JPH029889A - アルキルハロジシラン調製方法 - Google Patents

アルキルハロジシラン調製方法

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JPH029889A
JPH029889A JP1008778A JP877889A JPH029889A JP H029889 A JPH029889 A JP H029889A JP 1008778 A JP1008778 A JP 1008778A JP 877889 A JP877889 A JP 877889A JP H029889 A JPH029889 A JP H029889A
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diphenyl
phenyl
disilane
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    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/12Organo silicon halides
    • C07F7/121Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20
    • C07F7/123Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-halogen linkages

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フェニル基を含有するジシランからアルキル
ハロジシランを調製する方法に関する。
より詳しくは、本発明は、式R3−山5iSiRi−b
Xbを有するアルキルハロジシラン(この式中、各Rは
独立に選択されたアルキル基であり、Xは)\ロゲン原
子であり、aの値は0,1.2又は3、そしてbの値は
1,2又は3である)の調製に関する。
アルキルハロジシランは、中間体として有用である。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)メチル
クロロジシランは、塩化メチルとケイ素との直接法反応
によるメチルクロロシラン調製の副生物である。この副
生物のメチルクロロジシランは、メチル基を含有し且つ
塩素を含有しているジシランの全ての可能な化合物の混
合物である。
所望のジシラン種を単離するためには、大規模な蒸留が
必要であろう。
本発明の目的は、所望のアルキルハロジシランの単離及
び回収を容易にするため本質的に純粋な形のアルキルハ
ロジシランを調製する方法を提供することである。別の
目的は、最小限度の処理時間を必要とする方法でもって
所望のアルキルハロジシランを調製することである。溶
剤を存在させずに有効量のルイス酸触媒の存在下でフェ
ニル基含有ジシランを無水塩化水素と反応させてフェニ
ル基をベンゼンとして除去し且つ対応する塩素原子を取
入れることが、これらの目的を達成する。
〔課題を解決するための手段及び作用効果〕本発明の発
明者らは、金属ハロゲン化物のような、例を挙げればハ
ロゲン化アルミニウム、ハロゲン化第二鉄及びハロゲン
化亜鉛のようなルイス酸物質は、フェニル基含有ジシラ
ンをアルキルハロジシランに転化させるクロロ脱フェニ
ル(chl。
rodephenylation)反応のための触媒で
ある、ということを見いだした。とは言うものの、最小
限の処理時間に相当する、より速い反応を提供するので
、アルミニウムハロゲン化物がより好ましい触媒である
。発明者らは、他のルイス酸物質の溶解−例として塩化
アルミニウムは、クロロ脱フェニル反応を促進して、フ
ェニル基含有ジシランを日のオーダーではなくむしろ分
及び時間のオーダーでアルキルハロジシランへ本質的に
完全に転化させる。
本発明によれば、下記において説明する条件下において
フェニル基含有ジシランからアルキルハロジシランを調
製する方法が提供される。従って、ここに記載されてい
るのは、式1h−J、5iSiR:+−bχ。
を有するアルキルハロジシラン(この式中、各Rは独立
に選択されたアルキル基であり、Xは塩素及び臭素原子
からなる群より選択され、aの値は0.1.2又は3で
あり、bの値は1.2又は3である)の調製方法であっ
て、次の諸工程、すなわち、 (A)式R3−@(C6H5)3SiSiR3−i+(
C6Hs)b  (この式中のR,a及びbは上で定義
されている)を有し、融点が約50℃未満であるフェニ
ル基含有ジシランに、ハロゲン化アルミニウムAlX3
 (この式のXは上で定義されている)を上記フェニル
基含有ジシランに関して約1モル%又はそれ以上の濃度
で加える工程、 (B)上記のフェニル基含有ジシラン及びハロゲン化ア
ルミニウムを溶剤の不存在下に約50℃未満の温度で過
剰の無水ハロゲン化水素ガスと接触させる工程、 (C)上記フェニル基含有ジシランのアルキルハロジシ
ランへの転化を促進する工程、(C)当該アルキルハロ
ジシランを単離及び回収する工程、 を包含している方法である。
フェニル基含有ジシランをアルキルハロジシランに転化
するためのクロロ脱フェニル反応は、次の反応式により
表すことができる。
本発明は、触媒としてハロゲン化アルミニウムを使用し
て、フェニル基含有ジシランのアルキルハロジシランへ
の転化を促進する。クロロ脱フェニル反応を、フェニル
基含有ジシランのアルキルハロジシランへの転化が本質
的に完了するように行うことが好ましい。本発明の目的
上、「転化を本質的に完了する」とは、フェニル基含有
ジシランの所望のアルキルハロジシランへの転化率が約
90%を超えることを意味する。下記において詳述する
ように、最高温度は50℃であることが好ましい。従っ
て、反応物のフェニル基含有ジシランと所望のアルキル
ハロジシランの融点は、約50℃未満でなければならな
い。
本発明により調製されるアルキルハロジシランは、約5
0℃より低い融点を有する物質である。
アルキルハロジシランのアルキル基は、当該アルキルハ
ロジシランの融点が約50℃より低いということを条件
として、1個から10個はどまでの炭素原子を有するい
ずれのアルキル基でもよい。
アルキル基は、1〜4個の炭素原子を有することがより
好ましい。アルキルハロジシランは、例えば、1,1−
ジクロロ−1,2,2,2−テトラメチルジシラン、1
.1−ジクロロ−1,2,2,2−テトラエチルジシラ
ン、1,1−ジクロロ−1,2,2,2−テトラブチル
ジシラン、1,1−ジブロモ−1,2,2,2−テトラ
メチルジシラン、■、2−ジクロロー1.L2,2−テ
トラメチルジシラン、1,2−ジクロロ−1,2−ジエ
チル−1,2−ジ(n−プロピル)ジシラン、又は1−
クロロ−Ll、2,2.2ペンタメチルジシランでよい
無水塩化水素(HCI)でクロロ脱フェニルされて所望
のアルキルハロジシランを生成するフェニル基含有ジシ
ランも、融点が約50℃より低くなければならず、そし
てこれは例えば、1.1−ジフェニル1,2.2.2−
テトラメチルジシラン、1.1−ジフェニル−1,2,
2,2−テトラエチルジシラン、1.1−ジフェニル−
1,2,2,2−テトラブチルジシラン、1.2−ジフ
ェニル−1,L2,2−テトラメチルジシラン、1.2
−ジフェニル−1,2−ジエチル−1,2−ジ(n−プ
ロピル)ジシラン、又は1−フェニル−1,1,2,2
,2−ペンタメチルジシランでよい。
ハロゲン化水素は、例えば塩化水素又は臭化水素でよい
。塩化水素がより好ましいハロゲン化水素である。本発
明の目的上、「過剰の無水ハロゲン化水素ガス」とは、
クロロ脱フヱニル反応を果すための化学量論的量を超え
る過剰のハロゲン化水素を意味する。
ハロゲン化アルミニウムは、例えば塩化アルミニウム又
は臭化アルミニウムでよい。ハロゲン化アルミニウムは
、所望のアルキルハロジシランを製造するために用いら
れるハロゲン化水素に対応すべきである。塩化アルミニ
ウムがより好ましいハロゲン化アルミニウムである。ハ
ロゲン化アルミニウムは、粉末もくしは粒体のような形
態又は容易に溶解して反応物のフェニル基含有ジシラン
及びハロゲン化水素の即座の反応性を保証する他の形態
で用いることができる。
フェニル基含有ジシランのクロロ脱フェニルを果すため
には、ハロゲン化アルミニウムはフェニル基を含有する
出発ジシランに関して約1モル%又はそれ以上の濃度で
反応混合物に加えるべきである。より好ましくは、ハロ
ゲン化アルミニウムはフェニル基を含有する出発ジシラ
ンに関して約1〜10モル%の範囲の濃度で加えるべき
である。
ハロゲン化アルミニウムのこの濃度は、本発明の条件下
において、クロロ脱フェニル反応を約8時間未満のうち
に果すのに十分である。10モル%を超えるハロゲン化
アルミニウム濃度を使用してもよいが、有機基の開裂が
増加するかもしれず且つケイ素原子と結合した置換基の
転位が起こるかもしれない。
本発明は、好ましくは溶剤を存在させずに実施する。溶
剤は、フェニル基含有ジシランが所望のアルキルハロジ
シランへ本質的に完全に転化するのを抑制する効果を発
揮するということが分かっている。とは言うものの、こ
の方法を実施するのに偶発的に伴う少量の溶剤は、本発
明にとって有害であるとは信じられない。
フェニル基含有ジシランは、ハロゲン化アルミニウム触
媒の存在下に約50℃未満の温度で過剰のハロゲン化水
素ガスと接触させる。約50℃よりも高い温度では、有
機基の開裂とケイ素原子に結合した置換基の転位とに至
りかねない。
フェニル基含有ジシランとハロゲン化水素との反応を促
進するためには、反応混合物を液相に維持すべきである
。最高が約50’Cである温度の制限に基づいて、フェ
ニル基含有ジシラン及び所望のアルキルハロジシランの
融点は両方とも約50℃未満である。より好ましくは、
反応混合物の融点は約40℃未満であるべきである。
フェニル基含有ジシランのクロロ脱フェニルは、気体、
液体及び固体を接触させる通常の手段で実施することが
できる。これらの手段は、攪拌反応器を大気圧で運転し
、過剰のハロゲン化水素ガスがその中でフェニル基含有
ジシランとハロゲン化アルミニウム触媒との混合物を通
り抜けるようなプロセス構成でよい。過剰のハロゲン化
水素ガスは抜き出される。この構成を改変したものは、
接触容器の圧力を大気圧より高い圧力に維持し、過剰ハ
ロゲン化水素ガスの抜き出しを制御して所望の圧力を維
持して行うプロセスである。更に、過剰のハロゲン化水
素を液化ガスとして加え、そして反応器がハロゲン化水
素の自己発生圧力で運転する密閉系であるプロセス構成
でもよい。接触容器には、発熱反応により発生した熱を
取除いて約50℃未満の所望温度を維持するように冷却
するための手段を用意すべきである。
フェニル基含有ジシランとハロゲン化水素とを接触させ
る容器は、大気圧よりも高い圧力で運転することができ
る。加圧下で運転することの利点は、ジシラン混合物へ
のハロゲン化水素の溶解度が増加することである。
所望のアルキルハロジシランの単離及び回収は、蒸留の
ような公知の手段により果すことができる。
蒸留では、所望のアルキルハロジシランを約85%より
も高い収率で、約95%よりも高い純度で単離すること
ができる。本発明の目的上、「収率」とは、出発物質の
フェニル基含有ジシランの量に基づいて得ることのでき
る所望のアルキル/”をロジシランの理論量の回収率パ
ーセントを意味する。
〔実施例〕
本発明を当業者がよりよく理解しそして正しく評価する
ことができるように、以下の例を提供する。これらの例
は、例示として提供するものであって、本発明の特許請
求の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
五−上 (この例は本発明の範囲内ではない。)触媒を用いずに
1,1−ジフェニル−12,2,2−テトラメチルジシ
ラン(DPTMDS)を無水塩化水素(lIcIりと反
応させて1.1−ジクロロ−1,2,2,2−テトラメ
チルジシラン(DCTMDS)を生成させようとして、
実験を行った。
1.1−ジフェニル−1,2,2,2−テトラメチルジ
シランを、ギルマン(Gilman)  らによりCh
ew is tryand Industry、195
8年11月8日号、1479〜1480頁に開示された
手法と同様の手法で調製した。この手法では、ジフェニ
ルメチルクロロシランをリチウム金属とテトラヒドロフ
ランとの混合物に加えた。その結果得られたリチウム付
加物を過剰のトリメチルクロロシランと反応させた。生
成物混合物を結果として得られた固体からろ過分離した
減圧蒸留により、1.1−ジフェニル−12,2,2−
テトラメチルジシランを約97%の純度で回収した。
乾燥塩化水素ガスを、ガラスフラスコ内の1.1−ジフ
ェニル−1,2,2,2−テトラメチルジシランを通し
て約24時間周回層度でバブリングさせた。過剰の塩化
水素ガスは、−水冷凝縮器を通して抜き出した。フラス
コ内容物の試料を採取し、ガスクロマトグラフィーで分
析した。個々の化合物の同定を、核磁気共鳴(NMR)
及び質量分析法によって前もって行った。分析の結果は
、検出可能レベルの1.1−ジクロロ−1,2,2,2
−テトラメチルジシランが存在しないことを示した。
これらの結果は、上記の条件下では1.1−ジフェニル
−1,2,2,2−テトラメチルジシランと過剰塩化水
素との反応は有効な触媒なしでは進行しない、というこ
とを証明する。
拠−I (この例は本発明の範囲内ではない。)DPTMDS 
(0,05モル)を、ニードル弁を取付けた容量300
戒のステンレス鋼の密閉円筒容器に入れた。この円筒容
器を真空源に接続し、そして脱気した。次いで円筒容器
