JP3271194B2 - 光磁気ディスクの初期化方法および光磁気ディスクの初期化装置 - Google Patents

光磁気ディスクの初期化方法および光磁気ディスクの初期化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録再生が可能な光磁
気ディスクに係り、特に、案内溝としてのウォブリング
グルーブおよびその光磁気ディスクの初期化方法並びに
光磁気ディスクの初期化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムなどに用いられる光磁
気ディスクでは、たとえばスパイラル状に案内溝として
のウォブリンググルーブが形成され、このウォブリング
グルーブに沿って情報の記録が行われる。一般には、こ
の情報記録領域を一定の長さを有する複数のセクタに区
切り、セクタ単位で外部装置との情報のやり取りが行わ
れる。この光磁気ディスク上の一つのセクタSCTは、
主として図5に示すように、製造時にウォブリンググル
ーブと同時に複数のいわゆるエンボスピットPTがプリ
フォーマットされたディスク上の位置を示すアドレス情
報領域ADRと、各種情報が記録されるデータ領域DT
Aとから構成される。データ領域DTAへの情報の記録
は、たとえば光学ヘッドにより光磁気ディスクの記録層
に一定の強度を有するレーザ光スポットを照射した状態
で、磁気ヘッドにより信号の「1」,「0」に応じて外
部磁界を反転させることにより行われる。また、所定ア
ドレスのセクタSCTのデータ領域DTAに光学ヘッド
によりレーザ光スポットを照射して、いわゆる記録ビッ
トの磁化方向を読み出すことにより記録情報の再生が行
われる。
【0003】光磁気ディスクのディスクフォーマットと
しては、記憶容量を大きく取り、目標アドレスへ所望の
情報を記録し、かつ信頼度高く再生するために種々のフ
ォーマットが提案されており、上述したセクタの配置法
としては、スピンドルモータの速度制御法と対応して、
CLV(Constant Linear Velocity:線速度一定) 方式や
CAV(Constant Angular Velocity: 角速度一定) 方式
などが提案されている。
【0004】CLV方式は、トラック半径に反比例した
回転速度になるようにスピンドルモータを制御し、記録
再生するトラックの線速度がディスク上のどこでも一定
になるようにするものである。このため、ディスクフォ
ーマットとしては、図6の(a) に示すように、スパイラ
ル状のトラック上へディスク内周側から外周側へ連続的
に一定長のセクタSCTCLV が複数構成される。このよ
うなディスクフォーマットにおいては、一定のクロック
に同期させてデータを記録することができ、また、記録
データを再生すると一定周波数のデータを再生すること
ができる。CLV方式では、ディスク上のどの位置で
も、たとえば記録レーザパワーなどの記録再生条件がほ
ぼ同じでよく、記憶容量を大きくできる。
【0005】CAV方式は、スピンドルモータの回転速
度と記録再生周波数を一定とするものである。このた
め、ディスクフォーマットは、図7の(a) に示すよう
に、ディスク全周を均等に複数の領域に分割し、この各
分割領域をセクタSCTCAV として割り当てて構成され
る。したがって、セクタ長は内周側が小さく、外周側が
大きくなる。CAV方式では、回路系が簡単で、スピン
ドルモータを小型にできるものの、トラック当たりの記
憶容量は、ディスク記録領域最内周の記録可能なマーク
数で決まるため、ディスク全体としての記憶容量が少な
くなる。
【0006】したがって、光磁気ディスクの記憶容量の
増大が要求されている今日では、CLV方式を採用し
て、記憶容量の増大を図ることが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CLV
方式では、全てのセクタSCTCLV が同一の長さに設定
されることから、図6の(b) に示すように、隣接するト
ラックTRn-1 ,TRn,TRn+1 のアドレス情報領域
ADRとデータ領域DTAとが重なる部分が生じるた
め、いわゆる磁気信号(MO信号)で記録されたデータ
領域DTAの記録情報の影響は受け難いものの、あるト
ラックのデータ領域DTAをアクセス中に隣接するトラ
ックのアドレス情報領域ADRにおけるエンボスピット
PTの影響を受け易く、これによりクロストークが発生
してしまう。このため、現状では、図7の(b) に示すよ
うに、隣接するトラック間でアドレス情報領域ADRが
所定方向に揃ったセクタ配置法を採用するCAV方式を
とらざるを得ない。したがって、現在の光磁気ディスク
