JPH0295237A - ゴム試験片の収納供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、被試験体から採取して複数枚づつカセット内
に収納したゴム試験片を収納、供給する装置に関する。

Ｂ、従来の技術 この種の試験片の収納・供給装置として、１つの収納棚
にゴム試験片を多数段積みし、試験片押出し機構により
最上段の試験片を押し出すことにより一枚づつ試験片を
供給する装置が知られている（例えば実開昭５９−１２
０４５５号）。

Ｃ０発明が解決しようとする課題 しかしながら、前述のような供給装置の場合、一つの収
納棚に収納した試験片を上部から１枚ずつ取り出すため
、収納棚への試験片の収納がバッチ式となり、連続して
試験片の収納および取り出しを行なうことができない。

また、連続して試験片を収納、供給する装置も知られて
いるが、一般には、平面的にレイアウトされたコンベア
上を試験片が搬送されるものであり、スペース効率が悪
い。さらに、１０ツトの被試験体から複数個のゴム試験
片を採取しこれらの平均値で試験片の評価を行なう場合
、前述の装置では試験片が１枚づつ積層されているので
、試験片に印を付けるか、あるいはロット単位毎にダミ
ー試験片を挿入して、ロット毎に区分けする必要があり
、作業が煩雑である。

この発明の技術的課題は、省スペースの装置によりゴム
試験片の収納および取り出しを連続的に行なうと共に、
ロット単位毎に区分けしてロット単位毎に試験片を供給
して完全な自動供給を可能にすることにある。

００課題を解決するための手段 一実施例である第１図〜第３図により説明すると、本発
明に係る収納供給装置は、複数枚のゴム試験片ＴＰが収
納されるカセット１を積層して収納する第１および第２
の収納部Ｂ、Ｃと、この第１の収納部Ｂ内のカセット１
を上から下へ移送する第１の移送手段１１Ｂと、第２の
収納部Ｃ内のカセット１を下から上へ移送する第２の移
送手段１１Ｃと、第１および第２の収納部Ｂ、Ｃの下部
同志を連通ずる移送通路１６と、第１の収納部Ｂ内の下
段のカセット１を移送通路１６から第２の収納部Ｃの下
段に移送する第３の移送手段１７Ｂとを具備する。

Ｅ８作用 第１の収納部Ｂに次々に新しいカセット１を投入し、第
１の移送手段１１Ｂでそのカセット１を上から下へ移送
する。また、第１の収納部Ｂの最下段のカセット１を、
第３の移送手段１７Ｂによって移送通路１６から第２の
収納部Ｃの下部に移送する。第２の収納部Ｃ内のカセッ
ト１は第２の移送手段１１ｃで下から上へ移送される。

したがって、第２の収納部Ｃの上方にバキュームパッド
のような搬送手段を設置すれば、カセット１内のゴム試
験片ＴＰを連続的に供給できる。この結果、試験室の空
間を有効に利用できるとともに、連続した試験片の搬入
、搬出が行なえる。

なお、本発明の詳細な説明する上記り項およびＥ項では
、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いたが
、これにより本発明が実施例に限定されるものではない
。

Ｆ、実施例 第１図〜第６図により一実施例を説明する。

この実施例は、一つのカセット１に１０ツトのゴム試験
片ＴＰを４枚平面的に収納するものであり、第１図に示
すように、カセット１には試験片に対応した長方形状の
試験片収納溝２が幅方向に間隔をおいて形成されている
。

このような１０ツトのゴム試験片ＴＰを引張試験機にロ
ット毎に自動供給すべく、本考案の自動供給装置Ｆは材
料試験機に隣接して設置される。

この自動供給装置Ｆは、第１図〜第３図に示すように、
四角柱状の装置本体をカセット１の案内・収納ケース３
とし、上部隅部には試験片搬入部Ａが、他の各隅部には
下方に向かって延在する溝からなる第１カセット収納部
Ｂ、第２カセツト収納・搬出部Ｃ５空カセット収納部り
がそれぞれ形成されている。なお以後において、これら
各部Ａ−Ｄにそれぞれ設置される同様な要素には同一の
符号を付し、図面にはその数字にＡ−Ｄを付して示す。

第１図に示すとおり、搬入部Ａから収納部Ｂにかけてカ
セット１のガイド溝４Ａが形成され、リニアヘッド付き
モータ５（ラックピニオン方式）により試験片搬入位置
ＩＮ（第２図）にカセット１の収納溝２を順次位置させ
、かつ収納部Ｂの上方へカセット１を押送するようにさ
れている。

