JPH03100522A - 強誘電性液晶素子 - Google Patents

強誘電性液晶素子

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JPH03100522A
JPH03100522A JP23803789A JP23803789A JPH03100522A JP H03100522 A JPH03100522 A JP H03100522A JP 23803789 A JP23803789 A JP 23803789A JP 23803789 A JP23803789 A JP 23803789A JP H03100522 A JPH03100522 A JP H03100522A
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JP
Japan
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liquid crystal
ferroelectric liquid
orientation control
layers
orientation
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JP23803789A
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Masanobu Asaoka
正信 朝岡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明はカイラルスメクチック液晶を用いた液晶素子、
特にマルチプレクシフグ駆動時のスイッチング不良、残
像に対して改善した強誘電性液晶素子に関するものであ
る。
〔従来技術〕
液晶分子の屈折率異方性を利用して偏光素子との組み合
わせにより透過光線を制御する型の表示素子がクラーク
(C1ark)及びラガーウオル(lagerwall
)により提案されている(米国特許第4367924号
明細書、米国特許第4639089号公報等)。この液
晶は、一般に特定の温度域において、カイラルスメクチ
ックC相(Sm*C)又はH相(Sm*H)を有し、こ
の状態において、加えられる電界に応答して第1の光学
的安定状態と第2の光学的安定状態のいずれかを取り、
且つ電界の印加のないときはその状態を維持する性質、
すなわち双安定性を有し、また電界の変化に対する応答
も速やかであり、高速ならびに記憶型の表示素子として
の広い利用が期待されている。
このような表示素子において、従来の一軸配向処理をし
た有機配向膜によって生じた強誘電性液晶の配向状態で
は、電極と液晶層の間に絶縁体としての有機配向膜の存
在によって第1の光学的安定状態より第2の光学的安定
状態へ反転させる為に外部より一方極性電圧を印加した
場合、この−刃径性電圧の印加解除後、強誘電液晶材料
の自発分極によって配向膜と液晶層との間に他方極性の
逆電界が誘起され、この逆電界V tevがデイスプレ
ィの際の第1の光学的安定状態から第2の光学的安定状
態への反転不良や光学応答の遅れ(残像)を惹き起こし
ている。上述の逆電界発生現象は、例えば吉田明雄著昭
和62年lO月「液晶討論会予稿集J P142〜14
3のrSSFLCのスイッチング特性」で明らかにされ
ている。この現象は表示素子の高速化に伴ない強誘電性
液晶材料の自発分極を大きくしていくとさらに顕著に現
われ、問題となっている。
この現象の対策として今までに配向制御膜層の厚みを小
さくして容量Cを大きくすることや、導電性カーボン、
金銀等の金属粒子、電荷移動錯体等の導電性材料を配向
制御膜中に含有させることが提案されている。しかし配
向制御膜層の厚みを小さ(することは、耐電圧性や、配
向性の面から限界がある。また導電性材料の混入も粒子
等の大きさによる凹凸は配向に対し好ましくなく、また
錯体などは接触する液晶層への混入が考えられ好ましく
ない。
〔発明の概要〕
従って本発明の目的は、前述の問題点を解決した強誘電
性液晶素子を提供すること、すなわち第1の光学的安定
状態から第2の光学的安定状態への反転が高速かつ良好
で光学応答の遅れ(残像)のない表示品位の高い画質を
もった強誘電性液晶表示素子を提供することにある。
本発明は、透明電極を設けた一対の基板間に強誘電性液
晶層を挾持してなる強誘電性液晶素子において、透明電
極上で強誘電性液晶層と接する層が一軸配向処理された
配向制御膜であり、その配向制御膜層がポリフッ化ビニ
ルからなり、鏡層の誘電率が8以上であることを特徴と
する強誘電性液晶素子である。
〔発明の態様の詳細な説明〕
第1図は本発明の強誘電性液晶セルの1例を模式%式% Tin  0xide)等の透明電極2a、  2bで
被覆された基板(ガラス基板)であり、その上に200
人〜1000人厚の絶縁膜3a、  3b (SiO2
膜、TiO2膜、Ta 20 B膜等)と50〜100
0人厚の配向制御膜4a、 4bが積層されている。こ
の際、平行かつ同一方向(第1図でAの方向)になるよ
うにラビング処理した配向制御膜4a、4bが配置され
ている。基板1a、lbの間には強誘電性液晶15が配
置され、基板1a、  lbとの間隔の距離は強誘電液
晶15のらせん配列構造の形成を抑制するのに十分小さ
い距離(例えば1μm〜5μm)に設定され、強誘電性
液晶15は双安定性配向状態を生じている。
上述の十分に小さな距離は、基板1a、lbとの間に配
置したビーズスペーサ6(シリカビーズ、アルミナビー
ズ)によって保持される。
次に逆電界V revによる光学応答の遅れ(残像)や
反転不良についてみてみる。液晶セルの配向制御膜層(
絶縁層)の容量をCい液晶層の容量をCLC及び液晶の
自発分極をPSとすると逆電界V reVは次の関係で
表わせる。
(ε:材料の誘電率、S:表示面積、d:膜厚)第2図
は液晶セル内の電荷の分布、Psの方向及び逆電界の方
向を模式的に示した図である。第2図(A)はパルス電
界印加前のメモリー状態におけるセル内での電荷の分布
状態を示しており、この時の自発分極Psの向きは、■
電荷からO電荷の方向である。第2図(B)はパルス電
界解除直後のセル内での電荷の分布状態を示している。
自発分極Psの向きが(A)の時の向きに対して逆向き
(従って液晶分子は一方の安定配向状態から他方の安定
状態へ反転している)であるが、■及びO電荷の分布状
態が(A)の時と同様である為、液晶内で逆電界V r
eVが矢印の方向に生じている。この逆電界V rev
はしばら(しだ後(C)に示すように消滅し、■及びe
電荷の分布状態が変化する。この時の消滅するまでの時
間が残像や反転不良の原因となっている。
そこで本発明では配向制御膜層に誘電率の高いポリフッ
化ビニルを用いることで配向制御膜層の容量Cを太き(
し、その結果逆電界v revの生じる大きさを小さ(
し、残像や反転不良の発生を抑えることができた。
以下、本発明を実施例に従って説明する。
〔実施例1〕 2枚の1.1mm厚のガラス板を用意し、それぞれのガ
ラス板上に酸化インジウム(ITO)膜のストライプ状
電極を形成した。
この基板上にポリフッ化ビニルの2%溶液(NMP)を
回転数300Orpmのスピナーで30秒間塗布し成膜
した。その後約1時間200℃の加熱処理を行なった。
この塗膜の膜厚は約200人であった。次にこの塗膜に
ラビング処理を施した。
この後、平均粒径約1.5μmのアルミナビーズを一方
のガラス基板上に塗布し、それぞれの基板のラビング処
理軸およびその方向が平行ラビングとなるように貼り合
わせてセルを作成した。
そのセル内にM e r k社製rZLI−4000J
 (商品名)を等吉相(Iso)下で真空注入してから
コレステリック相(ch)、スメクチックA相(SmA
)を通ってカイラルスメクチックC相(Sm*C)を生
じる25℃まで冷却して配向させた。以後の実験は25
℃で行なった。
尚、前述したrZLI−4000Jの相変化は下記の通
りである。
Cryst、−→Sm*C−+SmA  →Ch  −
→Is。
−20°C64℃    69°0   80℃〔実施
例2〕 注入する液晶をチック(株)社製rC8−1017J(
商品名)とする他は実施例1と同様な方法でセルを作成
した。尚rC3−1017Jの相変化は下記のとおりで
ある。
一20’C53,6°C63,2℃  67.2°CC
ryst、−+Sm*C−+SmA−Ch  −→Is
[比較例1〕 配向制御膜を5P−510(東し社製)1.5%溶液(
N M P / n−ブチルセロソルブ−2/l)を回
転数200Orpmのスピナーで20秒間塗布する以外
は実施例1と同様に行なった。
〔比較例2〕 配向制御膜5P−510の膜厚を50人とする他は比較
例1と同様に行なった。
セル厚についてはベレツク位相板(位相差による測定)
により測定した。
画質に関しては第3図に示す駆動方式を用いてマルチプ
レクシング駆動をした。
lフレームで明状態と暗状態が書き込める方式であり、
書き込みパルス幅ΔTに対してlライン走査期間3ΔT
を必要とする3ΔT駆動方式である。
(a)がn番目の走査線Snに印加される走査信号 (b)がある情報線■に印加される情報信号で、白→白
→白→白→黒→白→白→白の情報信号(c)が走査線S
nと情報線■との交差部に印加される合成波形である。
このようにして駆動した液晶素子を直交ニコル下で観察
を行なった。
以上の評価の結果を表1に示した。
表    1 以上の結果より配向制御膜に誘電率の高い高分子材料で
あるポリフッ化ビニルを用いることにより配向制御膜層
の容量が太き(なることで逆電界V revの発生を抑
え配向性を保持したままで残像を減らし良好な画質を得
られた。
〔発明の効果〕
本発明によれば残像や反転不良による画質劣化のない良
好な、表示品位の高い画面を形成することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の強誘電性液晶素子の断面を示す断面
図である。第2図は、液晶セル内の電荷の分布、P、の
方向及び逆電界方向を模式的に示した説明図である。第
3図は、本発明で用いた駆動波形図である。 l・・・ガラス 2・・・ITO膜 3・・・絶縁膜 4・・・配向膜 5・・・強誘電性液晶層 6・・・アルミナビーズ 7・・・偏光板 (A> (8) (C)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明電極を設けた一対の基板間に強誘電性液晶層
    を挾持してなる強誘電性液晶素子において、透明電極上
    で強誘電性液晶層と接する層が一軸配向処理された配向
    制御膜であり、該配向制御膜層がポリフッ化ビニルを有
    することを特徴とする強誘電性液晶素子。
  2. (2)前記配向制御膜層の誘電率が8以上であることを
    特徴とする請求項(1)の強誘電性液晶素子。
JP23803789A 1989-09-12 1989-09-12 強誘電性液晶素子 Pending JPH03100522A (ja)

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