を液体窒素でもって冷却し、そして排気した。乾燥塩化
水素(0,23モル)を凝縮させて円筒容器に入れた。
この円筒容器を密閉し、そしてその内容物を室温で5日
間保持した。
この期間の最後に、過剰の塩化水素と副生成物のベンゼ
ンとを室温で減圧にして取除いた。液体生成物をガスク
ロマトグラフィーで分析した。分析により、生成物は9
0%がDCTMDSであることが分かった。
上記の装置及び手順と同様の装置及び手順を使って、上
記の実験を2回繰り返した。二つの別の密閉円筒容器を
使用した。一つの例では、DPTMDSは5日後にわず
か50%だけがOCTMDSに転化した。
この反応の生成物は無色(w a terwh i t
e)であった。
もう一つの例では、DPTMDSは2日のうちに完全に
OCTMDSに転化した。この二番目の反応による生成
物は黄色であった。この黄色は、可溶性の鉄化合物が考
えられることを指示している。
上記の結果は、ステンレス鋼の容器、その表面又は他の
異物がDPTMDSと過剰塩化水素との反応を触媒する
、ということを示唆する。とは言うものの、DPTMD
SのDC’rMDSへの完全な転化は長期の接触時間の
後にのみ起こる。
例1で使用したの亡同様の装置及び手順を使用した。1
09.2g(0,40モル)の1.1−ジフェニル−1
,2,2゜2−テトラメチルジシランと1.05g (
7,88x 10− ’モル)の塩化アルミニウムをガ
ラスフラスコに入れた。
この混合物を通して乾燥塩化水素ガスをバブリングさせ
、過剰分は開放凝縮器を通して抜き出した。
かなりの発熱量が認められた。塩化水素を一定流量で4
.5時間供給後、混合物の試料を採取した。
ガスクロマトグラフィー分析により、DPTMDSが完
全にDCTMDSに転化したことが分かった。混合物全
体を周囲圧力で蒸留して、沸点147〜148℃の生成
物を74.9 g得た。この生成物をガスクロマトグラ
フィーで分析して、本質的に100%が所望の1゜1−
シクロローL2,2.2−テトラメチルジシランである
ことを確かめた。従って、DPTMDSのDCTMDS
への転化率は本質的に100%であり、また蒸留による
生成物の回収率又は収率は8965%であった。
上記の結果は、塩化アルミニウムはl、■−ジフェニル
ー1.2,2.2−テトラメチルジシランと過剰の塩化
水素とを反応させて1,1−ジクロロ−1,2,2,2
−テトラメチルジシランを製造するための低濃度で存効
な触媒である、ということを証明する。
汎−土 例3で用いたのと同様の大きさの同様の装置及び同様の
手順を使って4回の実験を行い、1.1−ジフェニル−
1,2,2,2−テトラメチルジシランを種々の濃度の
塩化アルミニウムと接触させた。これらの4回の実験を
、それぞれ試料AA、 BB、 CC及びDDとして表
示する。各実験の進行を試料採取及びガスクロマトグラ
フィー分析により監視し、1.1−ジフェニル−1,2
,2,2−テトラメチルジシランの1.1ジクロロ−1
,2,2,2−テトラメチルジシランへの完全な転化を
達成するのに要する時間を記録した。
第1表はこれらの実験の要約である。第1表では、DP
TMDSに関する塩化アルミニウムの濃度を「%AIC
h Jとして表わし、DPTMDSのDCTMDsヘノ
完全な転化に要する時間を「時間」として表わす。
第1表 試料DDについては、22時間の時点で採取した試料を
分析しておおよそ22%がOCTMDS、そして78%
が1−クロロ−1−フェニル−L2,2.2−テトラメ
チルジシランであったことに特に言及しておくべきであ
る。
上記の結果は、適切な濃度の塩化アルミニウムは叶TM
DSを過剰の塩化水素と反応させてDCTMDSを製造
するための有効な触媒である、ということを更に証明す
る。その上、完全な軟化を分又は時間のオーダーで果す
ことができることが証明される。
五−1 (この例は本発明の範囲内ではない。)例3において使
用したのと同様の装置及び手順を使って実験を行い、溶
剤が本発明の反応に及ぼす影響を調べた。
1.1−ジフェニル−1,2,2,2−テトラメチルジ
シラン、塩化アルミニウム及びクロロホルムをフラスコ
に入れた。塩化アルミニウムの濃度は、1.1−ジフェ
ニル−1,2,2,2−テトラメチルジシランに関して
約5モル%であった。クロロホルムは、1,1−ジフェ
ニル−1,2,2,2−テトラメチルジシランに関して
2/1の容量比であった。
この混合物を通して過剰の無水塩化水素を2時間バブリ
ングさせた後、フラスコ内の混合物の試料を採取した。
分析により、このジシラン混合物はおよそ20%の1.
1−ジクロロ−1,2,2,2−テトラメチルジシラン
からなることが分かった。
上記の結果は、溶剤が塩化アルミニウムに触媒される1
、1−ジフェニル−C2,2,2−テトラメチルジシラ
ンと塩化水素との反応に明らかに抑制効果を及ぼすこと
を証明する。
貫−旦 (この例は本発明の範囲内ではない。)例5で用いたの
と同様の装置及び手順を使って、塩化鉄をクロロ脱フェ
ニル触媒として評価した。
FeC1* H6HtOを叶TMDSに約2モル%の濃
度で加えた。過剰の塩化水素を叶TMDS混合物を通し
て約6時間バブリングさせた後、それ以上の反応を停止
させた。不溶性の沈澱物が生じていた。このDPTMD
S混合物を分析した。叶TMDSは50%だけがDCT
MDSに転化したことが分かった。この混合物に更に2
モル%のFeC1,・6H80を加え、そして過剰の塩
化水素の供給を再開した。約24時間反応させた後には
、DPTMDSは完全にDCTMDSに転化した。
上記の結果は、塩化鉄が1.1−ジフェニル−1,2,
2゜2−テトラメチルジシランと過剰塩化水素との反応
を触媒するということを証明する。しかしながら、完全
な転化には少なくとも1日を要する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式R_3_−_aX_aSiSiR_3_−_bX
    _bを有するアルキルハロジシラン(この式中、各Rは
    独立に選択されたアルキル基であり、Xは塩素及び臭素
    原子からなる群より選択され、aの値は0、1、2又は
    3であり、bの値は1、2又は3である)の調製方法で
    あって、次の諸工程、すなわち、 (A)式R_3_−_a(C_6H_5)_aSiSi
    R_3_−_b(C_6H_5)_b(この式中のR、
    a及びbは上で定義されている)を有し、融点が約50
    ℃未満であるフェニル基含有ジシランに、ハロゲン化ア
    ルミニウムAlX_3(この式のXは上で定義されてい
    る)を上記フェニル基含有ジシランに関して約1モル%
    又はそれ以上の濃度で加える工程、 (B)上記のフェニル基含有ジシラン及びハロゲン化ア
    ルミニウムを溶剤の不存在下に約50℃未満の温度で過
    剰の無水ハロゲン化水素ガスと接触させる工程、 (C)上記フェニル基含有ジシランのアルキルハロジシ
    ランへの転化を促進する工程、 (C)当該アルキルハロジシランを単離及び回収する工
    程、 を包含している、上記の方法。 2、前記アルキルハロジシランが1,1−ジクロロ−1
    ,2,2,2−テトラメチルジシランであり、前記フェ
    ニル基含有ジシランが1,1−ジフェニル−1,2,2
    ,2−テトラメチルジシランであり、塩化アルミニウム
    が1,1−ジフェニル−1,2,2,2−テトラメチル
    ジシランに関して約1〜10モル%の範囲の濃度で加え
    られ、1,1−ジフェニル−1,2,2,2−テトラメ
    チルジシラン、過剰の無水塩化水素及び塩化アルミニウ
    ムを約8時間より短い時間接触させ、1,1−ジフェニ
    ル−1,2,2,2−テトラメチルジシランの1,1−
    ジクロロ−1,2,2,2−テトラメチルジシランへの
    転化を本質的に完了させ、そして1,1−ジクロロ−1
    ,2,2,2−テトラメチルジシランを蒸留により約8
    5%よりも高い収率で、約95重量%よりも高い純度で
    単離及び回収する、請求項1記載の方法。
JP1008778A 1988-01-20 1989-01-19 アルキルハロジシラン調製方法 Expired - Lifetime JPH0678346B2 (ja)

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