間を形成してしまう。従って、この
包囲空間内にあるヘッドIJHからの発熱はこの空間内
の保温空間として有効となるものの長期連続使用として
は、わずかな昇温となる。このため本例では、支持体の
自然放熱を助けるためにカートリッジIJCの上方面に
、この空間よりは小さい幅のスリット1 700を設け
て、昇温を防止しつつもユニットIJU全体の温度分布
の均一化を環境に左右されないようにすることができた
。 インクジェットカートリッジIJCとして組立てられる
と、インクはカートリッジ内部より供給口1 200、
支持体300に設けた穴320および供給タンク600
の中裏面側に設けた導入口を介して供給タンク600内
に供粕され、その内部を通った後、導出口より適宜の供
給管および天板400のインク導入口1 500を介し
て共通液室内へと流入する。以上におけるインク連通用
の接続部には、例えばシリコンゴムやブチルゴム等のパ
ッキンが配設され、これによって封止が行われてインク
供給路が確保される。 尚、本実施例においては天板1 300は耐インク性に
優れたポリサルフオン、ポリエーテルサルフオン、ポリ
フエニレンオキサイド、ボリブロビレンなとの樹脂を用
い、オリフイスプレート部400と共に金型内で一体に
同時成型してある。 上述のように一休成型部品は、インク供給部材600、
天板・オリフイスプレート一体、インクタンク本体i 
oooとしたので組立て精度が高水準になるばかりでな
く、大量生産の品質向上に極めて有効である。又部品点
数の個数は従来に比較して減少できているので、優れた
所望特性を確実に発揮できる。 また、本発明実施例では、上記組立後の形状において、
第2図乃至第4図で示されるように、インク供給部材6
00は、その上面部603がインクタンクITのスリッ
ト1700を備えた屋根部の端部4008との間に第3
図に示したようにスリットSを形成し、下面部604が
インクタンクITの下方の蓋800が接着される薄板部
材のヘッド側端部40l1との間に上記スリットSと同
様のスリット(不図示)を形成している。これらのイン
クタンクITとインク供給部材600との間のスリット
は、上記スリット1700の放熱を一層促進させる作用
を実質的に行うとともに、タンクITへ加わる不要な圧
力があってもこれを直接供給部材、強いては、インクジ
ェットユニットIJTへ及ぼすことを防止している。 いずれにしても、本実施例の上記構或は、従来には無い
構成であって、それぞれが単独で有効な効果をもたらす
と共に、複合的にも各構成要件があることで有機的な構
成をもたらしている。 (iii)キャリッジHCに対するインクジェットカー
トリッジIJCの取付説明 第5図において、5000はプラテンローラで、記録媒
体Pを紙面下方から上方へ案内する.キャリツジHCは
、プラテンローラ3000に沿って移動するもので、キ
ャリッジの前方プラテン側にインクジェットカートリッ
ジIJCの前面側に位置する前板4000 (厚さ2m
m)と、カートリッジIJCの配線基板200のパッド
201に対応するパッド2o11を具備したフレキシブ
ルシ一ト4005及びこれを裏面側がら各パツド201
1に対して押圧する弾性力を発生するためのゴムパッド
シ一ト4oo7を保持する電気接続部用支持板4003
と、インクジェットカートリッジIJCを記録位置へ固
定するための位置決め用フツク4001とが設けられて
いる。前板4000は位置決め用突出面4010をカー
トリッジの支持体300の前述した位置決め突起250
0.2600に夫々対応して2個有し、カートリッジの
装着後はこの突出面4010に向う垂直な力を受ける。 このため、補強用のリプが前板のプラテンローラ側に、
その垂直な力の方向に向っているリブ(不図示)を複数
有している。 このリブは、カートリッジIJC装着時の前面位置Ll
1よりもわずかに(約0.1mm程度)プラテンローラ
側に突出しているヘッド保護用突出部をも形成している
。電気接続部用支持板4003は、補強用リブ4004
を前記リブの方向ではなく垂直方向に複数有し、プラテ
ン側からフツク400 1側に向って側方への突出割合
が減じられている。これは、カートリッジ装着時の位置
を図のように傾斜させるための機能も果している。 又、支持板4003は電気的接触状態を安定化するため
、上記2つの位置決め用突出面4010がカートリッジ
に及ぼす作用方向と逆方向に、力一トリッジへの作用力
を及ぼすためのフック側の位置決め面4006を突出面
4010に対応して2個有し、これらの間にパッドコン
タクト域を形成すると共にバツド2011対応のボツチ
付ゴムシ一ト4007のボツチの変形量を一義的に規定
する。これらの位置決め面は、カートリッジIJCが記
録可能な位置に固定されると、配線基板300の表面に
当接した状態となる。本例では、さらに配線基板300
のパッド201を前述した線L,に関して対称となるよ
うに分布させているので,ゴムシ一ト4007の各ボッ
チの変形量を均一化してパッド2011.201の当接
圧をより安定化している。本例のパッド201の分布は
、上方,下方2列、縦2列である。 フック4001は、固定軸4009に係合する長大を有
し、この長穴の移動空間を利用して図の位置から反時計
方向に回動した後、プラテンローラ5000に沿って左
方側へ移動することでキャリツジHCに対するインクジ
ェットカートリッジIJCの位置決めを行う。このフッ
ク4001の移動はどのようなものでも良いが、レバー
