JPH0299176A - アスベスト浮遊粉麈除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は建築内装のアスベスト又はそれと岩綿等との混
合体を除去する際に必然的に発生するアスベスト浮遊粉
塵をその作業室内から速やかに除去できるようにしたア
スベスト浮遊粉塵除去方法に関するものである。

（ロ）従来の技術 建築内装材として広く多用されたアスベスト又はそれと
岩綿等の混合体は吹き付は塗装後に吹き付けのバインダ
ーであるセメントが経時変化により脆弱風化し、それに
より人間の視覚では確認できないミクロン単位の微小繊
維から数センチメートルに至る長繊維で構成されている
アスベストがその吹き付は室内空間や大気中に飛散する
。それが人間の体内に入るとガンを誘起する発ガン性を
有する危険物質の一つとして医学的に証明され、大きな
公害問題として社会的関心を惹起し、建築構造物に吹き
付は塗装されたアスベストの剥離除去が緊要な技術課題
としてクローズアップされている。

特に、室内のアスベストの剥離除去作業時には特に小さ
な繊維が剥離室内中に粉塵状に飛散するため、室内での
剥離除去作業時には換気装置を作動させて当該室内の換
気を図りながら浮遊粉塵をフィルター等で除去回収する
のが通常の手段であるが、広い容積を占める室内空間の
場合には単位時間当たりの換気回数が少なく、室内全体
の換気回数を高めて室内の単位体積当たりの浮遊粉塵を
安全な数量まで低下させるには多くの時間を要する外、
換気能力の高い大型の換気Ｈ置を必要とする等の難点が
あった。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は、上記の如き従来の難
点を一挙に解消し、室内のアスベストの剥離除去作業時
に室内全体の単位体積当たりの浮遊粉塵の数量を環境保
全として安全な数量まで効率よく低下させるには多くの
時間を要する外、換気能力の高い大型の換気装置を必要
とする等の難点があった。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明はこのような従来の課題に着目して成されたもの
で、アスベスト除去する室内でその除去作業中、或いは
、その除去作業後に所要大きさの風船を膨らませて、そ
の膨張風船の占拠空間を完全にアスベスト粉塵浮遊空間
から隔絶して浮遊粉塵を排除し、アスベスト粉塵の浮遊
空間を室内の周辺部に限定した狭小空間にすることによ
り該浮遊空間の単位時間当たりの換気回数を大きくでき
ると共に滞留部を可及的に解消してアスベスト粉塵を室
内から速やかに除去できるようにしたアスベスト浮遊粉
塵除去方法を提供しようとするものである。

０）作用 次に本発明の作用について説明する。

アスベスト除去する室内でその除去作業中、或いは、そ
の除去作業後に所要大きさの風船を膨らませると、該ア
スベスト除去作業により発生するアスベスト粉塵はその
膨張した風船の占拠空間から完全に隔絶されて浮遊粉塵
を室内周辺に排除され、それにより排除すべきアスベス
ト粉塵の浮遊空間は室内の周辺部に限定した狭小空間と
なり、換気すべき該浮遊空間の単位時間当たりの換気回
数を大きくできると共に循環気流から外れて滞留し易い
滞留部が可及的に解消されることと相俟って換気効率が
飛躍的に高まってアスベスト浮遊粉塵は室内から可及的
速やかに除去されて室内の単位体積当たりの浮遊粉塵を
安全な正常数値まで急速に低下させることができるもの
である。

い）実施例 以下、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例の方法を示す模式説明図であ
って、アスベスト除去する室内１に搬入した所要大きさ
の風船２にその除去作業中、或いはその除去作業後に該
室内１の空気を換気する換気装置３がら空気を送入して
該風船２を部屋−杯の大きさになる位に膨らませる。該
風船２を膨らませている過程で該風船２の外側のアスベ
スト粉塵の浮遊空間の空気を、０．３ミクロン以上のア
スベスト粉塵を９９．９７％以上捕集できる性能を有す
るフィルター付換気装置３の作動により換気して室内の
単位体積当たりの浮遊粉塵数量を安全な正Ｔｊ数値にな
るまで継続する。該アスベスト除去作業により発生する
アスベスト粉塵はその膨張した風船２の占拠空間４から
完全に隔絶されて浮遊粉塵は室内周辺に排除され、それ
により排除すべきアスベスト粉塵の浮遊空間は室内の周
辺部に限定された狭小空間となり、換気すべき該浮遊空
間の単位時間当たりの換気回数を大きくできると共に循
環気流５から外れて滞留し易い角部等の滞留部６が可及
的に解消されてアスベス）Ｒ遊粉塵は淀みなく室内から
可及的速やかに除去される。

該アスベスト除去作業に際しては室内１に浮遊するアス
ベスト粉塵が外部に漏出するのを防止するために所要の
減圧状態にする目的で前記換気装置３によって換気され
る濾過空気のうち所要分量の空気を外部に排気するか、
若しくは室内１から前記同様の換気装置３を経て脱気し
ながら該脱気量以下の外部空気を送入する（図示されて
いない）。

（ト）発明の効果 本発明は以上の説明により明らかなように、アスベスト
除去する室内にその除去作業中、或いは、その除去作業
後に膨らませて置かれた所要大きさの風船により該アス
ベスト除去作業に伴って必然的に発生するアスベスト粉
塵はその膨張した風船の占１処空間から完全に隔絶され
て浮遊粉塵を室内周辺に排除されて該アスベスト粉塵の
浮遊空間が該風船の膨張容積に相当する分だけ狭小な容
積になって換気すべき該浮遊空間の単位時間当たりの換
気回数が大きくなると共に滞留部が可及的に解消され、
それに従って換気効率が飛躍的に高まってアスベスト浮
遊粉塵を室内から速やかに除去して室内の単位体積当た
りの浮遊粉塵を人体の健康に安全な正常数値を有する室
内環境を急速に得ることができるものであり、又、換気
装置の性能も従来使用していたものよりも小型なもので
充分対応できる等の優れたアスベスト浮遊粉塵除去方法
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の方法を示す模式説明図である
。 １・・・室内、２・・・風船、３・・・換気装置第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アスベスト除去する室内でその除去作業中、或いは、そ
   の除去作業後に所要大きさの風船を膨らませて、その膨
   張風船の占拠空間を完全にアスベスト粉塵浮遊空間から
   隔絶して浮遊粉塵を排除し、アスベスト粉塵の浮遊空間
   を室内の周辺部に限定した狭小空間にすることにより該
   浮遊空間の単位時間当たりの換気回数を大きくできると
   共に滞留部を可及的に解消してアスベスト粉塵を室内か
   ら速やかに除去できるようにしたことを特徴とするアス
   ベスト浮遊粉塵除去方法。