のフォーマットでは、記憶容量の増大を図ることができ
ない。これを解消するために、CAV方式において、い
わゆるゾーニングする方法も考えられるが、この場合、
クロックが変化するため制御し難く、記録密度もCLV
方式には及ばない。
【0008】また、現在の光磁気ディスクは、製造時に
プリフォーマットし、セクタサイズがあらかじめ規定さ
れているため、ユーザのニーズに応えたセクタサイズを
設定することができず、使用範囲に制約を受けてしま
う。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、記憶容量の増大を図れ、また、
ユーザの仕様に応じたフォーマットが行える光磁気ディ
クの初期化方法並びに光磁気ディスクの初期化装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、光磁気ディスクの一波の長さがディス
ク全体で同一に設定されたウォブリンググルーブに照射
した光の回折光によりウォブリング周波数を検出し、こ
のウォブリング周波数が一定となるように光磁気ディス
クの回転制御を行い、かつ、検出したウォブリング周波
数からマスタークロック信号を生成し、マスタークロッ
ク信号に基づいて外部からの指定データを変調し、変調
データに基づいてセクタ割りを行い、かつ、各セクタに
アドレス情報を磁気信号により記録する光磁気ディスク
の初期化方法を提案する。
【0011】
【0012】また、本発明では、ウォブリンググルーブ
の一波の長さがディスク全体で同一に設定された光磁気
ディスク上にレーザ光を照射し、かつ、当該光磁気ディ
スクにおける回折光を検出する手段と、検出された回折
光に基づいてウォブリング周波数を検出する手段と、こ
の検出されたウォブリング周波数とあらかじめ設定した
基準周波数とを比較してウォブリング周波数が一定とな
るように光磁気ディスクの回転制御を行う手段と、検出
されたウォブリング周波数から、マスタークロック信号
を生成する手段と、マスタークロック信号に基づいて外
部からの指定データを変調する手段と、変調データに基
づいて光磁気ディスクのレーザ光照射領域に磁気信号を
書き込む手段とを有する光磁気ディスクに対する光磁気
ディスクの初期化装置を提案する。
【0013】
【作用】本発明の光磁気ディスクによれば、いわゆるC
DMOのウォブリンググルーブで使用されている、ウォ
ブリング周波数をさらにFM変調して時間およびアドレ
ス情報をあらかじめ書き込むようなことは行われない。
ウォブリングは、一定周波数で行われ、再生時にもこの
ウォブリング周波数が一定になるように線速一定制御
(CLV)される。
【0014】本発明の初期化方法によれば、光磁気ディ
スクのウォブリンググルーブに光が照射され、この照射
した光の回折光によりウォブリング周波数が検出され、
このウォブリング周波数が一定となるように光磁気ディ
スクの回転制御が行われる。この状態で、検出されたウ
ォブリング周波数からマスタークロック信号が生成さ
れ、マスタークロック信号に基づいて外部からの指定デ
ータの変調が行われる。この変調データに基づいて、た
とえばウォブリンググルーブの波数に基づいてセクタ割
りが行われ、かつ、各セクタにアドレス情報が磁気信号
により記録される。
【0015】本発明の光磁気ディスクの初期化装置によ
れば、回折光検出手段により光磁気ディスク上にレーザ
光が照射され、照射した光のウォブリンググルーブにお
ける回折光が検出され、検出結果がウォブリング周波数
検出手段に出力される。ウォブリング周波数検出手段で
は、入力した検出結果に基づいてウォブリング周波数が
検出され、この検出結果は、回転制御手段およびクロッ
ク生成手段に出力される。回転制御手段では、この検出
されたウォブリング周波数とあらかじめ設定した基準周
波数との比較が行われ、この比較結果に基づいてウォブ
リング周波数が一定となるように光磁気ディスクの回転
制御が行われる。一方、クロック信号生成手段では、入
力したウォブリング周波数からマスタークロック信号が
生成され、変調手段に出力される。変調手段では、マス
タークロック信号に基づいて外部からの指定データの変
調が行われ、磁気信号書き込み手段に出力され、この変
調データに基づいてディスクのレーザ光照射領域に磁気
信号が書き込まれる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明に係る光磁気ディスクの一実
施例を示す要部概要図である。図中、1は光磁気ディス
クで、内周側の所定の位置から外周側の所定の位置に亘
って、いわゆるウォブリンググルーブ11が案内溝と
してディスク製造時にスパイラル状にプリカッティング
