JPH0299048A - 内視鏡用レーザメス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は内視鏡に挿入して用いる内視鏡用レーザメス
に関する。

従来の技術 従来、内視鏡用レーザメスとしては、ＹＡＧレーザやア
ルゴンレーザがあり、レーザ導波路は石英ファイバを用
いた光ファイバケーブルを内視鏡の鉗子孔に挿入して用
いられてきた。これらの出射端部は、例えば第２図のよ
うな断面構造になっている。

同図において、１は石英ファイバ、２はその被覆部、３
は光ファイバ１の固定機能を有する外被チューブである
。光ファイバ１には、ＹＡＧレーザ光やアルゴンレーザ
光を導波して生体組織にレーザ照射を行うが、ＹＡ（、
レーザの場合は同一ファイバに可視光を合波して導波す
る。この可視光はいわゆるガイド光として、不可視光で
あるＹＡＧレーザ光の照射位置を認識するために用いら
れる。

アルゴンレーザの場合は、レーザ光自体が可視光である
ために合波の必要はない。

発明が解決しようとする課題 一方、Ｃｏ２レーザ光は、波長力１０．６　μｍ　、！
：　コれらよりも長波であることに起因して、生体ｍｖ
＆の切開や蒸散機能の点で優れている。また生体組熾へ
の吸収率が大きいため、侵襲度が少ないというのも大き
な利点である。しかし、Ｃ０２レーザ光に対しては、石
英ファイバは吸収係数が大きいため導波路として用いる
ことができない。通常ＣＯ２レーザ光の導波路としては
、金属ハロゲン化物の多結晶ファイバが用いられる。と
ころが、このファイバは可視光に対しては吸収が大きい
ため、可視光を合波してガイド光をすることが出来ない
。

課題を解決するための手段 そして、上記課題を解決する本発明の技術的な手段は、
Ｃ０２レーザ光を導波する第１の光ファイバに隣接、平
行して、可視光を導波する複数の第２の光ファイバを対
称的に配備することによって、ＣＯ２レーザ光の照射位
置を明示するガイド光となすものである。

作用 この技術的手段による作用は、次のようになる。

光ファイバケーブルを内視鏡に挿入して、生体組織にレ
ーザ照射する場合、出射端と生体組織の距離は数ミリメ
ートルと極めて接近して用いられる。従って、ＣＯ２レ
ーザ光用の第１の光ファイバに平行に近接して配備され
た可視光用の第２の光フアイバ群から出射された可視光
ビームは、生体組織上に明瞭な円形のパターン群を形成
する。

従って、第２の光ファイバを第１の光ファイバの周囲に
対称的に配備しているため、ＧＯ２レーザの照射位置は
これらの明瞭な円形パターンで囲まれ、術者は容易に認
識することができる。

実施例 以下実施例を示す。

（実施例１） 本発明の一実施例を、第１図に基づいて説明する。同図
に示す断面図において、第１の光ファイバ４は、塩化銀
と臭化銀の固溶体でなる多結晶光ファイバである。この
光ファイバは、出射端チューブ体５の中に同心円筒状に
収納する。この出射端チューブ体６の外周面上に、第１
の光ファイバと平行に、複数個の第２の光ファイバ６ａ
、ｅｂ・・・・・・を配備する。第１の光ファイバと第
２の光ファイバの出射端は、軸方向にほぼ同位置にする
。

７は出射端チューブ体の固定機能を有する外被チューブ
である。

この実施例による作用は次の通りである。光１の光ファ
イバから出射されるＣＯ２レーザビームの中心は、第２
の光フアイバ群から出射される可視光ビーム群の対称中
心に存在するため、生体組織上に投射された可視光ビー
ム群が作る円形パターン群の真中が、Ｃ０２レーザ光の
照射位置であると認識することができる。

第４図は第２の光ファイバの数が２木の場合のガイド光
パターンとＣ０２レーザ光ビームを示す。

同図において１３１１，１３ｂは可視光のビームパター
ン、１４はＣＯ２レーザビームを示す。

（実施例２） 本発明の他の実施例を第３図に基づいて説明する。同図
て示す断面図において、８は第１の光ファイバ、９は出
射端チューブ体、１０は出射端チューブ体と気密的に係
合した光学ウィンド又はレンズである。１１ａ、１１ｂ
・・・・・は、出射端チューブ体の周囲に、第１の光フ
ァイバと平行に、かつ対称的に配備した第２の光フアイ
バ群であり、１２は外被チューブである。

この実施例における作用を説明する。

先に述べたように、第１の光ファイバは金属−ヘロゲン
化物でなるルーズクラツデイングファイバである。従っ
てファイバの側面や、端面に水や血液などが付着すると
、散乱が増加したり、あるいは温度上昇のために損傷す
ることが生じ得る。従って、この例では、第１の光ファ
イバは出射端チューブ内に気密的に収納され、Ｃ０２レ
ーザビームは光学ウィンド、或はレンズを透過して出射
する。

このビームを囲んで、第２の光ファイバからの可視光ビ
ームが生体組織上に対称的に配列した円形ビームパター
ンを呈示し、ＣＯ２レーザ光の照射位置を明示する。

発明の効果 本発明は、ガイド光専用の光ファイバと、レーザ光導波
用光ファイバとを平行に配備することによって、遠赤外
光のレーザ光を内視鏡下で用いる場合に、その照射位置
を明瞭に認識することを可能にしたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の光ファイバケーフル出射部
の要部断面図、第２図は従来の内視鏡用レーザメスに用
いられる光ファイバケーブル出射部要部断面図、第３図
は本発明の他の実施例を示す同要部断面図、第４図は本
発明の実施例におけるガイド光とＣＯ２レーザビームの
生体上での位置関係を示す図である。 ４・・・・・・第１の光ファイバ、６・・・・・・出射
端チューブ体、６ａ・・・・・・第２の光ファイバ、６
ｂ・・・・・・第２の光ファイバ、７・・・・・・外被
チューブ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１の光ファイバを同心円筒状に収納した出射端
   チューブ体の周囲に、第１の光ファイバと平行に、複数
   個の第２の光ファイバを対称的に配備した光ファイバケ
   ーブルを用いた内視鏡用レーザメス。
2. （２）第１の光ファイバとして、金属ハロゲン化物の多
   結晶光ファイバを用い、第２の光ファイバとして石英フ
   ァイバを用い、かつ第１の光ファイバにはＣＯ＿２レー
   ザ光（波長１０．６μｍ）、第２の光ファイバには可視
   光を入射する特許請求の範囲第１項記載の内視鏡用レー
   ザメス。