JPH0310096Y2 - - Google Patents

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JPH0310096Y2
JPH0310096Y2 JP15471585U JP15471585U JPH0310096Y2 JP H0310096 Y2 JPH0310096 Y2 JP H0310096Y2 JP 15471585 U JP15471585 U JP 15471585U JP 15471585 U JP15471585 U JP 15471585U JP H0310096 Y2 JPH0310096 Y2 JP H0310096Y2
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JP
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pump drive
shaft
drive shaft
engine
crankshaft
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JP15471585U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はポンプ駆動軸を備えた車両用変速機に
関し、特にそのポンプ駆動軸の連結構造に関する
ものである。
従来技術 エンジンの出力軸と同心に設けられてそのエン
ジンの動力が伝達される入力軸と、その入力軸内
に縦通されて前記エンジンの出力軸と連結され、
そのエンジンの動力をオイルポンプへ伝達するポ
ンプ駆動軸とを備えた形式の車両用変速機があ
る。たとえば、特開昭57−164353号に記載されて
いるものがそれである。これによれば、上記オイ
ルポンプは、常時、エンジンによつて駆動され、
たとえば、変速機をシフト制御するための油圧制
御回路の油圧源を構成する。
考案が解決すべき問題点 しかしながら、かかる従来の車両用変速機にお
いては、一般に、ポンプ駆動軸と、エンジンの出
力軸またはこれに固定された部材、たとえばポン
プドライブプレートなどとがスプライン嵌合等に
より相対回転不能に連結されているため、両者に
芯ずれ等が存在すると、回転中の相対的な振れが
許容されず、疲労などによつて相対的に強度が低
い側の部材、たとえばポンプ駆動軸の耐久性が充
分に得られない場合があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その要旨とするところは、エンジンの出
力軸と同心に設けられて該エンジンの動力が伝達
される入力軸と、該入力軸内に縦通されて前記エ
ンジンの出力軸と連結され、該エンジンの動力を
オイルポンプへ伝達するポンプ駆動軸とを備えた
形式の車両用変速機において、前記ポンプ駆動軸
と前記エンジンの出力軸とを、軸心に直角方向の
相対移動を許容する継手を介して連結したことに
ある。
作用および考案の効果 このようにすれば、ポンプ駆動軸とエンジンの
出力軸とが軸心に直角方向の相対移動を許容する
継手を介して連結されているので、ポンプ駆動軸
とエンジンの出力軸との間に静的或いは動的な芯
ずれが存在しても、そのような芯ずれは上記継手
によつて許容されるので、相対的に強度が低い側
の部材、たとえばポンプ駆動軸の耐久性が高めら
れるのである。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第2図は本考案が適用された車両用変速機の骨
子を示している。図において図示しないエンジン
の動力はその出力軸、すなわちクラツチ軸10か
ら、磁粉式電磁クラツチ12、ベルト式無段変速
機14、副変速機16、減速歯車装置18、差動
歯車装置20を経て一対の駆動輪22へ伝達され
るようになつている。上記車両用変速機には、そ
の変速機の変速比を制御するための図示しない油
圧制御回路が設けられており、その油圧制御回路
に作動油を圧送するためのオイルポンプ24が設
けられている。このオイルポンプ24は、上記変
速機の入力軸26を縦通するポンプ駆動軸28を
介してクランク軸10と連結され、エンジンによ
つて常時回転駆動されるようになつている。
第1図に詳しく示すように、クランク軸10と
同心に設けられた入力軸26には、その両端面に
開口する縦通孔30が形成されており、その縦通
孔30内に前記ポンプ駆動軸28が挿し通されて
いる。縦通孔30内には、ポンプ駆動軸28を支
持するためのブツシユ32、およびポンプ駆動軸
28と入力軸26との間を封止するオイルシール
34が嵌め入れられている。ポンプ駆動軸28と
クランク軸10とは、軸心に直角方向の芯ずれを
所定の範囲内で許容するポンプ駆動継手36を介
して連結されている。
上記ポンプ駆動継手36はクランク軸10の軸
端に設けられた穴38内に収容された状態でボル
ト40によつてクランク軸10に取り付けられて
いる。ポンプ駆動継手36は、第3図および第4
図にも示すように、ポンプ駆動軸28の軸端に形
成された雄ねじと螺合することにより固定される
第1部材42と、該第1部材42と軸心と直角な
一方向の相対移動が可能に係合する中間部材44
と、それら第1部材42および中間部材44を所
定の遊びを設けつつ収容しかつその中間部材44
を上記一方向と直交する方向の相対移動が可能に
係合する円筒部46とこの円筒部46の一端から
外周側へ伸びるフランジ部48とから成る第2部
材50と、を備えている。上記第1部材42およ
び中間部材44は、第1部材42の一面に径方向
に形成された凸条52が中間部材44の一面に径
方向に形成された第1凹溝54に嵌め入れられる
ことにより第1凹溝54の方向の相対移動が可能
に互いに係合されている。また、中間部材44の
他面には上記第1凹溝54と直交する方向に第2
凹溝56が形成されており、中間部材44および
第1部材50は、第1部材50の円筒部46に径
方向に掛け渡された係合ピン57が中間部材44
の第2凹溝56に嵌め入れられることによりその
第2凹溝56の方向の相対移動が可能に互いに係
合されている。そして、円筒部46内に収容され
た第1部材42および中間部材44の抜けを防止
するための止め輪58が円筒部46の開口部内周
に装着され、また、フランジ部48がボルト40
により磁粉式電磁クラツチ14の駆動側部材60
とともにクランク軸10に締着されている。な
お、第3図および第4図の分解図において、第4
図は第3図の側面から見た図である。
ポンプ駆動継手36は、上述のように、第1部
材42および中間部材44が所定の遊びを有しつ
つ円筒部46に収容され、かつその中間部材44
は第1部材42および第2部材50と互いに直交
する方向に相対移動可能に係合させられているの
で、第1部材42が固定されているポンプ駆動軸
28と第2部材50が固定されているクランク軸
10との間に、上記遊びに相当する軸心に直角方
向の相対移動を許容するように構成されている。
したがつて、従来では、たとえば第5図に示す
ように、ポンプ駆動軸28がクランク軸10に固
定されたポンプドライブプレート62とスプライ
ン嵌合により相対回転不能に連結されているた
め、両者に芯ずれ等が存在すると、回転中の相対
的な振れが許容されず、疲労などによつて相対的
に強度が低い側の部材、たとえばポンプ駆動軸の
耐久性が充分に得られない場合があつたが、本実
施例によれば、上記のように、ポンプ駆動継手3
6がポンプ駆動軸28とクランク軸10とを、軸
心に直角方向の相対移動を許容するように連結し
ているので、ポンプ駆動軸などの耐久性が大幅に
高められるのである。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
したが、本考案はその他の態様においても適用さ
れる。
たとえば、前述のポンプ駆動継手36は、第1
部材42、中間部材44、第2部材50などから
構成されているが、その他の形式の継手であつて
もよい。要するに、軸心に直角な方向の相対移動
を可能に連結するものであればよいのである。
また、前述の実施例では、ベルト式無段変速機
を含む形式の車両用変速機について説明されてい
るが、複数のギヤ段にシフトされる有段式の変速
機であつてもよいのである。
また、車両用変速機の入力軸とクランク軸との
間には、流体式クラツチ、遠心クラツチ、乾式単
板クラツチなどの他の形式のクラツチが介挿され
ていても差支えないことは言うまでもない。
なお、上述したのはあくまでも本考案の一実施
例であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲で
種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の要部を示す図である。第2図
は本考案の一実施例の構成を示す骨子図である。
第3図および第4図は、第2図に示すポンプ駆動
継手の構成をそれぞれ示す分解図であつて、第4
図は第3図の側面図である。第5図は従来のポン
プ駆動軸とクランク軸との連結構造を示す図であ
る。 10:クランク軸(エンジンの出力軸)、2
6:入力軸、28:ポンプ駆動軸、36:ポンプ
駆動継手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンの出力軸と同心に設けられて該エンジ
    ンの動力が伝達される入力軸と、該入力軸内に縦
    通されて前記エンジンの出力軸と連結され、該エ
    ンジンの動力をオイルポンプへ伝達するポンプ駆
    動軸とを備えた形式の車両用変速機において、 前記ポンプ駆動軸と前記エンジンの出力軸と
    を、軸心に直角方向の相対移動を許容する継手を
    介して連結したことを特徴とするポンプ駆動軸を
    備えた車両用変速機。
JP15471585U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH0310096Y2 (ja)

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JP15471585U JPH0310096Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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JP15471585U JPH0310096Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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Publication Number Publication Date
JPS6262539U JPS6262539U (ja) 1987-04-18
JPH0310096Y2 true JPH0310096Y2 (ja) 1991-03-13

Family

ID=31074763

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