また、第２図に示すように、搬入部Ａの側方には近接ス
イッチなどからなる収納溝位置検出器６Ａ工〜６Ａ４、
カセット押出し位置検出器７Ａが設置され、モータ５Ａ
により直線駆動されるラック８Ａの作動子９Ａを検出器
６Ａ工〜６Ａ４および７Ａで検出するこによりカセット
１の位置決めが可能となっている。

収納部Ｂおよび収納・搬出部Ｃは第３図に示すように同
様の構造であり、それら各内部を昇降支持台１０が昇降
装置１１により昇降可能とされている（第１図ないし第
３図参照）。昇降装置１１はモータ１２により回転する
ボールねじ１３、このボールねじ１３に螺合するナツト
部１４、ガイド溝１５などから構成されている。さらに
、収納部Ｂと収納・搬出部Ｃはその下方位置でカセット
１が通過し得る移送通路１６により連通され、収納部Ｂ
の最下段のカセット１を収納・搬出部Ｃの最下段へ移送
できるようにされている。そのため、収納部Ｂ側には、
カセット押出しシリンダ１７が設けられ、収納・搬出部
Ｃ側には、カセット支持シリンダ１８が設けられている
。なお、収納部Ｂと収納・搬出部Ｃの上部には光電スイ
ッチなどからなる上面位置検出器１９．２０が設けられ
ている。

第４図に示すように、収納・搬出部Ｃの上部には、搬入
部Ａと同様に収納溝位置検出器６Ｃ１〜６Ｃ４、カセッ
ト押出し位置検出器７Ｃが配設されており、試験片搬出
位置ＯＵＴにカセット１の収納溝２を順次位置させ、か
つ収納部りの上部位置へ空のカセット１″を押送するよ
うにされている。

収納部りは、収納部Ｂ、収納・搬出部Ｃと同様の昇降支
持台１０Ｄ、昇降装置１１Ｄを有し、空のカセット１′
を昇降できるようにされている。

この収納部りの上部には、第５図に示すように、カセッ
ト１′を搬入部Ａへ押送し得るカセット押出しシリンダ
１７Ｄが設けられている。また、収納部りの上部には、
第１図に示すように、上面位置検出器２１．２２が設け
られている。

以上のような構成において、カセット１は以下に示すよ
うに自動供給される。

■第２図に示す空のカセット１′が搬入部Ａにセットさ
れた状態で、モータ５Ａを位置検出器６Ａ１〜６Ａ４の
検出出力に応じて回転制御することによりカセット１を
寸動させ、搬入部１ｉｔＩＮで自動搬入装置あるいは手
動でゴム試験片ＴＰを収納溝２に挿入する。

■４個のゴム試験片ＴＰがカセット１に収納されると、
カセット１を収納部Ｂへ押送し、位置検出器７Ａからの
検出出力によりモータ５Ａを停止する。これにより、収
納部Ｂの昇降支持台１０Ｂ上あるいは既に収納されてい
るカセット１上に新たにカセット１が段積みされる。こ
こで、昇降装置１１Ｂにより、収納部Ｂの最上部のカセ
ット１を上面が６面より少し下がった位置まで下降させ
ておき、搬入部Ａから送られてきたカセット１が自動的
に位置決め収納されるようにする。この下降位置の検出
は第１図の位置検出器１９にて行なう。

■このようにカセット１が収納部Ｂに押送される毎に昇
降支持台１０Ｂを下降させることにより、収納部Ｂにカ
セット１が順次上から下へ段積みされ、カセット１が収
納部Ｂにいっばいになるか、あるいは収納・搬出部Ｃの
カセット１がなくなると。収納・搬出部Ｃにカセット１
を１個ずつ移送する（第３図参照）。

すなわち、収納部Ｂの最下段のカセット１が移送通路１
６のＨ面に位置するように昇降支持台１０Ｂを下降させ
、シリンダ１７Ｂによりカセット１を移送通路１６から
収納・搬出部Ｃへ送り込む（第６図参照）。この時、収
納・搬出部Ｃの最下段のカセット１をシリンダ１８によ
り支持し、昇降支持台１０ｃを最下段まで下降させてお
く。

この状態で収納・搬出部Ｃの最下段のカセット１と昇降
支持台１０Ｃの間には空間が形成されており、ここに収
納部Ｂのカセット１が送り込まれる。

収納・搬出部Ｃの最下段にカセツＩ−１が送り込まれた
後、昇降支持台１０Ｃを上昇させつつシリンダ１８を収
縮すると、送り込まれたカセット１が収納・搬出部Ｃの
最下段に挿入された形となる。

