JPH0295304A - シートの傾斜角度調節装置 - Google Patents

シートの傾斜角度調節装置

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JPH0295304A
JPH0295304A JP24847888A JP24847888A JPH0295304A JP H0295304 A JPH0295304 A JP H0295304A JP 24847888 A JP24847888 A JP 24847888A JP 24847888 A JP24847888 A JP 24847888A JP H0295304 A JPH0295304 A JP H0295304A
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Naoaki Hoshihara
直明 星原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はシー1〜の傾斜角度調節装置に関する。
本発明は、例えば、自動車等の車両に使用されるシート
の背もIこれ部を無段階に調節できる傾斜角変調I!!
i5装置に適用することができる。
(従来の技術) シートの背−すたれ部を調節できる傾斜角度調節装置と
して、特開昭63−65814号公報に間車されている
ように、第11図に示す構造をもつものが知られている
。このものは、シートの座部に固定したクツションフレ
ーム100と、クツションフレーム100に固着したロ
アブラケット102と、シートの背もたれ部に固着した
アッパーブラケッh 104と、ロアブラケット102
に形成されたアウターギヤ106と、アッパーブラケッ
ト104に形成されたインナーギヤ108と、ヒンジ軸
110とを備えた構成である。
このものではヒンジ軸110は正芯軸部112ど偏芯軸
部116とをもつ。そして、ヒンジ軸110の正芯軸部
112はロアブラケット102の正芯軸受孔114に挿
通されており、ヒンジ@110の偏芯軸部116はアッ
パーブラケット104の偏芯軸受孔118に挿通されて
いる。
そして、モータ等によりヒンジ軸110が周方向に回動
されると、偏芯軸部116によりアッパーブラケット1
04が揺動作動し、アッパーブラケット104のインナ
ーギヤ108がロアブラケット102のアウターギヤ1
06に噛合し、これによりアッパーブラケット104更
にはシートの背もたれ部が座部に対して傾斜し、その傾
斜角度は無段階に調節される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、従来より、自動車では、乗員拘束用のシート
ベルトの負荷支持点が車両のボデーに設けられているも
のであったが、近年、シートベル1−の負荷支持点がシ
ート自体に設けられたものが開発されつつある。このも
のでは、シートの座部に座ねっている乗員をシートベル
トで一旦拘束すれば、乗員の背の高さに応じてシートを
前後方向に調整してシートの前後方向の位置を変えた場
合であっても、シートベルトと乗員との位置関係は常に
一定であり、シートの座部に座りっている乗員の安全性
の一層の向上に有利である。
しかし、車両の衝突時にはシートベルトの作用でシート
の背もたれ部自体にvE撃的に張力が作用するので、衝
撃的な張力に耐え得るようにシートの逆転耐力、剛性の
一層の向上が要請される。
前記した傾斜角度調節装置では、シートベルトの作用で
シートの背ちたれ部自体に衝撃的に張力が作用した場合
に、アッパーブラケット104とロアブラケット102
とが剥離するおそれがある、。
このように剥離が生じると、アウターギt7106とイ
ンナーギヤ108との噛合い率が低下するおそれがある
。このようにアウターギヤ106とインブーギヤ108