されている。このウォブリンググルーブ11は、その
一波の長さWLが、ディスク全体で一定となるように形
成されている。具体的には、ウォブリンググルーブ1
1の一波の長さWLは、たとえば 56.84μmに設定され
る。
【0017】ウォブリンググルーブ11の形成並びに
光磁気ディスク1の製造は以下のようにして行われる。
すなわち、たとえば図2の(a) に示すように、フォトレ
ジスト12が塗布されたガラス円板13をCLV方式に
より線速一定に制御されるスピンドルモータMTにセッ
トし、この線速一定に回転されるガラス円板13上のフ
ォトレジスト12に対して、制御信号に基づいて回動さ
れるガルバノミラーMRで反射され、円板の径方向にウ
ォブリングされたレーザ光LOを照射させるこにより、
スパイラル状で、かつ、ウォブリングしたウォブリング
グルーブを露光させる。次に、このガラスマスターを現
像する。これにより、図2の(b) に示すように、フォト
レジスト12にウォブリンググルーブ11と対応する
凹部が形成される。次いで、図2の(c) に示すように、
フォトレジスト12上にアルミニウム14を蒸着し、さ
らに図2の(d)に示すように、ニッケルメッキ15を施
し、このニッケルメッキ15を剥がすことにより、図2
の(e) に示すように、メタルマスターを作製する。この
メタルマスターからスタンパを作製し、スタンパによる
インジェクションモールド、記録層形成および保護膜付
加の工程を経て、図2の(f) に示すように、光磁気ディ
スク1が製造される。
【0018】このように製造された光磁気ディスク1
は、たとえばポリカーボネート基板16、記録層17お
よび透明保護膜18を有し、記録層17にウォブリング
グルーブ11が形成されている。ウォブリンググルー
ブ11は、U溝またはV溝に形成される。また、記録
層17は、たとえばTbFeCoなどの材料から構成さ
れる。
【0019】本光磁気ディスク1に対しては、いわゆる
CDMOのウォブリンググルーブで使用されているよう
なATIP(Accurate Time In Phase)、具体的には、ウ
ォブリング周波数をさらにFM変調して時間およびアド
レス情報をあらかじめ書き込むことは行われない。すな
わち、ウォブリングは、一定周波数、たとえば線速が
1.2mの場合、22.05kHzの単一キャリアで行われ、再
生時にもこのウォブリング周波数が一定になるように線
速一定制御(CLV)される。
【0020】以上のように構成された光磁気ディスク1
は、CLV制御は可能であるが、いわゆるデータストレ
ージのためのセクタ割りされたセクタアドレス情報など
は含まれていないので、ユーザの光磁気記録装置で光磁
気ディスク1のフォーマティングが行われ、セクタ割
り、セクタアドレス情報は、いわゆるMO信号でユーザ
により任意に書き込まれる。
【0021】図3は、光磁気ディスク1のフォーマティ
ングが可能な光磁気記録装置の一実施例を示す構成図で
ある。図3において、1は光磁気ディスク、2はスピン
ドルモータ、3はいわゆるプッシュプル方式を採用した
光ヘッド(光ピックアップ)、4は磁気ヘッド、5はス
ピンドルモータ駆動回路、6は光ヘッド3に配置された
図示しない半導体レーザ(LD)の駆動制御を行うLD
駆動回路、7はヘッドアンプ、8は磁気ヘッド駆動回
路、9は位相比較回路、10はPLL回路、11は変調
回路、12はホストコンピュータなどとのインタフェー
ス回路をそれぞれ示している。
【0022】光ヘッド3は、図示しないが主として、L
D駆動回路6の制御の下にレーザ光を出射するLDと、
LDによるレーザ光を平行光に変換するコリメータと、
コリメータの出射光は透過し、ディスクのウォブリング
グルーブ11で反射回折された光をコリメータの出射
光の入射方向とは直交する方向に反射するビームスプリ
ッタと、ビームスプリッタの透過光を集光し光スポット
として光磁気ディスク1の記録面上に照射する対物レン
ズと、対物レンズ用アクチュエータと、ビームスプリッ
タの反射回折光を集光する集光レンズと、トラックの中
心に対して対称に配置された2分割−光検出器とを有し
ている。すなわち、光ヘッドは、プッシュプル法を採用
している。
【0023】磁気ヘッド4は、磁気ヘッド駆動回路8に
より駆動電流が制御され、光ヘッド3によるレーザ光の
照射領域に対して所定の磁界を印加する。このとき、信
号の「1」,「0」に応じて磁界の印加方向を反転させ
る。
【0024】スピンドルモータ駆動回路5は、位相比較
回路9の比較結果に応じて、スピンドルモータ2の回転
をCLV(線速一定)制御する。
【0025】LD駆動回路6は、変調回路11で変調さ
