JP2728474B2 - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents
光学的情報記録再生装置Info
- Publication number
- JP2728474B2 JP2728474B2 JP63320356A JP32035688A JP2728474B2 JP 2728474 B2 JP2728474 B2 JP 2728474B2 JP 63320356 A JP63320356 A JP 63320356A JP 32035688 A JP32035688 A JP 32035688A JP 2728474 B2 JP2728474 B2 JP 2728474B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tracking
- recording
- signal
- optical
- optical information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、光学的情報記録媒体に情報を記録し、該媒
体に記録された情報を再生し、及び／又は該媒体に記録
された情報を消去する光学的情報記録再生装置に関し、
特にオートトラッキングの異常検知において新規な光学
的情報記録再生装置に関する。
体に記録された情報を再生し、及び／又は該媒体に記録
された情報を消去する光学的情報記録再生装置に関し、
特にオートトラッキングの異常検知において新規な光学
的情報記録再生装置に関する。
（従来の技術） 近年、コンパクトディスクや追記型ディスクを利用し
た電子ファイルシステム或は消去可能な光磁気材料、相
転移型材料を用いた光ディスクシステム等の光学式情報
記録再生装置の商品化、研究開発が盛んである。
た電子ファイルシステム或は消去可能な光磁気材料、相
転移型材料を用いた光ディスクシステム等の光学式情報
記録再生装置の商品化、研究開発が盛んである。
また、最近、カード形態をした光記録媒体（以下、光
カードと称す）へ情報の記録、再生を行なう光カードシ
ステムが特に注目されている。光カードは、その形態か
ら手軽に持ち運べること、面積の割にはディスクより情
報容量が大きいことが特徴である。
カードと称す）へ情報の記録、再生を行なう光カードシ
ステムが特に注目されている。光カードは、その形態か
ら手軽に持ち運べること、面積の割にはディスクより情
報容量が大きいことが特徴である。
ところで、上記の記録媒体は、記録情報に従って変調
され微小スポットに絞った光ビームを媒体面上に走査す
ることによって、光学的に検出可能な記録ピット列（情
報トラック）として情報が記録される。この際、情報ト
ラックの交叉等のトラブルを生ずることなく正確に情報
を記録していくためには、前記光ビームの照射位置を走
査方向と垂直な方向で制御（オートトラッキング、以下
ATと記すことがある）する必要がある。
され微小スポットに絞った光ビームを媒体面上に走査す
ることによって、光学的に検出可能な記録ピット列（情
報トラック）として情報が記録される。この際、情報ト
ラックの交叉等のトラブルを生ずることなく正確に情報
を記録していくためには、前記光ビームの照射位置を走
査方向と垂直な方向で制御（オートトラッキング、以下
ATと記すことがある）する必要がある。
このようなオートトラッキングのための従来のトラッ
キング信号検出方法を以下に説明する。
キング信号検出方法を以下に説明する。
第３図は、特開昭62-239333号公報に開示されている
トラッキング信号検出方法を用いた光学的情報記録再生
装置を示す概略図である。
トラッキング信号検出方法を用いた光学的情報記録再生
装置を示す概略図である。
同図において、半導体レーザのような光源１から発し
た光ビームはコリメータレンズ２により平行光束とさ
れ、回折格子３によって３本のビームに分割される。こ
の分割された光ビームはビームスプリッタ４で反射さ
れ、対物レンズ５によって光カード６上に集光されて３
個のビームスポットS1、S2、S3を形成する。光カード６
で反射された光ビームは再び対物レンズ５を通り、ビー
ムスプリッタ４を透過して入射ビームと分離される。そ
して、この反射ビームはミラー７で反射され、センサー
レンズ８、シリンドリカルレンズ９で集光されて光セン
サー10-1、10-2、10-3に入射する。この光センサー1
0-1、10-2、10-3は夫々ビームスポットS1、S2、S3から
の光を受光するように配置されている。
