JPH0298967A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH0298967A
JPH0298967A JP25096688A JP25096688A JPH0298967A JP H0298967 A JPH0298967 A JP H0298967A JP 25096688 A JP25096688 A JP 25096688A JP 25096688 A JP25096688 A JP 25096688A JP H0298967 A JPH0298967 A JP H0298967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conduction band
layer
emitter
base
conductive zone
Prior art date
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Pending
Application number
JP25096688A
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English (en)
Inventor
Toshio Baba
寿夫 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0298967A publication Critical patent/JPH0298967A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体装置に関し、特に超高速動作か可能な半
導体装置に関するものである。
[従来の技術] 高速動作が可能と考えられている能動半導体装置の1つ
にキャリアのトンネル現象を利用したトンネル・トライ
オード(Tunnel Triode)が提案されてい
る。例えば、チャンと性的(L、 L、 Changa
nd E、 Esaki)によりアプライド・フィジッ
クス・レターズ(Applied Physics L
etters  Vol、31p、 687.1977
)に報告されている。このデバイスは、エミッタからベ
ースに注入された正孔か、ベース中をトンネル効果によ
り高速で通過するため、ベース走行時間が短い。従って
高速動作に適している。
第3図は従来構造のトンネル・トライオードの模式的断
面図を示したもので、同図において、1は基板、2は高
濃度p型の半導体からなるコレクタコンタクト層、3は
該コレクタコンタクト層と同じn型の半導体からなるコ
レクタ層、4は伝導帯の底と充満帯の底のエネルギーが
コレクタ層のものよりそれぞれ低いn型の半導体からな
り、エミッタ層からの正孔がトンネルできるように薄い
ベース層、5はコレクタ層と同じ種類の半導体からなる
エミッタ層、6はコレクタ電極、7はベース電極、8は
エミッタ電極である。
この従来構造の動作を、半導体基板1として半絶縁性の
InP、コレクタ層3およびエミッタ層5としてアクセ
プタ濃度が’l X 1016cm−3程度のp−Ga
SbAs、ベース層4としてドナー濃度が1 X 10
11019Cで厚さ50人のn−InGaAsを用いた
場合について、このバンド構造を示す第4図を用いて説
明する。
第4図は第3図のエミッタ層5からコレクタ層3にわた
る、模式的なバンド構造を示したものである。第4図に
おいてECBは伝導帯の底、EVBは充満帯の底、Ef
はフェルミレベルである。
第4図に示すようにエミッタ・コレクタ間に電圧を印加
し、エミッタ層よりコレクタ層のフェルミレベルを高く
しておくと、エミッタ糟5の正孔はベース層4をトンネ
ル効果で扱け、コレクタ層3へ移動する。ベース層の厚
さが50人と非常に短いために正孔のベース走行H間は
非常に短い。
エミッタからの正孔のベースへの注入量は、エミッタ・
ベース間電圧により正孔に対する障壁の高さを変えるこ
とによって制御できるため、トランジスタ動作が可能に
なっている。
このように、このデバイスにおいては、エミッタからベ
ースに注入された電子がトンネル効果により高速でベー
ス筈4を通過するため、高速動作が可能となる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来のトンネル・トライオードでは前述の利点
を有しているにもかかわらず、次のような欠点があり、
実用化されていない。
即ち、その欠点は、トンネル効果により非常に薄いベー
ス層を通過するにもかかわらず、正孔の有効質量が非常
に重いため電子をキャリアに用いている他の電子デバイ
ス(例えばホットエレクトロントランジスタ)に比べて
ベース通過時間は短くならない。また、それぞれの層の
伝導帯と充満帯は同じに一ベクトルで底となっているた
め、ベース中では直接再結合の確率が高く、電流増幅率
が高くならない。
本発明は以上述べたような従来の事情に鑑みてなされた
もので、従来のトンネル・トライオードの欠点を除去し
、超高速動作が可能な半導体装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、第1の伝導帯と該第1の伝導帯と異なる対称
性の第2の伝導帯とを有し、第2の伝導帯の底のエネル
ギーが第1の伝導帯の底より高いn型の第1の半導体か
らなるエミッタ層と、該エミッタ層の第1の伝導帯の底
よりも高いエネルギーの第1の伝導帯の底およびエミッ
タ層の第1の伝導帯の底よりも低いエネルギーの第2の
伝導帯の底を有し、電子がトンネルできる厚さを有する
n型の第2の半導体からなるベース層と、該ベース層の
第1の伝導帯の底よりもエネルギーが低く、第2の伝導
帯の底よりもエネルギーが高い第1の伝導帯の底とベー
ス層の第2の伝導帯の底よりも高いエネルギーの第2の
伝導帯の底を有するn型の第3の半導体からなるコレク
タ層とを積層した構造を有することを特徴とする半導体
装置である。
[作用] 第1図は本発明の詳細な説明するための本発明による半
導体装置の基本的構成を示す模式的断面図である。第1
図において、第3図にあけると同等物については同一番
号を付してその説明を省略する。
同図において、12は第1の伝導帯と該第1の伝導帯と
異なる対称性の第2の伝導帯とを有し、第2の伝導帯の
底のエネルギーが第1の伝導帯の底より高いn型の第1
の半導体からなるエミッタ層、11は該エミッタ層12
の第1の伝導帯の底よりも高いエネルギーの第1の伝導
帯の底およびエミッタ層の第1の伝導帯の底よりも低い
エネルギーの第2の伝導帯の底を有し、電子がトンネル
できる厚さでn型の第2の半導体からなるベース層、1
0は該ベース層11の第1の伝導帯の底よりもエネルギ
ーが低く、第2の伝導帯の底よりもエネルギーが高い第
1の伝導帯の底とベース層の第2の伝導帯の底よりも高
いエネルギーの第2の伝導帯の底を有するn型の第3の
半導体からなるコレクタ層、9は高濃度のn型不純物を
含み、コレクタ層3と同じ半導体からなるコレクタコン
タクト層である。
第2図は上記の如く構成された半導体装置の動作を説明
するためのバンド構造図でおる。第2図において、E 
CBIは第1の伝導帯の底であり、E CB2は第1の
伝導帯と対称性の異なる第2の伝導帯の底である。
第2図に示すようにエミッタ・コレクタ間に電圧を印加
し、エミッタ層の第1の伝導帯の底をコレクタ層の第1
の伝導帯の底よりも高くすると、エミッタ層の第1の伝
導帯に存在している電子は第1の伝導帯の底が高いベー
ス層をトンネル効果で通過し、コレクタ層の第1の伝導
帯へ注入される。半導体中の電子の有効質量は非常に小
さいため、ベース層の電子のトンネル通過時間は非常に
小さい。ベース層においてはドナーから放出された電子
はエネルギーの低い第2の伝導帯に存在しているが、エ
ミッタ層の第1の伝導帯から注入される電子は伝導帯の
対称性の違いからベース層の第2の伝導帯には移らない
。エミッタ・ベース間に電圧を印加すると実効的なエミ
ッタ・ベース間の第1の伝導帯の障壁の高さが変化する
ため、エミッタ電流またはコレクタ電流の大きさが変調
され、トランジスタ作用が生じる。
以上述べたように、本発明の構造によれば、エミッタか
らベースに注入された電子はベース層内を短時間に通過
し、またベース層の第2の伝導帯の底に移ってベース電
流に寄与することはほとんどないので、高い電流利得を
得ることができる。
その結果、超高速動作が可能になる。
[実施例] 次に本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明
する。
第1図に示す半導体装置を以下のようにして製造した。
結晶成長方法としてはMBE ()folecular Beam Epitaxy)
を用い、GaSb基板1上に厚さ0.5卯でドナー濃度
が1×1018CIIl−3のn−/1lsbコレクタ
コンタクトm9.860.5xmテトナー濃度が1x 
1017cm−3(7)n−Alsb:=+ I、tク
タ層10、厚す50人テi’す一11度が’l x 1
019c+n−3(7) n−InAsベース層11、
厚さ0.5Jttnでドナー濃度が3×1011017
Cのn−JSbエミッタ層12を順次成長した。電極形
成のためにベース層およびコレクタ層をエツチングによ
り露出させた。コレクタ電極6、ベース電極7およびエ
ミッタ電極8はAt1Ge/ Aυを蒸着し、アロイす
ることによって形成した。この構造においては第1の伝
導帯はX点であり、第2の伝導帯は「点である。このト
ンネル・トライオードの電流利得として10が得られ、
ベース通過時間は10fs以下であった。
以上の実施例では、半導体材料として#Sb/InAs
系しか示さなかったが、MAs/AlGaAs系、M!
Sb/GaSb系等の半導体、その他の各種半導体でも
本発明が適用できることは明らかである。また、上に示
した材料はほぼ格子定数が一致している組合わせである
が、格子定数が異なって歪みが入っている材料でもかま
わない。さらに、第1の伝導帯と第2の伝導帯の組合わ
せとしてX点と[点しか示さなかったが、「点と1点や
、1点とX点等の組合わせでもよい。
なお、ベース層はn型であるが、ドナー不純物を意図的
にドープしなくてもよい。これは、エミッタ層とコレク
タ層のイオン化したドナーによってベース層中には自動
的に電子が誘起されるためである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の半導体装置においては、
ベース層に注入された電子は第1の伝導帯を走行し、k
−ベクトルの異なる第2の伝導帯に落ちてベース電流と
なることはほとんどないため高い電流利得が1qられ、
有効質量の小さな電子をキャリアとして用いているため
超高速動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体装置の基本的構成を示す模式的
断面図、第2図はそのバンド構造図、第3図は従来のト
ンネル・トライオードの模式的断面図、第4図はそのバ
ンド構造図である。 1・・・基板 2.9・・・コレクタコンタクト層 3.10・・・コレクタ層   4,11・・・ベース
層5.12・・・エミッタ層   6・・・コレクタ電
極7・・・ベース電極     8・・・エミッタ電極
ECB・・・伝導帯の底 E CBI・・・第1の伝導帯の底 E CB2・・・第2の伝導帯の底 E[・・・フェルミレベル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の伝導帯と該第1の伝導帯と異なる対称性の
    第2の伝導帯とを有し、第2の伝導帯の底のエネルギー
    が第1の伝導帯の底より高いn型の第1の半導体からな
    るエミッタ層と、該エミッタ層の第1の伝導帯の底より
    も高いエネルギーの第1の伝導帯の底およびエミッタ層
    の第1の伝導帯の底よりも低いエネルギーの第2の伝導
    帯の底を有し、電子がトンネルできる厚さを有するn型
    の第2の半導体からなるベース層と、該ベース層の第1
    の伝導帯の底よりもエネルギーが低く、第2の伝導帯の
    底よりもエネルギーが高い第1の伝導帯の底とベース層
    の第2の伝導帯の底よりも高いエネルギーの第2の伝導
    帯の底を有するn型の第3の半導体からなるコレクタ層
    とを積層した構造を有することを特徴とする半導体装置
JP25096688A 1988-10-06 1988-10-06 半導体装置 Pending JPH0298967A (ja)

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