JPH0310101A - 磁気近接センサとその動作距離調整方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、ストローク位置検出技術に係る磁気近接セン
サとその動作距離調整方法に関するものである。

〔従来の技術］ 従来から、アクチュエータなどの機械装置においてピス
トンのストローク位置を検出するために磁気近接センサ
が用いられている。

第３図において、（１）はシリンダ、（２）はロッド（
３）の一端に接続されたピストンを示し、このピストン
（２）に外部磁力源として機能する永久磁石（４）が取
り付けられ、シリンダ（１）の外側に、前記永久磁石（
４）が近付いたときにこれを検知する磁気近接センサ（
５）が取り付けられている。

（６）は、第４図に明示するように、このセンサ（５）
を取り付けるためのバンドであって、シリンダ（１）の
外周に−巻きされ、その両端部（６ａ）　（６ｂ）をプ
レート（７）に接続される。プレート（７）には予め取
付ねじ（８）を螺合するねじ孔（図示せず）が設けられ
、このねじ孔に取付ねじ（８）を螺合する。螺合の度合
を深めると、プレート（７）は徐々にシリンダ（１）か
ら引き離されて同方向にバンド（６）を締め付け、その
反力を利用して取付ねじ（８）によりセンサ（５）をシ
リンダ（１）に押し付ける。

［発明が解決しようとする課題］ 上記センサ（５）には規格にしたがって所定の磁気検知
能力が設定されており、従来技術は、このセンサ（５）
を上記したように定置的に取り付けるものである。した
がって、従来技術によると、センサ（５）の動作距離を
全く調整することができず、これに伴って次のような問
題がある。

■外乱による磁界の乱れが生じた場合に、磁石（４）の
磁力がセンサ（５）に届かずに検知不能となったり、反
対に磁力が強過ぎてセンサ（５）が２度打ちしたりする
。

■磁力の違う磁石（４）に対して同じセンサ（５）を使
うことができない。

■磁石（４）の磁力が同じでも、磁石（４）とセンサ（
５）の距離が違うと同じセンサ（５）を使うことができ
ない。

■２系続出力のセンサ（５）において、それぞれの動作
距離のバランスをとることができない。

〔課題を解決するための手段］ 本発明は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題
を解消すべく案出されたものであって、この目的を達成
するため、まず第１請求項に示すように、シリンダの外
壁に取り付けられ、永久磁石などの外部磁力源を備えた
ピストンのストローク位置を検出する磁気近接センサに
おいて、前記シリンダの外壁に向けて突没自在になり、
任意の突没位置で当該センサに対して固定される突起体
を有する磁気近接センサを提供する。突起体には一例と
して当該センサに螺合される調整ねじを用いることがで
きる（第２請求項）。また第３請求項による調整方法は
、第１請求項を引用して、当該センサを前記シリンダに
取り付Ｇづるに際して、前記突起体の、当該センサに対
する突没位置を調整し、前記外部磁力源と当該センサの
間の距離を変えることを特徴とする。

〔作　用〕

当該センサに上記突起体を設けてその突没位置を調整す
ると、これに伴って、外部磁力源と当該センサの距離を
変えて当該センサの動作距離を微調整することができる
。センサには、この距離を遠近双方に変えることを予定
して、高めの検知能力をもつものを用いるのが好ましい
。また外部磁力源に強めの磁力をもつものを用いること
も考えられる。

［実　施　例］ つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明すると、
第１図は上記従来技術に係る第３図に対応して磁気近接
センサ（５）の取付状態を示し、当該センサ（５）は、
少なくとも１本のねじ孔（５ａ）を有して、このねじ孔
（５ａ）に調整ねじ（９）を螺着している。この調整ね
じ（９）は、ドライバーなどの治具（ｌＯ）をつかって
ねじ孔（５ａ）対する螺合位置を変え、更にセンサ（１
）本体の取付面からシリンダ（１）の外壁に向けて突没
自在となっており、この調整ねじ（９）を突出させるか
否か、突出させる場合の突出距離の多少によって永久磁
石（４）と当該センサ（５）の距離を変えて当該センサ
（５）の動作距離を微調整することができるようになっ
ている。調整ねじ（９）の本数を１本とした場合、当該
センサ（５）は図示したようにシリンダ（１）の軸線に
対して傾くことが多いが、この状態でも動作距離を充分
に変えることができる。もっともねじ（９）の本数を増
やして、センサ（５）をシリンダ（１）の軸線と平行の
まま移動させて・も良い。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、外部磁力源とセン
サの距離を変えてセンサの動作距離を微調整することが
でき、これに伴って、従来の問題を低減解消することが
できる。第２図は、２系続出力センサの出力チャートを
示し、高感度動作距離（Ａ）と普通感度動作距離（Ｂ）
のバランスを調整することができる。また本発明によれ
ばシリンダの厚さが異なる場合にも動作距離を適正に設
定することか可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る磁気近接センサの取付状
態を示す断面図、第２図は２系続出力センサのチャート
図、第３図は従来技術に係る磁気近接センサの取付状態
を示す断面図、第４図は同軸直角方向の断面図である。 （１）シリンダ　　（２）ピストン　　（３）ロッド（
４）永久磁石　　（５）センサ　　（５ａ）ねじ孔（６
）バンド　　（７）プレート　　（８）取付ねじ（９）
調整ねじ　　（１０）治具

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シリンダの外壁に取り付けられ、永久磁石などの外
   部磁力源を備えたピストンのストローク位置を検出する
   磁気近接センサにおいて、前記シリンダの外壁に向けて
   突没自在になり、任意の突没位置で当該センサに対して
   固定される突起体を有することを特徴とする磁気近接セ
   ンサ。 ２、前記突起体が当該センサに螺合される調整ねじであ
   ることを特徴とする第１項記載の磁気近接センサ。 ３、当該センサを前記シリンダに取り付けるに際して、
   前記突起体の、当該センサに対する突没位置を調整し、
   前記外部磁力源と当該センサの間の距離を変えることを
   特徴とする第１項記載の磁気近接センサの動作距離調整
   方法。