れた書き込みデータWDに応じて光ヘッド3におけるL
Dの駆動制御を行う。
【0026】ヘッドアンプ7は、光ヘッド3の図示しな
い2分割−光検出器の出力信号から再生信号RDを得る
とともに、いわゆる光磁気ディスク1のウォブリンググ
ルーブ11のウォブリング周波数を検波しプッシュプ
ル信号PPSを生成する。
【0027】磁気ヘッド駆動回路8は、変調回路11で
変調された書き込みデータWDに応じて、磁気ヘッド4
の駆動電流を制御する。
【0028】位相比較回路9は、ヘッドアンプ7で生成
されたプッシュプル信号PPSとあらかじめ設定した基
準周波数 Refとの位相の比較を行い、その結果をスピン
ドルモータ駆動回路5に出力する。以上のヘッドアンプ
7、位相比較回路9、スピンドルモータ駆動回路5およ
びスピンドルモータ2によりCLV制御の閉ループが構
成されるが、たとえば基準周波数 Refを22.05kHzに設定
すると線速は一定の1.2m/sに制御され、基準周波
数 Refを88.2kHz に設定すると線速は一定の4.8m/
sに制御される。
【0029】PLL回路10は、プッシュプル信号PP
Sを入力し、ウォブリング周波数を196倍してマスタ
ークロック信号MCLKを生成し、変調回路11に出力
する。たとえば周波数88.2kHz を196倍することによ
り17.3MHz のマスタークロック信号MCLKを生成す
る。
【0030】変調回路11は、インタフェ−ス回路12
を介して入力したホスト装置からの書き込みデータをP
LL回路10で生成されたマスタークロック信号MCL
Kに基づいて、たとえばEFM(Eight to Fourteen Mod
ulation)変調を行い、書き込みデータWDとしてLD駆
動回路6および磁気ヘッド駆動回路8に出力する。
【0031】次に、上記装置を用いて図1の光磁気ディ
スクを初期化する場合の動作について説明する。まず、
アドレス情報などが記録されておらず、ウォブリンググ
ルーブ11のみがプリカッティングされた光磁気ディ
スク1がスピンドルモータ2のスピンドルにセットされ
る。ここでスピンドルモータ2が回転され、光ヘッド3
からレーザ光スポットが光磁気ディスク1上に照射され
る。当該装置は、光磁気ディスク1からの反射回折光に
基づいてトラッキングサーボ系によりウォブリングルー
ブ11にトラッキングをかける。
【0032】次に、上記したプッシュプル検波によりヘ
ッドアンプ7においてウォブリング周波数が検波され、
これに基づくプッシュプル信号PPSが位相比較回路9
およびPLL回路10に出力される。位相比較回路9で
は、ウォブリング周波数と基準周波数 Refとの位相比較
が行われ、この比較結果に応じてスピンドルモータ駆動
回路5によりスピンドルモータ2が線速一定で回転する
ようにCLV回転制御が行われる。
【0033】PLL回路10では、フォーマッティング
に必要なマスタークロック信号MCLKの生成が行わ
れ、変調回路11に出力される。このときホスト側から
初期化指定データが送られ、この初期化指定データは、
インタフェース回路12を介して変調回路11に入力さ
れる。
【0034】変調回路11では、たとえば入力データに
対してEFM変調などの処理が施されて書き込みデータ
WDが生成され、LD駆動回路6および磁気ヘッド駆動
回路8に出力される。これにより、初期化指定データに
基づいて、セクタ割りが行われるとともに、各セクタの
先頭部分にはセクタアドレス情報がMO信号で記録さ
れ、これが光磁気ディスク1のユーザ使用可能領域の全
体に亘って行われる。
【0035】図4は、光磁気ディスク1の一フォーマッ
ト例を示している。この例は、セクタを2048バイト
(あるいは2352バイト)と規定してフォーマットし
た場合の例を示している。この場合、図4に示すよう
に、ウォブリング294波ごとに正確にセクタ割りし、
各セクタSCTの最初の3波(1764マスタークロッ
ク)内にセクタアドレス、リファレンス、コントロール
の各種情報がMO信号で書き込まれる。
【0036】このようにしてフォーマットされた光磁気
ディスク1は、MO信号で書き込まれたアドレス情報領
域ADRにおけるアドレス情報によってシーク、アクセ
スされ、データ領域DTAに対してのみ、データの書き
込み、書き替えあるいは消去が行われる。
【0037】以上説明したように、本実施例によれば、
光磁気ディスク1は、製造時にウォブリング周波数がデ
ィスク全体で一定に設定されたウォブリンググルーブ1
1のみ形成され、アドレス情報などは、ユーザにより
MO信号で任意に記録できるため、図6の(a) に示すよ
うに、全てのセクタSCTCLV が同一の長さに設定さ
れ、図6の(b) に示すように、隣接するトラックTR
n-1 ,TRn ,TRn+1 のアドレス情報領域ADRとデ
ータ領域DTAとが重なる部分が生じるCLV方式を採
用したとしても従来のようにエンボスピットがないた
め、隣接するトラックのアドレス情報領域ADRの影響
をほとんど受けることがなく、クロストークの発生を防
止することができる。したがって、本光磁気ディスクで
は、記憶容量の増大を図ることができる。
【0038】また、本光磁気ディスクは、製造時にはウ
ォブリンググルーブ11のみをプリカッテイングし、
セクタサイズがあらかじめ規定されていないため、ユー
ザのニーズに応えたセクタサイズを任意に設定すること
ができ、適用範囲の広い光磁気ディスクを実現できる。
【0039】上述した説明では、セクタを2Kバイトと
してフォーマットした例を示したが、これに限定される
ものではなく、512バイト、1K(1024バイト)
あるいはオーディオビデオのいわゆるたれ流しデータ用
にユーザの仕様に応じて任意に設定できることはいうま
でもない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造時にウォブンリンブ周波数がディスク全体で一定に
設定されたウォブリンググルーブのみ形成され、アドレ
ス情報などは、ユーザによりMO信号で任意に記録でき
るため、全てのセクタが同一の長さに設定され、隣接す
るトラックのアドレス情報領域とデータ領域とが重なる
部分が生じるCLV方式を採用したとしても、従来のよ
うにエンボスピットがないため隣接するトラックのアド
レス情報領域の影響をほとんど受けることがなく、クロ
ストークの発生を防止することができる。したがって、
本光磁気ディスクによれば、記憶容量の増大を図ること
ができる。
【0041】また、製造時にはウォブリンググルーブの
みをプリカッテイングし、セクタサイズがあらかじめ規
定されていないため、ユーザのニーズに応えたセクタサ
イズを任意に設定することができ、適用範囲の広い光磁
気ディスクを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスクの一実施例を示す
要部概要図である。
【図2】本発明に係るウォブリンググルーブの形成並び
に光磁気ディスクの製造方法の説明図である。
【図3】図1の光磁気ディスクのフォーマティングが可
能な光磁気記録装置の一実施例を示す構成図である。
【図4】本発明に係る光磁気ディスクのフォーマット例
を示す図である。
【図5】従来のセクタフォーマットの説明図である。
【図6】CLV方式の説明図である。
【図7】CAV方式に説明図である。
【符号の説明】
1…光磁気ディスク 11…ウォブリンググルーブ 2…スピンドルモータ 3…光ヘッド 4…磁気ヘッド 5…スピンドルモータ駆動回路 6…LD駆動回路 7…ヘッドアンプ 8…磁気ヘッド駆動回路 9…位相比較回路 10…PLL回路 11…変調回路 12…インタフェース回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクの一波の長さがディスク
    全体で同一に設定されたウォブリンググルーブに照射し
    た光の回折光によりウォブリング周波数を検出し、 このウォブリング周波数が一定となるように光磁気ディ
    スクの回転制御を行い、 かつ、検出したウォブリング周波数からマスタークロッ
    ク信号を生成し、 マスタークロック信号に基づいて外部からの指定データ
    を変調し、 変調データに基づいてセクタ割りを行い、かつ、各セク
    タにアドレス情報を磁気信号により記録することを特徴
    とする光磁気ディスクの初期化方法。
  2. 【請求項2】 ウォブリンググルーブの一波の長さがデ
    ィスク全体で同一に設定された光磁気ディスク上にレー
    ザ光を照射し、かつ、当該光磁気ディスクにおける回折
    光を検出する手段と、 検出された回折光に基づいてウォブリング周波数を検出
    する手段と、 この検出されたウォブリング周波数とあらかじめ設定し
    た基準周波数とを比較してウォブリング周波数が一定と
    なるように光磁気ディスクの回転制御を行う手段と、 検出されたウォブリング周波数から、マスタークロック
    信号を生成する手段と、 マスタークロック信号に基づいて外部からの指定データ
    を変調する手段と、 変調データに基づいて光磁気ディスクのレーザ光照射領
    域に磁気信号を書き込む手段とを有することを特徴とす
    る光磁気ディスクの初期化装置。
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