JPH029937Y2 - - Google Patents

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JPH029937Y2
JPH029937Y2 JP1982201740U JP20174082U JPH029937Y2 JP H029937 Y2 JPH029937 Y2 JP H029937Y2 JP 1982201740 U JP1982201740 U JP 1982201740U JP 20174082 U JP20174082 U JP 20174082U JP H029937 Y2 JPH029937 Y2 JP H029937Y2
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JP
Japan
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formwork
concrete
thickness
manufacturing
outer formwork
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JP1982201740U
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JPS59104705U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンクリート管又はコンクリートパイ
ルの製造用型枠に関するものである。
従来、コンクリート管又はコンクリートパイル
は遠心力成形によつて製造されている。この遠心
力成形による製造方法においては、型枠は二つ割
の型枠を用い、養生完了後、型枠インサーシヨン
部(割部)のボルト又は金具をはずした後、型枠
を二つ割にして製品を取り出すこととしている。
しかし、上記従来の型枠は、上記インサーシヨン
部からセメントスラリーが流出し、コンクリート
管等の品質が悪化するという欠点を有していた。
また、上記インサーシヨン部は、インサーシヨン
ボルト等の固定手段によつて固定していたが、固
定したり固定を解除するためには多くの労力を必
要とし省力化が望まれていた。
また、従来の型枠は、耐久性に劣つていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、遠
心力成形によるコンクリート管又はコンクリート
パイルの製造用型枠において、円筒状の外側型枠
と該外側型枠に嵌挿される内側型枠とを設け、上
記外側型枠の肉厚を上記内側型枠の取り出し口に
向けて長さに対応して暫減し、上記内側型枠の肉
厚を上記暫減する外側型枠の肉厚に対応して暫増
させるようにし、かつ、上記外側型枠の内周面お
よび上記内側型枠の外周面が連続する正円錐面を
構成することとしたコンクリート管又はコンクリ
ートパイルの製造用型枠を提供するものである。
以下に添付図面に示した実施例を参照して本考
案を説明する。第1図は本考案に係るコンクリー
ト管の製造用型枠の実施例を示し、1は外側型
枠、2は内側型枠である。外側型枠はフランジ部
3を有し、3つの型枠を縦方向に連結してなるも
のである。内側型枠2は縦方向のスリツト(図示
を省略する)を有し、一つ割の形状になつてい
る。4はコンクリート材料が供給される部分であ
り、5,5はエンドリングである。
上記外側型枠1の肉厚は、上記内側型枠2の取
り出し口側6の方向に向かつて薄くなるよう構成
されておりその勾配は1/10000〜5/10000程度であ る。一方、上記内側型枠2の肉厚も上記勾配に対
応して順次に厚くなるように構成されている。外
側型枠1の肉厚と内側型枠2の肉厚との和は一定
に保たれ、内側型枠2の内径Dは一定となる。
上記コンクリート管の製造用型枠を使用してコ
ンクリート管を製造する方法は次のとおりであ
る。まず外側型枠1の内面に滑材を塗布する。次
いで、内側型枠2の内面に離型剤を塗布し、外側
型枠1に内側型枠2を挿入する。4,4の部分に
鉄筋等を組込み、両端にエンドリング5,5を取
付け型組が完了する。
型組が完了した後に従来の製造方法と同じく、
生コンクリートをコンクリートポンプ又はスクリ
ユーコンベア等で型枠内に投入し、常法に従つて
遠心力にて締固め、蒸気養生を行なう。
蒸気養生を行なつた後に、エンドリング5,5
を取りはずし、外側型枠1より内側型枠2を油圧
等を利用して成形されたコンクリート管7を約
1m前後押出し、緩くなつた状態で第2図に示す
ようにウインチ8あるいは脱型機を用いてコンク
リート管7を引き抜く。この結果、第3図aの状
態から第3図bの状態となるが、内側型枠2はス
リツトが設けられており更に離型剤を使用してい
るため、スリツトが拡がり、内側型枠2よりコン
クリート管7が剥離する。必要があれば、さらに
油圧等を用い、コンクリート管7を引き抜き、脱
型が完了する(第3図c)。
なお、外側型枠1と内側型枠2の肉厚に勾配を
設けてあるので、ウインチ7による引き出しは容
易である。
また、上記内側および外側型枠の正円錐状の接
触面同士が互いに全く干渉することなく、スムー
スな脱型が行われる。また、上記内側および外側
型枠の接触面が正円錐状の接触面の全面に亘つて
いるために、摩耗が少なく、これら型枠の繰り返
しの使用を行なうことができる。
上記のように本考案に係るコンクリート管又は
コンクリートパイルの製造用型枠は、インサーシ
ヨン部を有さず、セメントスラリーの流出を防げ
るので製品の品質が向上し、インサーシヨンボル
トによる固定作業も不要となり、さらに、脱型が
スムースとなり、型枠の繰り返し使用が可能とな
るなど、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコンクリート管又はコン
クリートパイルの製造用型枠の横断面図、第2図
はコンクリート管を引き出す状態を説明する概念
図、第3図a〜cはコンクリート管の脱型の順序
を説明する模式図である。 1……外側型枠、2……内側型枠、5……エン
ドリング、7……コンクリート管、8……ウイン
チ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遠心力成形によるコンクリート管又はコンクリ
    ートパイルの製造用型枠において、円筒状の外側
    型枠と該外側型枠に嵌挿される内側型枠とを設
    け、上記外側型枠の肉厚を上記内側型枠の取り出
    し口に向けて長さに対応して暫減し、上記内側型
    枠の肉厚を上記暫減する外側型枠の肉厚に対応し
    て暫増させるようにし、かつ、上記外側型枠の内
    周面および上記内側型枠の外周面が連続する正円
    錐面を構成することとしたことを特徴とするコン
    クリート管又はコンクリートパイルの製造用型
    枠。
JP20174082U 1982-12-29 1982-12-29 コンクリ−ト管又はコンクリ−トパイルの製造用型枠 Granted JPS59104705U (ja)

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JP20174082U JPS59104705U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 コンクリ−ト管又はコンクリ−トパイルの製造用型枠

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JP20174082U JPS59104705U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 コンクリ−ト管又はコンクリ−トパイルの製造用型枠

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Publication Number Publication Date
JPS59104705U JPS59104705U (ja) 1984-07-14
JPH029937Y2 true JPH029937Y2 (ja) 1990-03-13

Family

ID=30427228

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JP20174082U Granted JPS59104705U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 コンクリ−ト管又はコンクリ−トパイルの製造用型枠

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JP (1) JPS59104705U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS538694U (ja) * 1976-07-07 1978-01-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS538694U (ja) * 1976-07-07 1978-01-25

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JPS59104705U (ja) 1984-07-14

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