等で行える構成が好ましい。いずれにしてもこのフック
4001の回動時にカートリッジIJCはプラテンロー
ラ側へ移動しつつ位置決め突起2500.2600が前
板の位置決め面4010に当接可能な位置へ移動し、フ
ック400 1の左方側移動によって90″″のフック
面4002がカートリッジIJCの爪2100の90”
面に密着しつつカートリッジIJCを位置決め面250
0.4010同志の接触域を中心に水平面内で旋回して
最終的にパッド201.2011同志の接触が始まる。 そしてフツク400 1が所定位置、即ち固定位置に保
持されると、パッド201.2011同志の完全接触状
態と、位置決め面2500.4010同志の完全面接触
と、90度面4002と爪の90度面の2面接触と、配
線基板300と位置決め面4006との面接触とが同時
に形成されてキャリツジに対するカートリッジ■JCの
保持が完了する。 (iv)装置本体の概略説明 第6図は本発明が適用されるインクジェット記録装置I
JRAの概観図で、駆動モータ5013の正逆回転に連
動して駆動力伝達ギア5011.5009を介して回転
するリードスクリュー5005のら線溝5004に対し
て係合するキャリッジHCはビン(不図示)を有し、矢
印a, b方向に往復移動される。5002は紙押え板
であり、キャリツジ移動方向にわたって紙をプラテン5
000に対して押圧する。5007.5008はフオト
カブラでキャリツジのレバー5006のこの域での存在
を確認してモータ5013の回転方向切換等を行うため
のホームポジション検知手段である。5016は記録ヘ
ッドの前面をキャップするキャップ部材5022を支持
する部材で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引
手段でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸
引回復を行う。5017はクリーニングブレードで、5
019はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材
であり、本体支持板5018にこれらは支持されている
。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニングブレ
ードが本例に適用できることはいうまでもない。又、5
012は、吸弓回復の吸引を開始するためのレバーで、
キャリツジと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切換等の公知の
伝達手段で移動制御される。 これらのキャツビング、クリーニング、吸引回復は、キ
ャリツジがホームポジション側領域にきたときにリード
スクリュー5005の作用によってそれらの対応位置で
所望の処理が行えるように構或されているが、周知のタ
イミングで所望の作動を行うようにすれば、本例には何
れも適用できる。上述における各構成は単独でも複合的
に見ても優れた発明であり、本発明にとって好ましい構
成例を示している。 上述した第2図乃至第6図に対して技術的に関係する本
発明について詳述するため、以下、第1図(A).(B
).(C)及び第7図を用いながら説明する。 第1図(A),(B)は、本発明に係るインクジェット
ヘッド及び該ヘッドを構成する溝付天板2を示す概略斜
視図である。第l図(A)に示される溝付天板2には、
インク路4及び共通インク室5を形成する為の凹部4b
及び壁部4a,5aが設けられ、さらにインク路4に連
通した吐出口6を有したオリフィスプレート7が一体的
に取り付けられている。そして、共通インク室5を形成
している壁部5aの領域後端部に所定の厚みを持った突
状部材3が設けられている。この突状部材3は、共通イ
ンク室5の後端壁部5aの所定の領域に設けられている
が、特に後端壁部5aの中央領域に設けられることが好
ましい。後端壁部5aの中央領域に設けることにより、
基板lと接合された時にバランスのよい接合が可能とな
る。 すなわち、インク路4の壁部4aの直線的な並びに対し
て共通インク室5の後端壁部5aの突状部材3の1点で
接,合の応力を受けるため、基板1と溝付天板2との接
合時の傾き、ズレ等の懸念事項が全くなくなる。 一方、溝付天板2のインク路4の壁部4aは、共通イン
ク室5の壁部5aよりも厚さbだけ厚く構成され、段差
が設けられている。この段差は、基板1と溝付天板2と
の接合の際に接着剤が入り込む隙間となる。 ここで、共通インク室5の後端壁部5aの突状部材3は
、前述の段差bとほぼ同様な厚みaを有している。その
為、第l図(B).(C)に示されるように、これまで
入り込みにくかった基板1と溝付天板2との接合面の外
周部に設けた接着剤が均一にムラなく、基板1と溝付天
板2との接合面に進入することが可能となる。 以上の如き構或では、従来のように天板2とオリフイス
プレート7どの位置合わせや接着が不要であるので、位
置合わせ誤差や接着時の位置ずれ等が全く無くなり、不
良品の低減および工程の短縮によって、記録ヘッドの量
産性並びに低廉価に資することができた。 また、従来のような天板2とオリフイスプレート7との
接着工程が存在しないので、接着剤が流れ込むことによ
るオリフイスやインク流路の閉塞の恐れがない。 第1図(B)は、基板(ヒーターボード)lと天板2と
を接合ないし固定する一態様を示す。なお、図では簡略
化のために天板2のオリフイスプレート7は一点鎖綿で
