JP2781180B2 - 光テープ装置 - Google Patents

光テープ装置

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JP2781180B2
JP2781180B2 JP63141488A JP14148888A JP2781180B2 JP 2781180 B2 JP2781180 B2 JP 2781180B2 JP 63141488 A JP63141488 A JP 63141488A JP 14148888 A JP14148888 A JP 14148888A JP 2781180 B2 JP2781180 B2 JP 2781180B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テープ状の光記録媒体により情報の記録、
再生、消去を行うVTR装置の、トラッキングに好適な光
テープ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
情報の記録媒体としては磁気媒体が一般的に用いられ
ているが、これに対し、情報の記録再生もしくは消去に
レーザを用いた光ディスクなどの光記録媒体がある。上
記光記録媒体はレーザ光を微細に絞って信号を記録再生
するため、磁気媒体に較べて高密度な記録が可能になる
という利点がある。
テープ状の磁気媒体を用いる装置においては、第15図
に示すように、高速度で回転するシリンダ50に対して、
低速度で移動するテープ51a、51bが螺旋状に巻きつき、
上記シリンダ50の表面から突出した磁気ヘッド52a,52b
などにより、信号がテープ走行方向に対して傾斜して記
録され、これにより、高周波の映像等の信号が長時間に
わたって記録可能になるヘリカルスキャンの記録方式が
あり、一般家庭のVTRに広く用いられている。
テープ状の光記録媒体(以下、光テープという)上
に、上記同様な方式によって情報の高密度記録を実現
し、画像等の大量情報を長時間記録できる装置が考えら
れる。この種の装置としては、例えば特開昭58−6664号
公報に示されたもの等が挙げられる。
光記録媒体を用いたVTRでは高密度記録が可能である
ことから、将来予想される高精細テレビジョン等の記録
再生にも適用することができるものと考えられる。
光記録の特徴は高密度記録である。このため、信号の
記録再生もしくは消去時においては、信号トラックを正
確に追跡することが重要になる。光テープにヘリカルス
キャンの記録を行おうとする場合は、信号を記録するヘ
ッドの1回転毎に不連続になる。さらに、VTRのシリン
ダにミクロンオーダの薄いテープを巻きつける複雑な機
構のため、テープの走行速度にも変動が生じやすい。こ
のため、あらかじめ案内用のトラックが設けられていな
いと、目的とするトラックを追跡するトラッキング機構
は、著しく複雑になることが予想される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、上記トラックに短時間で引込みを行
い、正確にトラッキングする点は配慮されていなかっ
た。
本発明は、安定したトラッキングを可能にするため、
光テープ上に案内用トラックをあらかじめ設けるととも
に、上記トラックを光ヘッドがヘリカルスキャンしてト
ラッキングするときの引込みを短時間にし、安定したト
ラッキングを正確に行う手段を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、光テープ上に一定形状の案内用トラック
を形成し、光ヘッドが1回転毎にヘリカルスキャンして
光テープ上を走査するとき、該走査の開始時に目標とす
るトラックのずれ量を、少なくとも一つ前の光ヘッドの
トラッキング誤差信号とともに予測してトラッキングす
ることにより、引込み時間を短時間とし正確に目標のト
ラック上に位置決めが高精度にできて目的が達成でき
る。
〔作用〕
光ヘッドは高精度のモータによって高速で回転され、
光テープをヘリカルスキャンする。一方、光テープは、
光ヘッドの1回転毎に数μmの間隔で、つぎのトラック
上に信号を記録再生するように移動する。いま、例えば
光ヘッドが1800rpmで回転し、4個の光ヘッドがシリン
ダの中に組込まれており、信号のトラック間隔を2μ
m、トラックの傾斜角度を15度とすると、光テープの走
行速度は927μm/sと非常に遅い。光テープは厚みが非常
