JPH07205427A - プリントヘッドアセンブリ及びその製造方法 - Google Patents

プリントヘッドアセンブリ及びその製造方法

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JPH07205427A
JPH07205427A JP6328751A JP32875194A JPH07205427A JP H07205427 A JPH07205427 A JP H07205427A JP 6328751 A JP6328751 A JP 6328751A JP 32875194 A JP32875194 A JP 32875194A JP H07205427 A JPH07205427 A JP H07205427A
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JP
Japan
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printhead
manifold
adhesive member
ink
inlet
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JP6328751A
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English (en)
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Michael Carlotta
カルロッタ マイケル
Vladimir M Kupchik
エム.クプチック ブラディミール
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Original Assignee
Xerox Corp
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17553Outer structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17556Means for regulating the pressure in the cartridge

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 間に支持フィルム部材を使用せずにインク供
給マニホールドの出口とインクジェットプリントヘッド
のインク入口の間にシールを提供する。 【構成】 接着剤部材36はマニホールドチャンバ壁25の
底面26に接するように位置決めされて温度が約95℃乃至
105 ℃に上昇され、接着剤部材表面31が表面26に接着さ
れる。部材36は、マニホールド12と一体的に形成される
位置決め及び留めピン40を避けるように成形され、この
ピン40はプリントヘッド14及びヒートシンク24を固着す
るために使用できる。細長い凹部30は部材36によってハ
ーメチックシールされる。部材36は入口34を備えるプリ
ントヘッド表面と、ワイヤボンド45用に成形されたパッ
シベーション層38の表面32との組合わされた共平面上に
あり、カートリッジチャンバ11からノズル37までの密閉
インク通路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインク供給マニホールド
と密に接続されたインクジェトプリントヘッドを備える
サーマルインクジェットプリンタ用のインクカートリッ
ジに関し、更に詳細には予め形成されたホットメルト接
着剤部材によってインク供給マニホールドの出口にシー
ルされる入口を備えるプリントヘッドを有するサーマル
インクジェットプリントヘッドアセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】既存のサーマルインクジェット印刷の場
合、プリントヘッドは米国特許第4、774、530号
に開示された様な1つ以上のインク充填チャネル(ink f
illedchannel)を含み、このチャネルはその1端部で比
較的小さなインク供給チャンバ、即ちリザーバ(溜め)
と連通し、反対側の端部にノズルと呼ばれる開口部を有
する。一般的に抵抗器である熱エネルギー生成装置は、
ノズルから所定の距離にある各チャネル内に配置され
る。抵抗器は電流パルスで個々にアドレスされて、イン
クを瞬間的に気化し且つ、インク液滴を噴出する泡を形
成する。泡が成長している間のノズルからのインクの加
速は、ペーパの様な記録媒体に向けてほぼ直線方向に液
滴の運動量及び速度を提供する。抵抗器が起動する時だ
けインク液滴は噴射されるので、この一般的なタイプの
サーマルインクジェット印刷は”ドロップ−オン−デマ
ンド(drop-on-demand)" 印刷として知られている。
【0003】ドロップ−オン−デマンドサーマルインク
ジェットプリンタの最近の例において、プリンタは、プ
リントヘッドのノズル内のインク圧力が所定の範囲内の
ゲージ圧(gauge pressure)に維持されると、最も有効に
動作することが分かった。特に、動作中に個々のノズル
又はプリントヘッド全体がインク液滴を活発に噴射して
いないような場合に、ある種の負の圧力、即ち”背圧"
が各ノズル内に、及び延出によってプリントヘッドのイ
ンク供給マニホールド内にあることが重要である。サー
マルインクジェット印刷の背圧の望ましい範囲に関して
は、" ゼロックス公開ジャーナル(Xerox Disclosure Jo
urnal)の16巻、No.4、1994年7、8月、23
3ページ”に提供されている。この背圧は、ノズルから
コピー表面上への液滴インクの意図しない漏れ、即ちイ
ンクの”滴下(weeping)"を防止するために実用的な装置