示し、ヒータボード1上の配線パターンの図示を省略し
てある。 上述のように、ヒータボード1と天板2との位置決めは
、ヒータボード1の端面なオリフイスプレート7に突き
当てて行うが、これらの接合にあたって前述の如く天板
2の外周部に設けられた隙間を有する3辺に沿って接着
剤を塗布した。これによってインク路4への接着剤の流
れ込みを押えることが可能となる。さらに、ヒータボー
ド1とオリフイスプレート7どの接合面に必要かつ十分
な量だけ適宜の範囲にわたって接着剤を存在させること
もできる。 本例では、この接着剤として、光硬化型の接着剤商品名
UV−201 (グレースジャパン■)を用い、位置決
めを行った後に例えば10〜30J / c rrrの
紫外線を照射し、硬化させて両者を固定した。そこで、
接着剤の存在部分はインク路4ないし吐出口6から離隔
しているので、位置決めにあたっての試行回数の許容値
は増大する。 次に、このように天板2およびヒータボードlを一体化
して得た記録ヘッド本体を支持体3上に接着剤を用いて
固定する。この接着剤としては、例えばキヤノンケミカ
ル■による商品名HP2R/2Hを用いることができる
。 この状態では、前述のように両基板(ヒータボード1お
よび天板2)はインク路4の形成されている部分以外の
外周部で接着させられているだけで十分な密着が得られ
ていない。そこで、天板2の上部側より押さえばね8の
付勢力を作用させる。この押さえばね8としては、例え
ばばね用のリン青銅やステンレスを用いて形成すること
ができる。そして、上部から機械的圧力をが加わえて接
続を行う。これによって、両基板の十分な密着状態が得
られる。なお、この押さえばね8は、図示するように吐
出口近傍領域を線圧によって押圧するものがその押圧特
性の観点から好ましい。 本例においては、天板2とヒータボード1との接合にあ
たって光硬化型の接着剤を用いたが、その形態はいかな
るものであってもよく、あるいは押さえばね8で十分な
固定力ないし密着力が得られるのであれば必ずしも接着
剤を用いる必要はない。また、例えば液封性を高めるこ
とのみを目的として、適宜の封止材、すなわち封止材や
ゴムパッキン等の封止部材を用いることができる。 本例によれば、天板2のインク路4の壁部4aに接着剤
を塗布することなく十分な接合状態が得られるので、接
着剤の塗布工程が簡略化できる。 また、従来位置合わせでずれが生じた場合には流路部に
接着剤がヒータボード1の吐出ヒー等に付着したり、流
路ないし吐出口を閉塞して不良品が生じるおそれがあっ
たが、本例ではそのようなことがなく、何度でも位置合
わせができることにもなる。さらに、樹脂材料を用いた
天板に変形や反り、あるいは製造上のばらつきが多少あ
っても許されるので、その製造工程も簡単になる。 本発明が適用される記録ヘッドには、ケーブルおよびこ
れに結合する端子を介して適宜のデータ供給源より′画
像データに応じた吐出信号が供給される。 なお、本発明は上述した実施例にのみ限られることなく
、種々の構成を採ることができるのは勿論である。 例えば、上例では記録ヘッド本体とインク供給源等とを
一体とじてこれをデイスポーザブルとしたが、両者は別
体であってもよく、それぞれについて必ずしもデイスポ
ーザブルとしなくてもよい。すなわち、記録ヘッド本体
が固定型で簡単な交換を前提としないものであっても、
上述のように簡単かつ廉価にこれを構成することは、プ
リンタ本体の低廉価にも資するからである。 また、ヒータボード1と天板2とから成る記録ヘッド本
体について、上例では天板側にのみインク流路や共通液
室の形成用凹部な設けたが、これらを双方に設けてもよ
く、平板な基板を間に壁部材となる部材を介して形成す
るものであってもよい。 また、この記録ヘッド本体に関して、上例では熱エネル
ギを吐出エネルギとすべく吐出ヒータを用いたものとし
たが、通電に応じて変形する電気一機械変換素子を用い
、その機械的振動を吐出エネルギとする形態のものであ
ってもよい。 さらに、上例ではオリフイスプレート7自体がヒータボ
ードの突当て部分を有する構成としたが、その突当て部
の形状体等はいかなるものであってもよい。例えば、そ
のような突当て部を側面方向にも設けて横方向の位置決
めが行われるようにしても良く、あるいはそのような突
当て部を設ける代わりに、ダボと穴との組合わせにより
位置決めがなされるようにしてもよい。また、その位置
決めが問題とならないのであれば突当て部ないし位置決
め部材は不要である。すなわち、天板は溝部の前方に接
合面と面一の壁部分を有し、そこに吐出口が形成された
形態であってもよい。 加えて、上例では押さえばねにより天板とヒータボード
とを密着接合させたが、当該接合に際して接着剤のみの
使用が問題とならないのであれば、押さえばねを用いな
い構成とすることも可能である。 本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもバブル
ジェット方式の記録ヘッド、記録装置に於いて,優れた
効果をもたらすものである。 その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723 1 29号明細書、同第4740796号
明細書に開示されている基本的な原理を用いて行なうも
のが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンテ
イニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オ
ンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されて
いるシートや液路に対応して配置されてい電気熱変換体
に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度
上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加すること
によって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、
記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆
動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形成出
来るので有効である.この気泡の成長,収縮により吐出
用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくと
も一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とす
ると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特
に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、よ
り好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。尚、
上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4
313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、更に優れた記録を行なうことができる。 記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ
構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構或を開示する米国特許
第4558333号明細書、米国特許第4459600
号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。 加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリッ
トを電気熱変換体の吐出部とする構或を開示する特開昭
59年第123670号公報や熱エネルギーの圧力波を
吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を開示する特開昭
59年第1 3846 1号公報に基づいた構成として
も本発明は有効である。 更に、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応し
た長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては
、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッ
ドの組み合わせによって、その長さを満たす構成や一体
的に形成された一個の記録ヘッドとしての構成のいずれ
でも良いが、本発明は、上述した効果を一層有効に発揮
することができる。 加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電
気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる
交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘ
ッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。 又、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録ヘ
ッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので好ましいも
のである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対
しての、キャビング手段、クリーニング手段、加圧或は
吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或は
これらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の
吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した記
録を行なうために有効である。 更に,記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色の
みの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構
或するか複数個の組み合わせによってでもよいが、異な
る色の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少なく
とも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、廉価であり、信
頼性の高いインクジェット記録ヘッドを簡単な構成によ
って提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図(A).(B).(C)はそれぞれ本発明に係る
インクジェットヘッドの一例を示すものであり,第1図
(A)は溝付天板の構成を概略的に示す斜視図、第1図
(B)はヘッドの構成を概略的に示す斜視図、第1図(
C)は第1図(B)の断面図、 第2図は本発明に係るインクジェットカートリッジの一
例の分解斜視図、 第3図は本発明に係るインクジェットカートリッジの概
略斜視図, 第4図はインクジェットカートリッジのインクタンクを
インクジェット記録ヘッドが装着される側から見た概略
斜視図、 第5図はインクジェットカートリッジ装置本体のキャリ
ッジに装着される様子を示す上面図、第6図は本発明に
係るインクジェット記録装置を示す概略斜視図、 第7図は本発明に係るインクジェットヘッドの他の構成
を概略的に示す概略斜視図、 第8図(A),(B),(C)はそれぞれ従来のインク
ジェットヘッドの一例を示すものであり、第8図(A)
はヘッドの構成を概略的に示す分解斜視図,第8図(B
)は第8図(A)にしめされたヘッドの構成を概略的に
示す斜視図、第8図(C)は第8図(B)の断面図であ
る。 1・・・ヒーターボード(第1基板)、2・・・溝付天
板(第2基板)、3・・・突状部材、4・・・インク路
、5・・・共通インク室、6・・・吐出口、7・・・オ
リフィスプレート、8・・・押さえばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インク吐出口からインクを吐出する為に利用され
    る吐出エネルギー発生素子を備えた第1基板と、 該基板と接合することにより前記吐出エネルギー発生素
    子の各々に対応したインク路と該インク路に連通した共
    通インク室とを形成する為の壁部とを有する第2基板と
    、 を備えたインクジェットヘッドにおいて、 前記第2基板の共通インク室を形成する為の壁部の前記
    第1基板との接合面の一部に突状部材が設けられている
    ことを特徴とするインクジエツトヘツド。
  2. (2)前記突状部材は、前記インク吐出口の形成領域と
    はインク路及び共通インク室を隔てた領域であって、前
    記第2基板の共通インク室を形成する為の壁部の後端辺
    の中央部領域に位置する凸部で成ることを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. (3)前記インク路を形成する第1壁部と前記共通イン
    ク室を形成する第2壁部とは所定の段差を有して形成さ
    れており、前記突状部材は前記段差と同等の段差を有し
    ていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    トヘッド。
  4. (4)請求項1に記載のインクジェットヘッドと、該ヘ
    ッドにインクを供給する為のインクタンクと、を備えた
    インクジェットカートリッジ。
  5. (5)請求項1に記載のインクジェットヘッドと該ヘッ
    ドにインクを供給する為のインクタンクとを備えたイン
    クジェットカートリッジと、該カートリッジを搭載して
    走査可能に備えたキャリッジと、を備えたインクジェッ
    ト記録装置。
JP24104789A 1989-09-18 1989-09-18 インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えたインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP2692983B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24104789A JP2692983B2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えたインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置
AU62573/90A AU627931B2 (en) 1989-09-18 1990-09-17 Ink jet recording head and ink jet recording apparatus having same
ES93202382T ES2084441T3 (es) 1989-09-18 1990-09-17 Cabezal para la impresion por chorros de tinta y aparato de chorros de tinta que lo utiliza.
DE69011259T DE69011259T2 (de) 1989-09-18 1990-09-17 Tintenstrahlaufzeichnungskopf und Tintenstrahlgerät, welches diesen aufweist.
AT90310146T ATE109403T1 (de) 1989-09-18 1990-09-17 Tintenstrahlaufzeichnungskopf und tintenstrahlgerät, welches diesen aufweist.
CA002025536A CA2025536C (en) 1989-09-18 1990-09-17 Ink jet recording head and ink jet recording apparatus having same
DE69025958T DE69025958T2 (de) 1989-09-18 1990-09-17 Tintenstrahlaufzeichnungskopf und Tintenstrahlgerät mit diesem Kopf
AT93202382T ATE135301T1 (de) 1989-09-18 1990-09-17 Tintenstrahlaufzeichnungskopf und tintenstrahlgerät mit diesem kopf
EP93202382A EP0578329B1 (en) 1989-09-18 1990-09-17 Ink jet recording head and ink jet apparatus having same
EP90310146A EP0419180B1 (en) 1989-09-18 1990-09-17 Ink jet recording head and ink jet apparatus having same
US08/344,626 US5436649A (en) 1989-09-18 1994-11-17 Ink jet recording head having constituent members clamped together
US08/434,843 US5485184A (en) 1989-09-18 1995-05-04 Ink jet recording head and ink jet apparatus having same
US08/888,604 US6135589A (en) 1989-09-18 1997-07-07 Ink jet recording head with ejection outlet forming member and urging member for assembling the head, and apparatus with such a head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24104789A JP2692983B2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えたインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03101957A true JPH03101957A (ja) 1991-04-26
JP2692983B2 JP2692983B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=17068521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24104789A Expired - Fee Related JP2692983B2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えたインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2692983B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0849084A1 (en) * 1996-12-18 1998-06-24 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet recording head and ink-jet cartridge
EP1024002A2 (en) 1999-01-27 2000-08-02 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet print head

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0849084A1 (en) * 1996-12-18 1998-06-24 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet recording head and ink-jet cartridge
US6056393A (en) * 1996-12-18 2000-05-02 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet recording head and ink-jet cartridge
EP1024002A2 (en) 1999-01-27 2000-08-02 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet print head
US6394574B1 (en) 1999-01-27 2002-05-28 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet print head having press member

Also Published As

Publication number Publication date
JP2692983B2 (ja) 1997-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2659250B2 (ja) 液体噴射記録ヘッドおよび液体噴射記録装置
US5189443A (en) Recording head having stress-minimizing construction
JPH07205427A (ja) プリントヘッドアセンブリ及びその製造方法
JP2670464B2 (ja) 記録ヘッドカートリッジ、インクタンク及びインクジェット装置
US5703632A (en) Ink jet head orifice plate mounting arrangement
JP2904629B2 (ja) インクジェットユニット,インクジェットカートリッジおよびインクジェット記録装置
JPH03101957A (ja) インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えたインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置
JP2660060B2 (ja) インクジェットカートリッジ
US6133926A (en) Ink jet head and method of producing the same
JP2637569B2 (ja) インクジェットヘッド、インクジェットユニット、インクジェットカートリッジ及びインクジェット装置
JP2670456B2 (ja) インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えたインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置
JP2660057B2 (ja) インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えるインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを有するインクジェット記録装置
JP2660061B2 (ja) インクジェットヘッド、インクジェットユニット、インクジェットカートリッジ及びインクジェット装置
JPH04250046A (ja) インクジェットヘッドユニット,インクジェットヘッドカートリッジおよびインクジェット装置
JP2608334B2 (ja) 液体噴射記録ヘッド、液体噴射ヘッドカートリッジおよび液体噴射記録装置
JP2714174B2 (ja) インク収納容器、インク収納容器一体型インクジェットヘッド及びこれを有するインクジェット記録装置
JP3072765B2 (ja) インクジェットカートリッジ
JP2660062B2 (ja) インクジェットヘッド、インクジェットユニット、インクジェットカートリッジ及びインクジェット装置
JP2801353B2 (ja) インクジェットカートリッジ及び該インクジェットカートリッジを備えたインクジェット記録装置
JPH05138896A (ja) インクジエツトヘツド,インクジエツトカートリツジおよびインクジエツト記録装置
JP2660059B2 (ja) インクジェットユニット及びインクジェットカートリッジ並びにインクジェット装置
JP2660063B2 (ja) インクジェットヘッド、インクジェットユニット、インクジェットカートリッジ及びインクジェット装置
JPH03101953A (ja) インクジェットカートリッジ及び該インクジェットカートリッジを備えたインクジェット記録装置
JP2714175B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JPH03101950A (ja) インクジェットヘッド及び該ヘッドを有したインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを備えたインクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees