JPH03100418A - 車両用現在位置検出装置 - Google Patents

車両用現在位置検出装置

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JPH03100418A
JPH03100418A JP23734089A JP23734089A JPH03100418A JP H03100418 A JPH03100418 A JP H03100418A JP 23734089 A JP23734089 A JP 23734089A JP 23734089 A JP23734089 A JP 23734089A JP H03100418 A JPH03100418 A JP H03100418A
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JP
Japan
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vehicle
sensor
information
map
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JP23734089A
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English (en)
Inventor
Tsuguo Sumizawa
紹男 住沢
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は方位センサや距離センサからのセンサ情報に基
づいて車両の現在位置を検出する車両用現在位置検出装
置に関し、特に算出される当該車両の現在位置に対する
信頼度をも考慮して適切に現在位置を検出するようにし
た車両用現在位置検出装置に関するものである。
(従来の技術) 近年においては方位センサからの方位情報及び距離セン
サからの距離情報とに基づいて車両の現在位置を算出す
ると共に、車両の走行軌跡及び車両の現在位置を地図上
に表示するようにした、いわゆるナビゲーションシステ
ムが種々開発されている。
特開昭60−48600号公報に示された従来装置は、
車両の角速度を検出する角速度センサと、車両の走行距
離を検出する走行距離計と、これらの角速度センサ及び
走行距離計からの各出力を入力して車両の位置情報を演
算する演算手段とを有し、記憶手段に記憶された地図上
の位置と演算手段により演算された位置情報とを比較し
、この位置情報のずれを補正するようにしている。
また、特開昭60−44821号公報に示された従来装
置は、地図上に表示される移動体の走行軌跡が道路上か
ら外れたときその走行軌跡に沿う道路の探索をなしてそ
の探索された道路のデータを抽出する。この抽出された
各道路のデータと走行軌跡のデータとを比較して双方の
類似性を判定し、最も類似性の高い道路を選択する。こ
の選択された道路上に走行軌跡が表示されるようにデー
タ修正を行なうようにしている。
更に特開昭58−129313号公報に示された従来装
置は、地図の画像情報のデータと車両の走行位置のデー
タを比較判定し、表示装置の画面上にて地図の道路と走
行位置の表示が一致するように修正する。
(発明が解決しようとする課題) 以上の如〈従来装置では、地磁気センサキやジャイロセ
ンサ等のセンサ情報に基づいて所定の走行距離毎に車両
の現在位置を算出すると、現在位置を中心にして所定範
囲の探索領域が設定され、この探索領域内に地図上の道
路である地図道路が存在するか否かを探索するようにし
ている。このように一定の広さの探索領域内に地図道路
が存在する場合には、車両の現在位置を地図上の道路へ
整合させるための、いわゆるマツプマツチングに係る処
理を実行するようにしている。
しかしながら地磁気センサは周囲の磁場の状態、すなわ
ち磁場環境に応じてその出力値が影響を受ける。例えば
車両が高架道路を走行したり、鉄道の踏切を通過する際
に磁気を帯びることがあり、このようないわゆる車体着
磁によって地磁気センサの出力値に誤差を生じる場合が
ある。
またジャイロセンサは長時間連続して使用するとドリフ
トを生じ、このドリフトによる誤差も連続使用時間に応
じて大きくなる。
以上の如く地磁気センサやジャイロセンサ等のセンサ情
報に誤差が生じている状態では算出される車両の現在位
置にも大きな誤差を生じる。このような場合には算出さ
れた車両の現在位置を中心とした一定の広さの探索領域
内に地図道路が存在しないことがあり、この結果マツプ
マツチングに係る処理を適切に行うことができなくなる
おそれが生じた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、算出された
当該車両の現在位置の信頼度が低い状態においても適切
にマツプマツチングに係る処理を行うことのできる車両
用現在位置検出装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明が提供する手段は第1
図に示すように方位情報を得るための方位センサ2と距
離情報を得るための距離センサ4を搭載して当該車両の
現在位置を算出する位置算出手段6と、この位置算出手
段6で算出された現在位置を中心とする所定の探索範囲
内における道路の存在を探索する探索手段8と、前記位
置算出手段6で算出される現在位置に係る信頼度を算出
する信頼度算出手段10と、この信頼度算出手段10で
算出される信頼度に応じて前記探索手段8における探索
範囲を変更する変更手段12とを有して構成した。
(作用) 本発明は位置算出手段6が方位センサ2からの方位情報
と距離センサ4からの距離情報とを入力すると、これら
のセンサ情報に基づいて車両の現在位置を算出する。車
両の現在位置が算出されると探索手段8が現在位置を中
心とする所定の探索範囲内に地図上における道路が存在
するか否かを探索する。また前記位置算出手段6で算出
された当該車両の現在位置に係る信頼度を算出するため
の信頼度算出手段10を有しており、この算出手段10
で算出された信頼度に対応して前記探索範囲を変更する
。これにより信頼度が低い場合、例えば方位情報に誤差
を生じて現在位置に誤差が含まれる場合においても確実
に地図情報を探索して適切なマツプマツチングに係る処
理を行うことができる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明に係る一実施例を説明する。
まず第2図及び第3図を参照して構成を説明する。
コントローラ1は車速センサ5、地磁気センサ7及びジ
ャイロセンサ9の各種センサと接続されている。
車速センサ5は例えば光電式、電磁式若しくは機械接点
式等のセンサからなり、車両が所定距離を走行する毎に
パルス信号を発生する。この車速センサ5は例えば車輪
の回転数と比例したパルス信号を出力するようになって
いる。地磁気センサ7は車両の絶対的な走行方位を検出
する。またジャイロセンサ9は車両の相対的な走行方位
を検出するためのセンサであり、車両の走行方位に応じ
てその方位若しくは方位の変化量に比例した信号を出力
する。
コントローラ1はCPU等の演算処理手段を有しており
、車速センサ5からのパルス信号を入力すると、この入
力したパルス信号のパルス数をカウントして車両の走行
距離を演算する。またコントローラ1は地磁気センサ7
及びジャイロセンサ9からの方位情報及び前述した走行
距離とに基づいてX方向とX方向で成る2次元座標上に
おける車両の現在位置を所定の走行距離毎に順次算出す
る。
CD−ROM13は都道府県基の情報及びこれらの都道
府県と対応する10万分の1の地図情報、2万5千分の
1の地図情報及び後で説明するマツプマツチング用の地
図情報等が予め設定されたフォーマットに従って記録さ
れている。
CRT15はコントローラ1によって算出された車両の
現在位置を地図情報と共に表示する。
操作部11は複数の操作スイッチを有している。
具体的に説明すると拡大スイッチllaはCRT15に
表示された地図情報を拡大するためのスイッチであり、
例えばCRT13へ10万分の1の地図情報が表示され
ているときに拡大スイッチ11aが操作されると2万5
千分の1の地図情報が表示されるようになっている。
縮小スイッチllbはCRT13に表示された地図情報
を縮小するためのスイッチであり、例えば前記拡大スイ
ッチ11aによって2万5千分の1に拡大された地図情
報がCRT13へ表示されているときに、縮小スイッチ
11bが操作されると10万分の1の地図情報がCRT
13へ表示されるようになっている。
回転スイッチ11CはCRT13へ表示された表示内容
を回転させるためのスイッチである。
セットスイッチlidは車両の現在位置等の入力設定の
終了を示すためのスイッチである。
現在位置入力スイッチlieは地図上における車両の現
在位置を入力するためのスイッチである。
スイッチllfはCRT13に表示された地図情報を下
側へスクロールさせると共に表示されるカーソルを上側
に移動するためのスイッチである。
スイッチ11gはCRT13に表示された地図情報を上
側へスクロールさせると共に表示されるカーソルを下側
に移動するためのスイッチである。
スイッチllhはCRT13に表示された地図情報を左
側へスクロールさせると共に表示されるカーソルを右側
に移動するためのスイッチである。
またスイッチlliはCRT13に表示された地図情報
を右側へスクロールさせると共に表示されるカーソルを
左側に移動するためのスイッチである。
ブザー17は操作部15の操作状態が適切でない場合に
警告を発すると共に各種処理の終了を報知するためのも
のである。
次に第3図を参照してコントローラ1の内部構成を説明
する。
CPU21はパスラインBLIを介して割込みコントロ
ーラ23、A/D変換器26、オンオフ(ONloFF
)入力制御回路27、DMAコントローラ29、RGB
インタフェース回路31及びオンオフ(ONloFF)
出力制御回路33のそれぞれと接続されている。
割込みコントローラ23は車速センサ5と接続されてお
り、車速センサ5からの情報をCPU21へ出力する。
またA/D変換器25は3チャンネル方式の変換器であ
り、地磁気センサ7からのX方向の方位情報とX方向の
方位情報と、ジャイロセンサ9からの方位情報との3種
類の方位情報を人力し、それぞれのアナログ量でなる方
位情報をデジタル信号に変換して出力する。オンオフ入
力制御回路27は操作部11と接続されており、操作部
11の操作に係る情報をCPU21へ出力する。DMA
コントローラ29はCD−ROMl3と接続されており
、CD−ROMI 3に記憶された情報の入出力制御を
実行する。RGBインタフェース回路31はCRT15
と接続されており、CRT15のカラー表示に関する制
御を実行する。
またオンオフ出力制御回路33はブザー17と接続され
ており、ブザー17の鳴動に関する制御を実行する。
またCPU21はパスラインBL2を介してROM35
、RAM37、E2 PROM39及びタイマ41のそ
れぞれと接続されている。
ROM35には車両の現在位置を算出するための算出プ
ログラム等の種々の制御プログラムを格納している。R
AM37は車両の現在位置を算出する際に方位情報若し
くは距離情報等を一時的に格納する。E2 PROM3
9は電気的に書込み及び消去が可能なメモリであって電
源供給が断たれた状態であっても車両の現在位置等の情
報を確実に記憶して保持する。タイマ41は時間情報を
CPU21へ出力する。
次に第4図を参照して全体的な動作を説明する。
ステップS1では現在位置が入力設定されているかどう
かを判別する。本装置は正確に入力設定された初期値を
基準としてその後の現在位置を順次算出する、いわゆる
自立航法を用いるナビゲーションシステムであり、初期
値としての現在位置が入力設定されている場合にはステ
ップS3へ進み入力設定された現在位置近辺の地図情報
がCRT15の表示画面上に存在するかどうかを判別す
る。ステップS3においてCRT15の表示画面上に付
近の地図情報が存在しない場合にはステップS5へ進み
対応する地図情報をCD−ROMl3から読出す。
またステップS1において現在位置が入力設定されてい
ない場合にはステップS7へ進み現在位置を入力設定す
る旨の要求情報をCRT15の表示画面上へ表示させる
次に第5図を参照してステップS7における現在位置の
人力設定に係る処理を詳細に説明する。
ステップ5101ではCD−ROM13から地方基及び
都道府県名を読込む。
続いてステップ8103では第6図に示すように読取っ
た地方基をCRT15へ表示する。
このとき操作部11を操作してCRT15の表示画面上
へ表示されたカーソル(図示せず)を移動させることに
より所望の地方基を選択する。続いてステップ5105
では地方基の入力が完了したかどうか、即ちカーソルに
よって所望の地方基が選択された後にセットスイッチl
idが操作されたかどうかを判別しており、地方基の入
力設定が完了した場合にはステップ3107へ進む。
ステップ5107では前述したステップ5105におい
て選択された地方基と対応する都道府県名をCRT15
へ表示する。例えばステップ5105において地方基と
して「関西」が選択された場合には第7図に示すように
「関西」に存在する都道府県名が表示される。
続いてステップ5109では所望の都道府県名の人力設
定が完了したかどうかを判別しており、前述した如く操
作部11を操作してCRT 15の表示画面上へ表示さ
れたカーソルを移動させることにより所望の都道府県名