にとって重要である。液体インクがプリントヘッドから
制御不可能に漏れると、このような滴下はコピーの品質
に悪い結果をもたらすことになることは明白である。
【0004】この技術の一般的なエンドユーザ(最終利
用者)製品は予めパッケージされ一般的には使い捨ての
アセンブリ形式のカートリッジであり、インクの供給部
を保持する密閉容器及び、その容器に動作的に取り付け
られる線形又はマトリックスアレイのチャネルを有する
プリントヘッドから構成される。一般的にカートリッジ
は、プリンタの電子制御部とインタフェースされる端子
を含み、ヒータの画像形成動作に関して入ってくる信号
を変換するためのデジタル手段と共に、抵抗器やあらゆ
る電子温度センサのようなカートリッジ自体の電子部分
は、プリントヘッド内のインクチャネルと、関連され
る。1つの一般的なプリンタの設計において、カートリ
ッジは、上に画像が描画されるシートから離間される
が、そのシートと近接し、次にタイプライターの様に周
期的にシートを細幅状に横切るように移動して画像を形
成する。シートのフル幅を横切るように延出する線形ア
レイのチャネルを通るようにシートが移動されるフル幅
線形アレイもまた知られている。一般的にカートリッジ
は消費者が必要とする時に購入され、インクの供給部が
尽きるまで使用される。そして、これが使い尽くされた
時に、消費者はカートリッジを交換する。
【0005】他の考慮すべき事柄も、実用的なインク供
給部に重要である。背圧は例えばインクカートリッジ内
にインクがまだある限り、できるだけ長い時間、使用可
能レベルに維持されなくてはならない。従って、カート
リッジは、カートリッジインクレベルの総範囲のできる
限り大きな割合に対して、背圧を有用な範囲内に維持す
るように設計されなくてはならない。背圧を維持し損な
うことにより、カートリッジ内に残っているインクは、
プリントヘッドを介して漏れ出してしまうか、又は無駄
にされてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、マニ
ホールドの出口がプリントヘッドの入口と位置合わせ
(整合)されようとされまいと、その間に支持フィルム
部材を使用することなくインク供給マニホールドの出口
とインクジェットプリントヘッドのインク入口の間にシ
ールを行うことである。
【0007】本発明の別の目的は、予め形成されたホッ
トメルト接着剤部材を使用してマニホールドの出口をプ
リントヘッドの入口にシールすることである。このホッ
トメルト接着剤部材は、接着剤部材の軟化点を越える温
度で、フロー可能な接着剤部材が接触するプリントヘッ
ド及びマニホールドの向かい合う実質的に平面に沿って
フローするが、プリントヘッド入口及びマニホールド出
口内には入らない。そしてこの接着剤部材は冷却される
と、接着剤支持フィルム部材を必要とせずに強固なシー
ルを形成する。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】本発明において、
サーマルインクジェット印刷装置に液体インクを供給す
るためのカートリッジは、マニホールドを含み、このマ
ニホールドは中に出口ポートを備える壁を有するチャン
バを規定する。吸着剤媒体は液体インクの品質を保持し
ながらチャンバの少なくとも一部分を占有する。一実施
例において、所定の形状を有する予め形成されたホット
メルト接着剤部材がマニホールド壁の外側表面の細長い
凹部(elongated recess)を覆うと、インク通過路は形成
される。予め形成された接着剤部材中の小さなスロット
(細穴)は通路からの出口として機能し、プリントヘッ
ドの入口と位置合わせされて、それをシールする。プリ
ントヘッドと隣接するプリント配線基板の間のワイヤボ
ンド(結線)をカバーするパッシベーション(不動態
化)層は、インク入口を有するプリントヘッド表面と実
質的に共平面にある面を提供するように形作られて、少
なくとも部分的に硬化される。結合されたプリントヘッ
ド表面とパッシベーション層表面とは、ホットメルト接
着剤部材を支持する。別の実施例の場合、結合された共
平面プリントヘッド表面とパッシベーション層表面とは
インク通路をマニホールド出口とプリントヘッド入口の
間に形成し、接着剤部材中のスロットがマニホールド壁
内の凹部と同様の形状を有する。更なる実施例におい
て、マニホールド出口とプリントヘッド入口の間のイン
ク通路は、マニホールド壁内に形成されるので、予め形
成されたホットメルト接着剤部材は通路から開口し、且
つプリントヘッド入口と向かい合う出口を囲む形状を有
する。この実施例の場合、他の実施例のように共平面を
備える予め形付けられたパッシペーション層が接着剤部
材を支持すること、又は通路を完成することを要求され
ない。ホットメルト接着剤部材がその軟化点を越えて加
熱されると、接着剤はマニホールドの向かい合う表面及
びプリントヘッドとパッシベーションの結合面に沿って
フローするが、その接着剤の高接触角度(highcontact a
ngle)のためにプリントヘッド入口又はマニホールド壁
凹部中へフローしない。
【0009】冷却されると、強固なシールは接着剤支持
フィルム部材、及び大きな許容範囲の接着剤部材形状又
はその中のスロットを必要とせずに形成される。これは
接着剤の温度を上昇させるために、接着剤は、コーナー
に達するまで全表面領域を完全に覆うようにフローし、
このコーナーで接着剤の高接触角度のために接着剤は停
止するためである。この特徴を用いて、プリントヘッド
入口及びマニホールド凹部又は出口が、フロー可能な接
着剤でコートされる又は詰まらないようにされる。従っ
て、接着剤部材内のスロットはプリントヘッド入口又は
マニホールド凹部と実質的に同一になる必要はない。代
わりにスロットは、冷却前に僅かに大きくてもよく、入
口へ又は凹部へフローできる。
【0010】請求項1に記載の本発明は、インクジェッ