た光ビームはコリメータレンズ２により平行光束とさ
れ、回折格子３によって３本のビームに分割される。こ
の分割された光ビームはビームスプリッタ４で反射さ
れ、対物レンズ５によって光カード６上に集光されて３
個のビームスポットS1、S2、S3を形成する。光カード６
で反射された光ビームは再び対物レンズ５を通り、ビー
ムスプリッタ４を透過して入射ビームと分離される。そ
して、この反射ビームはミラー７で反射され、センサー
レンズ８、シリンドリカルレンズ９で集光されて光セン
サー10-1、10-2、10-3に入射する。この光センサー1
0-1、10-2、10-3は夫々ビームスポットS1、S2、S3から
の光を受光するように配置されている。
上記光センサー10-2の受光面は第４図に示すように４
分割されており、対向配置された２組の受光面の検出信
号の和を互いに差分することによって、前述のシリンド
リカルレンズ９で導入された非点収差を検出し、公知の
非点収差法の原理により、フォーカシング信号を得る。
また、情報を再生する場合には、光センサー10-2により
再生信号を得る。また、光センサー10-1、10-3の検出信
号は差動増幅器11によって差分され、端子12よりトラッ
キング信号ＳTとして出力される。このトラッキング信
号ＳTは不図示の回路によってレンズアクチュエータ18
にフィードバックされ、対物レンズ５を光軸に垂直な方
向に移動させることによりオートトラッキングを行な
う。
分割されており、対向配置された２組の受光面の検出信
号の和を互いに差分することによって、前述のシリンド
リカルレンズ９で導入された非点収差を検出し、公知の
非点収差法の原理により、フォーカシング信号を得る。
また、情報を再生する場合には、光センサー10-2により
再生信号を得る。また、光センサー10-1、10-3の検出信
号は差動増幅器11によって差分され、端子12よりトラッ
キング信号ＳTとして出力される。このトラッキング信
号ＳTは不図示の回路によってレンズアクチュエータ18
にフィードバックされ、対物レンズ５を光軸に垂直な方
向に移動させることによりオートトラッキングを行な
う。
光カード６は不図示の駆動機構によって矢印Ｒ方向に
往復運動し、これによって光スポットS1、S2、S3は光カ
ード上を走査する。また、前述の光学系等を含んだ光ヘ
ッド19は、トラックアクセスのために矢印Ｒに垂直な方
向、即ち第３図で紙面に垂直な方向に移動可能に構成さ
れている。
往復運動し、これによって光スポットS1、S2、S3は光カ
ード上を走査する。また、前述の光学系等を含んだ光ヘ
ッド19は、トラックアクセスのために矢印Ｒに垂直な方
向、即ち第３図で紙面に垂直な方向に移動可能に構成さ
れている。
第５図は、上記光カード６の平面図である。光カード
６は、プラスチック等から成る基板上に銀塩系、染料系
等の記録層20が形成されて成る。そして、記録層20には
予め凹凸或は反射率等の違いによって光学的に検出可能
なトラッキングトラック21が互いに平行に複数本形成さ
れている。これらのトラッキングトラック21は等間隔に
配され、各々の間には情報が記録される記録領域が設け
られている。
６は、プラスチック等から成る基板上に銀塩系、染料系
等の記録層20が形成されて成る。そして、記録層20には
予め凹凸或は反射率等の違いによって光学的に検出可能
なトラッキングトラック21が互いに平行に複数本形成さ
れている。これらのトラッキングトラック21は等間隔に
配され、各々の間には情報が記録される記録領域が設け
られている。
第６図は、第３図の装置を用いた記録過程を説明する
光カード６の記録面を拡大図である。トラッキングトラ
ック21-1、21-2、21-3の間には記録領域21-1、21-2を有
している。ビームスポットS1、S3は、一部が夫々トラッ
キングトラック21-1、21-2にかかるように照射され、ビ
ームスポットS2は記録領域22−１に照射される。ここで
ビームスポットS1〜S3の照射位置がトラックと垂直な方
向にずれると、スポットS1からの反射ビームの光量とス
ポットS3からの反射ビームの光量とにアンバランスが生
じる。従って、第３図のようにこれらのスポットからの
反射光量を検出して得られる信号を差分することによっ
て、上記ずれの量及び方向を示すトラッキング信号STが
得られる。そして、このトラッキング信号を基に、オー
トトラッキングを行なうことによってビームスポットS2
はトラッキングトラック間の記録領域に正確に導かれ、
記録ビット23として、所定の情報を記録することができ
る。また、記録領域22-2に情報を記録する場合には、ビ
ームスポットS1、S2、S3を各々トラッキングトラック21
-2、記録領域22-2、トラッキングトラック21-3に照射す
ればよい。ビームスポットS1、S3の光カード上での光強
度分布は通常中央部の高いガウンシアン分布となってい
るので、これらのビームスポットは、各々半分がトラッ
キングトラックにかかるようにすると、トラックずれに
よる光量変化が大きく、感度の高いトラッキング信号検
出ができる。
光カード６の記録面を拡大図である。トラッキングトラ
ック21-1、21-2、21-3の間には記録領域21-1、21-2を有
している。ビームスポットS1、S3は、一部が夫々トラッ
キングトラック21-1、21-2にかかるように照射され、ビ
ームスポットS2は記録領域22−１に照射される。ここで
ビームスポットS1〜S3の照射位置がトラックと垂直な方
向にずれると、スポットS1からの反射ビームの光量とス
ポットS3からの反射ビームの光量とにアンバランスが生
じる。従って、第３図のようにこれらのスポットからの
反射光量を検出して得られる信号を差分することによっ
て、上記ずれの量及び方向を示すトラッキング信号STが
得られる。そして、このトラッキング信号を基に、オー
トトラッキングを行なうことによってビームスポットS2
はトラッキングトラック間の記録領域に正確に導かれ、
記録ビット23として、所定の情報を記録することができ
る。また、記録領域22-2に情報を記録する場合には、ビ
ームスポットS1、S2、S3を各々トラッキングトラック21
-2、記録領域22-2、トラッキングトラック21-3に照射す
ればよい。ビームスポットS1、S3の光カード上での光強
度分布は通常中央部の高いガウンシアン分布となってい
るので、これらのビームスポットは、各々半分がトラッ
キングトラックにかかるようにすると、トラックずれに
よる光量変化が大きく、感度の高いトラッキング信号検
出ができる。
（発明が解決しようとする課題） ところで、上記のような装置で情報の記録又は再生を
行っている際に、外部からの衝撃や記録担体自体の欠陥
でAT制御が外れる場合がある。特に、記録中にこのよう
な事態が発生した場合には、光スポットが迷走して既に
記録済みのトラックに多重記録してしまうという問題点
があった。
行っている際に、外部からの衝撃や記録担体自体の欠陥
でAT制御が外れる場合がある。特に、記録中にこのよう
な事態が発生した場合には、光スポットが迷走して既に
記録済みのトラックに多重記録してしまうという問題点
があった。
（課題を解決するための手段） 上述した課題を解決するために、本発明の複数の並列
したトラッキングトラックと前記トラッキングトラック
間に配置された記録領域を備えた光学的情報記録媒体の
前記記録領域にメインの光ビームを照射しながら、オー
トトラッキングを行うために前記メインの光ビームの両
側に配置されたサブの光ビームをトラッキングトラック
上に照射して情報の記録及び／又は再生を行う光学的情
報記録再生装置において、 前記サブの光ビームそれぞれの前記記録媒体からの反
射光を受光する１組のセンサと、前記センサの出力の差
から前記オートトラッキングのためのトラッキング信号
を生成する手段と、前記センサ出力中に前記記録領域に
記録された情報に基づく信号成分が混入したことを検出
する信号検出手段とを備え、前記信号検出手段が前記信
号成分を検出した時、情報の記録を停止することを特徴
とする。
したトラッキングトラックと前記トラッキングトラック
間に配置された記録領域を備えた光学的情報記録媒体の
前記記録領域にメインの光ビームを照射しながら、オー
トトラッキングを行うために前記メインの光ビームの両
側に配置されたサブの光ビームをトラッキングトラック
上に照射して情報の記録及び／又は再生を行う光学的情
報記録再生装置において、 前記サブの光ビームそれぞれの前記記録媒体からの反
射光を受光する１組のセンサと、前記センサの出力の差
から前記オートトラッキングのためのトラッキング信号
を生成する手段と、前記センサ出力中に前記記録領域に
記録された情報に基づく信号成分が混入したことを検出
する信号検出手段とを備え、前記信号検出手段が前記信
号成分を検出した時、情報の記録を停止することを特徴
とする。
（作用） 上述した本発明の構成においては、トラッキング正常
時においては、記録ピット外に位置するトラッキング及
び／又はフォーカシングのための光ビームスポットを用
いて、該光ビームスポットが記録ピット上に位置したこ
とを検知してトラッキング異常を検出することができる
から、外部からの衝撃や記録担体自体の欠陥でAT制御が
外れても、既に記録された記録ピットの信号を検知する
ことによりトラッキング異常検知を行なうことができ、
光スポットが迷走して既に記録済みのトラックに多重記
録してしまうことがない。
時においては、記録ピット外に位置するトラッキング及
び／又はフォーカシングのための光ビームスポットを用
いて、該光ビームスポットが記録ピット上に位置したこ
とを検知してトラッキング異常を検出することができる
から、外部からの衝撃や記録担体自体の欠陥でAT制御が
外れても、既に記録された記録ピットの信号を検知する
ことによりトラッキング異常検知を行なうことができ、
光スポットが迷走して既に記録済みのトラックに多重記
録してしまうことがない。
（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
明する。
第１図は、本発明の一実施例を示すトラッキング異常
検出回路のブロック図である。
検出回路のブロック図である。
第１図において、10-1、10-3は、第３図及び第４図で
示したと同様、トラッキング用ビームスポットS1、S3の
反射光を受光する光センサーであり、この光センサーに
よる検出信号は、差動増幅器11で差分され、端子12より
トラッキングトラック信号ＳTとして出力される。この
回路により、通常のトラッキング信号検出が行なわれ
る。
示したと同様、トラッキング用ビームスポットS1、S3の
反射光を受光する光センサーであり、この光センサーに
よる検出信号は、差動増幅器11で差分され、端子12より
トラッキングトラック信号ＳTとして出力される。この
回路により、通常のトラッキング信号検出が行なわれ
る。
一方、光センサー10-1、10-3の各々には、信号検出装
置24、25が接続されている。この信号検出装置24では、
信号ａに記録ピットの信号が表われた時に信号ｃを出力
し、信号検出装置25においては、信号ｂに記録ピットの
信号が表われた時に信号ｄを出力する。26はオアゲート
であり、上記の信号ｃかｄのいずれか一方でも高いレベ
ルに達するとトラッキング異常検出信号ｅを不図示のシ
ステムコントローラーに出力する。この回路により、以
下に示す方法に従って、外部からの衝撃や記録担体自体
の欠陥でAT制御が外れた場合にトラッキング異常検知を
行なうことができる。
置24、25が接続されている。この信号検出装置24では、
信号ａに記録ピットの信号が表われた時に信号ｃを出力
し、信号検出装置25においては、信号ｂに記録ピットの
信号が表われた時に信号ｄを出力する。26はオアゲート
であり、上記の信号ｃかｄのいずれか一方でも高いレベ
ルに達するとトラッキング異常検出信号ｅを不図示のシ
ステムコントローラーに出力する。この回路により、以
下に示す方法に従って、外部からの衝撃や記録担体自体
の欠陥でAT制御が外れた場合にトラッキング異常検知を
行なうことができる。
第２図（ａ）〜（ｆ）は、第１図に示すトラッキング
異常検出回路の説明図である。
異常検出回路の説明図である。
第２図（ａ）は、トラッキングトラック21-1、21-2、
21-3、……及び、これらトラッキングトラックの間に設
けられた記録領域22-1、22-2、……を含む光カード記録
領域の部分的拡大図である。この図において、S1、S3は
トラッキング用ビームスポットであり、S2は記録用ビー
ムスポットである。
21-3、……及び、これらトラッキングトラックの間に設
けられた記録領域22-1、22-2、……を含む光カード記録
領域の部分的拡大図である。この図において、S1、S3は
トラッキング用ビームスポットであり、S2は記録用ビー
ムスポットである。
トラッキング正常時には、ビームスポットS1、２は、
夫々の一部が例えばトラッキングトラック21-1、21-2に
かかるように照射され、ビームスポットS2により記録領
域22-1に記録ピット（第２図（ａ）にいおいて黒丸で示
す）が形成される。
夫々の一部が例えばトラッキングトラック21-1、21-2に
かかるように照射され、ビームスポットS2により記録領
域22-1に記録ピット（第２図（ａ）にいおいて黒丸で示
す）が形成される。
第２図（ａ）には記録領域22-2へ記録を行なっている
状況が示してある。又、この図には、トラック方向にお
ける基準位置がX1、X2、X3、……と記してあり、この位
置X1、X2、X3、……に対する信号ａの状況が第２図
（ｂ）に、信号ｂの状況が第２図（ｃ）に、信号ｃの状
況が第２図（ｄ）に、信号ｄの状況が第２図（ｅ）に、
信号ｅの状況が第２図（ｆ）に示してある。
状況が示してある。又、この図には、トラック方向にお
ける基準位置がX1、X2、X3、……と記してあり、この位
置X1、X2、X3、……に対する信号ａの状況が第２図
（ｂ）に、信号ｂの状況が第２図（ｃ）に、信号ｃの状
況が第２図（ｄ）に、信号ｄの状況が第２図（ｅ）に、
信号ｅの状況が第２図（ｆ）に示してある。
ここで、位置Ｘ−１において、外部からの衝撃や媒体
の欠陥でスポットS1〜S3がＡ方向に移動したとする。こ
のとき、第２図（ｂ）に示すように、スポットS1がトラ
ック21-2上を移動する（X1〜X2）と、スポットS1の信号
ａは一旦減少し、次にトラック21-2を外れ始めると増加
する。更にスポットS1が移動して記録領域22-1の記録ピ
ットに接触すると、信号ａにはこの記録ピットの信号が
現われ始める。そして、位置X3ではスポットS1は記録領
域22-1の真上を通過するので信号ａに表われる記録ピッ
トの信号は最大となる。以降スポットS1が移動するにつ
れ該スポットS1は上記記録ピットから次第外れ、信号ａ
に現われる記録ピットの信号は減少し、X4を通過した後
完全に消滅する。
の欠陥でスポットS1〜S3がＡ方向に移動したとする。こ
のとき、第２図（ｂ）に示すように、スポットS1がトラ
ック21-2上を移動する（X1〜X2）と、スポットS1の信号
ａは一旦減少し、次にトラック21-2を外れ始めると増加
する。更にスポットS1が移動して記録領域22-1の記録ピ
ットに接触すると、信号ａにはこの記録ピットの信号が
現われ始める。そして、位置X3ではスポットS1は記録領
域22-1の真上を通過するので信号ａに表われる記録ピッ
トの信号は最大となる。以降スポットS1が移動するにつ
れ該スポットS1は上記記録ピットから次第外れ、信号ａ
に現われる記録ピットの信号は減少し、X4を通過した後
完全に消滅する。
一方、信号ｂは、記録ピットに接触しないのでピット
の信号は表われない（第２図（ｃ））。ただし、スポッ
トS1〜S3がＡ方向とは反対方向へ移動した場合、上記し
た逆の状況になり、スポットS3に記録ピットの信号が現
われる。
の信号は表われない（第２図（ｃ））。ただし、スポッ
トS1〜S3がＡ方向とは反対方向へ移動した場合、上記し
た逆の状況になり、スポットS3に記録ピットの信号が現
われる。
ここで、上述のようにスポットS1〜S3がＡ方向に移動
した時、ATの異常検知が行なわれないと、スポットS2が
記録領域22-1に入り、該記録領域22-1に二重記録をして
しまうことになる。
した時、ATの異常検知が行なわれないと、スポットS2が
記録領域22-1に入り、該記録領域22-1に二重記録をして
しまうことになる。
そこで、信号検出器24によって、信号ａに記録ピット
の信号が現われたことを位置Xdで検知するのである。こ
れにより、信号ｃが出力される。
の信号が現われたことを位置Xdで検知するのである。こ
れにより、信号ｃが出力される。
上記のように、信号ｃかｄのいずれか一方でも高いレ
ンズに達するとトラッキング異常検出信号ｅが不図示の
システムコントローラーに出力され、該システムコント
ローラーにより光ビームの変調を停止して、記録領域22
-1への二重記録が未然に防止される。
ンズに達するとトラッキング異常検出信号ｅが不図示の
システムコントローラーに出力され、該システムコント
ローラーにより光ビームの変調を停止して、記録領域22
-1への二重記録が未然に防止される。
なお、光ビームが変調されているにもかかわらず、信
号ａ、信号ｂに変調が現われないのは、変調信号に従っ
てアンプのゲインを切り替えることを行なっているから
である。
号ａ、信号ｂに変調が現われないのは、変調信号に従っ
てアンプのゲインを切り替えることを行なっているから
である。
又、信号検出器24、25は、二値化回路とリトリガルマ
ルチバイブレータを用い、このリトリガルマルチバイブ
レータの出力が一定時間持続したら信号ｃ、ｄが出力す
るように構成すればよい。
ルチバイブレータを用い、このリトリガルマルチバイブ
レータの出力が一定時間持続したら信号ｃ、ｄが出力す
るように構成すればよい。
なお、上記実施例では、信号ａ、信号ｂに信号検出器
を接続したが、これに限られるものではない。又、信号
ａと信号ｂを加算したものに信号検出器を接続してもよ
い。
を接続したが、これに限られるものではない。又、信号