を選択した後にセットスイッチlidが操作されると、
ステップ5l11へ進む。
ステップ5111では前述したステップ5IO9におい
て入力設定された都道府県名と対応する10万分の1の
地図情報をCD−ROM13から読取ると共に、この読
取った地図情報を第8図に示す如<CRT15の表示画
面上へ表示させる。
ここで操作部11のスイッチllf、l1g。
11h、lliを操作することによりCRT15の表示
画面上に表示された地図情報をスクロールさせることが
できる。これにより現在位置を含む地図情報がCRT1
5の表示画面上へ表示されると、操作部11を操作して
CRT15の表示画面上に表示された例えば十字形状の
カーソルの交点を地図上における現在位置に合致させる
この後セットスイッチlidを操作することにより現在
位置の入力設定が完了したことを判別してステップ81
13からステップ5115へ進む。
ステップ5115では更に詳細な地図情報である2万5
千分の1の地図情報をCD−ROMI 3から読取って
CRT15へ表示させる。
ステップ5117では前述したステップ5l13と同様
に現在位置の入力設定が完了したかどうかを判別してお
り、操作部11を操作してCRT15の表示画面上に表
示された十字形状のカーソルを移動させることにより十
字形状のカーソルの交点を現在位置に合致させると共に
、セットスイッチlidが操作されるとステップ511
7からステップ5119へ進む。
ステップ5119では2万5千分の1の地図上における
車両の現在位置の座標を計算する。
再び第4図を参照するにステップS7における現在位置
の入力設定が終了するとステップS9へ進む。
ステップS9では入力設定された車両の現在位置を中心
にして地図表示を行なう。
続いてステップSllでは第8図に示す如くCRT15
の表示画面上に表示された地図上へ北の方向を示す化マ
ーク51及び地図上の距離を示す距離表示マーク53を
表示する。
続いてステップS13では車速センサ5、地磁気センサ
7及びジャイロセンサ9からのそれぞれのセンサ情報を
読取る。
ステップS15では所定距離を走行したかどうかを判別
しており、所定距離を走行していない場合には再びステ
ップ313へ戻り各種センサ情報を読取る。例えば車両
が一時停止した待機状態においてはジャイロセンサ9の
ドリフト量が大きいのでジャイロセンサ9の0点補正を
実行する。
ステップS15において所定距離を走行した場合にはス
テップS17へ進み地磁気センサ7及びジャイロセンサ
9からの双方のセンサ情報に基づいていわゆるハイブリ
ッドロジックによる方位推定を実行する。
即ち方位計測を行なうに際して地磁気センサ7のみを用
いた場合は郊外においてはほぼ正確な方位を示すが、市
街地のビル街や高架道路の近傍を走行する場合には建造
物の鉄筋等により磁場が曲げられてしまい正確な方位測
定を行なうことができない。またジャイロセンサ9のみ
を用いる場合にはこのジャイロセンサ9の出力値を積分
して方位を算出しているので長時間連続して使用してい
ると誤差も積算されてしまい正確な値が求められなくな
ってしまう。従って地磁気センサ7とジャイロセンサ9
との長所を組合せて正確な方位を推定するようにしてい
る。このように地磁気センサ7とジャイロセンサ9との
双方のセンサ情報に基づいて正確な方位を推定する方法
をハイブリッドロジックによる方位推定と称する。
次に第9図を参照してこのハイブリッドロジックによる
方位推定に係る処理を詳細に説明する。
ステップ5201では時刻iにおけるジャイロセンサ9
からの出力値をGiとすると、この出力値Giは方位の
時間微分即ち角速度であるから時刻iにおける地磁気セ
ンサ7からの出力値Miは次の第1式の如く示される。
M+ −θ+−+ 十G+△t     ・・・・・・
(1)但しθ、−1は時刻(i−1)における推定方位
であり、△tは時刻(i−1)から時刻iまでの時間で
ある。
ここで地磁気センサ7及びジャイロセンサ9がらの出力
値が共に正確である場合には前述した第1式に示す関係
が成立するのでステップ5201からステップ5207
へ進む。ステップ5207では地磁気センサ7からの出
力値Miを時刻iにおける推定方位θiとして設定する
ステップ5201において次の第2式に示す如く地磁気
センサ7からの出力値Miの値が(θ+−++G+△t
)と異なる場合には地磁気センサ7若しくはジャイロセ
ンサ9からの出力値に誤差が生じていると判断してステ
ップ3203へ進む。
M、〜θ1−+ + G +△t      199.
、(2)ステップ8203ではジャイロセンサ9を長時
間例えば10分以上連続して使用しているかどうかを判
別しており、ジャイロセンサ9の使用時間が短時間であ
る場合、即ち連続して10分間以下の使用状態である場
合にはジャイロセンサ9からの出力値Giが正確な値で
あることを判定してステップ5211へ進む。
ステップ5211では次の第3式に示す如くジャイロセ
ンサ9からの出力値Gtの値に基づいて時刻iにおける
推定方位θiを算出する。
θ1−〇−1 + G I△t     ・・・・・・
(3)ステップ5203においてジャイロセンサ9の連
続使用時間が10分を上回る場合にはステップ5205
へ進む。ステップ5205では地磁気センサ7からの出
力状態を判定する。
この地磁気センサ7からの出力状態を判定する方法とし
て、例えば予め基準となるデータをCD−ROMI 3
へ格納しておき、この基準のデータと比較する方法若し
くはジャイロセンサ9からの出力値と比較して地磁気セ
ンサ7からの出力状態を判定する方法等の適宜の方法が
存在する。
ここでは後者に示したジャイロセンサ9からの出力値と
比較して判定する方法を説明する。
第10図(A)に示すように地磁気センサ7からの出力
値に基づく方位と、ジャイロセンサ9からの出力値に基
づく方位との差即ち方位差が時間の経過と共に単調に増
加している場合には、ジャイロセンサ9のドリフトによ
る誤差が生じており、地磁気センサ7からの出力状態は
正常であると判定してステップ5209へ進み地磁気セ
ンサ9からの出力値Miを時刻iにおける推定方位θi
として設定する。
またステップ5205において第10図(B)に示すよ
うに双方のセンサからの出力値に基づく方位差の値が正
の値若しくは負の値に変動している場合には、地磁気セ
ンサ7及びジャイロセンサ9からの出力値に共に誤差が
生じていると判断してステップ5211へ進む。この場
合推定方位θiにも誤差が生じてしまうが、この誤差の
値は僅かな値であると考えられる。
続いてステップ8213では車両の走行距離斐を算出す
る。即ち第11図に示すように所定の走行距離毎に車速
センサ5からパルス信号である゛車速パルスが出力され
るので、この車速パルスが出力される毎に割込みを発生
してパルスカウンタが車速パルスをカウントアツプする
。このカウント数に基づいて車両の走行距離吏が算出さ
れるようになっている。
次にステップ5215ではステップ5207.5209
、又は5211において算出された推定方位θlの値と
、ステップ8213において算出された車両の走行距離
誌との値に基づいて車両の現在位置(XiSYi)を次
の第4式に示す如く更新する。
次にステップ5217ではパルスカウンタのカウント値
をクリアして次回の走行距離誌の算出に備える。
再び第4図を参照するにステップS19では現在位置付
近のマツプマツチング用の地図がメモリすなわちCD−
ROMI 3に存在するかどうかを判別しており、存在
しない場合にはステ、ツブS21へ進みCD−ROMI
 3からマツプマツチング用の地図を読取る。
このマツプマツチング用の地図としては例えば第12図
に示すように2次メツシュ単位により道路の線分を示す
リンクデータが格納されている。
即ち複数のリンクRI R2、R3・・・・・・・・・
のそれぞれの始点及び終点を示す各ノードの座標が記録
されると共に、それぞれのリンクには道路区分等を示す
属性データが付加されている。
次にステップ823におけるマツプマツチングに関する
制御処理を第13図を参照して詳細に説明する。
ステップ5301では走行距fltlE1ka++こ相
応するデータが収集されたかどうかを判別しており、収
集されたデータが1krR未満である場合にはステップ
8303へ進み位置データ(XiSYi)(i−1,2
,3・・・・・・・・・)即ちステップ5215におい
て算出した現在位置に関するデータを順次記憶する。こ
のとき記憶される位置データには順次番号が付加されて
次系列に記憶される。
続いてステップ5305では車両の走行距離を積算して
順次これを記憶する。
ステップ5301において走行距離1 kmiこ相応す
るデータが収集されると、ステップ8306へ進み探索
範囲の設定に係る処理を実行する。
次に第14図を参照して第13図に示したステップ53
06における探索範囲の設定に係る処理を説明する。
ステップ5351ではマツプマツチングに係る処理中で
あるか否かを判断しており、処理中である場合はステッ
プ8353へ進み、探索範囲を通常の広さ、例えば算出
された車両の現在位置を中心とする半径200mの円形
状の探索領域を設定する。
また、ステップ5351においてマツプマツチングに係
る処理中でないことを判断した場合はステップ5355
へ進み、悪い磁場環境を通過した距離りを求める。次に
ステップ5357ではジャイロセンサ9を連続的に使用
した時間Hを求める。
続いてステップ8359では次の第9式によりセンサ情
報の信頼度Sを算出する。
S−λIL+λ2H・・・・・・(9)但し、λ1.λ
2は係数である。
以上の如くセンサ情報の信頼度Sが算出されると、ステ
ップ5361ではこの信頼度Sの値に応じて探索範囲を
設定する。例えば信頼度Sの値が予め設定した所定値以
下のときは探索範囲を広く設定する。このように探索範
囲が広く設定されると次のマツプマツチングに係る処理
において地図上の道路を確実に探索することができる。
再び第13図を参照するに、ステップ8306からステ
ップ5307へ進み第15図(A)に示すように最初の
データD1を中心とする半径200m以内に存在するノ
ードを探索する。
続いてステップ5309では半径200mの範囲内にノ
ードが存在するか否かを判断しており、ノードが存在し
ない場合にはその近傍に該当する道路が存在しないと判
断してステップ5311へ進みパルスカウンタのカウン
ト数をクリアして新たにデータの収集を実行する。
ステップ5309において例えば第15図(A)に示す
ようにデータD1を中心とする半径200mの領域AR
I内にノードに1、k2、k3、k4が存在する場合に
はステップ5313へ進む。
ステップ8313ではデータD・1とD2とを結ぶ線分
とのなる角度が±10°以内となるようなリンクを選定
する。この角度10″の値は例えばセンサの精度等によ
って適宜な値に設定される。
ここで第15図(B)に示すようにノードに4とノード
に2とを結ぶ線分即ちリンクR42が存在する場合には
ステップ5315を介してステップ5317へ進む。
ステップ5317では次のデータD2を中心にして半径
200m以内の領域AR2に存在するノードを探索する
第16図に示す如く領域AR2にはノードに2、k3、
k5、k6の4つのノードが存在するのでステップ53
19を介してステップ5321へ進む。
ステップ5321では探索された4つのノードに2、k
3、k5、及びに6の中から先に得られたリンクと接続
するリンクのノード若しくは前回と同一のノードが存在
するかどうかを判別しており、第16図に示す例ではノ
ードに2、k3及びに5の3つのノードが存在するので
ステップ8323に進みこれらのノードに2、k3、k
5及び該当するリンクR25、R23を順次記憶する。
続いてステップ5325では最終地点であるかどうかを
判別しており、最終地点でない場合には再びステップ5
317へ進む。以下同様にステップ5317からステッ
プ8323までの一連の処理を実行することにより車両
が実際に走行していると思われる地図上の候補道路を抽
出する。
即ち第17図に示す如くデータD1、D2・・・・・・
・・・のそれぞれと対応するノードを順次探索すること
によりノードに2からノードに3へ向うリンクR23は
候補道路から除外される。
このようにして候補道路が抽出されると、ステップ53
27へ進み抽出された候補道路と計測データであるデー
タDi  (i=1.2.3・・・・・・・・・)との
−政変Wを計算する。
次に第18図を参照して一致度Wの算出処理を詳細に説
明する。
ステップ5401ではデータDi (XiSYi)(i
−1・・・・・・・・・n)から各データ間を結ぶ線分
の方位Aθiを次の第5式により算出する。
Ylや、−Y。
Aθ、 −tan ” −−−(5) X++、−X+ 続いてステップ8403では候補道路上のi番目のノー
ド(a1%bl)とi+1番目のノード(al+1、b
1+2)とを結ぶリンクの方位Bθiを次の第6式によ
り算出する。
b  ++r    b Bθ+  −tan  −’  −−−(6)al+、
  −a 続いてステップ5405ではデータに基づく計測点とこ
れに対応するノードとの距離に関する一致度pと、方位
に関する一致度qと、方位変化に関する一致度rとを次
の第7式により算出する。
このように3種類の一致度pqrを採用する理由を説明
する。例えば距離に関する一致度pのみを採用した場合
には、第19図(A)に示すように計測データの軌跡D
Tが道路RTIの近傍に存在する場合には、実際には道
路RT2を走行しているにもかかわらず道路RTIを候
補道路として選択してしまう場合が生じる。
また方位に関する一致度qのみを採用した場合には第1
9図(B)に示すように実際には道路RT2を走行して
いるにもかかわらず、道路RTIと計測データの軌跡D
Tとの方位の差が小さい値である場合には道路RTIを
候補道路として選択してしまう場合が生じる。
また方位変化に関する一致度「のみを採用した場合には
第19図(C)に示すように実際には直線状の道路RT
Iを走行しているにもかかわらず、道路RT2の方位変
化が計測データの軌跡DTと近似している場合にはこの
道路RT2を候補道路として選択してしまう場合が生じ
る。
以上のごとく3種類の一致度pqrのうち何れか1つの
みを採用した場合には候補道路を誤って選択してしまう
場合が生じるので3種類の一致度pqrを採用して総合
的に且つ正確に候補道路を選択するようにしている。
次にステップ5407ではステップ5405において算
出した一致度pqrに対して重み係数σσ2、σ3を付
加して一致度Wjを次の第8式により算出する。
W j = 0 +  p+ (12Q + a 3 
 r    −−−−・−(8)次にステップ5409
では全ての候補道路に対して一致度の計算か終了したか
どうかを判別しており、終了していない場合には再びス
テップ8403に進み前述した処理を繰返して実行する
再び第13図を参照するに、ステップ5327において
一致度Wの算出処理が終了すると、ステップ5329へ
進み予め設定した所定値Woよりも小さな値となる一致
度Wjと対応する候補道路が存在するかどうかを判別す
る。このような候補道路が存在する場合にはステップ8
331へ進ミ該当する候補道路が複数存在するかどうか
を判別する。
ステップ8331において該当する候補道路が1つだけ
である場合にはこの該当する候補道路上を実際に走行し
ているものと判断してステップ8337へ進み現在位置
の修正を実行すると共に、パルスカウンタのカウント値
をクリアする。
ステップ8331において候補道路が複数存在する場合
にはステップ8333へ進み最初のデータD1が各候補
道路上の連続するリンク上に存在するかどうかを判別す
る。ステップ8333において連続するリンク上に最初
のデータD1が存在する場合にはステップ8335へ進
みこれらの中心のノードヘマッチングさせる。
またステップ5329において一致変Wjの値が所定値
Woを上回っている場合又はステップ8333において
データD1が連続するリンク上に存在しない場合はステ
ップ8339へ進み該当する道路が存在しないと判断し
て最初のデータを消去すると共に次のデータに基づいて
前述した処理を繰返して実行する。
再び第4図を参照するに、以上に説明したごとくステッ
プS23においてマツプマツチングに係る処理が終了す
ると、ステップS25へ進み現在位置がCRT15の表
示画面の中央部となるように表示内容をスクロールする
続いてステップS29では現在位置に関するデータをE
2 FROM39へ格納する。
ステップS31では操作部11が操作されたかどうかを
判別しており、操作部11が操作された場合にはステッ
プ533へ進みスイッチ操作に関する処理を実行する。
次に第20図を参照してステップ833におけるスイッ
チ操作に関する処理を説明する。
ステップ5501では拡大スイッチllaが操作された
かどうかを判別しており、拡大スイッチ11aが操作さ
れるとステップ8503へ進みCD−ROMI 3から
2万5千分の1の地図情報を読取る。続いてステップ5
505ではこの読取った2万5千分の1の地図情報をC
RT15の表示画面上へ表示する。
ステップ5501において拡大スイッチ11aが操作さ
れない場合にはステップ5507へ進み縮小スイッチl
lbが操作がされたがどうかを判別する。
ステップ5507において縮小スイッチ11bが操作さ
れた場合にはステップ5509へ進みCD−ROMI 
3から10万分の1の地図情報を読取る。続いてステッ
プ5511ではこの読取った10万分の1の地図情報を
CRT15の表示画面上へ表示する。
ステップ5507において縮小スイッチ1.1 bが操
作されていない場合にはステップ8513へ進み回転ス
イッチllcが操作されたかどうかを判別する。ステッ
プ8513において回転スイッチ11cが操作された場
合にはステップ5515へ進み例えば車両の進行方向が
CRT15の表示画面上における上方向となるように表
示内容である地図情報を回転する。
次にステップ8513において回転スイッチ11cが操
作されない場合にはステップ5517へ進み現在位置を
入力するためのスイッチ11eが操作されたかどうかを
判別する。スイッチ11eが操作された場合にはステッ
プ5517から第4図に示したステップS7へ戻り現在
位置の入力を要求する。これによりセンサの誤差等によ
り現在位置がずれてきた場合には手動操作によって修正
することができる。
次にステップ5517においてスイッチ11. eが操
作されない場合にはステップ5519へ進み無効なスイ
ッチが操作されたと判断してブザー17を鳴動して警告
を発する。
再び第4図を参照するに前述したごとくステップ533
におけるスイッチ操作に関する処理が終了すると再びス
テップS1へ戻り以下同様に現在位置の算出処理等を継
続して実行する。
以上の如く悪い磁場環境を通過した距離りと、ジャイロ
センサ9を連続的に使用した時間Hとに応じて信頼度S
を算出するように構成したので、信頼度Sを適切に算出
することができる。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、当該車両の現
在位置に係る情報の信頼度に応じて探索範囲を変更する
ように構成したので、センサ等に誤差を生じている場合
においても確実に地図道路を探索して適切なマツプマツ
チングに係る処理を行うことができ、信頼性が向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図、第2図は本発明に係る一実施
例を示したブロック図、第3図は第2図に示したコント
ローラの内部構成を示したプロッり図、第4図は第2図
の実施例の作用を示したフローチャート、第5図は第4
図に示した現在位置の入力要求に関する制御処理を示し
たフローチャート、第6図はCRTの表示画面上へ表示
される地方基の表示例を示した説明図、第7図はCRT
の表示画面上へ表示される都道府県名の表示例を示した
説明図、第8図はCRTの表示画面上へ表示される地図
情報の一例を示した説明図、第9図はハイブリッドロジ
ックによる方位推定処理を示したフローチャート、第1
0図は地磁気センサとジャイロセンサからの双方のセン
サ情報に基づく方位差を示した特性図、第11図は車速
センサからの車速パルスとパルスカウンタからの出力信
号を示した信号波形図、第12図はCD−ROMへ記憶
されるそれぞれのリンクの始点及び終点のデータを示す
と共に、それぞれのリンクと対応する属性データを示し
た説明図、第13図はマツプマツチング処理を示したフ
ローチャート、第14図は探索範囲の設定に係る処理を
示したフローチャート、第15図及び第16図は第13
図におけるマツプマツチング処理を示した説明図、第1
7図はCD−ROMへ記憶される各種データと対応する
ノードを示した説明図、第18図は第13図における一
致度の算出処理を示したフローチャート、第19図は計
測データの軌跡及びその近傍に存在する地図上における
道路を示した説明図、第20図は第4図におけるスイッ
チ操作に関する処理を示したフローチャートである。 2・・・方位センサ 4・・・距離センサ 6・・・位置算出手段 8・・・探索手段 10・・・信頼度算出手段 12・・・変更手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 方位情報を得るための方位センサと距離情報を得るため
    の距離センサとを搭載して当該車両の現在位置を算出す
    る位置算出手段と、 この位置算出手段で算出された現在位置を中心とする所
    定の探索範囲内における道路の存在を探索する探索手段
    と、 前記位置算出手段で算出される現在位置に係る信頼度を
    算出する信頼度算出手段と、 この信頼度算出手段で算出される信頼度に応じて前記探
    索範囲を変更する変更手段と を有することを特徴とする車両用現在位置検出装置。
JP23734089A 1989-09-14 1989-09-14 車両用現在位置検出装置 Pending JPH03100418A (ja)

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