トプリンタ用のプリントヘッドアセンブリであって、液
体インクの供給部と、内側と外側の表面及びそれを貫通
する出口を備える壁とを有するインクマニホールドを有
し、前記内側壁表面が前記インクと連通し、ノズルとイ
ンク入口を備える表面を有するプリントヘッドを有し、
前記ノズル及びインク入口が互いに連通し、前記プリン
トヘッドが前記マニホールドの外側表面に固定的に取り
付けられ、前記入口が前記マニホールドの出口と向かい
合い、予め定められた厚み及び形状を有し、且つ貫通ス
ロットを有する予め形成された接着剤部材を有し、前記
接着剤部材がインク入口を備えるプリントヘッド表面と
マニホールド外側表面との間に位置決めされ、前記接着
剤部材の前記スロットがプリントヘッド入口と位置合わ
せされ、前記接着剤部材がインクのあらゆる成分に不溶
性であるホットメルト接着剤であり、前記接着剤部材が
室温よりも高い第1の温度で粘着性になり、前記第1の
温度よりも高い第2の温度でフロー可能になり、且つフ
ロー可能な接着剤部材が接触するマニホールドの外側表
面及びプリントヘッドの表面との高接触角を有し、前記
高接触角によって前記接着剤部材が、前記接着剤部材が
接触する平らな表面を越えてフローすることを防止し、
前記接着剤部材がプリントヘッド入口を備えるマニホー
ルド出口を囲み、シールするが、プリントヘッドの入り
口へフローせず、マニホールド壁と入口を備えるプリン
トヘッド表面との間の間隔を固定するための手段を有
し、相対運動はホットメルト接着剤が前記第2の温度で
フローする時、それらのマニホールド壁とプリントヘッ
ド表面の間で生じず、前記接着剤部材によってシールさ
れる両表面の間の間隔を制御する、こととを備える。
【0011】請求項2に記載の本発明は、インクジェッ
トプリンタ用のプリントヘッドアセンブリの製造方法で
あって、(a)インクの供給部を保持するためであり、
内側及び外側表面を備える壁を有するためのマニホール
ドを提供するステップを有し、前記マニホールド壁が少
なくとも1つの貫通出口を有し、(b)中にスロットを
備える予め形成されたホットメルト接着剤部材をマニホ
ールド壁の外側表面上に配し、接着剤のスロットがマニ
ホールド壁の出口と向かい合うステップを有し、(c)
ノズルと、中に入口を備える表面とを有するプリントヘ
ッドを接着剤部材に対して位置決めするステップを有
し、プリントヘッドの入口が接着剤部材のスロットと位
置合わせされ、(d)接着剤部材を加熱及び硬化して、
接着剤部材がプリントヘッドの入口を囲みそれをマニホ
ールドの出口にシールするステップを有する、ことを備
える。
【0012】
【実施例】図1は一タイプのサーマルインクジェットプ
リンタ13の概略等角図であり、この場合、プリントヘ
ッド14及びそのインク供給部はプリンタ13のために
1つのパッケージに組み合わされる。このパッケージ
は、本明細書で以後、プリントヘッドアセンブリ又はカ
ートリッジ10と呼ばれる。カートリッジ10の主要部
分は、マニホールド12中に入れられるインク供給部で
あり、別の部分が実際のプリントヘッド14を含む。本
発明のこの実施例の場合、カートリッジ10はサーマル
インクジェットプリンタ13中のキャリッジ15に取り
付けられる。キャリッジ15は例えばシート状のペーパ
のような記録媒体17を横切る様にガイドレール51を
軸にして行きつ戻りつ移動する。キャリッジ15に従っ
てプリントヘッド14が移動している間、プリントヘッ
ドはシート17と相対して移動し、シート17上に文字
を印刷する。これは、幾分かタイプライタのようであ
る。示される例において、プリントヘッド14の寸法
は、シート17に沿ったカートリッジ10の各移動のた
めに、プリントヘッドがプリントヘッド内のノズルアレ
イの高さ及びシートの幅によって規定されるスワス(細
幅)(swath) で印刷できるような寸法である。各スワス
が印刷された後、シート17は矢印19の方向に(図示
されていない手段によって)割り送りされるので、プリ
ントヘッド14のあらゆるパス(通過)数はシート17
上にテキスト又は画像を生成するために使用され得る。
カートリッジ10はまたケーブル21として概略的に示
される手段を含み、この手段によってデジタル画像デー
タがプリントヘッド14の種々の加熱素子(図示せず)
に入力され、所望される画像がプリントアウトされる。
この手段21は、例えばプラグ手段等を含むことがで
き、この手段はカートリッジ10内に組み込まれると共
に、装置のデータ処理部分(図示せず)からバス又はケ
ーブルを受け取り、且つそこからプリントヘッド14内
の加熱素子へ動作上接続できる。
【0013】図2はプリントヘッドアセンブリ又はカー
トリッジ10の概略断面立面図である。カートリッジ1
0は主要部分をマニホールド12の形式をとって有す
る。マニホールド12は一般的に軽量であるが、耐久性
のあるプラスチックから作られる。マニホールド12は
空気に通じるベンチレーションポート(換気装置出口)
又はベント(開孔)23を備える壁25及びインク出力
ポート又は出口16を有する、液体インクの貯蔵用の内
部チャンバ11を規定する。深さが変わる細長い凹部又
はトレンチ(溝)30は、壁の厚みを増すように壁25
から延出する外側の壁表面26内に形成されるので、ハ
ウジング壁25に段部52を形成する。凹部30はマニ
ホールド12の製造時にチャンバの壁表面に一体成形さ
れてもよい。細長い凹部30の一端部は出口16に接続
され、他方の端部は、それがチャンバ壁25に取り付け
られる時に、プリントヘッドの入口34と位置合わせさ
れる位置になる。出口16の中心からプリントヘッド入
口34の中心までの距離”X”は、約10mmである。プ
リントヘッドのノズル表面42内のノズル37は、例え
ば約20mils(0.508mm) の距離で記録媒体から僅
