JPH0295419A - 液液分離装置 - Google Patents

液液分離装置

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JPH0295419A
JPH0295419A JP63246926A JP24692688A JPH0295419A JP H0295419 A JPH0295419 A JP H0295419A JP 63246926 A JP63246926 A JP 63246926A JP 24692688 A JP24692688 A JP 24692688A JP H0295419 A JPH0295419 A JP H0295419A
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Michio Takahashi
道夫 高橋
Kozo Kojima
小島 功三
Takeshi Kitamura
健 北村
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、食品、水産加工、医薬、石油化学、一般化
学等の工業、さらには他の各種溶剤を使用する工業など
において、共沸混合物や混合溶剤等を濃縮しあるいは分
離するのに使用される分離装置に係わり、詳しくはパー
ベーパレーション膜を用いた浸透気化法によって水−エ
チルアルコールなど主に水−親水性有機溶剤系の液液分
離を行う装置に関する。
「従来の技術」 膜分離は、相の変化を伴わず、成分の膜中における透過
速度の差によって物質を分離するため、本質的に省エネ
ルギーの技術であり、海水の淡水化、排水処理、食品工
業における成分濃縮などに広く採用されている。
ところで、水とアルコール、ベンゼンとシクロヘキサン
のように分子の大きさがあまり違わない液液混合物や、
普通の蒸留では分離できない共沸混合物、さらには水と
酢酸のごとく分離の難しい沸点差の小さい液液混合物の
分離・精製には、通常の膜分離技術の適用が困難である
ことから、近年、バーベーパレーンヨン膜(以下、P■
膜と略称する)を用いて行う浸透気化法(パーベーパレ
ーンジン法)の採用が試みられている。
I) V膜としては、マレイン酸で架橋したポリビニル
アルコールの複合膜や、カルホキシルメチルセルロース
とポリアクリレートの混合物膜、さらにはC0SO4で
処理したキトサン膜などが知られている。また、該P 
V @を用いて行う浸透気化法とは、第2図に示すよう
にPV膜31を隔ててその1次側に液液系混合物からな
る原料液32を供給し、2次側を減圧して液体混合物中
の膜と親和性を有する成分を優先的に蒸気で取り出す膜
分離法である。
このような浸透気化法を工業的に利用し実用化するには
、例えば水とエタノールからなる原料液に食塩等の無機
塩が含まれている場合、膜分離によって水を選択的に除
去するに伴なって該無機塩が膜上に部分的にら過飽和と
なり析出し、これかpv膜の分子内細孔(通常lO人以
1ζ)を閉塞して本来の分離機能を損なってしまう。ま
た、一般にPV膜は非多孔質膜(あっても、10Å以下
の孔径)に該当し、透過側から圧力をかけ保持液側に流
体を流すことによる、いわゆる逆圧洗浄は不可能であり
、−旦ファウリングしてしまうと、洗浄は困難を伴うこ
とから、原料液に前処理を施して予め無機塩を除去して
おく必要がある。そして、このような前処理を行うため
の装置として、各種の膜を用いた処理装置の採用がち−
えられるか、端密濾過膜(MF)、限外濾過膜(UP)
、ルーズRO等は微細粒子の除去率が低い、特に水溶性
無機塩の除去効果はほとんど期待できない。唯一水溶性
無機塩の除去効果のある逆浸透膜(RO)でも、浸透圧
の制約から20wt%以下の低濃度水溶液にしか適応で
きない。しかも、これらの脱法は、膜面−Lのファウリ
ングを抑える必要から、原料液に対する処理液の回収率
が低いとい−)本質的な弱点を持っており、実用化が困
難であり、現在のところ原料液を一旦蒸発させて」二足
無機塩を分離除去する蒸発缶法が、原料液に対する処理
液の回収率ら高くとれることおよび無機塩を含む固形分
の除去率ら高いなどの理由により最ら有効なPV膜装置
の前処理法といえる。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、」二足の蒸発缶法による前処理装置を用
いて浸透気化法を行うには、前処理として原料液を蒸発
せしめるのに多大なエネルギーを消費するため、分離装
置全体の運転コストが高くなり、不経済になるという問
題がある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたらので、その目的
とするところは、P〜lj漠を用いる浸透気化法を行う
にあたり、運転コストを低く押さえろことができ、製品
コストを低減し得る液液分離装置を提供することにある
「課題を解決するための手段」 この発明の液液分離装置では、I) V膜を用いて浸透
気化法により液液分離を行う分離装置において、1〕記
PV膜を備えた分離部と、原料液を前処理して上記分離
部に供給する前処理部をヂ1し、−1−足前処理部が、
原料液を蒸発せしめる蒸発II〒と、該蒸発缶から導出
された蒸気を加圧する圧縮機と、該圧縮機より導出され
た蒸気の凝縮熱を熱源とするリボイラーを具備し7、上
記蒸発缶からの缶出液を上記リボイラーに導入せしめ、
原料液の大部分を蒸発せしめるに必要な熱を回収するた
め熱交換した後蒸発缶に循環せしめる循環サイクルを備
えたこと、または上記蒸発缶内に、圧縮機より導出され
た蒸気の凝縮熱を熱回収するためのリボイラーを設けた
ことを上記課題の解決手段とした。
「作用」 この発明の液液分離装置によれば、前処理部にて一旦原
料の大部分を蒸発させることによってかなりの回収率で
処理液、を得ることができ、しかも原料液中の無機塩を
含めた固形分の除去を良好に行うことができ、かつ蒸発
缶からの蒸気を加圧後、その凝縮液を上記原料の蒸気原
料の蒸発熱に充てることにより、前処理部にて消費され
るエネルギーが大幅に低減される。
「実施例」 以下、この発明を図面を利用して詳しく説明する。第1
図はこの発明の液液分離装置における一実施例の概略フ
ローを示すもので、図中符号1は前処理部、2は分離部
である。
前処理部lは、原料供給源3に各配管を介して熱交換器
4、蒸発缶5、圧縮機6、リボイラー7が順次配設され
たものである。熱交換器4は、蒸発缶5からの留出分を
熱源とするもので、原料供給源3から導入された原料液
を予熱するものである。蒸発缶5は、導入された原料液
を適宜な温度にまで加熱し蒸発せしめるものであって、
その頂部5aから留出分となる蒸気を、また底部5bか
ら缶出液を導出せしめるものである。この場合に留出分
となる蒸気は、無機塩等の不純物が実質的に除去された
ものとなり、一方缶出液は、原料液中に含まれていた不
純物が濃縮された状態で含まれたものとなる。圧縮機6
としては、直接吸引型のコンプレッサーが用いられるが
、型式としては、スクリューコンプレッサー、ターボコ
ンプレッサ、ルーツコンプレッサー等が適宜それぞれの
仕様にあわせ選定される。この圧縮機6は、蒸発缶5か
ら導出された蒸気を加圧するもので、加圧された蒸気3
4の凝縮熱は後述するリボイラー7の熱源に充てられる
ものである。ここで、蒸発缶5からの導出ガスより大略
5〜20℃高い温度にて凝縮するように蒸気34は圧縮
@6にて加圧されている。リボイラー7は、上記加圧さ
れた留出蒸気34の凝縮熱を熱源にして蒸発缶5からの
缶出液のほぼ全量を加熱し、これを再度蒸発缶5に導入
せしめるしのである。ここで、蒸発缶5と、該蒸発缶5
から缶出液を導出せしめるための缶出管8と、該缶出管
8の中間部から分岐して上記リボイラー7に接続連通し
さらに蒸発缶5に接続連通する循環管9と、該循環管9
中の缶出管8とリボイラー7との間に配設されたポンプ
IOと、リボイラー7とから、缶出液のほぼ全量をリボ
イラー7で加熱して蒸発缶5に返送するための循環サイ
クル11が形成されている。また、リボイラー7の熱源
として該リボイラー7に導入された後凝縮液は、さらに
接続管12を介して上記熱交換器4に導かれ、ここで原
料液を予熱するための熱源として利用される。そして、
熱交換器4には、熱源として利用された凝縮液を分離部
2に移送するための移送管13が配設されている。
分離部2は、上記移送管13の中間部に配設された熱交
換器14と、蒸発缶5からの留出分である凝縮液(以下
、留出分と略称する)を加熱するための加熱器15と、
該加熱器15に各配管を介して連設された多段PV膜モ
ジュール16と、該多段P■膜モジュール16に連設さ
れた分離液回収管17および分離蒸気回収管18とから
なっている。熱交換器14は、上記熱交換器4にて原料
液を予熱することにより熱が消費された留出分を加熱す
るためのもので、後述する多段PV膜モジュール16か
らの回収液を熱源とするものである。
加熱器15は、外部から供給されたスチームまたは電力
を熱源とするもので、上記熱交換器4からの留出分をp
v膜による浸透気化法で分離するのに適した温度にまで
加熱するものである。多段PV膜モジュール16は、複
数のPV膜モジュール19・・・が接続管20・・を介
して連続的に配設されたものであり、PV膜モジュール
、19・・・のそれぞれに分離蒸気回収管I8・・・が
連設されたものである。ここで、それぞれのPV膜モジ
ュール19は、通常複数枚のpv膜21を容器に納めて
一体化したものであり、PV膜21を隔ててその1次側
を留出分の流路とし、2次側に上記分離蒸気回収管18
を連設したものである。また、接続管20は、二つのP
V膜モジュールI9.19におけるPV膜21,21の
それぞれの一次側を連通せしめて留出分の流路となる乙
のであり、その中間部を上記加熱器!5内に位置せしめ
、これにより一方のPV膜モジュール19から導出され
た留出分を再加熱するものである。また、多段PV膜モ
ジュール16の最下流側に位置するPV膜モジュール1
6aには、そのPV膜21の一次側に分離液回収管17
が連設されている。この分離液回収管17は、その中間
部に上記熱交換器14を配設したもので、P■モジュー
ル16aから導出された液液分離処理後の分離液を熱源
として熱交換器14に導き、さらに熱交換後の分離液を
図示しない回収タンクに導くものである。分離蒸気回収
管18には、多段PV膜モジュール16から導出されf
二分離蒸気を冷却して凝縮せしめるための冷却ユニット
・22が配設されている。この冷却ユニット22は、冷
却部23と、該冷却部23にて冷却されfこ冷媒を導入
循環して多段1) V膜モジユール16カーら導出され
た分離蒸気を凝縮せしめるための熱交換部24とからな
るものである。熱交換部24には、凝縮液回収管25と
非凝縮性ガス回収管26とが配設されており、非凝縮性
ガス回収管26には真空ポンプ27が配設されている。
凝縮液回収管25には図示しない回収タンクが連設され
ており、これによって分離蒸気の凝縮液は回収される。
このような構成の液液分離装置を用いて例えば常温の水
とエタノールとの混合液(エタノール濃度68wt%)
からエタノールを分離回収するには、まず原料液として
上記混合液を熱交換器4に供給する。次に、熱交換器4
にて約80〜85℃まで予熱された混合液を蒸発缶5に
導入し、リボイラー7を加熱源として0 、4 K g
/ cm’Gの圧力下で93℃程度にまで加熱されると
原料液の大略13分の12の重層に相当する部分が蒸気
(エタノール濃度71wt%)となって蒸発缶より留出
し、その後圧縮機6に導入されここで吐出圧力1..4
Kg/cm2G  まで加圧される。この場合に蒸発し
て得られた留出分には、混合液中に不純物としてa在し
ていた無機塩等の固形分が実質的に除去されている。こ
こで加圧された留出分は後述のリボイラー内で約103
°Cで全量凝縮するようになる。また、k定倍5に供給
された混合液の残部は、不純物としての無機塩等が約1
3倍に濃縮されて缶出液となり、缶出管8に導出される
。また、缶出管8に導出された缶出液のほぼ全量は、循
環管9に配設されたポンプ10により吸引されて循環管
9内に導かれ、さらにリボイラー7を通過して前述のご
とく、加圧された留出分の凝縮潜熱を得て加熱された後
、蒸発缶5に返送されろ。凝縮した留出fi34は、前
述のごとく熱交換器4に導かれて、供給された原料混合
液を予熱する。
なお、不純物としての無機塩等を濃縮した缶出液は、原
料と蒸発缶から留出した蒸気との翁の差に相当する分(
この場合、原料の13分の1 )だす、ポンプlOの吐
出側より糸外に排出され、蒸発缶内の不純物濃度を一定
範囲内に保つ。
このようにして、蒸発缶に必要なばく大な蒸発エネルギ
ーは、上記圧縮機の動力(当該蒸発エネルギーの1/1
0〜1/15程度)で実質的に十分賄うことができるよ
うになる。
次いで、熱交換器4から導出した留出分(凝縮液)を熱
交換2g I 、1に導いて加熱し、さらにこれを加熱
器15に導入して80〜90°C程度にまでカル熱ずろ
その後、加熱した留出分を多段P V膜モジュール16
に導入し、I) V膜モジュール19にて浸d気化法に
よる分離を行い、留出分中の水を蒸気として分離せしめ
る。そして、一部の水を分離除去した留出分を接続管2
0に導き、次のI) V膜モジュール19に導入して同
様に水を分離し、さらにこれを順次繰り返し多段で膜分
離を行うことにより、原料液としての混合液から水を除
去した目的とする濃度のエタノールを分離液回収管17
に導出し、これを回収して製品を得る。また、各P■膜
モジュール19から導出された水蒸気は、膜性能によっ
ては若干トレースとしてエタノール蒸気を含むが、冷却
ユニット22にて凝縮され、廃液として回収されろ。
なお、上記実施例ではPV膜モジュール19を複数配設
して直列多段PVモジュール16としノじが、原料液か
らの脱水量が少ない場合などには単段のPV膜モジュー
ルを使用するようにしてもよい 「発明の効果」 以上説明したように、この発明の液液分離装置は、前処
理部が原料液を蒸発せしめる蒸発缶と、該蒸発缶から導
出した蒸気を加圧する圧縮機と、該圧縮機より導出され
た加圧蒸気の凝縮熱を熱源とするリボイラーを具備し、
上記蒸発缶からの缶出液を上記リボイラーに導入せしめ
、熱交換した後蒸発缶に循環せしめる循環サイクルを備
えたものであるから、後段のPV膜に好ましい程度に原
料液中の無機塩等の除去を良好に行うことができ、かつ
高収率な処理液を得ることができると共に蒸発缶からの
加圧された蒸気の凝縮熱をリボイラーの熱源に用いるこ
とにより、前処理部にて消費されるエネルギーを大幅に
低減することができ、よって装置全体の運転コストを低
くしえて、製品コストの大幅な低減を図ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の請求項1に記載した液液分離装置の
概略構成を示すフロー図、第2図は浸透気化法を説明す
るための原理図、第3図はこの発明の請求項2に記載し
た液液分離装置における前処理部の概略構成を示すフロ
ー図である。 ■・・・・・・前処理部、2・・・・・・分離部、5・
・・・・・蒸発缶、6・・・・・・圧縮機、7・・・・
・リボイラー8・・・・・缶出管、9・・・・・・循環
管、lO・・・・・・ポンプ、11・・・・・・循環サ
イクル、 16・・・・・・多段PV膜モジュールI9・・・・・
・PV膜モジュール、21・・・・・・PV膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パーベーパレーション膜を具備し、このパーベー
    パレーション膜で浸透気化法により液液分離を行う分離
    装置であって、 上記パーベーパレーション膜を備えた分離部と、原料液
    を前処理して上記分離部に供給する前処理部を有し、 上記前処理部が、原料液を蒸発せしめる蒸発缶と、該蒸
    発缶から導出された蒸気を加圧する圧縮機と、該圧縮機
    より導出された蒸気の凝縮熱を熱源とするリボイラーを
    具備し、上記蒸発缶からの缶出液を上記リボイラーに導
    入せしめ、原料液の大部分を蒸発せしめる熱を回収する
    ため熱交換した後蒸発缶に循環せしめる循環サイクルを
    備えたことを特徴とする液液分離装置。
  2. (2)パーベーパレーション膜を具備し、このパーベー
    パレーション膜で浸透気化法により液液分離を行う分離
    装置であって、 上記パーベーパレーション膜を備えた分離部と、原料液
    を前処理して上記分離部に供給する前処理部を有し、 上記前処理部が、原料液を蒸発せしめる蒸発缶と、該蒸
    発缶から導出された蒸気を加圧する圧縮機を具備し、上
    記蒸発缶内に、圧縮機より導出された蒸気の凝縮熱を熱
    回収するためのリボイラーを設けたことを特徴とする液
    液分離装置。
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