JPH03100932A - トラッキング方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えばテープ状の記録媒体に関して光で記録
・再生を行う装置における記録再生時のトラッキング方
法に関する。

［発明の概要］ この発明は、テープ状の記録媒体に光で記録・再生を行
う装置において、光学ヘッドをドラム内に設置しドラム
を回転させて記録・再生を行う際に、余分な光スポット
を用いて光学ヘッドの正確な位置を検出し、その検出結
果に基づいて光スポットを迅速、正確にトラッキングす
ることによりテープ状の記録媒体に高速、高密度な記録
ができるようにしたものである。

［従来の技術］ 従来、例えばテープ状記録媒体に対して正確にトラッキ
ングする方法に関しては適当な手段がなかった。

［発明が解決しようとする課題］ 光学ヘッドをドラム内に設置しドラムを回転させて、テ
ープ状の記録媒体に記録・再生を行う場合、光学ヘッド
から出射された光スポットが記録媒体上を走査する時間
は、ドラムが１回転に要する時間の一部である。このた
め、光スポットが記録媒体上に位置する時は、フォーカ
スやトラッキングのサーボ動作が行われていても、記録
媒体上以外に位置するときは、これらのサーボ動作を行
うことができない。このように、テープ状の記録媒体に
光学ヘッドを回転させて記録・再生を行う装置モは、サ
ーボ動作を連続的に行えない。また、光記録の場合、記
録トラック幅は１ミクロン程度と狭い。

さて、テープ状記録媒体を走行させて記号の記録・再生
を行う場合には記録・再生位置の変動が数ミクロンにも
達する。したがって、光スポットが記録媒体上で走査を
開始し、フォーカス、トラッキング動作を行っても光ス
ポットが前回走査したつぎのトラックを常に操作するこ
とは困難である。このため、光記録をこのような装置で
行うと、重なって記録されたり未記録領域が出現するこ
とになる。

本発明の目的は、このような問題点を排除し、光学ヘッ
ドが回転し記録媒体の走査を開始するたびに、光スポッ
トをつぎのトラックに正確に走査させるためのトラッキ
ング方法を提供することにある。ところで、このような
動作に時間を要したのでは、記録媒体上に記録領域とし
て使用できない領域が増加することになる。そこで、本
発明の目的は、このような動作に要する時間を最小とす
るような迅速なトラッキング方法を提供することにもあ
る。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため本発明は、記録、再生に必要な
数およびトラッキング時に予想されるヘッドの位置変動
に相当する数の光学ヘッドを直線状に並べ、走行中の光
記録媒体と光学ヘッドとの相対的な変動位置を少なくと
も１つの光学ヘッドによって検出し、当該検出結果に基
づいて光学ヘッドの組合せを変えて、位置変動を補償す
ることを特徴とする。

［作　用］ 本発明によれば上記構成によって迅速で正確なトラッキ
ングが行なわれる。

［実施例］ 第１図は、本発明に用いるテープ状記録媒体を示したも
のである。記録媒体ｌは光記録材料を可どう性のある耐
熱性フィルム上にスパッタ法などで形成したものであり
、トラッキング用案内溝２が一定の間隔で形成されてい
る。その上部のトラック識別用信号記録領域３にはトラ
ック識別用信号が形成されている。信号は、記録領域４
に記録される。

第２図は、６トラツク同時に記録、再生を行う場合の光
学ヘッドから記録媒体上に出射された光スポットを示し
たものである。

記録媒体上に一定間隔に形成された案内溝２と同じ間隔
に光スポット５が並べられる。記録媒体の進行方向端の
光スポット６はトラッキング動作を行う０図では、３ビ
ーム法でトラッキングを行う場合を示している。したが
って、トラッキングのための光スポットは３個あるが、
これらをまとめて以下の説明では、単に、トラッキング
用光スポットと呼ぶ。

記録、再生時の記録媒体と光スポットの相対的な最大位
置変動量７を±Ｎトラックピッチと仮定すると２Ｎ）−
ラックピッチ分に相当する２Ｎ個の光スポットを加えて
光学ヘッドから出射される光スポツト数を設定する。た
とえば、図では最大位置変動量７が±１１トラツクピツ
チ内の場合を示しており、２トラツクピツチに相当する
２個の光スポットが加えられている。したがって光スポ
ットの数は信号の記録、再生用に６個、トラッキングの
ために２個の合計８個となる。

第３図は、第１図で示した記録媒体を使用し、第２図で
示した光スポットを出射する光学ヘッドで本発明のトラ
ッキング動作を記録時に行う様子を示したものである。

第３図に示すように、記録媒体１上で実線で示したのが
既に記録を終えている記録済領域８であり、破線で示し
たのがまだ記録されていない未記録領域９である。光学
ヘッドからの出射光の中でトラッキング用光スポット６
が記録済領域の最終トラック位置になるように記録媒体
１の走行が制御される。

トラッキング用光スポット６は記録媒体１の上側から走
査を行うが、記録媒体１に光スポットが乗るとフォーカ
シング動作、トラッキング動作を行い、トラック識別信
号の再生を行う。このとき、記録媒体と光スポットの相
対位置変動のために、たとえば、１つ前のトラックにト
ラッキング用光スポットが位置した場合、そこに記録し
であるトラック識別信号から判断して実際には当該トラ
ックから３番目の光スポットから必要なトラック数の記
録を行う。

このように、本発明は光スポットの数を記録に必要な数
よりも増加させ、その増加した光スポットを位置検出に
用いることにより、記録媒体と光スポットの相対位置変
動を光学ヘッドの側で吸収することによって、迅速で正
確なトラッキング方法が得られる。

ところで、光磁気記録のように書換え可能な記録方式で
は第１図で示したような案内溝２は必ずしも必要ではな
く、案内溝２の代りに記録媒体に消去状態と逆の磁化方
向を有するトラックを予め記録する。また、トラック識
別信号は、同時に磁気的に記録する。このようにすれば
、記録用案内溝２やトラック識別信号を予め記録媒体に
形成しなくても本発明が実現できる。

［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、光学ヘッドを回転
させテープ状記録媒体に光記録あるいは再生する場合、
迅速で正確なトラッキングが可能となる。したがって、
テープ状記録媒体を使用した光記録装置が本発明で初め
て可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に使用されるテープ状光言己企朶媒体
を示す図、 第２図は、光学ヘッドから出射された言己録媒体上の光
スポットを示す図、 第３図は、記録時における本発明によるトラッキングの
様子を説明した図である。 １・・・テープ状記録媒体、 ２・ｉ・トラッキング用案内溝、 ３・・・トラック識別用信号記録領域、４・・・記録領
域。 ５・・・記録、再生用光スポット、 ６・・・トラッキング用光スポット、 ７・・・最大位置変動量、 ８・・・記録済領域、 ９・・・未記録領域。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）記録、再生に必要な数およびトラッキング時に予想
   されるヘッドの位置変動に相当する数の光学ヘッドを直
   線状に並べ、走行中の光記録媒体と前記光学ヘッドとの
   相対的な変動位置を少なくとも１つの前記光学ヘッドに
   よって検出し、当該検出結果に基づいて前記光学ヘッド
   の組合せを変えて、前記位置変動を補償することを特徴
   とするトラッキング方法。