に薄く、シリンダ等に巻付いて移動するため、テープの
伸縮や走行速度の変動によって目標とするトラック位置
がずれる。このトラック位置ずれは、上記のような原因
が主な理由であることから、急激に生じる場合よりは、
徐々にずれてくるものと考えられる。従って、光ヘッド
が1つのトラツクをトラッキングしているときに生じる
トラッキング誤差量と、つぎのトラックを光ヘッドがト
ラッキングしようとするときのトラックずれ量はほぼ等
しいと考えられる。光ヘッドのトラッキング誤差量をも
とに、つぎのトラックをトラッキングするときの光ヘッ
ドの位置を予測するようにすれば、短時間の間に目標ト
ラック上をトラッキングすることが可能になると考えら
れる。
また、複数個の光スポットをもつ光ヘッドによって、
1つの光スポットで縞の1つをトラッキングしながら、
他の残りの光スポットで信号を記録すれば、光スポット
の間隔の精度で正しいトラック上に信号を記録すること
が可能となり、高密度の記録再生が行える。
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を図面とともに説明する。第1
図は光テープ装置製法を示す説明図、第2図は原盤から
光テープに溝を転写する一方法を示す説明図、第3図は
他の光テープ装置製法を示す説明図、第4図は送り速度
が変動したときの案内溝とそれを光テープに転写したと
きの案内用トラックの一例を示す説明図、第5図は他の
光テープ装置製法を示す説明図、第6図は光テープ装置
の製造プロセスの説明図、第7図は他の光テープ装置製
法を示す説明図、第8図は他の光テープ装置製法を示す
説明図、第9図は光テープ装置を示す説明図、第10図は
光テープ装置のシリンダ部を示す図、第11図はトラッキ
ング検出原理の説明図、第12図は光テープ上のトラック
を示す説明図、第13図は他の光テープ装置のシリンダ部
を示す図、第14図は本発明に係る光テープ装置のシリン
ダ部を示す図である。光テープの記録媒体としては、光
磁気媒体、相変化媒体、再生専用の媒体など、光ディス
クと同様に種々のものが考えられるが、本発明はその種
類を限定するものではない。
第1図において、円筒状の原盤2の表面には、光に感
心する例えばホトレジストが、例えばλ/4(λは波長)
の膜厚で塗布されている。Ar+レーザ3のビーム4を、
例えばハーフプリズム5によって2つに分け、例えば円
柱レンズ等のビーム拡大器10a、10bを用いることによっ
て偏平なビーム4にして、円柱レンズ8上で重ね合わせ
ると、偏平状な干渉縞9が原盤2上に絞り込まれる。上
記干渉縞9が等間隔で平行になるように光学系を構成
し、ビーム4が、例えば電気光学結晶を利用した位相シ
フタ6を通過するようにすると、ビーム4の位相が結晶
中を通過する間に変化することによって、干渉縞9の位
置を変化させることが可能になる。今、例えば位相シフ
タ6により干渉縞9の位置を一定速度で連続的に変化さ
せながら、原盤2を一定回転数で回転させると、上記原
盤2上に形成される干渉縞9の軌跡は、一定角度をした
斜めの同心円状になる。上記原盤2を現像すれば、一定
間隔で同心円状の例えば凸状の溝7をもったパタンが形
成される。上記溝7は一定間隔の干渉縞9によって同時
に複数本形成されるため、そのピッチ精度が高く、1本
1本形成するのに較べ時間的に速く形成できる利点があ
る。原盤2上に形成された上記溝7を、第2図に示すよ
うに光テープ1に例えば圧着などの手段により転写すれ
ば、巻取ローラ23と供給ローラ24との間の光テープ1上
には、ヘリカルスキャンによって形成されたのと同様
に、複数の案内溝11が形成される。上記案内溝11を光テ
ープ1の案内用トラックに用いれば、信号の記録と再
生、もしくは消去に際して安定したトラッキングが可能
になる。上記案内トラックは、そのピッチ精度が高いこ
とから、案内トラックのピッチを小さくして高密度記録
が可能になる。
干渉縞9の位置をずらす方法には、上記の位相シフタ
6の他に、例えば光源に半導体レーザを用いて注入電流
を変化することにより、波長を変化させることが可能で
あり、上記波長変化によって干渉縞9の位置をずらすこ
とができる他に、種々の方法が考えられるが、本発明で
はその方法について特に限定するものではない。また、
原般2から転写する方法や原盤2上の記録膜材料や膜厚
などについても、特に限定するものではない。干渉縞9