以上を繰り返すことにより、収納・搬出部Ｃにカセット
１が下方から段積みされる。

■収納・搬出部Ｃのカセット１は、第４図に示すように
、昇降装置１１ｃにより最上段のカセット１の下面かに
面より少し上に出た位置まで上昇される。この位置は第
１図の位置検出器２０で検出する。

試験片搬出位置ＯＵＴの上方には、不図示の材料試験機
にゴム試験片ＴＰを自動装着するオートハンドのバキュ
ームパッドが位置可能であり、上記■と同様にモータ５
Ｃと位置検出器６Ｃ□〜Ｃ４によりカセット１を寸動さ
せゴム試験片ＴＰをバキュームパッドと対峙させれば、
順次カセット１を取り出せる。ここで、収納溝２の底面
にテフロンコーティングなどの粘着防止処理を施してお
けば容易にゴム試験片ＴＰを取り出すことができる。

■カセット１から全てのゴム試験片ＴＰが取り出される
と、空になったカセット１′がモータ５Ｃのラック８Ｃ
により押送され、位置検出器７Ｃからの検出出力により
モータ５Ｃが停止し、カセット１は収納部りに位置する
。収納部りに送り込まれた空力セット１′は第４図に示
すとおり、昇降装置１１Ｄにより上面かに面より少し下
がった位置まで下降され、次の空力セット１′が送られ
てくるのを待つ。この下降位置は、第１図の検出器２１
で検出される。

■このように空力セット１′が押送される毎に昇降支持
台１０Ｄを下降させることにより、収納部りに空力セッ
ト１′が順次段積みされる。空力セット１′　が必要に
なると、第５図に示すように、昇降装置１１Ｄにより最
上部の空力セット１′　を下面が６面より少し上に出た
位置まで持ち上げる。

この位置の検出は第１図の位置検出器２２で行なう。そ
して、シリンダ１７Ｄにより空力セット１′を搬入部Ａ
へ押送する。

以上の■〜■を繰り返すことにより、１０ット分のゴム
試験片ＴＰが収容された一つのカセット１を自動的に収
納・供給でき、連続運転が可能と成る。

試験片搬入部ＲＯＵＴでバキュームパッドなどにより取
り出されたゴム試験片ＴＰは、不図示のオートハンドに
より材料試験機のつかみ具に取付けられて試験が行なわ
れる。

なお、ゴム試験片ＴＰの評価は、１０ット分４個の試験
片の平均値をとって行なわれるため、カセット１の外面
などにバーコードを付け、第１図に示すように、どれを
バーコードリーダー２３で読み取り、ロット番号、ゴム
の材質などがわかるようにしてもよい。

Ｇ０発明の効果 この発明に係る収納供給装置は、複数の試験片が収納さ
れたカセット１を第１収納部へ上から順に挿入し、第２
収納・搬送部に下方から段積みして上方から取り出すよ
うにしたため、試験室のスペースが有効利用でき、かつ
複数の試験片を連続して収納し、搬入部に連続して取り
出すことができる。また、ロット単位毎に容易に区分け
できると共に、ロット単位毎にゴム試験片ＴＰを供給で
きる。これにより、ゴム試験片ＴＰの収納・供給を完全
に自動化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る装置を示す平面図、第２図、第
３図、第４図、第５図は第１図の■−■線、ｍ−ｍ線、
ＩＶ　−ＩＶ線、Ｖ−Ｖ線断面図、第６図は第３図にお
けるカセット１移送状態を示す断面図である。 Ａ：試験片搬入部 Ｂ：第１カセット収納部 Ｃ：第２カセツト収納・搬出部 Ｄ＝空カセット収納部 ＴＰ：ゴム試験片 １：カセット　　　２：・収納溝 ３：案内・収納ケース 特許出願人　　株式会社島津製作所 代理人弁理士　　　永　井　冬　紀 二 第２図 第４図 第３図 第６図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　複数枚のゴム試験片が収納されるカセットを積層して
   収納する第１および第２の収納部と、該第１の収納部内
   のカセットを上から下へ移送する第１の移送手段と、前
   記第２の収納部内のカセットを下から上へ移送する第２
   の移送手段と、前記第１および第２の収納部の下部同志
   を連通する移送通路と、前記第１の収納部内の下段のカ
   セットを前記移送通路から前記第２の収納部の下段に移
   送する第３の移送手段とを具備することを特徴とするゴ
   ム試験片の収納供給装置。