ａと信号ｂを加算したものに信号検出器を接続してもよ
い。
さらに、トラッキングを作動させるためにセンサー10
-1及び10-3の信号を用いたが、これに限るものではな
く、トラッキングラインに位置するフォーカシングのた
めのスポットによってトラッキング異常を検知すること
も可能である。
-1及び10-3の信号を用いたが、これに限るものではな
く、トラッキングラインに位置するフォーカシングのた
めのスポットによってトラッキング異常を検知すること
も可能である。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明の光学的情報記録再生装
置によればトラッキング正常時には記録ピット上には位
置しないように配置されたスポットが記録ピット上に位
置したことを検出してトラッキング異常検知を行なうこ
とにより、二重記録によるデータ破壊を防ぐことができ
る。
置によればトラッキング正常時には記録ピット上には位
置しないように配置されたスポットが記録ピット上に位
置したことを検出してトラッキング異常検知を行なうこ
とにより、二重記録によるデータ破壊を防ぐことができ
る。
第１図は、本発明の一実施例であるトラッキング制御部
の概略的構成図である。 第２図（ａ）〜（ｆ）は、第１図に示したトラッキング
制御部の動作を説明するための図である。 第３図は、従来のトラッキング信号検出方法を用いた光
学的情報記録再生装置を示す概略図である。 第４図は、第３図に示す記録再生装置の光センサーの受
光面に関する平面図である。 第５図は、第３図に示した光カードの概略平面図であ
る。 第６図は、第５図に示す光カードの記録面の拡大図であ
る。 10-1……スポットS1の光センサー 10-3……スポットS2の光センサー 11……差動増幅器 21……トラッキングトラック 22……記録領域 24……信号検出器 26……オアゲート
の概略的構成図である。 第２図（ａ）〜（ｆ）は、第１図に示したトラッキング
制御部の動作を説明するための図である。 第３図は、従来のトラッキング信号検出方法を用いた光
学的情報記録再生装置を示す概略図である。 第４図は、第３図に示す記録再生装置の光センサーの受
光面に関する平面図である。 第５図は、第３図に示した光カードの概略平面図であ
る。 第６図は、第５図に示す光カードの記録面の拡大図であ
る。 10-1……スポットS1の光センサー 10-3……スポットS2の光センサー 11……差動増幅器 21……トラッキングトラック 22……記録領域 24……信号検出器 26……オアゲート
Claims (1)
- 【請求項１】複数の並列したトラッキングトラックと前
記トラッキングトラック間に配置された記録領域を備え
た光学的情報記録媒体の前記記録領域にメインの光ビー
ムを照射しながら、オートトラッキングを行うために前
記メインの光ビームの両側に配置されたサブの光ビーム
をトラッキングトラック上に照射して情報の記録及び／
又は再生を行う光学的情報記録再生装置において、 前記サブの光ビームそれぞれの前記記録媒体からの反射
光を受光する１組のセンサと、前記センサの出力の差か
ら前記オートトラッキングのためのトラッキング信号を
生成する手段と、前記センサ出力中に前記記録領域に記
録された情報に基づく信号成分が混入したことを検出す
る信号検出手段とを備え、前記信号検出手段が前記信号
成分を検出した時、情報の記録を停止することを特徴と
する光学的情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63320356A JP2728474B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 光学的情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63320356A JP2728474B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 光学的情報記録再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02166625A JPH02166625A (ja) | 1990-06-27 |