を原盤2上で移動させるためには、光ビーム4および円
柱レンズ8は、原盤2の幅よりも大きくなっていること
が必要であるが、これらの数値についても本発明では特
に限定するものではない。なお、上記各図における37は
それぞれモータを示している。
第3図に示す光テープ装置製法は、円筒状の原盤2が
一定速度で回転するとともに移動を行うことによって、
上記原盤2上に等間隔で高精度な案内溝7を形成するも
のである。上記原盤2は、例えば図示のように送りねじ
12により一定速度で送られると、その速度に応じて上記
原盤2上には、一定角度で斜めになった複数本の案内溝
7が形成される。原盤2の回転に較べ、送りの精度を高
くすることは難しいが、案内溝7は同時に形成されるの
で、たとえ送り速度が変動しても原盤2上に形成された
案内溝7は第4図に示すようになり、案内溝7のピッチ
は常に一定になる。したがって、光テープ1上に案内用
のトラック11を転写してもそのピッチはその一定にな
り、1本1本案内用のトラック11を形成する場合に較べ
ると、高精度なトラックを形成できる利点がある。ま
た、上記方法では干渉縞9を固定しているので、光学系
の構成が簡単になる。
第5図に示す光テープ装置製法は、干渉縞9を直接光
テープ1上に転写するものである。光テープ1は一定速
度で回転する巻取ローラによって一定速度で移動し、供
給ローラ24から順次巻取られる。光テープ1の表面に
は、光に感心する例えばポリイミドがλ/4(λは波長)
の膜厚で薄く塗られている。半導体レーザ13の光ビーム
14をハーフプリズム5によって2つに分け、それぞれの
ビーム14a,14bを円柱レンズ8上で重ね合わせると、上
記半導体レーザ13の発光部は偏平は形状をしているた
め、偏平状な予歩縞9が光テープ1上に絞り込まれる。
干渉縞9が等間隔で平行になるように光学系を構成
し、例えば半導体レーザ13の注入電流を変化すると、そ
の発振波長を変化させることができ、その結果、干渉縞
9の位置を連続的に移動することが可能になる。
光テープ1が一定速度で巻取られると、上記光テープ
1上の記録膜には干渉縞9が記録され、上記干渉縞9が
移動すると、その軌跡は第4図に示したものと同様に、
一定角度を有する斜めの溝11になる。複数本の案内用ト
ラックが同時に形成されるため、光テープ1の移動速度
が変動してもその間隔は一定になる。
光テープ1の作製に際しては幅が広いものから幅が狭
いもの、例えば1/2インチ幅に切出す方法などがある
が、本発明の場合も、案内用トラックが形成された幅が
広い光テープから、必要な幅に切出すことが可能であ
り、本発明はその本質を損うことなく適用できる。ま
た、光テープ1の作製プロセスには、光ディスクや半導
体などでよく知られているホトレジストのような記録媒
体を用いる、いわゆるウェットプロセスやドライプロセ
スなどが適用され、それらの途中において案内用のトラ
ックを作製するものであり、作製プロセスの種類やその
順序を特に指定するものではない。第6図には、ホトレ
ジスト25を用いた光テープ1を製造するプロセスを示
す。供給ローラ24から取出された光テープ1の表面に、
例えばホトレジスト25がλ/4の膜厚で塗布される。この
記録膜に第5図に示したのと同様の方法で露光し、案内
用トラックが記録される。上記光テープ1を現像液26、
定着液27を通すことにより、光テープ1上に例えば深さ
がλ/4の溝が形成される。上記光テープ1は乾燥室28の
中を通過したのち、保護膜塗布器29、記録膜塗布籍30、
保護膜塗布器29′を通過しながら、巻取ローラ23に巻取
られて案内用トラック、記録膜付の光テープ1が出来上
る。上記光テープ1が幅広である場合は、適当な幅例え
ば1/2インチの幅に切出されて完成する。第6図におけ
る31a、31b、31c、31dはそれぞれガイドを示し、37はモ
ータを示している。
第7図に示す光テープ装置製法は、光源に用いた半導
体レーザ13の光ビーム14を三角プリズム15によって、さ
らに光テープ1の幅方向に広い偏平ビームに整形して光
テープ1上に干渉縞9を形成して、光テープ1の幅方向
で干渉縞9がとぎれることがないようにしたものであ
る。第8図に示す光テープ装置製法は、光源にAr+レー
ザ3を用い、光ビーム4を例えばA/O変換器16によって
変調し、光テープ1上に破線状の案内トラック17を形成
するものである。案内トラック17が破線状のものは、光
ディスクでトラッキングをサンプリング的に行うものと
してよく知られているため、ここではその詳細な説明を
省略する。
第9図は光学系の説明図であって、案内用のトラック
11が上記方法によって光テープ1上に形成された場合、
そのトラックピッチが大きいとすると、その間に複数個
の信号トラック18が記録できる。複数個の光源や複数個
の発光部をもつアレイ状の半導体レーザの発光部19によ
って、複数個の信号が同時に記録できれば、データの転
送速度を上げることができる。このような場合、光スポ
ット20の1つによって案内トラック11を、例えば、絞込
みレンズ21をアクチュエータ22によって駆動され、トラ
ッキングしながら他の残りの光スポット20により複数個
の信号18を記録すれば、上記信号18は正しいトラック上
に規則正しく記録されるので、上記信号18は安定して再
生もしくは消去が行われるようになる。案内トラック11
のトラックピッチは正確に高精度で形成され、光ヘッド
における光スポット20の間隔も正確に形成できる。した
がって、案内トラック11の中にn個の信号トラック18が
形成されるように、光スポット20を位置決めし、(n−
1)個の光スポット20で信号の記録再生もしくは消去を
すればよい。
上記の光テープ装置製法においては、正確なトラック
間隔を有する案内用トラック11が形成されることから、
同時に複数の信号を上記案内用トラック11にしたがっ
て、記録再生もしくは消去することが可能になる。ま
た、トラッキング方法は、案内溝11の間に信号を記録す
る場合の他に、案内溝11の代りに破線状の案内トラック
17を用いる場合にも、その本質を損うことなく適用でき
るものである。したがって、案内用トラック17の形態や
その間隔、光ヘッドの光スポット間隔等については、本
発明において特に限定するものではない。なお、第9図
において、53および54はそれぞれレンズ、55は光検出
器、56はプリズム、57は波長板を示している。
つぎに、光テープ上に形成された案内トラックに光ス
ポットを引込む方法について説明する。
第10図は光テープ装置のシリンダ部を示す図であり、
光テープ1はシリンダ32に、例えば180゜のテープ巻付
け角でヘリカル状に巻かれ、信号が記録される。本実施
例では光ヘッド33が上記シリンダ32の中に4個組込まれ
ている。光ヘッド33aは第11図にモデル的に検出原理を
示したように、案内溝34によって生じる±1次の回折光
の反射光を2分割して光検出器35で受け、その左右にお
ける出力のアンバランス量をもとに、トラッキング誤差
信号36を求める。上記トラッキング誤差信号36をもと
に、例えば絞り込みレンズ21をアクチュエータ22aおよ
び22bにより案内溝34の右左に駆動して、その中心上に
レーザ光39が絞り込まれるようにトラッキング制御を行
っている。第12図に示すように、光ヘッド33aの絞り込
みスポット20が、光テープ1上のトラック11aをトラッ
キング中のトラッキング誤差量をΔdとすると、光ヘッ
ド33bが光テープ1上の次のトラック11bをトラッキング
開始時のトラッキング誤差量もΔdに近似できる。光ヘ
ッド33aのトラッキング誤差信号36は、上記のようにア
クチュエータ22aおよび22bにフィードバックされている
が、シリンダ32の中に設けた、例えば磁気ヘッド41によ
って、光ヘッド33bが光テープ1の次のトラック11bをト
ラッキング開始直前近傍の目標点に設けた磁石42を通過
したことを検出するインデックスパルス43が生じると、
光ヘッド33bのアクチュエータ22に対してもフィードバ
ックするように制御回路44が動作する。通常、トラッキ
ング誤差信号36は、光テープ1からの反射光を光検出器
35で受けることにより発生する。したがって、光テープ
1の上を光ヘッド33bが走査開始する前には、トラッキ
ング誤差信号36bはアクチュエータ22にフィードバック
されることなく、光ヘッド33aからのトラッキング誤差
信号36aと干渉して誤動作をすることはない。したがっ
て、光ヘッド33bがトラッキングを開始するときには、
トラッキング誤差量を予測してΔdだけ絞り込みレンズ
21をあらかじめ移動しているため、レーザ光39は案内溝
34のほぼ中心上になり、トラッキングの引込み時間を短
かくして、正確で安定したトラッキングをすることが可
能になる。そして、光検出器35、制御回路44等により位
置決め予測手段が構成される。
第13図は他の光テープ装置のシリンダ部を示す部であ
る。本実施例では、光テープ1上でトラッキングしてい
る2つの光ヘッド33a、33bのそれぞれのトラッキング誤
差量Δd1、Δd2から例えばその平均量を演算回路45によ
って求め、この平均値を制御回路44に入力し、トラッキ
ング誤差信号36を光ヘッド33cに与えることによって、
あらかじめトラッキング誤差量を予測し、トラッキング
の引込み時間を短かくしようとするものである。この場
合は2つの光ヘッド33a、33bのトラッキング誤差量Δ
d1、Δd2をもとに、トラッキング誤差信号36を予測する
ため、レーザ光39は目標とする案内溝34上にさらに精度
よく位置決めされているといえる。光ヘッド33の個数を
4個以上にして、さらに多くの光ヘッドでトラッキング
しているときには、さらに詳しくトラッキング誤差量を
求めることも可能になる。上記予測値の求め方には、単
純に平均する以外に種々のものが考えられるが、本発明
ではこれらの方法を限定するものではない。そして、制
御回路44、演算手段45により位置決め予測手段が構成さ
れる。
第14図は本発明に係る光テープ装置のシリンダ部を示
す図である。本実施例では、上記光テープ1a、1bはプラ
スチックまたはガラス製半円状の静止した透明円筒46に
よって案内されている。案内板が上記のように静止して
いるので、光テープ1a、1bの摩耗が小さくなるという利
点がある。シリンダ32が不透明な場合には、レーザ光39
が通る所だけスリットを設けた円筒(図示せず)にして
もよい。光ヘッド33を組込んだ回転体47の中に設けた、
例えば発光ダイオードど光検出器とを組合わせた位置決
めセンサ48によって、光ヘッド33cが光テープ1a、1bの
つぎのトラック11を、トラッキング開始直前近傍の目標
点に設けた、例えばミラー49からの反射光によって目標
点を通過したことを検出して、光ヘッド33cを予測され
たトラッキング誤差量にもとづいて、あらかじめ位置決
めするものである。上記位置決めセンサ48の代りに、光
ヘッド33自身がミラー49からの反射光により目標点を通
過したことを確認することもできる。上記目標点の検出
方法には種々のものが考えられるが、本発明はそれらを
限定するものではなく、また、上記円筒46の形状も半円
でなく筒状のものでもよい。
なお、上記各実施例では信号を案内溝の上に記録する
としたが、上記案内溝の間に信号を記録してもよく、信
号の記録方法や案内用トラックの形態を限定するもので
はない。また。上記各実施例では、回転体からの信号取
出し方法について特に説明していないが、VTRなどで一
般によく用いられている電磁誘導を応用したロータリト
ランスやスリップリングなどを用いれば、容易に実現す
ることが可能である。
また、上記実施例では光テープ上の記録膜をホトレジ
ストやポリイミドで説明したが、これらに限定するもの
ではなく、案内用トラックも、原盤から転写するものや
光テープ1つづつに記録するもの、幅が広い光テープか
ら切出すものなど種々あるが、本発明はこれらのいずれ
にも適用でき、さらに複数個の発光部の形成は、アレイ
状の半導体レーザの他、複数個のレーザの組合わせでよ
い。干渉縞を形成する光源は、半導体レーザ、Ar+レー
ザ以外にHe−Cdレーザ、水銀灯等も使用可能である。ま
た、光テープの記録媒体の膜厚はλ/4として説明した
が、それ以外にも本発明は本質を損うことなく適用でき
る。さらに、光源を2つに分けて干渉縞を形成したが、
2つの光源を用いて干渉縞を形成してももちろんよい。
本発明の実施例説明では、シリンダの中に光ヘッドが
あるとしたが、例えば、特開昭59−33655号公報に示さ
れているように、光ヘッドを固定して、テープ上に信号
をヘリカル走査して記録する場合にも、その本質を損う
ことなく適用できるものである。
〔発明の効果〕
上記のように本発明による光テープ装置は、テープ状
の媒体上に、光を用いて情報の記録、再生もしくは消去
を行う光テープ装置において、上記媒体上に案内用のト
ラックをあらかじめ形成し、信号の記録、再生もしくは
消去を行う複数個の光ヘッドのうち、少なくとも1つの
光ヘッドのトラッキング誤差信号をもとに、トラック突
入時のトラック位置を決め、予測を行うことにより、ト
ラッキングの引込み時間を短かくして、正確に安定した
トラッキングをすることが可能となり、光テープ上に信