との噛合い率が低下すると、逆転耐力が低下し、シート
の背もたれ部自体に′f#撃的に張力が作用しヒンジ軸
110の回りのシー1〜の背もたれ部を回転させようと
する力が作用した際に、背もたれ部がフロント側に倒れ
るといった問題が生じ、そのため逆転耐力、剛性の確保
に問題がある。
本発明は上記した実情に鑑み開発されたものであり、そ
の目的は、高い逆転耐力、高い剛性をもつシートの傾斜
角度調節装置を提供することにある。
[発明の構成1 (課題を解決するための手段) 本発明かかるシートの傾斜角度調節装置は、座部と背も
たれ部とをもつシートうち座部の側面に固定される第1
クッションフレームと、シー1−の座部の側面に第1ク
ッションフレームと対面して固定される第2クッション
フレームと、第1クッションフレームのうち第2クッシ
ョンフレームに対而する側面に固着され、第1正芯軸受
孔をもつと共に第2クッションフレームと対面する而に
第1正芯軸受孔のまわりに位置して第1アウターギヤを
bつ第10)7ブラケツ1−と、第2クッションフレー
ムのうら第1クッションフレームに対面覆る側面に固着
され、第1正芯軸受孔に対して同軸の第2正芯軸受孔を
もつと共に、第2正芯軸受孔のまわりに位置して第1ア
ウターギヤと対而し第1アウターギヤと同数個の歯数を
備えた第27ウターギVをもつ第2ロアブラケットと、 シートの背もたれ部に固着され、第1正芯軸受孔に対し
て偏芯した第1偏芯軸受孔をもっと共に、第1輸芯軸受
孔のまわりに第1アウターギヤと噛合可能でかつ第1ア
ウターギヤの歯数よりも少なくとも1個多い歯数を備え
た第1インナーギヤをもつ第1アッパーブラケットと、 シー1−の背もたれ部に第1アッパーブラケットと共に
固着され、第1偏芯軸受孔に対して同軸の第2偏芯軸受
孔をもつと共に、第2偏芯軸受孔のまわりに第2アウタ
ーギヤと噛合可能でかつ第1インナーギヤと同数個の歯
数を備えた第2インナーギVをもつ第2アッパーブラケ
ットと、駆動操作部により回転され、第1ロアブラケッ
トの第1正芯軸受孔に回転自在に保持された第1正芯軸
部と、第2ロアブラケットの第2正芯軸受孔に回転自在
に保持された第2正芯軸部と、第1正芯軸部および第2
正芯軸部に一体に連設されかつ第1偏芯軸受孔および第
2偏芯軸受孔に挿通されかつ第1正芯軸部および第21
芯軸部に対して偏芯した偏芯軸部とをもつヒンジ軸とを
具備し、前記ヒンジ軸の回転に伴い、前記第1インナー
ギA7が前記第1アウターギヤに噛合すると共に、前記
第2インナーギヤが前記第2アウターギヤに噛合し、前
記第1アッパーブラケットおよび前記第2アッパーブラ
ケット史にはシートの背もたれ部がシー1〜の座部に対
して傾動する構成である。
〈作用) ヒンジ軸が回転すると、第1アウターギヤと第1インナ
ーギせとが噛合(゛ると共に、第2アウターギヤと第2
インナーギVとが噛合する。このようにギヤの噛合組合
せが2組であるため、シートの背もたれ部がヒンジ軸を
中心としてフロント側回転しようとする回転力を抑止す
る逆転耐力が向上する。
(実施例) 以下、本発明を自動車のシートの傾斜角度調節装置に適
用した一実施例について図面を参照しつつ説明する。
第2図に示すように、シート1は座部10と背もたれ部
11とで形成されている。そして第1図および第3図に
示すように、第1クッションフレーム2はビン孔20お
よび軸受孔22をもつ。第1クッションフレームは、シ
ート1の座部10の側面に配置され、ビン孔20に挿通
したがしめビン21により座部10に固定されている。
第2クッションフレーム3はビン孔30および軸受孔3
2をもつ。第2クッションフレーム3は、シー1〜1の
座部1oの側面に第1クッションフレーム2と対而して
第1クッションフレーム2よりも外側に配置され、そし