| JP2728474B2 true JP2728474B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=18120564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63320356A Expired - Fee Related JP2728474B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 光学的情報記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2728474B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3109708B2 (ja) * | 1994-05-19 | 2000-11-20 | キヤノン株式会社 | 光学的情報記録再生装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6192435A (ja) * | 1984-10-11 | 1986-05-10 | Hitachi Ltd | 光デイスク装置 |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP63320356A patent/JP2728474B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02166625A (ja) | 1990-06-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4787075A (en) | Optical information recording medium and apparatus for recording/reproducing information using the same | |
| JP2695446B2 (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
| JPH0427610B2 (ja) | ||
| US5260930A (en) | Optical information recording medium and reproducing apparatus for reproducing information from the medium | |
| JPS6260731B2 (ja) | ||
| JP2728474B2 (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
| JPH0810494B2 (ja) | 光学式ピツクアツプ | |
| US5436438A (en) | Optical information recording and/or reproducing method and apparatus using card-like optical information recording medium | |
| JPH0582659B2 (ja) | ||
| JPH0650568B2 (ja) | 光学記録再生装置 | |
| JP2568490B2 (ja) | 光学ピツクアツプ装置 | |
| JPS62239333A (ja) | トラツキング信号検出方法 | |
| JPS61283035A (ja) | 光学式記録再生装置 | |
| JP2654045B2 (ja) | 情報記録再生方法 | |
| JPH0517612B2 (ja) | ||
| JP2728418B2 (ja) | 情報記録再生装置 | |
| JP3066533B2 (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
| JPH0714183A (ja) | 光記録媒体のサーボ方法 | |
| JPH0482030A (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
| JPS6370930A (ja) | 光学式情報記録再生装置 | |
| JPH0434726A (ja) | 光学的記録再生装置 | |
| JPS60246030A (ja) | トラツキング制御装置 | |
| JPS62259236A (ja) | 光学的録再装置 | |
| JPS62239343A (ja) | 光記録媒体 | |
| JPH01189031A (ja) | 光記録カード及びその記録再生装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |