JPH0299202A - 形材圧延矯正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は形材の圧延と同時に、圧延された形材の反りを
修正することのできる、ステンレス鋼やチタン材などの
難加工性材料の、形材圧延矯正装置に関する。

［従来の技術］ 中小形の形材の圧延機には、通常圧延材の誘導装置が取
り付けられている。この誘導装置は、圧延材をロール孔
型に正確にかませるフユールング、ロールから放出され
た圧延材を正しく導き出すフンド、これらを確実に取り
付けるための棒状金具であるパルケン等からなる。

ロール出口側に取り付けられたフンドの目的は、圧延材
がロールに巻き付くのを防ぐとともに圧延材を矯正し次
の孔型へ確実に導くという重要な機能を果たすものであ
る。

しかしながら、ステンレス鋼やチタンなどの変形抵抗の
大きい素材を形材に圧延すると、圧延材の反りが大きく
、フンドだけではこの反りを矯正することが出来ない６
例えば、チタン製の山形材５０Ｘ５０Ｘ６Ｉを３パスで
ＩＩ正圧下ると、５酷の長さのもので、中心で９５〜１
６０ｉｏ１１１の反りを生ずる。そのため、圧延機にお
いて所望のパスを続けることが困難となる。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は変形抵抗の大きい素材の形材の仕上げ圧延機に
おける前記のごとき問題点に鑑みてなされたもので、仕
上げ圧延機における形材の反りを矯正機にかける前に圧
延と同時に矯正して、仕上げ圧延作業を支障なく行うこ
とができる形材圧延矯正装置を提供することを目的とす
る。

［課題を解決するための手段］ 発明者等は前記の問題点を解決するために鋭意研究を重
ね、圧延材が仕上圧延機のフンドから放出された直後に
、圧延材に矯正を行うことを着想しな。そして、仕上圧
延機のパスライン上に上下の位置調整が可能なピンチロ
ールを配置することによって本発明を完成した。

本発明の形材圧延矯正装置は、形材の圧延ロールの出口
側のパスライン上に配置され圧延ロールの孔型と同じ孔
型を有する一対のピンチロールと、前記ピンチロールを
上下に位Ｍ、調整する昇降装置とからなることを要旨と
する。

ピンチロールは圧延機のフンド等の誘導装置の直後の圧
延パスライン上に配置される。圧延ロールとピンチロー
ルの距離は、圧延材を２点で固定し圧延材の反りを矯正
できる適宜の距離が選ばれる。ピンチロールは圧延材を
ｉ＆後まで送り出すために、駆動装置を設けることが望
ましい。

［作用］ 圧延ロールで圧延された圧延材は誘導装置であるフンド
を通って放出されると、直ちに矯正装置のピンチロール
に噛み込まれる。これにより、圧延材は圧延ロールとピ
ンチロールの２点で固定される。圧延材が上反りしてい
る場合は、昇降装置によりピンチロールのパスラインを
圧延ロールのパスラインより下に調整し、逆に圧延材が
下反りしている場合は、ピンチロールのパスラインを圧
延ロールのパスラインより上に調整し、圧延材の反りを
矯正することができる。

［実施例］ 本発明の好適な実施例について以下図面に従って説明す
る。

第１図は本発明の一実施例の側面図である。圧延ローラ
１０の出口側には上フンド１２および下フンド１４が取
り付けられている。上ビンチロール１６および下ピンチ
ロール１８はそれぞれ軸受２０および２２によって圧延
ロールのパスラインＰ上に回転自在に軸支され、軸受２
０および２２はブラケット２４および２６を介してロー
ラスタンド２８に上下に摺動可能に取り付けられている
。

上ブラケット２４の上面にはローラスタンド２８の上部
に取り付けた上部の昇降装置であるシリンダ３０が接続
され、このシリンダ３０の作動によって、上ピンチロー
ル１６の位置が上下に調整できるようになっている。ま
た、下ブラケツト下面にはローラスタンド２８の下部に
取り付けた下部昇降装置３２が接続され、図示しないモ
ータの駆動により、下ピンチロール１８の位置が上下に
調整可能となっている。

第２図は山形材を圧延する場合の圧延ロールおよびピン
チロールの孔型を示す側面図であるが、圧延ロール１０
の孔型とピンチロール１６および１８の孔型は全く同じ
である。

以上の構成からなる本実施例の作動について説明する。

圧延ロール１０で圧延された圧延材は、フンド１２およ
び１４の間を通って、上ビンチロール１６および下ピン
チロール１８にかみ込まれる。これにより、圧延材は圧
延ロール１０およびピンチロール１６．１８の２点で固
定される。圧延材が上反りしている場合は、シリンダ３
０および下部昇降装置３２によりピンチロール１６およ
び１８のパスラインを圧延ロール１０のパスラインより
下に調整し、逆に圧延材が下反りしている場合は、ピン
チロール１６および１８のパスラインを圧延ロール１０
のパスラインより上に調整し、圧延材の反りを矯正する
ことができる。

本実施例装置を使用して、チタン材の５０×５０×６Ｉ
＊ｌｌ長さ５Ｉ１１の山形材を圧下量０．３１ａｍで３
バスを行ったところ、中央部での反りは５０〜１１００
１Ｉであって、ピンチローラ無しのフンドだけの従来の
同じ圧延材で長さ５ｍの反りが９５〜１６０餉鍮であっ
たのに比較し、著しく反りが矯正され、本発明の効果が
確認された。

［発明の効果］ 本発明の形材圧延矯正装置は、以上詳述したように、形
材の圧延ロールの出口側のパスライン上に配置され圧延
ロールの孔型と同じ孔型を有する一対のピンチロールと
、前記ピンチロールを上下に位置調整する昇降装置とか
らなることを特徴とするものであって、圧延材の反りに
応じてピンチロールの上下の位置の調整を行い、圧延ロ
ールから放出された圧延材を直ちに矯正装置のピンチロ
ールに噛み込ませ、これにより圧延材と圧延ロールとピ
ンチロールの２点で固定して、圧延材の反りを圧延と同
時に矯正することができるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部を切欠した側面図、第
２図は圧延ロールおよびピンチロールの孔型を示す側面
図である。 １０・・・圧延ロール、１６・・・上ビンチロール、１
８・・・下ビンチロール、３０・・・シリンダ、３２・
・・下部昇降装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）形材の圧延ロールの出口側のパスライン上に配置
   され圧延ロールの孔型と同じ孔型を有する一対のピンチ
   ロールと、前記ピンチロールを上下に位置調整する昇降
   装置とからなることを特徴とする形材圧延矯正装置。