てかしめビン21をビン孔30に挿通することにより座
部10に固定されている。
第1ロアブラケット4の中央部には第1正芯軸受孔40
が形成され、更に、第1ロアブラケット4のうち第2ク
ッションフレーム3と対面する而4aに位置して第1正
芯軸受孔40のまわりに第1アウターギヤ41が形成さ
れ、更に、ビン孔42が形成されている。第1ロアブラ
ケット4は、第1クッションフレーム2のうち第2クツ
シ」ンフレーム3に対面する側面2a側に配置され、が
しめビン21をビン孔42に挿通することにより第1ク
ッションフレーム2に固着されている。
第2ロアブラケット5の中央部には、第1正芯軸受孔4
0と同軸的に第2正芯軸受孔5oが形成されており、更
に、第2正芯軸受孔50のまわりに、第1アウターギヤ
41と対面する第2アウターギヤ51が形成され、更に
、ビン孔52が形成されている。第2アウターギヤ51
は第1アウターギヤ41と同数個の歯数を備えている。
第2ロアブラケット5は、第2クッションフレーム3の
うち第1クッションフレーム2に対面する側面3a側に
配置され、かしめビン21をビン孔52に挿通すること
により第2クッションフレーム3に固着されている。
第1アッパーブラケット6には、第1正芯軸受孔40に
対して偏芯した第1偏芯軸受孔61が形成されていると
共に、第1@芯軸受孔61のまわりに第1アウターギヤ
41と噛合可能でかつ第1アウターギヤ41の歯数より
も1個多い歯数を備えた第1インナーギヤ62が形成さ
れ、更に、アッパ一部6aには挿通孔63が形成されて
いる。
第1アッパーブラケット6は、シート1の背もたれ部1
1のバックフレーム11aにボルト6oを挿通孔63に
挿通することにより固着されている。
第2アッパーブラケット7には、第1(!il芯軸受孔
61同軸の第2!JA芯軸受孔71が形成されていると
共に、第2偏芯軸受孔71のまわりに第2アウターギヤ
51と噛合可能でがっ第1インナーギヤ62と同数個の
歯数を備えた第2インナーギV772が形成され、更に
、アッパ一部7aには挿通孔73が形成されている。第
2アッパーブラケット7は、第1アッパーブラケット6
と背中合せでシート1の背もたれ部11のバックフレー
ム11aにボルト60を挿通孔73に挿通ずることによ
り固着されている。前記したように、第1アッパーブラ
ケット6および第2アッパーブラケット7はシート1の
背もたれ部11に取付けられているため、第1アッパー
ブラケット6および第2アッパーブラケット7が座部1
oに対して傾斜すると、背もたれ部11も座部1oに対
して傾斜する。
本実施例では、第1インナーギヤ62および第2インナ
ーギヤ72の歯数は30枚であり、第1アウターギヤ4
1および第2アウターギヤ51の歯数は29枚である。
ヒンジ軸8は、第1正芯軸部80と第2正芯軸部81と
偏芯軸部82とを備えている。ヒンジ軸8の第11芯軸
部80は、第1ロアブラケット4の第1正芯軸受孔40
及び軸受孔22に回転自在に保持されている。第2正芯
軸部81は、第2ロアブラケット5の第2正芯軸受孔5
0及び軸受孔32に回転自在に保持されている。偏芯軸
部82は、第1正芯軸部80および第2正芯軸部81に
体に連設されている。偏芯軸部82は、第1偏芯軸受孔
61および第2偏芯軸受孔71に挿通されている。従っ
て、第1図に示すように第1アッパーブラケット6と第
2アッパーブラケット7とはヒンジ軸8の偏芯軸部82
を共用している構成である。
本実施例では、第4図に示す軸芯Aは第1正芯軸部80
及び第2正芯軸部81の軸芯であり、第1アウターギヤ
41、第2アウターギヤ51と同軸である。また第4図
に示す軸芯Bは偏心軸部82の軸芯であり、第1インナ
ーギヤ62、第2インナーギヤ72と同軸である。
なお、ヒンジ軸8には駆動操作部としてのギヤ83が形
成され、ギヤ83には回路のスプロケットが回り止め構
造で取付けられており、リクライニング用モータを回転
駆動させたり、あるいは、手動でリクライニング用ノブ
を回転操作すると、チェーンを介してスプロケットが回
転し、スプロケットとギヤ部83とを介してヒンジ@8
が周方向に回転する。
本実施例では第10図に示寸ように第1アッパーブラケ
ット6の第1偏芯軸受孔61の軸芯と第2アッパーブラ
ケット7の第2偏芯軸受孔71の軸芯とは同軸であるも
のの、第1(l芯軸受孔61の内周面61aと第2偏芯
軸受孔71の内周面71aとを合致させず多少ずらして
いる構成である。
そのため、第1アウターギヤ41に第1インナーギヤ7
2が噛合う位置と、第2アウターギヤ51に第2インナ
ーギヤ72が噛合う位置とを変えている構成である。
第2図に示すようにシー1〜の背もたれ部11に設4−
また負荷支持点14、第1クッションフレーム2及び第
2クッションフレーム3側に設けた負荷支持点15、更
には負荷支持点15と反対側の負荷支持点16にシート
ベルト12は張られている。
次に、本実施例のシートの傾斜角度調節装置の作用につ
いて、その使用方法と共に説明する。まず、リクライニ
ング用モータが駆動したり、リクライニング用ノブが回
転操作される。すると第4図に示づヒンジ@8は軸芯A
を中心として回転する。よって、軸芯Bは軸芯Aの回り
を回転する。
その結果、第1アッパーブラケット6および第2アッパ
ーブラケット7が作動し、第5図〜第10図に示ずよう
に第1インナーギヤ62が第1アウターギ(741との
噛合位置を変えながら作動し、同様に、第2インナーギ
ヤ72が第2アウターギヤ5ン1との噛合位置を変えな
がら作動する。この場合、ヒンジ軸8がこれの周方向に
つまり第6図〜第9図に示す矢印X方向に、一回転つま
り360度回転すると、第1インナーギヤ62は第1ア
ウターギヤ41との噛合位置が一歯ぶん移動する。
同様に、第2インナーギヤ72は第2アウターギヤ51
との噛合位置が一歯ぶん移動する。
そのため、第9図に示づようにヒンジ軸8がこれの周方
向に一回転つまり360度回転した状態では、ヒンジ軸
8の回転する前の状態つまり第5図に示づ状態に比較し
て、シート1の背もたれ部11は角度12度ぶんW斜す
ることができ・る。
なJ3、シート1の背もたれ部11の傾斜角度をαとし
、ヒンジ軸80回転数をNとし、第1アウターギヤ41
、第2アウターギヤ51の歯数を21(29枚)、第1
インナーギヤ62、第2インナーギヤ72の歯数を22
 (30枚)とすると、傾斜角度α= ((Z2−Zl
 )/Z2)XNX360度の関係が成立する。ここで
、N=1.21−29、Z2=30とすると、傾斜角度
α=12度となる。
さて車両衝突時には、第2図に示すように、シートベル
ト12に衝撃的に張力Tが作用してシー1〜1の背ちた
れ部11に張力Tが作用する。この張力下を分析すると
、次の力として把握されるものである。即ち、ヒンジ軸
8を中心として第1アッパーブラケット6、第2アッパ
ーブラケット7が車両のフロント側に変形される回転力
a1第1アッパーブラケット6、第2アッパーブラケッ
ト7が車両水平方向にねじり変形されるねじり力b1第
1アッパーブラケット6、第2アッパーブラケット7が
車両の幅方向に曲げ変形される曲げノ〕Cである。
ヒンジ軸8の偏芯軸部82を共用して偏芯軸部82に第
1アッパーブラケット6と第2アッパーブラケット7と
を取付けている本実施例では、ギヤの噛み合せは2組確
保でき、つまり、第1アッパーブラケット6の第1イン
ナーギセ62と第1ロアブラケット4の第1ア・フタ−
ギヤ41とが噛合すると共に、第2アッパーブラケット
7の第2インナーギヤ72と第20アブラケット5の第
27ウターギ1′751とが噛合プる構成である。その
ため、特開昭63−65814号公報にかかる従来の¥
1iffと本実施例とで、アウターギヤやインナーギヤ
のギ17自体のせん断強度が同じとすると、本実施例で
は、ヒンジ軸8を中心として矢印a方向に向かう回転力
に対する耐力、つまり逆転耐力は、特開昭63−658
14号公報にかかる従来の装置に比較して実質的に2倍
となる。
更に矢印す方向へのねじり力が作用すると第1アッパー
ブラケット6や第10アープラケツト4等が剥離せんと
するが、この点本実施例では、第1アッパーブラケット
6、第2アッパーブラケット7とが背中合せ状態で2重
に積層されている構成であるので、第1アツパーブラウ
ツト6および第2アッパーブラケット7は、矢印す方向
のねじり力に対して高い剛性をもち、矢印C方向の曲げ
力に対しても高い剛性をもつ。このように矢印す方向の
ねじり力、矢印C方向の曲げ力に対して高い剛性をもつ
ことから、従来とは異なり剥離防止に対して効果的な構
造といえる。即ち木実絶倒では、第1アッパーブラケッ
ト6と第1ロアブラケット4とが剥離する不具合を抑止
することができ、同様に、第2アッパーブラケット7と
第2ロアブラケット5とが剥離する不具合を抑止するこ
とができる。
従って本実施例では、第1インナーギヤ62と第1アウ
ターギヤ41との噛合い率が低下すること、第2アウタ
ーギヤ51と第2インナーギヤ72との噛合い率が低下
することを抑止することができる。このように噛合い率
の低下を抑止することができる本実施例では、噛合い率
の維持という点からも、矢印a方向の逆転耐力を高くす
るのに有利である。
更に本実施例では、第1図に示ずように、第10アープ
ラケツト4を固定した第1クッションフレーム2と、第
20アープラケツト5を固定した第2クッションフレー
ム3とが箱状をなず閉断面構造であり、かつ、閉断面構
造の内部で第1アッパーブラケット6と第2アッパーブ
ラケット7とは第1図に示ず幅A寸法の広い取付は寸法
をもつ構成である。この意味においても、特開昭63−
65814号公報にかかる従来の装置に比較して、本実
施例では矢印す方向、矢印C方向に対して高い剛性を確
保できる。
また第1図に示すように第1アッパーブラケット6と第
2アッパーブラケット7とがヒンジ軸8の偏芯軸部82
を共用している本実施例では、第10図に示すように第
1アッパーブラケット6の第1偏芯軸受孔61の軸芯と
第2アッパーブラケット7の第2偏芯軸受孔71の軸芯
とは同軸であるものの、第1偏芯軸受孔61の内周面6
1aと第2偏芯軸受孔71の内周面71aとを合致させ
ず多少(例えば5度ぶん)ずらしている構成である。そ
のため、矢印a方向への回転力が第1アッパーブラケッ
ト6及び第2アッパーブラケット7に作用すると、内周
面61aと偏芯軸部82との摩擦力の他に、内周面71
aと偏芯軸部82どの摩擦力が作用する。したがって、
偏芯軸部82の軸まわりの摩擦抵抗を大きくできる。更
に第1偏芯軸受孔61の内周面61aと第2Q芯軸受孔
71の内周面71aとを合致させず多少、(例えば5度
ぶん)ずらしている本実施例では、第1アウターギヤ4
1に第1インナーギヤ72が噛合う位置と、第2アウタ
ーギヤ51に第2インナーギヤ72が噛合う位置とを合
致させずにずらしている構成である。よってそれだ番ノ
本実施例にかかる傾斜角度調節装置の自縛性を確保する
ことができる。
この意味でも、矢印a方向の回転力が作用した場合であ
っても逆転耐力を高くすることができる。
[発明の効果] 本発明にかかるシートの傾斜角度調節装置によれば、高
い逆転耐力、高い剛性を確保することができる。そのた
め、高い逆転耐力および高い剛性が要請されるベルト負
荷点をもつシートに有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本発明の一実施例を示し、第1図は
断面図、第2図はシートの斜視図、第3図は分解斜視図
、第4図はヒンジ軸の断面図、第5図、第6図、第7図
、第8図、第9図は作動を説明するための要部の側面図
である。第10図は要部の断面図である。第11図は従
来の傾斜調節装置の断面図である。 図中、1はシート、10は座部、11は背もたれ部、2
は第1クツシヨ°ンフレーム、3は第2クッションフレ
ーム、4は第1ロアブラケット、40は第1正芯軸受孔
、41はアウターギセ、5は第2ロアブラケット、5o
は第2正芯軸受孔、51は第2アウターギヤ、6は第1
アッパーブラケット、61は第1Q芯軸受孔、62は第
1インナーギ)7.7は第2アッパーブラケット、71
は第2偏芯軸受孔、72は第2インフーギヤ、8はヒン
ジ軸、80は第1正芯軸部、81は第2正芯軸部、82
は偏芯軸部をそれぞれ示す。 特許出願人 アイシン精機株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)座部と背もたれ部とをもつシートうち前記座部の
    側面に固定される第1クッションフレームと、 前記シートの前記座部の前記側面に前記第1クッション
    フレームと対面して固定される第2クッションフレーム
    と、 前記第1クッションフレームのうち前記第2クッション
    フレームに対面する側面に固着され、第1正芯軸受孔を
    もつと共に前記第2クッションフレームと対面する面に
    前記第1正芯軸受孔のまわりに位置して第1アウターギ
    ヤをもつ第1ロアブラケットと、 前記第2クッションフレームのうち前記第1クッション
    フレームに対面する側面に固着され、前記第1正芯軸受
    孔に対して同軸の第2正芯軸受孔をもつと共に、前記第
    2正芯軸受孔のまわりに位置して前記第1アウターギヤ
    と対面し前記第1アウターギヤと同数個の歯数を備えた
    第2アウターギヤをもつ第2ロアブラケットと、 前記シートの前記背もたれ部に固着され、前記第1正芯
    軸受孔に対して偏芯した第1偏芯軸受孔をもつと共に、
    前記第1偏芯軸受孔のまわりに前記第1アウターギヤと
    噛合可能でかつ前記第1アウターギヤの歯数よりも少な
    くとも1個多い歯数を備えた第1インナーギヤをもつ第
    1アッパーブラケットと、 前記シートの前記背もたれ部に前記第1アッパーブラケ
    ットと共に固着され、前記第1偏芯軸受孔に対して同軸
    の第2偏芯軸受孔をもつと共に、前記第2偏芯軸受孔の
    まわりに第2アウターギヤと噛合可能でかつ前記第1イ
    ンナーギヤと同数個の歯数を備えた第2インナーギヤを
    もつ第2アッパーブラケットと、 駆動操作部により回転され、前記第1ロアブラケットの
    前記第1正芯軸受孔に回転自在に保持された第1正芯軸
    部と、前記第2ロアブラケットの前記第2正芯軸受孔に
    回転自在に保持された第2正芯軸部と、前記第1正芯軸
    部および前記第2正芯軸部に一体に連設されかつ前記第
    1偏芯軸受孔および前記第2偏芯軸受孔に挿通されかつ
    前記第1正芯軸部および前記第2正芯軸部に対して偏芯
    した偏芯軸部とをもつヒンジ軸とを具備し、前記ヒンジ
    軸の回転に伴い、前記第1インナーギヤが前記第1アウ
    ターギヤに噛合すると共に、前記第2インナーギヤが前
    記第2アウターギヤに噛合し、前記第1アッパーブラケ
    ットおよび前記第2アッパーブラケット更には前記シー
    トの前記背もたれ部が前記シートの前記座部に対して傾
    動する構成であるシートの傾斜角度調節装置。
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