号が記録できる領域を拡げることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は光テープ装置製法を示す説明図、第2図は原盤
から光テープに溝を転写する一方法を示す説明図、第3
図は他の光テープ装置製法を示す説明図、第4図は送り
速度が変動したときの案内溝とそれを光テープに転写し
たときの案内用トラックの一例を示す説明図、第5図は
他の光テープ装置製法を示す説明図、第6図は光テープ
装置の製造プロセスの説明図、第7図は他の光テープ装
置製法を示す説明図、第8図は他の光テープ装置製法を
示す説明図、第9図は光テープ装置を示す説明図、第10
図は光テープ装置のシリンダ部を示す図、第11図はトラ
ッキング検出原理の説明図、第12図は光テープ上のトラ
ックを示す説明図、第13図は他の光テープ装置のシリン
ダ部を示す図、第14図は本発明に係る光テープ装置のシ
リンダ部を示す図、第15図は従来の磁気テープ装置の要
部を示す図である。 1……光テープ、2……原盤 7、11……案内溝、8……円柱レンズ 9……干渉縞、13……半導体レーザ 32……シリンダ、33……光ヘッド 35……検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−136927(JP,A) 特開 昭62−149036(JP,A) 特開 昭62−149037(JP,A) 特開 昭61−273751(JP,A) 特開 昭62−82518(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/09 - 7/095 G11B 7/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ状の媒体上に、光を用いて情報の記
    録、再生もしくは消去を行う光テープ装置において、あ
    らかじめ形成した案内用のトラックに対して設けた、信
    号の記録、再生もしくは消去を行う複数個の光ヘッドか
    ら得られたトラッキング誤差量の平均値からトラック突
    入時のトラック位置を決め、予測を行う位置決め予測手
    段を有し、シリンダは、静止した円筒で構成され、上記
    シリンダの内側に位置する回転体内には、複数個の上記
    光ヘッドが組込まれ、上記シリンダは、上記光ヘッドの
    回転位置を検出するための検出器を、複数個の上記光ヘ
    ッドの近傍にそれぞれ設け、上記検出器がトラッキング
    開始直前近傍の目標点を通過したことを検出したとき上
    記光ヘッドを上記位置決め予測手段により予測された上
    記トラック位置にあらかじめ位置決めすることを特徴と
    する光テープ装置。
  2. 【請求項2】上記複数個の光ヘッドは、上記シリンダ上
    をヘリカル状に走行するテープ状媒体に、信号の記録、
    再生もしくは消去を行うことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載した光テープ装置。
  3. 【請求項3】上記光ヘッドは、複数個の光スポットの1
    つで上記案内トラックをトラッキングしながら、他の光
    スポットで信号の記録再生もしくは消去を行うことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載した
    光テープ装置。
  4. 【請求項4】上記シリンダは、透明状のプラスチック樹
    脂またはガラスで構成されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項、第2項、第3項のいずれかに記載し
    た光テープ装置。
  5. 【請求項5】上記シリンダは、光ヘッドのスポットが光
    テープ上を走査するためのスリットが、一部に設けられ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2
    項、第3項のいずれかに記載した光テープ装置。
  6. 【請求項6】上記検出器が磁気センサまたは光の反射光
    を検出する光センサにより構成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載し
    た光テープ装置。
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