かに離間されなければならないので、チャンバの出口1
6とプリントヘッド入口34の間のオフセット距離X
は、必要とされる。この間隔は一般的に表面の湿式イン
クに対する反応である例えばペーパのような記録媒体が
巻きついたり(wrapping)又はしわになったりする(cock
ling) 寸法の範囲内である。マニホールドが上に新しく
印刷された湿式インク画像が生成した記録媒体をしわに
するように接触したり引きずることを防止するために、
プリントヘッドのノズル表面はカートリッジマニホール
ド12を越えて突出されなくてはならない。ノズルがカ
ートリッジから突出する様にプリントヘッドを取り付け
るために、プリントヘッドに隣接するマニホールドの一
部分は突出部90としてマニホールドから突き出る(図
3参照)。プリントヘッドがマニホールドの突出部90
に取り付けられ、プリントヘッド入口はマニホールドを
越えて位置される。チャンバ11内のインク供給部とプ
リントヘッド14の間にインク通路を提供する凹部30
は、プリントヘッドリザーバのタイムリーな再充填及び
/又はノズルがインクを滴下する原因となる圧力サージ
の欠如を防ぐために、インクフローの適切な速さに適応
するようにサイズ設定されなくてはならない。再充填が
遅すぎると、プリントヘッドはうまく機能しなくなる。
従って、インクフローのイナータンス(inertance) は、
印刷時のプリントヘッドのインクフローイナータンスと
調和されなければならない。イナータンスは、流体イン
クの加速によって生成される瞬間的な圧力または圧力パ
ルスとして定義される。好適な実施例において、プリン
トヘッド入口34とインク供給チャンバ出口16の間の
インク通路は、幾何学的な形状をなし、プリントヘッド
入口からチャンバ出口まで増大する断面フロー領域を有
する。好適な実施例では1つの凹部30しか有していな
いが、複数の凹部が提供され得る。プリントヘッドへの
インクフロー率を最大化し、インクフローイナータンス
を調和することに加えて、断面領域の増大によって、マ
ニホールド出口16から比較的小さなプリントヘッド入
口34への円滑なインクフローの移動が可能になる。
【0014】所定の形状及び貫通スロット35を有する
比較的薄い予め形成された接着剤部材36は、壁表面2
6上に配され、且つそれに実質的に接合され、チャンバ
壁25の外部又は外側の表面26において凹部30をカ
バーする。スロット35は、プリントヘッドの入口と実
質的に同じ大きさであり、好ましくはその入口よりもわ
ずかに大きい。接着剤部材は図4に示される対向(両
側)表面31及び33を有する。接着剤部材36は凹部
30と接着剤部材36が形成する通路を介してフローす
るインクと直接接触するので、接着剤はインクに利用さ
れる構成成分に溶けてはならない。例えば、H.B. Fulle
r's 2106(登録商標)ホットメルト接着剤等のようなあ
らゆる適切なホットメルト接着剤を使用できる。ホット
メルト接着剤の性質は、約95℃から105℃の比較的
低い軟化及び粘着(tacking) 温度と、約180℃から2
00℃のフロー可能温度とを含む。ホットメルト接着剤
は、フロー可能状態まで加熱されると、接着剤は接着剤
が接触するほぼ平らな表面のエッジを越えてフローしな
いように接着及びシールされるべき表面と高接触角度を
有すべきである。従って接着剤はマニホールド凹部30
中へ又はプリントヘッド入口34中へフローしない。最
終的にホットメルト接着剤はマニホールド、プリントヘ
ッド及びパッシベーション層の材料に強固に接着されな
くてはならない。好適な実施例において、マニホール
ド、プリントヘッド、及びパッシベーション層の材料
は、それぞれプラスチック、シリコン、及びエポキシ樹
脂である。
【0015】接着剤部材36は、マニホールドチャンバ
壁25の底又は外側の表面26に接するように位置決め
されて、温度が約95℃乃至105℃に上昇され、接着
剤部材表面31が表面26に接着又は粘着される。接着
剤部材は、マニホールド12と一体的に形成又は成形さ
れる位置決め(locating)及び留め(fastening) ピン40
を避けるように成形され、このピン40は後述されるよ
うにプリントヘッド14及びヒートシンク(冷却用放熱
器)24を固着するために使用できる。細長い凹部30
は接着剤部材36によってハーメチックシールされる。
この接着剤部材36は、入口34を備えるプリントヘッ
ド表面と、ワイヤボンド45(後述される)用に成形さ
れた又はモールドされたパッシベーション層38の表面
32との組み合わされた共平面上にあり、カートリッジ
チャンバ11からプリントヘッドノズル37までの密閉
インク通路(closed ink passageway) を形成する。
【0016】接着剤部材36は約4から10mils(0.
1016から0.254mm) の厚み、そして好ましくは
7mils(0.1778mm) の厚みを有する。次に、アセ
ンブリの自動化のために、接着剤部材36はその側面3
1上に2から6mils(0.0508から0.1524m
m) の厚み、好ましくは3mils(0.0762mm) の厚
みのポリエステルレリース(剥離)キャリヤストリップ
50(図8参照)が積層(ラミネート)できる。打抜動
作(punching operation)を使用して、先ず、予め形成さ
れた周囲インクスロット35、及びプリントヘッドノズ
ルの表面42と共平面にある前面エッジ39、の両幾何
学的形状を打抜くことができる。接着剤部材から打ち抜
かれた7mils(0.1778mm) の厚みのホットメルト
接着剤ストリップのスクラップ材料が除去されると共
に、接着部材36だけが、等しく離間されてキャリヤス
トリップ上に残されて、スプール又はリール54に巻か
れる4000inch(101m 60cm) の長さのポリエス
テルキャリヤストリップ50に沿って1.5inch(3.
81cm) 毎に離間された完全接着剤部材36を残す。接
着剤部材のリールは、自動装置(ロボット装置)の取り
出し配置(pick and place) 領域に送られる。そして、
接着剤部材36はキャリヤストリップ50から剥がされ
て真空を利用してそこから抜き取られ、視察システム(v
ision system) (図示せず)を用いてマニホールドの壁
面26に位置決めされ、50spi より少ない特定の圧力
及び約95℃から105℃の温度によってマニホールド
壁表面26に配される。この圧力及び温度は、接着剤を
フローすることなく接着剤部材を壁面26へ粘着する。
【0017】プリントヘッド14及びプリント配線基板
(PWB)44は、ヒートシンク24に接合(ボンド)
される。プリントヘッドの端子及びPWBの端子はワイ
ヤボンド45によって電気的に接続され、プリントヘッ
ド部分アセンブリ46を完成する。この部分アセンブリ
46は、待機成形取り付け具(図示せず)上に配され、
そこでパッシベーション層38が置かれ、成形され、少
なくとも部分的に硬化されて、パッシベーション層の表
面32が剛性で、入口34を備えるプリントヘッド表面
と実質的に共平面にあることを確実にする。成形パッシ
ベーション層38を備えるアセンブリ46は図5に示さ
れる。プリントヘッド14はヒートシンク24に接合さ
れるので、プリントヘッド入口34はヒートシンクと垂
直方向に対面している。プリント配線基板44はまたプ
リントヘッドに隣接してヒートシンクに接合される。プ
リントヘッド14及びプリント配線基板44の端子又は
接触パッド(図示せず)は、ワイヤボンド45によって
相互接続される。ヒートシンク内の位置決め穴43は、
プリントヘッド、PWB、及びヒートシンクのアセンブ
リ46を取り付ける時に用いられ、その穴の中にステー
クピン(stake pin;かしめピン) 40を挿入することに
よって、マニホールドに関してプリントヘッド入口及び
ノズル面を位置合わせする。ヒートシンク24内の位置
決め穴43は、中にあるステークピン40の部分よりも
大きいので、アセンブリ46が接着剤部材36に押圧さ
れる間に、間を適切な接着剤(図示せず)で充填される
空間55がある。ピン40とヒートシンク中の穴43の
間の空間55用の1つの適切な接着剤には、例えば、紫
外線硬化可能接着剤等があり、それは紫外線露光(expo
sure) によって硬化される。ピン40のヒートシンクへ
のこの接合は、入口及びパッシベーション層表面32と
共平面にあるプリントヘッドの表面と、マニホールド表
面26と、の間のギャップ即ち空間”t”を設定する。
従って、接着剤部材36がフロー可能状態まで加熱され
た時、そのギャップtは固定されたままである。一度ピ
ン40がヒートシンクに接合されてギャップtを固定す
ると、ステークピンの端部41が次に超音波でかしめら
れて、ピンヘッド41を形成し、プリントヘッド、PW
B、及びヒートシンクアセンブリの取り付けが完了す
る。
【0018】プリントヘッド14のノズル面42は、ヒ
ートシンク24のエッジ56、接着剤部材のエッジ3
9、及びマニホールドチャンバ壁25の上側エッジの一
部分と共平面にある。カートリッジ10のこの領域は、
その外側エッジの回りにリップ57を有し、且つハウジ
ング方向に向かって延出する矩形形状のフレーム又は面
プレート48によってカバーされる。フレームとハウジ
ングの間の空所領域は適切なパッシベーション物質(図
示せず)で充填される。この物質は、例えば注入器(inj
ection syringe) 等によってプリントヘッドの回りに完
全にハーメチックシールを形成するように熱で硬化可能
である。マニホールド12及び取り付けられたプリント
ヘッド、PWB、並びにヒートシンクアセンブリ46
は、オーブン内で硬化されるので、予め形成された接着
剤部材36が同時にフローする。接着剤部材36に加え
られる熱のために接着剤は、プリントヘッドのノズル面
又は入口のようなエッジに達するまで接着剤部材36と
接触する表面に沿って流れる。そのエッジにおいて、フ
ロー可能状態の接着剤部材の高接触角のためにフローが
止まり、メニスカスを形成する。このことによって、プ
リントヘッド入口34中又はノズル面42上への接着剤
部材のフローは阻止される。接着剤部材は約180℃か
ら200℃に上昇した温度でフローするので、接着剤部
材はプリントヘッド入口のようなコーナー又は他の表面
の切れ目に達するまで接着剤部材が接触する実質的に平
面の表面上を移動する。従って、プリントヘッド、パッ
シベーション表面32及びマニホールド壁との良好な接
触を確立する。接着剤部材が室温に冷却されると、空気
及びインクを通さない固体の強固なシールが生成され
る。プリントヘッドの上及びプリントヘッド入口34の
回りの接着剤部材36への良好な接触及び接着のために
ハーメチックシールはカートリッジ出口16とプリント
ヘッド入口34の間に作られる。ベンチレーション開口
部29を備える装飾的な底部カバー28は、プリントヘ
ッド、PWB、及びヒートシンクアセンブリ46を覆っ
てハウジングに配置され、マニホールド12に超音波接
合される。
【0019】インク保持媒体18は、チャンバ11の大
半を占有する3つの分離部分として示される。インク保
持媒体はインクがしみ込んでおり、マニホールドと同じ
耐久性の高いプラスチック物質の頂部マニホールドカバ
ー27は、マニホールド上に配されて、それに超音波で
接合される。チューブ(管)47は、インク保持媒体の
各々の開口部を介して、ベント23からマニホールド内
のチャンバ11の内側中心へ延出する。業界内で周知で
あるように、プリントヘッドは、プリンタコントローラ
(図示せず)の電気信号によってアドレスされると、サ
ーマルインクジェットプリントヘッド14の加熱素子
(図示せず)を選択的に起動するためのオンボード回路
を有し、そのプリンタコントローラはカートリッジがキ
ャリッジ15上に取り付けられると、ケーブル21(図
1参照)によってカートリッジ印刷回路板44と接続さ
れる。
【0020】また、マニホールド12内にスカベンジャ
20として示される高い毛管圧を提供する材料から作ら
れる部材がある。スカベンジャ20は比較的小さな部材
であり、これは媒体18の毛細管作用よりも高い毛細管
作用を有すると共に、媒体18と出口ポート16の間の
多孔性の毛細管バリヤとして機能し、このバリヤがチャ
ンバ壁25内の凹部30及び接着剤部材36によって形
成される通路に通じる。スカベンジャ20は、音響メラ
ミンフォーム(acoustic melamine foam) でもよく、そ
の1つの適切なタイプは、アメリカ合衆国ミネソタ州の
ミネアポリスのlllbruck社が製造し、"Wiltec"の商標名
で売られているものでもよい。スカベンジャ20は、好
ましくは更に参照番号22で示されるようなフィルタク
ロス(濾布)を含み、この布は多孔質のホットメルト貼
合せ用接着剤を用いてメラミンに付着される。一般的に
フィルタクロス22に好ましい生地はモノフィラメント
ポリエステルスクリーニング生地である。
【0021】図2において、スカベンジャ20の外側表
面の一部分がインク保持媒体18と当接し、且つそのス
カベンジャ20の外側表面の他の部分が媒体18とチャ
ンバ11の内壁との間の開口空間49に露出されるとい
うことがわかる。単一のチャンバ11は、所与量のイン
クが想像されるように、媒体18から媒体18よりも高
い毛細管作用を有するスカベンジャ20へ及びそのスカ
ベンジャ20を介してフローし、そしてそこからスカベ
ンジャよりも高い毛細管作用を有するフィルタ22を介
して出口16へフローし、次にそこから細長い凹部30
と接着剤部材36が形成する通路を介してプリントヘッ
ド入口34へフローするように設計される。
【0022】図3は線3−3に沿って透視されたマニホ
ールド12の底面図であり、マニホールド壁25のこの
突出部90の領域のマニホールド壁表面26の形状に適
合し、且つステークピン40を回避することが求められ
る予め形成された接着剤部材36の幾何学的形状を示
す。上述されたように、この接着剤部材はマニホールド
壁25の表面26に位置決めされ、且つて粘着されて、
凹部30及び鎖線で示される凹部に接続される出口16
をカバーする。凹部30及び接着剤部材36が形成する
通路はその中の貫通スロット35で終端する。このスロ
ット35は、プリントヘッドの入口34と同様の大きさ
及び形状でもよいが、好適な実施例においてはスロット
35のほうが僅かに大きい。従って、通路は比較的薄い
スロットに変化する。ホットメルト接着剤部材36は、
約95℃から105℃の比較的低い粘着温度を有するあ
らゆるホットメルト接着剤材であり得る。接着剤部材
は、約180℃でフロー可能になり、且つマニホールド
の外側表面26と高接触角度を有する。接着フローステ
ップの間に、ホットメルト接着剤部材がプリントヘッド
入口34に向かって、そしてその回りにフローすると共
に、ギャップtがヒートシンクへピン40を接合するこ
とによって固定されるので、接着剤部材36が室温に冷
却されるとすぐに、接着剤部材はマニホールド壁表面2
6と、入口34並びに共平面のパッシベーションの表面
32を備えるプリントヘッドの表面との間に頑強な流動
シールを提供する。接着剤部材スロットがプリントヘッ
ドの入口よりも大きい場合、接着剤部材スロットは、接
着剤部材がその入口のエッジへ流れて入口を囲み、メニ
スカスを形成することによって止まる。更に、プリント
ヘッドとマニホールド壁の外側表面26との間に形成さ
れたメニスカスの高接触角のために、接着剤部材はプリ
ントヘッドのエッジ及びノズル面42を越えてフローし
ない。
【0023】接着剤部材36内のスロット35に加え
て、ホール(穴)58は任意ではあるがロボット(図示
せず)のエンドエフェクタによる使用のために接着剤部
材に打ち抜かれてもよく、それにエンドエフェクタを位
置合わせする。ロボットは、接着剤部材36を図8のキ
ャリヤストリップ50から除去し、マニホールド12の
壁表面部分26にそれを配する。図4は接着剤部材36
の断面図であり、スロット35、表面31、33を示
す。上述されたように、接着剤部材はあらゆる適切なホ
ットメルト接着剤部材でよく、それは約95℃から10
5℃で粘着され、約180℃から200℃の比較的低い
フロー可能温度を有する。ホットメルト接着剤部材はあ
らゆるインク成分に対して不溶性であるべきである。接
着剤部材はフローする前に約4から10mi(0.254
mm) の厚みを有し、この元の厚みが接着剤が上述され
たようにフローできる固定ギャップtを設定する。
【0024】図2において明白なように、インクは接着
剤部材36の露出したホットメルト接着剤表面31に接
してフローしなければならない。この接着剤はインクに
用いられる成分に溶解しないものであるべきである。さ
もなければ、インクは接着剤及び浸蝕された接着剤によ
って汚染されてしまうので、インクはマニホールド壁表
面26とプリントヘッドの間で漏れてしまうことがあ
る。一度、接着剤部材36がマニホールド壁25の表面
26上に位置決めされると、接着剤部材は接着剤を粘着
性にするために50psi (3.515kg/cm2)より少な
い圧力で、約5秒から10秒間、約95℃に加熱され
る。軟化又は接着性を増大された接着剤は、ハウジング
壁の接合面上にならいその上をわずかにフローして、次
いでその接着剤自体をマニホールド壁26へ粘着させ
る。接着剤部材の粘着性が増し、次に冷却することによ
って、プリントヘッド、PWB、及びヒートシンクアセ
ンブリをマニホールド上に位置決めする時に、それらの
間の相対移動を防止するのに十分な強度でマニホールド
壁に接着部材が接合される。従って、接着剤部材の最終
処理によって、ホットメルト接着剤部材が平らな表面の
エッジまでフローして、メニスカスを形成するので、接
着剤は、カートリッジ10を組み立てている間に又は組
み立てた後にプリントヘッドの入口34内に又はプリン
トヘッド14のノズル面42上にフローしない。
【0025】ホットメルト接着剤部材は、オーブン内で
カートリッジを約180℃から200℃の温度で約10
分から20分間加熱することによって加圧することなく
確実に固着される。この温度は、カートリッジマニホー
ルド12用の材料の様な一般的なプラスチック材料の温
度の範囲内では良好であるので、ホットメルト接着剤の
フローは、マニホールドに悪影響を及ぼさない。完全に
硬化されない場合のワイヤボンド用のパッシベーション
材料38、及びプリントヘッド面42並びにヒートシン
クエッジ56を囲む面プレート又はフレーム48の回り
のシーリング(密閉)接着剤は、ホットメルト接着剤部
材36のフローイングと同時に硬化される。従って、パ
ッシベーション材料はまた、比較的低い硬化温度を有す
るべきである。
【0026】図6に別の実施例が示されており、ここで
接着剤部材36内のスロット53は、(図3で示された
ように)ホーン(つの)形状の凹部30と同じ大きさ又
はそれよりも僅かに大きな大きさを有する。従って、接
着剤部材36が強固な流動シールを提供すると共に、パ
ッシベーション層38の表面32はマニホールド出口1
6とプリントヘッド入口34との間にインク通路の底表
面を形成する。図6の実施例は他の点では図2の実施例
と同じであり、図2におけるスロット35がより大きな
スロット53に変更されただけである。図7に別の実施
例が示され、この実施例は図2に示された凹部30の代
わりにインク通路60がマニホールド壁の内側にあると
いうことだけが図2の実施例と異なる。この形状の場
合、出口16は通路60及び通路出口59によてプリン
トヘッド入口34と接続されるので、ホットメルト接着
剤部材58は図2の接着剤部材よりも寸法的に小さく、
そして成形された又は予め形成されたワイヤボンドパッ
シーベーション層は(図2及び6の実施例に必要な様
に)接着剤部材用の支持面32を提供することを要求さ
れない。従って、図7において、ワイヤボンドパッシベ
ーション及びフェースプレート48の回りをシールする
ためのパッシベーション材料は、プリントヘッド、PW
B、及びヒーオシンクの部分アセンブリがマニホールド
上に取り付けられた後に提供されて硬化されてもよい。
通路60は、比較的大きな断面フロー領域を有し、プリ
ントヘッドの再充填中にそして、更に高速の液滴噴出中
にさえ、インクフローの抵抗を阻止するので、プリント
ヘッドの動作又は液滴噴出頻度は影響を受けない。通路
60は平滑なインクフローを提供するために傾斜されて
形作られる。
【0027】図9はプリントヘッド部分ユニット72か
ら組み立てられるページ幅又はフル幅のインクジェット
プリントヘッド70の拡大部分正面図である。概略的に
示された加熱素子74は、ノズル37を介して各チャネ
ル76内に示される。この実施例において、小さなU字
形溝77、78は、インク入口34を有する上側表面7
9と下側表面81の両方に当接された部分ユニットの間
にそれぞれ形成されるので、当接部分ユニット72同士
の間の表面接触は最小化される。フル幅のプリントヘッ
ドの強度を高めるために、部分ユニットの下側表面同士
の間のU字形の溝78は、任意ではあるがフロー可能な
エポキシ又は他の適切な接着剤(図示せず)で充填され
てもよい。
【0028】フル幅のプリントヘッド70は、ヒートシ
ンクとしても作用する平らな構造バー80上に当接され
た線形アレイの部分ユニット72を位置決めして接合す
ることによって、更に安定され、強固にされ得る。フル
幅のプリントヘッドの組み立ては、出口83を備える細
長いマニホールド82が部分ユニット表面79に取り付
けられ、各マニホールド出口83がプリントヘッド部分
ユニット34と位置合わせされると完了する。4から1
0mils(0.1016から0.254mm) の厚みがあっ
て、その中に開口部85を有する予め形成された平らな
ホットメルトガスケット75は、マニホールドの取り付
け前にプリントヘッドの入口を囲むように位置決めさ
れ、次に組み立てられたフル幅のプリントヘッドは、オ
ーブン内でページ幅プリントヘッド70が約180℃か
ら200℃に達するまで約5分間加熱され、ホットメル
トガスケットをフローし、プリントヘッド入口をマニホ
ールド出口にシールする。或いは、個々のガスケット
が、中にホール(穴)85を有するフル幅長さのホット
メルト接着剤(鎖線で示される)のストリップ84と交
換してもよい。ホール85はガスケット75内の開口部
と同じ大きさでもよく、この大きさは部分ユニット入口
34よりも僅かに大きい。フル幅ストリップを使用する
場合、フル幅プリントヘッド70を加熱する時に、フル
幅ストリップがU形溝77にフローしてもよい。その理
由は、重力によって歪まないような下側の面はないから
である。従って、ホットメルト接着剤は単一のホットメ
ルト接着剤ガスケット75の場合と同じ方法でマニホー
ルド出口83をプリントヘッド部分ユニット入口34に
シールする。ホットメルト接着剤がU字形溝77に移動
する場合、ホットメルト接着剤はフル幅のプリントヘッ
ドを強化するにすぎない。
【0029】
【発明の効果】本発明によって、マニホールドの出口が
プリントヘッドの入口と位置合わせ(整合)されようと
されまいと、その間に支持フィルム部材を使用すること
なくインク供給マニホールドの出口とインクジェットプ
リントヘッドのインク入口の間にシールをもたらすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の予め形成されたホットメルトシール及
び形付けされたワイヤボンドパッシベーションを備える
プリントヘッドアセンブリを有するサーマルインクジェ
ットプリンタの等角図。
【図2】図1のプリントヘッドアセンブリの部分断面立
面略図であり、本発明の予め形成されたホットメルトシ
ール及び形付けされたワイヤボンドパッシベーションを
示す。
【図3】図2の線3−3に沿って透視された図2のカー
トリッジの断面平面図である。
【図4】図2に示される予め形成されたホットメルトシ
ールの断面図であり、硬化前のシールを示す。
【図5】マニホールドに取り付ける前のプリントヘッ
ド、ヒートシンク、プリント配線基板、及びワイヤボン
ド用の形付けされたパッシベーション層のプリントヘッ
ド部分アセンブリの断面図である。
【図6】図1に示される予め形成されたホットメルトシ
ールの別の実施例が部分的に示される断面図である。
【図7】プリントヘッド入口とマニホールド出口の間の
通路の別の実施例が部分的に示される断面図であり、形
付けされたワイヤボンドに対する必要性を必要とせず、
予め形成されたホットメルトシールの形状を変更する。
【図8】上に、剥離可能に維持される複数の予め形成さ
れたホットメルト部材を含む1巻のキャリアストリップ
の概略等角図である。
【図9】比較的小さなプリントヘッド部分ユニットの当
接物が形成するフル幅アレイプリントヘッドの拡大部分
概略正面図であり、プリントヘッド部分ユニットインク
入口用のマニホールド及び予め形成されたホットメルト
シールを示す。
【符号の説明】
10 カートリッジ 14 プリントヘッド 11 内部チャンバ 12 マニホールド 18 インク保持媒体 16 インク出口ポート 20 スカベンジャ 24 ヒートシンク 15 マニホールド壁 30 凹部 34 プリントヘッド入口 36 接着剤部材 44 PWB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブラディミール エム.クプチック アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14534 ピッツフォード チャームウッド ロー ド 38

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットプリンタ用のプリントヘ
    ッドアセンブリであって、 液体インクの供給部と、内側と外側の表面及びそれを貫
    通する出口を備える壁とを有するインクマニホールドを
    有し、前記内側壁表面が前記インク供給部と連通し、
    ノズルとインク入口を備える表面を有するプリントヘッ
    ドを有し、前記ノズル及びインク入口が互いに連通し、
    前記プリントヘッドが前記マニホールドの外側表面に固
    定的に取り付けられ、前記入口が前記マニホールドの出
    口と向かい合い、 予め定められた厚み及び形状を有し、且つ貫通スロット
    を有する予め形成された接着剤部材を有し、前記接着剤
    部材がインク入口を備えるプリントヘッド表面とマニホ
    ールド外側表面との間に位置決めされ、前記接着剤部材
    の前記スロットがプリントヘッド入口と位置合わせさ
    れ、前記接着剤部材がインクのあらゆる成分に不溶性で
    あるホットメルト接着剤であり、前記接着剤部材が室温
    よりも高い第1の温度で粘着性になり、前記第1の温度
    よりも高い第2の温度でフロー可能になり、且つフロー
    可能な接着剤部材が接触するマニホールドの外側表面及
    びプリントヘッドの表面との高接触角を有し、前記高接
    触角によって前記接着剤部材が、前記接着剤部材が接触
    する平らな表面を越えてフローすることを防止し、前記
    接着剤部材がプリントヘッド入口を備えるマニホールド
    出口を囲み、シールするが、プリントヘッドの入り口へ
    フローせず、 マニホールド壁と入口を備えるプリントヘッド表面との
    間の間隔を固定するための手段を有し、相対運動はホッ
    トメルト接着剤が前記第2の温度でフローする時、それ
    らのマニホールド壁とプリントヘッド表面の間で生じ
    ず、前記接着剤部材によってシールされる両表面の間の
    間隔を制御する、 こととを備えるプリントヘッドアセンブリ。
  2. 【請求項2】 インクジェットプリンタ用のプリントヘ
    ッドアセンブリの製造方法であって、 (a)インクの供給部を保持するためであり、内側及び
    外側表面を備える壁を有するためのマニホールドを提供
    するステップを有し、前記マニホールド壁が少なくとも
    1つの貫通出口を有し、 (b)中にスロットを備える予め形成されたホットメル
    ト接着剤部材をマニホールド壁の外側表面上に配し、接
    着剤のスロットがマニホールド壁の出口と向かい合うス
    テップを有し、 (c)ノズルと、中に入口を備える表面とを有するプリ
    ントヘッドを接着剤部材に対して位置決めするステップ
    を有し、プリントヘッドの入口が接着剤部材のスロット
    と位置合わせされ、 (d)接着剤部材を加熱及び硬化して、接着剤部材がプ
    リントヘッドの入口を囲み、それをマニホールドの出口
    にシールするステップを有する、 ことを備えるプリントヘッドアセンブリの製造方法。
JP6328751A 1994-01-03 1994-12-28 プリントヘッドアセンブリ及びその製造方法 Pending JPH07205427A (ja)

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