JPH029717Y2 - - Google Patents

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JPH029717Y2
JPH029717Y2 JP12226884U JP12226884U JPH029717Y2 JP H029717 Y2 JPH029717 Y2 JP H029717Y2 JP 12226884 U JP12226884 U JP 12226884U JP 12226884 U JP12226884 U JP 12226884U JP H029717 Y2 JPH029717 Y2 JP H029717Y2
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seat
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JP12226884U
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両用シートにおいて、主にシート
クツシヨンに用いられるシートパツド構造に関
し、さらに詳しくは、センタパツド部の左右両側
にシート表面側に張出したサイドパツド部を有
し、該サイドパツド部にワイヤフレームを埋設し
たシートパツド構造に関する。
[従来の技術] 車両用シートにおけるシートクツシヨン用シー
トパツドは、通常、ウレタンフオームの冷間硬化
によつて成形されているが、冷間硬化によるパツ
ドは一般的に製品成形時にウレタン気泡が独立気
泡でできており、成形後の熱収縮を防ぐため、こ
の独立気泡を連続気泡化するクラツシング処理が
行なわれている。クラツシング処理は例えば、第
6図に示すように、成形後のシートパツド10を
コンベヤ12で矢印の方向に搬送し、コンベヤ1
2から一定距離離れた状態でコンベヤ12上に配
設されたロール14とコンベヤ12の間を通して
行なわれる。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、自動車用フロントシートのシートクツ
シヨンは、搭乗者のホールド性を良くするため
に、第7図に示すように、シートクツシヨンのセ
ンタパツド部16の左右両側にシート表面側、即
ちシート上方に張出したサイドパツド部18,1
8を有しており、該サイドパツド部18,18に
は第8図に示す立体形状のワイヤフレーム20が
埋設されている。ワイヤフレーム20は横ワイヤ
22,24を延長して張出し部26,26を形成
する構造になつているので、シートパツドのクラ
ツシング処理を行なうと、ワイヤフレーム20の
張出し部26,26が第8図において白抜き矢印
の方向に倒伏し、A,B,C,Dの部分で永久変
形を生じてしまい、シートパツドの外形まで大き
く変形して、ホールド性の悪いシートとなつてし
まうという問題があつた。
本考案は、上記事実を考慮し、ロールによるク
ラツシング処理を行なつても、サイドパツド部に
埋設したワイヤフレームが永久変形することのな
い車両用シートにおけるシートパツド構造を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、センタパツド部の左右両側にシート
表面側に張出したサイドパツド部を有し、該サイ
ドパツド部にワイヤフレームを埋設したシートパ
ツド構造であつて、前記サイドパツド部に埋設し
たワイヤフレームを、前記サイドパツド部の基部
付近に該基部に沿つて埋設した縦ワイヤフレーム
を捻回軸として弾力的に揺動可能とした。
[作用] 上記構成によりサイドパツド部内に張出したワ
イヤフレームの部分にシート面に垂直な方向の荷
重がかかつても、前記縦ワイヤフレーム全体がこ
の応力を吸収して捻り変形し、荷重を解除したと
きに、サイドパツド部内に張出したワイヤフレー
ムが弾力的に復帰し得るようにしたものである。
[実施例] 以下、本考案を添付図面に示した実施例に基づ
いて説明する。
第1図は、本考案に係るシートクツシヨン用シ
ートパツド(以下クツシヨンパツドとも言う)構
造の一実施例であつて、自動車用フロントシート
のクツシヨンパツドの斜視図である。第2図は第
1図の−線に沿つた縦断面図である。
該クツシヨンパツドは、センタパツド部30
と、その左右両側のシート上方に張出したサイド
パツド部32,32を有し、クツシヨンパツド内
にはワイヤフレーム34が埋設されている。該ワ
イヤフレーム34は、第3図に示すように、縦ワ
イヤフレーム部36,36と横ワイヤフレーム部
38とでコの字形状をなし、縦ワイヤフレーム部
36,36の先端から立ち上がつて折り返して張
出し部40,40を形成する1本のメインワイヤ
42と、縦ワイヤフレーム部36,36間を一定
間隔に固定するサブワイヤ44とからなる。メイ
ンワイヤ42の張出し部40,40の先端部及び
サブワイヤ44の両端部は、それぞれ管状止着部
材46,46、管状止着部材48,48にて縦ワ
イヤフレーム部36,36にこれと平行に沿うよ
うに止着され、縦ワイヤフレーム部36,36は
これら管状止着部材材内で軸回転可能になつてい
る。ワイヤフレーム34は、第2図に示すように
その縦ワイヤフレーム部36,36がサイドパツ
ド部32,32の基部付近、すなわちサイドパツ
ド部32,32とセンタパツド部30との境界付
近に沿つて配置されるようにクツシヨンパツド内
に埋設されている。
次に、シートクツシヨン面に垂直な方向の荷重
がかかつたときの本実施例の作用を第3図及び第
3図のE矢視の側面図である第4図に基づいて説
明する。
このような荷重がかかると、メインワイヤ42
の張出し部40,40は一点鎖線で示した張出し
部40A,40Aの位置に倒伏し、縦ワイヤフレ
ーム部36,36は折曲部F,Gでのみその軸回
転が阻止されているから、縦ワイヤフレーム部3
6,36全体を捻回軸とする捻り変形を生じる。
この捻り変形は縦ワイヤフレーム部36,36全
体の広い範囲にわたつて生ずるから、永久変形を
起し難く、荷重が解除されればメインワイヤ42
の張出し部は弾力的に元の位置に復帰する。
第5図はクツシヨンパツド内に埋設するワイヤ
フレームの別の実施例を示す斜視図で、前記実施
例の張出し部40,40の代わりに、縦ワイヤフ
レーム部36,36の中間部に立上り折曲部50
を2箇所程度ずつ形成し、該立上り折曲部50,
50に硬めのチツプウレタンまたはスラブウレタ
ン52,52を被着させたものである。第3図に
示した実施例と同じ部材には同一の符号を付して
ある。
この実施例においても、縦ワイヤフレーム部3
6,36を捻回軸とする捻り変形を生じ、前記実
施例と同様の作用を有する。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案に係る車両用シート
におけるシートパツド構造では、サイドパツド部
32に埋設したワイヤフレーム40を、前記サイ
ドパツド部32の基部付近に該基部に沿つて埋設
した縦ワイヤフレーム36を捻回軸として弾力的
に揺動可能としたので、ロールによるクツシヨン
処理を行なつても、サイドパツド部に埋設したワ
イヤフレームが永久変形することがなく、ホール
ド性の良いシートパツド構造を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクツシヨンパツド構造の
一実施例を示す斜視図、第2図は第1図の−
線に沿つた縦断面図、第3図は同実施例のクツシ
ヨンパツド内に埋設するワイヤフレームの斜視
図、第4図は第3図のE矢視の側面図、第5図は
クツシヨンパツド内に埋設するワイヤフレームの
別の実施例を示す斜視図、第6図はクツシヨンパ
ツドをクラツシング処理する方法を示す説明図、
第7図は従来のクツシヨンパツド構造を示す斜視
図、第8図は従来のクツシヨンパツドに埋設する
ワイヤフレームの斜視図である。 30……センタパツド部、32……サイドパツ
ド部、36……縦ワイヤフレーム部、40……ワ
イヤフレームの張出し部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) センタパツド部30の左右両側にシート表面
    側に張出したサイドパツド部32を有し、該サ
    イドパツド部32にワイヤフレームを埋設した
    シートパツド構造であつて、前記サイドパツド
    部32に埋設したワイヤフレーム34を、前記
    サイドパツド部32の基部付近に該基部に沿つ
    て埋設した縦ワイヤフレーム36を捻回軸とし
    て弾力的に揺動可能としたことを特徴とする車
    両用シートにおけるシートパツド構造。 (2) 前記シートパツドがシートクツシヨン用シー
    トパツドである実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載の車両用シートにおけるシートパツド構
    造。
JP12226884U 1984-08-09 1984-08-09 車両用シ−トにおけるシ−トパツド構造 Granted JPS6137854U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12226884U JPS6137854U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 車両用シ−トにおけるシ−トパツド構造

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6137854U JPS6137854U (ja) 1986-03-08
JPH029717Y2 true JPH029717Y2 (ja) 1990-03-12

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ID=30681025

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JP12226884U Granted JPS6137854U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 車両用シ−トにおけるシ−トパツド構造

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JPS6137854U (ja) 1986-03-08

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